街歩きはじめました 【せいたろう】
2021.10.10
近場でプチ観光気分ということでこのところ山岳方面にアプローチしているが、街歩きもしたい。
このあたりで街歩きといえば、やっぱ川越でしょう。
が、今日あたり川越は絶対混む。
第1波で気の緩みをさんざん指摘された3連休、車で通過した川越の街なかはものすごい人出だった。あの感じは、さすがにまだ怖い。
行くとしたら平日か、もっと徹底的に収束してからか。
ほかに気になっている街がいくつかあって、その一つが飯能。
以前、秩父に行くのに間違って飯能市街地に入り込んでしまったことがあって、古き良きものが多く残っていそうなその街並みに強く印象づけられた。

例によってこういうのは当日いきなり決まるので、出発時点で10時半すぎ。飯能駅近くのパーキングに止めたところで12時を回っている。

まず当てずっぽうに東飯能駅へ。
以前、車で通ったときに見えた「丸広百貨店」は見ておきたいと。

丸広といえば川越で、そのイメージからデパート大食堂的なものが、もしかしたら残っているかも。
残念ながら普通のフードコートしかなかったが、なかなかいい具合に寂れているフードコートなのだった。
『飯能まるっとガイドブック』より
東飯能駅で『飯能まるっとガイドブック』という観光協会の冊子を見つけ、それを頼りにあらためて街歩きスタート。
印象に残っている古い街並みは“銀座通り”というところらしく、その方面へ向かう… というか、戻る。
車で右折した記憶のある飯能駅前交差点の先、たしかに古い物件が多く残っているようだが… レトロとシャッターは紙一重。
観光客を呼べそうなリソースを生かしきれていないようで、もったいないと感じた。
困ったことに、飲食店が異常に少ない。

細い路地を抜けて飯能駅前へ。ここも閑散とした光景。

「スーパーバリュー」の横から銀座通り、再び駅前交差点へ。

駅前繁華街のはずなのに、飲食店は数えるほどしかない。せっかくだから観光っぽいもの食べたいし、チェーン店ではなぁ…。
先のガイドブックに載っている駅からやや遠いおそばやさんが、よもやの最後のとりでに。
行ってみて暖簾が掛かっていて、胸をなで下ろしたという (^。^;) ホッ
ガイドブックに“手打ちそばと、埼玉県B級グルメ優勝の「飯能すいーとん」セットメニューがおすすめ”とある。
店頭の置き看板の“すいーとんセット”がそれに違いない。
もう1品は並べて張ってある“食べ比べ むさし野そば”でいいかな? もうハラ減っちゃって考える気力もなく。

落ち着いた和風なつくりの店内。
先客がないというところも、今日ぐるぐる歩いて感じたこの街の印象を裏打ちするかのよう。

むさし野そばは、飯能のそば、韃靼そば、栃木の新そばの3種。
飯能のそばは珍しいとのことで、これも“すいーとん”と同様のこだわりなんだと思う。

3種食べ比べの贅で、それぞれの違いを明らかに感じつつも、適切な言葉で表せないところがもどかしい。
すいーとんは、一見素朴な田舎料理風。
大きいすいとんに、大根、にんじん、白菜、まいたけなど具だくさんのあんかけけんちん汁が張ってある。

問題はすいとんの中身で、そばの実、えび、ぎんなん、うずらの卵、栗、鴨、鶏… と豪華。
一見素朴だが、ちょっとぜいたくな食材を包み隠しているという遊び心がいい。
セットのそばは栃木の新そばとのこと。
3種食べ比べの中でも特に甘みを感じる。
思わぬところでおいしい新そばを食べることができた。
(つづく)
[DATA]
せいたろう
埼玉県飯能市八幡町13-19
[Today's recommendation]



https://youtu.be/UgbwRzh0WGs


飯能織物協同組合事務所。1922年建造の洋風建築だが、手が入れられているようにも見えず…
近場でプチ観光気分ということでこのところ山岳方面にアプローチしているが、街歩きもしたい。
このあたりで街歩きといえば、やっぱ川越でしょう。
が、今日あたり川越は絶対混む。
第1波で気の緩みをさんざん指摘された3連休、車で通過した川越の街なかはものすごい人出だった。あの感じは、さすがにまだ怖い。
行くとしたら平日か、もっと徹底的に収束してからか。
ほかに気になっている街がいくつかあって、その一つが飯能。
以前、秩父に行くのに間違って飯能市街地に入り込んでしまったことがあって、古き良きものが多く残っていそうなその街並みに強く印象づけられた。

例によってこういうのは当日いきなり決まるので、出発時点で10時半すぎ。飯能駅近くのパーキングに止めたところで12時を回っている。

まず当てずっぽうに東飯能駅へ。
以前、車で通ったときに見えた「丸広百貨店」は見ておきたいと。

丸広といえば川越で、そのイメージからデパート大食堂的なものが、もしかしたら残っているかも。
残念ながら普通のフードコートしかなかったが、なかなかいい具合に寂れているフードコートなのだった。
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東飯能駅で『飯能まるっとガイドブック』という観光協会の冊子を見つけ、それを頼りにあらためて街歩きスタート。
印象に残っている古い街並みは“銀座通り”というところらしく、その方面へ向かう… というか、戻る。
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車で右折した記憶のある飯能駅前交差点の先、たしかに古い物件が多く残っているようだが… レトロとシャッターは紙一重。
観光客を呼べそうなリソースを生かしきれていないようで、もったいないと感じた。
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困ったことに、飲食店が異常に少ない。

細い路地を抜けて飯能駅前へ。ここも閑散とした光景。

「スーパーバリュー」の横から銀座通り、再び駅前交差点へ。

駅前繁華街のはずなのに、飲食店は数えるほどしかない。せっかくだから観光っぽいもの食べたいし、チェーン店ではなぁ…。
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先のガイドブックに載っている駅からやや遠いおそばやさんが、よもやの最後のとりでに。
行ってみて暖簾が掛かっていて、胸をなで下ろしたという (^。^;) ホッ
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ガイドブックに“手打ちそばと、埼玉県B級グルメ優勝の「飯能すいーとん」セットメニューがおすすめ”とある。
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店頭の置き看板の“すいーとんセット”がそれに違いない。
もう1品は並べて張ってある“食べ比べ むさし野そば”でいいかな? もうハラ減っちゃって考える気力もなく。

落ち着いた和風なつくりの店内。
先客がないというところも、今日ぐるぐる歩いて感じたこの街の印象を裏打ちするかのよう。

むさし野そばは、飯能のそば、韃靼そば、栃木の新そばの3種。
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飯能のそばは珍しいとのことで、これも“すいーとん”と同様のこだわりなんだと思う。

3種食べ比べの贅で、それぞれの違いを明らかに感じつつも、適切な言葉で表せないところがもどかしい。
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すいーとんは、一見素朴な田舎料理風。
大きいすいとんに、大根、にんじん、白菜、まいたけなど具だくさんのあんかけけんちん汁が張ってある。

問題はすいとんの中身で、そばの実、えび、ぎんなん、うずらの卵、栗、鴨、鶏… と豪華。
一見素朴だが、ちょっとぜいたくな食材を包み隠しているという遊び心がいい。
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セットのそばは栃木の新そばとのこと。
3種食べ比べの中でも特に甘みを感じる。
思わぬところでおいしい新そばを食べることができた。
(つづく)
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[DATA]
せいたろう
埼玉県飯能市八幡町13-19
[Today's recommendation]



https://youtu.be/UgbwRzh0WGs


飯能織物協同組合事務所。1922年建造の洋風建築だが、手が入れられているようにも見えず…