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いまや貴重な… 【大龍】

2021.10.07

 昔よく通った武蔵境駅北口「九州GTラーメン」は10年近く前に閉店しているが、GT店主はその後、府中市朝日町の自宅前でキッチンカー営業しているというので、一度食べに行った。
そのときいろいろ聞いた中で気になったのが、「はじめは南口で営業していて、当時ラーメン屋はうちと『大龍』さんしかなかった」という話。


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「大龍」というお店は武蔵境駅南口に現存する。
再開発に取り残されたような雑然とした一角ではあるが、そんな古いラーメン店が残っていることを知らなかった。


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調べてみると、1970年創業の古株。
みそラーメンが売りのようで、見るからに昔っぽいタイプのラーメンには心惹かれるものがある。


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以降、ときどき通りすがりに様子をうかがっていた。
カウンターのみの小さいお店で、このご時世、なかなか入りづらい。


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コロナは落ち着いてきてはいるが、やはり慎重を期して客が引けそうな時間に行ってみる。
13:40、先客なし c( ̄▽ ̄)


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注文はみそらーめん。


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客席8席に対しスタッフ2人というアンバランス感。高齢男性2人体制は「どさん子 柳沢店」を思い出させるものがある。
野菜を炒めた上から中華鍋にだしを張る製法も、どさん子スタイル。


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ただし、麺ゆでも野菜ファイヤーも、調理はすべて若めのおじさんがやる。
ずっと座ったままの年かさの御仁。おもむろに腰を上げると、最後の大切な仕事に取りかかった。ネギの盛り付けである。

瞳を描き終えた大龍は空高く舞い上がるのであった。


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炒め野菜はモヤシとタマネギで、細切れの豚肉が入る。シャキシャキ感の残る絶妙の火入れ。
トッピングにネギとコマツナ。麺はツルッとした中細麺。


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スープはごくあっさりした味わいだが、ピリッと舌を刺激するものがある。意外にニンニク(生?)を利かせてあるか、タマネギの辛味成分が効いているか。


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昭和の時代のごく普通のラーメンジャンルである。
いまや探しても見つからない貴重な存在になった。


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[DATA]
大龍
東京都武蔵野市境南町2-1-20





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/D9BUXsa55hg



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画竜点睛… のイメージ?


これが、東京ラーメン 【春木屋 吉祥寺店】

2020.03.16

 調布方面にぶらぶら出かけようと思ったが、空模様が怪しくなってきたので武蔵境の天文台通りで方向転換して吉祥寺へ避難。
関東地方には朝から雷注意報が発令されている。
いつもの井の頭線ガード下の駐輪場に止め、街なかへ。

平日とはいえ、明らかに普段の平日より人出が少ないように感じられる。
そういえば一昨日、東京で開花宣言が出されている。例年なら平日でも人でごった返している時期だ。


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実際に人が少ないことを証拠づけるかのように、なんと! 12時台の「春木屋」がスカスカ。
ちょっと記憶にない光景である。


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「春木屋 吉祥寺店」は言わずと知れた荻窪の有名店の支店で、1994年オープン。
荻窪本店に比べればまだ入りやすいが、それでも昼どきは行列必至なのだが…。

10年ぶりくらいで通算5回目くらいの吉祥寺春木屋(荻窪は2回くらい)。


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注文は中華そば850円。
意外に安い… と思ってしまった。
「春木屋」は昔から高いので有名だが、昨今、原材料費の高騰などを背景にラーメンはおしなべて安くないたべものになってしまっており、他店との差が縮まった分、「意外に安い」と。
錯覚です ヾ(・ω・o)


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1980年代のラーメンブームの震央にあった「春木屋」。
油膜に覆われ最後まで熱々の煮干しベースのしょうゆ味スープに、中太のピロピロ麺。
これが当時の東京(荻窪)スタイル。


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――昔と変わらずおいしい、とお客さんに思わせるには、常に目に見えない味の進化(変化)を続ける必要がある

という、いわゆる春木屋理論がある。
香りはまさに「春木屋」だが、味はどうだろう。
昔、こういうみりん系? の甘味が付いていたかなぁ…? と。
久しぶりだと味の記憶もあいまいで (〃 ̄ω ̄〃ゞ ウーン…


