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最後の晩餐的感覚…? 昼だけど 【ながしま 磯とり料理】

2020.03.31

 この記事は食べに行った2日後に書いているわけだが、食べた時点と書く時点で自分の意識がけっこう違っていることに戸惑っている。

新宿区の学生街の飲食店で働く知り合いが、来るなって言われてるのに大学に来る学生がいっぱいいてなに考えてんだ! と昨日まで怒っていたが、今日(04/02)ビタッと客が来なくなり、そうなったらなったで青ざめている… と。

志村けんさんの訃報であったり、都内の一日の感染者数97人という数字(04/02)であったりと、衝撃的なニュースが潜在意識にメッセージを送り続け、「こんなもので済むはずがない」という不気味な共通認識が急速に形成されていった年度替わり。


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1週間前、なじみのお店など自分のコミュニティにこもるというようなことを書いているが、この「ながしま」のようにゆったりしたつくりで客層も落ち着いているとこならまだいい。


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なじみの中にも狭くてガサガサしたお店もあって、そういうところはちょっと入れない。
もしかしたら当面、外食はしなくなるかも… というのが4月2日時点の感覚である。

それでもなじみのお店にいまあえて… というのは、「ひの食堂」の件もあるのかな…。


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マグロづけ丼と焼鳥重を注文。


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お客さんは、先客2名、後客3名。
常連さんとの会話から、こちらも夜は連日早じまいという事情が伝わってくる。いつもに比べ元気がないように映る大将。


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複数人数で入ったときは必ず誰かが焼鳥重を頼んでいるような気がする。
づけ丼もかなり頻度が高い。
どちらも絶品である。


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あとで思ったんだが、焼鳥重なら持ち帰り対応をしてくれるんじゃないだろうか。
#東村山エール飯の輪が広がりつつある。


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以前、名物“島ずし”の持ち帰りは衛生上勘弁してほしいと大将が言っていたが、ほかに対応可能なことはいろいろありそうな気がする。
今度聞いてみようかな。


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インスタ始めました (。-_-)ノ ヨロシク♪

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ながしま 磯とり料理
東京都東村山市栄町1-11-1





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東村山駅東口“志村けんの木”の下に設けられた献花台。志村けんさんのご冥福をお祈りいたします




秋の香りを堪能 【ながしま 磯とり料理】

2019.10.26

 去年の秋から持ち越しとなっている松茸土瓶蒸し案件というものがある。
そろそろ食べに行こうと思って「ながしま」の大将に伺ったら「もう終わり」と言われた去年の苦い経験を踏まえ、今年は早いうちから心構えをしていたわけだが、家族で行くとなるとなかなか予定が合わず、はや10月下旬。
このままでは去年の二の舞になりかねず、10月最終土曜日、1人欠けることになるが決行することにした。


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2日前、予約の電話で「マツタケ、まだ大丈夫です?」と聞くと、「うーん、どうだろう…。ま、市場にあったら仕入れときます」というお返事。
やはりギリギリ感は否めず、確約を得られないままお店へ。


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席に着くや、「マツタケ、ありました?」と尋ねる相方さん。
「それがね…」と、ちょっとためるお店のおばさま。「ありますよ~♪」


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いやー、念願の土瓶蒸しに、2年越しでついに…。
そう思っていたが、去年の記事に

――去年9月にも同じようなネタで、「マツタケをいただくというなら急を要する」と書いている。

と書いてある。
3年越しの一大事業だったのである。


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とりあえずのビールはキリンの中瓶

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名物ともいえる豪華お通し。鴨のロースト、えびのオーロラソース、あしたばのごまあえ


まず土瓶蒸しを注文しておいて、あとは思い思いに食べたいものを頼む。

いつも同じものを頼みがちなので、変わったところで海鮮サラダを注文。
それが↓↓という、予想の↗↗をいく荷姿で登場。いやがうえにもテンション↑↑ d(≧▽≦*) !!


