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万難を排し 【らあめん 満来】

2021.08.07

 今週はおとなしくしていた。
土曜日にワクチン接種の予約が入っているのが一つ。
にもかかわらず腰をやってしまったのがもう一つの理由。

兆候はあったが、あ、やっちまった… となったのが水曜の朝。家の中の移動にも苦労するという状況だった。
それを電車で新宿まで行って帰ってこられるところまで中2日で回復させなければならない。
おとなしくせざるを得ないでしょう。というか、外に出られる状態じゃなかったけど (--;A


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それにしても、腰痛持ちの感触として1週間やそこらで済む話じゃないようにも思える。が、ご存知のように極低温での保管を要するワクチンの性質上、キャンセルできるものではない。正直、青ざめました。


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そこをきっちり中2日で調整してきたワタシ。
こういうのはやっぱ気の持ちようなんだな… と、はい、精神論な世代です(笑)。


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1回目に続き、昼ごはんはラーメン。
注射のあと、「なんでもいい、じゃんじゃん持ってこい!」状態で、がっつり食べたい。
接種会場の近くにうってつけのラーメン屋さんがありました。


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「らあめん 満来」はチャーシューのデカいことで有名。
名物のチャーシューらあめん、チャーシューざるらあめんにはチャーシュー塊がゴロゴロ。


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…とか書いてはいるが、実はこのお店の存在を忘れていた。
西新宿で注射… で思い出した。


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――30年以上も前の話だが、新宿に勤めていたことがある。あるとき会社の健康診断があり、西新宿にある健保の契約健診機関で各自受診するようにとのお達しが出た。新宿といっても会社(というか編集部)の場所は駅でいえば御苑前で、西新宿までぞろぞろ連れ立って歩いていった。健診のあと連れ立って入ったのが「満来」だった。――


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行列のようなものもないし気軽にお店に入ると、店内順番待ちが5人以上。どうしようか一瞬迷ったが、まあしょうがない。
らあめん950円をポチッとな。
若いころはチャーシュー方面を攻めていたが、この年でそれは危険である。たしか普通のラーメンでもチャーシューはデカかった。麺の量も多かった。


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逆L字形カウンターのみで15席ほどの店内。前述の昔話のときは2階で食べたと記憶しているが、いろいろ変化はあるのだろう。30数年たてば。


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チャーシューがデカい以外に特徴のないラーメンと思っていたが、うまいじゃないか。
肉肉したコクが強く、チャーシューの煮汁なのかカエシのはっきりした味で、ピロピロの平打ち太麺とよく合う構成になっている。


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チャーシューはかすかな記憶ほどではないが、一般的なものと比べれば分厚いといえるもの。
シャキシャキのコマツナが東京ラーメンっぽくてうれしい。


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昔、健診のあとに一緒に入った同僚の中にチャーシューらあめんを食べきれずに残した男がいた。
食の細い男は信用できないという体育会的偏見とか、精神論とか、いま東京で行われていることと関係ないとは思うが…。


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[DATA]
らあめん 満来
東京都新宿区西新宿1-4-10





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/Z0GFRcFm-aY



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うまく撮れてない


海馬を刺激する甘辛麻婆とVnソナタ 【秀永】

2018.12.01

 「さくらい」「中野大勝軒」に続く青春探訪シリーズ第3弾。
「懐かしい…」と思い出されるのは1980年代の出来事が多いが、これらのお店に通っていた年代も「さくらい」が80年代前半、「中野大勝軒」が後半。
今回取り上げる「秀永」は80年代初頭と、これまででいちばん遠い記憶となる。
ただし、高田馬場のこの店にはたぶん1~2回しか入っていない。僕がもっぱら使っていたのは早稲田にあった店。


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地下鉄早稲田駅前交差点。左端の緑の店のあたりに「秀永 早稲田本店」があったように思う。奥の木立は穴八幡宮


地下鉄早稲田駅2番出口を出て、大学に向かう人波と反対方向に進んですぐ。夏目坂の上り口に「秀永 早稲田店」はあった。
この“人波と反対方向”というところがポイントで、駅チカなのに隠れ家感がある。学生のたまり場的雰囲気も薄く、1人のときにコソコソ利用した。
意外だったのは、こっちが本店だったらしいこと。ずっと馬場のお店の早稲田支店だと思っていた。2010年に閉店したらしい。


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ということで、現存の「秀永 高田馬場店」へ。
早稲田通り沿い、早稲田松竹の向かい。
ラーメン激戦区・高田馬場にあって最古参の部類じゃないかと思われる。


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とりめし、ほんこん飯という“のっけライス”がこの店の人気筋だが、学生時代、僕はそれとは違うもの一点勝負だった。
それが麻婆麺。

田舎から上京してきたばかりの少年は、ラーメンと麻婆豆腐という好きなものどうしを合体させたメニューに出会い、東京って素晴らしい! と感激したという w ( ̄△ ̄;) w オオッ…


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店頭のサンプルケースにそういう品は見当たらなかったので、ちょっとドキドキしながらメニュー表で探す。
ありました。麻婆らーめん700円。


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先客3組4人、後客3組6人、客層は幅広く、活気がある。
炒飯やほんこん飯、おすすめの定食… と、オーダーもけっこう幅広い。


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さて、麻婆らーめん。
第一印象は、器でかいな…。昔、こんなに大きかったか…?