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麺は自家製の手もみ中太麺。
チャーシューはモモ肉で、しっかりかみ応えのある昔風。メンマは適度な味付けと軟らかさ。
さすがのクオリティ。


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帰り、強烈な北西の吹き返しで自転車が前に進まない。
ようやく帰り着くと、PC社のTAさんから仕事が入っている。
外気はすっかり入れ替わり、室内も冷えている。

寒い寒いと言いながら仕事をしていたらメールが入って… と、前記事に続く。


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[DATA]
春木屋 吉祥寺店
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-1
http://www.haruki-ya.co.jp/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/dGR65RWwzg8



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10年くらい前に花見した場所(上)と、30年くらい前に花見した場所(下)。開花宣言2日後の井の頭公園スカスカという事件


スープが自慢の“うまい・うまい”系…? 【さんちん 三鷹店】

2020.02.14

 ↑↑の日付は書いてある出来事の当日で、記事をアップした日付は文末に自動で記録されることになっている。で、上の日付が前の記事から3日も空いているように、今週はむちゃくちゃ忙しかった。11日を含めて。
月単位の仕事が多いので日数の少ない2月はだいたい忙しいが、それにしても… と不思議に思っていたら、いつの間にか祝日が増えてるのね。知らなかった…。


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ということで、金曜午前でようやくひと区切りついて、吉祥寺の「紀ノ国屋」まで買い物に行って、帰りにルート上のラーメン店へ。
一直線上に600mほどしか離れていないこのスーパーとラーメン屋の間には2000光年ほどの隔たりがある。路線的に。
♪It's so very lonely…


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少なくとも月に3~5回は前を通っているんじゃないかというこのラーメン屋、僕はずっと「ラーメンショップ三鷹店」だと思っていたが、入って、食べて、出て、その2日後に記事を書くにあたって基本データを調べようという段階になって初めて、違う店名であることを知った。
だってスタンド看板に“うまい・うまい”って書いてあるし、どんぶり浅いし…。


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正式名称「さんちん 三鷹店」。


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たしかに店内に飾ってあるボクシング選手のサイン色紙には“さんちんさんへ”と書いてあり、そういう名前のラーメン系列もあるから、この店は元は「さんちん」でラーショ傘下入りしたという経緯かとも思ったが、調べてみると「さんちん(珍珍珍)」自体がラーメンショップだったらしい。

このようにラーショにはいくつかのサブカテゴリーがあるようで、なかなか奥が深い世界なのである。


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注文はラーメン並500円。
この並・中・大という分類はラーショ系共通のようである「ラーメンショップ 小川店」「ラーメンショップ(国立)」「とんとんラーメン」「椿」参照)


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トッピングは、チャーシュー、モヤシ、ノリ、ワカメ、ネギ。
とろとろのチャーシューがおいしい。


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スープは「豚骨と厳選した海の幸・山の幸を30種類以上、長時間煮込んだパイ湯スープ」とのこと(HP参照)で、とろっとマイルドなあたりはやはりラーショの流れを感じるが、トッピングが全体に多くジャンキー寄りの部分がいい具合に薄まっているように思う。


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普段あまり使わないおろしニンニクをなぜか必ず投入してしまうのも、この系統の特徴かも。
中細やや縮れ麺はゆで加減もよく、量的には並でも十分満足できる。


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気がついたらコの字カウンターの向かいでご主人がラーメンすすってる。
その隣のお客さんと目が合い、思わずコクコクうなずき合うという、不思議な一体感が生まれるお店のようだ。


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[DATA]
さんちん 三鷹店
東京都武蔵野市中町2-16-1
https://sanchin.on.omisenomikata.jp/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/nRc0yaMW7Mw



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江戸の草分 豊島屋の白酒(「紀ノ国屋 吉祥寺店」で購入)


