絶滅危惧つながりで? 【ナカタヤ 大泉学園本店】
2022.03.25
前記事と同じような写真の構成だが、たまたまです (・Θ・;)
というか一連の流れはあって、カタクリについて調べているとWikipediaに“日本の主な群生地”という項目があり、東京都で唯一挙がっていたのが「練馬区大泉町 清水山の森」。そこは知らない場所だった。
で、たまたま練馬区石神井台の「オザキフラワーパーク」に用事があって、そういえば… となったと。同じ練馬区内で、近いっちゃ近いし。
カタクリ(Erythronium japonicum)は東京都では絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されている。
清水山の森は23区で唯一のカタクリの大規模群生地だそうだ。
1974(昭和49)年に自生が確認され、練馬区により整備・保護されている。
これで5記事連続カタクリの写真を張っているが、そこまでカタクリが好きかというと、そういうことでもなく。カタクリの自生地=開発を免れた野山で、カタクリ以外にも希少な植物が残されている可能性が高い。そういう興味からだと思う。
2段目左から、シュンラン、カタクリ、キクザキイチゲ、カタクリ、ヒトリシズカ…
群生地の一角にイチゲのたぐいが花を咲かせている。
はじめイチリンソウかと思ったが、青花が一輪。よく見ると葉っぱの形も萼片の数も違う。なんと、キクザキイチゲ(Anemone pseudoaltaica H.Hara)である。
そういうものを関東の平地で見られるとは思っていなかったので、相当驚いた。
こちらは絶滅危惧Ⅰ類の“絶滅の危機に瀕している種”である。

昼すぎまで仕事をしたあとに出かけているので、日はすでに西に傾いている。
知らない場所ということで当然道も知らないが、帰りは太陽に向かって進めばなんとかなるのである。
“らんとう坂下”という交差点を上って少し行くと見覚えのある場所に出た。

この先で大泉学園通りと交差する道で、一帯は大泉学園町商店会という大規模な商店街を形成している。
ここに気になるケーキ屋さんがあることを思い出した。
このブログではときどき“たぬきケーキ”というものを取り上げている(「サン・ローザ」「ファンフル」「ナイトー」「モンテリマール」「シャトー」参照)。
よく参考にさせていただいているのが「たぬきケーキのあるとこめぐり / 全国たぬきケーキ生息マップ」というサイトで、そのマップに載っているお店がこの商店街にある。
こっちのほうまで来ることはあまりないので、せっかくだから寄ってみることに。
「ナカタヤ 大泉学園本店」は1959年創業の老舗洋菓子店。
――『ケーキってこういうものだよね』と納得していただくものしかお作りいたしません。伝統を重んじ、今後も時代の流れに合わせて、斬新な商品やお店作りを行って参りたい…(お店HPより)

このブログで最初にたぬきケーキを取り上げたころ「ナカタヤ」は上記マップに載っていなかったと思う。
たぬきケーキに関しては、リクエストに応える形で数年前に復活させたそうだ。
“23区唯一”というほどではないが、たぬきケーキもなかなかの絶滅危惧種なのだ。

たぬきケーキは「ミニ・ボレロ」という商品名。
ミニサイズでかわいらしい姿である。
ちなみに上記モンテリマール洋菓子店のたぬきケーキが「ブレロ」。
ともにフランス語で“アナグマ”を意味する“blaireau”から来た商品名だと思う。

夕方でショーケースは寂しい感じになっているが、どれもおいしそうであれこれ買いそうになる衝動を抑えて……

ミニ・ボレロを2個と、季節商品の桜モンブランを1個買う。

ミニ・ボレロは小さいながら整った造形。
いろんなお店のものを比べてみると、ひと口にタヌキと言ってもさまざまで面白い。
こちらは両脇の腕のようなものと後ろのしっぽのようなものが特徴。

チョコレートがおいしい。
昭和の子どもが食べていた植物油の多いものとは別物(って、洋菓子屋さんなんだから当たり前か)。
うしろ姿がカワイイ d(≧▽≦*)
しっかりしたバタークリームがぎっしり。
マドレーヌ生地というのも珍しいが、ラムレーズンが入っているたぬきケーキは初めてかも。

