100%地粉! 手打ちうどん 【さかえ】
2021.10.02
うどんどころだけに意外な場所に意外な形で突如うどん屋さんが出現する東村山。
空堀川沿いの野菜無人販売所でうどん弁当を売り始めた… みたいな情報をInstagramで目にしたのがGWのころ。
武蔵野うどんは糧うどんとも呼ばれ、“糧(かて)=野菜”とは切っても切れない関係にある。興味深い展開だと思った。
よく通る場所だったので物件はすぐに特定できたが、営業していることが少ないのと入りづらそうなのとで、そこからの進展はないままに時が過ぎる。
“入りづらそう”と書いたように、弁当だけでなく食堂機能も備えているらしい。
野菜販売所ではなく、ときどき玄関先で野菜を売っている民家。
いわゆる自宅系うどん屋さんなのであった。
空堀川右岸、上堀橋と天王森橋の間。
久米川駅南口から約360m。

用事で富士見町に行った帰り、ダメモトで寄ってみたら幟が出ている。
角地に位置し、川沿いの道路に面した側に野菜スタンド、その後ろにテイクアウト用窓口。そこが調理場のようで、仕込みに忙しそうな若い女性の姿。
小窓の下に“店内でも食べられます”の張り紙。

奥まった側に家の玄関があり、食堂の入り口にもなっている。
そのしるしに暖簾が掛かっているが、これが位置的にも色的にもぜんぜん目立たないのであった (;^_^A
ドアを開けて物腰の柔らかい女性が出迎えてくれる。調理場の女性とは母娘だろうか。
たたきで靴を脱ぎ、「おじゃましまーす」みたいな(笑)。

すぐ左手が飲食用の部屋で、ちゃんと造り付けのカウンター席もある。
カウンター4席、それと背中合わせに壁にくっつけたテーブルに2席。および、付属しているサンルーム風の小部屋にテーブル席が設置してある。

当初は土日月のみだったらしいが、現在は水~日の営業。
メニュー表には平日限定ランチというものも。
あ、平日じゃないわ。残念…。
普通盛り天ぷらつき×2。
「汁は肉汁にできますが?」とおかあさん。
1つ肉汁にしてもらう。
“100%地粉”とあるように、うどんは無漂白の灰色がかった色合い。
天ぷらは、さつまいも、四角豆、ちくわ。
糧は小松菜、薬味に長ねぎ。七味の小袋が付いてくる。
うどんは手打ちらしく太さはやや不ぞろいだが、よじれていない平打ちの端正なフォルム。
コシは強いが平打ちで食べやすく、かむほどに小麦の甘い香りを感じることができる。

「野菜はなるべくたくさん使っていきたいと思ってまして」と娘さん。
天ぷらの四角豆は本日スタンドでも売られていたもの。いんげんの一種らしいが、莢が四角く肥大している分、普通のいんげんよりみずみずしく、甘みが強くおいしい。

野菜販売は以前からやられていて、畑作地域でもないのにと不思議に思っていた。
聞いてみると、実家筋が野口町と多摩湖町で農園をやられていて、そちらの野菜という。
「ここに並べているものは農薬を使っていないんです」とおかあさん。「見た目が悪くて申し訳ないんですけど」
いえ、大事なことだと思います。

お支払いで、肉汁にチェンジは無料ということが判明。それで「1つだけ肉汁」と言ったとき不思議そうな表情だったのね。
肉の分、○○円コストアップというのはパッと見、僕にもわかる。そのあたり、おおらかで好ましくはあるが…。
と恐縮しつつ、素直にうれしいサービス (≧∇≦)b
使いよい場所にいいお店を見つけた!
[DATA]
さかえ
東京都東村山市栄町2-14-5
[Today's recommendation]



https://youtu.be/9ew5Ux7g_UQ


台風一過的な?
うどんどころだけに意外な場所に意外な形で突如うどん屋さんが出現する東村山。
空堀川沿いの野菜無人販売所でうどん弁当を売り始めた… みたいな情報をInstagramで目にしたのがGWのころ。
武蔵野うどんは糧うどんとも呼ばれ、“糧(かて)=野菜”とは切っても切れない関係にある。興味深い展開だと思った。
よく通る場所だったので物件はすぐに特定できたが、営業していることが少ないのと入りづらそうなのとで、そこからの進展はないままに時が過ぎる。
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“入りづらそう”と書いたように、弁当だけでなく食堂機能も備えているらしい。
野菜販売所ではなく、ときどき玄関先で野菜を売っている民家。
いわゆる自宅系うどん屋さんなのであった。
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空堀川右岸、上堀橋と天王森橋の間。
久米川駅南口から約360m。

用事で富士見町に行った帰り、ダメモトで寄ってみたら幟が出ている。
角地に位置し、川沿いの道路に面した側に野菜スタンド、その後ろにテイクアウト用窓口。そこが調理場のようで、仕込みに忙しそうな若い女性の姿。
小窓の下に“店内でも食べられます”の張り紙。

奥まった側に家の玄関があり、食堂の入り口にもなっている。
そのしるしに暖簾が掛かっているが、これが位置的にも色的にもぜんぜん目立たないのであった (;^_^A
ドアを開けて物腰の柔らかい女性が出迎えてくれる。調理場の女性とは母娘だろうか。
たたきで靴を脱ぎ、「おじゃましまーす」みたいな(笑)。

すぐ左手が飲食用の部屋で、ちゃんと造り付けのカウンター席もある。
カウンター4席、それと背中合わせに壁にくっつけたテーブルに2席。および、付属しているサンルーム風の小部屋にテーブル席が設置してある。

当初は土日月のみだったらしいが、現在は水~日の営業。
メニュー表には平日限定ランチというものも。
あ、平日じゃないわ。残念…。
![]() | ![]() |
普通盛り天ぷらつき×2。
「汁は肉汁にできますが?」とおかあさん。
1つ肉汁にしてもらう。
![]() | ![]() |
“100%地粉”とあるように、うどんは無漂白の灰色がかった色合い。
天ぷらは、さつまいも、四角豆、ちくわ。
糧は小松菜、薬味に長ねぎ。七味の小袋が付いてくる。
![]() | ![]() |
うどんは手打ちらしく太さはやや不ぞろいだが、よじれていない平打ちの端正なフォルム。
コシは強いが平打ちで食べやすく、かむほどに小麦の甘い香りを感じることができる。

「野菜はなるべくたくさん使っていきたいと思ってまして」と娘さん。
天ぷらの四角豆は本日スタンドでも売られていたもの。いんげんの一種らしいが、莢が四角く肥大している分、普通のいんげんよりみずみずしく、甘みが強くおいしい。

野菜販売は以前からやられていて、畑作地域でもないのにと不思議に思っていた。
聞いてみると、実家筋が野口町と多摩湖町で農園をやられていて、そちらの野菜という。
「ここに並べているものは農薬を使っていないんです」とおかあさん。「見た目が悪くて申し訳ないんですけど」
いえ、大事なことだと思います。

お支払いで、肉汁にチェンジは無料ということが判明。それで「1つだけ肉汁」と言ったとき不思議そうな表情だったのね。
肉の分、○○円コストアップというのはパッと見、僕にもわかる。そのあたり、おおらかで好ましくはあるが…。
と恐縮しつつ、素直にうれしいサービス (≧∇≦)b
使いよい場所にいいお店を見つけた!
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[DATA]
さかえ
東京都東村山市栄町2-14-5
[Today's recommendation]



https://youtu.be/9ew5Ux7g_UQ


台風一過的な?