FC2ブログ

本格日本料理店の本気度MAX! エール飯 【葉月】

2020.06.05

 ニュースのローカル枠では連日のように各地の飲食店支援の取り組みが紹介されているが、政府や自治体による経済支援策とは別の次元で発せられているSNSやクラウドファンディングを活用したボトムアップ型支援が草の根的な広がりを見せる現状に、ポストコロナのいわゆる新しい生活様式における一つの類型を見る思いがする。

たとえば「#東村山エール飯」。
売り込みが上手とはいえないお店でも、気の利いたお客が1人いるだけで多くの人の目に留まる情報発信がなされる。
全国区でなくとも、商い的にそれで十分ではないか?

地域やコミュニティを基本単位とする情報社会の再構築――それがいわゆる新しい生活様式における一つの方向性。
「#東村山エール飯」は、コロナ危機への緊急対策であると同時に、ポストコロナ時代を拓く有効なツールとなると考える。


20200605 hazuki-21


ということで続けます。
本日は本格日本食店「葉月」で、Let’s エール飯!!


20200605 hazuki-24


店先にはテイクアウトのチラシがたくさん張ってある。
天丼はランチメニューの定番だが、ほかに親子丼、かつ丼… と、普段品書きに見ないメニューが並ぶ。
訴求力の大きい順に、かつ丼、天丼を電話で予約。


20200605 hazuki-23


一品料理のテイクアウトもできるようで、アユの塩焼きなどというヤバい文字が並ぶ。
鯛めしなんて、どうやって持ち帰るんだろう…?


20200605 hazuki-22


さすが日本料理を名乗るだけあって、持ち帰り容器もどことなく品が感じられたりして。


20200605 hazuki-25


初体験のかつ丼は、このお店らしい上品なお味。


20200605 hazuki-26


厚みがあって肉質のよさを感じさせるトンカツ。
新タマネギにもよく味が染みている。


20200605 hazuki-29


天丼のふた開けるとエビのいい香りが漂う。


20200605 hazuki-27


エビ、イカ、鶏、ナス、カボチャ、サツマイモ、卵の7種は、ネタの数において通常のランチと変わらない。


20200605 hazuki-30


このお店のランチの天丼はつゆのあとがけスタイルが特徴だが、その部分のこだわりもそのままに。


20200605 hazuki-31


テイクアウトで丼ものをこれだけ良質に提供してくれる店はそうそうないと思う。
本格日本料理は、ほかとはどこか違うんだな。


20200605 hazuki-32


[DATA]
葉月
東京都東村山市本町2-24-4





[Today's recommendation]

wachat20200605.jpg
◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3

 にほんブログ村 猫ブログへ





https://youtu.be/Tw0zYd0eIlk

 にほんブログ村 音楽ブログへ




20200605 sansho-11
朝倉山椒の実




インスタやってます (。-_-)ノ ヨロシク♪


最後の晩餐的感覚…? 昼だけど 【ながしま 磯とり料理】

2020.03.31

 この記事は食べに行った2日後に書いているわけだが、食べた時点と書く時点で自分の意識がけっこう違っていることに戸惑っている。

新宿区の学生街の飲食店で働く知り合いが、来るなって言われてるのに大学に来る学生がいっぱいいてなに考えてんだ! と昨日まで怒っていたが、今日(04/02)ビタッと客が来なくなり、そうなったらなったで青ざめている… と。

志村けんさんの訃報であったり、都内の一日の感染者数97人という数字(04/02)であったりと、衝撃的なニュースが潜在意識にメッセージを送り続け、「こんなもので済むはずがない」という不気味な共通認識が急速に形成されていった年度替わり。


20200331 nagashima-11


1週間前、なじみのお店など自分のコミュニティにこもるというようなことを書いているが、この「ながしま」のようにゆったりしたつくりで客層も落ち着いているとこならまだいい。


