東京の名瀑からの… 【檜原とうふ ちとせ屋】
2022.01.30
爆発的な感染拡大により行動制限が再び厳格化――
実際、東京都心などでは誰がいつ感染してもおかしくない状況に映る。
都心に出かけたいが、仕事で致し方なく通う人も少なくないなか、用もないのに街をふらついて感染しました… では申し訳が立たないとも思う。
といって、ただ家にこもっているのもアレだし何とかしたいが…。
結局、2年間のコロナ禍で感じてきたことから、いまできることを個々に突き詰めていくしかないだろう。
ということで、三密に密接に関わってくる人口密度にフォーカスしてみた。

檜原村――
本州の東京都内唯一の“村”
人口密度21.0人/㎢(2015年)
62区市町村中61位。1位豊島区の1100分の1
最近、インスタに結氷した滝の写真が投稿されていた。払沢の滝と。
そこならそう遠くないし、1、2度行ったことがあるはずだ。そんなところでそんなものが見られるとは…!
行くなら当然寒いうちに行くしかない。
寒の内最後の日曜日、なんとか予定が立った。

実際そう遠くなく、車で1時間半かからない。
駐車場からいったん下り、「ギャラリー喫茶 やまびこ」のある別れ道から上りになる。

ここからは意外にちゃんとした山道。
ずっと切り立った谷沿いの道で、高さもそこそこある。
高所恐怖症の僕には怖いくらいのレベル。
前に来たことがあると思っていたが、こんな道の記憶がないんだが…。
写真ではわかりにくいが、このへんかなーり高いです (・・;
歩くこと15分、払沢の滝に到着。
――東京都で唯一“日本の滝百選”に選ばれている「払沢の滝」。秋川の源流の沢の奥地にある落差62メートル・全4段からなる滝です。4段のうち、遊歩道で訪れて見られるのは落差約23.3メートルの最下段。近隣の飲料水にもなっている清水が、木漏れ日の中でキラキラと輝きながら滝つぼへ注ぎます。(檜原村HPより)
しかし滝の姿や滝つぼの様子には覚えがある…。
若いころの記憶はずいぶんゆがんできている可能性がある。
氷爆というわけにはいかなかったが、岩壁に氷塊がへばりついていたり、滝つぼに板氷が浮いていたりと、厳しくもダイナミックな冬の自然を楽しむことができた。
水源だけあって水のきれいさも特筆もの。
時間が早く人が少なかったのもよかった。
下りではすれ違う人の数がだいぶ増えていた。
なお、払沢の滝の結氷状況はライブカメラで見ることができる。
さて、登り口まで下ってきて、まだ10時半。
昼ごはんには少し早いが、軽い山歩きで小腹がすいてる。
ちょうどいいお店がありました。
「檜原とうふ ちとせ屋」。
お豆腐屋さんだが、うの花ドーナツが人気。
うの花ドーナツ2個と頼む。
「すぐ食べますか?」と聞かれ、それだと揚げたてアツアツがいただける。

お豆腐屋さんなので、“滝の音豆腐(もめん)”も買う。
「ドーナツと一緒にあったかい豆乳はいかがですか?」
「あ、それいいですね♪」
向かいのバス停の待合所を使わせていただく。
スローでぜいたくなひととき。
ぼんやり眺めていると、お店はお客さんが絶えることがない。
うわさにたがわぬ人気ぶり。

ドーナツは表面かりっと中ふんわりしっとりな感じで、優しい甘さにほっとする。
小ぶりなので3個くらい続けて食べられそうだ。

濃厚な豆乳で温まる。
甘酒にも負けない日本の冬のホットドリンクといえよう。

11時15分前。
そろそろ昼ごはんを食べに行きますか…。
(つづく)
右は都道205号水根本宿線、左が払沢の滝駐車場入り口
[DATA]
檜原とうふ ちとせ屋
東京都西多摩郡檜原村5557
https://m.facebook.com/%E6%AA%9C%E5%8E%9F%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%B5-%E3%81%A1%E3%81%A8%E3%81%9B%E5%B1%8B-102224691518430/
https://twitter.com/chitoseya_ken
https://www.instagram.com/chitoseya_tofu/?hl=ja
[Today's recommendation]