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海鮮サラダ


いつものように刺し身の盛り合わせも頼んでいるので、海鮮の豪華和洋競演となった。


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刺盛(竹)。まぐろ、たこ、こはだ、ぶり、かんぱち

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キンシ正宗 生貯蔵


そこへ本日のメイン料理、松茸どびんむし登場。
まずふたを開けて香りを楽しみ、スダチを搾って汁をいただく。


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松茸どびんむし。具材は松茸、白身魚、鶏、銀杏、三つ葉


久しぶりのマツタケの、秋の香りを堪能。
課題達成感もあって、しばしボーッとする。


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えびしんじょもこちらで初めて食べる品だが、たっぷりのエビをその場ですりつぶして揚げたような熱々でぜいたくな一品。
唐揚げは地域のイベントにも出品する人気メニューだ。


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えびしんじょ揚

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鳥唐揚


いつもながら満足させていただいた。
普段着のお店で季節を味わえることのぜいたくさを、しみじみかみしめる。


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身の丈豪華主義な祝宴 【ながしま 磯とり料理】

2019.04.13

 4月生まれの家族の誕生会ということで、珍しく夜の外食。
この地に住んで20年以上になるが、住み始めがすでに飲み歩く習慣がなくなっている年代だったこともあり、夜の世界にめっぽう弱い。


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人に聞かれ昼ごはんのアドバイスはできるとしても、夜の宴席の案内はまず無理だ。


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久米川エリアで夜に使う唯一のお店ともいえる「ながしま」に予約を入れる。


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19時の予約で、入ってみると意外に空いてるな… と思っていたら、次々やって来る座敷の予約グループ等で、アッという間に席が埋まった。


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「アサヒとキリンがございますが?」
「キリンお願いします」
から、宴会スタート。


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ビール中瓶2本から熱燗(キンシ正宗)にチェンジ。2合×3+1合

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いつもながらの豪華お通しにテンション上がる。ほたるいかの酢みそあえ、あなごしんじょう、あしたばのごまあえ

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おしんこ盛り合わせと塩から。どちらも上品な仕上がり

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刺盛の松。白身はオナガダイ(中央)とヒラメ(上)。右下はお店のこだわり、トビウオ

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あし天(2、3枚食べちゃってます r( ̄_ ̄;) スマンスマン

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天ぷら盛り合わせ

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焼き鳥。砂肝、つくね、レバー各2本

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〆の島ずしはカツオ、トビウオ(どちらも辛子醤油で漬けにしてある)、岩のり。金土日限定(季節限定)


これだけの種類の料理を、(島ずしのシャリを除き)ほぼ1人でこなす。しかも満員の客相手だから、マスターの仕事ぶりは超人的。これで1人アタマ3000円(酒含む)という驚異のコストパフォーマンスである。
真の贅沢というものは… 手の届く場所にあってこそ。


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安定・安心の効能 【ながしま 磯とり料理】

2019.03.29

 5本ほど前の記事にちらっと書いているが、突然忙しくなった。
火曜日にD社のIKH社長から電話があって、その夜にメールで1本送られてきた。水曜日にLS社のHHさんからメールで打診があり、金曜日に1本、以下五月雨で計3本という話。この2社の仕事はコンスタントにあるわけではなく、特にHHさんのは去年は1回しかなかったほどだが、来るときはなぜかカブる。ちなみにIKHさんとHHさんは元同僚で、仕事のジャンルも近く、循環器領域と精神・神経領域ということになる。

で、取り掛かって3日目となるIKHさん分を今日中に仕上げ、明日・明後日HHさんのをやるつもりでいたら、夜だと思っていたHHさんの仕事が午前中に来た。
それで仕事の組み立てが変わるわけではないが、追い立てられるような感覚が嫌いだ。しかもIKHさんのやつ、けっこうムチャクチャだし (-_- ; ウーム……


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昼ごはんになんとか出られるかな… という読みで相方と待ち合わせてあったが、気持ちの余裕がないのとムシャクシャしているのとでお店が決まらない。というか、どこも入る気がしない。
そんなとき思い浮かんだのが久米川北口商店街の「ながしま 磯とり料理」である。


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「ながしま」は地域最優良の和定食を提供するお店。
入ったことのないお店に… というのは高いモチベーションを要する。
こういうアガらないときにこそ、安定・安心のお店の存在は大きい。
1時20分で先客8名と、人気の高さがうかがえる。


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注文は、かつお刺定食850円と、やきとり重780円。
うちではこの組み合わせが非常に多いが、こんなときこそ安定・安心。


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カツオ刺は、さっぱりした初がつお。
はらみが3切れほどあるが、脂ののりはそこそこ。


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やきとり重は、腿肉、レバー、つくねの3串。
甘すぎない秘伝のタレと、絶妙の火の通し具合。
ランチサービスの仕事とは思えません。


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安定・安心の食事はリラクゼーション効果がある。
気が立っているときに鎮静作用をもたらす。
(あ、気が立ってたわけね… (-。-;) …).


