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ネオたぬき… とは 【cafe222】

2024.03.24

 今年はタヌキ年… とか、どこかに書いているが、タヌキとは“たぬきケーキ”のタヌキ。

昭和40~50年代に全国的に流行したが、バタークリームを使うことから生クリームの普及や洋菓子店の世代交代などに伴い姿を消していった、たぬきケーキ。
近年レトロ感が受け、扱い店の少ない希少性と相まって“昭和遺産ケーキ”などと呼ばれ人気が再燃しているという。
実際この近辺でも、復刻? あるいは新規? に取り扱うお店がじわじわ増えてきている。


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インスタのハッシュタグから偶然“ネオたぬきケーキ”なるものを発見。
吉祥寺郊外に新しくできたカフェのメニューで、テイクアウトも(たぶん)できるが、こういうパターンは意外に少ないので食べに行ってみることに。


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吉祥寺通りを武蔵関方面へ東急百貨店から880m。
古いけれどもモダンチックな長屋に入る「cafe222(カフェニニニ)」。
2023年7月30日オープンで、“222”は住所(吉祥寺北町2-2-22)にちなむ。


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カウンター3~4席と2人掛けテーブル1脚という小さなお店。
古い長屋リノベのコンクリ打ちっ放しな、さりげなくおしゃれな空間である。


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ネオたぬきケーキ×2、ハンドドリップコーヒー×2。
コーヒーは深煎りと浅煎りがあるとのことで、1つずつお願いする。


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ご夫婦でやられていて、奥さまに少しお話を伺った。
とにかくたぬきケーキが好きで、それが高じてということらしい。

「ネオというのは、どのあたりが?」
「はい、それはですね…」


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この、なんともかわいらしいたぬきケーキ。
土台が一般的なスポンジ生地ではなくガトーショコラで、さらにはコアントローのシロップでオレンジの香りを効かせ、上にはアプリコットジャムを塗って重厚感を出してある。
バタークリームはバター100%とのこと。


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しっぽはカシューナッツ


漠然と、古くさく手間もかかるバタークリームを使わず… という今風の簡易形を想像していたが、まったく逆で、技法を突き詰め進化の道を切り開こうとしている。
ある種、絶滅危惧動物の生存戦略のようでもある。


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時間をかけてゆっくりいれたおいしいコーヒー


たぬきケーキ関係のお店はたいがいその道の権威である「たぬきケーキのあるとこめぐり / 全国たぬきケーキ生息マップ」(たぬきケーキめぐりさん)を参考にさせていただいているが、今回は自力で発見したのでこちらから発信できる。


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…と思っていたんだが、なんとたぬきケーキめぐりさん、聞けばこちらのお店をすでに訪問されているという。
こうやって自転車でいつでも来られるわれわれと違って、(お店の奥さんによれば)青森の方だそうで、そのフットワークたるや🙀


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ところで、たぬきケーキめぐりさんのInstagramにも投稿されているが、たぬきケーキを題材にした小説が近く出版される👇️


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これは読むしかないでしょ。


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[DATA]
cafe222(ニニニ)
東京都武蔵野市吉祥寺北町2-2-22
https://twitter.com/222kichijoji/
https://www.instagram.com/cafe222_kichijoji/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/LnPICz38_y0?si=EYiFUSz4qtdBQ5qF



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あのころ、そしていまも街を象徴する… 【サムタイム】

2022.02.03

 このブログの最初の記事の日付(お店に行った日)は2017年1月21日だが、ほぼ毎日ペースで動きだしたのは2月4日の立春の日。
その1年前の節分には茶白の猫がうちに来た。
節分や立春は知らず知らずのうちに節目となっている。

ブログを始めて丸5年、気持ちのうえで多少の変化は表れているかな…。
無理をしないというか、等身大に近づいているのかなと。


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肩の力を抜いて吉祥寺の街を歩けば、自然、こういうお店に引き寄せられる。


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「サムタイム」は吉祥寺に住んでいた学生時代、この街を代表する存在だった。
“吉祥寺を創った”といわれる伝説の人物・野口伊織氏プロデュースで、現存では「ファンキー」の次に古い1975年の開店。


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吉祥寺で飲む店は「西洋乞食」、誰かの誕生日のケーキには「レモンドロップ」と、このグループ(現・株式会社 麦のお店は青春そのものと言っても過言ではない。


