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ここにも貴重な自然景観 ――浅間山公園

2022.04.23

 最近このブログでは花と食べ物でワンセットみたいなのが多い。
これは行動パターンが変わったわけではなく、ブログの守備範囲を少し広げているにすぎない。
少しずつ実生活のバランス感に近くなっていると。
日記や備忘録の機能と考えれば確実にグレードアップしているのである。

3本前の記事の野川公園HPに公園の概要として次のように書いてある。

――周辺の神代植物公園、武蔵野公園、多磨霊園、調布飛行場、浅間山公園、府中の森公園などの緑地を含め「武蔵野の森構想」のもとに造成を行い…

地図で見るとわかるが、それに国立天文台を加え、ひとつづきの広大な緑地を形成している。


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そのうち浅間山(せんげんやま)公園は多磨霊園の西に隣接する丘陵地。

――多摩の台地が古多摩川や他の河川で削られ、小高い丘として残ったもので、堂山(標高80m)、中山、前山の3つの頂をもっています。 ~ 浅間神社、水手洗神社、人見四郎の墓跡があり、昔は、近隣農家の農用林としての役割も担っていました。 ~ 現在は貴重な自然景観として、浅間山自然保護会、府中野鳥クラブ等のご協力により、保全されています。「むさしのの都立公園」より)


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新小金井街道沿いの斜面に咲いていたムサシノキスゲ


ここはムサシノキスゲの自生地として知られる。
ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)の低地型変種で、かつては広く多摩丘陵に分布していたが開発などにより消失。いまでは浅間山が“世界唯一”の自生地である。


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水手洗(おみたらし)神社

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浅間神社


ほかにもキンラン、ギンラン、ササバギンラン、イチヤクソウ、ヒトリシズカ、ヤマユリなどが見られる。


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去年もそうだったが、ムサシノキスゲのタイミングになかなか合わせられない。花が咲いているのは2~3株のみ。
代わりにキンランがちょうど見ごろだった。


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左上より、ムサシノキスゲ、ハンショウヅル、ホウチャクソウ、センボンヤリ、キンラン、ササバギンラン、イチヤクソウ、オオバノトンボソウ


さて、時間が前後するが昼ごはん。
…ん? 朝ごはん?

(つづく)


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[DATA]
浅間山公園
東京都府中市浅間町4丁目 / 若松町5丁目
https://musashinoparks.com/kouen/sengenyama/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/xgwZUSB0bMs



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次号予告


希少植物の宝庫 ――野川公園自然観察園

2022.04.17

 昨日に続いて自転車でちょい遠出。
漠然と、(しばらく行ってない)調布にでも行ってみようかな… という感じ。

天文台通りを南下している途中、野川の崖線下にカタクリの自生地があったことを思い出した。
もちろんカタクリの時期はとっくに終わっているが、ほかにも見るべき植物があったような気がする。
ICUの下あたりだったような気がする。

戻る形になるが、ICUを回り込むように崖線下に下りると、そこは武蔵野公園と野川公園の境目の、よく通る場所だった。
さっき思い出したのはここではなかったが、ここはここで見ておきたいものがある。


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2年前、Instagramにオドリコソウの写真を上げたとき、“東京で見られる場所を2カ所しか知らない”と書いている。
その一つがここ。


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ちょうどタイミングもよさそうだしオドリコソウでも見ていくか… とちょっと寄り道のつもりが……


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オドリコソウは園外にはみ出すほどの大群落を形成している。


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ほかにさまざまな希少な植物が花の見ごろを迎えている。


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時を忘れて写真を撮りまくってしまった(iPhoneだけど)。


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左上から、オドリコソウ、マルバスミレ、ホタルカズラ、イチリンソウ、ニリンソウ、ジュウニヒトエ、ラショウモンカズラ、カントウタンポポ、サクラソウ、ホウチャクソウ、ヤマブキソウ


気がつけば1時近く。
腹が、減った……

(つづく)


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[DATA]
野川公園自然観察園
東京都小金井市東町1-6
https://musashinoparks.com/kouen/nogawa/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/JcysRctkyt8


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次号予告


丘陵野草図鑑 ――野山北・六道山公園

2022.04.07

 木曜日がいちばん動きやすいと書いている先週に続き、2週連続で車で出かけた。
花好きにはこの時期慌ただしい。


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行き先は武蔵村山の野山北・六道山公園で、自転車でも行ける距離だが、先日“自転車+マスク”で具合悪くした人がいるので今回は車。


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野山北公園はカタクリの自生地として知られる。
時期的にカタクリは過ぎていても、ほかにもいろいろな植物が見られるはずだ。