20200331 nagashima-13


なじみの中にも狭くてガサガサしたお店もあって、そういうところはちょっと入れない。
もしかしたら当面、外食はしなくなるかも… というのが4月2日時点の感覚である。

それでもなじみのお店にいまあえて… というのは、「ひの食堂」の件もあるのかな…。


20200331 nagashima-14


マグロづけ丼と焼鳥重を注文。


20200331 nagashima-12


お客さんは、先客2名、後客3名。
常連さんとの会話から、こちらも夜は連日早じまいという事情が伝わってくる。いつもに比べ元気がないように映る大将。


20200331 nagashima-15

20200331 nagashima-16


複数人数で入ったときは必ず誰かが焼鳥重を頼んでいるような気がする。
づけ丼もかなり頻度が高い。
どちらも絶品である。


20200331 nagashima-17

20200331 nagashima-19


あとで思ったんだが、焼鳥重なら持ち帰り対応をしてくれるんじゃないだろうか。
#東村山エール飯の輪が広がりつつある。


20200331 nagashima-18


以前、名物“島ずし”の持ち帰りは衛生上勘弁してほしいと大将が言っていたが、ほかに対応可能なことはいろいろありそうな気がする。
今度聞いてみようかな。


20200331 nagashima-20



インスタ始めました (。-_-)ノ ヨロシク♪

[DATA]
ながしま 磯とり料理
東京都東村山市栄町1-11-1





[Today's recommendation]

wachat20200331.jpg
◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3

 にほんブログ村 猫ブログへ





https://youtu.be/kIP0AqvsJLU

 にほんブログ村 音楽ブログへ



20200331 nagashima-36

20200331 nagashima-35
東村山駅東口“志村けんの木”の下に設けられた献花台。志村けんさんのご冥福をお祈りいたします




地元民の絶大な支持を集めるローカルファミレス 【ばんどう太郎 加須店】

2020.01.02

 毎年のことだが、1月2日は年始のあいさつに埼玉県北の相方の実家へ。
昼ごはんはだいたい途中のショッピングモール「モラージュ菖蒲」でとるが、いつもいつもSCのフードコートでは味気ないので、出発前にちょっと調べてみた。


20200102 bandotaro-1120200102 bandotaro-14
富士山・赤城山


味気ないと言いながら調べているのが「山田うどん」だったりして、どう違うのか? と首をひねる向きもあろうかとは思うが…。まあ、ローカル資本には中央大資本ほど抵抗を感じないというか。
どっちにしろ三が日に個人店が開いていることは、まず期待できないわけで。


20200102 bandotaro-1220200102 bandotaro-13
男体山・筑波山


で、思ったとおりすぐ見つかりました、“だうどん”。
国道125号のちょうどいい位置に、「山田うどん 大利根店」。


20200102 bandotaro-21


道順を確認していると、ルート上のもっと便利な位置に「ばんどう太郎」がある。
これは北関東を車で走っているとよく見かけるロードサイド型ファミレスで、そのいかにも北関東的なアカ抜けない様子には妙に惹かれるところがあった。


20200102 bandotaro-22


「山田うどん」はウチの近くにもいっぱいあるが、「ばんどう太郎」は自転車圏には存在しない。
ということで、目的地「ばんどう太郎 加須店」をスマホのナビに入力して出発。


20200102 bandotaro-23


初「ばんどう太郎」。
僕は2つ大きな思い違いをしていた。

まず、すごく混んでいること。
11時17分到着でレジ前の順番待ちスペースには20人ほども群がっている。戸惑いつついちばん後ろっぽいおじさんの背後に並ぶと、「名前書いてきたほうがいいですよ」と、親切なおじさんが教えてくれた。
いかにも場慣れしていなさそうに映ったに違いない。

一応、書くだけ書いておこうと記名台に行ってみると、8人組があったりと大人数グループが多く、4組待ちと人数のわりには早そうなので、そのまま待つことにした。


20200102 bandotaro-34


待っている間、メニューをチェック。
これがもう一点の思い違いだが、かなーり値が張る。せいろ750円以外に3桁の商品が見当たらないのだ。
「ものすごく高いんだけど、どうしよう…」と、相方に耳打ち。
「ファミレスはどこもこれくらいするよ」と相方。
「えー… てっきり『山田うどん』みたいなものと思ってた…」


20200102 bandotaro-24


もうしょうがないや。お正月だし (-"- ;


20200102 bandotaro-25


注文は、名物らしい坂東みそ煮込みうどん1150円と、(最安値ラインの)天ぷらそば1100円(ともに+税)。


20200102 bandotaro-28


みそ煮込みうどんはでっかい鉄鍋に入って迫力満点、ボリュームたっぷり。


20200102 bandotaro-2920200102 bandotaro-30

20200102 bandotaro-36


赤みそ系田舎みそを使用し、味付けはかなり濃いめ。うどんはツルツルもちもち。
ハクサイ、ネギを主体に、カボチャ、ハス、サツマイモ、シイタケ、焼き豆腐、かまぼこ、卵、ミツバ… と、具だくさん。