東町一丁目の夕日 【スタミナラーメン のぶちゃん】

2020.01.23

 前記事に吉祥寺の古い中華店はだいたい入ったことがあるというようなことを書いているが、吉祥寺の古いお店には中華料理店(高級中華・街中華)というよりラーメン屋、ギョーザ屋といった専門店が多い。
1938年創業の最古参「ホープ軒本舗」を筆頭に、「珍来亭」(創業1951年)「みんみん」(1959年)「さくらい」(1970年)「おおむら」(1972年)「一圓」(1981年)と、このあたりまでが昭和組。

現存ではこれで全部かな… と思っているところにコメントが寄せられた。

「ワンコインでしたら、吉祥寺の『のぶちゃん』というお店のラーメンがおススメです」と、昭和というより1CL(ワンコインランチ)という切り口の記事に対してのコメントであったが、やりとり第2弾に「1986年創業らしい」とある。


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「スタミナラーメン のぶちゃん」の存在は認識していたが、そんなに古いとは思っていなかった。
それには理由があって、実はここから280mの至近距離に住んでいたことがあり、僕がよそへ引っ越す1985年時点でこのお店は存在していなかった。1986年オープンと、1年違いのすれ違いだったわけである。


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1CLメニューが充実しているらしいということで、いちおう事前に調べました。
「これも? これもワンコイン…!?」と、驚きの連続である。
ラーメンが400円、以下、ワンタンメン、もやしそば、タンメン、サッポロ、麻婆ラーメン、カレーラーメン、カレーライス、チャーハンが500円、お店の看板のスタミナメンが530円と、1CLの麺飯が10種類もある(いずれも税込み価格)
その中から特に感銘を受けた麻婆ラーメンを、今回とりあえず注文。


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カウンター6席、テーブル席が4人掛け×3、2人掛け×1というこじんまりした店内。
年配のご夫婦と娘さんの3人体制。


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麻婆ラーメンは、ひし形カットの豆腐が美しい。


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レシピサイトなどに「豆腐を適当な大きさにカット」と書いてあるこのご時世に、様式美を重んじ、手間ひまを惜しまない調理人のこだわりが伝わってくるというもの。


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具はシンプルで、豆腐のほかにたっぷりのひき肉とネギ少々。けっこう辛いがシビレ感はなく、ややニンニクの風味を効かせているが基本やさしい味わいの和式マーボー。
麺は懐かし系の細縮れ麺で、麻婆の餡によく絡む。


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1CLがテーマのときは支払いを500円(+税)以内に収めることを勝手にルール化しているが、たとえばこれに半チャーハン300円をプラスしても800円と、信じ難い安さである(ほかのメニューの詳細等はこちらの記事をご参照ください)


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支払いのとき「このへんに洋食屋さんありませんでした?」と、ずっと気になっていたことをおかあさんに尋ねてみると、そのまま“東町1丁目町内会”的な昔話に突入。「1年違いだったんですねー(笑)」と。

僕の住んでいたアパートの内情を娘さんがよく知っているのには驚いたが、何度か入ったことのある松井病院向かいのそば屋を娘さんは知らず、メトロボウル裏の「メトロジュース」の存在を僕は知らず。おかあさんはさすがに何でも知っている。
そういえば、聞き忘れたが、メトロボウルの向かいの児童公園のあたりに中華屋さんがあって、そこで食べた麻婆豆腐が、ここのとは違って、口に合わなかったなぁ…(笑)。

立ち話ではなく今度はビールでも飲みながらゆっくりお話を伺いたい… と強く思った地球の午後2時。


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激変のこの界隈で昭和の面影を残す「のぶちゃん」と「闇太郎」。後ろの4階建てのビルは、僕の住んでいたアパートの大家だ(笑)


[DATA]
スタミナラーメン のぶちゃん
東京都武蔵野市吉祥寺東町1-18-18





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/XOw-ak2aJS8



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ハモニカ横丁の新店。久米川の「サワディー」とは無関係とのこと


ちゃんと調べてこようよ… ヾ(ー ー ) 【上海酒家 軼菁飯店】

2020.01.22

 先日、吉祥寺のお店の記事を作るのに調べものをしているとき、「吉祥寺のおいしい中華料理20選」的ないわゆるグルメキュレーションのよくあるタイプのサイトを何げなく開いていると、“レンガ館地下の老舗中華料理”みたいな見出しが目に留まった。
そんなとこにそんなものあったの…?