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カタクリ、ヤブレガサ


(市立)野山北公園の釣り池の南側斜面(北向き斜面)がカタクリ自生地で、一応そちらを確認しつつ北側へ回り込む形で尾根に登る。


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ほかの自生地もそうだがカタクリは北向きの傾斜地を好み、この谷地でも南に開けた北斜面にはまったく見られない。
谷地の南北の斜面ではかなり植生が違っている。


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左上から、ジロボウエンゴサク、センボンヤリ、マルバスミレ、シュンラン、カントウタンポポ、ジュウニヒトエ、オオバノトンボソウ、ベニバナイチヤクソウ、タチツボスミレ、チゴユリ、ヒトリシズカ


釣り池の北を登るこのルートはこれまで通ったことはないが、すぐになじみのある六地蔵の三ツ辻に出た。
ここを六道山公園方面へ。


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今回はエイザンスミレを見るというはっきりした目的がある。
去年5月に歩いたときに群生地を見つけていたもので、最近ほかの場所での開花情報がインスタ等にぼつぼつ上がるようになり、ちょっと焦っていた。


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“尾根道の広場”という休憩場所の手前あたりにエイザンスミレの群生地がある。
はじめ葉だけの株しか見当たらず花は終わったかと思ったが、歩くにつれて花もちらほらと。


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ぎりぎり間に合った感じで、今日来られてよかった。


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そこから六地蔵へ引き返し、そのまま十二所神社横へ下る。


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下り切る手前で谷を横切る形になっていて、足元にコゴミが生えている。
よく見ると、一帯はコゴミの群生地。


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クサソテツ(コゴミ)


好物の山菜だが、子どものころ田舎でそうしていたように、摘むというわけにもいかないし…。
腹が、減った……

(つづく)


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※参考画像:某中華店のヒトサラ


[DATA]
野山北・六道山公園 インフォメーションセンター
東京都武蔵村山市三ツ木4-2
https://www.sayamaparks.com/noyama/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/h0UgDx3YqwI


久々の山歩き ――あしがくぼ 山の花道

2022.03.31

 朝ごはん食べたあとコーヒー飲んでいると、「出るなら8時には出なきゃね」と言う。
何のことだろ? と思ったが、そうは聞かず「で、どこ行く?」と返した。

木曜はお互いの仕事の都合がつけばいちばん行動しやすい。
昨夜とかに「どっか行こうか」とか言っときながら酔っ払って覚えていないという、よくあるパターンに違いない。リアクションを間違えると怒られる。

「あしがくぼかな」と相方。
はい、そうしましょう。40秒で支度しましょう。

何がなんだかわからないまま8時10分に出発 ( ̄ω ̄;)


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あしがくぼというのは埼玉県横瀬町芦ヶ久保のことで、この場合そこのカタクリ自生地を指す。
最近カタクリの記事が続いているが、なんとなくこの春の課題みたいになっている。
人生で初めて見たカタクリ自生地が芦ヶ久保で、そこにはもう一回行っておきたいという話に前々からなっていた。


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先日書いているように、カタクリの自生地=開発を免れた山野ではほかにも希少な植物が残されている可能性が高い。芦ヶ久保ではセツブンソウやアズマイチゲを見た記憶があり、少し経験値の上がっているいまならもっと目につくかもしれない。


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「道の駅 果樹公園あしがくぼ」に10:06到着。


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前に来たとき… といってもだいぶ前の話だが、“カタクリで町おこし”的に盛り上げようという雰囲気で、(いまでは廃校になっている)小学校の校庭まで臨時駐車場に使っていた。


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道の駅から横瀬川を渡って道の向かい側から登り始める。
が、道々の風景にまったく見覚えがない。あと、上りの傾斜と距離感が記憶しているのと全然違うが、そのへんはトシのせいだと思う。

少し登ると武甲山が見えてきて、その部分だけ記憶がよみがえった。


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登るにつれ武甲山の山体はどんどん大きくなっていく


こっちは山歩きのつもりだが、景色はずっと人里である。
道もずっとクルマ道だ。


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ようやく目的地と思われる地点に。
ここで道を間違えて日向山山頂方面に向かってしまい、じゃあせっかくだから山頂行ってみようかとなったが…


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判断を誤って左へ

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日向山山頂はもうそこだが…


やっぱりしんどくなって直前で引き返す。
山(低山)にはときどき登るが、ピークにはまったくこだわらないのでそれでかまわない。


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それでも武甲山はとびきりの眺め


さっき道を間違えたところの先の駐車場まで行って正しいルートをチェック。


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看板の場所の左手にカタクリ自生地があるらしい。
進んでいくうちに思い出してきた。