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「サムタイム」はもっぱら昼ごはんに入ったお店。
生演奏が行われるジャズクラブという取っ付きにくそうなイメージの反面、ランチメニューは庶民的だった。暗いので1人でも入りやすかった。
山菜ピラフばかり食べていたことを思い出す。


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実に40年近くぶり。
地下空間に一歩足を踏み入れれば、こういうお店だったなぁ… と。


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注文はドライグリーンカレーと煮込みハンバーグ。


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はじめお客がいないように見えたが、暗さに目が慣れてくるとポツポツひと気がある。
地下1階のお店の奥がさらに半地下1・2階のような複雑な構造。


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カレーは色も汁気もないので一瞬戸惑うが、あ、ドライカレーか…。


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ココナツミルク仕立てでパクチーの香りが効果的。
センスよいエスニックテイストのおいしいカレー。


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サラダのドレッシングはチーズの香りとうま味が効いていて、野菜の味を引き立てる。


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つなぎの多いむっちりしたハンバーグ。
昭和感たっぷり。


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若い男性が幼い子どもを連れてきている。
テレワーク中のお父さんと保育園がコロナで閉鎖しちゃった子どもとかかなぁ…。

吉祥寺で育つってこういうこと。
こんな小さいころからサムタイム。


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ランチセットのドリンクはエスプレッソとカフェラテ。


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こういうお店があり続けられるのは素晴らしいことだと思う。
自分の中で何か違うスイッチが入った気がした。


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[DATA]
サムタイム
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-31
https://www.sometime.co.jp/sometime/
https://twitter.com/sometime_jazz





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/u51646faPEo



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四季のヘルシーメニューを穴場カフェで 【季節のテーブル 野の花】

2019.12.01

 これまで「エイトランド」「花ごよみ」と取り上げてきた武蔵野市緑町のグリーンパーク商店街の南の端すなわち五日市街道に面した入り口はマンション内を通過する構造になっている。


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そのマンション1階に入居し出席番号1番という位置取りのお店の存在に、つい先日気づいた。
というか、昔からさんざん通っていた場所にもかかわらずつい先日まで気づかなかったわけだから、入り口というより出口、番号もラストワンとしたほうが…。


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左写真中央のマンション入り口が商店街入り口になっている(拡大が右写真)。入ってすぐ右手に「野の花」入り口がある

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マンション裏口は商店街の出口(「花ごよみ」の写真もご参照ください)。「野の花」の位置は左奥


おしゃれだがイマドキ風でなく、カフェっぽいが定食メニューを前面に打ち出していて、すごく気になるが、1人では入れそうにない…。


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本日、周辺のいくつかの商店街を結ぶコース取りで散歩中に思い出し、日曜日でどうかと思ったが行くだけ行ってみることにした。
このエリアで同行者がいるというのは貴重な機会なのである。


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五日市街道・西久保三丁目交差点の角地に位置し、マンション外壁にわりと大きな看板が掛けてあるが、色あせていて目立たない。


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お店の名前は「季節のテーブル 野の花」。日曜日でも営業しているもよう。


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この期に及んでひるむ自分。13時を回って空腹に耐えきれず、押し切る相方。
入ってはみたものの、すごく狭い店内で先客も2名おり、どこに座っていいものか… と立ち尽くすわれわれ。


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奥の調理場から顔を出した店主風の女性もキョトンとした顔をしているので、「食事、大丈夫ですか…?」と相方が尋ねる始末。
「大丈夫です。お急ぎでなかったら(笑)」と店主のおばさま。


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窓にくっつけたテーブル2つにいすが6脚。あとは小さなテーブルが2つで、キャパはせいぜい10人といったところ。
リネンのハーフカーテンが引かれた交差点側の大きい窓から入る淡い自然光に加え、布シェードスタンドライトとペンダントライトの優しい光。


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メニュー用の壁掛けボードは花の写真やドライフラワーでアレンジされ、店名どおり花好きな店主さんのようだ。
野の花だけに、BGMはベートーヴェンの『田園』。


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花だけでなく、テーブルの一つに大根の葉が“生けて”ある。
「野菜もつくられるんですか?」と相方。
「いえ、この先に市民農園があって、通り道に置いてってくれる人がいるんです。3人ほど」と店主さん。「とても助かってます」
どうりで虫食いがあって健康そうな葉っぱだと思った。


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ひょうきんで、おちゃめで、ユーモラスな(って、全部一緒か…)店主さんが「はじめは無難なところで生姜焼で、次からいろいろ挑んでいただければ」とオススメ? するB 豚肉の生姜焼定食と、もう1品はA おまかせ定食(本日は回鍋肉)に。

