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霊験あらたかな 【穴八幡宮】

2023.12.28

 前記事に書いているごあいさつ先とは、娘(次女)が学生時代にアルバイトをしていたラーメン屋さんで、穴八幡宮のすぐ近くにある。
その折にはひとかたならずお世話いただいており、オーナーさんと店長さんにごあいさつすることができ、少し肩の荷が下りた。


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娘は一昨年、とある文学賞をいただいており、お店の皆さんそれをわがことのように喜んでくださっている。ハッと気づいた。娘の支えとなっているのはこのような人たちであり、親ではない。自分はもうヤキモキする必要もないのだと思うと、感謝と安堵が込み上げた。
まだお参りしていないけれども、穴八幡様のご利益にあずかったような心持ちがした。


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例年この時期は西早稲田の穴八幡宮に一陽来復の御守を授かりに参っているが、コロナ禍の2020-21年は休止、2022年は目先を変えて隣の放生寺の“一陽来福”を授かっているので、穴八幡は2019年以来4年ぶりとなる。


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穴八幡宮は1062(康平5)年、源義家が奥州からの凱旋の途中、この地に兜と太刀を納め氏神八幡宮を勧請し東北鎮護の社として祀ったことに始まる。

――寛永十八年(1641年)、宮守の庵を造る為に南側の山裾を切り開いたところ神穴が出現し、中から金色の御神像が見つかった事などから、この時より穴八幡宮と唱えられるようになりました。「御由緒」神社HPより)


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一陽来復御守は神社に伝わる福神(打ち出の小槌)伝説に起因し、江戸中期より冬至の福神祭に授与されていたという。
毎年、冬至から節分までの期間に頒布され、冬至・大晦日・節分のどれかの24時、その年の恵方に向けて壁などに貼り付けておまつりするというもの。
金銀融通のお守りとも呼ばれ、金運アップ、商売繁盛などのご利益があるとされる。


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まず古札守納所へ去年の御守を返納。
去年のお守りは上記のように放生寺の“一陽来福”だが、お寺自体が穴八幡宮の別当寺なのでこちらに納めても問題ないだろうと。


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一陽来復の御守を授かり、拝殿にお参りして終了。


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御札御守頒布所はそれほど感じなかったが、拝殿にこれほど並んだ記憶がない。
コロナ明けの反動が強く実感され、2024初詣はどこも大変そう。

(つづく)


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[DATA]
穴八幡宮
東京都新宿区西早稲田2-1-11
https://www.anahachimanguu.jp/
https://twitter.com/anahachiman





[Today's recommendation]


https://youtu.be/UPBd8eHQqIw?si=5O8ksPOPsbw7QVu6



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次号予告


今年は“来福”で 【放生寺】

2022.12.27

 この時期の風物詩に「一陽来復御守」の頒布というものがある。
商売繁盛や出世、開運にご利益がある神社として知られる西早稲田の穴八幡宮で毎年冬至の日に金銀融通のお守りの頒布を始めるという、一種の冬至祭りである。

一陽来復とは、“陰極まりて陽に転ずる”冬至の日を指す言葉で、季節が春に向かうことや運気が好転するといった意味で使われる。

うちでは10年ほど前からこのお守りを授かるようになり、2017年2018年2019年と、その模様をブログ記事にしている。

その後コロナ禍で行けてなかったが、今年3年ぶりに行ってみようかと。
ただし穴八幡はやはり混雑不可避とも思われ、あまりにひどかった場合を考え、次の手を用意しておく。


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12月27日火曜日14時30分。
仕事納め前の平日午後といういちばんすいていそうなタイミングを選んだつもりだが、穴八幡はすごい混みよう。


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右が穴八幡宮西参道鳥居、左の献灯提灯が放生寺参道


ただちに次の手発動。
穴八幡宮の隣のお寺さんでもお守りを拝受できるのでした c( ̄▽ ̄)