20200102 bandotaro-27


天ぷらそばは、小皿・小鉢の副菜なしの潔い単品勝負。


20200102 bandotaro-35


潔いが力量不足は否めず、この値段ならせめてエビのしっぽが器からはみ出すくらいのサイズ感はほしいところ。メニュー写真のように。
エビ天2尾のほか、マイタケ天、シュンギク天という構成。


20200102 bandotaro-33-2


お店を出るときには順番待ちはさらに膨れ上がり、入り口の外の風除室の外のアプローチの先の門の外にまで人があふれていた。
恐るべし、地元系ファミレス。


20200102 bandotaro-15
浅間山(帰路)


[DATA]
ばんどう太郎 加須店
埼玉県加須市北大桑783-1
http://bandotaro.co.jp/





[Today's recommendation]

wachat20200102.jpg ◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3

 にほんブログ村 猫ブログへ





坂東太郎は利根川の異名で“ヒノモト随一の大河”を意味する。欧州随一の大河はドナウ川
https://youtu.be/o7uMbA_sYow

 にほんブログ村 音楽ブログへ






年内限定特別価格! と○ふ◯コースを堪能 【葉月】

2019.11.30

 東村山の日本料理店「葉月」の記事が約1年ぶりであることが、いま記事を書くにあたって調べて判明し、ぬかった感をぬぐえないワタクシ。
なにしろ内容がまったく同じなのだから。


20191130 hazuki-11


去年の記事の書き出しはこうだ。――ささやかな忘年会を催した。
そうです。今年も「葉月」で忘年会を挙行。


20191130 hazuki-13


挙行といっても家族だけのささやかな席である。ささやかといっても、と◯ふ◯コース… と、去年の焼き直しのような記事でスイマセン 「( ̄ω ̄;) ドーモスイマセン


20191130 hazuki-14


コース内容はまったく同じだが、値段が違っている。
去年“◯ら○ぐコース4800円”だったところ、今年は4500円と、なんと値下げである。
このご時世、驚くべきことと言わざるを得ない。


20191130 hazuki-16


急に寒くなったので、いきなりひれ酒でスタート。
銘柄は店主オススメの「東村山」。


20191130 hazuki-17


以下、しばし沈黙。


20191130 hazuki-20
前菜3種盛り:赤魚の南蛮漬け、玉子焼き、日本海もずく


20191130 hazuki-1820191130 hazuki-19
ひれ酒(東村山) ※コースには含まれません


20191130 hazuki-22
20191130 hazuki-23
ふぐ刺身


20191130 hazuki-24
煮凍り


20191130 hazuki-25
20191130 hazuki-26
ふぐ唐揚げ


20191130 hazuki-27
20191130 hazuki-28
ふぐちり鍋 ※4人分


20191130 hazuki-29-2
20191130 hazuki-30
雑炊 ※4人分


これで4500円は本当に驚き。
内容的には、1人前を4人でシェアしても十分満足できる自信がある(笑)。

これはお店の開店15周年を記念する謝恩コースであり、年内限定の特別価格。


20191130 hazuki-31


ご予約はお早めに!


20191130 hazuki-21


[DATA]
葉月
東京都東村山市本町2-24-4





[Today's recommendation]

wachat191130.jpg ◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3

 にほんブログ村 猫ブログへ





https://youtu.be/ccORd7glNIk

 にほんブログ村 音楽ブログへ






秋の香りを堪能 【ながしま 磯とり料理】

2019.10.26

 去年の秋から持ち越しとなっている松茸土瓶蒸し案件というものがある。
そろそろ食べに行こうと思って「ながしま」の大将に伺ったら「もう終わり」と言われた去年の苦い経験を踏まえ、今年は早いうちから心構えをしていたわけだが、家族で行くとなるとなかなか予定が合わず、はや10月下旬。
このままでは去年の二の舞になりかねず、10月最終土曜日、1人欠けることになるが決行することにした。


20191026 nagashima-12


2日前、予約の電話で「マツタケ、まだ大丈夫です?」と聞くと、「うーん、どうだろう…。ま、市場にあったら仕入れときます」というお返事。
やはりギリギリ感は否めず、確約を得られないままお店へ。