「お店の写真撮らせてもらっていいですか?」と伺うと、「もちろん。どんどん宣伝してください(笑)」とおっしゃるので、いつもより長めの記事で気合入れて鋭意宣伝中 ♪(* ̄∇ ̄)/ ォッヶ


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注文から35分ほどかな、生姜焼と回鍋肉が同時に出てきた。気を使ってくださったんだと思う。


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主菜の皿のほかに、お盆いっぱいに主食・一汁・副菜・副々菜・香の物が並んでいる。
カブとカブの葉、豆腐、ネギのみそ汁 / タケノコとダイコン葉、豚肉の煮浸し / お新香はダイコン、ダイコンの皮、キュウリ / サラダにはキャベツ、カイワレ、ニンジン、キュウリ、プチトマトおよびニンジン入りポテトサラダ… と、野菜たっぷり。


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生姜焼にはキャベツ、モヤシ、タマネギ、ピーマン、赤ピーマン、ブナシメジと、こちらも野菜がいっぱい。豚肉に下処理が施され軟らかに仕上がっている。
あっさり目の味付けだがショウガが効いていてご飯が進む。


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豚肉とキャベツの辛みそ炒め(回鍋肉)は甘めのみそ味で、やはりご飯によく合う。
豚肉とキャベツ、ブナシメジというシンプルな構成で、肉がたっぷりだ。


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どれも手づくり感いっぱいだが、しっかりプロのお味。
ご飯はあっさりめだが、おかずがたっぷりなので量的にも十分満足できる。ベジファーストでもプロテインファーストでも食べる人しだいで、というヘルシー感いっぱいな献立だ。


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お店は20年くらいになるという。
「まだ半人前です」と店主さん。
おいしいだけでなく、素材にこだわり、栄養バランスもしっかり計算されている感じであり、そういう背景があるのかもしれない。


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滞在時間はバーンスタイン/NYPの田園と余白のレオノーレ3番を聴き終わるくらい。
音楽に耳を傾けながら窓外の交差点の往来をぼんやり眺め、ゆったりと食事を楽しみ、店主さんと少しお話しして… という流れで、ちょうどそのくらいになるのかな。

「おそるおそる入ってきましたよね(笑)」と店主さん。「でも一度入ってしまえば大丈夫でしょ?」
そのとおり、きわめて居心地のよい空間である。

CDリピート再生で第1楽章がまた始まったころあいで席を立った。


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[DATA]
季節のテーブル 野の花
東京都武蔵野市緑町1-5-1





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/b-nIONXM2IA

“野の花がわたしに語ること”


ぷりぷりエビフライに心も軽やか 【プリモ】

2019.05.28

 三鷹は近くて遠い街である。
吉祥寺に住んでいた学生時代、大学は新宿区、主なバイト先も新宿区および杉並区と、行く先が東向きに偏っており、西の方角には一つ隣駅の三鷹ですら「行った記憶がない…」というくらいに関わりが薄かった。
いまの町に住むようになって、もっと西の国分寺や立川は行きやすいため親近感も湧いてくるが、今度三鷹は東にビミョーに遠い。

自分にとって三鷹は中央線のエアポケット的スポット。
ゆえにアウェー感ハンパない。


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三鷹には魅力的な店がたくさんあるが、アウェーだけにビビッて近寄れないのが実情。ところがたまに、ハードルの高い店でも「いまなら入れるかも…」と思うことがある。
今日、そうなった。
三鷹でも特に難易度の高いお店に入れそうな気がする。これを逃すと次いつ来るかわからないので現地に急行。


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三鷹駅北口の街外れ、成蹊通りのJR中央本線をくぐるガード北の平沼園前五差路周辺には、気になるお店が集中している。
その一つ「プリモ」。


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道行く人を郷愁の彼方へといざなわずにはおかない古きよき喫茶店の風貌。
少し観察していると、70がらみの仕事人風の男性が足を止め、サンプルケースに見入り、店内に吸い込まれていった。


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釣られるようにケースをのぞき込む。
フォークでグルグル麺リフトしている、食品サンプルを代表する意匠のアレが2柱。ナポリタンもミートソースも720円(サラダ付き、税別)。
昔はスパゲティが多かったけど、このところこういうお店で食べるのは、ほぼカレー。しかしここで目に留まったのはそのどちらでもなかった。
エビフライ。
日替わりメニューでセット価格760円って、安くない?


