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門前といえば✌ その3 【川崎大師山門前 住吉】

2023.02.23

 川崎大師仲見世通り食べ歩き編 その3――お土産編。

川崎大師土産といえば飴だが、それに劣らぬ大師名物“久寿餅(くず餅)”。


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山門前に「久寿餅」の黄色い看板


「川崎大師山門前 住吉」は1917(大正6)年創業の久寿餅の老舗。
前記事の「町田屋(松山)」も同年に創業している。
大師電気鉄道開業こちらを参照ください)の1899年から十数年で急速に門前町が形成されていったのかもしれない。

江戸時代、日本橋から5里(20kmほど)の川崎大師には日帰り参拝ができなかったことから、旅館を中心に門前町が発達していたというが、仲見世通りなどいまに続く街並みの基盤がつくられたのは20世紀以降らしい。


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実は参拝後、仲見世を引き返し、折り返して表参道を川崎大師駅まで歩いてみて、また戻ってきたんだが、表参道にもでっかい久寿餅屋さんがあってそちらも「住吉」。ほかに工場などもあって、一帯は住吉だらけ。
久寿餅イコール住吉なわけだ… と理解したんだが、あとで地図を見ると表参道と仲見世は両方にまたがる大店のようだ。


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玉手箱1段550円。
“幸せを呼ぶ黄色い包み”を下げてぶらぶら。


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自宅用ではあるが“お土産”を買うと観光を完遂した気分になれるのである。

川崎大師編おしまい)


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[DATA]
川崎大師山門前 住吉
神奈川県川崎市川崎区大師町4-44
https://kuzumochi.com/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/IbX6NFTyjZw
1917年作曲



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門前といえば✌ その2 【川崎大師 松山】

2023.02.23

 川崎大師仲見世通り食べ歩き編その2。

前記事「吉田屋」から3~4軒先。
門前といえば、やっぱ甘酒でしょ✌
30数年前にお参りしたとき、「とんとこ、とんとこ」という飴切りの音と甘酒をいただいたことだけ覚えている。


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看板を見ると、こちら奈良漬け屋さんのもよう。
ということは、甘酒は甘酒でも、米こうじではなく酒かす甘酒だろうか?
いやいや、“糀(こうじ)甘酒”としっかり書いてある。“お砂糖・アルコールは入っておりません!”

近そうで遠そうな、遠そうで近そうな… 奈良漬けと甘酒のビミョーな距離感。


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あとで調べると、こちらは1917(大正6)年創業の老舗奈良漬け屋「町田屋」に併設された「川崎大師 松山」という和カフェ。
2013年オープンの新しいお店だ。


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“甘酒”のつり下げ旗をくぐればカフェの飲食スペース。


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店先のメニュー看板を見ると、食事の品ぞろえもけっこう充実している。
たべもの屋さんの極端に少ないこのかいわいで貴重な存在なのであった。

(つづく)


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[DATA]
川崎大師 松山
神奈川県川崎市川崎区大師町4-44
https://www.facebook.com/profile.php?id=100054546636356





[Today's recommendation]


https://youtu.be/TL0xzp4zzBE



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次号予告


門前といえば✌ その1 【吉田屋】

2023.02.23

 前記事の続きで、川崎大師仲見世通り食べ歩き編その1。

仲見世通りに入って右手4店目の「吉田屋」。
看板は“まんじゅう・せんべい”となっているが、何といっても湯気もくもくのせいろに引き寄せられる。


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まんじゅう8種類。
彩り豊かで食欲をそそる。
肉まんというのが、門前まんじゅうとしては異色かも。


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サイズがけっこう大きい。
昼ごはんもあるしなぁ… と、よもぎまんを1個買う。


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2人でまんじゅう1個。
だいたいいつもそんな感じの、安上がりな食べ歩き。

(つづく)


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[DATA]
吉田屋
神奈川県川崎市川崎区大師町4-41





[Today's recommendation]


https://youtu.be/j7Ajbb9zDHU



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次号予告


参道に名物あり ――川崎大師 仲見世通り

2023.02.23

前記事の続き)