なめらかな桜あんのたっぷりのったモンブランは季節感いっぱい。
クリームの中に小豆あんの入った和テイストのケーキ。
いやー、春ですね♪
[DATA]
ナカタヤ 大泉学園本店
東京都練馬区大泉学園町7-19-11
https://www.nakataya-online.jp/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/zOCaper5wHI
前記事と同じような写真の構成だが、たまたまです (・Θ・;)
というか一連の流れはあって、カタクリについて調べているとWikipediaに“日本の主な群生地”という項目があり、東京都で唯一挙がっていたのが「練馬区大泉町 清水山の森」。そこは知らない場所だった。
で、たまたま練馬区石神井台の「オザキフラワーパーク」に用事があって、そういえば… となったと。同じ練馬区内で、近いっちゃ近いし。
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カタクリ(Erythronium japonicum)は東京都では絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されている。
清水山の森は23区で唯一のカタクリの大規模群生地だそうだ。
1974(昭和49)年に自生が確認され、練馬区により整備・保護されている。
これで5記事連続カタクリの写真を張っているが、そこまでカタクリが好きかというと、そういうことでもなく。カタクリの自生地=開発を免れた野山で、カタクリ以外にも希少な植物が残されている可能性が高い。そういう興味からだと思う。
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群生地の一角にイチゲのたぐいが花を咲かせている。
はじめイチリンソウかと思ったが、青花が一輪。よく見ると葉っぱの形も萼片の数も違う。なんと、キクザキイチゲ(Anemone pseudoaltaica H.Hara)である。
そういうものを関東の平地で見られるとは思っていなかったので、相当驚いた。
こちらは絶滅危惧Ⅰ類の“絶滅の危機に瀕している種”である。

昼すぎまで仕事をしたあとに出かけているので、日はすでに西に傾いている。
知らない場所ということで当然道も知らないが、帰りは太陽に向かって進めばなんとかなるのである。
“らんとう坂下”という交差点を上って少し行くと見覚えのある場所に出た。

この先で大泉学園通りと交差する道で、一帯は大泉学園町商店会という大規模な商店街を形成している。
ここに気になるケーキ屋さんがあることを思い出した。
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このブログではときどき“たぬきケーキ”というものを取り上げている(「サン・ローザ」「ファンフル」「ナイトー」「モンテリマール」「シャトー」参照)。
よく参考にさせていただいているのが「たぬきケーキのあるとこめぐり / 全国たぬきケーキ生息マップ」というサイトで、そのマップに載っているお店がこの商店街にある。
こっちのほうまで来ることはあまりないので、せっかくだから寄ってみることに。
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「ナカタヤ 大泉学園本店」は1959年創業の老舗洋菓子店。
――『ケーキってこういうものだよね』と納得していただくものしかお作りいたしません。伝統を重んじ、今後も時代の流れに合わせて、斬新な商品やお店作りを行って参りたい…(お店HPより)

このブログで最初にたぬきケーキを取り上げたころ「ナカタヤ」は上記マップに載っていなかったと思う。
たぬきケーキに関しては、リクエストに応える形で数年前に復活させたそうだ。
“23区唯一”というほどではないが、たぬきケーキもなかなかの絶滅危惧種なのだ。

たぬきケーキは「ミニ・ボレロ」という商品名。
ミニサイズでかわいらしい姿である。
ちなみに上記モンテリマール洋菓子店のたぬきケーキが「ブレロ」。
ともにフランス語で“アナグマ”を意味する“blaireau”から来た商品名だと思う。

夕方でショーケースは寂しい感じになっているが、どれもおいしそうであれこれ買いそうになる衝動を抑えて……

ミニ・ボレロを2個と、季節商品の桜モンブランを1個買う。

ミニ・ボレロは小さいながら整った造形。
いろんなお店のものを比べてみると、ひと口にタヌキと言ってもさまざまで面白い。
こちらは両脇の腕のようなものと後ろのしっぽのようなものが特徴。

チョコレートがおいしい。
昭和の子どもが食べていた植物油の多いものとは別物(って、洋菓子屋さんなんだから当たり前か)。
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しっかりしたバタークリームがぎっしり。
マドレーヌ生地というのも珍しいが、ラムレーズンが入っているたぬきケーキは初めてかも。

なめらかな桜あんのたっぷりのったモンブランは季節感いっぱい。
クリームの中に小豆あんの入った和テイストのケーキ。
いやー、春ですね♪
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[DATA]
ナカタヤ 大泉学園本店
東京都練馬区大泉学園町7-19-11

[Today's recommendation]



https://youtu.be/zOCaper5wHI