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店内は右手にバーカウンター、左側がローテーブルの客席。収容人数20名程度のところ予想外に10人ほども先客がおり、(アウェーだけに)ちょっとビビる。
悪いことにお店の人が見当たらず、そのまま適当なところに座っても絶対気づいてもらえないパターンだ。
カウンター内の奥で調理している気配があり、そちらに「こんちはー」と声を掛ける。


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出てきたのは、ガイジン…? としか思えない彫りの深い顔立ちの年配の紳士であった。
ネット上で出生地情報は見つからなかったが、マスターは元船乗りという書き込みがあった。そういえば僕の父親も元船乗りで若いころは外人みたいと言われていた。船乗りにはそういう傾向があるのかも。


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ミニチュアシップや船舶灯、ガラス浮き玉、なぜかサーベル (^○^) といった装飾品に囲まれ、船乗りだらけのような環境に育った自分にとって、(アウェーなのに)懐かしくもホッとする空間である。


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エビフライは3本。サイズ感があって揚げ方も申し分なく、プリップリで甘みたっぷり。
付け合わせの野菜がいろいろ。スープはかき玉コンソメ。
タルタルソースとウスターソースが両方出されるのがうれしい。2本タルタル、1本ウスターでいただいた。


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マスターのsoft and gentleな応対もあって、少なくともここにアウェーな空気はない。
海の男のopen mindに触れ、こちらの精神も開放されたかのよう。


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[DATA]
プリモ
東京都武蔵野市中町1-34-8





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/ZnJ7uOK4nYg


異世界体感型カフェカレー 【くぐつ草】

2019.02.11

 老舗喫茶店に美味なるカレーあり、と誰か言ったかどうか知らないが、東京の有名カレー店は喫茶店をベースとしている店が多い。
インドカレー全盛の昨今、欧風カレーの流れをくむクラシックなカレーは主流の座を追われ、やはり衰退著しいオールドファッションな喫茶店のレシピに辛うじてDNAの継承を認めることができる、といったガラパゴス的構図かもしれない。


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カフェカレーの発信地ともいわれる吉祥寺にあって三大カレーと称されるのが、「まめ蔵」「武蔵野文庫」と、この「くぐつ草」。


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調べてみると、「くぐつ草」は1979年創業。
ん…? となった。
昔から当たり前のように存在していたので、もっと古いと思っていた。
ということは僕が吉祥寺に住んでいたころはまだ新しいお店だったということになる。「まめ蔵」も1978年オープンと知ったときは同じような戸惑いを感じたが、要するに自分もそっちのガラパゴス側に属するゾウガメのたぐいであると。

1975「サムタイム」、1976「ゆりあぺむぺる」、1977「多奈加亭」、1980「レモンドロップ」、1983「ロゼ」… この時代、吉祥寺のカフェ文化は一気に花開いたようだ。


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すれ違えないような狭い階段を下り、非力な人間にはびくともしない重い鉄の扉を開けると、別世界が広がる。


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トンネルか坑道のごとくアーチ形に掘り抜かれた地下空間。意外な広さに驚かされる。
実は一度入ったことがあるが、それこそ35年も前の話なのでまったく覚えておらず、しっかり驚かされた(笑)。


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1組順番待ちがあったが、この広さならすぐ空くだろうと後ろに並ぶ。
ところが、ものすごく回転が遅い。
女性客(それも若い人)がほとんどでめいめい会話を楽しんでいらっしゃるので、声がトンネル空間に反響して「ガヤガヤ」と聞こえる。
BGMにジャズが流れているが、「ガヤガヤ」にかき消される。


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本を読みながらカレーをものすごいゆっくりペースで食べている若い女性客がいる。この暗さで読書はムリだろ… と一瞬眉をひそめるが、自分も若いころ神保町の「さぼうる」で本読むふりしてたのやらなんやかんや思い出し、頬が緩むおじさんであった。


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注文はくぐつ草カレー1150円×2(1つオムカレーにしようと思ったが売り切れだった)。


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カレーはよく煮込んでタマネギの糖分を凝縮させたような甘さが特徴的。スパイスも効いていて、ホールのままのものがけっこう口にさわり、かむといろんな香りがする。やや辛い。


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肉はポークでごろごろと塊が入っているほか、煮崩れた繊維質の含有量も多い。
このように意外にワイルドなカレーである。


