観光気分満喫! 【峠の釜めし本舗 おぎのや 横川店】
2023.05.05
話は前々記事に戻る。
上信越道・松井田妙義ICを下りて小根山森林公園・野鳥の森に向かう途中、ドーンという感じでお釜のIN看板が目に留まった。
「おぎのや」と書いてある。
おぎのやって、あのおぎのや?
そういえばさっき標識かなんかで横川って文字見たな…。
えー、そんなとこまで来ちゃったの!?
このときようやく、ずいぶん遠くまで来ちゃった感が生じたという。

横川の「荻野屋」といえば、言わずと知れた超有名駅弁・峠の釜めしの製造元。
北陸新幹線開業に伴い信越本線 横川-軽井沢間が廃止され… というマイナス要素が強くインプットされているため、デパートの駅弁フェアなど催事ドサ回り… みたいなイメージを勝手に思い描いていた峠の釜めしだが、看板の主「おぎのや 横川店」は実に堂々たるドライブイン風の構えである。

絶対的看板商品をもってすればいかなる事業展開も可能と。
そりゃ電車じゃなくても車で横川あたりを走っていて“釜めし”の看板見れば、入ってみようか… と思うのが人情というもの。

もとより“観光”というテーマを掲げるワタクシにとっておあつらえ向きのネタであり、昼ごはんは「おぎのや」の釜めしと、その時点で決まっていたようなもの。

というわけで、前記事の小根山森林公園・野鳥の森のあと「おぎのや」に直行した次第。

行きは気づかずに素通りしたが、小根山森林公園の上り口からわずか400mほどのところにJR横川駅がある。
「おぎのや 横川店」は駅の南側のR18(中山道)沿い。

11時を回ったところだが、駐車場の時点でかなり混んでいる。
土産物店併設の高速道路SAのようなつくりでいろいろ見て回りたくなるが、もたもたしてると大変なことになりそうなので、とっとと食事にすることに。

しかしフードコート「たびーとキッチン(tabeat kitchen)」はその時間ですでに臨戦態勢だったという。


なんとか席を確保し、券売機へ。
峠の釜めし・小そばセット1550円と上州舞茸天ぷらうどん850円をポチッとな。

釜めしは駅弁のパッケージそのものがドーンとトレーにのってる。

かなり奇異な印象を受けるが、違う荷姿で出てこられたら…? と考えたら、これしかありえないのである。

釜めしの具のあんずと香の物のなす漬けが、昔もいまもインパクト大。
あとで土産物の売店で漬物セット(あのパッケージ)がないものかと探したが見つからず、残念。

益子焼の容器はもちろん持ち帰ったが、1週間後までにはキッチンの棚の奥深くにしまわれてしまったもよう。

舞茸天うどんは、ボリュームのある舞茸の天ぷらが3つ4つ。

うどんはツルッとでなくゴツゴツした食べ応えの武蔵野系に近い素朴な田舎うどん。
油をよく吸ったキノコの天ぷらとの相性抜群なタイプ。

峠の釜めしを食べるのはいつ以来だろう。
初めて食べたのは大学2年の春休み、ヨネオカくんと2人で電車で富山に向かう途中… いや帰り… いやいや両方だったかな?
“現地”で食べたのはそれ以来という、実は貴重な機会なのであった。
(つづく)

[DATA]
峠の釜めし本舗 おぎのや 横川店
群馬県安中市松井田町横川297-1
https://www.oginoya.co.jp/
[Today's recommendation]

https://youtu.be/NRE3Bv1goyI




次号予告
話は前々記事に戻る。
上信越道・松井田妙義ICを下りて小根山森林公園・野鳥の森に向かう途中、ドーンという感じでお釜のIN看板が目に留まった。
「おぎのや」と書いてある。
おぎのやって、あのおぎのや?
そういえばさっき標識かなんかで横川って文字見たな…。
えー、そんなとこまで来ちゃったの!?
このときようやく、ずいぶん遠くまで来ちゃった感が生じたという。

横川の「荻野屋」といえば、言わずと知れた超有名駅弁・峠の釜めしの製造元。
北陸新幹線開業に伴い信越本線 横川-軽井沢間が廃止され… というマイナス要素が強くインプットされているため、デパートの駅弁フェアなど催事ドサ回り… みたいなイメージを勝手に思い描いていた峠の釜めしだが、看板の主「おぎのや 横川店」は実に堂々たるドライブイン風の構えである。