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放生寺は1641(寛永18)年、穴八幡宮の別当寺として創建された。


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――穴八幡宮とは元々不可分であったため、神仏習合の江戸時代に始まった「一陽来復」の札の授与は穴八幡と放生寺の双方で行われている。ただし放生寺の札は「一陽来福」と1文字異なる…Wikipedia

ホームページヘッダーには“高野山真言宗 一陽来福創始の寺”とある。


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こちらは落ち着いてお参りでき、一陽来福のお札も並ぶことなく拝受することができた。


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一陽来福(一陽来復)のお札には独特の作法がある。
家の居間などに、冬至、大みそか、節分のいずれかの深夜0時、毎年定められた恵方に向けてお札を貼らなければならない。
それによってはじめて金銀融通のご利益にあずかることができるというわけだ。


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深夜0時…。
それが最大の難関だったりする。このトシになると。

(つづく)


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[DATA]
放生寺(ほうしょうじ)
東京都新宿区西早稲田2-1-14
https://www.houjou.or.jp/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/YVe0uW_BcvM



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次号予告


青春時代にタイムスリップ…? 【メルシー】

2019.12.25

 年末恒例、早稲田の穴八幡宮に「一陽来復御守」を授かりに行く。
一陽来復御守は毎年冬至から節分の間に拝受できるお守りで、金銀融通のご利益があるとされる。冬至・大みそか・節分のいずれかの日の夜中の12時に、その年の恵方に向けて高い場所にお守りを奉る。
うちでは例年、年内にお守りを拝受して大みそかに奉る。

例年といっても、この行事を知ったのは5年ほど前のこと。穴八幡から200mほどの近所に住んでいたことがあるにもかかわらず。
モグリ住民のそしりを免れない。


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毎年、誘導の仕方が違っていて、それは行った日の混み具合によるものと思われるが、今年は坂の上の裏参道から入って、いきなり行列最後尾。
初めて来た5年ほど前は冬至祭の当日で、馬場下交差点にDJポリスが出動するほどの混雑ぶりだったが、それに次ぐ列の長さである。
一陽来復御守を授かるのに40分かかった。


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そのあとにお昼ごはんを食べるお店を選ぶのが、実はいちばんの楽しみだったりする。
昨年は「八幡鮨」、一昨年が「キッチンオトボケ」、その前の年はまだブログをやっていなかったので記事はないが「伊勢屋」と、それこそ僕がこのかいわいに住んでいたころからやっているお店をめぐる青春探訪シリーズである。


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今年は、穴八幡参り第1回で訪れた「メルシー」を再訪。
早大生のソウルフードといわれる有名ラーメン店である。


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ところが、これが自分にとって青春探訪かというと、そうではなく、学生時代にこのお店に入ったことはない。それどころか名前すら知らず、「メルシー」の存在を知ったのは大学卒業から10年ほどたってから。入ったのは上記5年ほど前が初めてで、今回2回目。
モグリ学生のそしりを免れない。


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昔は情報が満遍なく行き渡ることはなく、おいしいラーメンといっても、おそらくゼミやサークル単位で語り継がれているようなレベルだったと思う。
南門通り方面に活動の場がなかった自分にとって、牧舎もカナリヤもメルシーも、縁遠い存在だったのだ。


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このお店はカウンター席がなく、相席必至である。大学は冬休みだろうから学生風は見られず、年配客がほとんど。僕らと同様に穴八幡参りとセットで昔懐かしのお店を訪れるという人も多いんじゃないだろうか。

注文はラーメン450円×2。安っ…!