20191026 nagashima-11


席に着くや、「マツタケ、ありました?」と尋ねる相方さん。
「それがね…」と、ちょっとためるお店のおばさま。「ありますよ~♪」


20191026 nagashima-1320191026 nagashima-14


いやー、念願の土瓶蒸しに、2年越しでついに…。
そう思っていたが、去年の記事に

――去年9月にも同じようなネタで、「マツタケをいただくというなら急を要する」と書いている。

と書いてある。
3年越しの一大事業だったのである。


20191026 nagashima-3220191026 nagashima-15
とりあえずのビールはキリンの中瓶

20191026 nagashima-17
名物ともいえる豪華お通し。鴨のロースト、えびのオーロラソース、あしたばのごまあえ


まず土瓶蒸しを注文しておいて、あとは思い思いに食べたいものを頼む。

いつも同じものを頼みがちなので、変わったところで海鮮サラダを注文。
それが↓↓という、予想の↗↗をいく荷姿で登場。いやがうえにもテンション↑↑ d(≧▽≦*) !!


20191026 nagashima-18
20191026 nagashima-19
海鮮サラダ


いつものように刺し身の盛り合わせも頼んでいるので、海鮮の豪華和洋競演となった。


20191026 nagashima-28
刺盛(竹)。まぐろ、たこ、こはだ、ぶり、かんぱち

20191026 nagashima-2620191026 nagashima-27
キンシ正宗 生貯蔵


そこへ本日のメイン料理、松茸どびんむし登場。
まずふたを開けて香りを楽しみ、スダチを搾って汁をいただく。


20191026 nagashima-20


20191026 nagashima-2120191026 nagashima-22
20191026 nagashima-2320191026 nagashima-24
松茸どびんむし。具材は松茸、白身魚、鶏、銀杏、三つ葉


久しぶりのマツタケの、秋の香りを堪能。
課題達成感もあって、しばしボーッとする。


20191026 nagashima-25


えびしんじょもこちらで初めて食べる品だが、たっぷりのエビをその場ですりつぶして揚げたような熱々でぜいたくな一品。
唐揚げは地域のイベントにも出品する人気メニューだ。


20191026 nagashima-29
えびしんじょ揚

20191026 nagashima-30-3
鳥唐揚


いつもながら満足させていただいた。
普段着のお店で季節を味わえることのぜいたくさを、しみじみかみしめる。


20191026 nagashima-31


[DATA]
ながしま 磯とり料理
東京都東村山市栄町1-11-1





[Today's recommendation]

wachat191026-2.jpg ◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3

 にほんブログ村 猫ブログへ





https://youtu.be/PapzGRO9edU

 にほんブログ村 音楽ブログへ






ここにも歴史の生き証人が… 【とき】

2019.10.02

 西武新宿線を使っている方ならご存知かもしれないが、下りで田無駅を出てまもなく、線路沿いに「お食事処 とき」というわりと大きいトタン看板が見えてくる。
僕はこれがすごく気になっていた。


20191002 toki-24


田無は青梅街道の宿場であり、北口の街道沿いには「坂平」「末広」といった古い料理屋が残っている。
「とき」は入り口が線路沿いの道から目に付きにくく、ひっそりたたずむ風情だが、街道筋の老舗に通じる風格をたたえている。


20191002 toki-11
台風15号で飛ばされたという袖看板の枠組みだけが残っている


営業は夜だけかな… と思いつつもときどき前を通って様子をうかがっているうちに、昼に暖簾が掛かっていることもある、ということがわかった。とはいえ、それで即入店かというと、これがなかなか…。


20191002 toki-13


なにしろネット情報がまったく見当たらないので現地に足を運ぶしかなかったわけだが、行ったところで店先にも文字情報は皆無。
わかるのは暖簾すなわち営業中(たぶん平日のみ)ということのみ。


20191002 toki-14


ということで1人では怖いので、平日に相方の都合がつくときに、とずっと考えていた。
本日、満を持して決行というわけである。


20191002 toki-18


思ったよりこじんまり… というか間口が狭く、左にカウンター席、正面は小上がりのつくりだが物置きの様相。なので常に使われているのはカウンター5~6席のみ。
カウンターに年配男女が座っており、女性が店主で男性はお客さん。


20191002 toki-15


食事メニューは床に立て掛けてあるホワイトボード。
「だいたい魚ですけど、こんなのでよかったら」とおかみさん。
いやいや、そんな感じだと思ってたのでぜんぜんオッケーです…! と、おでんとさわら西京を注文。


20191002 toki-1620191002 toki-17


おかみさんは話好きな人で、「どちらから?」とかいろいろ聴かれる。
「どうして、うちに来られたんですか?」
「いや、ずっと看板見てまして。電車から」
「あら、でもこないだの台風で看板飛んじゃって…(笑)」
「えー…!?」

