80’s tasted 吉祥寺ブランド 【レモンドロップ 本店】
2023.05.25
週末に法事で田舎に行くので手土産を調達しに吉祥寺へ。
最近、何かにつけて吉祥寺に出かけているが、昔の楽しかった思い出に浸りたいという退行現象かもしれない。
いま大学あたりまでさかのぼっているとして、ぼちぼち高校時代を過ごした故郷の町が恋しくなったりもするのかな (  ̄- ̄)。o0○

「レモンドロップ」は吉祥寺を代表する洋菓子店。

“吉祥寺を創った”といわれる伝説の人物 野口伊織氏プロデュース店で、オープンは1980年。
同じグループ(現 株式会社 麦)の「ファンキー」「サムタイム」とともに、あのころの吉祥寺が思い出される響きである。
当時、グループ各店にケーキを提供していたのが「レモンドロップ」。
誕生会などのケーキといえばここだったし、お店にもよく入った。

1980年代、「レモンドロップ」の店舗は左の角地2階にあった(違ってたらスミマセン)。南口駅前広場事業のとっかかりで、この部分のビルは立ち退いている
そのころは吉祥寺駅南口を出てすぐの、記憶によれば前記事「天下一品」のある路地の入り口のビル2階にお店があった。
なので懐かしいのは「レモンドロップ」という名前の響きのみ。
現本店はいわばまったく知らないお店であり、今回初入店である。


店頭にタペストリーの掛かっている“武蔵野スーパープレミアム認定商品”レーズンサンドがよさげに思えたが、残念ながら冷蔵品。
常温で日持ちのするものということで、フィナンシェの詰め合わせを2セット。

吉祥寺ブランドを手土産に…。
80’sの思い出とともに週末旅へ。

[DATA]
レモンドロップ 本店
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-3-3
https://www.lemondrop.jp/
[Today's recommendation]

https://youtu.be/MdaEPaNnGxg


週末に法事で田舎に行くので手土産を調達しに吉祥寺へ。
最近、何かにつけて吉祥寺に出かけているが、昔の楽しかった思い出に浸りたいという退行現象かもしれない。
いま大学あたりまでさかのぼっているとして、ぼちぼち高校時代を過ごした故郷の町が恋しくなったりもするのかな (  ̄- ̄)。o0○

「レモンドロップ」は吉祥寺を代表する洋菓子店。

“吉祥寺を創った”といわれる伝説の人物 野口伊織氏プロデュース店で、オープンは1980年。
同じグループ(現 株式会社 麦)の「ファンキー」「サムタイム」とともに、あのころの吉祥寺が思い出される響きである。
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当時、グループ各店にケーキを提供していたのが「レモンドロップ」。
誕生会などのケーキといえばここだったし、お店にもよく入った。

1980年代、「レモンドロップ」の店舗は左の角地2階にあった(違ってたらスミマセン)。南口駅前広場事業のとっかかりで、この部分のビルは立ち退いている
そのころは吉祥寺駅南口を出てすぐの、記憶によれば前記事「天下一品」のある路地の入り口のビル2階にお店があった。
なので懐かしいのは「レモンドロップ」という名前の響きのみ。
現本店はいわばまったく知らないお店であり、今回初入店である。


店頭にタペストリーの掛かっている“武蔵野スーパープレミアム認定商品”レーズンサンドがよさげに思えたが、残念ながら冷蔵品。
常温で日持ちのするものということで、フィナンシェの詰め合わせを2セット。

吉祥寺ブランドを手土産に…。
80’sの思い出とともに週末旅へ。

[DATA]
レモンドロップ 本店
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-3-3

[Today's recommendation]