https://youtu.be/J_36x1_LKgg


次号予告
爆発的な感染拡大により行動制限が再び厳格化――
実際、東京都心などでは誰がいつ感染してもおかしくない状況に映る。
都心に出かけたいが、仕事で致し方なく通う人も少なくないなか、用もないのに街をふらついて感染しました… では申し訳が立たないとも思う。
といって、ただ家にこもっているのもアレだし何とかしたいが…。
結局、2年間のコロナ禍で感じてきたことから、いまできることを個々に突き詰めていくしかないだろう。
ということで、三密に密接に関わってくる人口密度にフォーカスしてみた。

檜原村――
本州の東京都内唯一の“村”
人口密度21.0人/㎢(2015年)
62区市町村中61位。1位豊島区の1100分の1
最近、インスタに結氷した滝の写真が投稿されていた。払沢の滝と。
そこならそう遠くないし、1、2度行ったことがあるはずだ。そんなところでそんなものが見られるとは…!
行くなら当然寒いうちに行くしかない。
寒の内最後の日曜日、なんとか予定が立った。

実際そう遠くなく、車で1時間半かからない。
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駐車場からいったん下り、「ギャラリー喫茶 やまびこ」のある別れ道から上りになる。

ここからは意外にちゃんとした山道。
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ずっと切り立った谷沿いの道で、高さもそこそこある。
高所恐怖症の僕には怖いくらいのレベル。
前に来たことがあると思っていたが、こんな道の記憶がないんだが…。
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歩くこと15分、払沢の滝に到着。
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――東京都で唯一“日本の滝百選”に選ばれている「払沢の滝」。秋川の源流の沢の奥地にある落差62メートル・全4段からなる滝です。4段のうち、遊歩道で訪れて見られるのは落差約23.3メートルの最下段。近隣の飲料水にもなっている清水が、木漏れ日の中でキラキラと輝きながら滝つぼへ注ぎます。(檜原村HPより)
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しかし滝の姿や滝つぼの様子には覚えがある…。
若いころの記憶はずいぶんゆがんできている可能性がある。
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氷爆というわけにはいかなかったが、岩壁に氷塊がへばりついていたり、滝つぼに板氷が浮いていたりと、厳しくもダイナミックな冬の自然を楽しむことができた。
水源だけあって水のきれいさも特筆もの。
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時間が早く人が少なかったのもよかった。
下りではすれ違う人の数がだいぶ増えていた。
なお、払沢の滝の結氷状況はライブカメラで見ることができる。
![]() | ![]() |
さて、登り口まで下ってきて、まだ10時半。
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昼ごはんには少し早いが、軽い山歩きで小腹がすいてる。
ちょうどいいお店がありました。
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「檜原とうふ ちとせ屋」。
お豆腐屋さんだが、うの花ドーナツが人気。
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うの花ドーナツ2個と頼む。
「すぐ食べますか?」と聞かれ、それだと揚げたてアツアツがいただける。

お豆腐屋さんなので、“滝の音豆腐(もめん)”も買う。
「ドーナツと一緒にあったかい豆乳はいかがですか?」
「あ、それいいですね♪」
![]() | ![]() |
向かいのバス停の待合所を使わせていただく。
スローでぜいたくなひととき。
![]() | ![]() |
ぼんやり眺めていると、お店はお客さんが絶えることがない。
うわさにたがわぬ人気ぶり。

ドーナツは表面かりっと中ふんわりしっとりな感じで、優しい甘さにほっとする。
小ぶりなので3個くらい続けて食べられそうだ。

濃厚な豆乳で温まる。
甘酒にも負けない日本の冬のホットドリンクといえよう。

11時15分前。
そろそろ昼ごはんを食べに行きますか…。
(つづく)
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[DATA]
檜原とうふ ちとせ屋
東京都西多摩郡檜原村5557



[Today's recommendation]



https://youtu.be/J_36x1_LKgg


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