たしかこの先の斜面を下れば……


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えー!?
まじか……


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って、長いネタフリでどうもスイマセン 「( ̄ω ̄;)
実はこの件は登る前に「あしがくぼ果樹公園村 案内所」で聞いていた。
諸事情によるらしい。


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でも以前、鳥の声を聴きながらたらたら登っていくのが気持ちよかったので、歩くだけでもいいんじゃないかと。


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シュンラン、センボンヤリ、ジュウニヒトエ


ずっと舗装道路を登ってきたので珍しい植物を目にしなかったのは残念だが。


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山の上で、さすがに疲れたので“一切れのパン”作戦発動(笑)。


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こんなおいしいヤマザキパン、初めてかも


平日こんなとこ歩いている人はほとんどおらず、期待どおり気持ちよい山歩きだった。


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芦ヶ久保駅と「道の駅 果樹公園あしがくぼ」


さて、昼ごはん。

(つづく)


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前に来たのは1999年(とアルバムに書いてある)


[DATA]
あしがくぼ 山の花道
埼玉県秩父郡横瀬町大字芦ヶ久保404-1
https://www.yokoze.org/shisetsu/ashigakubo_yamanohanamichi/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/kK_xFJBPdzI





 峠の茶屋… 的な
2022.03.31 たけのこ/埼玉県秩父郡横瀬町芦ケ久保148

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帰りは集落の中の古い道を下った。
景色に見覚えがあるので、23年前は行きも帰りもこっちを通ったのだと思う(というか、行きに登った林道風の道は当時なかったかも)。

途中、茶屋風のお店発見。
上り道が鉤の手に折れる位置で眺めもよく、峠の茶屋じゃないが絶好のお休みポイント。


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「コーヒー&軽食 たけのこ」はいまは日曜のみの営業らしい。
店先の無人販売所で、菜の花と七味唐辛子を買う。


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トトロの原風景を歩けば ――トトロの森1号地

2021.12.19

 所沢の山口地区は狭山湖の下流の谷であり、所沢武蔵村山立川線・岩崎交差点の東からじゅうにん坂に抜ける箇所以外、脱出ルートはすべて上り坂になっている。
当然、上流に行くほど坂もきつくなるので、自転車で踏み込むことはほとんどなかった。

先日、気まぐれというか冒険心というか、自分的地図の空白域の多い上山口を調査してみると、思わぬ発見があった。機を見てじっくり歩いてみようと思ったのである。

朝ごはんのとき話してみると、「じゃ早く出よう」と。
8:45出発。

主要目的地は“トトロの森”群。
自転車で狭山公園まで行き、歩いていってレオライナーで帰ってくるという計画だ。


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まず多摩湖ダムに上る。
冷え込みの厳しい朝だけに空気が澄み切って景色が素晴らしくよい。
朝早く行動することの効能であろう。


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多摩湖と富士山


「掬水亭」横の「ファミリーマート」の向こうを左へ。
ずっと気になっている「水石音季」前の急坂を下った谷底の住宅地にスリランカ料理店ができていて驚いた。


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「四季料理 水石音季(せせらぎ)」


同じくらい急な反対斜面を上り、住宅地を外れたあたりがトトロの森6、25、23・35・36号地。
開発が先か保護が先かというまだら模様のエリア。


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この先、街なかを通るが、Googleマップに古民家付き農園というのがあって見ておこうと。
行ってみれば「corot」というその施設は、ときどき自転車で前を通って気になっている物件であった。


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「corot(コロット)」


道端でこの先の通り道をスマホで確認していると、「corotに御用の方?」と、どこからともなく現れたおばさま。
「いや、そういうわけでは…」

でもせっかくだから施設の概要などを伺う。

トトロの森に行きたいと言うと、トトロの森といってもたくさんあるんですよ、と「狭山丘陵はっけんノート」というガイド本をいただいた。
RPGでアイテムをゲットした気分♪


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谷の南斜面を下り、街なかを歩いて北斜面に取り付くあたりから、トトロの森15、3、45・1号地。


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――トトロの森は、公益財団法人トトロのふるさと基金によるナショナルトラスト事業で購入・保全されている狭山丘陵の土地の愛称 ~~ 1991年に取得された「トトロの森1号地」を皮切りに、2019年5月までに51ヶ所の「トトロの森」が確保され、その多くが一般市民向けの散策地として公開されている。(Wikipedia)


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ヤブランの実とサイハイランの葉


1号地を抜けたところにある堀口天満天神社にお参り。


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そこから所沢市西部浄水場へ上っていく途中の風景に見覚えがある。
冒頭に記した“思わぬ発見”とは…。


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川崎市中原区に住んでいた30年前、都会の暮らしに疲れ(笑)、映画『となりのトトロ』の世界観に憧れて、あてもない架空の引っ越し先の下見と称して車で所沢方面にやって来たことがあった。
当てずっぽうに車を止めて散策し、シートを広げて弁当を食べたのが、たぶんこの場所↓↓