https://youtu.be/MdaEPaNnGxg


創業安政二年! 【御菓子処 俵屋】
2022.02.03
前記事の続きで、「サムタイム」を出たあと――
「『俵屋』って知ってる?」
「うん。よく知ってる」
10年以上前だったと思うが、和菓子に凝っていた時期があって、主に中央線沿線のお店に自転車で買いに行っていた。
西荻窪の「喜田屋」、荻窪の「高橋の酒まんじゅう」、阿佐谷の「うさぎや」などがそのころ開拓したお店である。
有名和菓子屋というものが東京の西側には多くないこともあって、ブームはわりと早く収束。調べがついていながら行かずじまいのお店もあった。
吉祥寺の「御菓子処 俵屋」が、まさにそれ。
「甘納豆が有名なんだって」
「え、そうなの? なら入っとけばよかった…」(←甘納豆好き)
“創業安政二年”は、いつも前を通っているので(そのわりに入ったことなかったが…)承知している。
お店HPによれば創業の地は京都の福知山で、30数年前に移転してきたと。
安政年間は人文科学的には大獄事件が有名だが、自然科学的には地震が多かったことで知られる。いま懸念されている南海トラフ地震の2サイクル前の安政東海/南海地震が起きたのが安政元年(1854)。
その翌年の創業… うーん、歴史を感じる ヾ(^o^;)

甘納豆以外にも人気商品が多いもよう。
すぐ近くの井の頭自然文化園の動物園にちなんだ”どうぶつ最中”、昭和天皇行幸時に御用命という“御召列車”、俵形の“俵最中”など。
甘納豆の五色詰め丸型、どうぶつ最中から選んだ“りす”と、御召列車を買う。
五色とは、そら豆、栗、うぐいす豆、花豆、小豆。
きれいな発色でありながら、合成着色料や酸化防止剤などの添加物は使用していないという。

おまんじゅうと最中は1個ずつなのに和菓子屋さんらしい丁寧な詰め方にうれしくなる。

上野のパンダ焼じゃないが、どうぶつ最中を見ていまはコロナで休園中の井の頭の動物園にも行きたくなった。

[DATA]
御菓子処 俵屋
東京都武蔵野市御殿山1-7-7
https://tawaraya-kichijoji.shop/
https://twitter.com/wagashitawaraya
https://www.instagram.com/tawaraya_kichijoji/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/9qwbY1pV2M8
1855(安政2)年作曲


河津桜 / 東村山中央公園
前記事の続きで、「サムタイム」を出たあと――
「『俵屋』って知ってる?」
「うん。よく知ってる」
10年以上前だったと思うが、和菓子に凝っていた時期があって、主に中央線沿線のお店に自転車で買いに行っていた。
西荻窪の「喜田屋」、荻窪の「高橋の酒まんじゅう」、阿佐谷の「うさぎや」などがそのころ開拓したお店である。
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有名和菓子屋というものが東京の西側には多くないこともあって、ブームはわりと早く収束。調べがついていながら行かずじまいのお店もあった。
吉祥寺の「御菓子処 俵屋」が、まさにそれ。
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「甘納豆が有名なんだって」
「え、そうなの? なら入っとけばよかった…」(←甘納豆好き)
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“創業安政二年”は、いつも前を通っているので(そのわりに入ったことなかったが…)承知している。
お店HPによれば創業の地は京都の福知山で、30数年前に移転してきたと。
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安政年間は人文科学的には大獄事件が有名だが、自然科学的には地震が多かったことで知られる。いま懸念されている南海トラフ地震の2サイクル前の安政東海/南海地震が起きたのが安政元年(1854)。
その翌年の創業… うーん、歴史を感じる ヾ(^o^;)

甘納豆以外にも人気商品が多いもよう。
すぐ近くの井の頭自然文化園の動物園にちなんだ”どうぶつ最中”、昭和天皇行幸時に御用命という“御召列車”、俵形の“俵最中”など。
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甘納豆の五色詰め丸型、どうぶつ最中から選んだ“りす”と、御召列車を買う。
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五色とは、そら豆、栗、うぐいす豆、花豆、小豆。
きれいな発色でありながら、合成着色料や酸化防止剤などの添加物は使用していないという。

おまんじゅうと最中は1個ずつなのに和菓子屋さんらしい丁寧な詰め方にうれしくなる。

上野のパンダ焼じゃないが、どうぶつ最中を見ていまはコロナで休園中の井の頭の動物園にも行きたくなった。

[DATA]
御菓子処 俵屋
東京都武蔵野市御殿山1-7-7



[Today's recommendation]



https://youtu.be/9qwbY1pV2M8
1855(安政2)年作曲


河津桜 / 東村山中央公園
吉祥寺の日常風景的行列な… 【小ざさ】
2019.01.06
最中と羊羹の「小ざさ」は、人気店の多い吉祥寺でも特別な存在である。
どのへんが特別かというと、看板商品が買えないというあたり、かなりトクベツ。