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吉祥寺に少しは詳しいつもりでいたし、古い中華店で入ったことがないのは「聘珍樓」くらいじゃないかと考えていたので、ちょっと焦った。
しかしそんな街のド真ん中にあるものをなぜ知らずにいたのか、不思議でもある。
さっそく行ってみた。


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お店の名前はナントカ飯店… と、アセッたわりにはろくに調べもせずに出かけたわけだが、えー、「軼菁飯店」と書いて“イジンはんてん”と読む。地下に下りるエスカレーター横の集合看板にルビ振ってあります ( ̄∇ ̄*)ゞ

レンガ館モールは、南はダイヤ街、北は元町通りに面しており、「軼菁飯店」は元町通り側から地下に下りてすぐの正面に位置する。


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“昔の吉祥寺について語るスレ”みたいなやつ風に記述すると…

「ダイヤ街側から地下に下りて左にカレースタンドあったよね」「その隣が広島風お好み焼き」「あれっ? お好み焼きがつぶれてカレー屋になったのでは…?」「レンタルレコード全盛時代、3階のレンタル屋に毎日のように通ってました」「屋上バッティングセンター」「←それ、隣のコスモビルな」……

と記憶をたどっていっても、この中華屋さんには行き着かない。


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それもそのはず、あとで調べてわかったことだが、こちらは1994年開店。老舗とは言わんやろ… ヾ(・ε・。)
上記スレッドの時代とは10年も隔たっているのだから、引っかかるはずもない。
ちょっと安心したような… というより未知の老舗? という期待もあったので、拍子抜けかな…。


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と、長い前フリで恐縮ですが、気を取り直して…。


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「軼菁飯店」はガラス張りの外壁にびっしりメニュー表が張ってある、品数の多そうなお店。


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これは中国人系のお店に共通する特徴で、視覚情報が多すぎて視力の衰えている高齢者には処理しきれないのだ。
で、いつも注文を間違えるという。


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中華麺3点セットと決めて入っておきながら、迷いが生じ「五目炒飯セット」にくら替え。
すでに負けてる感が…。


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セット内容は、スープ・日替わり点心(春巻き)・杏仁豆腐。


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五目炒飯の具は、チャーシュー、エビ(1匹)、卵、キャベツ、タマネギの5品目。
“五目”といったら8~10種入りというのが日本の常識で、5種で五目というのはなかなか…。
あるいは、ネギやタマネギはそもそも具にカウントしないという意見も聞かれ…。
セットの春巻きが作り置きのようでもあるし…。


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…と、このセットはいろいろ問題含み。
それで850円(+税)は、コスパ的にどうだろう…。


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と、不満を抱えて気乗りしないままこの記事を作るにあたって写真を見ていて「え…!?」となった。
“ランチタイム限定、ライス・麻婆豆腐(平日のみ)・日替わりスープ食べ放題!”


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ガーン ( ̄▽ ̄;) !!ガーン
このお店のウリはコレだったのね…。


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どうりで混んでいると思った。そういえば僕の座った位置のすぐ横にセルフみたいな炊飯ジャーがあったな…。

ちゃんと書いてあるもの読もうよ。あるいは、ちゃんと調べてこようよ。
これには懲りた、さすがに(笑)。

ワタシは情報敗者であり、すでに脱落者ではあるが… たとえば麺単品でも上記食べ放題OK ? とシミュレーションしてみる。
ここは中華麺(ラーメン)550円を頼むに限る。
だって定食類は食べ放題のライスとかぶるし、あんかけラーメン系は麻婆豆腐とかぶるし。
ラーメン単品を頼んで、食べ放題の麻婆豆腐とライスとの組み合わせのバリエーション――“ラーメン+麻婆丼”からの“麻婆ラーメン+ライス”からの…… と自由にやらせてもらいたい。

と、堅くリベンジを誓ったのでありました。


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[DATA]
上海酒家 軼菁飯店(いじんはんてん)
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-5 吉祥寺レンガ館モールB1F
http://www.yijing.jp/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/vIdbeJzjKSs
そのころレンタル屋でLPを借りてカセットテープに落としていたのがこういう作品



