年をとるということ 【鮨孝】
2021.10.30
先月このブログにも書いているヘルベルト・ブロムシュテット指揮NHK交響楽団のコンサート当日。
実はスケジュール調整にかなり苦労していて、無事行けることになってホッとしている。それでも午前中は2人とも仕事で、開演45分前に家を出て自転車すっ飛ばして会場の「所沢ミューズ」へ。

所沢市民文化センター ミューズ アークホール
ブロムシュテットさんを知ったのは高校のころ。
世界最高峰オーケストラの一つシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に抜擢された(日本では)無名の若手指揮者ということで、権威主義的音楽ジャーナリズムの鼻もひっかけないあしらいのなか、当時進行していたベートーヴェン・チクルスの「田園」だけは高評価で、これは聴いてみたい! と。
その後、名誉指揮者としてN響への度重なる客演などを通じ、ブロムシュテットは日本で最も愛される指揮者となっていく。

若手と思っていた当時、実は50歳前後であり、今年でなんと94歳!!
立ったまま棒を振るだけで驚かされるが、若いころよりむしろ速いんじゃないかというテンポ設定で、弛緩することのないインテンポで高い集中力を維持したまま2曲。まるで奇跡のよう。
感動して涙が出た。

夜は予約してあった東村山の「鮨孝」へ。
お祝いということで娘2人も帰っている。
節目の年齢のお祝いらしい。
でもさ、昔なら長寿とされた節目でも、あんな94歳見せられたらとてもじゃないが祝ってもらう資格があるとは思えないし。
なのでそのへんは、サラッと、コソッと。

本日はとりあえず“おまかせ寿司”4人前を予約してある。

酒は「澤乃井 新酒しぼりたて生原酒 一番汲み」を四合瓶で頼む。
「おつかれさま!」
と乾杯(笑)。
「前後しちゃって…」と食前酒を出してくださる若女将。
もう一回乾杯(笑)。

にぎりをメインに、食前酒・先付・お椀・茶碗蒸し・デザート付きのコースなのである。
先付の具だくさんの煮しめ、茶碗蒸しに続いて、追加で頼んだ合鴨つくね焼き。
串にかぶりつくと少しぷりっとした歯ごたえがあって、中はジューシー。
粉山椒をたっぷりつけて食べるとおいしい。

続いて、やはり追加注文の本日の揚げ物。あんこうの唐揚げである。
ひとくちサイズと聞いたがなかなか大きく食べ応えがある。飾り切りのすだちに女性陣は喜ぶ。こういうひと手間は遊び心か余裕の証しか。
むちっとした肉質はふぐに通じる。

いよいよメインのにぎり。
中トロ2貫、貝類2貫(ホタテとミル貝)、ウニ、甘海老、イカ、イクラ、玉子、鉄火巻き… 本格ネタの数々を堪能❣️
まぐろのよさはさすがである。
ミル貝の香り、ウニの甘み…。
職人のにぎる寿司は、やっぱりおいしいものだなぁ… としみじみ。

[DATA]
鮨孝
東京都東村山市本町2-6-25
[Today's recommendation]



https://youtu.be/eew0fbFsgjA


娘からのお祝い
先月このブログにも書いているヘルベルト・ブロムシュテット指揮NHK交響楽団のコンサート当日。
実はスケジュール調整にかなり苦労していて、無事行けることになってホッとしている。それでも午前中は2人とも仕事で、開演45分前に家を出て自転車すっ飛ばして会場の「所沢ミューズ」へ。

所沢市民文化センター ミューズ アークホール
ブロムシュテットさんを知ったのは高校のころ。
世界最高峰オーケストラの一つシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に抜擢された(日本では)無名の若手指揮者ということで、権威主義的音楽ジャーナリズムの鼻もひっかけないあしらいのなか、当時進行していたベートーヴェン・チクルスの「田園」だけは高評価で、これは聴いてみたい! と。
その後、名誉指揮者としてN響への度重なる客演などを通じ、ブロムシュテットは日本で最も愛される指揮者となっていく。

若手と思っていた当時、実は50歳前後であり、今年でなんと94歳!!
立ったまま棒を振るだけで驚かされるが、若いころよりむしろ速いんじゃないかというテンポ設定で、弛緩することのないインテンポで高い集中力を維持したまま2曲。まるで奇跡のよう。
感動して涙が出た。

