どこか遠くへ 【たから家 本店】
2023.09.25
ようやく涼しくなって… というにはまだ早く、ようやく涼しい日も増え始め、自転車の距離も延び始め。
西荻窪→富士見ヶ丘→芦花公園と、あまり通ったことのないルートを走り、久しぶりに道に迷う。
そもそも知らない道を地図も見ずにテキトーに走っているので“迷う”も何もないが、テキトーながらだいたいどのあたりにいて、どの方角を向いているか、常に把握しつつ移動しているつもりではある。
それがわからなくなったと。
道に迷うとワクワクする。
突如、知らない街に放り込まれてしまったわけで。
ゆーめー はーるか~♪
すると、どこか見覚えのある景色が。
「実篤公園」
一人旅、終了 (撤収ー!! (-o-\) λλλλλ,,,,,)

そのまま崖線を下って野川を渡り、調布の中心部。
迷ったので、腹が、減った……。

調布駅徒歩1分のラーメン屋さん「たから家」。
調布はさすがになじみが薄いが、昔、いまよりもっと動き回っていたころから存在し、隣の「宇奈とと」とともに調布で数少ない入ったことのあるお店である。

当時、ラーメン本なんかでよく紹介されていて、あいまいな記憶によれば西新宿の「満来」のあたりに支店を出していたような…。
1回しか入ったことがなかったが、女性が取り仕切っていて細やかな気配りの行き届いた、ラーメン屋らしくない… という印象が残っている。

20年ぶり? くらいの再訪。
スタッフはやはり女性… だが若い方なので、以前のままというわけではないと思うが、でもお店の印象は変わらず。

注文はらーめん。

20年前に一度だけ食べたラーメンの味など覚えているはずもないが、こちらの麺は妙に記憶にある。
平打ちっぽい中太の縮れ麺で加水の多いツルッとした食感は、当時(というか、いまも)個性的なのかもしれない。

スープは鶏ガラベースのやや甘めの優しい味。
歯応えと肉の風味の残るチャーシューがおいしい。

昔から食べ○グの点数の低いお店だが、自分にとってそれはどうでもいい話。
接客など雰囲気を含め、リピートしたいかどうかは、人それぞれ。

[DATA]
たから家 本店
東京都調布市小島町1-11-7
https://chofu.com/takarayahonten
[Today's recommendation]

“最後のダークダックス”遠山 一さん、9月22日死去。93歳 https://youtu.be/6V1hCgo9rH0?si=NgfbMLcxH0CSCmi1




ようやく涼しくなって… というにはまだ早く、ようやく涼しい日も増え始め、自転車の距離も延び始め。
西荻窪→富士見ヶ丘→芦花公園と、あまり通ったことのないルートを走り、久しぶりに道に迷う。
そもそも知らない道を地図も見ずにテキトーに走っているので“迷う”も何もないが、テキトーながらだいたいどのあたりにいて、どの方角を向いているか、常に把握しつつ移動しているつもりではある。
それがわからなくなったと。
道に迷うとワクワクする。
突如、知らない街に放り込まれてしまったわけで。
ゆーめー はーるか~♪
すると、どこか見覚えのある景色が。
「実篤公園」
一人旅、終了 (撤収ー!! (-o-\) λλλλλ,,,,,)

そのまま崖線を下って野川を渡り、調布の中心部。
迷ったので、腹が、減った……。

調布駅徒歩1分のラーメン屋さん「たから家」。
調布はさすがになじみが薄いが、昔、いまよりもっと動き回っていたころから存在し、隣の「宇奈とと」とともに調布で数少ない入ったことのあるお店である。

当時、ラーメン本なんかでよく紹介されていて、あいまいな記憶によれば西新宿の「満来」のあたりに支店を出していたような…。
1回しか入ったことがなかったが、女性が取り仕切っていて細やかな気配りの行き届いた、ラーメン屋らしくない… という印象が残っている。

20年ぶり? くらいの再訪。
スタッフはやはり女性… だが若い方なので、以前のままというわけではないと思うが、でもお店の印象は変わらず。

注文はらーめん。

20年前に一度だけ食べたラーメンの味など覚えているはずもないが、こちらの麺は妙に記憶にある。
平打ちっぽい中太の縮れ麺で加水の多いツルッとした食感は、当時(というか、いまも)個性的なのかもしれない。

スープは鶏ガラベースのやや甘めの優しい味。
歯応えと肉の風味の残るチャーシューがおいしい。

昔から食べ○グの点数の低いお店だが、自分にとってそれはどうでもいい話。
接客など雰囲気を含め、リピートしたいかどうかは、人それぞれ。

[DATA]
たから家 本店
東京都調布市小島町1-11-7

[Today's recommendation]