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吉祥寺のど真ん中にこんな地下空間が存在すること自体が驚き。
まさにパラレルワールドであり、狭い階段、重い扉は次元のひずみを体感させる仕掛け。うさぎ穴、衣装だんす、あかがね色の表紙の本… ファンタジー小説の導入部によく使われる手法だ。
再び扉をくぐり、地上に出たら、違う世界に迷い込んじゃってるかもよ。


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[DATA]
くぐつ草
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-7-7 島田ビルB1F
http://www.kugutsusou.info/
https://twitter.com/kugutsuso





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/bSXRvgFea-0


落ち葉の精に導かれ… 【ブルボン】

2018.11.26

 雪印仕様のSANYO小型冷凍ストッカーの横の業務用製氷機に載った年代物のカセットデッキらしい機器をぼうぜんと眺める。

ここはどこ… (〃 ̄ω ̄)σ サー…??


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3分前――

三鷹駅北口ロータリーから平沼園前五差路方面へと自転車を走らせていると、視界の隅に心をざわつかせる映像。向き直ると、そこには紛う方なき昭和の喫茶店が。
こんなところにこんなものが… と、しばし見とれてしまった。


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憧憬心をもって遠巻きに眺めておくのがせいぜいといったところ、決して手の届く相手ではない。
言い換えれば、怖くて入れない (( ( ̄  ̄*) ム、ムリ…


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自転車をこぎだそうとする背中に声がかかる。
「どうぞ、お入りください」
振り返ると、昭和のボクシングチャンピオンを思い出させる柔和な笑顔の老紳士。

「お得なランチ、そろえております。自転車も止められます」
憧れの君から差し伸べられた手を振りほどくことが誰にできよう。


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というわけで、3分前まで存在も知らなかった古めかしい喫茶店のビニールレザーのソファにぽつねんと座っている。

ここはどこ… (〃 ̄ω ̄)σ サー…??


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笑顔のマスターがしきりに日替わりランチを勧めるので、ミートボール定650円をオーダー。
普段ならミートボールというものを進んで食べることはまずない。だが、いまここにこうして座っているのは自分の意志の及ばない何か大きな力に導かれてのことのように思われてならず、ならばこのまま流れに身をゆだねるべく、自らの要求を排除し相手の勧める品のいちばん上に書いてある文字を読み上げた。


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店内の日替わりメニュー

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店頭の日替わりメニュー。店内と内容が違う


このたたずまいは昔の名曲喫茶を思い出させる。40年近くも前にときどき入っていた中野の店や高田馬場の店。あれらはいつの間にかなくなっていたが、あるいは自重に耐え切れず重力崩壊を起こしスーパーノヴァとなったかもしれない。
そのころ、この店はピカピカだったに違いない。


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レギュラーメニューも白地と黒板で微妙にラインアップが異なる


定食はプラスチック製仕出し弁当箱で供された。


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ミートボールはつなぎの多い練り物のような食感で、甘い餡と付け合わせのナポリタンが郷愁を誘う。
ほかに、厚焼き玉子、ポテトフライ、お新香にデザートのバナナも付いて、意外にバランスがよい。


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ところで、あとで写真を見ると日替わりの内容が店頭と店内の掲示で違っている。
もし店内もチキン竜田揚げだったなら、いろいろ展開も違っていたかもしれない。


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創業50年以上、東京オリンピックのころからやられているそうだ。

「次のオリンピックが来てしまいますね」
「来てしまいます。でも、それまでやっているかどうか…」
「いやいや、がんばってください」
「ええ(笑)」


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[DATA]
ブルボン
東京都武蔵野市中町1-20-10





[Today's recommendation]


https://youtu.be/POAe1V4vAcs



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昭和の学生文化を伝える喫茶店カレー 【茶房 武蔵野文庫】

2018.05.20

 吉祥寺に用事があり、上石神井から歩いていくことにした。
吉祥寺は自転車で行くほうが早いし気楽でもあるが、ときどきまとまった距離歩かないと体がダメになっていきそうで…。


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Anemoneの群生を思わせるドクダミの花(右、たけしたの森緑地)


関町一丁目交差点から城西ゴルフセンターの横を通る最短コース。
が、最初の目的地は駅でいえば三鷹台のあたりなので、中央線も井の頭線も越え、井の頭公園をかすめてさらに南下。そこから吉祥寺の街に戻る全行程をGoogleマップで測定すると、往路の歩行距離は5.95km(パルコ横の交差点まで)。


