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昭和要素の詰まった新宿銘菓 【時屋 新宿小田急ハルク店】

2022.10.27

 前記事の続きで、せっかく新宿に来ているのでお土産を買って帰ることに。
新宿名物といえばOだんごとH万頭だが、自宅用には大げさそうでもあり、込み入った事情を抱えていそうでもあり…。
で、思い出したのが、どら焼き。


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西新宿の路面店のショーケースに飾られた巨大どら焼きのサンプルは「神楽坂飯店」の一升炒飯にも匹敵するインパクトもので、初台あたりの女子大生の間でやたら人気だったとか、なんだとか。
帰省するときに東京土産として買っていったらウケるだろうな… と考えたことはあるが、実際に買ったことはない。


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「時屋 新宿小田急ハルク店」。
つまり、単独の路面店に見えなくもないが、この一角は小田急ハルクの建物の一部なのである。


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保谷駅前の和菓子&定食「いさわ」のご主人に、先代が小田急ハルクに出店していたという話を聞かされたことを思い出した。
まさにこの中の1店だったんじゃないだろうか?


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「いさわ」店主いわく(( )内は筆者補足)。

昭和時代、(クレイジー・キャッツがしばしば歌の題材としたように)キャバレー通いがはやった。
かような御仁はお店のおねーちゃんへお土産を持っていく。
キャバレーといえば歌舞伎町。
(超高層ビルビジネス街と歌舞伎町の間に位置する)当地では、甘いものがよく売れた。

「時屋」の特大どら焼きも、あるいは… ( ̄ω ̄;)


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1948年創業。
それ以前は時計屋だったそうだ。
それで「時屋」。


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なんと、店頭に食事メニューが出ている。しかも和風だ。
これは気になる。


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栗中どら焼きと、比較対照に小どら焼きを、1個ずつ買う。

中でもかなり大きい。
その半分でも、僕にはまだ大きい(笑)。


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それにしても、昭和時代のお気楽サラリーマンと比べ自分はなんて健全なんだ… と思いましたね σ( ̄、 ̄=)ンー


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[DATA]
時屋 新宿小田急ハルク店
東京都新宿区西新宿1-5-1 新宿西口ハルク1F
http://www.tokiya.co.jp/index.html





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/jN8sV0CPXr8


https://youtu.be/8w-6uPw0TZY



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百余年続く本物の和スイーツ 【寒天工房 讃岐屋 新宿本店】

2018.12.29

 穴八幡参りのあと「八幡鮨」で昼ごはんにして、そのまま歩いて高田馬場方面へ。
高田馬場駅を通り越して、さかえ通り→田島橋→落合橋のコースで神田川右岸へ。


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そのまま川沿いにの道をしばらく歩いたところに目的のお店がある。


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創業大正3(1914)年という100年企業の寒天屋さん「讃岐屋」。
昼ごはんの150年企業「八幡鮨」と合わせて254歳。足す意味があるかどうかわからないが。

こちらは前に相方が入って気に入ったので連れていってくれるという。


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道行く人に開かれた縁側が気持ちいい、小さなお店。


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お店の中はお正月ムードで華やか。
入り口正面のショーケースを右に回り込むとイートインコーナー。テーブル席が3つある。


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入ってみればすごく落ち着くいい店だけど、男ひとりでは絶対無理 ヾ( ̄ω ̄;) ムリムリ…


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注文は粋を気取って豆かんてん。かんてん屋だし、これは外せない。
でも体は冷えきっているで、もう一品はぜんざい。


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かんてん、うまい。子どものころ、天草の採れる土地で育ったワタシにはわかる、本物の香りと食感。
ぱきっとして賽の目が大きくて、これが江戸好みなのか。
また塩味の効いたえんどうがたまらない。


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師走の寒風にさらされた体を温めてくれたぜんざい。
あずきの香りがよく、香ばしい餅が2つも入ってうれしい。


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寒天、えんどう、黒糖に、あずきと餅。
シンプルなだけに材料のよさが伝わってくる。ごまかしの利かない本物の和スイーツをいただきました。


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おまけで出してくれたわらび餅。普通のわらび餅のイメージからすると相当繊細でプルプル。
これは店内で買えるそうだ。