先客は以前、青梅街道で電気屋をやられていたという方。
いろいろ田無の昔の話を聞かせていただいた。


20191002 toki-19


以前、この店は工場景気で繁盛したらしい。
「石川島播磨と三共があって」
と、おかみさん。


20191002 toki-21-2


2階が座敷席になっていて宴会需要が多かった。
40年ほど前にご主人を亡くし、板前や仲居を雇って女手一つでがんばったという。


20191002 toki-20


注文時に「時間あります?」と聞かれ、実際提供までにかなり時間がかかったので、いろいろ作ってくれたんじゃないかと思う。
定食はなかなか豪華なお膳である。

「北の『末広』、南の『とき』かな…」と電気屋さん。


20191002 toki-22-2


おかみさんのいまの望みは、夜景のきれいなラウンジに行くこと。
「若いころ、主人に連れていってもらったような」


20191002 toki-23


[DATA]
とき
東京都西東京市南町6-1-1





[Today's recommendation]

wachat190921-3.jpg ◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3

 にほんブログ村 猫ブログへ





https://youtu.be/JFJl_vJdga4

 にほんブログ村 音楽ブログへ






とんかつをめぐる点と線 【一力】

2019.07.13

 三鷹通りの武蔵野郵便局の前を走っていて、向かいの「割烹 一力」に暖簾が掛かっているのに気づいた。
このお店は夜しか営業していないものと思っていたので興味を引かれ、その先の横断歩道を渡って引き返した。

入り口の引き戸に“おすすめ定食”の品書きが掛けてある。
“やわらかとんかつ定食”の文字。
いろいろな思いが頭の中を駆け巡った。


190713 ichiriki-11


夜のみの営業と思い込んでいたにもかかわらず、この「一力」の存在はだいぶ前から認識していた。
昔よく入ったとんかつ屋と同じ名前だったからだ。


190713 ichiriki-13


しかし、こちらの看板は“ふぐ・うなぎ”。
業種がかなり違うのでたまたま店名が同じとしか考えたことはなかったが、“とんかつ”の文字を見て「もしや…?」と思ってしまったのだ。


190713 ichiriki-15


伊勢丹吉祥寺店(=F&Fビル、現コピス吉祥寺)の地下にあった「とんかつ 一力」は、吉祥寺在住時にいちばん頻繁に通ったお店の一つ。かすかな記憶では、同じF&F地下で一度移転したが、伊勢丹閉店(2010年)の5年ほど前に地下飲食店街が総入れ替えとなるまでは営業を続けていたと思う。F&F退去後の去就を知らない。


190713 ichiriki-16


こちら「割烹 一力」、お店のつくりは座敷席がメインのまさに割烹風で、座卓が4卓。
ほかに窓際の狭い通路の奥に3人掛けテーブル、カウンター5席。
カウンターの端の席に座り、やわらかとんかつ定食780円を注文。


190713 ichiriki-14


配膳台の向こうの調理場のご主人とホール係のおかみさんをチラチラと、何度見直しても見覚えはない。
そりゃそうだ。ふぐ・うなぎの割烹では、とんかつ屋からの転身には技能のタイプが違いすぎる。
だいいちお店の匂い。久米川「ながしま」や閉店した東久留米「浜波」などと同じ、長年魚を扱ってきた料理屋特有の匂いが染み付いている。
ここは魚と豆腐の揚げ出しやサバ塩焼きを頼むのが正解だったんだろうな… と、ひとり苦笑。


190713 ichiriki-17190713 ichiriki-18


やわらかとんかつ定食は、思ったよりはるかに充実した内容だった。


190713 ichiriki-19


メインの皿の付け合わせ野菜はキャベツ・ニンジン・紫キャベツのミックス、マカロニサラダは魚肉ソーセージ入り。十分厚みのあるとんかつは、やわらかで食べやすい。みそ汁は豆腐とワカメ。
そして小鉢が3つも。白菜漬けとキュウリのぬか漬け、大根葉とジャコのおろし和え、酢みそ和えはこんにゃくかと思ったら、おきゅうと。
これだけおかずがそろっていたらご飯が足りなくなりそうだが、ちょうどいいバランス… というくらい、つまりご飯がかなり多い。
これで780円。おそれいりました <(_ _)>


