参拝文化に根差したご当地グルメ 【まことや 本店】
2023.02.05
伏線じゃないが、前記事に何度も名前が挙がっている「まことや」。
その蓮馨寺境内の屋台風やきそば店の本店が、山門から参道に出てすぐのところにある。

芋まんじゅうやら焼きだんごやら、ちょっとちょっと食べてるうちに、ますます空腹を募らせる。
歩き回るのは無理…! と、「まことや 本店」の順番待ち記名表に記入。

ご当地グルメ“川越太麺焼きそば”は、Wikipediaにも項目が立っている。
――もともとかつて川越城周辺の駄菓子屋や蓮馨寺の境内や門前で販売されていた焼きそばで、麺が極太で短くモチモチの食感が特徴。肉は多くの店で入っておらず、キャベツが少々(店によって紅しょうがと青海苔)。ソースの味は店によって違うが薄め。安さ(300円くらい)と量の多さが特徴。

「まことや」の位置する通称 立門前通りは蓮馨寺山門から真っすぐ東へ川越街道まで延びる参道で、かつては飲食店や娯楽施設などが立ち並ぶ川越市内で最もにぎやかな通りだったらしい。

食べログの自己PR的書き込みには“昭和23年に蓮馨寺境内の屋台から生まれた川越太麺やきそば。惜しまれながら店仕舞いしたその味を、当店の店主が復刻しました!”とある。
歴史ある街の参拝文化と結び付いたご当地グルメというわけだ。

注文は、まずは定番のソースやきそば 大(1.5玉)。
もう1品、逆に思いっきりアレンジされた“ごちゃき”。オムそばのカレーがけだ。
炭水化物に偏ってるきらいがあるので、ソースやきそばに唐揚げを付ける。

ごちゃきのカレーは学食的カレーで、ソースやきそばにはB級×B級のベストマッチといえよう。

一方、オムレツに使われるのは地元養鶏場の地たまご。
カレーなしのオムそばは人気No.1とのこと。

太麺のモチモチの食感とカレーは想像以上に相性がいいが、ソース+カレーはさすがに味が強い。
ご飯プリーズ…!(笑)

途中でソースやきそばとチェンジして気づいたが、ごちゃきには紅しょうがでなく福神漬けが添えてある。

カレーだけに福神漬けは必須だが、あくまでも焼きそばと考えれば、甘い焼きそばに甘い福神漬けでは箸休めにならない。
紅しょうがプリーズ… (;^_^A

そういえば川越ではB級なたべものばかり食べてる気がするが…。
いやいや大丈夫、B級は川越に限ったことではないですから。
(つづく)

[DATA]
まことや 本店
埼玉県川越市連雀町8-4
https://www.facebook.com/kawagoemakotoya/
https://www.instagram.com/kawagoemakotoya/
[Today's recommendation]

https://youtu.be/8EJ3zbKTWQ8




次号予告
伏線じゃないが、前記事に何度も名前が挙がっている「まことや」。
その蓮馨寺境内の屋台風やきそば店の本店が、山門から参道に出てすぐのところにある。

芋まんじゅうやら焼きだんごやら、ちょっとちょっと食べてるうちに、ますます空腹を募らせる。
歩き回るのは無理…! と、「まことや 本店」の順番待ち記名表に記入。

ご当地グルメ“川越太麺焼きそば”は、Wikipediaにも項目が立っている。
――もともとかつて川越城周辺の駄菓子屋や蓮馨寺の境内や門前で販売されていた焼きそばで、麺が極太で短くモチモチの食感が特徴。肉は多くの店で入っておらず、キャベツが少々(店によって紅しょうがと青海苔)。ソースの味は店によって違うが薄め。安さ(300円くらい)と量の多さが特徴。

「まことや」の位置する通称 立門前通りは蓮馨寺山門から真っすぐ東へ川越街道まで延びる参道で、かつては飲食店や娯楽施設などが立ち並ぶ川越市内で最もにぎやかな通りだったらしい。

食べログの自己PR的書き込みには“昭和23年に蓮馨寺境内の屋台から生まれた川越太麺やきそば。惜しまれながら店仕舞いしたその味を、当店の店主が復刻しました!”とある。
歴史ある街の参拝文化と結び付いたご当地グルメというわけだ。

注文は、まずは定番のソースやきそば 大(1.5玉)。
もう1品、逆に思いっきりアレンジされた“ごちゃき”。オムそばのカレーがけだ。
炭水化物に偏ってるきらいがあるので、ソースやきそばに唐揚げを付ける。