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ハモニカ横丁「こしの」の酒まんじゅう


老舗中華料理店の名物つゆそば 【翠蘭】

2020.01.19

 冬物バーゲンの時期なので、アウターを買いに吉祥寺へ。
まず昼ごはん… のところで滞る。
どこも行列である。
だから休日の吉祥寺なんか来ちゃダメって、何度も思い知らされてるはずなのに、懲りずに繰り返す。


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途中、歩き回るのはやめて決め打ちすることにして、熟考。
協議の末、いつもお客さんでいっぱいだが大行列ということにはなっていないだろうという読みで、「翠蘭」に決定。
訪問するのに協議を要するのは、高いから… (; ^_^ A


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駅からサンロードに入ってすぐ左手のシュープラザビルの地下。


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古い人には三浦屋地下と言ったほうがいまだに通りがいいその場所には、「美とん」「さくらい」そして「翠蘭」と、僕が吉祥寺に住んでいた40年近く前にはすでにあったというお店が3店も残っている。


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創業年を調べると、“1981年創業の老舗”という情報と“1978年、ビルの竣工と同時にオープン”という情報がある。一方、不動産情報によると、ビル開業は1969年。


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いろいろ情報が錯綜しているが、少なくとも僕が吉祥寺に住み始めた1981年に存在していたことは確か。
ただし、こういうチョイ高級路線なお店に学生の関心が向くはずもなく、初めて入ったのは21世紀になってからである。


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これまで4~5回しか入ったことはないが(高いから…)、食べるのはいつも五目つゆそばと決まっている。
これはおそらく当店一番人気の名物メニューで、要はカントンメン的なあんかけ汁そばだが、ちょっと提供スタイルが変わっている。


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もう1品、焼きそば好きの相方は五目焼きそばを頼むのが常だが、それだとつゆそばと具が同じになってしまうので、今回は目先を変えて黄ニラと鶏肉の焼きそばに。


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五目つゆそば、どう変わっているかというと、素ラーメンと具入りのあんが別容器で出されるのだ。


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これを初めて頼んだとき、どう食べるの…? と悩んだ。
つけ麺または釜揚げうどんのように麺をつゆ(あん)につけつつ食べるのか、ラーメンの上にあんをぶちまけるべきか…。


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あとで見た口コミか何かによると、まず素ラーメンのスープと麺を味わったのち、つけ麺スタイルを楽しみ、おもむろにあんを全部ぶちまけてあんかけ汁そばを堪能する… と。
それ、やってみましょう d ( ̄▽ ̄)


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あんはたっぷりで、これで3分の1くらい


あんかけの具は、ハクサイ、コマツナ、干しシイタケ、タケノコ、ギンナン、エビ、イカ、チャーシュー。
干しシイタケが驚くほど肉厚。チャーシューは食紅で色を付けた縁の赤い本格派。
自家製という卵を使った細麺が独特の優しい味わいである。


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黄ニラと鶏肉の焼きそばは、上品なつゆそばとは対照的に荒々しい。
なにしろ黄ニラのほかに青ニラ、長ネギ、玉ネギと、ユリ科ネギ属が4種類も使われている。修行の身には匂いをかぐことすら許されないようなシロモノである。
まあ、それだけに、冬はあったまっていいんだけど。


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表の喧騒をよそに、休日でもじっくり落ち着いて食事ができる。
ここには古きよき吉祥寺が残っている。


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[DATA]
翠蘭
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-9-10 シュープラザビルB1F
http://www.m-biso.co.jp/column/suiran/suiran.html







[Today's recommendation]

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https://youtu.be/d2FMGRfGEHg



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ペニーレーン


マイベスト家系… 的な? 【洞くつ家】

2019.12.26

 家系ラーメンは好きなジャンルだが、当ブログでこれまで取り上げているのは「伝家」「大山家」のみで、今回の「洞くつ家」が3店目。ブログの日付的にはもうじき丸3年になるので、ざっと1年1回ペースときわめて少ない。なぜか?
なぜだろう… σ(・・ ?)