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この荷姿で提供


スタッフも高齢化だったりするのでオペレーションが不安定で、提供順がでたらめである。あとから入店した隣のテーブルのチャーハンはあっという間に出てきたが、僕らのラーメンは提供までに20分近くかかった (;^_^ A


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こちらのラーメンは煮干し味で知られるが、ガラ系の風味も感じられ、なかなか濃厚なだし。かえしのしょうゆも濃い目。表面を覆う油層がスープの香りを引き立たせるようだ。


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麺はツルッとしたストレート中太麺。硬すぎず軟らかすぎずのちょうどよいゆで加減。


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具はチャーシュー、メンマ、モヤシ、コーン、ネギ。


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昔なじみの店ではないが、どこか懐かしいラーメン。
店のつくりの古さによるのか、土地の記憶が呼び覚まされるからか、40年前にタイムスリップしたような感覚にさせられるのが不思議だ。


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[DATA]
メルシー
東京都新宿区馬場下町63





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/JAqDAQbWXxE


穴八幡から老舗すし屋へ 【八幡鮨】

2018.12.29

 今日は年末恒例の穴八幡参り。お参りというより、金銀融通のご利益があるといわれる「一陽来復御守」を授かりに行く。
穴八幡宮は新宿区西早稲田の馬場下町交差点に位置する。諏訪通りを挟んで大鳥居の向かいは早稲田大学戸山キャンパスとなっている。

――穴八幡宮は、1062年に源義家がこの地に兜と太刀を納めて祀ったのが創始とされ、毎年冬至から節分の間に金銀融通のお守りである「一陽来復」を求めて全国から大勢のひとびとが集まります。このお守りを冬至・大晦日・節分のいずれか24時にその年の恵方に向けて高い場所に奉るのだそうです。早稲田大学HPより)


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高田馬場から早稲田まで地下鉄で1駅なので、いつもこの間を歩いて向かう。


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早稲田通りと諏訪通りの間の古い住宅地は起伏が激しく、古い細道が迷路のように走っていて、格好の散策コースとなっている。


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学生時代に1年間、このエリアのちょうど穴八幡の裏手あたりに住んでいたので、いまだにこの裏道コースには勘が働く。その下宿屋に行ってみると、いまだに健在なのには驚かされるが、隣がさら地になっていて忍び寄る何かの足音が聞こえるようだ。


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御守授かり所は、大安だった去年に比べて人出は少なく、ほとんど並ばずに済んだ。


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そのあと本拝殿でお参り。こちらはいつもと変わらぬ混みよう。


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ということで年末のお勤めを果たし、いよいよ昼めしタイム。


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この界隈のたべもの屋に入るのが楽しみで、毎年穴八幡参りを続けているといううわさもちらほら (; ̄ー ̄A ウーム…


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昼ごはんは、3年前がラーメン屋「メルシー」、一昨年は和菓子店「伊勢屋」、去年は洋食「キッチンオトボケ」


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順番でいくと穴八幡と交差点対角にある元祖かつ丼の「三朝庵」あたりだが、この老舗そば屋の閉店情報は閉店前から知っていた。知らずに予定を組んでいたような人たちが次々にやって来る。
僕らが予定していた「メルシー」も年末休みに入っていた。


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(昔の?)早大生のソウルフード「メルシー」も「三品食堂」も休み。学生街のこの界隈は昔、日曜日に食事できる店を探すのに難儀した


仕方なしに高田馬場方面へ向かう。


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一応、西門通りをチェックして西早稲田交差点に出ると、正面に“創業明治元年”の文字。


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それが妙に気になり、店頭の品書きを見てみると、“早稲田名物 特製ばらちらし”とある。
“ランチにぎりも好評です”とも。
ともに1200円。
値段が微妙なところだが、一応ハレの日だし、相方着物だし、ま、いっか。


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「八幡鮨」は実際、僕らの学生時代からあるが、当時すでに老舗然として敷居が高そうで、学生には縁遠い存在だった。
お店は意外に狭く、カウンター8席ほどとテーブル1脚。2階席もあるもよう。


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カウンターはほぼ埋まっていて、左隅のテーブル席に通される。
お茶を運んできたおにいさんが「ばらちらしとにぎりをお出ししています」と。
1つずつお願いする。