こんな道端でお弁当など、いまでは考えられないが、そのころはもっと本当に山道だったのか、僕らがヘンに都会人だったのか。


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ちょうどトトロの森ナショナルトラスト事業が始まったころのこと。
その道をいま、交通機関を使わず歩いている。

人生、望んでいる形に無意識に近づいていて、いつしか急接近していたことに突如気づかされることが、ときどきある。


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相方にこの場所を見せたい… というのが今回の旅の目的だったんだが、覚えていないと。
それもまた人生… σ( ̄、 ̄=)

えー、気を取り直して。
腹が、減った……

(つづく)


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狭山湖と富士山


[DATA]
トトロの森 1号地
埼玉県所沢市上山口雑魚入351
https://www.totoro.or.jp/intro/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/RUnvkHZwDg4


Over the Hills and … ――横沢入里山保全地域

2021.10.24

 御岳山、飯能周辺、川越と、新規感染者数のグラフと反比例するように近場観光の記事が増えている。この流れで外せない定番スポットに高尾山というのがあるが、前にも書いているように、(高尾山クラスでも)山登りに不安がある。
そこで、ウォーミングアップとして、子ノ権現旧表参道に続いて軽めの山歩き第2弾。


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JR五日市線武蔵五日市駅からひと山越えて隣の沢に下るというルート。


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このルートは以前歩いたことがあるが、5年前くらいからさかのぼること約10年分の記憶が失われているミッシングリンクのできごとで、ここのことを最近まで忘れていた。
実はこのブログにときどきひそかに登場する“失われた時を求めて”シリーズでもある。


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武蔵五日市駅前の駐車場に車を止めて歩き始める。
地図と照らし合わせ、以前おそらくこう歩いたであろう、秋川街道から横沢小机林道へ。


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ツリフネソウとサラシナショウマ


何ひとつ思い出せないまま峠まで上ったが、そこでもう一つの可能性の天竺山山頂経由のルートが合流していて、そんな悪路を歩いたとは思えないので、過去ルートはやっぱり林道だったんだろうなぁ… と。


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下りは木漏れ日の気持ちよい杉林。


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下り始めから意外に早く麓の谷地が開けた。
横沢入里山保全地域である。


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――JR五日市線武蔵増戸駅から徒歩15分、7つの谷戸から構成される里山です。一時は田んぼや畑が放棄され、自然が荒れていきましたが、都の保全事業により田んぼが復元され、地域の方々の力で里山の風景をとり戻しつつあります。森林・緑地保全活動情報センターHP


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以前訪れたのは“里山”という用語が注目され始めたころだったように思う。
だからこの谷地の光景はイメージとして残っていた。


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道端に落ちている栗を拾ったことを思い出した。お寺には萩が咲いていた。
やはりいまごろの季節に来ていたわけだ。


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旧五日市街道を武蔵五日市駅方面に戻る。
途中、岩走神社にお参り。


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さて、昼ごはん。

(つづく)


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[DATA]
横沢入里山保全地域
東京都あきる野市151横沢
https://www.tokyo-satoyama.metro.tokyo.lg.jp/map/detail?cId=185





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/6VFqoKHjpps



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次号予告


農村を巡り、体感するツーリズムとは

2020.11.22

 1週間前に所沢の三ヶ島地区に自転車で行ったとき、景色のいい場所では自転車を押して歩いた。武蔵野台地の農村風景を肌で感じられるように。
そうなると自転車が邪魔くさい。両手が不自由で、いまひとつ開放感に欠ける。
自転車なしで来てみようか… となったのである。


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2週間前に狭山湖・多摩湖を徒歩で一周したとき、西武球場前駅を出発して狭山湖堰堤に上り、外周道路でなくまず三ヶ島の農村地域に下りている。そのまま北上して西武池袋線の駅までなら、歩けない距離ではない。
このあたりは東西にはいろいろルートを考えるが、南北という発想がなかった。


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© OpenStreetMap contributors


テーマは農村なので、ゴールが駅前の商店街では興ざめっぽい。前述のコースを逆にたどることにした。
電車で西武池袋線狭山ヶ丘駅へ。


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事前にざっと測距したところ、西武球場前駅まで8kmほど。
2週間前の半分以下なので楽勝と思われる。