ごちゃきのカレーは学食的カレーで、ソースやきそばにはB級×B級のベストマッチといえよう。

一方、オムレツに使われるのは地元養鶏場の地たまご。
カレーなしのオムそばは人気No.1とのこと。

太麺のモチモチの食感とカレーは想像以上に相性がいいが、ソース+カレーはさすがに味が強い。
ご飯プリーズ…!(笑)

途中でソースやきそばとチェンジして気づいたが、ごちゃきには紅しょうがでなく福神漬けが添えてある。

カレーだけに福神漬けは必須だが、あくまでも焼きそばと考えれば、甘い焼きそばに甘い福神漬けでは箸休めにならない。
紅しょうがプリーズ… (;^_^A

そういえば川越ではB級なたべものばかり食べてる気がするが…。
いやいや大丈夫、B級は川越に限ったことではないですから。
(つづく)

[DATA]
まことや 本店
埼玉県川越市連雀町8-4


[Today's recommendation]

https://youtu.be/8EJ3zbKTWQ8




次号予告
門前〇〇そばシリーズ 【まことや 蓮馨寺】
2021.10.21
2回目のワクチン接種から2カ月以上経過したこともあって、相方は実家に顔出しに行っている。車で迎えに行きがてら加須のうどんなど県北グルメを楽しむのを恒例としているが、今回は趣向を変えてみることに。
行き帰りには川越の街なかを通る。早めの時間に迎えに行って、帰りに川越観光をしようと。
朝7時に家を出て実家に10時、そそくさとお暇して、川越に12時すぎに到着。

農産物直売所「あぐれっしゅ川越」横に無料の市内観光用駐車場(あぐれっしゅと共用)があることを事前に調べてあった。

観光の中心「小江戸川越一番街商店街 蔵造りの町並み」まで直線距離で1kmあるが、途中川越城址の「本丸御殿」や「中ノ門堀跡」といった観光スポットもあるし、まったく問題ない距離感である。

まず昼ごはん。
朝ごはんが早かったのと長時間運転しているのとで、おなかがペコペコだ。

川越にはぜひとも食べてみたいものがある。
1月のこと、喜多院境内の「厄除けだんご ふかの」を記事にした際、Instagramにコメントをいただいた。
――川越はお寺にあるお店の焼きそばも有名なのでぜひ!
これは気になるだろう w( ̄o ̄)w オオッ!
“川越_寺_焼きそば”で簡単にヒットする。
そのお寺は蓮馨寺。焼きそばは「まことや」という、テレビ番組にもよく取り上げられる有名店らしい。

正面が呑龍堂
蓮馨寺は本川越駅と「時の鐘」の中間あたりに位置する。
1549(天文18)年、川越城主の母・蓮馨によって創建された浄土宗の寺院。触ると病気が治るとされる“おびんずる様”や小江戸川越七福神“福祿寿”が祀られている人気スポット。

右を向くと鐘つき堂
門を入って正面の呑龍堂(本堂祈願所)への参道の途中、右を向くと鐘つき堂。
その手前に焼きそば物件はあった。

呑龍堂から振り返るとこんな感じ
人気店ということで混んでいることも想定したが、境内は長閑なもの。
というか、街全体に人出は少ない。
鐘つき堂と「まことや」
宣言や措置がすべて解除され新規感染者数も減少を続けているこのタイミングで、川越は絶対混む。
だからこそ平日に重なった今回、観光を思い立ったわけだが、想定以上にすいていて気兼ねなく歩くことができたのである。
“小江戸川越 太麺焼きそば”並・大・特大とある。

ハラペコだが、いちおう観光なのでこのあとも何か食べたくなるかもしれず、注文は並2つと。
注文から意外に時間がかかるので、ちゃんと調理してる感じ。

太麺の焼きそばは昨今ご当地B級グルメ等で食べる機会が多いのかもしれない。そういうのに疎いので、“極太”と事前に調べがついていたにもかかわらず、あまりの太さに驚いた。太めのうどんくらい太い?
具はキャベツと鶏ひき肉とシンプル。

受け渡し口にソースが置いてあり、聞いてみると「まずは食べてみて、必要なら」とのこと。
鶏のだし汁を使うとどこかで見たが、太麺にもしっかり味を吸わせてあるようで、たしかにソース不要な感じ。
同じく備え付けの七味をアドバイスどおり皿の隅にちょこっと振る。
もちもちの太麺。
かみしめていると、頭をよぎるのは、やっぱりうどん。
加須あたりでうどんを食べるのとあまり変わらないかもしれない体験で、そういう文化圏で動いている。