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“家系というより資本系”と揶揄されるように大手外食産業の参入が進み、家系ラーメン自体のイメージが変わってしまったということはあるかもしれない。セントラルキッチン=工場でつくったものを“家”と言って出されてもなぁ…。


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と、いまや全国どこでもチェーン店を見かけるらしい“家系”ラーメンだが、20年前は都心でもまだ珍しい存在だった。ましてや多摩地区となると、20世紀にすでに存在していたのは、知る限りでは上記「大山家」(1997年創業)と「武蔵家」(1999年創業)の2店のみ。


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2003年、その「武蔵家」から分かれて同じ吉祥寺に出店したのが「洞くつ家」。
家系の源流である新杉田「吉村家」から派生した「六角家」直系で、いまも入り口に“横浜六角家姉妹店”の看板が掲げられている。


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券売機の下のほうに、“ランチタイムサービス:ラーメン一杯につき、いずれか一品(ライス・キャベチャー・味玉)サービス”の案内がぶら下がっている。これはうれしいサービスで、ちなみにキャベチャーとはキャベツとチャーシューをゴマダレであえたもの。


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ラーメン750円の食券と、味玉の黄色の番号札を、横に待機している見習い風の若い店員さんに渡す。ここで好みを聞かれ「薄味」と申告、指定された席に着くやいなや配膳台に味玉の小鉢が載り、その2分後には「薄味、お待ちどお!」ドン! という、実に小気味よいテンポで事が運んでいく。


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スープは以前と変わらず家系としてはすっきりした味わいだが、薄いというのではなく洗練度が高いんだと思う。豚骨と鶏油の香りのバランスがいい。


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麺はやや平打ちの縮れ麺で、短めなのが特徴。以前は硬めで頼んでいたが、コシのしっかりした中太麺なので、自分的には普通でちょうどよい。


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チャーシューはしっかりした肉質の残っているタイプ。ノリとホウレンソウは家系に必須だが、くたくたのホウレンソウという店が多いなか、こちらはかなりシャキッとしていて好ましい。
ちなみに、以前デフォでのっていた山くらげが、このスープと抜群に相性がよかった(いまは追加トッピング)。


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というように以前はよく入ったお店で、どれくらいよく入ったかというと正月に入って年賀タオルをもらったというくらい。コウモリのキャラクターの刺繍が入ったしっかりしたタオルで感心させられた。
その翌年か翌々年にもまた正月に入り、やはりお年賀の金太郎あめをいただいている。


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僕の入るようなお店で三が日に営業していたのはここくらいという事情もあったが、客を大切にするお店という印象が強く残っている。
年明けは2日より営業。
正月は何かサプライズがあるかもよ (^ ^)


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[DATA]
洞くつ家(どうくつや)
東京都武蔵野市吉祥寺南町2-2-4





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/3QGMCSCFoKA


ドカ盛り1CLに、感謝… 【来々軒】

2019.12.04

 東小金井駅南口から真っすぐ南東方向に延び武蔵野赤十字病院の南で連雀通りに合流する通りを富士見通りというらしい。
通りの名前がわかるとこういうブログの記事は書きやすくなるので道路名標識は気にしているほうだが、この通りには“ふじみどり”というプレートがたくさん掛かっていてモヤモヤする。


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だいたい語呂合わせってダブルミーニングになっていないとストンと落ちないものだが、それはどんな鳥? 元ネタがわからん… と。
というか、そもそもこの通りの角度では富士山が見えるとも思えないし。


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と、謎多き富士見通りに、年季の入った中華屋さんがある。
ここは自転車でサッと通過するルートで、お店を視野の隅に捉える程度だったが、最近、理由は忘れたが自転車を止めて店先の品書きを眺めてみたことがあった。
1CL(ワンコインランチ)が充実しているのである。
ぬかった… と思いました。


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その中華店「来々軒」。
店頭にいっぱい品書きが張ってあって、中華屋さんというより大衆食堂の様相を呈している。
ワンコインランチの実態もつかみにくいほどの情報量であるが、絞り込んでいくと、“ワンコイン 500円”と書いてある黒板のメニューがそれのようだ。


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“ご注文は番号で”と書いてある。
「よし、これでいこう!」と決めた“チキンカツとやさい炒め”は、番号が“K”。
なんでいきなりK ? と思って、ほかを見てみると、ワンコインメニュー5種の番号はN・E・K・A・R。
“NEKAR”って、何…?