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でもこのシンプルなルックスには見覚えがある。ほぼ茶色。
そりゃそうだ。
木綿豆腐以外に、具はひき肉のみ。ネギやシイタケの青みや黒みはなく、唐辛子片の赤がちらつく程度で、ほぼ茶色。


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とろみは緩めで、しょうゆベースのスープと餡がすぐになじむ。麺は中くらいの太さのほぼストレートで、モチッというかみ応え。
ラー油と豆板醤の辛みはけっこう強いが、花椒のしびれ感はない昔の和式マーボーである。


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甘さが懐かしい。
覚えていたのではなく、思い出した。


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この街にはいろいろ思い出がある。
卒業式をさぼって時間つぶしに入った早稲田松竹で、コンタクトレンズを入れてなくて『明日に向って撃て!』の字幕が読めなかったこと、その隣の名曲喫茶「らんぶる」ではセザール・フランクのヴァイオリンソナタをかけてもらったこと…。
今日のように、これから先も、もうちょっと思い出すことがあるかもしれない。


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[DATA]
秀永
東京都新宿区高田馬場2-8-5





[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2




https://youtu.be/VXF_gnEwEvQ

ちなみにアンネ=ゾフィ・ムターは前記事のアンドレ・プレヴィンの元かみさん。年の差、実に34歳!


カスタマイズ→替え玉… 無料という名のメタボコース 【博多天神 一番街通り店】

2018.06.15

 初めて入った「博多天神」は渋谷の東急プラザ裏手にあった店舗だが、クールで非友好的なオペレーションとシンプルで媚びない味に本物のプライドのようなものを感じ取って、低価格帯であったにもかかわらずその店は自分の中では上級に位置づけられていた。


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そのころ“本場”を嗅ぎ取ったつもりでいたが、この博多天神、実は博多とは無関係。血統は近江商人であり、つけ麺大王であった(←参照)。
なので、こちらは博多ラーメンや長浜ラーメンというより豚骨ラーメンと呼ぶのが適切。

その後、自分の活動エリアも渋谷から新宿に移り、新宿にある数店舗の中でも入るのは歌舞伎町の「一番街通り店」に固まっていった。


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このお店は以前、替え玉無料券というものが店頭に置いてあり、客はそれをピックアップして入店して替え玉を申告するという、いちおうタテマエをやっていて、それはそれで自分のようなめんどくさがりのムダな替え玉を防止するという一定の効果をあげていた。
そのタテマエが取っ払われて口頭申告制になって初めて、めんどくさがりというかオクビョウな自分も無料替え玉という制度を利用してみる気になったのである。


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あるとき、いつものように替え玉をして、お店を出て新宿の街を伊勢丹方面に歩いていて違和感を覚えた。違和感というか、視界の下端に異物感がチラつく。
それは紛れもない自分の腹部である。見たこともないくらい丸くポッコリと。
替え玉の報い。
ただちに食事制限や腹筋運動などでリカバリーを試みたのはいうまでもない。
しかしそれは可塑性の変形であった。


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このところ新宿にめったに行かなくなって博多天神からも遠ざかっている。
しかし、大好きなラーメンジャンルにもかかわらず、立川すずかけ通りの「おやじや」閉店後、多摩エリアで博多系豚骨のお店を見つけあぐねている。


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どうしても博多ラーメンが食べたくなって電車で新宿に向かいました。


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5年ぶりぐらいの「博多天神 一番街通り店」。スタッフは、カウンターの中に男性3人、ホールに女性1人。全員見覚えがある。
この店は中国人爆買いツアー客の歌舞伎町観光ルートに組み込まれているらしく、以前、カウンターで食べていたらいつの間にか20人ぐらいの中国人に取り囲まれていたということがあった。今日も店の前を50人は下らないという行軍が通過していってドキドキした。


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注文はラーメン500円。
それ以外、頼んだことがない。


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提供までに約1分。
ラーメンのトッピングは、チャーシュー、味付け玉子1/2、キクラゲ、ノリ、ネギと、500円にしたら十分すぎる内容。だがこれを無料トッピングでさらにカスタマイズしていくのが博多スタイル。
とりあえず白ゴマを振って食べ始め、すぐにペース配分に迷う。


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博多ラーメンは辛子高菜をドバドバ入れるのが好き。でもそれは味の変化が大きすぎるので、ある程度ベースのスープを味わったあとの話。
「どうすっかな…」と迷いながら食べているうちに、麺が少なくなってしまった。
これがいつものパターンである。