190713 ichiriki-25


「昔、吉祥寺に同じ名前のとんかつ屋があったんですけど…」
違うとは思ったが一応聞いてみた。昔そういうことはできなかったが、年をとると厚かましくなる。

はじめまったく知らない様子だったが、伊勢丹地下と言うとお二人とも徐々に記憶が蘇っていったようだ。
「ほら、同じ名前のお店があるよって言ってたじゃない」とおかみさん。
「うちが始めた平成3年にはまだあって、いつの間にかなくなってましたね…」とご主人。「いまどこにあるんですか?」
「それがわからないんです」と僕。「表にとんかつって出てたから、もしやと…」


190713 ichiriki-12


「おいしかったんですか?」
「おいしかったんです。でもこっちのほうがもっとおいしいです」と、こういうことも、若いころは絶対言えなかったよなぁ…(笑)。
「ありがとうございます(笑)」と、一見近寄り難い職人オーラのご主人、話してみればすごくgentleで。

時を経て感動の再会、とはいかなかったが、おかげでとてもいいお店と出会うことができた。


190713 ichiriki-21


[DATA]
一力
東京都武蔵野市中町3-3-1





[Today's recommendation]

wachat190713.jpg
◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3






https://youtu.be/s_l5OaFaJPg





みちのく行き当たりバッタリ (_ _,)ゞ ――その⑬ 【いいやま亭】

2019.05.01

 盛岡じゃじゃ麺のほかにもう一つだけあらかじめ考えてあったのが、草津温泉に寄ること。
関東に住んでいながら、日本一とうたわれる名湯に入ったことがないのはあまりに情けない。冬用タイヤなど持っていないから、雪の心配なく行けるいまの時期がちょうどいい。
ルート的に最後の夜ということで、2日前の夜、鶴岡のビジネスホテルとともに草津の温泉旅館を予約したという次第。

村上の「岩船港鮮魚センター」を出たのが13時。草津まで300kmほどあり、ちょっと油断したかなと思った。神林岩船港ICで日本海東北自動車道に乗り、関越道に入ったころには雨まで降ってきた。湯沢のあたりで、ざあざあ降りに ( ̄  ̄;) ムム…

月夜野ICで下り、高山村→中之条→八ッ場→長野原… で、草津の温泉街で思い切り迷い、宿と電話をつないだままご主人にナビゲーションしてもらって17:17到着。
今夜の宿は「桐島屋旅館」


190501 iiyamatei-31
桐島屋旅館

190501 iiyamatei-32
宿の部屋からの眺め。右が白根神社東門


ここは素泊りなので、チェックインしてからさっそく街に繰り出す。
雨は上がっており、ひんやりとした山の空気が気持ちいい。


190501 iiyamatei-11

190501 iiyamatei-11-2

190501 iiyamatei-12

190501 iiyamatei-13


こんな山奥に忽然と歓楽街が出現するというファンタジックな非現実感が好き。
さすがに人出が多く、飲食店はどこも行列。
温泉街の中心“湯畑”から“西の河原公園”に向かう湯滝通りを行ったり来たりしてしまった。


190501 iiyamatei-14


比較的早く入れそうなそば屋に並んだが、表の品書きを見て離脱。だって、ざるそば1000円って…。さっきちらっと見た向かいの釜めし屋のメニューは980円~。
ざるそば>釜めし の事実を認識しつつ平常心でそばをすすれる精神力は、残念ながら備わっていないなぁ…。

釜めし「いいやま亭」に並び直す。


190501 iiyamatei-15


こっちは行列が20人ほどもあるが各グループの構成が大きそうで組数は案外多くなさそうにも見えるのだが、なにしろ回転が遅い。釜めしだけに。


190501 iiyamatei-16


並んでいる間にメニューを検討。
おすすめ釜めしベスト3みたいな看板があって、No.1が鳥舞茸山菜釜めし。
でも1600円と、予算的にムリ ヾノ・_・`) ムリムリ