“最後のダークダックス”遠山 一さん、9月22日死去。93歳 https://youtu.be/6V1hCgo9rH0?si=NgfbMLcxH0CSCmi1




ここにもガラパゴス系!? 【バスラーメン】
2022.08.06
自転車で長距離移動するようになったのは2000年ころからだが、昔よく通っていたと思われる場所の風景が不意に脳裏に浮かび、これはどこだったかなぁ…? となることがある。
調布方面に行くときに通る、大げさに言えば“谷沿いの尾根道”みたいな地形を思い出した。明らかに谷筋だが川を見た覚えはなく、暗渠になっているか何か。
高台はもちろん見下ろす谷底にも家が立ち並ぶ、考えてみれば不思議な地形で、思い出したらすごく気になりだした。
Googleマップやストリートビューを駆使しても場所は判明せず、実地調査をすることに。
かすかな記憶や土地勘等から消去法で絞り込んでいくと、野川と仙川の間のエリアが有力。
暇を見つけて何度か出かけ、それは三鷹市中原という場所で、川は入間川(中仙川)ということを突き止めた。
なぜそんなことをやっているかというと、その時代の十数年の記憶がまだら模様で、ミッシングリンクを埋める感じというか。で、パズルのピースが一つ埋まったと。
ではそんなところで自分はいったい何をやっていたのか?
謎が新たなナゾを生む ( ̄ω ̄;)

…と長い前フリになってしまったが、つまりバーチャルよりリアルが勝るということが言いたい。
その実地調査のときに見つけたのがこちら👇

ネットではなかなかこういうものは見つからない。
ラーメン屋らしいラーメン屋、久々に見たなぁ… と思いました。

場所は三鷹通り沿いの、まあロードサイド型。
「バスラーメン」の名前のとおり、もともとバス改造屋台で人気を博したお店らしい。
正確な沿革はわからないが、開業がかなり古いことは確かだと思う。
バス改造屋台といえば「くるまやラーメン」が有名だが、そういう商売がはやった時代があったような気がする。
それから、バス時代の雑誌?記事が壁に貼ってあるが、そこには“純九州ラーメンは塩味なんです!!”というキャッチ。
九州ラーメンやとんこつラーメンが東京で市民権を得る以前の時代であることは明らか。
ちなみに“東京背脂豚骨の始祖”吉祥寺「ホープ軒本舗」ですら、学生時代に初めて聞いた口コミは「しょうゆでも塩でもない」だった。

あらためて行ってみて、驚くことに1時すぎで店の前に順番待ち数人。30分ほど時間をつぶして出直したが、その時間(1時半すぎ)でもお客がひっきりなしに入ってくる。
知らなかったが人気店のようなのだ。

注文は辛子高菜700円。
博多系でおなじみの無料トッピングは紅ショウガとおろしニンニクのみかな。

3分ほどと素早い提供。
具は、辛子高菜のほかにノリと小口ネギ、ゴマ。
麺はパツパツの細麺。

スープはきわめてスッキリ… というか、いい意味でうま味抑えめ。
実は昭和末期の似非博多系というかフードコート系というか、ある種ジャンキーなシロモノを予想していたが、とんでもない。
ここにも隔絶された環境下で独自の進化を遂げた、ある意味いまの本場以上にホンモノかもしれない九州ラーメンが存在した!!
たかがラーメン、ちゃちゃっと済ませられる、いいお店を見つけた c( ̄▽ ̄)

[DATA]
バスラーメン
東京都調布市深大寺東町5-26-4
[Today's recommendation]



https://youtu.be/qefoXFsUZNE


4回目から1週間経過。いまがいちばん安全な気がする…
自転車で長距離移動するようになったのは2000年ころからだが、昔よく通っていたと思われる場所の風景が不意に脳裏に浮かび、これはどこだったかなぁ…? となることがある。
調布方面に行くときに通る、大げさに言えば“谷沿いの尾根道”みたいな地形を思い出した。明らかに谷筋だが川を見た覚えはなく、暗渠になっているか何か。
高台はもちろん見下ろす谷底にも家が立ち並ぶ、考えてみれば不思議な地形で、思い出したらすごく気になりだした。
Googleマップやストリートビューを駆使しても場所は判明せず、実地調査をすることに。
かすかな記憶や土地勘等から消去法で絞り込んでいくと、野川と仙川の間のエリアが有力。
暇を見つけて何度か出かけ、それは三鷹市中原という場所で、川は入間川(中仙川)ということを突き止めた。
なぜそんなことをやっているかというと、その時代の十数年の記憶がまだら模様で、ミッシングリンクを埋める感じというか。で、パズルのピースが一つ埋まったと。
ではそんなところで自分はいったい何をやっていたのか?
謎が新たなナゾを生む ( ̄ω ̄;)

