猫の取り持つ縁で… 【上野桜木あたり】
2022.12.18
前記事の続きで「松寿庵」の道を上野方面に進むと、右より「牡丹燈籠」の舞台 三崎坂、左より谷中霊園さくら通りが合流する、ミステリーゾーン。
6年前に七福神めぐりをしたときにこのあたりを通ったことを思い出した。
おそば屋さんから約450mで、目的地に到着。

古民家リノベーションスペース「上野桜木あたり」。

今回のきっかけは、猫関係。
うちには地元のシェルターから迎えた茶白の雄と、相方の知人が保護した雉白の雌の2匹の猫がいる。
雉白猫の保護主さんはアンティーク着物を商っており、実店舗を閉めてからはときどきイベントという形でお店を出している。

年末の慌ただしい時節であり、予定はしていなかったのだが、SNSの告知には三味線の文字…。
三味線の生演奏が聴ける場なんてそうそうない(少なくとも僕の日常には)。

1938(昭和13)年に建てられた三軒家を再生させたこちらの施設。
説明によれば、1階のオリーブオイルと塩の専門店は人気店で、2階のマダガスカルのお店は「マダガスカルに行った気にさせられる」とか。
先祖代々引き継がれた家土地を地域コミュニティの中で生かしていこう、というオーナーの想いが詰まっている。

今回、催しの行われたのは、「あたり」の中の「みんなのざしき」という一室で、元は家主の暮らした場所だそうだ。
茶室としても使われたという8畳の和室では、着物好き女性たちが熱心に商品を吟味。
とても楽しそうだ。
そこには見えない強烈な結界が張られており… とても踏み込めそうにない。

相方は躊躇なくずかずかと入っていく。
どうしたらいいの…? と、ぽつねんと取り残されたワタクシ (・Θ・;)

「みんなのざしき」では毎週火曜日、古民家茶屋「英茶屋」が催される。
「営利目的ではなく、この建物を知っていただき、残していきたいだけなので、火曜日にやっていないこともあるかもしれません(笑)」と、英さん。
英茶屋の様子はこちら。

いよいよ三味線の演奏。

三味線奏者 京子さんによる演奏会は、トークに始まり、端唄、小唄、民謡などなどサービス満点、盛りだくさん。
江戸情緒たっぷりで、粋な旦那の気分を堪能した。

演奏会後は、お三味線の体験交流も
いやー、日本っていいなぁ。

[DATA]
上野桜木あたり
東京都台東区上野桜木2-15-6
https://uenosakuragiatari.jp/
https://www.facebook.com/uenosakuragiatari
https://www.instagram.com/explore/locations/663953469/
[Today's recommendation]

https://www.instagram.com/p/CmXyzy0vV8q/




谷中霊園さくら通り
前記事の続きで「松寿庵」の道を上野方面に進むと、右より「牡丹燈籠」の舞台 三崎坂、左より谷中霊園さくら通りが合流する、ミステリーゾーン。
6年前に七福神めぐりをしたときにこのあたりを通ったことを思い出した。
おそば屋さんから約450mで、目的地に到着。

古民家リノベーションスペース「上野桜木あたり」。

今回のきっかけは、猫関係。
うちには地元のシェルターから迎えた茶白の雄と、相方の知人が保護した雉白の雌の2匹の猫がいる。
雉白猫の保護主さんはアンティーク着物を商っており、実店舗を閉めてからはときどきイベントという形でお店を出している。

年末の慌ただしい時節であり、予定はしていなかったのだが、SNSの告知には三味線の文字…。
三味線の生演奏が聴ける場なんてそうそうない(少なくとも僕の日常には)。

1938(昭和13)年に建てられた三軒家を再生させたこちらの施設。
説明によれば、1階のオリーブオイルと塩の専門店は人気店で、2階のマダガスカルのお店は「マダガスカルに行った気にさせられる」とか。
先祖代々引き継がれた家土地を地域コミュニティの中で生かしていこう、というオーナーの想いが詰まっている。

今回、催しの行われたのは、「あたり」の中の「みんなのざしき」という一室で、元は家主の暮らした場所だそうだ。
茶室としても使われたという8畳の和室では、着物好き女性たちが熱心に商品を吟味。
とても楽しそうだ。
そこには見えない強烈な結界が張られており… とても踏み込めそうにない。