190501 iiyamatei-17


グランドメニューに目を移すと、まいたけ釜めし1200円、鳥釜めし1200円。


190501 iiyamatei-33


人気No.1の3要素中、山菜はなくてもよいので、この2品に決める。


190501 iiyamatei-53


行列時間、約40分で入店。


190501 iiyamatei-19190501 iiyamatei-20



生ビールはアサヒスーパードライ。
お通しにマカロニサラダ。


190501 iiyamatei-21190501 iiyamatei-22



長距離運転の疲れを1杯の生ビールで癒やす、至福のひととき。


190501 iiyamatei-23


厚みのある蓋がおいしさの秘訣。


190501 iiyamatei-24


さらなる秘訣は材料へのこだわり。
鳥肉は群馬県産ブランドの“赤城鳥”を使用…


190501 iiyamatei-52


マイタケは地元(中之条町六合地区産)のものを使用… と。


190501 iiyamatei-51


炊きたてを自分でよそって食べる楽しさよ。


190501 iiyamatei-27190501 iiyamatei-28



なかなかのボリュームで、お茶わんに3杯いただけた。


190501 iiyamatei-29


行き当たりバッタリの旅を締めくくるのにふさわしい夜といえる。


190501 iiyamatei-30


[DATA]
いいやま亭
群馬県吾妻郡草津町386-2
http://www6.plala.or.jp/iiyamatei/iiyamatei/





[Today's recommendation]

※旅の間ネコ不在のため猫写真はお休みします

◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/7wfYIMyS_dI


みちのく行き当たりバッタリ ヽ(*゚ω。) ――その⑫ 【海鮮処 番屋】

2019.05.01

 鶴ヶ岡城址公園を出たのが10時で、国道7号をひたすら南下。新潟県村上市に入り、勝木という町で国道345号へ。R7とR345は平行して走っており、重複区間を経てここで海側と内陸側がクロスするため、引き続き海岸線を南下するということ。
今日は先が長く、立ち寄りは昼ごはんのみ。そのあと関越道に乗る予定なので、食事の場所はその手前、できれば魚介にしたい。


190501 banya-11-2190501 banya-13


「おさかなセンターみたいのってあるじゃない、どこにでも。そういうのに併設されてる食堂でいいと思うの。村上とか、いかにもありそうじゃない?」
との細目で助手席の相方さんにリサーチしてもらい、ヒットした「岩船港鮮魚センター」というところに向かっている。


190501 banya-14190501 banya-15


到着直前にちょっとしたトラブル発生。


190501 banya-16


カーステレオのUSBポートの接続エラーに気づかず、僕のiPhoneが充電されていない。相方のほうもナビに使い通しでバッテリー消費が著しい。
電池残量3%と4%で食事に臨まざるを得ないという事態に陥ったのである。
大丈夫か? ブログ用料理写真 (-ω- ;) ウーム…


190501 banya-17190501 banya-18


「岩船港鮮魚センター」は、1階にフードコート、2階に和食レストラン「海鮮処 番屋」を併設する。


190501 banya-19


施設全体がたいへん混み合っており、少し並んで「番屋」に入店。


190501 banya-20


僕の注文は海鮮丼1200円。
相方さんは、おすすめメニューの塩さば焼魚定食1000円と、観光っぽくない近所の食堂の日替わり定食みたいなものを頼む (^ ^)


190501 banya-21


塩さば焼魚定食はわりと早く出てきたが、海鮮丼がなかなか来ないと思っていたら、順番を飛ばされている感じで、あ、これは抜けちゃったなとおばちゃんに申告。


190501 banya-22


この間、スマホのバッテリーはどんどんなくなり、海鮮丼を1枚撮したところでダウン。


190501 banya-24-2


相方のほうもまもなくダウンして、あとで撮ろうと思っていた施設外観などが撮れなくなった。


190501 banya-25


海鮮丼は、ネタがわさび味のタレに漬けられているのでそのまま食べる。コスパがよいとはいえないが、そこそこ食べではある。


190501 banya-26


マグロ、イカ、ホタテ、赤エビ、白身はタイ? 青魚はカンパチ?


190501 banya-31


塩さばの定食は、まあ普通に塩さばの定食です。


190501 banya-23


車に乗ってナビに使っている相方のスマホの充電を開始して、復活するまで10分以上アイドリング状態で駐車場で待機。右も左もわからない土地で、駐車場を出て右に行ったものか左に行ったものかもわからないのだ。
風に流されてきた海霧がどんどん濃くなり、なんか、立ち込めてきた感じ… (・・;)


190501 banya-28


[DATA]
海鮮処 番屋
新潟県村上市瀬波温泉3-6-38 岩船港鮮魚センター2F
http://kaisen-banya.com/





[Today's recommendation]