“始発で行列に並ばないと買えない”といわれる羊羹が有名だが、それは大げさでもなんでもない。
毎朝、整理券を求める列ができる。
そのシステムは、自分の学生時代にすでにそうだった。

学生時代、年末に帰省するのに指定券を買うような計画性はなく、当日、自由席に並ぶのが常だった。いまより帰省客が多かったり列車便数が少なかったりという事情もあったと思うが、ターミナル駅構内には何本も列ができた。
少しでも席を確保しやすいように、始発電車で、開業したばかりの東北新幹線の当初の始発駅・大宮に向かうのである。
そんなタイミングでまだ暗い冬の早朝、吉祥寺駅に向かう途中、ふと見るとダイヤ街には「小ざさ」の整理券を求める列ができているのであった。
あ、いま並べば羊羹買えるな… と思いつつ、そんなことしたら新幹線の席はまず確保できなくなるな… と、モヤモヤしたものだ。

吉祥寺を象徴する行列。メンチカツの「さとう精肉店」の列(右)と、「小ざさ」の列
最中は少し並べば買える。並ばなくても買えるときも、普通にある。
若いころ、帰省のお土産に買っていったことがある。
田舎の人に説明しても「小ざさ」のレア感がうまく伝わらず、モヤモヤしたものだ。
羊羹が入手困難なのは、「時代錯誤的に、非能率的な小鍋を使用し、高価な木炭を使って」(HPより)小豆を炊くという製法を貫き、生産量が限られるから。
同様に素材や製法にこだわる餡を使った最中も、逸品である。
5個入り袋パック(紅餡3、白餡2)335円を購入。
甘さ抑えめの上品な最中である。

[DATA]
小ざさ(おざさ)
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-8
https://www.ozasa.co.jp/
[Today's recommendation]



https://www.youtube.com/watch?v=Jx8OltiZJBc
https://youtu.be/nsbrw9Y6_ng
最中と羊羹の「小ざさ」は、人気店の多い吉祥寺でも特別な存在である。
どのへんが特別かというと、看板商品が買えないというあたり、かなりトクベツ。

“始発で行列に並ばないと買えない”といわれる羊羹が有名だが、それは大げさでもなんでもない。
毎朝、整理券を求める列ができる。
そのシステムは、自分の学生時代にすでにそうだった。

学生時代、年末に帰省するのに指定券を買うような計画性はなく、当日、自由席に並ぶのが常だった。いまより帰省客が多かったり列車便数が少なかったりという事情もあったと思うが、ターミナル駅構内には何本も列ができた。
少しでも席を確保しやすいように、始発電車で、開業したばかりの東北新幹線の当初の始発駅・大宮に向かうのである。
そんなタイミングでまだ暗い冬の早朝、吉祥寺駅に向かう途中、ふと見るとダイヤ街には「小ざさ」の整理券を求める列ができているのであった。
あ、いま並べば羊羹買えるな… と思いつつ、そんなことしたら新幹線の席はまず確保できなくなるな… と、モヤモヤしたものだ。

吉祥寺を象徴する行列。メンチカツの「さとう精肉店」の列(右)と、「小ざさ」の列
最中は少し並べば買える。並ばなくても買えるときも、普通にある。
若いころ、帰省のお土産に買っていったことがある。
田舎の人に説明しても「小ざさ」のレア感がうまく伝わらず、モヤモヤしたものだ。
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羊羹が入手困難なのは、「時代錯誤的に、非能率的な小鍋を使用し、高価な木炭を使って」(HPより)小豆を炊くという製法を貫き、生産量が限られるから。
同様に素材や製法にこだわる餡を使った最中も、逸品である。
5個入り袋パック(紅餡3、白餡2)335円を購入。
甘さ抑えめの上品な最中である。

[DATA]
小ざさ(おざさ)
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-8
https://www.ozasa.co.jp/
[Today's recommendation]



https://www.youtube.com/watch?v=Jx8OltiZJBc
https://youtu.be/nsbrw9Y6_ng