夜は予約してあった東村山の「鮨孝」へ。
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お祝いということで娘2人も帰っている。
節目の年齢のお祝いらしい。
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でもさ、昔なら長寿とされた節目でも、あんな94歳見せられたらとてもじゃないが祝ってもらう資格があるとは思えないし。
なのでそのへんは、サラッと、コソッと。

本日はとりあえず“おまかせ寿司”4人前を予約してある。

酒は「澤乃井 新酒しぼりたて生原酒 一番汲み」を四合瓶で頼む。
「おつかれさま!」
と乾杯(笑)。
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「前後しちゃって…」と食前酒を出してくださる若女将。
もう一回乾杯(笑)。

にぎりをメインに、食前酒・先付・お椀・茶碗蒸し・デザート付きのコースなのである。
![]() | ![]() |
先付の具だくさんの煮しめ、茶碗蒸しに続いて、追加で頼んだ合鴨つくね焼き。
串にかぶりつくと少しぷりっとした歯ごたえがあって、中はジューシー。
粉山椒をたっぷりつけて食べるとおいしい。

続いて、やはり追加注文の本日の揚げ物。あんこうの唐揚げである。
ひとくちサイズと聞いたがなかなか大きく食べ応えがある。飾り切りのすだちに女性陣は喜ぶ。こういうひと手間は遊び心か余裕の証しか。
むちっとした肉質はふぐに通じる。

いよいよメインのにぎり。
![]() | ![]() |
中トロ2貫、貝類2貫(ホタテとミル貝)、ウニ、甘海老、イカ、イクラ、玉子、鉄火巻き… 本格ネタの数々を堪能❣️
![]() | ![]() |
まぐろのよさはさすがである。
ミル貝の香り、ウニの甘み…。
![]() | ![]() |
職人のにぎる寿司は、やっぱりおいしいものだなぁ… としみじみ。

[DATA]
鮨孝
東京都東村山市本町2-6-25
[Today's recommendation]



https://youtu.be/eew0fbFsgjA


娘からのお祝い
下町の実力派洋食店 【キッチン藤】
2019.01.20
先々月のここの記事にラフマニノフの2番についてちょこっと書いたら、「〇〇先生のオーケストラ、今度の演奏会ラフマニノフの2番だって。聴きに行く?」と相方。
と2カ月近く前に決まっていたことなので、多少忙しくとも決行。

昨年8月の第45回に続く同オーケストラの定期演奏会で、会場は錦糸町の「すみだトリフォニーホール」。
けっこう遠いので時間に余裕をもって家を出たつもりが、西武新宿線の事故遅延に巻き込まれるというデジャヴな展開に。それでもダイヤの乱れは前回ほどひどくなかったので、現地では余裕で行動できた。

プログラム(同フィル 第46回定期演奏会):
ラフマニノフ 交響曲第2番ホ短調作品27、リャードフ 8つのロシア民謡作品58、ショスタコーヴィチ 祝典序曲作品96
指揮 新田ユリ/日立フィルハーモニー管弦楽団

すみだトリフォニーについてひと言。
ここの大ホール、怖すぎ… ヽ(ヽ ̄□ ̄))))) ヒィィ…!
3階席のいちばん前の通路は高さ10mはあろうかという崖っぷちにもかかわらず、柵が腰の高さほどしかない。高所恐怖症の自分には通行不能なレベルである。
入るときは人の流れのままになんとか席にへたり込んだが、帰りにどうやってあの“神々のトラヴァース”を通過したものかと、気になって音楽が上の空だったし…(* v . v)。ハズイ…

“ラフ2”はさすがに有名。
第3楽章が始まるや、周りはいっせいにパンフレットを開く。

話は前後するが、お昼ごはん。
錦糸町駅で降りるのは初めてで何一つ予備知識がないので、全面的にネットが頼り。食べログで見つけたのが駅近くの洋食店「キッチン藤」。
前回の池袋のときも老舗洋食店であり、同じ行動をとるのは偶然か心理学的現象か。

