有形文化財の建造物にて… 【そばの杜】
2022.02.06
前記事の続きで、秩父神社にお参りしたあと市内を散策。
秩父に来ようと思った理由の一つに、混まなそうというのがある。
前記事の写真を見ていただけばわかるように、市内観光の中心である秩父神社やその参道の番場通り、日曜でもひと気まばら。
隣の隣の隣の観光都市・川越とは大違いである。
番場通り
これだけ人が少なかったら飲食店はどこも混むことはないだろうと、踏切際の人気そば店「武蔵屋」をのぞいてみると、順番待ちの人が店外にあふれている。即、退散… という、いつもどおりの展開である。西武秩父駅近くにはラーメン店の大行列も。
前にも感じたが、街なかの滞留人口構成が極端にアンバランスである。

「手打そば 武蔵屋」
飲食店に行列する一定数は観光の人というよりグルメの人であり、ピンポイントに食べ物屋目当てで、街なかは素通りしてるんじゃないの…? と思えなくもない。観光動線の流れも悪そうだ。
観光資源に恵まれているように映るだけに、大きなお世話かとは思うが、なんかもったいない。

気を取り直して…。
街を歩いて、古い大衆食堂や洋食店や喫茶店にも惹かれるが、秩父ではやっぱりそばが食べたい。

秩父そばの会HPより
「道の駅 ちちぶ」でもらってきた“秩父そばの会”の“蕎麦たべあるきマップ”でお店を探す。
ちなみに上記「武蔵屋」や、前回入った「大むら本店」もそばの会会員である。
街の中心っぽい本町交差点の立派な建物の前に“手打ち蕎麦”の幟。
マップを見ると、こちらもそばの会らしい。
建物自体は「秩父ふるさと館」というらしい。
以下、すべて後付け知識だが概要を記すと――
「秩父ふるさと館」は、大正時代に繁栄した秩父銘仙問屋(旧 柿原商店)を整備再生し、観光拠点として2004年開場。メイン施設の店舗兼主屋、3棟の土蔵、石塀は国の登録有形文化財である。
館内1階は地域物産の展示販売店やショットバーなど。

“秩父地方の伝統産業である秩父銘仙に、現代感覚を取り入れたものづくりにこだわる”という「知知夫手づくり工房」で洋紙と細川和紙を購入。
観光気分高まる c( ̄▽ ̄)
2階は郷土料理も提供する手打ちそば店「そばの杜」。
「そばの杜」は2009年オープン。
広々とした店内は、テーブル席8席、最大32名収容の大広間と座敷2席、最大12名の個室空間からなる。
広い空間に先客は1組。
古民家の素晴らしい雰囲気だけに、やっぱりもったいない…。
注文は鴨汁そばとお昼ごはんセット。

――そばは二八そばで、店主が修行時代に影響を受けた味をもとに発展させ、毎日手作りで心を込めて作っています。(お店HPより)

鴨汁の鴨肉は少ないが、油をたっぷり吸った揚げなすとこんがり焼かれた長ねぎで風味がよく、熱々の汁で体が温まる。

お昼ごはんセットは、そば、天ぷら、とろろご飯、お新香。
そばは太めの平切りでルチンの黄色みが強い。
二八らしくねっとりした食感。

全体にそつなくバランスのとれている印象で、普通に満足感が得られる。
若い女性2人体制の接客もマニュアルの行き届いた気持ちいいもの。

でもこういうのって、施設食堂みたいなものじゃないの?
はい。そうだと思います。

でもそれでいいのです。
僕らはただの“観光の人”なのだから。
[DATA]
そばの杜
埼玉県秩父市本町3-1 秩父ふるさと館2F
http://www.sobanomori.net/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/uOerZ-ewUcA


次はここかな…
前記事の続きで、秩父神社にお参りしたあと市内を散策。
秩父に来ようと思った理由の一つに、混まなそうというのがある。
前記事の写真を見ていただけばわかるように、市内観光の中心である秩父神社やその参道の番場通り、日曜でもひと気まばら。
隣の隣の隣の観光都市・川越とは大違いである。
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これだけ人が少なかったら飲食店はどこも混むことはないだろうと、踏切際の人気そば店「武蔵屋」をのぞいてみると、順番待ちの人が店外にあふれている。即、退散… という、いつもどおりの展開である。西武秩父駅近くにはラーメン店の大行列も。
前にも感じたが、街なかの滞留人口構成が極端にアンバランスである。

「手打そば 武蔵屋」
飲食店に行列する一定数は観光の人というよりグルメの人であり、ピンポイントに食べ物屋目当てで、街なかは素通りしてるんじゃないの…? と思えなくもない。観光動線の流れも悪そうだ。
観光資源に恵まれているように映るだけに、大きなお世話かとは思うが、なんかもったいない。

気を取り直して…。
街を歩いて、古い大衆食堂や洋食店や喫茶店にも惹かれるが、秩父ではやっぱりそばが食べたい。

秩父そばの会HPより
「道の駅 ちちぶ」でもらってきた“秩父そばの会”の“蕎麦たべあるきマップ”でお店を探す。
ちなみに上記「武蔵屋」や、前回入った「大むら本店」もそばの会会員である。
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街の中心っぽい本町交差点の立派な建物の前に“手打ち蕎麦”の幟。
マップを見ると、こちらもそばの会らしい。
建物自体は「秩父ふるさと館」というらしい。
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以下、すべて後付け知識だが概要を記すと――
「秩父ふるさと館」は、大正時代に繁栄した秩父銘仙問屋(旧 柿原商店)を整備再生し、観光拠点として2004年開場。メイン施設の店舗兼主屋、3棟の土蔵、石塀は国の登録有形文化財である。
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館内1階は地域物産の展示販売店やショットバーなど。

“秩父地方の伝統産業である秩父銘仙に、現代感覚を取り入れたものづくりにこだわる”という「知知夫手づくり工房」で洋紙と細川和紙を購入。
観光気分高まる c( ̄▽ ̄)
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2階は郷土料理も提供する手打ちそば店「そばの杜」。
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「そばの杜」は2009年オープン。
![]() | ![]() |
広々とした店内は、テーブル席8席、最大32名収容の大広間と座敷2席、最大12名の個室空間からなる。
![]() | ![]() |
広い空間に先客は1組。
古民家の素晴らしい雰囲気だけに、やっぱりもったいない…。
![]() | ![]() |
注文は鴨汁そばとお昼ごはんセット。

――そばは二八そばで、店主が修行時代に影響を受けた味をもとに発展させ、毎日手作りで心を込めて作っています。(お店HPより)

鴨汁の鴨肉は少ないが、油をたっぷり吸った揚げなすとこんがり焼かれた長ねぎで風味がよく、熱々の汁で体が温まる。

お昼ごはんセットは、そば、天ぷら、とろろご飯、お新香。
そばは太めの平切りでルチンの黄色みが強い。
二八らしくねっとりした食感。

全体にそつなくバランスのとれている印象で、普通に満足感が得られる。
若い女性2人体制の接客もマニュアルの行き届いた気持ちいいもの。

でもこういうのって、施設食堂みたいなものじゃないの?
はい。そうだと思います。

でもそれでいいのです。
僕らはただの“観光の人”なのだから。
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[DATA]
そばの杜
埼玉県秩父市本町3-1 秩父ふるさと館2F
http://www.sobanomori.net/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/uOerZ-ewUcA


次はここかな…