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お店に入って、いちおう「K」と注文して、店内にもさらに目いっぱいに張られている品書きを見ていると、“ご注文はワンコインRAKENで選んでください”とある。


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あー、 “NEKAR”は右横書きだったのね、そうかぁ、なるほどなるほど…… って、RAKENって何よ ヾ(- -;)

「来…… 軒?」みたいな? ヾ(^o^;)
ふじみどりといい、なんで詰まるかな、この商店街。


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注文から提供まで10分ほどかかり、この激安ランチ、ちゃんと注文ごとにつくっているのである。


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チキンカツはムネ肉使用で、小ぶりだがかなり厚みがある。


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野菜炒めは、キャベツ、モヤシ、タマネギ、ニンジン、キヌサヤ、タケノコ、キクラゲ、豚肉と具の種類が多く、バランスのよい組み立て… かというとそうでもなく、それでもなお糖質が突出。


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ご飯はぱっと見「うわ…!」となるくらい、すでにすごいボリューム感だが、そればかりか、よく見ると上部が平らにならされていて、しゃもじでギュッと押し付けられたフシがある。
どんぶりを手にとると、ずっしり重い…。


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最後はいっぱいいっぱいで、ワンコインと軽い気持ちで頼んでオオゴトになりそうなのであった。
おそらく膨大なメニュー全般に同様の特徴があるものと思われる。


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支払いで「520円です」とお店のおばちゃん。
20円…? と思ってよく見ると、レジの横に“10月1日より外税5%を頂きます”という紙が張ってある。
5%というところに苦渋の決断ぶりがにじみ出ているようだ。しかも端数切り捨て。
ワンコインの上に10円玉を2つのせ、心の中で「ありがとう」とつぶやいた。


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[DATA]
来々軒
東京都武蔵野市境南町4-21-8





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https://youtu.be/gl1aHhXnN1k


怒涛の 1 Coin Week ④ ――えっ? 吉祥寺で半チャン○○が…!? 【中華街 吉祥寺本店】

2019.08.24

 吉祥寺に用事があって自転車で向かう途中、「そういえばあの店ってものすごく安かったな…」ということを思い出し、すぐにググってみた。ネット上のメニュー写真に、

“ランチサービス:ラーメン・チャーハンセット 500円”

とある。思ったとおり。


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「中華街 吉祥寺本店」は、吉祥寺大通りの東のエリア、昔で言う“近鉄裏”にある。


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10数年前、ランチスポットがマンネリ化していた吉祥寺で新店開拓みたいなことをやっていたときに2~3度入った。
そのころから、そんな内容のランチをそんな値段で提供していたことを思い出したわけである。

ところで、HPには“8周年記念コース”の案内があるが、オープン8周年では記憶と合わないので、経営者が変わったとか? 商習慣の違いなのか、中国系の人のお店はそのへんわかりづらいところがある(食べログには1999年オープンとある)


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もっとわかりづらいのが店構えで、やっているのかやっていないのか… ( ̄ー ̄?) …
いまでこそ健全な街並み形成の波にのみ込まれようとしているが、近鉄裏といったら吉祥寺ディープゾーン。昔は小っさい歌舞伎町みたいな街だった。


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そんなところでこの店構え。
知らない人はまず入ろうって気にならない ヾノ・ω・`) ムリムリ
僕は知っているから、(それでもおそるおそる)入っちゃうけどさ…。


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11時26分で先客なし。
奥のほうのボックスの席に座る。


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ネットで見た写真と違ってテーブルのメニュー表では“ラーメン・半炒飯セット”と、“半”が付いていて、安心といえば安心だが、ちょっとイマジネーションがしぼんだ面は否めない。
全体に安いが、ワンコインはそのセットのみ。