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神田川は桜並木が続く。
来年の桜の季節が楽しみだ。


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[DATA]
寒天工房 讃岐屋 新宿本店
東京都新宿区高田馬場3-46-11
http://www.sanukiya.co.jp/
https://www.facebook.com/profile.php?id=100063498432576





[Today's recommendation]

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https://www.youtube.com/watch?v=aqXYqzQcXLM


老舗甘味処にてタンメンを食す 【伊勢屋(西早稲田)】

2017.06.17

 事情あって新宿若松町まで自転車で行った。所要2時間半。どんな事情だ(笑)。
妻と次女と落ち合って用事を済ませ、帰りは電車なので(だからどんな事情だ(笑))高田馬場まで歩くことにして、途中昼ごはんの店を探す。
馬場口交差点の近く、老舗甘味処にして知る人ぞ知る中華の名店「伊勢屋」へ。


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ここは以前から気になる存在だったが、そもそもこのあたりに来ること自体多くないのでなかなか機会がなく、去年の暮れに穴八幡で一陽来復の御守を買った帰りにようやく入ることができた。
タンメンと焼そばを食べ、とても満足した。
そういえば学生時代に団子を買って甘泉園のあたりまでぶらぶら歩き食いをした。もろ昭和のころの話。


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店内は満席で順番待ち1組という盛況ぶり。
入ってすぐの席の男女が食べ終わっていて、まもなくそこに入れそうなのだが、常連らしくお店のおねえさんとずっとおしゃべりしてる。しかもおねえさんのほうが積極的で、なかなか会話を終わらせようとしない。お店サイドが客の回転を滞らせている。
わしらは直接的不利益を被っているはずなんだが、そののんびりした接客に、なぜかほのぼのとした気持ちにさせられる。


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タンメン700円(私)、焼そば600円(妻)、もやしそば700円(次女)。
客層は年齢幅が広く、というか下と上への偏りがみられ、10代、20代、30代が抜け落ちている感じ。小さい子ども連れが3組もいる。1人で来ているおばあさんが帰ったと思ったら、入れ違いに違うおばあさんが入ってきた。なんだかご近所の憩いの場のような雰囲気なのだ。


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家族経営のようで、かわりばんこにレジを受け持つ2人のおねえさんは似ているような気がする。ホール係の主力のおばちゃんは、名字で呼ばれているからパートっぽい。

去年来たときは大女将がいて、近所の年寄りとよもやま話をしていた。誰それが死んだとか、誰それが死んだとか、誰それが……。
今日は見ないなと思っていたら、奥から「できたてのホッカホカ」とか言いながらおいなりさんの番重を抱えて登場。レジのところにドンと置いて、キャッシュトレーを吹っ飛ばす(笑)。
この方は背中は曲がっているが足取りはかなりしっかりしている。洗い物もてきぱきこなす。
まだまだ引退はなさそうだ。


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タンメン

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もやしそば


タンメンともやしそばの違いは、まずキャベツとモヤシの比率が逆。タンメンが7:3だとしたら、もやしそばは3:7。
あともやしそばにはネギが入る。ほかの具は、ニンジン、ニラ、キクラゲ、豚肉、ナルト。


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焼そば


焼そばは、野菜類はたぶんタンメンと同じで肉は入っていない。
提供されたその場で紅ショウガをのせるかどうか聞かれる。


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タンメンは炒めた具に中華鍋の鉄けが移って香ばしく、食欲をそそる。麺は中細やや縮れで、かん水くさい昔懐かしのタイプ。子どものころから食べているような食べ物だから心底ほっとする。
途中で妻の焼そばとチェンジ。こちらも縁日の焼きそばのようなレトロな味わい。


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量はどれもけっこう多い。
ちなみに隣の席の焼めしとチキンライス、ちらっと見えただけだが量がものすごい。


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窓口に和菓子を買う客がひっきりなしに訪れるから、なかなかレジに立つタイミングが図れない。店内で食事をした人も多くは和菓子を買って帰るようなので、うちもそれに倣う。
生き生きと働く女性たちに元気をもらいに行くお店だ。


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[DATA]
伊勢屋
東京都新宿区西早稲田2-18-20





 和菓子屋さんですから…
伊勢屋/東京都新宿区西早稲田2-18-20


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豆だいふく130円、水まんじゅう(こしあん、つぶあん)140円


[Today's recommendation]

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https://youtu.be/JURip9xV2L4


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