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トコロード 和ケ原商店街

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所商通り入口交差点

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三ヶ島文教通りを越えて慈眼庵へ

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「トトロのふるさと基金 クロスケの家」のある森

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砂川堀

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砂川堀右岸の茶畑

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三ヶ島稲荷神社


このあたりまで来ると駅や商業施設からかなり離れるので地元の人以外に見かけない印象だったが、最近は様子が変わってきているように思える。リュックを背負って歩いているようなグループとよく出会う。
都会の喧騒を離れ、田舎を巡って自然や文化に触れたり農業体験をしたりする、新しい形の体験型ツアーがひそかに人気らしい。そのような人たちなのではないかと相方は言う。


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© OpenStreetMap contributors


――アグリツーリズムとは、都市居住者などが農場や農村で休暇・余暇を過ごすこと。日本では一般にグリーンツーリズムと呼ばれる。~ ヨーロッパが発祥地で、アグリツーリズモ(伊)、ルーラルツーリズム(英)ともいう。(Wikipedia)

“テーマは農村”とはそういう意味であり、狭山茶の一大生産地のこのあたりなら製茶所の営むカフェでお茶をいただいたり、地域の食文化である焼きだんごを食べたり。知らず知らず自分も立派なアグリツーリストなんじゃないか… と。


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ワタクシ的アグリツーリズモ


県道179号所沢青梅線を過ぎ東川を越えると丘陵地帯に入る。
2週間前のコースを逆にたどる形。


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三ヶ島八幡神社

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狭山丘陵北麓

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狭山湖

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狭山不動寺

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山口観音金乗院


長くなってしまったので、次回へつづく 「(^^; )


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石灯籠の中に何かいる!?



[Today's recommendation]

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https://youtu.be/5iVRSoGt5j8



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次号予告… って、またまた…!?


所沢周辺ユルポタシリーズ ―その3

2020.07.22

 所沢周辺の田舎道ポタリングシリーズ第3弾(過去記事はこちら→その1 その2

実は先の2本のあとにもう1本ポタリング記事を上げているが、そのときはコース途中で降雨撤収となったため、たまたま立ち寄った穴場カフェ情報をメインに番外編的な扱いとしている2020.07.05の記事参照)

今回、そのときのコースを補完する形で折り返しを入間市宮寺まで延ばしたのと、スタート地点を変更して前半に北野南の“山岳コース”を組み込んだ。

7月5日のコースと途中でつなぎ替えをすればバリエーションが広がるしくみにもなっている。


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①久米水天宮および鳩峯八幡神社参道入り口


スタート地点を久米水天宮とした。
目印ともいえないようなへんぴな場所だが、いちおう僕は東京都民なので、所沢のどこへ行くにも実は都県境のこのあたりを経由する。



〈久米水天宮~さくら通り〉
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© OpenStreetMap contributors


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②参道の十字路を北へ下る

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③④大字荒幡

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⑥岩崎弁財天 ⑤西武狭山線ガード

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⑧六ツ家川沿い ⑦小手指南さくら通り商店会


このあたりまでは助走区間で、まだ普通の住宅地である。
ただし意外に起伏があって、六ツ家川沿い(地図では↓↓になる)に慎重にルートを選ばないと上り下りで徒に体力を消耗することになる。街区もでたらめで、簡単には通過させてくれない。



〈北野南~三ヶ島〉
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⑨全徳寺

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⑩北野南地区

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⑪狭山湖入り口

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⑫三ヶ島1丁目の狭山丘陵地帯

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⑬三ヶ島八幡神社


北野天神通り(⑧と⑨の間)を越えると様相が一変。
まるで昭和にタイムスリップしたような、まさかの山村風景。
気持ちいいエリアだが、アップダウンが激しくけっこうキビシイ。
上った先はそのまま狭山湖周回コースへ続くが、不法投棄ゴミだらけのそういう道は回避。



〈三ヶ島地区〉
※薄青は7月5日のルート
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© OpenStreetMap contributors


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⑭三ヶ島稲荷神社。先日、キジを目撃!

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⑮砂川堀右岸の下り道

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⑯砂川堀左岸

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⑰慈眼庵の辻



〈三ヶ島地区~入間市宮寺〉
※グレーは交通量が多く通ってはならない道
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⑱浅間山通り

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⑲別れ道 ⑳オギノエンファーム


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㉑糀谷地区の茶畑


所沢の西のはずれで、隣接する入間市宮寺とともに茶栽培が盛ん。
入間の工業団地・物流拠点に近く、素朴な農村風景は徐々に失われる。


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㉒不老川支流 ㉓不老川


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㉔広大な耕作地帯。背後は狭山丘陵

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㉕未舗装区間 ㉖不老川分流

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㉗ガトーシャトゥ(全菓)

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㉘再び三ヶ島地区へ



〈~北野~小手指台〉
※薄青は7月5日のルート、ピンクは往路
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㉙新井園本店

