壮観な花の寺 【塩船観音寺】
2022.04.09
前記事の続きで、「そば処 もとはし」で食事中、ふと窓の外を見ると霧雨が降りだしている。
お店を出るまで雨は強まりこそしないが弱まる気配もなく。
一瞬ちゅうちょしたが、せっかく来ているので予定どおり塩船観音を見物することに。

前記事冒頭の写真のように、「もとはし」のすぐ先に塩船観音寺の山門(仁王門)がある。
門の横にある境内案内図を見ると、奥側が寺院を囲むようにつつじ園となっている。
左側の舗装道路を行くのが近そうだが、ちゃんとお参りしましょう。
山門くぐるところから。

仁王門(国指定重要文化財)
山門もその後ろの阿弥陀堂も古びていてたいへん趣きがある。
あとで調べると、どちらも国指定重要文化財。

阿弥陀堂(国指定重要文化財)
このあと本堂までの建物建物、超然たる存在感を放っているのであった。
阿弥陀堂の後ろに入山券売場というものがある。
“つつじまつり4月中旬~5月上旬・大人300円”と。
再びちゅうちょしたが、売り場の小屋にひと気がなくまだ祭り期間に入っていないようなので、そのまま入場。
前記事に書いている“盛り直前の絶妙なタイミング”というのはそういうこと。
花の盛りには金もかかるし人も多いと。

薬師堂(青梅市有形文化財)

本堂(国指定重要文化財)

本堂(右)と、鐘楼(青梅市有形文化財)
ところで、都内でツツジといえば根津神社が思い浮かび、あんな感じかなぁ… と、漠然と想像していた。
薬師堂から階段を上って本堂にお参りし、左に向き直ると、(旧)鐘楼の向こうに見下ろす形で寺院中枢とその背後のつつじ園が垣間見える。
そのまま下ってもよいが、さらに小高い位置にある(新)鐘楼へと上る。

そこからの眺めは、まさに壮観。
根津神社が吹っ飛ぶくらいの壮大なスケールのつつじ園が広がっていたのである。

――塩船とは、周囲の地形が小丘に囲まれ 舟の形に似ており、仏が衆生を救おうとする大きな願いの舟である『弘誓の舟』になぞらえて塩船と名づけられ…(HPより)
舳先にはフィギュアヘッドのごとく観音様がおわします。

花の見ごろはもう少し先?
咲きそろえば、それは見事な景色になるのだろう。
わずかに咲いていたのは、なかなか自然な趣のあるつつじ。
地元の方であろうか、お宮参りに遭遇。
人々の暮らしに溶け込んでいる存在のようだ。
昭和の観光地を思い出させるような土産物屋があり、人もちらほら。
だんごの幟にひかれ入ってみることに。
※許可をいただいて撮影
だんごとソフトクリームしか気づかなかったが、HPにはそば・うどんメニューも載っている。
ホールは明らかに席を間引いてあるので、コロナで食事メニューは休止中なのかも。
少々寂しさを感じつつ、往時のにぎわいに思いをはせる。
焼きだんごができるまで5分くらい待つが、焼きたては手に温かくしょうゆの香りも引き立つ。
早速食べてみると、生地の滑らかさとやわらかさが上品で、生じょうゆがすっきりキリッとした味わい。
天気がよければビールのつまみにもなりそう… だが、車で来るところだし、それは無理か。
前記事に“門前の茶屋”と書いているが、こっちは本物のそれだった。
今度はうどん食べに来たい。
というか、満開のつつじは一度見ておかなければ。

[DATA]
塩船観音寺
東京都青梅市塩船220-1
http://www.shiofunekannonji.or.jp/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/9biJdTz8GaI
前記事の続きで、「そば処 もとはし」で食事中、ふと窓の外を見ると霧雨が降りだしている。
お店を出るまで雨は強まりこそしないが弱まる気配もなく。
一瞬ちゅうちょしたが、せっかく来ているので予定どおり塩船観音を見物することに。

前記事冒頭の写真のように、「もとはし」のすぐ先に塩船観音寺の山門(仁王門)がある。
門の横にある境内案内図を見ると、奥側が寺院を囲むようにつつじ園となっている。
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左側の舗装道路を行くのが近そうだが、ちゃんとお参りしましょう。
山門くぐるところから。

仁王門(国指定重要文化財)
山門もその後ろの阿弥陀堂も古びていてたいへん趣きがある。
あとで調べると、どちらも国指定重要文化財。

阿弥陀堂(国指定重要文化財)
このあと本堂までの建物建物、超然たる存在感を放っているのであった。
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阿弥陀堂の後ろに入山券売場というものがある。
“つつじまつり4月中旬~5月上旬・大人300円”と。
再びちゅうちょしたが、売り場の小屋にひと気がなくまだ祭り期間に入っていないようなので、そのまま入場。
前記事に書いている“盛り直前の絶妙なタイミング”というのはそういうこと。
花の盛りには金もかかるし人も多いと。

薬師堂(青梅市有形文化財)

本堂(国指定重要文化財)

本堂(右)と、鐘楼(青梅市有形文化財)
ところで、都内でツツジといえば根津神社が思い浮かび、あんな感じかなぁ… と、漠然と想像していた。
薬師堂から階段を上って本堂にお参りし、左に向き直ると、(旧)鐘楼の向こうに見下ろす形で寺院中枢とその背後のつつじ園が垣間見える。
そのまま下ってもよいが、さらに小高い位置にある(新)鐘楼へと上る。

そこからの眺めは、まさに壮観。
根津神社が吹っ飛ぶくらいの壮大なスケールのつつじ園が広がっていたのである。

――塩船とは、周囲の地形が小丘に囲まれ 舟の形に似ており、仏が衆生を救おうとする大きな願いの舟である『弘誓の舟』になぞらえて塩船と名づけられ…(HPより)
舳先にはフィギュアヘッドのごとく観音様がおわします。

花の見ごろはもう少し先?
咲きそろえば、それは見事な景色になるのだろう。
わずかに咲いていたのは、なかなか自然な趣のあるつつじ。
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地元の方であろうか、お宮参りに遭遇。
人々の暮らしに溶け込んでいる存在のようだ。
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昭和の観光地を思い出させるような土産物屋があり、人もちらほら。
だんごの幟にひかれ入ってみることに。
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だんごとソフトクリームしか気づかなかったが、HPにはそば・うどんメニューも載っている。
ホールは明らかに席を間引いてあるので、コロナで食事メニューは休止中なのかも。
少々寂しさを感じつつ、往時のにぎわいに思いをはせる。
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焼きだんごができるまで5分くらい待つが、焼きたては手に温かくしょうゆの香りも引き立つ。
早速食べてみると、生地の滑らかさとやわらかさが上品で、生じょうゆがすっきりキリッとした味わい。
天気がよければビールのつまみにもなりそう… だが、車で来るところだし、それは無理か。
![]() | ![]() |
前記事に“門前の茶屋”と書いているが、こっちは本物のそれだった。
今度はうどん食べに来たい。
![]() | ![]() |
というか、満開のつつじは一度見ておかなければ。

[DATA]
塩船観音寺
東京都青梅市塩船220-1

[Today's recommendation]



https://youtu.be/9biJdTz8GaI