相方は躊躇なくずかずかと入っていく。
どうしたらいいの…? と、ぽつねんと取り残されたワタクシ (・Θ・;)

「みんなのざしき」では毎週火曜日、古民家茶屋「英茶屋」が催される。
「営利目的ではなく、この建物を知っていただき、残していきたいだけなので、火曜日にやっていないこともあるかもしれません(笑)」と、英さん。
英茶屋の様子はこちら。

いよいよ三味線の演奏。

三味線奏者 京子さんによる演奏会は、トークに始まり、端唄、小唄、民謡などなどサービス満点、盛りだくさん。
江戸情緒たっぷりで、粋な旦那の気分を堪能した。

演奏会後は、お三味線の体験交流も
いやー、日本っていいなぁ。

[DATA]
上野桜木あたり
東京都台東区上野桜木2-15-6



[Today's recommendation]

https://www.instagram.com/p/CmXyzy0vV8q/




谷中霊園さくら通り
150年後というか、50年前との邂逅 【東京国立博物館 表慶館】
2022.11.19
(前記事の続き)
今回、東京国立博物館(通称トーハク)のお目当てのイベントは、「150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの宝物」。
創立150年記念事業の一環で、いまよりさらに150年後の西暦2172年に伝え残したい国宝候補を一般公募より選定、また人々の生活に新しい価値観をもたらした企業による国宝候補も併せ、その背景のストーリーとともに展示するイベントで、公式Twitterによると“トーハク史上初の公募型展覧会”。
前日の朝のニュースで見て、そこで取り上げられていた観光土産のペナントや煮干しコレクションといった“国宝候補”に、面白そう❣

会場は本館左手の「表慶館」。

トーハクの建物群の中でもひときわ目を引く洋風建築で、開館1909(明治42)年と博物館内唯一の明治時代の建造物だそうだ。
1978年、重要文化財に指定。

ちなみに150年事業の目玉企画「国宝 東京国立博物館のすべて」が行われているのは平成館(1999年開館)で、建物の90年分、ハクのうえではこっちの“国宝展”がはるかに上回っているといえよう。
「表慶館」は特別展・イベント開催時を除き休館ということで、館内が見られる貴重な機会でもある。

――大正天皇の御成婚(明治三十三年)を記念して計画された奉献美術館で、片山東熊の設計指導になる。石及びレンガ造、二階建で、ネオ・バロックの様式をもつ。円形と長方形を組合わせた平面の構成や大小ドームの取扱いなど巧みにまとめている。中央ホールのモザイクタイルを張った床は見応えがある。(文化遺産オンライン)
中央ホールのドーム型天井とそこに描かれた天井画を見るためだけでも、入る価値あり。
外から見れば中央の大ドームで、左右にシンメトリーに小ドームが配置されている。

こちらは中央ホール左の間で、振り返ると…

順路に従って奥へ進むと…

そのまま階段を上る

展示よりも建物の重厚感に圧倒される。
そりゃそうか… σ( ̄、 ̄=)ンー
が、2階に上がってすぐの企業展示にくぎ付けになるワタクシ。

学研ホールディングス「科学のふろく」。

科学とは学研の小学生向け学習雑誌『科学と学習』の科学で、毎回ユニークな付録で人気だった。
展示されているテントウムシ、めっちゃ覚えてる。
空前のプラモデルブームの当時、『科学』の付録がプラモ…!? と騒然となったのだった。

ニュースで見た「煮干しのコレクション」はあったが、ペナントが見つからない。
あとで『NHKプラス』で確認すると、展示自体は「昭和後期のこどもの「城」~ある男子の勉強机まわり~」というもので(パネル展示)、ペナントはNHKの追加取材の過程で出てきたのだった。ペナントを見に来たと言ってもいいくらいで、残念(笑)。

その先に「ウルトラシリーズ怪獣スクラップブック」の展示。

お気づきのようにガンダムはさりげなくスルーしているが、こっちは素通りできない。
世代の違いである。
しかも身に覚えもあるし、実家を探したら絶対出てくるぜ、コレ…!