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カウンターの中のにぎり場には年配の大将と若い板さん。表のガラスケースに飾ってある郷土史エッセーの筆者がこの大将である旨、店内にもパネルが掲示してある。


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御年84歳。
老舗の大御所ということで頑固そうかもと警戒したが、明るくときに茶目っ気を交えつつ気さくにお客に接している。
にぎり姿もかくしゃくたるものがあるが、表情が豊かで年齢を感じさせない。


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白衣の胸には“四代目主人”の文字。
遠くてはっきり確認できなかったが、若い板さんの胸には“六代目”と入っていたような気がする。


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まずばらちらし。
「味が付いてますのでそのままお召し上がりください」と。


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魚はすべて漬けにしてあり、ワサビと合わせてある。
マグロ赤身・中トロ、タイ、カンパチ? エビ、タコ、〆イワシ… ほか数種類。ほかに、かまぼこ、錦糸卵、きゅうり、たくあん、小松菜、にんじん… と、とにかく具だくさん。
甘すぎないシャリが江戸前っぽく粋な感じ。


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にぎりは逆に仕事をしてあるのはつめが塗られたタコのみ。イワシもチラシとは仕事の施しが違うように思う。
ちなみにこちらは、かっぱ巻きの考案者だそうだ。
この店が、というか目の前の四代目その人が、かっぱを発明した。


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にぎりにかっぱ巻きが付いている。ただのかっぱかと思ったら、きゅうりと一緒に白身魚を巻いてある。
元祖の手による進化系かっぱ巻き。
ちなみに鉄火巻きは、中トロとたくあん。


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店舗ビルには、「旧跡 高田馬場跡」のプレートが埋め込んである。馬場は旗本たちの馬術の練習場で、また穴八幡宮に奉納する流鏑馬が催された。近くの水稲荷神社には堀部安兵衛の碑がある。
若いころは何も考えずに甘泉園公園でキャッチボールをしていたが、いまこの街に来ると何かしら歴史との邂逅がある。


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[DATA]
八幡鮨
東京都新宿区西早稲田3-1-1
http://yahatazushi.com/
http://picdeer.com/yahatazushi





[Today's recommendation]

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https://www.youtube.com/watch?v=Ibd1-ooK5as


穴八幡参りから、お楽しみの昼食は? 【キッチンオトボケ】

2017.12.30

 西早稲田の穴八幡宮へ「一陽来復御守」を求めに。
穴八幡宮と一陽来復御守について、近くの早稲田大学のホームページに記事がある。

――穴八幡宮は、1062年に源義家がこの地に兜と太刀を納めて祀ったのが始まりとされており、商売繁盛や出世、開運にご利益がある神社として知られています。毎年冬至から節分の間にだけ拝受できる金銀融通の御守りともいわれる「一陽来復御守」があることで有名です。毎年冬至の日にある「冬至祭」には、多くの人がこのお守りを求めて訪れ、長い行列が出来ます。冬至・大晦日・節分のいずれかの日の夜中の12時に、その年の恵方に向けてお守りを高い場所に奉るそうです。


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うちでは3年前からこのお守りに金銀融通を託している。
いまだご利益にあずかっていない。
今年なんか春先、早々にお守りは落下した。落ちるとご利益は消失するという。


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高田馬場から早稲田通りを歩く。
このへんは学生時代によく歩いた土地だから、いまだにホーム感がある。


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とはいえ、馬場~早稲田エリアはたとえばラーメン激戦区だったりするからお店の入れ替わりが激しい。
10年前はおろか5年前に入った店でもはや跡形もない、なんていうのはざら。


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そんななか、馬場口交差点を越えたあたりから、ぽつりぽつりと古い店の生き残り組が確認されるようになる。


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写真は学生時代に入ったことのあるお店。
覚えているだけでこんなに生き残っている。


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西早稲田交差点近く、しばらく通った「松の湯」の建屋も健在。


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穴八幡には北参道から入る。
なんかいつもこっちに並んでいたからそうしたのだが、それは混雑が予想される日の対応らしい。
今日は正面から普通に誘導していた。