川崎大師の参道は、川崎大師駅から表参道経由の人流と東門前駅・駐車場方面からの人流が合流して一気に人通りが増え、突如活気づく。
川崎大師門前町の中心、仲見世通り。
アーチの掛かる入り口から大山門まで約150mの通りの両側に30店ほどのお店が軒を連ねる。


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川崎大師駅前の表参道入り口

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表参道と本通りの合流点

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仲見世入り口


仲見世のお店の種類を入り口から左右交互に列挙すると、飴・飴・達磨・達磨・わらび餅・飴・まんじゅう・達磨・だるま煎餅・天然石・飴…… と、にぎわいはあるが多様性に富むとは言いかねる。
まあ、古い観光地には名物が付き物で、川崎大師仲見世といえば飴。
あちこちから聞こえてくる「とんとこ、とんとこ」という飴切りの音は、“残したい日本の音風景100選”に選定されている。


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飴にはあまり惹かれないなぁ… ε~( ̄、 ̄;)ゞ
…というわしらだが、いちおう観光的なことをやってみた。

一気に記事を片づけるつもりだったが、忙しくて力尽き…

(つづく)


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[DATA]
川崎大師 仲見世通り
神奈川県川崎市川崎区大師町





[Today's recommendation]


https://youtu.be/QxkaqoywAuI



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次号予告


近代初詣発祥の地 【川崎大師 平間寺】

2023.02.23

 近場観光シリーズ。
首都圏中心都市域において最も隆盛を誇る観光地ともいえる「川崎大師」へ。
川崎大師といえば、初詣。

1月6日放送のNHK『チコちゃんに叱られる!』によれば、三が日に一斉に初詣に行くようになったのは、“京急電鉄の戦略”。

京急電鉄の創業者・立川勇次郎は、川崎大師への参詣客を見込んで六郷橋-川崎大師間に大師電気鉄道(現 京急大師線)を開業。さらに、名称を京浜電気鉄道と改め品川-神奈川間を開通させ、同じルートを走る官設鉄道との間で客の奪い合いが勃発するや、「初詣(はつまいり)は川崎大師」と大々的に宣伝、この戦略が当たり年末年始の初詣の広告は恒例となった。――ざっとそのような放送内容。

すなわち川崎大師は近代以降の初詣発祥の地であり、他の鉄道会社もそれに追従することで、正月に鉄道で寺社仏閣に参拝することが全国的ブームとなり、現在に至っている。
川崎大師はいまでも初詣の参拝者数で全国三指に入る。

川崎市中原区丸子通に住んでいた30数年前、初詣に出かけたことがある。
初詣といってもたしか1月5日ころで、「もうすいてる頃合いだろう」という、いまと変わらぬ隙間狙い的動機だが、行ってみればすごい人出だったのだ。


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R409沿いの自動車交通安全祈祷殿。写真手前側が参拝客用駐車場になっている


境内から900mほど離れた自動車交通安全祈祷殿の隣に参拝客用駐車場があり、そこから徒歩でぶらぶら。


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駐車場の案内看板

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東門前駅前交差点

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表参道アーチ。ここを左折


参道を3回折れると仲見世通り。
「とんとこ、とんとこ」という軽快な音と売り子の掛け声が飛び交い、一気に華やかな雰囲気に。
名物せき止め飴(とんとこ飴)を切る音は、環境省の定める“残したい日本の音風景100選”。


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150mほどの参道の先。
大山門をくぐれば、献香所の煙の向こうに大本堂。


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大本堂左手は屋台村状態で、一杯ひっけてる客も多く、八角五重塔を背景に聖俗入り乱れのカオスな光景。


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あとでわかったことだが、あれほどにぎやかな参道があるにもかかわらず、ちゃんと食事できるところが一帯にはきわめて少ない。
ここの露店で食べるのが正解のようなのだ。


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お参りを済ませてちょうど正午。
仲見世に戻ってみようか…。

(つづく)


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[DATA]
川崎大師 平間寺
神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
https://www.kawasakidaishi.com/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/_IkLUOsNHAA



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