※旅の間ネコ不在のため猫写真はお休みします

◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/XZ2ZgA3S_rc


謎も多いが魚はうまい! 【俺のめし】

2019.04.23

 えー… 俺の株式会社とは関係ございません。たぶん… σ(^_^; ) ポリポリ


190423 orenomeshi-11-2


場所は清瀬市役所の北、柳瀬川の河岸段丘の上を走る柳瀬川通りという道沿い。
写真の案内標識は旭が丘交番前交差点のもので、右に上れば旭が丘団地、左に下れば台田団地。
はっきりいって、辺ぴな土地である。


190423 orenomeshi-12


この旭が丘通りの坂の途中にいくつか気になるお店があって、たまに様子見にやって来ていて、この「俺のめし」を発見したのが去年。
俺の…? ネタ系? ヾ(^o^; ) ォィォィ
というのが第一印象。誰だってそう感じると思うけど。

北多摩には無人野菜スタンドが多いが、以前、青梅街道小平上宿三叉路あたりに「俺の_直売所」という継ぎはぎの幟が出てたな(笑)。


190423 orenomeshi-21


あとでちょっと調べたところ魚料理中心のお店らしく、こんな内陸の奥地で…? と、それはそれで意外性があって印象に残っていた。
今日は魚を食べたい気分で、こちらを思い出した次第。


190423 orenomeshi-18


第一印象のままに、やんちゃ系のニーチャンまたはオッチャンがやってるものと思い込んでいた。誰だってそう思うと思うけど。
入ってみると、おばちゃん2人体制。
店内は小ぎれいで、4人掛けテーブルが2卓、小上がりに座卓が2つ、変則のカウンターに4席。
海鮮丼920円を注文。


190423 orenomeshi-14 190423 orenomeshi-15


立地的には郊外型だが、駐車スペースはほんの数台分しかなさそう。先客・後客ともご近所さんっぽい常連客だ。
何かとお店のイメージがつかみづらいのは、僕自身にこのあたりの土地勘がないから。後背地の人口動態や産業構造がわからなければ出店背景も見えてこない。


190423 orenomeshi-19


しかし魚のおいしさは確かなものがあった。
海鮮丼はネタ数も多く、覚えているだけでマグロ、白身(タイ?)、サーモン、エビ、赤エビ、サバ、コハダ、イカ、アナゴ、玉子、かんぴょう…。どれも鮮度抜群である。


190423 orenomeshi-17


これまた意外なことに、この記事を書きながら写真をチェックしていて、ホームページの案内の張り紙を見つけた。で、案内に従って“清瀬市_俺のめし”で検索すると、ちゃんとしたHPなのである。意外だ…。


190423 orenomeshi-16


HPには「静岡手石港/伊豆高原/千葉銚子港の漁師さんの一本釣りでの契約をしており網取りとは違う味を堪能してください」とある。なるほどなぁ…。
魚のおいしさの理由はわかったが、でもなぜこんな場所で…?


190423 orenomeshi-13-2


調理担当のおばちゃんがTVの旅番組を見ながらこう語った。
「でもね、江の島のシラス、おいしいと思ったことないの。あそこのはセグロイワシのシラスだから苦味があるのよ。シラスはマイワシじゃないと」
目利きのスキルを物語っているんじゃないだろうか。


190423 orenomeshi-20


[DATA]
俺のめし
東京都清瀬市旭ヶ丘1-232-1
https://www.orenomeshi.info/



[Today's recommendation]

wachat190423.jpg 
◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/vx2u5uUu3DE


Latest Articles
インスタまとめ ―その2 Aug 06, 2020
ひと味違うこだわりのカレー屋さん 【カマナ】 Aug 02, 2020
丼モノの時代へ! 【八海食堂】 Jul 31, 2020
冷やし中華にも、のせてみました! 【すぱいす】 Jul 27, 2020
所沢周辺ユルポタシリーズ ―その3 Jul 24, 2020
平時でも入るのに勇気が要りますが… 【焼き鳥野島】 Jul 21, 2020
いまや定番! 持ち帰り餃子といえば… 【秋津ナンバーワン】 Jul 19, 2020
新しい日常で魚屋増殖中? 【海鮮鮨 義 東村山店】 Jul 18, 2020
もう一つの応援イベントで、秘密のお店へ 【うなぎ・天ぷら いしい】 Jul 15, 2020
タイ料理のちょっとジャンキーな吸引力 【サワディー 久米川店】 Jul 13, 2020
1CL弁当から白壁土蔵の直売所へ 【さくら茶屋】 Jul 11, 2020
気迫の伝わる肉塊ごろごろ弁当 【炭火焼ホルモン 豚珍館】 Jul 10, 2020
Category
Ranking
          
          
Category-2