人気店らしく席は埋まっており、少し待って案内されたが相席。昔、相席は絶対ダメだったけど、いまはどうでもよくなってる。ちょっとは成長したかなぁ…。

事前調査の結果、外せないのが生姜焼き。
となると自然、もう1品は揚げ物という組み立てになり、洋食の華カニクリームコロッケを選ぶ。
池袋の「キッチンチェック」は3~4人の料理人が分業制で回していたが、こちらはシェフ1人体制だ。歩兵のキッチンタイマー4台を巧みにコントロールしつつ複数の料理を同時並行でこなす。
だから客の回転が驚くほど速い。僕らがいる間にも入れ代わり立ち代わりお客が入ってきて、全18席中最大15席まで埋まっていた。

生姜焼きの材料構成は豚バラ薄切りのみ。しょうゆベースに酸味が感じられるソースがおいしい。香り付けはショウガ強め、ニンニク控えめ。肉もご飯もすごいボリュームだが、濃いめでシンプルな味付けがツボで、ご飯が進む進む。

箸で持ち上げるのが難しいほど重量感のあるカニクリームコロッケ。
しかも、×2個。

じっくりからっと揚げてあり、さっくり衣を割ると芯温までアツアツ。
ぼってりとした濃厚なクリームがたっぷりで、口内のやけどに要注意。

ぜひリピートしたいと、かなり真剣に考えてしまうお店で、下町の実力を思い知らされる。
ただ、錦糸町に用事があるかどうか…。
唯一機会がありそうな、すみだトリフォニーがあれではなぁ…。

[DATA]
キッチン藤
東京都墨田区江東橋3-12-8 O・T・Kビル1F
[Today's recommendation]


◆ 猫写真はこちら その1 その2 ◆

https://youtu.be/zQtoOWqZ_J4
先々月のここの記事にラフマニノフの2番についてちょこっと書いたら、「〇〇先生のオーケストラ、今度の演奏会ラフマニノフの2番だって。聴きに行く?」と相方。
と2カ月近く前に決まっていたことなので、多少忙しくとも決行。

昨年8月の第45回に続く同オーケストラの定期演奏会で、会場は錦糸町の「すみだトリフォニーホール」。
けっこう遠いので時間に余裕をもって家を出たつもりが、西武新宿線の事故遅延に巻き込まれるというデジャヴな展開に。それでもダイヤの乱れは前回ほどひどくなかったので、現地では余裕で行動できた。

プログラム(同フィル 第46回定期演奏会):
ラフマニノフ 交響曲第2番ホ短調作品27、リャードフ 8つのロシア民謡作品58、ショスタコーヴィチ 祝典序曲作品96
指揮 新田ユリ/日立フィルハーモニー管弦楽団

すみだトリフォニーについてひと言。
ここの大ホール、怖すぎ… ヽ(ヽ ̄□ ̄))))) ヒィィ…!
3階席のいちばん前の通路は高さ10mはあろうかという崖っぷちにもかかわらず、柵が腰の高さほどしかない。高所恐怖症の自分には通行不能なレベルである。
入るときは人の流れのままになんとか席にへたり込んだが、帰りにどうやってあの“神々のトラヴァース”を通過したものかと、気になって音楽が上の空だったし…(* v . v)。ハズイ…

“ラフ2”はさすがに有名。
第3楽章が始まるや、周りはいっせいにパンフレットを開く。

話は前後するが、お昼ごはん。
錦糸町駅で降りるのは初めてで何一つ予備知識がないので、全面的にネットが頼り。食べログで見つけたのが駅近くの洋食店「キッチン藤」。
前回の池袋のときも老舗洋食店であり、同じ行動をとるのは偶然か心理学的現象か。

人気店らしく席は埋まっており、少し待って案内されたが相席。昔、相席は絶対ダメだったけど、いまはどうでもよくなってる。ちょっとは成長したかなぁ…。

事前調査の結果、外せないのが生姜焼き。
となると自然、もう1品は揚げ物という組み立てになり、洋食の華カニクリームコロッケを選ぶ。
![]() | ![]() |
池袋の「キッチンチェック」は3~4人の料理人が分業制で回していたが、こちらはシェフ1人体制だ。歩兵のキッチンタイマー4台を巧みにコントロールしつつ複数の料理を同時並行でこなす。
だから客の回転が驚くほど速い。僕らがいる間にも入れ代わり立ち代わりお客が入ってきて、全18席中最大15席まで埋まっていた。

生姜焼きの材料構成は豚バラ薄切りのみ。しょうゆベースに酸味が感じられるソースがおいしい。香り付けはショウガ強め、ニンニク控えめ。肉もご飯もすごいボリュームだが、濃いめでシンプルな味付けがツボで、ご飯が進む進む。