お寺を出てそのまま真っすぐ続く参道らしき通りから、あらためて歩き始める。
すぐに同じ「まことや」というお店に出くわし、あ、本店かぁ… と。
川越は歩いてみると相当奥深いものがありそうだ。
(つづく)
[DATA]
まことや 蓮馨寺
埼玉県川越市連雀町7-1 連馨寺境内
https://renkeiji.jp/%E5%B0%8F%E6%B1%9F%E6%88%B8%E8%8C%B6%E6%88%BF%E3%81%BE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%84/
https://www.facebook.com/kawagoemakotoya/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/VrFXacfQjRU


朝は早い
2回目のワクチン接種から2カ月以上経過したこともあって、相方は実家に顔出しに行っている。車で迎えに行きがてら加須のうどんなど県北グルメを楽しむのを恒例としているが、今回は趣向を変えてみることに。
行き帰りには川越の街なかを通る。早めの時間に迎えに行って、帰りに川越観光をしようと。
朝7時に家を出て実家に10時、そそくさとお暇して、川越に12時すぎに到着。

農産物直売所「あぐれっしゅ川越」横に無料の市内観光用駐車場(あぐれっしゅと共用)があることを事前に調べてあった。

観光の中心「小江戸川越一番街商店街 蔵造りの町並み」まで直線距離で1kmあるが、途中川越城址の「本丸御殿」や「中ノ門堀跡」といった観光スポットもあるし、まったく問題ない距離感である。

まず昼ごはん。
朝ごはんが早かったのと長時間運転しているのとで、おなかがペコペコだ。

川越にはぜひとも食べてみたいものがある。
1月のこと、喜多院境内の「厄除けだんご ふかの」を記事にした際、Instagramにコメントをいただいた。
――川越はお寺にあるお店の焼きそばも有名なのでぜひ!
これは気になるだろう w( ̄o ̄)w オオッ!
![]() | ![]() |
“川越_寺_焼きそば”で簡単にヒットする。
そのお寺は蓮馨寺。焼きそばは「まことや」という、テレビ番組にもよく取り上げられる有名店らしい。

正面が呑龍堂
蓮馨寺は本川越駅と「時の鐘」の中間あたりに位置する。
1549(天文18)年、川越城主の母・蓮馨によって創建された浄土宗の寺院。触ると病気が治るとされる“おびんずる様”や小江戸川越七福神“福祿寿”が祀られている人気スポット。

右を向くと鐘つき堂
門を入って正面の呑龍堂(本堂祈願所)への参道の途中、右を向くと鐘つき堂。
その手前に焼きそば物件はあった。

呑龍堂から振り返るとこんな感じ
人気店ということで混んでいることも想定したが、境内は長閑なもの。
というか、街全体に人出は少ない。
![]() | ![]() |
宣言や措置がすべて解除され新規感染者数も減少を続けているこのタイミングで、川越は絶対混む。
だからこそ平日に重なった今回、観光を思い立ったわけだが、想定以上にすいていて気兼ねなく歩くことができたのである。
![]() | ![]() |
“小江戸川越 太麺焼きそば”並・大・特大とある。

ハラペコだが、いちおう観光なのでこのあとも何か食べたくなるかもしれず、注文は並2つと。
注文から意外に時間がかかるので、ちゃんと調理してる感じ。

太麺の焼きそばは昨今ご当地B級グルメ等で食べる機会が多いのかもしれない。そういうのに疎いので、“極太”と事前に調べがついていたにもかかわらず、あまりの太さに驚いた。太めのうどんくらい太い?
具はキャベツと鶏ひき肉とシンプル。

受け渡し口にソースが置いてあり、聞いてみると「まずは食べてみて、必要なら」とのこと。
鶏のだし汁を使うとどこかで見たが、太麺にもしっかり味を吸わせてあるようで、たしかにソース不要な感じ。
同じく備え付けの七味をアドバイスどおり皿の隅にちょこっと振る。
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もちもちの太麺。
かみしめていると、頭をよぎるのは、やっぱりうどん。
加須あたりでうどんを食べるのとあまり変わらないかもしれない体験で、そういう文化圏で動いている。

お寺を出てそのまま真っすぐ続く参道らしき通りから、あらためて歩き始める。
すぐに同じ「まことや」というお店に出くわし、あ、本店かぁ… と。
川越は歩いてみると相当奥深いものがありそうだ。
(つづく)
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[DATA]
まことや 蓮馨寺
埼玉県川越市連雀町7-1 連馨寺境内


[Today's recommendation]



https://youtu.be/VrFXacfQjRU


朝は早い