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これで午後、気を取り直して仕事する気になったのでありました。


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秋の匂いに誘われ… 【ながしま 磯とり料理】

2018.11.02

 久米川北口商店街の磯とり料理「ながしま」の周りにはいつもおいしそうな匂いが漂っている。
お店の前を通ると腹が減る、はじめからハラ減ってたりすると倒れそうになる。

秋の匂いは特にキケン。
ずばり、マツタケのにほひがする…。
昼間から匂っているからもはやお店に染み付いている感じで、たぶん1日中マッタケ。近所の人、たまらないだろうなぁ…。


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去年9月にも同じようなネタで、「マツタケをいただくというなら急を要する」と書いている。
結局、昨秋は夜に伺う機会がなく、今年の課題となっていた。


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今秋、早くから気にしてはいたが、家族の予定がそろわなかったり、忙しかったりで、気がつけばもう11月。
猛暑の影響で時期が少し遅いと聞いているが、さすがにやばいんじゃないだろうか…?

昼ごはんを食べに行って様子を探ることにした。


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引き戸に“どびんむし”の短冊が張ってあり、ひと安心。
例によって匂いも漂ってます ( ̄∇ ̄) ウンウン!


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注文は、僕は「いつも同じだけど」かつお刺定食で、相方は「食べたことないから」と豚しょうが焼定食に。


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ところで、こちらのランチメニューはだいたいのものを食べているつもりだが、ホワイトボードにこれまで見たことのない“イクラ丼”の文字が。
これは気になる…。


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まずお新香と小鉢(切り干し大根)。
みそ汁は豆腐と油揚げとわかめ。
しょうが焼きは、それほど厚みはないが何枚も重なっていて、見た目以上にボリュームがある。


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甘めの味付けで、タレに独特の香りがある。酒系だろうか、芳香ともいえる上品な香りで、香りは上品だが濃いめの味付けはご飯によく合う。


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かつお刺しはさっぱり系。
壁の短冊に“もどり”の文字が書いてあって、ちょっと期待したが、それは“うす切”という別の料理のもよう。夜来たときにはぜひいただきたい。


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でも、脂ののった戻りがつおもいいが、さっぱりした夏のかつおも同じくらい好き。


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帰りしな、マツタケはいつごろまで出るか大将に聞いてみた。
「うーん… 明日、あさって…? うん、もう日曜日で終わりだと思います」

ガーン… ( ̄▽ ̄;) ガーン!!


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週末は猫の病院とか、いろいろ予定が入っている。
今年もおあずけ…?

最近、こういうことが多い。
もっと計画的に動かないとダメだと、痛感させられました。


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目には青葉―― 【ながしま 磯とり料理】

2018.05.11

 今年の青葉は例年にもまして目に青い。成長スピードも速い気がする。

山ほととぎす――
武蔵村山の中藤あたりまで行けば普通にホトトギスが鳴いているが、平地の住宅地ではめったに声を聞かない。
このあたりにも毎年やって来るカッコウの声を昨日、この春初めて聞いた(On Hearing the First Cuckoo in Spring)。
山には同属のホトトギスも飛来しているだろう。

――ということで、初ガツオ。

目には青葉 山ほととぎす 初鰹 ――山口素堂(1642~1716)


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僕はカツオが好きで、毎年この時期はソワソワする。
マグロには特に思い入れはないが、カツオは毎日でも食べたいくらい。実際、昨日今日とカツオ続きだ。


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スーパーのはちょっとあれなので、少々高くても、カツオは東村山久米川町の「生活クラブ生協 デポー東村山」で求める。
昨日、デポーにカツオが入った。


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今日の昼ごはんは、久米川駅近くの「ながしま」。
前回(3月・夜)、前々回(12月・昼)と品書きから消えていたカツオ刺しがランチメニューに登場。季節到来である。
カツオ刺定食850円と焼鳥重780円を注文。


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僕のカツオ好きは父親譲りなんじゃないかと思う。父がどれくらいカツオ好きかというと、カツオ船の会社を立ち上げたくらい(笑)。保有船は何度も水揚げ日本一を記録した。いまは甥が業務を引き継いでいる。


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カツオ刺しは背と腹の両方の部位がのってくる。
背はさっぱりしていて、まさに初ガツオ。腹身は、もちろん戻りガツオの濃厚さはないが、ほどよい脂がのる。まったくくさみがないのは鮮度の証し。


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焼鳥重の焼き鳥は生から焼き上げる。
腿肉、レバー、つくねの3串で、甘すぎない秘伝のタレは、上品だがご飯との相性もよい。
添えられる玉子焼きは炒り玉子か厚焼き玉子で、今日は厚焼き。