ざっくりウルトラシリーズというが、あれは『ウルトラセブン』で極め、終わっている。
地底や海底、宇宙空間や未知の惑星から4次元時空まで、あるいは下町四畳半と、よいこの想像の翼を広げてくれたウルトラセブンだが、次作以降は「裏山に怪獣が出た…」という消防団の山狩りレベルまで急激にスケールダウンしてしまったのだった。

「科学のふろく」でスイッチが入って写真撮りまくってるが、やはり収拾つかなくなるのでこのあたりでおさめておこうかと。
詳細は公式サイトでご確認いただきたい。
きっとあなたにとっての国宝に出会えるはず。
「150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの宝物」は2023年1月29日(日)まで。
(つづく)

[DATA]
東京国立博物館 表慶館
東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館構内
https://www.tnm.jp/
https://www.facebook.com/TokyoNationalMuseum
https://twitter.com/TNM_PR
https://www.instagram.com/tnm_pr/
[Today's recommendation]

https://youtu.be/Nh07vG6EdRg
「アンヌ。僕は、僕はね…」




次号予告
(前記事の続き)
今回、東京国立博物館(通称トーハク)のお目当てのイベントは、「150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの宝物」。
創立150年記念事業の一環で、いまよりさらに150年後の西暦2172年に伝え残したい国宝候補を一般公募より選定、また人々の生活に新しい価値観をもたらした企業による国宝候補も併せ、その背景のストーリーとともに展示するイベントで、公式Twitterによると“トーハク史上初の公募型展覧会”。
前日の朝のニュースで見て、そこで取り上げられていた観光土産のペナントや煮干しコレクションといった“国宝候補”に、面白そう❣

会場は本館左手の「表慶館」。

トーハクの建物群の中でもひときわ目を引く洋風建築で、開館1909(明治42)年と博物館内唯一の明治時代の建造物だそうだ。
1978年、重要文化財に指定。

ちなみに150年事業の目玉企画「国宝 東京国立博物館のすべて」が行われているのは平成館(1999年開館)で、建物の90年分、ハクのうえではこっちの“国宝展”がはるかに上回っているといえよう。
「表慶館」は特別展・イベント開催時を除き休館ということで、館内が見られる貴重な機会でもある。

――大正天皇の御成婚(明治三十三年)を記念して計画された奉献美術館で、片山東熊の設計指導になる。石及びレンガ造、二階建で、ネオ・バロックの様式をもつ。円形と長方形を組合わせた平面の構成や大小ドームの取扱いなど巧みにまとめている。中央ホールのモザイクタイルを張った床は見応えがある。(文化遺産オンライン)
中央ホールのドーム型天井とそこに描かれた天井画を見るためだけでも、入る価値あり。
外から見れば中央の大ドームで、左右にシンメトリーに小ドームが配置されている。

こちらは中央ホール左の間で、振り返ると…

順路に従って奥へ進むと…

そのまま階段を上る

展示よりも建物の重厚感に圧倒される。
そりゃそうか… σ( ̄、 ̄=)ンー
が、2階に上がってすぐの企業展示にくぎ付けになるワタクシ。

学研ホールディングス「科学のふろく」。

科学とは学研の小学生向け学習雑誌『科学と学習』の科学で、毎回ユニークな付録で人気だった。
展示されているテントウムシ、めっちゃ覚えてる。
空前のプラモデルブームの当時、『科学』の付録がプラモ…!? と騒然となったのだった。

ニュースで見た「煮干しのコレクション」はあったが、ペナントが見つからない。
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あとで『NHKプラス』で確認すると、展示自体は「昭和後期のこどもの「城」~ある男子の勉強机まわり~」というもので(パネル展示)、ペナントはNHKの追加取材の過程で出てきたのだった。ペナントを見に来たと言ってもいいくらいで、残念(笑)。

その先に「ウルトラシリーズ怪獣スクラップブック」の展示。

お気づきのようにガンダムはさりげなくスルーしているが、こっちは素通りできない。
世代の違いである。
しかも身に覚えもあるし、実家を探したら絶対出てくるぜ、コレ…!

