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お空にいちばん近い❢ 【レストラン とちの実】

2023.04.09

 前記事に書いたように「檜原都民の森 森林館」は展示棟・研修棟2棟からなり、研修棟1階にレストランがある。
施設食堂好きとしては捨て置けないものがある。
しかもこちら、ただの施設食堂ではない。

――東京でお空にいちばん近いレストラン


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“空に近いレストラン”で検索すると、ヒットするのはだいたい高層ビル。いわゆるスカイラウンジ、スカイレストランのたぐいである。
それらは空に近いといっても、せいぜいがところブルジュ・ハリファの「アトモスフィア」の地上442m。
それに対しこちら「レストラン とちの実」の標高1043m。

条件設定をちょこっと間違えるだけで、東京で一番どころか世界一をも軽く凌駕(笑)。


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山の施設食堂らしく、そば・うどんおよび喫茶メニューが中心。


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三頭山山頂で昼ごはんを食べているので、あんみつくらいにしようかと思ったが、品書きを見ているうちにハラが減ってきた。
食べたといっても、チキンラーメン作戦不発につき、カレーパン1個と焼きそば半パックだけ。
キツい山下りのあと、ハラが減っても不思議はない。


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ということで、僕は山菜そばに。
もう1品は味噌田楽。


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券売機で食券を買って注文カウンターで渡し、番号札をもらって席で待つ… というシステム。


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いちおう展望レストランなので窓際のカウンターが一等席で、そこから埋まっていく感じ。
はじめ空きがなかったが、途中で1ブロック(2席)空いたので移動。


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施設食堂というと立ち食いそば的ファストフードを予想するが、こちらはちゃんと作っているのか、段取りがよろしくないのか、やたら時間がかかる。
たしかに注文のとき、時間がかかると言われた。
提供までに12分ほど。


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そばはファストフード=立ち食いそば的なものを想定しているわけだが、かなりちゃんとしている。


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山菜そば(ネギ抜き)


細めの平打ちで、不ぞろい感もあって手打ち風。
温そばにしてはしっかりしたコシ。
つゆを少しがんばれば、かなりおいしいそばになるかも。


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朝、下の駐車場の「売店 とちの実」に寄ったとき、帰りにこんにゃく買おうか… となっていた。
味噌田楽は試食みたいなもの。
なんというか水分含量の低い、スーパーでは買えないしっかりかみ応えのあるこんにゃく。


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山頂まで登って下りて、食べて、まだ14時半と余裕である。
「こうなったら奥多摩三山制覇するしかないね」
と言う人がいる。


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宿題をこなしているつもりが、また新たな宿題を呼ぶ。

檜原都民の森編おしまい)


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[DATA]
レストラン とちの実
東京都西多摩郡檜原村数馬7146
https://www.hinohara-mori.jp/content/sisetu.html





[Today's recommendation]


https://youtu.be/xx0cWb6H6TY



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都民の森の拠点施設 【森林館】

2023.04.09

 前記事の続きで、「ブナの路コース」約5.4kmを踏破して「森林館」に帰還。

鞘口峠から下ってきて最初に目に入るのが前記事末尾の写真「木材工芸センター」で、その施設の1階と森林館2階は連絡通路でつながっている。


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森林館は管理事務所のある「檜原都民の森」の拠点施設である。
展示棟、研修棟の2棟の建物からなり、大型スクリーンの映像や写真パネル、剥製の展示などで森の様子や森にすむ動植物が紹介されている。

「都民の森」編最初の記事に書いているが、30年近く前に来たときにもこういう施設があり、野鳥の巣が展示されていたことを覚えている。
そういったこともあって、ぜひのぞいておきたかった。


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剥製展示室にはちゃんと鳥の巣も展示してあった。
当時、木製の鳥の置き物が売られていて、親の影響で鳥好きの子どもたちに1つずつ買ったことを思い出した。


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約30年前に都民の森で買った(と思われる)鳥の置き物(自宅)


展示棟のロビーには、当日の野鳥や植物の確認情報がホワイトボードに書き出してある。
朝、登る前に見ておけばよかった(笑)。
しかし写真を撮った花の確認には非常に有用な情報には違いない。


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花の写真は、体力的にも気持ち的にもまだ余裕のあった登り始めの「大滝の路」から「三頭沢」にかけてのものしか残っていなかったのだが… ( ̄- ̄;)ンー


〈4月9日(日)自然情報〉
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ヨゴレネコノメ、フデリンドウ、エイザンスミレ、コガネネコノメソウ、ヤマエンゴサク、キクザキイチゲ、ヒナスミレ? ミヤマエンレイソウ、ハシリドコロ