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目の前のおじさんに声をかけました。
「替え玉お願いします」

凝りもせず、MetSの診断基準であるWC≧85cmにまた少し近づいていくのである。


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[DATA]
博多天神 一番街通り店
東京都新宿区歌舞伎町1-23-12





[Today's recommendation]

Fatboy Slim ‎– Halfway Between The Gutter And The Stars
Fatboy Slim
『Halfway Between The Gutter And The Stars』

https://www.youtube.com/watch?v=wCDIYvFmgW8



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◆ 猫写真はこちら


孤独の道玄坂を疑似体験 【長崎飯店 高田馬場駅前店】

2017.07.15

 3連休の初日、電車に乗って高田馬場までちゃんぽんを食べに行く。

本日午後、妻は都心に用事があるとのことで、行きがてら高田馬場あたりまでわしもついていって、一緒に昼食にしたらどうかと提案。
電車には約1カ月乗ってないが、もし馬場に行くのであればぜひ入ってみたいお店がある。自分の用事のついででも何でもないが、こういう機会を逃すと次いつまた訪れるかわからない。


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そのお店というのが「長崎飯店」。知っている人も多いと思うが、『孤独のグルメ』Season 6 第07話に登場した渋谷道玄坂の「長崎飯店」の系列店だ。
番組のちゃんぽんがおいしそうで渋谷店を調べているうちに高田馬場駅前店に行き当たったという次第。高田馬場なら、死ぬまでにもう一度行く機会があるかどうか… という渋谷とは心理的距離感が違うから、がぜん現実味を帯びてくる。


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事前に地図を調べたところ、意外にもなじみ深い場所だった。
駅前交差点の稲門ビルと西武新宿線の高架の間の路地を神田川に下る坂道の途中。
2つある半地下飲食街のうち駅から遠いほう。

ここはよく知っているはずだが、地下に下りたらまったく見覚えがない。
どうやら、かつて何度か利用した「河童軒」という中華屋が入っていたもう一つの地下街(稲門ビル)とごっちゃになっていたらしい。


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長崎飯店は、表の構えも内部のつくりも、昔の“飯店”そのものである。中国格子の窓や六角中華ランタンがノスタルジックだ。
もちろん、飯店に回転テーブルは欠かせない。本日は奥の回転テーブルで大人の男女が5~6人、何かの会を催している。
ほかに4人掛けテーブルが7脚の店内はほぼ埋まっている。


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ホール係はご高齢のお母さん1人だけのようだ。
けっこう客入りがよく、一部宴会も執り行われていたりするのに、これでスムーズに回転しているから不思議だ。


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背中が曲がりぎみのお母さんが、テキパキ、シャキシャキと動き回っている。ときどき滞ったとしても、厨房の男性のフォローが速い。皿うどんをつくってそのまま持ってくる。
われわれはころあいをみて、ちゃんぽん800円、皿うどん(軟麺)800円をオーダー。


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まずちゃんぽん。思ったよりも早く、5~6分で提供。
ちゃんぽんの具は、キャベツ、モヤシ、キクラゲ、豚肉、紅かまぼこ、揚げかまぼこ、エビ、タコ、アサリ、カキ。「カキという長崎ストロングスタイル、でもそこにちゃんと安っぽいピンクのかまぼこも同居してる安心感」(by 井之頭五郎)


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スープは白濁せずけっこう透き通っており、さっぱりしているが野菜の甘味が強いタンメンタイプ。
麺は意外に軽めというかモチモチ感が少ない、これまで食べたことのないタイプだ。でもこの麺は何かに似てるな、と考えて、思い至ったのが沖縄そばなんだが、違うかな…?


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皿うどんの具はちゃんぽんと同じ。麺も同じ。
あんの味付けは意外に甘味が強い。こういう場合、酢をかけると絶妙の甘酸っぱさになるはずだが、そのことがすっかり飛んでいた。

というのも、卓上に置いてある長崎の「金蝶ソース」なるものが目に留まり、これはもしや川上麻衣子が五郎さんにお勧めした皿うどんにかける地元の食べ方というアレじゃないか? ということで頭がいっぱいになってしまったからだ。
で、皿うどんの終盤にちょこっと試してみました。
うーん、ソース焼きそばかな…。


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高田馬場といういわばテリトリーの、もろ好みのこの店をこれまで知らなかったのは不思議だ。
確かに以前とはアンテナの張り方が大きく変わっているから、引っかかる店も違ってくる。また、たとえこういう店を見つけたとしても、以前は惹かれつつも尻込みしていた。
いまはあまり抵抗なく入り、入ってみれば昔からのなじみのようにすっかりリラックスしている。地元の最近のなじみの店となんら雰囲気が変わらないからだ。もはやこれが僕の日常になりつつあるということか。


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[DATA]
長崎飯店 高田馬場駅前店
東京都新宿区高田馬場2-18-6 柳屋ビルB1F





[Today's recommendation]


https://youtu.be/pUQN44doG9I


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