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井の頭池


お昼ごはんは、たまには吉祥寺らしいオシャレ系へ。
カフェカレーの人気店が多い吉祥寺にあって三大カレーと称されるのが、「まめ蔵」「くぐつ草」「茶房 武蔵野文庫」。
前2者は吉祥寺に住んでいた若いころに入ったことがあるが、武蔵野文庫はその存在も知らなかった。というか、存在しなかった。
僕が吉祥寺に住んでいたのは1985年3月まで。武蔵野文庫のオープンは1985年6月。見事にすれ違ってる。


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いまや中央線喫茶店文化を象徴する存在であるが、そのルーツは別の地にある。

早稲田大学脇の南門通りから一本折れた路地にあった「茶房 早稲田文庫」。井伏鱒二、五木寛之ら稲門作家が通い、またサークルのたまり場として当時の早大生で知らない人間はいないという存在だった。
1984年、閉店。それを惜しみ、閉店時にマスターをしていた方が翌年吉祥寺に開いたのが「茶房 武蔵野文庫」。
学生街の喫茶店という昭和の空気の流れる場所である。(『早稲田ウィークリー』参照)


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日曜日の12時半すぎではさすがに厳しく、長い行列… と思ったら隣のハンバーグ屋さんのウェイティング。武蔵野文庫は3席も空いていた。非常にタイミングがよかったみたいで、席はすぐに埋まり、そのあと入店した年配のご夫婦はカウンターに案内されていた。
注文はカレーライス900円と、同 ちび(100円引き)。


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スタッフは、店主のほかは学生バイト風で男子1名、女子2名。
この学生バイトというところがムカシ的。自分も学生時代は喫茶店でバイトしていたから、そういう意味では懐かしい。


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はじめに付け合わせ3種と粉チーズが出される。
定番のラッキョウに刻んだ紅ショウガと、高菜漬けはちょっと珍しいかな。


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カレーはよく煮込まれた本格的なもの。
大きいジャガイモと薄いニンジン、鶏肉の塊が各1。


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欧風カレーとすればスパイシーで、野菜の甘味は強いが、苦味も前に出ている。ご飯はインディカ米ではないと思うがパラパラな炊き上がりで、シャバシャバだがボディ感のあるカレーとよく合う。
粉チーズをかけるとチープな風味になるのでやめたほうがいいと前回思ったんだが、それでもかけてしまう(笑)。やっぱり合わないと思うなぁ…。


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この店そのものに思い出はないが、昭和レトロな喫茶店という雰囲気は十分懐かしい。
お店を出て、吉祥寺青春探訪ののち、上石神井まで歩く。途中、足がつってどうなることかと思った(笑)。
帰路の歩行距離は4.18km。


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[DATA]
茶房 武蔵野文庫
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-13-4





[Today's recommendation]


https://youtu.be/ceS1-paJl9s



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寛げるおしゃれカフェで評判のカレー 【ブルーバード】

2018.02.27

 もう週末がひな祭りと気づいて、ちょっと焦った。豊島屋の白酒を用意していなかった。
東村山の老舗蔵、豊島屋酒造の「江戸の草分 豊島屋の白酒」は、江戸時代からの伝統を受け継ぐ逸品。
豊島屋は慶長元(1596)年、江戸の中心部神田鎌倉河岸で開業、創業者が造り始めた白酒が江戸中で評判を呼んだ。特に女性に好評だったという。神戸の灘にあった蔵を昭和初期に東村山に移設し、のちに分社化して豊島屋酒造となる。


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この白酒は毎年販売店が変わるので苦労している。とりあえず去年買った吉祥寺の「紀ノ国屋」に行ってみる。
っていうか、豊島屋の直売店に行けば早いんだが、それは近すぎ。ちょっと運動不足がやばいみたいなのだ。
今朝、何げなく体重計に載ったらゾロ目だった。自分史上最高値かも…。

さすが紀ノ国屋はブレが少なく、首尾よく白酒を入手。
あとは昼ごはん。


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この近くにカレーで人気のカフェがある。
ずっと気になっていたが、暗めの店内の様子が外からつかみにくく、おしゃれそうなイメージもあって入りづらい。
来る途中に前を通ったとき、カウンターにサラリーマン風が数人座っているのが見え、意外に気楽そうな雰囲気に思えた。


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13時20分。ちょうど昼休みが過ぎあのへんのお客さんがひけてすいてるかも… と戻ってみる。
予想どおりお客さんはゼロ。
「お好きな席へどうぞ」と言われ、奥のボックス席に着く。


