町の歴史の詰まった… 【秋川渓谷菓子処 桝屋】
2021.10.24
武蔵五日市編はまだ続いている。
せっかく来たのならその土地の文化や歴史を感じられるような食べ物を… というのは観光の目的そのものだったりするが、わりとその目的にかなうのが和菓子だと思う。
和菓子はその土地ならではの農産物を生かしてつくり出されるものだから。
価格も手ごろである。
最近、近場のお出かけでも古そうな和菓子屋さんを探す。
スマホで検索すると駅前の駐車場から1kmほどのところに和菓子屋さんがあるというので、歩いていくことに。今日歩いたルート(前記事の地図参照)の5kmほどでは、歩き足りない。

五日市街道は武蔵五日市駅で突き当たって左に折れる。
その先が古い市街地のようで、歩くにつれて歴史を感じさせるお店や建物が増えてくる。
“すし”“ラーメン”の二枚看板のお店が気になる。横長の看板には“うなぎ”の文字も。
子どものころまさにそんな三枚看板のお店に連れていってもらって大興奮したことを思い出す。
いまもこういうお店があるんだ。入ってみたいなぁ…。

さらに歩くと、めざす和菓子屋さんらしき物件が見えてきた。
袖看板が2枚。
正面から見ると、こんな感じ。
一瞬、菓子店が2店競合しているように見えなくもないが、和菓子屋さんに入ってみると…

中でつながってました (^o^;) ヤッパリ…!?
二枚看板の街・五日市(笑)。
「秋川渓谷菓子処 桝屋」は品数豊富。
冒頭に“その土地の文化や歴史を感じられる…”と書いたが、たとえばどら焼きの生地に竹炭を練り込んだ黒どら焼き「五日市」。
五日市は木炭市場で栄えた町で、農家女性の副業として広まった炭の粉末をすき込んだ黒色の絹織物“黒八丈”にちなんだどら焼きだそうだ。

ほかにも、おやき各種や、『鬼滅の刃』にちなんだ“大嶽山”などユニークな商品もいろいろ。
酒まんじゅう2、まゆ玉2、きんつば、おやき つぶあん、黒どら焼き五日市を購入。
これだけ買って、778円!

江戸時代から続くというお店のお菓子は、あんこがおいしくどれも手作り感があってほのぼのしたもの。
季節によって品ぞろえも変わるようなので、行くたびに楽しめるのではないだろうか。
いい街には魅力のある和菓子屋さんがある、というのが今回学んだことかな。

店の向かい側の道を駅に帰ろうとすると、阿伎留神社の案内標識。
行ってみると、いかにも歴史の重みを感じる神社である。
あとで調べると、『延喜式』神名帳に武蔵国多摩郡8座の筆頭に記載されているという古社。
高台から見下ろす蛇行する秋川流域に広がる、古代の農耕風景が思い浮かぶようだ… といったら大げさだろうか。
[DATA]
秋川渓谷菓子処 桝屋
東京都あきる野市五日市836
http://www.masuya-kashi.com/
https://www.facebook.com/akigawakeikoku.masuya.kashi/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/igs6HF1zyME


帰路、羽村大橋より御岳、奥多摩方面
武蔵五日市編はまだ続いている。
せっかく来たのならその土地の文化や歴史を感じられるような食べ物を… というのは観光の目的そのものだったりするが、わりとその目的にかなうのが和菓子だと思う。
和菓子はその土地ならではの農産物を生かしてつくり出されるものだから。
価格も手ごろである。
最近、近場のお出かけでも古そうな和菓子屋さんを探す。
スマホで検索すると駅前の駐車場から1kmほどのところに和菓子屋さんがあるというので、歩いていくことに。今日歩いたルート(前記事の地図参照)の5kmほどでは、歩き足りない。

五日市街道は武蔵五日市駅で突き当たって左に折れる。
その先が古い市街地のようで、歩くにつれて歴史を感じさせるお店や建物が増えてくる。
“すし”“ラーメン”の二枚看板のお店が気になる。横長の看板には“うなぎ”の文字も。
子どものころまさにそんな三枚看板のお店に連れていってもらって大興奮したことを思い出す。
いまもこういうお店があるんだ。入ってみたいなぁ…。

さらに歩くと、めざす和菓子屋さんらしき物件が見えてきた。
袖看板が2枚。
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正面から見ると、こんな感じ。
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一瞬、菓子店が2店競合しているように見えなくもないが、和菓子屋さんに入ってみると…

中でつながってました (^o^;) ヤッパリ…!?
二枚看板の街・五日市(笑)。
![]() | ![]() | ![]() |
「秋川渓谷菓子処 桝屋」は品数豊富。
冒頭に“その土地の文化や歴史を感じられる…”と書いたが、たとえばどら焼きの生地に竹炭を練り込んだ黒どら焼き「五日市」。
五日市は木炭市場で栄えた町で、農家女性の副業として広まった炭の粉末をすき込んだ黒色の絹織物“黒八丈”にちなんだどら焼きだそうだ。

ほかにも、おやき各種や、『鬼滅の刃』にちなんだ“大嶽山”などユニークな商品もいろいろ。
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酒まんじゅう2、まゆ玉2、きんつば、おやき つぶあん、黒どら焼き五日市を購入。
これだけ買って、778円!

江戸時代から続くというお店のお菓子は、あんこがおいしくどれも手作り感があってほのぼのしたもの。
季節によって品ぞろえも変わるようなので、行くたびに楽しめるのではないだろうか。
いい街には魅力のある和菓子屋さんがある、というのが今回学んだことかな。

店の向かい側の道を駅に帰ろうとすると、阿伎留神社の案内標識。
行ってみると、いかにも歴史の重みを感じる神社である。
あとで調べると、『延喜式』神名帳に武蔵国多摩郡8座の筆頭に記載されているという古社。
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高台から見下ろす蛇行する秋川流域に広がる、古代の農耕風景が思い浮かぶようだ… といったら大げさだろうか。
![]() | ![]() |
[DATA]
秋川渓谷菓子処 桝屋
東京都あきる野市五日市836


[Today's recommendation]



https://youtu.be/igs6HF1zyME


帰路、羽村大橋より御岳、奥多摩方面