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観光地感を醸し出す 【観音茶屋】

2024.02.12

 前記事の続きで、狭山不動尊にお参りのあとは昼ごはん。
西武球場前駅エリア(半径500m程度)には、Googleマップによると、球場内を除き10店ほどの飲食店を確認できる。
このブログではこれまで「観音茶屋」「さやま食堂」を取り上げさせていただいているが、もう1店気になっているのが「狭山ショップ」というお店。
しかし行ってみると臨時休業。


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右手の黄色い看板が「狭山ショップ」


なんとなく、狭山ショップで食事をして、観音茶屋でおだんごを食べ… と考えていたが、フルコース観音茶屋ということに。


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この中途半端に辺鄙で中途半端な存在感の寺院の門前にあって、観光地感を醸し出すのにひとり奮闘しておられる「観音茶屋」。


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ところで、Googleマップで10店ほど確認できると上に書いているが、こちら「観音茶屋」は実は確認できない。検索窓に入力してようやく出てくるんだが、なんと“閉業”とある。この記事の下のマップもたぶん“Permanently closed”となっていると思うが、このようにバリバリ営業中なのでMap方面はよろしく頼みますよ。

追記:2日後にはマップに復活。Googleの対応の速さに驚く)


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注文は、たぬきうどんと肉うどん。
相方はたぬきうどんをテーマにしているらしい。
あと焼だんご2本。


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注文後すぐ、お店のおかあさんが表に出ておだんご持って戻ってくる。
外のおだんごコーナーに焼き置きしてあるやつ。


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焦がししょうゆの香ばしさとモチモチの歯応えがたまらん…! というやつ。


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うどん来る。


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武蔵野の地粉のうどんは温かい汁うどんだとコシがなくなる印象があるが、こちらのうどん、たしかに弾力こそ少ないが密に詰まった歯応えで、かみしめるほどに小麦の甘味・うま味が広がる。


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まさに武蔵野台地の恵みの味! と思ったが…。


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帰りしな、だんご焼き場のおとうさんに少しお話を伺ったところ、うどんは地粉100%ではないらしい。
地粉だけではつながらず、ブチブチに切れてしまうそうだ。
そこでミックスするのが、讃岐の粉。


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うーむ…。
“うどん県”争いでいい勝負してると思っている県民の方もいらっしゃるかもしれないが、大いなる勘違い? すべては讃岐の手のひらの上…? みたいな ( ̄- ̄;) ウーム…


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でも地粉は埼玉産(「あやひかり」と「農林61号」と言っていたと思うが…)
地場の素材由来の香り高い、すごくおいしいうどんには違いないのである。

(つづく)


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[DATA]
観音茶屋
埼玉県所沢市上山口2203





[Today's recommendation]


https://youtu.be/js3SsO5g5OM?si=q8Hu88R_3WB_1SVX



wachat240211-22.jpg



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次号予告


門前の茶屋で大地の恵みを 【観音茶屋】

2020.11.22

 前記事のつづきでお昼ごはん編。

西武球場前駅近くには大きな寺院が2寺ある。
アグリツーリズモと寺社巡りは切り離せない関係にある。とはいえ…。

狭山湖ダムから下るのに狭山不動尊の境内を通った。重文の門3棟をはじめずいぶん立派なお寺さんだな… と思って調べてみると、1975(昭和50)年建立とある。堤義明氏による、と。78年起工の西武球場などとセットで西武グループの開発事業に関係していそうなニュアンスで、うーむ…。


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狭山不動尊。上から第一多宝塔 、御成門、勅額門


一方、山口観音(金乗院)は創建弘仁年間(810-824年)と伝えられる古刹。
古くから観音信仰の霊場として知られる、と。


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山口観音本堂


こういうのはあとで知った情報で、ルート的には狭山不動尊の勅額門を出ればもう目の前は駅なのでそのまま帰ってもおかしくなかったわけだが、もしそうしていたら情けない気持ちになっていただろう。自分がすっかり物心ついてるころに建てられたお寺だけお参りして1200年の歴史のあるお寺を素通りしたと。


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そうしなかったのは、食い意地のなせるワザか、猫の導きか…。


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2週間前に狭山湖・多摩湖を一周したとき、歩き始めに山口観音の参道を上り、いい感じの茶屋があって気になっていた。


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今日はそこで昼ごはんと決めていたので、いったん勅額門まで下りたが、再び坂道を上る。


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門前の茶屋というものに強くひかれる。
「観音茶屋」というテンプレートなネーミングが素晴らしい。


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茶屋にひかれるのは観光とセットという非日常的要素が大きいのであって、お店としては簡易型飲食サービスに分類されるであろうから、食べ物への期待感はさほどない。
ところが、ここのうどんはすごかった。


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簡易サービスではカレーかラーメンかそばが食べたくなるのでそうしようと思っていたが、壁の短冊の文言には捨ておけないものが。
“うどんは嬶さんの打つ地粉、自家製手打ちうどんです”


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ここは付汁肉うどん以外に選択肢があるだろうか?
気さくで優しそうなおかみさんで、嬶(かかあ)という感じでもないが(笑)。


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うどんは見た目に灰色がかって不ぞろいで、地粉の香りが強く、強烈なコシ。


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いわゆる武蔵野うどんのお手本のようなうどんで、有名店にも引けをとらない本格派である。


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麺が2本くっついてビロビロになっていたりというワイルドさにはまさに嬶という表現がぴったりで、武蔵野の畑作地帯で農作業の合間に食べられてきた郷土料理そのものという感じがする。
知られざるうどんの名店といえよう。


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アグリツーリズモ的田舎めぐりの締めにふさわしい食事にありつけたのは、観音様のご利益か、はたまた猫の導きか。


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[DATA]
観音茶屋
埼玉県所沢市上山口2203





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/HZMN_rmBA34



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