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こちら「ブルーバード」は、吉祥寺のタイ料理店「ペパーミントカフェ」出身の方の店とのこと。
メニューのグリーンカレーやガパオ炒めライスにそのへんのDNAがうかがえる。
注文はチキンカレー850円。


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ベンチシートのソファ席3卓、カウンター7席のこぢんまりした店内。
ウッディな内装でアメリカンテイストあふれる気持ちよい空間だ。
BGMはEagle 810。


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AFN(American Forces Network、愛称Eagle 810=イーグル・エイト・テン)は米軍横田基地にあるラジオ局。駐留米国軍人とその家族向けにヒットチューンやカントリーミュージックを流す。僕らの世代には旧称FEN(Far East Network)のほうが通りがいいかも。
ひたすら“洋楽”が流れるのでBGMにはちょうどいいが、難点は選曲が十年一日なこと。
いまもP!nk『Sober』、Muse『Uprising』… と、本当に10年前だったりするが、こういう雰囲気で聴くとまったく違和感なく楽しめる。


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まずサラダ。
おろしたニンジン・タマネギ? に味をつけたものがドレッシング代わりで、インド・ネパール系でよく使われるサウザンアイランドとはひと味違う。オイル感がなくヘルシー志向。


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チキンカレーはサラサラ系だが、タマネギのボディ感はしっかり。味もライトな感じで、味覚的にも嗅覚的にも甘さ要素は薄い。チキンの塊が1個、ほろっと崩れる軟らかさ。あとから辛さが来る。
自家製ピクルスも甘くなくおいしい。一緒に福神漬けが出る気取りのなさ、好感度高し。


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真面目かつ誠実そのものといったカレーとサラダとピクルス。
途中、ご近所さん風が届け物に来たりと、地元密着度も高そう。
中央線沿線の数々の人気カフェカレーの中でも確かな存在感を放つ。


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[DATA]
ブルーバード
東京都武蔵野市中町2-16-1
https://www.bluebird70.com/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/zq7bICp07TM



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学生街の喫茶店に通う、昔の学生 【タンパ】

2017.11.27

 大学のころ喫茶店でアルバイトをしていた。
その店は、青学を出た姉とその隣の高校に通う妹の看板美人姉妹、ちょっと怖そうなその母親で切り盛りしていた。父親はもっぱら近所でやっていた違う店のほうにいた。
料理がおいしく、ハンバーグやしょうが焼きの定食やスパゲティは人気があった。ミートソース(ボロネーズと称した)とバジリコ(シソのやつ)が僕は好きで、よく食べさせてもらった。毎日ではないが、ピザもちゃんと強力粉をこねてオーブンで焼いていた。
中央線沿線のその店はとっくになくなっている。


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武蔵野大学前の複雑な交差点の角に位置する「タンパ」は、昔ながらの学生街の喫茶店の面影を残す。


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「いつごろからやられてるんですか?」と聞いてみた。
「母が始めたのが昭和44年」と、女性オーナー。「その間、母が亡くなったりして、閉めていた時期もあるんですけどね」


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母娘で喫茶店という構図で、昔のことを思い出したのである。
僕がバイトしていた喫茶店の姉妹の妹は、そのころここの女子大に進んでいる。


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「やっぱり学生さんが多いんですか?」
「そうでもないです。決まった子は来ますけど。いまは喫茶店に入るという文化がないから。スタバなんかには行くんでしょうけどね。おばさん世代のほうが躊躇なくスッと入ってきますよ」


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学生街の喫茶店というのは学生のたまり場になっているイメージがあってきわめて入りづらい。
この店も昔から気になってはいたが、1人では絶対無理っぽかった。


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前を通りかかると、窓際で営業マンらしい風体の男性が食事をしている。非学生の客が1人。それで入ってみる気になったのだ。
学生は喫茶店を使わない、というこちらの女性の言葉は、お店にしたら複雑だろうが僕にはありがたい情報だ。


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「喫茶店はよく入られるんですか?」
「いっとき全然入らなくなりましたけど、このトシになると昔を懐かしんで。こういういい感じのお店を見ると、たまらないですね」
「これでも建て直してますから、昔のお客さんには全然変わったって思われるんじゃないかしら」


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外観・内装ともとても趣がある。たしかに外の年季の入った様子からすれば、店内はきれいで古びていない。
カウンターと、壁に作り付けのテーブル2つ、合わせて10席ほどの小さなお店である。
足元で小型犬がクルクル回ってる。