ざっくりウルトラシリーズというが、あれは『ウルトラセブン』で極め、終わっている。
地底や海底、宇宙空間や未知の惑星から4次元時空まで、あるいは下町四畳半と、よいこの想像の翼を広げてくれたウルトラセブンだが、次作以降は「裏山に怪獣が出た…」という消防団の山狩りレベルまで急激にスケールダウンしてしまったのだった。

「科学のふろく」でスイッチが入って写真撮りまくってるが、やはり収拾つかなくなるのでこのあたりでおさめておこうかと。
詳細は公式サイトでご確認いただきたい。
きっとあなたにとっての国宝に出会えるはず。
「150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの宝物」は2023年1月29日(日)まで。
(つづく)

[DATA]
東京国立博物館 表慶館
東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館構内




[Today's recommendation]

https://youtu.be/Nh07vG6EdRg
「アンヌ。僕は、僕はね…」




次号予告
一日楽しめる巨大ミュージアム 【東京国立博物館】
2022.11.19
朝のニュースで面白そうな展覧会のことをやっていた。
週末、さっそく行ってみることにした。
場所は上野。
例によって概要をろくに頭に入れずに現地へ。
国立博物館? 科博と違うの?

「東京国立博物館」は、上野公園中央通りを上って大噴水の先の信号を渡ったところ。
「国立科学博物館」はその手前の右手。
“科博”と“東博”は道を挟んで斜向かいの位置関係にある。

1872年創立で、現在、創立150年記念特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」が開催されている。
雪舟「秋冬山水図」、菱川師宣「見返り美人図」、尾形光琳「八橋蒔絵螺鈿硯箱」… と、美術愛好家垂涎の目録であるが、今回の目的はこれにあらず。
同じく“国宝”を冠する展覧会だが、国宝は国宝でも…。
というように、同時並行的に多くの催しが行われている巨大ミュージアムである。

まずは博物館の概要。
――1872年、東京・湯島聖堂大成殿で開催された博覧会。東京国立博物館の歴史はここからはじまりました。文化財を収集し、調査し、そして修復する。その成果を展示を通してご観覧いただき、教育に活かし、みなさんに触れていただくことで、文化の保護と継承を続けていく。これが私たちの使命です。(「東京国立博物館とは」)

本館

東洋館

表慶館
公園の大噴水池と対をなす池を囲んで、正面に本館、左右に表慶館、東洋館がシンメトリーに配置されている。
本館の左うしろには続きとなっている平成館、表慶館の背後に法隆寺宝物館、道を挟んでその向こうに黒田記念館。
主要展示施設は以上6つ。

平成館

法隆寺宝物館
本館の後ろには古民家を備えた庭園。
レストラン2店、カフェ1店。

庭園

東洋館にあるレストランとカフェ
とにかく展示品が多く、いくつもの企画が併設されているので、何を見てるんだか途中でわからなくなる ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
本館に入って最初の「近代の美術」という企画は一応ちゃんと見た。
――明治・大正の絵画や彫刻、工芸を中心に展示します。明治5年(1872)の文部省博覧会を創立・開館のときとする当館は、万国博覧会への出品作や帝室技芸員の作品、岡倉天心が在籍していた関係から日本美術院の作家の代表作など、日本美術の近代化を考える上で重要な意味を持つ作品を数多く所蔵しています。これらによって明治、大正、そして昭和にかけての日本近代の美術を概観します。(「近代の美術」)

下村観山「白狐」

土田麦僊「明粧」

3代德田八十吉「燿彩鉢」

海野清「埃及猫置物」

初代魚住為楽「銅羅」

高村光雲「老猿」(重要文化財)
これは、本館・平成館の膨大な展示のほんの序の口。
このまま写真を張っていってもとりとめがなくなるだけなので、以下ざっくりと。

突線鈕3式銅鐸(平成館「日本の考古~弥生時代の祭りの道具―銅矛、銅剣、銅戈と銅鐸―」)

慶長大判・慶長小判・慶長丁銀(平成館「日本の考古~掘り出された江戸の金貨」)

根付 高円宮コレクション(平成館 企画展示室)

金銅灌頂幡=レプリカ(法隆寺宝物館)