絶対的看板商品をもってすればいかなる事業展開も可能と。
そりゃ電車じゃなくても車で横川あたりを走っていて“釜めし”の看板見れば、入ってみようか… と思うのが人情というもの。

もとより“観光”というテーマを掲げるワタクシにとっておあつらえ向きのネタであり、昼ごはんは「おぎのや」の釜めしと、その時点で決まっていたようなもの。

というわけで、前記事の小根山森林公園・野鳥の森のあと「おぎのや」に直行した次第。

行きは気づかずに素通りしたが、小根山森林公園の上り口からわずか400mほどのところにJR横川駅がある。
「おぎのや 横川店」は駅の南側のR18(中山道)沿い。

11時を回ったところだが、駐車場の時点でかなり混んでいる。
土産物店併設の高速道路SAのようなつくりでいろいろ見て回りたくなるが、もたもたしてると大変なことになりそうなので、とっとと食事にすることに。

しかしフードコート「たびーとキッチン(tabeat kitchen)」はその時間ですでに臨戦態勢だったという。


なんとか席を確保し、券売機へ。
峠の釜めし・小そばセット1550円と上州舞茸天ぷらうどん850円をポチッとな。

釜めしは駅弁のパッケージそのものがドーンとトレーにのってる。

かなり奇異な印象を受けるが、違う荷姿で出てこられたら…? と考えたら、これしかありえないのである。

釜めしの具のあんずと香の物のなす漬けが、昔もいまもインパクト大。
あとで土産物の売店で漬物セット(あのパッケージ)がないものかと探したが見つからず、残念。

益子焼の容器はもちろん持ち帰ったが、1週間後までにはキッチンの棚の奥深くにしまわれてしまったもよう。

舞茸天うどんは、ボリュームのある舞茸の天ぷらが3つ4つ。

うどんはツルッとでなくゴツゴツした食べ応えの武蔵野系に近い素朴な田舎うどん。
油をよく吸ったキノコの天ぷらとの相性抜群なタイプ。

峠の釜めしを食べるのはいつ以来だろう。
初めて食べたのは大学2年の春休み、ヨネオカくんと2人で電車で富山に向かう途中… いや帰り… いやいや両方だったかな?
“現地”で食べたのはそれ以来という、実は貴重な機会なのであった。
(つづく)

[DATA]
峠の釜めし本舗 おぎのや 横川店
群馬県安中市松井田町横川297-1

[Today's recommendation]

https://youtu.be/NRE3Bv1goyI




次号予告
関東(ry) ロード ―2 【おぎの屋 板倉店】
2019.08.15
タイトルに「2」とあるので当然「1」もあるわけだが、それが去年5月の記事。
このブログではときどきそういう長いスパンのシリーズが唐突に入り込んでくることになっている。
しかし唐突なようで前回がGW、今回がお盆と、つまりは帰省シーズン。
これは相方さんの実家に顔出しがてら食事をするというパターンであり、当地が関東内陸のうどんどころということから2回続いたと。

前回のお店は加須うどんという昔からよく知られたカテゴリー。
今回、実家で兄夫婦に教えてもらった候補は2店、古河の店と板倉の店。すなわち茨城県と群馬県ということ。
なんか行動範囲が一気に広がるようで、テンション上々 ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
やはりうどんどころの印象が強い群馬県のお店に行ってみることにした。

台風10号の影響で断続的に激しい雨の降るなか、利根川に平行して遡上する形のルート。
目的の「おぎの屋」に到着したときには土砂降り状態で、しばし駐車場で待機。その間、車が2台入ってきて、いずれも雨を気にする様子もなくさっさと入店していくのでアタフタと車を降りるという、なんというか旅慣れないというの? いつものバタバタ感。

表の看板の“鮒甘露煮”には惹かれるものがある。
利根川・渡良瀬川水系では、たとえば古河の名物だ。
しかし店内には製造販売中止のお知らせが。
「70年の間にわたるご愛顧に対し…」とあって、それはそれでお店の歴史をしのばせる情報ツールでもあるのだが。

入っていきなり物販コーナーで、レジカウンター横に“お食事できます”の看板と、土産物屋のイートイン的なつくりである。

実際、奥の飲食スペースは広くなく、僕らはその手前、土産物屋の隅っこにある2人掛けテーブル席に着く。
注文は、王道的な肉汁うどん680円と、そばも推しが強そうなので肉汁そば680円。