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ポークカレーは甘めの家庭的な味わい。仕上げの生クリームが、おうちカレーよりちょっとオシャレ。
具はけっこうゴロゴロ。


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ちなみにカレーは、ポークカレーライス500円とビーフカレーシチュー550円の2種類。
価格もいにしえの設定だ。


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こちらのおねえさん、気さくながら丁寧な接客で、昔の喫茶店のママさんみたいだ。
本当に昭和の喫茶店に戻ったような感覚になれる。
ほかにも仕事のこと、自転車のこと、アート(彫金)のこと… いろいろな話をした。
支払いのとき、雪だるまのチョコボールをくれた。


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帰り道でふと気づいたのだが、昭和44年といったらもうすぐ開店50年。
それまでに何回か足を運びそうな予感がする。


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[DATA]
タンパ
東京都武蔵野市八幡町3-8-7





[Today's recommendation]


https://youtu.be/X2JCxapd5hU


https://youtu.be/xvqeSJlgaNk



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◆ 猫写真はこちら


喫茶店カレーの原点 【まめ蔵】

2017.08.05

 1978年オープンの吉祥寺でも老舗の喫茶店「まめ蔵」。
言わずと知れたカレーの人気店で、いまやカレー専門店という紹介を多く見かける。
一方で“カフェカレーの原点”ともいわれ、おしゃれなカフェでおいしいカレーというスタイルを独自につくり上げてきた。


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オーナーの絵本作家・南椌椌氏のHPには次のように記されている。

――当初は「カレーと珈琲の店」としてスタートしました。「雰囲気のいい喫茶店でうまいカレーを出したら、いけるかも」という簡単な発想から始まったのです。

僕が“喫茶店カレー”について言及するときはこの店が基準点となっている。


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本日は妻と次女と出かける。
11時50分の到着で、順番待ちは3組。すべて若いカップル。予想していたとはいえ、おじさんにとってはつらい状況だ。しかし列のすぐ後ろの組がわれわれとほぼ同じ構成(つまりお父さん=おじさんが1名)だったので、ずいぶん気が楽になる。
この店は意外に僕ら世代の客が多い。若いころを懐かしんで訪れるのだろうか。


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「ここ、昔からあるの?」と次女。
「うん。私たちが若いころからずっとこんな感じ」と妻。「あのころから老舗っぽかったよね?」
聞かれた僕はちょうど扉の横のプレートを見ていた。
“Since 1978”
意外に数字が近い。
「じゃああのころ、けっこう新しかったんだね…」と、僕らはしみじみとなる。


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1980年代前半に僕は吉祥寺に住んでいて、この店はときどき妻と訪れていた(まだ結婚前だけど)。まさにおしゃれな喫茶店でおいしいカレーを食べるという利用シーンだった。
その後1~2回来たかもしれないが、気持ちのうえでは30数年ぶりということになる。


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約20分待って席に通される。
店内には絵画や不思議な埴輪風テラコッタが飾られている。オーナーの作品らしい。
小象のモチーフがあちこちに描かれ、メニューブックの表紙には“Mamezo is not baby elephant, but maybe yes …”とある。“まめぞう”の言葉遊びだった。


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ポークカレー


オーダーは、ポークカレー950円(次女)、まめ野菜カレー950円(妻)、チキンカレー900円(僕)。
こちらのカレーは、タマネギをじっくりと炒め独自に調合したスパイスと赤ワインでじっくり煮込んだ深いコクと香りが特徴、とのこと。
チキンカレーはタマネギの甘味が強く、辛さもそこそこ。物足りない人用には、辛さ・香り調整用のオリジナルスパイス“辛口七味”“香味七味”が各テーブルに備えてある。


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チキンカレー


妻の野菜カレーを少し食べさせてもらったが、夏野菜(ナス、シシトウ)の香りがソースに移ってより複雑な風味になる。このカレー、かなり好きかも。


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まめ野菜カレー


30数年ぶりといっても、ここの前はよく通る。いつも店外に順番待ちの人があふれている。そういう場面で目にする若い人に遠慮して、というか敬遠して来なくなってしまったが、別に敬遠することもないか、と最近思っている。
それで今日来てみたわけだが、ひたすら居心地がよくカレーはおいしい。そもそも僕らの時代の… とか言うつもりはさらさらないが、これからは遠慮もなしでいこうと思う。


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[DATA]
まめ蔵
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-18-15
http://www.kuu-kuu.com/mamezo/index.html#top





[Today's recommendation]


https://youtu.be/Gru4IfbKlfU



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