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提供までに6~7分と、けっこう速い。しかもラーメンと炒飯が同時。中華鍋を振る音が聞こえていたので作り置きではないと思う。


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ラーメンは、麺量はぜんぜん少なくないが具が寂しい。モヤシとひき肉と小口ネギ。


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ただ、和式中華とは味の組み立てが違うので、チャーシュー・メンマ必須とは感じない。オイリーだがあっさりめの味付けなので、小皿のピリ辛ザーサイをのせるのもよいかと。


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炒飯は逆に具だくさんである。
卵、レタス(&キャベツ?)、小口ネギに、エビも入っている(干しエビではなくむきエビが、けっこう多めに)。硬いものは干し肉(ラーロウ)かな? 味付けの甘味のもとは刻んだメンマのようだ。


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量もそれほど少ないわけではないので、なんかいろいろ満たされる感じがする。


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これまでこのブログで取り上げてきた半チャンラーメンの最安値は、たぶん「ラーメンタイム」の650円。
700円前後を記録争いのラインとすれば、こちらのセット、ぶっちぎってる。


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[DATA]
中華街 吉祥寺本店
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-31-13
https://chuukagai.owst.jp/





[Today's recommendation]

wachat190824.jpg ◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/GWDu-9zHG6Y


交差点の隠れ家中華 【金龍亭】

2019.08.19

 五日市街道の武蔵野中央交差点に古そうな中華料理屋があることに、ごく最近気づいた。
その名も「金龍亭」。


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住所は武蔵野市で家からそう近いわけでもないが、吉祥寺に行くルートの一つで昔からよく通る場所。
なぜこれまで気づかなかったのか?


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この交差点は、メイン道路の五日市街道に三鷹通り(中央通り)がズレて交わる食い違い交差点で(現在改良(改悪?)中)、そもそも見通しがよくないうえ、今回あらためて検証したところお店の前の植え込みが西・北側からの視線を遮っている。


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加えて、外装デザインが中華屋とは思えないほどシックなこと、入り口が奥まっていることなどが重なり、期せずして隠れ家感を漂わせることとなった。


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近くを通ったので、せっかくだから店先の様子などを眺めておこうと行ってみると、本日のおすすめメニューのホワイトボードが出ている。
――中華ランチ:ラーメン、ギョーザ3ヶ、小ライス、コーヒー付き ¥670
や、安い…!


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今週、実はピンチである。
給料日(=小遣い支給日;一般の給料日と日付を合わせてもらってる)まで残り3000円という。
そのまま入店しました σ( ̄、 ̄=) ンー…


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店内も外観同様、落ち着いた民芸調のつくりで、ほぼそば屋のよう。


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いろんないきさつが考えられるが、たとえば“本日のおすすめ”メニューの一角にある“どんぶりセット:かつをたたき&まぐろ丼…”のあたりに来歴のヒントがあるかも。少なくとも品書きにそば・うどん要素は見当たらない。


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テーブル席4×3、小上がり4×4という席数。


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スタッフは、ホール係の女性と、厨房には男性2名の姿が見え隠れ。男性の一方はかなりのご年配とお見受けする。
ホールのおばさまは配膳口の前に背筋を伸ばして待機、客の動きに目を光らせている。昔の食堂の三角巾のおばちゃん、もしくはレストランのウェイトレスさんの姿が思い出される。


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運ばれてきた中華ランチをひと目見て、「お…!」と声が漏れる。


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透明に近いラーメンスープの色。こういうの、昔、あったよなぁ…。
具体的にどことは思い出せないが、見た目も味も懐かしいのである。


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ギョーザは細かくミンチされた野菜の甘味が強い餡がみっしり。
サイズ感もあって、3個で十分満足できる。


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実は入る前、「この店構えは絶対チャーハンだろ…」というのがあったが、前述の事情によりそっち方面は断念。
僕のあとに入った若いお客の注文がチャーハンで、遠目に拝見したそのヴィジュアル、「昔の大衆食堂のチャーハンって、あんなんじゃなかったか…?」
満足感と、次への課題が残る回となった。


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[DATA]
金龍亭
東京都武蔵野市吉祥寺北町4-13-4





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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/4CK-f-Hhij4


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