庭園 九条館

黒門(重要文化財)
さて、これら貴重な文化財を差し置いても見てみたいと思わせるものがある(と僕が思った)展覧会とは?
(つづく)

[DATA]
東京国立博物館
東京都台東区上野公園13-9
https://www.tnm.jp/
https://www.facebook.com/TokyoNationalMuseum
https://twitter.com/TNM_PR
https://www.instagram.com/tnm_pr/
[Today's recommendation]

https://youtu.be/8mTiw3TQ2BI



https://youtu.be/WFI3a2xZAD0
次号予告
朝のニュースで面白そうな展覧会のことをやっていた。
週末、さっそく行ってみることにした。
場所は上野。
例によって概要をろくに頭に入れずに現地へ。
国立博物館? 科博と違うの?

「東京国立博物館」は、上野公園中央通りを上って大噴水の先の信号を渡ったところ。
「国立科学博物館」はその手前の右手。
“科博”と“東博”は道を挟んで斜向かいの位置関係にある。

1872年創立で、現在、創立150年記念特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」が開催されている。
雪舟「秋冬山水図」、菱川師宣「見返り美人図」、尾形光琳「八橋蒔絵螺鈿硯箱」… と、美術愛好家垂涎の目録であるが、今回の目的はこれにあらず。
同じく“国宝”を冠する展覧会だが、国宝は国宝でも…。
というように、同時並行的に多くの催しが行われている巨大ミュージアムである。

まずは博物館の概要。
――1872年、東京・湯島聖堂大成殿で開催された博覧会。東京国立博物館の歴史はここからはじまりました。文化財を収集し、調査し、そして修復する。その成果を展示を通してご観覧いただき、教育に活かし、みなさんに触れていただくことで、文化の保護と継承を続けていく。これが私たちの使命です。(「東京国立博物館とは」)

本館

東洋館

表慶館
公園の大噴水池と対をなす池を囲んで、正面に本館、左右に表慶館、東洋館がシンメトリーに配置されている。
本館の左うしろには続きとなっている平成館、表慶館の背後に法隆寺宝物館、道を挟んでその向こうに黒田記念館。
主要展示施設は以上6つ。

平成館

法隆寺宝物館
本館の後ろには古民家を備えた庭園。
レストラン2店、カフェ1店。

庭園

東洋館にあるレストランとカフェ
とにかく展示品が多く、いくつもの企画が併設されているので、何を見てるんだか途中でわからなくなる ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
本館に入って最初の「近代の美術」という企画は一応ちゃんと見た。
――明治・大正の絵画や彫刻、工芸を中心に展示します。明治5年(1872)の文部省博覧会を創立・開館のときとする当館は、万国博覧会への出品作や帝室技芸員の作品、岡倉天心が在籍していた関係から日本美術院の作家の代表作など、日本美術の近代化を考える上で重要な意味を持つ作品を数多く所蔵しています。これらによって明治、大正、そして昭和にかけての日本近代の美術を概観します。(「近代の美術」)

下村観山「白狐」

土田麦僊「明粧」

3代德田八十吉「燿彩鉢」

海野清「埃及猫置物」

初代魚住為楽「銅羅」

高村光雲「老猿」(重要文化財)
これは、本館・平成館の膨大な展示のほんの序の口。
このまま写真を張っていってもとりとめがなくなるだけなので、以下ざっくりと。

突線鈕3式銅鐸(平成館「日本の考古~弥生時代の祭りの道具―銅矛、銅剣、銅戈と銅鐸―」)

慶長大判・慶長小判・慶長丁銀(平成館「日本の考古~掘り出された江戸の金貨」)

根付 高円宮コレクション(平成館 企画展示室)

金銅灌頂幡=レプリカ(法隆寺宝物館)

庭園 九条館

黒門(重要文化財)
さて、これら貴重な文化財を差し置いても見てみたいと思わせるものがある(と僕が思った)展覧会とは?
(つづく)

[DATA]
東京国立博物館
東京都台東区上野公園13-9




[Today's recommendation]

https://youtu.be/8mTiw3TQ2BI



https://youtu.be/WFI3a2xZAD0
次号予告