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㉚三ヶ島小入口交差点

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㉛別れ道

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㉜北野総合運動場方面

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㉝「cafe北野の森」 ㉞「自家製酵母パン kamo pan 」

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㉟北野天神社方面

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㊱小手指元町



〈西所沢~久米〉
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㊲梨子ノ木戸交差点


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㊳別れ道

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㊴有名な「満洲里」

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㊵永源寺

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㊶鳩峰と水天宮参道(ゴール)


久米水天宮参道入り口の交差点がゴ―ル。
ざっと測距したところ、総距離約24.1km。
かなーり疲れました ヽ(  ̄д ̄;)ノ


〈コース全図〉
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© OpenStreetMap contributors


所沢ポタリングシリーズは、ネタ的にこれで終了っぽいが、記事をつくっている途中で2つほど新企画を思い付いた。
その一つが「所沢だんごマップ」。商工会あたりのHPでも見かける企画だが、最新状況を網羅するとけっこうおもしろそうだ。

↓↓予告編的に…


〈所沢おだんごmap〉
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「村田屋」/埼玉県所沢市三ヶ島5-506-1(閉店)



[Today's recommendation]

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https://www.youtube.com/watch?v=tG9lbFG0vXc


所沢周辺ユルポタシリーズ ―その2

2020.06.21

 所沢田舎道ポタリングコースを紹介した6月19日付の記事(投稿日は06-22)のコメント欄で、新所沢駅起点の第2弾の予告をしたところ、「シントコ起点→狭山湖・多摩湖方面か、シントコ起点→フラワーヒル・入曽方面ルートでしょうか」と再コメントが返ってきた。
そのどちらかなのか、それとも第三のルートが存在するのか。
さっそく走ってみることにしましょう。

スタートは西武新宿線 新所沢駅東口駅前ロータリー。
駅前には写真①のような裏路地立地タイプの商店街が発達している。


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①新所沢駅東口駅前の繁華街


“人とも車とも出会わない”がテーマのポタリングシリーズだが、わかりやすいようにスタート地点を駅前に設定しているので、まず繁華街。
それはしょうがないとして、ここからどれだけ走ったらひと気のない田舎道になるのか…? と疑問を持たれることと思うが、大丈夫です。



〈新所沢駅東口~北岩岡〉
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© OpenStreetMap contributors


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②所沢市大字北岩岡・花園の茶畑地帯

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③別れ道を右へ


②は駅前から700m足らず、③で約1kmである。
このように街と田舎の距離感の近いのが新所沢や狭山ヶ丘あたりの特徴といえる。

ということで、土地勘のある人ならすでにお気づきと思うが、「シントコ起点→フラワーヒル・入曽方面ルート」。
シントコ在住つかりこさん、さすが大正解! *:・゚\( ̄(エ) ̄*)


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②の別アングル

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③別れ道のもう一方は異世界へ続くトンネルのよう

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④気になるお店その1「島村漬物店」


旅の始まりにふさわしいファンタジックな別れ道にテンションが上がるが、このあたりはまだ人通りが少ないわけではない。駅まで1km前後と十分徒歩圏なのである。
ちなみに左の道を真っすぐ1kmほど進むと、2018年に“新設”された大相撲・二子山部屋がある。



〈ネオポリス西~フラワーヒル〉
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⑤ネオポリス西交差点北側エリア

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⑥気になるお店その2「そば処元六」


このルートの東側(所沢市大字下富)の雑木林に囲まれた一角にはネオポリスと呼ばれる住宅地が広がる。
1960~70年代に大和ハウス工業によって開発されたニュータウンで、この先のフラワーヒルとともに少子高齢化に伴い空き家・空き地化などの問題が顕在化している。


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⑦フラワーヒル中心部、気になるお店その3「ふわっふわっ巻きたてロールケーキ」の看板

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⑧南狭山変電所


こちらは西武グループが開発したニュータウンで、所沢市と狭山市にまたがる。
20年ほど前だろうか、自転車でふらっとこの地に迷い込み、山奥(失礼)に忽然と西友が出現したことに楼蘭遺跡を発見したときのスウェン・ヘディンのごとき衝撃を受けたものだが、いまとなっては夢マボロシのよう。
「ふわっふわっ巻きたてロールケーキ」(気になるお店その3)の入るSCが西友の建物だったのかなぁ…?