そういえば、朝に買い物をした売店「とちの実」では、ちょうど食事メニューの看板を出しているタイミングだったが👇、それは売店のではなく“250m先”と書いてある森林館内「レストラン とちの実」のメニューだった。

「森林館」にはレストランまであるのだよ。

(つづく)


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[DATA]
森林館
東京都西多摩郡檜原村数馬7146
https://www.hinohara-mori.jp/content/sisetu.html





[Today's recommendation]


https://youtu.be/vZ1qOBf_JQg



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次号予告


変化に富んだ健脚コース 【檜原都民の森 ブナの路】

2023.04.09

「檜原都民の森」編のメインである三頭山登山をいったんまとめておこうと思う。
帰ってきて3日たって初めてパンフレットを眺め、「ああ、こう歩いたのか (* ̄∇ ̄)ノシ」と、ようやく理解した部分も多く。
最初に見とけって話だが(笑)。

👇マップを見ると主なコースが色づけしてあって、僕らが歩いたのは赤の「ブナの路コース」そっくりそのままであった。


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まず上り。

森林館―大滝の路―三頭大滝―ブナの路と石山の道 分岐点―ムシカリ峠―三頭山


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滝見橋

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ブナの路と石山の道 分岐点

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ムシカリ峠

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三頭山山頂

以上が前々記事のおさらいで、「ブナの路コース」を時計回りに左半分。
山頂で富士山を拝み、焼きそばとカレーパンを食べた(前記事)。


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そして、下り。

展望台―ブナの路・コマドリの道 分岐点―見晴らし小屋―鞘口峠


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三頭山山頂

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展望台の下のあたり

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ブナの路・コマドリの道 分岐点

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見晴らし小屋

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見晴らし小屋から望む大岳山(正面)、鶴脚山・馬頭刈山(右)


このあとひたすらつづら折りに下る。
こんなに上ったか?… というくらい下る。


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鞘口峠


“峠に向かって下る”という状況が理解できないままおよそ30分、ようやく鞘口(さいぐち)峠に。
三頭山と御前山の間のいちばん低いところを奥多摩に抜ける道の峠ということらしい。


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数馬側から見上げる鞘口峠。左側から下ってきた


峠を右に、奥多摩と反対の数馬方面に下れば、まもなく木立ちの間に都民の森の施設の建物が見えてくる。

以上、ブナの路コース約5.4km。
いやー、疲れた。

(つづく)


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[DATA]
東京都檜原都民の森 管理事務所
東京都西多摩郡檜原村7146
https://www.hinohara-mori.jp/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/HmzFod1fh8g



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次号予告


久々のアウトドアごはんは…!? 【とちの実】

2023.04.09

 前記事末尾にも張っているが、富士山があまりにもきれいで、もうしばらく余韻に浸っていたい。


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「これまで見た中でいちばんかも…」
「神が宿るって意味、わかる気がするわ…」
等々、周囲の声。


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時刻はちょうど12時。
過去30年最大負荷くらいの運動をしているので、もちろん腹が減っている。


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富士山とは反対の雲取・鷹の巣方面を眺めながらの昼ごはん


三頭山山頂はかなり混み合っているが、なんとか粘ってベンチを確保。
昼ごはんタイム。

ここで2時間ほどさかのぼる――


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「檜原都民の森」駐車場横の売店「とちの実」。
前々から調べて存在は知っていた。


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思っていたより食べ物が充実している。
そば、うどん、カレー、おにぎりといった軽食イートインメニュー。
持ち帰りでは、だんご、あんころ餅、いそべ餅、カレーパン、焼きそば、甘酒、ソフトクリーム…。
お土産もいろいろ。


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お土産は帰りに買うとして、山登りの前に昼ごはんを調達。


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事前に調べてあった一番人気のカレーパンを2個、焼きそばを1パック。
焼きそばは予定外で、割り箸が入用だったから。


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実は三頭山ではやってみたいことがあった。
前に来たのが30年近く前で、そのころ山に行けば必ずお湯を沸かしてチキンラーメンを食べていた。事情があってそういうことをしなくなってずいぶんたつが、三頭山で食べたチキンラーメンが特に印象に残っている。


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1994年4月14日


朝、出かける前に思い付きでバーナーやコッヘルをリュックに突っ込んで、途中のコンビニでチキンラーメンを1袋調達してきた。
ところが箸までは思いが及ばなかった… と。


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ということで、ラーメン、焼きそば、カレーパンの充実の昼ごはん。
のはずだったが…。

バーナーとボンベを接続させると、バーナーのどこかからシュー! と。
ガス漏れである。
20年近く使っていないかもしれないから、ガタがきていても不思議はないのかな…。

チキンラーメン断念! 残念!!
焼きそば買っておいてよかった σ(^_^;)