箸で持ち上げるのが難しいほど重量感のあるカニクリームコロッケ。
しかも、×2個。

じっくりからっと揚げてあり、さっくり衣を割ると芯温までアツアツ。
ぼってりとした濃厚なクリームがたっぷりで、口内のやけどに要注意。

ぜひリピートしたいと、かなり真剣に考えてしまうお店で、下町の実力を思い知らされる。
ただ、錦糸町に用事があるかどうか…。
唯一機会がありそうな、すみだトリフォニーがあれではなぁ…。

[DATA]
キッチン藤
東京都墨田区江東橋3-12-8 O・T・Kビル1F
[Today's recommendation]


◆ 猫写真はこちら その1 その2 ◆

https://youtu.be/zQtoOWqZ_J4
創業50年の街の洋食屋さん 【キッチン チェック】
2018.08.19
知り合いが所属するアマチュアオーケストラの定期演奏会を聴きに行く。
会場は池袋の東京芸術劇場。
14時開演なので、まず池袋の街なかでお昼ごはんを済ますという段取りを組んでいたが、余裕で家を出たつもりが西武新宿線の事故遅延に巻き込まれ(てか、そんな状況にもかかわらず無理やり食事をとったせいで)、ホールに入ったときは開演ぎりぎり、座って1分もしないうちに指揮者が袖から出てきたという (; ̄ー ̄A アセアセ…

プログラム(同フィル 第45回定期演奏会):
ブラームス 交響曲第2番ニ長調作品73、ラロ スペイン交響曲ニ短調作品21*、ほか
*ヴァイオリン独奏 小野明子/指揮 武藤英明/日立フィルハーモニー管弦楽団

このコンサートホールは3回目。
偶然にも過去2回はほぼ同じ席だった。ステージ両サイドに一列だけ張り出している席の左側(第一ヴァイオリンの頭上)。
ステージを見やすくするためか落下防止柵が低く、高所恐怖症の自分は、それはもう恐ろしくて、落ち着いて音楽を聴くどころじゃなかった(笑)。

曲目も同じで、マーラーの交響曲第5番。エリアフ・インバル指揮東京都交響楽団と、ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団。どちらもこの曲をオハコとしている指揮者だから、それはもうぜいたくな時間には違いないわけで。
あの席のよさは、指揮者の顔を正面から間近に見られること。メータは最初のヴィヴァルディ終了後から、拍手に応えて袖に下がるたびになぜかこっちに上目遣いの視線をくれている。「なんだろうね?」と、同行したKE君と話していた。2曲目のモーツァルト『リンツ』のあとも同じ。
「わかったよ」とインターバルにKE君。「オレらの横に美人がいるの」
「なるほど。そういえばスケベそうな顔してたわ(笑)」

今日は2階席の後ろのほうだったので落ち着いて聴くことができた。
しばらく聴いていなかったが、ブラームスの2番はしみじみいい曲だなと思いました。

話は前後するが、お昼ごはんの話。
池袋には土地勘がないので、ネットで検索してみた。

“池袋西口_ランチ_老舗”と入れて出てきたのが「キッチン チェック」。

総合アミューズメント施設「ロサ会館」1階の洋食店。
1968年創業の洋食屋というだけで期待が高まる。

予想どおり混んでいて、まず店内順番待ちだったが、すぐに奥が2席空いたのはラッキーだった。
前述のようにコンサート開演時間ぎりぎりでは第二候補を当たっている余裕もなかったろうし、この店も食べ終わって出たときには外に行列ができていたので。

ハンバーグが気になるところだが、前日にハンバーガーを食べていたのでということを意識して、注文はポークカツレツ(僕)と海老と帆立のミックスフライ(相方)に。

ポークカツレツは、とんかつとは異なる洋食のカツレツであった。
厚みがありながらも軟らかく、かつ食べ応え十分。

海老と帆立のミックスフライは、僕らのあとのお客さんの注文も多く、ハンバーグに次いで2番人気という感じ。

エビもホタテも大ぶりでボリューム満点。
火の通りが絶妙で、人気があるのもうなずける。

バランスとか考えたら揚げ物だけになってしまったが、やはりというかハンバーグの注文が断然多い。
目の前でパンパンと、盛んに空気抜きやられてると、気になってしょうがない。