〈北入曽~堀兼~上赤坂〉
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⑨としとらず公園下流の不老川


最近まで子どもが水遊びをするようなのんびりした小川の印象だった不老川が大きく姿を変えていた。近年の豪雨災害の深刻化の表れか。


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⑩県道126号所沢堀兼狭山線を横切る

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⑪不老川流域の耕作地帯


⑪は不老川沿いの河岸街道と平行に走る農道。東京近郊とは思えない広大な後背低地を形成している。
右の木立は⑫⑬の農村集落の屋敷林。


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⑫狭山市上赤坂

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⑬狭山市上赤坂



〈下赤坂~ふじみ野市亀久保~大井武蔵野〉
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⑭県道6号川越所沢線を横切る

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⑮川越市下赤坂


幹線道路の一本横の道に沿って武蔵野の農村風景が残る。
この旧道の尽きるところから県道6号川越所沢線までの区間は裏道がなく比較的交通量の多い道を通る。
その東には再び農村風景。


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⑯トリトマの花が懐かしい

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⑰阿彌陀堂

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⑱「ふちな農園」


このあたりには野菜の直売所が多く、遠方から車で買いに来る人も多いもよう。
「ふちな農園」で枝豆とトウモロコシを購入。


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⑲気になるお店その4「磨味坊」

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⑳ふじみ野市立総合体育館横


川越市・ふじみ野市・三芳町の境界で、東武東上線に近いエリアとなっており、畑作地帯にも工場や大規模倉庫が見られるようになる。



〈三富地域〉
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㉑三芳町大字上富

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㉒永久保通り


三富(さんとめ)地域は、所沢市中富・下富、三芳町上富を中心に、川越市、所沢市、狭山市、ふじみ野市、三芳町の4市1町にまたがる畑作地帯。江戸時代に開拓され、短冊状の地割りや屋敷林といった当時の姿をいまに伝えるとされる。


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㉓下富通りから多聞院方面を望む

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㉔気になるお店その5「ギョーザのやまざき」

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㉕三富今昔語りべ館


三富地域は古い道が見当たらず、ルート的にはネックとなる。
この永久保通り~下富通りは車が少ないので、三富では走りやすいルートといえるが、一本南の多聞院通りやその先のさいたまふじみ野所沢線になると、大型トラックが行き交い、自転車で走るのは危険なレベル。


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㉖所沢堀兼狭山線

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㉗交差点の東側は三富の耕作地の面影を残す


県道126号所沢堀兼狭山線は新しい道で、富岡中央通りに代わって南北輸送機能を担い、周囲の風景を一変させた。



〈~所沢ニュータウンスカイマンション〉
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© OpenStreetMap contributors


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㉘気になるお店その6「菊寿司中新井店」。背後に見えるのがスカイマンション


当初、新所沢駅をスタート・ゴールとする予定だったが、この先は街なかを通るだけでおもしろみに欠けるので、所沢ニュータウンで終了とした。
総距離約18km。


〈コース全体図〉
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© OpenStreetMap contributors



時刻は12時に近く、ハラが減って、帰路にシントコ経由の遠回りをする気力がなくなったというのが実情だったりして… ( ̄ω ̄;) ムム…

実は気になるお店その5「ギョーザのやまざき」で昼ごはんという考えもあったが、なんか入り口付近に常連風昼飲みグループがいてビビッて入れなかった。
次にこのコースを走るときは、ぜひこちらで食事をしたいものだ。


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㉔「ギョーザのやまざき」




[Today's recommendation]

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https://www.youtube.com/watch?v=Q21BF38W3Gs


武蔵野の原風景をめぐるユルポタコース

2020.06.19

 コロナ禍にあって変わったものの一つが自転車で向かう方角。
以前は都会方面へ、すなわち都心の北西に位置する居所から見たら南や東に向かうことが多かったが、いまはそっち方面へ行くことはほとんどない。
繁華街の人混みに踏み込む気になれないというより、店内飲食を控えるとなると、そもそも街に用事がなくなるのだ。

自転車は気分転換である。仕事で疲れたアタマを休める目的で乗る。
いまは人も車もいないところでボーっとしたい。
この間、そういうルートをいくつか開拓した。


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© OpenStreetMap contributors


人とも車とも出会わないって、いまの時代、東京近郊で、いくらなんでもそれは大げさだろうと思われるかもしれないが、本当です。
近くにお住まいで自転車に乗ることもあるという方は、まず今回のルートをお試しいただきたい。


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東新井町交差点は車でいっぱい(地図の⓪)


国道463号(浦和所沢バイパス、通称:うらとこ)とさいたまふじみの所沢線の交わる東新井町交差点の一つ東の信号がスタート・ゴール。総距離12kmほどの気軽なコースである。



〈牛沼〉
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①所沢市大字牛沼、②木村・徳田両中尉墜落地案内標識

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③坂道

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④神明神社

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⑤茶畑地帯


幹線道路の交差点から20mほど入っただけで古びた町並みが現れる(写真①)。さらに750m進むと、東川河岸段丘の広大な茶畑地帯(写真⑤)。
この古い町並みと茶畑などの耕作地帯が今回通ったエリアの多くを占める。