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そういった事情が心理面に影響を及ぼしたのかどうか、この焼きそば、うまいのなんの(笑)。
人生ベストスリー焼きそば。
カレーパンもね❣


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シングルバーナーは家にもう1基あるはずで、それもチェックしておかないとなぁ…

(つづく)


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[DATA]
とちの実
東京都西多摩郡檜原村数馬7146
https://hinohara-kankou.jp/spot/tochinomi/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/KfdwgXSdcMw



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次号予告


思いがけず本格登山? 【三頭山】

2023.04.09

 テレビはあまり見ないが吉田類の『にっぽん百低山』をなぜか毎週のように視聴しているのは、水曜日は家で昼ごはんを食べることが多いから。仕事の合間の昼ごはんをニュースを見ながら… からの流れで。
1272mの鍋割山とかぜんぜん低山じゃないだろ! とかツッコミながら見ているわけだが、高所恐怖症の自分的には標高89.4mの八国山より高い山に登れる気がしない。
それが今回、なんと1531mに挑むハメに。

コロナ禍で目覚めた近場観光、昔の足跡をたどるシリーズ。
東京都のほぼ西端、三頭山の山麓に造成された「檜原都民の森」へ。
公園というより三頭山登山のルート整備がメインで、ベース位置にいくつかの施設があるほかによけいなものがないのは好ましい。


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先月の高尾山と同じく6時に起きて7時半出発。
高尾山はそれでは遅く高い駐車料金を払わされる目に遭ったわけだが、高尾山と違ってそんな混むことはないだろう… というヨミは大外れで、10時前にして駐車場入り口に“満車”の看板。高尾山と違って山奥で代替がないので本気でアセッた。


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駐車場入り口のおじさんに聞くと800m上に臨時駐車場があるとのことで事なきを得たが、まったく懲りないというのも問題だと思った。


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あらためて、都民の森。
1990年5月オープンで、以前僕らが来たのは94年4月。


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1994年4月14日

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駐車場横に「とちの実」という売店があり、そこから少し登ると「森林館」という施設がある。


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そこはけっこう覚えていて、ミソサザイなどの野鳥の巣が展示してあったところだ。
森林館には帰りに寄るとして、その裏の登山ルート“大滝の路(森林セラピーロード)”を歩き始める。


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森林館裏(写真右端の矢印)が登山ルートの起点

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道幅が広く路面に木材チップが敷かれた歩きやすいルートである。
木材チップはよく覚えているので、前もここを通っているはずだ。


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三頭大滝まで緩やかな上りで、ウォーミングアップにぴったし。


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やがて前方に木のベンチを備えたチェックポイント。
三頭大滝である。


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滝を見るためだけのつり橋が架かっており、行きがかり上そこを渡らなければならない。
高所恐怖症的には第一の関門である。


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不思議なのは、以前このルートを通ったとして、滝を見た記憶がないのと写真も残っていないこと。
まったくのナゾである。


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同じ檜原村の“日本の滝100選”払沢の滝より姿的に美しいかも… と思った。


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滝の上の浅い沢沿いを少し登ると分かれ道になる。


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左は石山・深山の道 至三頭山、右はブナの路 至三頭山。
地形的に左が山肌をめぐるルートで右が沢筋を上るルートという印象で、右を選択。


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以前もこのあたりまで登ったと思う。4月14日で雪が残っていた


これが大正解で、半涸れの沢に沿ったルートでは花も多く、ミソサザイのさえずりがずっと後ろをついてきた。


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しかしこの沢沿いのルートもしだいに傾斜がきつくなり、しかもどこまでも終わる気配がない。
ふだん平らなところしか歩いていない身体にはそろそろ限界っぽいので、さっきの分かれ道に標識のあった野鳥観察小屋まで行って帰ろうかと下でもらってきた地図を見ると、どうもそこに気づかずだいぶ先まで来ているようなのだ。


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そうなると次のポイントはムシカリ峠で、頑張ってそこまで行ってみるかぁ。
…が、その先、まもなく沢筋を離れ山肌を登るジグザグの急登ルートに。
常に片側が開けて切り立っていて怖いのなんの。
なので、この間の写真ありません (〃 ̄ω ̄〃ゞ ウーム


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やがて前方が開けてきて、ようやく峠。


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標識には“三頭山15分”と書いてある。
ここまで来て頂上に登らない手はないでしょう。


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実際、そこから山頂までは楽なコースである。
振り向くと、木立ちの間に富士山が見える。
登るにつれ眺望が開け…。


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ついに三頭山山頂!

(つづく)


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[DATA]
東京都檜原都民の森 管理事務所
東京都西多摩郡檜原村7146
https://www.hinohara-mori.jp/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/FGpemyrqGZg



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次号予告


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