まず「サービスですがよろしければ」というサラダ。
なぜサービスオプション…? と思ったら、店内で販売しているごまドレッシングのお試しということ。
続いてそば。

いい感じにホシの入ったそばだが、温かい肉汁に合わせるからには太切りとかもっと強い個性を想像していたので、ちょっとおとなしい。
肉汁の具は、豚肉、油揚げ、ネギ、タマネギ。

うどんは田舎系ではなく白くコシの強いもの。
HPによれば、製造に3日間を要し手間をかけ時間をかけ完全熟成させた“完熟うどん”という。

そういえば群馬には水沢うどんという、かつて讃岐・稲庭と並んで三大と称された(いまもそう?)銘品があるが、地粉を使う加須や武蔵野の素朴なうどんとは一線を画す洗練された流れが群馬にはあるのかな?
いま現在の食べ慣れた感覚でいうと食感は讃岐うどんに近く、うま味が強いおいしいうどんだ。

思っていた田舎系とは違ったが、関東のまた異なるうどん文化を思い起こさせるものがあってなかなかよかった。
その土地の地理的・歴史的背景に思いをはせながらいただく食事もいいものだ… と、次回に続く。

[DATA]
おぎの屋 板倉店
群馬県邑楽郡板倉町岩田1912-5
http://www.oginoya.jp/
[Today's recommendation]


◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆

https://youtu.be/uHOTmMpux9E
タイトルに「2」とあるので当然「1」もあるわけだが、それが去年5月の記事。
このブログではときどきそういう長いスパンのシリーズが唐突に入り込んでくることになっている。
しかし唐突なようで前回がGW、今回がお盆と、つまりは帰省シーズン。
これは相方さんの実家に顔出しがてら食事をするというパターンであり、当地が関東内陸のうどんどころということから2回続いたと。

前回のお店は加須うどんという昔からよく知られたカテゴリー。
今回、実家で兄夫婦に教えてもらった候補は2店、古河の店と板倉の店。すなわち茨城県と群馬県ということ。
なんか行動範囲が一気に広がるようで、テンション上々 ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
やはりうどんどころの印象が強い群馬県のお店に行ってみることにした。

台風10号の影響で断続的に激しい雨の降るなか、利根川に平行して遡上する形のルート。
目的の「おぎの屋」に到着したときには土砂降り状態で、しばし駐車場で待機。その間、車が2台入ってきて、いずれも雨を気にする様子もなくさっさと入店していくのでアタフタと車を降りるという、なんというか旅慣れないというの? いつものバタバタ感。

表の看板の“鮒甘露煮”には惹かれるものがある。
利根川・渡良瀬川水系では、たとえば古河の名物だ。
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しかし店内には製造販売中止のお知らせが。
「70年の間にわたるご愛顧に対し…」とあって、それはそれでお店の歴史をしのばせる情報ツールでもあるのだが。

入っていきなり物販コーナーで、レジカウンター横に“お食事できます”の看板と、土産物屋のイートイン的なつくりである。

実際、奥の飲食スペースは広くなく、僕らはその手前、土産物屋の隅っこにある2人掛けテーブル席に着く。
![]() | ![]() |
注文は、王道的な肉汁うどん680円と、そばも推しが強そうなので肉汁そば680円。

まず「サービスですがよろしければ」というサラダ。
なぜサービスオプション…? と思ったら、店内で販売しているごまドレッシングのお試しということ。
![]() | ![]() |
続いてそば。

いい感じにホシの入ったそばだが、温かい肉汁に合わせるからには太切りとかもっと強い個性を想像していたので、ちょっとおとなしい。
肉汁の具は、豚肉、油揚げ、ネギ、タマネギ。

うどんは田舎系ではなく白くコシの強いもの。
HPによれば、製造に3日間を要し手間をかけ時間をかけ完全熟成させた“完熟うどん”という。

そういえば群馬には水沢うどんという、かつて讃岐・稲庭と並んで三大と称された(いまもそう?)銘品があるが、地粉を使う加須や武蔵野の素朴なうどんとは一線を画す洗練された流れが群馬にはあるのかな?
いま現在の食べ慣れた感覚でいうと食感は讃岐うどんに近く、うま味が強いおいしいうどんだ。

思っていた田舎系とは違ったが、関東のまた異なるうどん文化を思い起こさせるものがあってなかなかよかった。
その土地の地理的・歴史的背景に思いをはせながらいただく食事もいいものだ… と、次回に続く。

[DATA]
おぎの屋 板倉店
群馬県邑楽郡板倉町岩田1912-5
http://www.oginoya.jp/
[Today's recommendation]


◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆

https://youtu.be/uHOTmMpux9E