〈松郷〉
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⑥松郷交差点

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⑦所沢市東部クリーンセンター(左)


「おまえ どこから来たの? まつごうっ!?」の松郷交差点(写真⑥)。
ここで古い道が分断されている。
この先がこのルートの中心部だ。



〈日比田~亀ケ谷・南永井〉
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⑧⑨日比田水路の谷筋の道


写真⑦は東川支流・日比田水路の谷で、SFチックな構造物は所沢市東部クリーンセンターと所沢市リサイクルふれあい館の連絡橋。
巨大ごみ処理施設の下流に開けた日比田地区は、まるで腐海に囲まれた風の谷のようだ。


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⑩レトロな雑貨屋

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⑪坂道

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⑫坂の上は亀ケ谷・南永井の広大な畑作地帯へ続く

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⑬この先を左折(わかりにくいので要注意)


うらとこバイパス・日比田交差点へ向かう道(柳瀬資料館通りの延長)は寺社や商業施設もあり、ルート中で随一の主要道の様相を呈している。交通量も少なくないが、車にまったく出くわさないこともある。
写真⑪の坂を上ると、また違った雄大な景色が広がる。



〈折り返し(関越道)〉
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⑭南永井の畑作地帯

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⑮ラーメン「珍来」


この季節、このあたりではヒバリが盛んにさえずっており、すぐ北に見える南永井通りの車列がうそのように静か。
オリンピック道路にある「珍来」という滝山の名物店と同じ名前のラーメン屋がずっと気になっている。


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⑯関越自動車道と⑰その側道

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⑱南永井八幡神社


今回は関越道を折り返しに設定しているが、さらに進めば同じような田舎道を東武東上線・みずほ台駅あたりまで行ける。



〈南永井の屋敷林〉
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⑲屋敷前を通る道

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⑳立派な屋敷林


屋敷林・耕地・平地林という武蔵野を特徴づける短冊型の地割りがいまも残る。
⑲の屋敷前を横断する道は、⑭の畑を横切る道と平行して走る。両者を直角に結ぶ道はほぼ私道である。



〈再び日比田地区〉
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㉑亀ケ谷の耕作地。前方に東部クリーンセンターの塔が見える

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㉒下り坂

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㉓「三上さんちの焼きだんご」


見晴らしのよい耕作地。⑫の道(薄紫)の一本西を戻っている。
坂を下ると⑩の雑貨店にぶつかり、少し上ると焼きだんごのお店。
沢筋のこの道は片側の暗渠が歩道になっている。


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㉔所沢欅聖地霊園方面に入る

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㉕クリーンセンター施設を⑦とは反対側から見下ろす

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㉖日比田の高台



〈所沢堀兼狭山線~カルチャーパーク通り〉
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㉗ランドマーク

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㉘山田食品産業の牙城の様相

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㉙「9秒カレー 所沢店」


⑥の松郷交差点はうらとこバイパスと県道126号所沢堀兼狭山線の交差点であり、その1km北で再び126号を越える。


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㉚所沢市指定文化財「木村・徳田両中尉墜落地」(写真②③に案内標識)

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㉛若松町から霊園方面を望む


若松町は古い団地エリアだが、外れには農村風景が残る。
東の緑は霊園やカルチャーパークの森、西は航空公園である。



〈こぶし台団地~うらとこ(ゴール)〉
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㉜こぶし台団地

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㉝中華料理「泰雅」


団地内には商業エリアが残っていて、いい感じの街中華が出現したりする。
(個人的)自粛明けのあかつきにはぜひ訪れたい。


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㉞塚口地蔵尊

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㉟スタート・ゴールの交差点


浦和所沢バイパスは有数の幹線道路であるが、自転車で走りやすいとは言い難い。
一方、北に接する「三富地区」は工場・倉庫・産廃地帯で、どの道も大型トラックが行き交い、自転車でのんびり走れる場所は存在しない。今回のコースも、一つ曲がり角を間違えれば、知らぬ間にそういう道に合流してしまうという紙一重のきわどさがある。実は針の穴を通すような精緻なコース設定なのである。

あえて“便利”を遠ざけることで得られるものがある。
素晴らしい武蔵野の原風景に触れることができるのだ。



〈おまけ〉
~ いちおう食べ物ブログなので…

「三上さんちの焼きだんご」/埼玉県所沢市大字日比田536
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(2020年5月30日)

「9秒カレー 所沢店」/埼玉県所沢市大字下新井1405-23
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20200618 pottering-4120200618 pottering-42
20200618 pottering-43
(2019年12月19日)



[Today's recommendation]

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https://www.youtube.com/watch?v=B51bLBdUt3w


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