…と長い前フリになってしまったが、つまりバーチャルよりリアルが勝るということが言いたい。
その実地調査のときに見つけたのがこちら👇

ネットではなかなかこういうものは見つからない。
ラーメン屋らしいラーメン屋、久々に見たなぁ… と思いました。

場所は三鷹通り沿いの、まあロードサイド型。
「バスラーメン」の名前のとおり、もともとバス改造屋台で人気を博したお店らしい。
正確な沿革はわからないが、開業がかなり古いことは確かだと思う。
バス改造屋台といえば「くるまやラーメン」が有名だが、そういう商売がはやった時代があったような気がする。
それから、バス時代の雑誌?記事が壁に貼ってあるが、そこには“純九州ラーメンは塩味なんです!!”というキャッチ。
九州ラーメンやとんこつラーメンが東京で市民権を得る以前の時代であることは明らか。
ちなみに“東京背脂豚骨の始祖”吉祥寺「ホープ軒本舗」ですら、学生時代に初めて聞いた口コミは「しょうゆでも塩でもない」だった。

あらためて行ってみて、驚くことに1時すぎで店の前に順番待ち数人。30分ほど時間をつぶして出直したが、その時間(1時半すぎ)でもお客がひっきりなしに入ってくる。
知らなかったが人気店のようなのだ。

注文は辛子高菜700円。
博多系でおなじみの無料トッピングは紅ショウガとおろしニンニクのみかな。

3分ほどと素早い提供。
具は、辛子高菜のほかにノリと小口ネギ、ゴマ。
麺はパツパツの細麺。

スープはきわめてスッキリ… というか、いい意味でうま味抑えめ。
実は昭和末期の似非博多系というかフードコート系というか、ある種ジャンキーなシロモノを予想していたが、とんでもない。
ここにも隔絶された環境下で独自の進化を遂げた、ある意味いまの本場以上にホンモノかもしれない九州ラーメンが存在した!!
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たかがラーメン、ちゃちゃっと済ませられる、いいお店を見つけた c( ̄▽ ̄)

[DATA]
バスラーメン
東京都調布市深大寺東町5-26-4
[Today's recommendation]



https://youtu.be/qefoXFsUZNE


4回目から1週間経過。いまがいちばん安全な気がする…
満を持して、○○丼登場! ―1CLシリーズ⑮【宇奈とと 調布店】
2019.09.12
1CLシリーズも今回で15回目。
これほどワンコインネタが見つかるとは思っていなかったが、特に目を引くのが丼物の健闘ぶり。かつ丼、焼き鳥丼、海鮮丼、天丼に、どんぶりで出す店もあるカツカレーも含めると、シリーズの3分の1強が丼物である。
それがたとえば玉子丼やきつね丼、カレー丼あたりなら「まあ、なくもないかな…」という見解も聞かれようが、上記5品、もはや限界突破の最強ラインといっていい。
…と悦に入っていると、「いや、まだまだ」という声がどこからともなく聞こえてきた。「まだまだそろってへんで。アレはさすがにワンコインでは無理やろ」
アレとは…?
そう、価格高騰が止まらない、うなぎである。

牛丼チェーン等のうな丼(うな重)の価格を調べてみた。吉野家788円、松屋830円、すき家790円、なか卯850円…(※吉野家=外税のほかは税込み価格)と、低価格路線を代表するこれらチェーンでもワンコインのはるか上に設定してある。
やはりワンコインうな丼は無理なのか?
それがあるんです!

京王線調布駅北口。旧甲州街道の駅前交差点近くの一等地にある「宇奈とと」。
東京都内に11店舗、大阪府内に4店舗を展開するうなぎチェーンである。

なんと、うな丼が500円!(都心にもあるので「知ってるわ!」という方、意外性がなくてどうもすいません (*_ _)人 ス、スマヌ)

調布に来るのは15年ぶりくらいかな。
そのころはいまよりだいぶ活動的で、ときどき調布あたりまで足を延ばし、昼ごはんどうしようとなったとき、やたら安いうな丼の店があった。
1回入ったはずだがあれはマボロシだろうか…? というくらい記憶も消えかけていたが、今回こういう企画にあたり一応調べてみた。まさかと思ったが、まだあった。

しかも、うな丼500円って、当時もそんな値段だったと思うので、この高騰の流れをもう何年もやり過ごしてきたわけだ。

11時20分の入店で2人目の客。
席はカウンターのみ2列17席。

驚くことに店内には炭の匂いが漂っている。
提供時間が短いので、老舗うなぎ屋のようなことをやっているはずもないが、独自の“ノウハウ”はありそうだ。

うなぎの小さいのは想定内だが、厚みがかなりあるのに驚いた。タレは甘すぎず多すぎずで、ご飯が意外においしいので邪魔にならないのはいい。
で、うなぎは締まった食感になじめないものがあるが、蒸し工程の入らない関西の人間が関東のうなぎはフカフカして気持ち悪いと言う、その逆の感覚のような? 蒸し方が食べ慣れたうなぎのそれと違うんじゃないかと…。
ふっくら感はないが、しっかり焼き目が入って香ばしく仕上がっている。