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混雑のピークはやはり冬至。
どれくらい混雑するかというと、DJポリスが出動するくらい。


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それほど混まないといっても、境内に張られたガイドポールを2回折り返すくらいの人出はある。
あとで気づいたが、今日は大安だった。
毎日これだけの人出があるわけではないと思うんだが…。


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古札納め所に去年のお守りをお納めし、新しい一陽来復御守を授かる。
御初穂料800円。

本殿にお参りし、お勤め終了。


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両脇に屋台の並んだ参道を抜ける。


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急階段を下りて馬場下交差点に出る。


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穴八幡参りのあとは、お楽しみの昼食タイム。

一昨年は、すぐ近くのラーメン「メルシー」、昨年は馬場口交差点近くのラーメン類が人気の和菓子店「伊勢屋」。
今年は穴八幡の鳥居の目と鼻の先にある洋食屋「キッチンオトボケ」に。


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Openの札の横の扉を開ける。驚くことにお客さんが1人もいない。ここは人気店のはず。
と思ったら時刻は11:01。図らずも開店1番の客の栄誉に浴することに。


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僕はミックスフライ定食650円。ツレはカレーにするという。
「カツカレーにすれば?」
「いや、それは危険。ここ、量多いんでしょう?」

そうなのだ。こちらは典型的な学生相手のドカ盛り店。
揚げ物中心のメニュー構成から“早稲田三大油田”と称されるほど。
ということで、もう1品はカレーライス450円に。


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待っている間、さすがにお客さんが続々と。若い人が続々… かというと、全然。
ワタクシ世代のおやじ数名、…どころか、おじいさん・おばあさん!
おじいさん・おばあさんにここでの食事はキケンだ。


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この光景は、おそらく季節の風物詩。
穴八幡のついでに学生のころ通っていたお店で食事。そういう早大卒業生であふれていそうな気配が街に満ちている。
とにかく卒業生の多い大学だから、流鏑馬の日とかもそうだし(「えぞ菊」参照)、ときどきこういう現象が起きていそうだ。


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ミックスフライは、串カツ、メンチカツ、チキンカツのミックス。
僕が学生時代に食べていた「オトボケ」のミックスフライと構成要素がまったく違う。たぶん。
ホタテまがいの練り物のフライとか、そんなので構成されていた。ミックスフライと称するメニューが、それだったと思うんだがなぁ…。


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ちなみにお昼ごはん、昨日とほぼ同じ(笑)。でも、いろいろと正反対。
たとえばミックスフライ。その中のチキンカツだけでも、昨日のチキンカツの倍ぐらいはあるという…。
まあ、それはいいとか悪いとかではないので、大きく異なる、というだけなんだが。
ひと口に懐かし系といっても、さかのぼる方角はさまざま。


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ミックスフライを食べ終えて、ツレが食べきれないカレーを食べて、もういっぱいいっぱい。
カツカレーにしなくて本当によかった。


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腹ごなしに歩いて馬場に向かう。
とっくに失われた土地勘を頼りに穴八幡の裏の細道に入る。


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歩いていると不思議と勘が働いてくる。
通れそうにない路地に入ると、クランクの先に大学1年のときに住んでいた下宿屋が出現したのである。
隣の学生寮も残っている。
門限破りで下宿閉め出しを食らったとき、寮の駐車場のブロック塀に登ってそこに面する部屋の下宿仲間に助けを求めたことを、鮮明に思い出した。


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まるでSF。
朽ち果てた建造物を目の当たりにしても、下宿屋はもともと老朽著しい物件だったから、あのころのままのように思えるのだ。

そんなタイムスリップな裏道散歩であった。


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[DATA]
キッチンオトボケ
東京都新宿区馬場下町62-19





[Today's recommendation]


https://youtu.be/DFPu83ggTlM


https://youtu.be/qKYQNtF11eg



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