やっぱり1回では済まないお店なんだと思う。

[DATA]
キッチン チェック
東京都豊島区西池袋1-37-12 ロサ会館1F
http://osietesite.com/gourmet/tokyo/yosyoku/cury/check
[Today's recommendation]

https://youtu.be/ZLUyWZ-srKg
https://youtu.be/lSii-jC6-Uo


◆ 猫写真はこちら その1 その2 ◆
知り合いが所属するアマチュアオーケストラの定期演奏会を聴きに行く。
会場は池袋の東京芸術劇場。
14時開演なので、まず池袋の街なかでお昼ごはんを済ますという段取りを組んでいたが、余裕で家を出たつもりが西武新宿線の事故遅延に巻き込まれ(てか、そんな状況にもかかわらず無理やり食事をとったせいで)、ホールに入ったときは開演ぎりぎり、座って1分もしないうちに指揮者が袖から出てきたという (; ̄ー ̄A アセアセ…

プログラム(同フィル 第45回定期演奏会):
ブラームス 交響曲第2番ニ長調作品73、ラロ スペイン交響曲ニ短調作品21*、ほか
*ヴァイオリン独奏 小野明子/指揮 武藤英明/日立フィルハーモニー管弦楽団

このコンサートホールは3回目。
偶然にも過去2回はほぼ同じ席だった。ステージ両サイドに一列だけ張り出している席の左側(第一ヴァイオリンの頭上)。
ステージを見やすくするためか落下防止柵が低く、高所恐怖症の自分は、それはもう恐ろしくて、落ち着いて音楽を聴くどころじゃなかった(笑)。

曲目も同じで、マーラーの交響曲第5番。エリアフ・インバル指揮東京都交響楽団と、ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団。どちらもこの曲をオハコとしている指揮者だから、それはもうぜいたくな時間には違いないわけで。
あの席のよさは、指揮者の顔を正面から間近に見られること。メータは最初のヴィヴァルディ終了後から、拍手に応えて袖に下がるたびになぜかこっちに上目遣いの視線をくれている。「なんだろうね?」と、同行したKE君と話していた。2曲目のモーツァルト『リンツ』のあとも同じ。
「わかったよ」とインターバルにKE君。「オレらの横に美人がいるの」
「なるほど。そういえばスケベそうな顔してたわ(笑)」

今日は2階席の後ろのほうだったので落ち着いて聴くことができた。
しばらく聴いていなかったが、ブラームスの2番はしみじみいい曲だなと思いました。

話は前後するが、お昼ごはんの話。
池袋には土地勘がないので、ネットで検索してみた。

“池袋西口_ランチ_老舗”と入れて出てきたのが「キッチン チェック」。

総合アミューズメント施設「ロサ会館」1階の洋食店。
1968年創業の洋食屋というだけで期待が高まる。

予想どおり混んでいて、まず店内順番待ちだったが、すぐに奥が2席空いたのはラッキーだった。
![]() | ![]() |
前述のようにコンサート開演時間ぎりぎりでは第二候補を当たっている余裕もなかったろうし、この店も食べ終わって出たときには外に行列ができていたので。

ハンバーグが気になるところだが、前日にハンバーガーを食べていたのでということを意識して、注文はポークカツレツ(僕)と海老と帆立のミックスフライ(相方)に。

ポークカツレツは、とんかつとは異なる洋食のカツレツであった。
厚みがありながらも軟らかく、かつ食べ応え十分。

海老と帆立のミックスフライは、僕らのあとのお客さんの注文も多く、ハンバーグに次いで2番人気という感じ。

エビもホタテも大ぶりでボリューム満点。
火の通りが絶妙で、人気があるのもうなずける。

バランスとか考えたら揚げ物だけになってしまったが、やはりというかハンバーグの注文が断然多い。
目の前でパンパンと、盛んに空気抜きやられてると、気になってしょうがない。

やっぱり1回では済まないお店なんだと思う。

[DATA]
キッチン チェック
東京都豊島区西池袋1-37-12 ロサ会館1F
http://osietesite.com/gourmet/tokyo/yosyoku/cury/check
[Today's recommendation]

https://youtu.be/ZLUyWZ-srKg
https://youtu.be/lSii-jC6-Uo


◆ 猫写真はこちら その1 その2 ◆