ご飯の量は少なくないので、やはりアタマとのバランスはよくない。
食べ終わるころに“しば漬けご自由に”を見つけ、これをもっと早く導入していれば… と思ったしだいである。
少なくとも10数年の時を超える生き証人の感想として、この間高騰著しいうなぎを価格据え置きで提供している企業努力はすごいと思いました。
で、ワンコイン丼のラインアップ、まだ不足があるって…?

[DATA]
宇奈とと 調布店
東京都調布市小島町1-11-7
http://www.unatoto.com/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/z79pgPn357g


調布飛行場と東京スタジアム(味の素スタジアム)。味スタでは9月20日、RWC(ラグビーワールドカップ)の開幕カード日本対ロシア戦が行われる
1CLシリーズも今回で15回目。
これほどワンコインネタが見つかるとは思っていなかったが、特に目を引くのが丼物の健闘ぶり。かつ丼、焼き鳥丼、海鮮丼、天丼に、どんぶりで出す店もあるカツカレーも含めると、シリーズの3分の1強が丼物である。
それがたとえば玉子丼やきつね丼、カレー丼あたりなら「まあ、なくもないかな…」という見解も聞かれようが、上記5品、もはや限界突破の最強ラインといっていい。
…と悦に入っていると、「いや、まだまだ」という声がどこからともなく聞こえてきた。「まだまだそろってへんで。アレはさすがにワンコインでは無理やろ」
アレとは…?
そう、価格高騰が止まらない、うなぎである。

牛丼チェーン等のうな丼(うな重)の価格を調べてみた。吉野家788円、松屋830円、すき家790円、なか卯850円…(※吉野家=外税のほかは税込み価格)と、低価格路線を代表するこれらチェーンでもワンコインのはるか上に設定してある。
やはりワンコインうな丼は無理なのか?
それがあるんです!

京王線調布駅北口。旧甲州街道の駅前交差点近くの一等地にある「宇奈とと」。
東京都内に11店舗、大阪府内に4店舗を展開するうなぎチェーンである。

なんと、うな丼が500円!(都心にもあるので「知ってるわ!」という方、意外性がなくてどうもすいません (*_ _)人 ス、スマヌ)

調布に来るのは15年ぶりくらいかな。
そのころはいまよりだいぶ活動的で、ときどき調布あたりまで足を延ばし、昼ごはんどうしようとなったとき、やたら安いうな丼の店があった。
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1回入ったはずだがあれはマボロシだろうか…? というくらい記憶も消えかけていたが、今回こういう企画にあたり一応調べてみた。まさかと思ったが、まだあった。

しかも、うな丼500円って、当時もそんな値段だったと思うので、この高騰の流れをもう何年もやり過ごしてきたわけだ。

11時20分の入店で2人目の客。
席はカウンターのみ2列17席。

驚くことに店内には炭の匂いが漂っている。
提供時間が短いので、老舗うなぎ屋のようなことをやっているはずもないが、独自の“ノウハウ”はありそうだ。

うなぎの小さいのは想定内だが、厚みがかなりあるのに驚いた。タレは甘すぎず多すぎずで、ご飯が意外においしいので邪魔にならないのはいい。
で、うなぎは締まった食感になじめないものがあるが、蒸し工程の入らない関西の人間が関東のうなぎはフカフカして気持ち悪いと言う、その逆の感覚のような? 蒸し方が食べ慣れたうなぎのそれと違うんじゃないかと…。
ふっくら感はないが、しっかり焼き目が入って香ばしく仕上がっている。

ご飯の量は少なくないので、やはりアタマとのバランスはよくない。
食べ終わるころに“しば漬けご自由に”を見つけ、これをもっと早く導入していれば… と思ったしだいである。
![]() | ![]() |
少なくとも10数年の時を超える生き証人の感想として、この間高騰著しいうなぎを価格据え置きで提供している企業努力はすごいと思いました。
で、ワンコイン丼のラインアップ、まだ不足があるって…?

[DATA]
宇奈とと 調布店
東京都調布市小島町1-11-7
http://www.unatoto.com/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/z79pgPn357g


調布飛行場と東京スタジアム(味の素スタジアム)。味スタでは9月20日、RWC(ラグビーワールドカップ)の開幕カード日本対ロシア戦が行われる