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写真を撮らせてもらっていると、
「器の下に10円玉挟むときれいに撮れますよ」とマスター(お店のおばちゃんたちはそう呼ぶ)。
器の向こう側の高台の下に1~2枚コインを差し込むと立体的に撮れるとのこと。

「昔、雑誌の人がそうやってるの見ましてね、写真撮ってる人には教えてあげることにしてるんです(笑)」

それはいいこと教わった。刺し身何切れか食べちゃったけど、さっそく練習に1枚。


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冒頭の写真より絶対きれいなはずだが、そう見えなかったらワタクシがへたくそなのです


5月25日(金)18:30~20:30、久米川駅北口駅前広場で行われるジャズライブ「KUMERAKU FRIDAY NIGHT」で、今年も鳥唐揚げを販売する。
去年は2回とも雨で中止だったが、唐揚げは店頭で売って、あっという間に完売したそうだ。
「ながしま」の絶品唐揚げ、この機会にいかがだろうか。


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この店があるしあわせ 【ながしま 磯とり料理】

2018.03.10

 今夜、子どもたちの帰りが遅いというので、珍しく外食することにしたが、近場でとなると候補は絞られる。真っ先に思い浮かぶのが久米川の「ながしま」だが、ここは週末ものすごく混む。
行くだけ行ってみて入れなかったらどうするか考えよう、ということで歩いて向かう。


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ちらっとのぞいてみて、やっぱりいっぱいか…。
と思ったら、「お座敷空いてますよ」とお店のお母さん。ラッキー。


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カウンター7~8席、テーブル3卓のほか、奥の座敷に3卓ある。
スタッフは、大将のほか、おばちゃん3名。
注文をとりに来たおばちゃんは、ランチタイム担当の人だ。
とりあえずビール。アサヒかキリンかと聞かれ、迷わずキリン。


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まずは前回食べそこなった“あし天”(あしたばの天ぷら)を注文しようとすると、「終わっちゃったんですよ」と昼おばちゃん。
終わるの、はやっ!
「あしたばのおひたしはありますか」と相方。
「ございます」とおばちゃん。
あとはとりあえず刺し盛りの竹を注文。


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キリンラガー中瓶とお通しが来る。
ここはお通しがすごい。


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お通しというか先付3品は、カニ入り玉子焼き、エビのオーロラソース、あしたばのごまあえ。
アシタバかぶったなー…(笑)。


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で、あしたばのおひたしが来る。
ゴマよごしもいいけど、かつお節の効いただしにひたしたあしたば、早春のイブキやー!
旬の走りだから、いろんな食べ方できてよかった。


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刺し盛り。
「えーと、これはマグロと…」と言いかける相方を、
「早く私に言わせて! 忘れちゃいそう(笑)」とお母さんが制する。


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「えー、メダイとホウボウとトビウオでございます」
「トビウオ、おっきい!」と相方。
「春トビが入り始めたから」とお母さん。「ほかのネタはおなじみのね」
マグロとタコとシメサバ。
刺し身はどれも一切れがデカく、魚を知り尽くした人のつくり方。


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僕は日本酒を所望。一応、お酒の銘柄を聞いてみる。
「うちは昔からキンシ正宗しか置いてないの、京都の」とお母さん。
去年そう言われたことを思い出した。
熱燗2合を注文。
一緒に、鳥唐揚げともつ煮込みを追加。


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唐揚げは、ニンニクやショウガの香りはなく、穏やかなしょうゆ味。
それで臭みがまったく感じられないので、素材がいいのか、ウデがいいか。
ふんわり軟らかな肉質を保った火の通り具合は、さすがとり料理をうたっているお店だけあるなと思う。
最近、“始めました”の張り紙が出たもつ煮は、甘く素朴な味わい。


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相方はシメに突入。
ごはんは焼とり重、きじ焼重とあって、焼とり重はランチの定番メニューなので、食べたことのないきじ焼重を注文。
僕はキンシ正宗1合を追加。


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ところが発注後、もつ煮好きの相方が残った煮汁でご飯食べたいと半ライスを頼む。
ご飯を持ってきた昼おばちゃん、「私、この食べ方いちばん好き!」と相方と意気投合。
結局、きじ焼重、ほとんど僕が食べた。
炭の香りと辛口のしょうゆだれは、焼とり重に負けないおいしさであった。


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「島ずしはいつから?」と聞いてみる。
「えーと、いま3月よね?」とお母さん。「来月からです」
島ずしシーズン(~6月)のうちに1回は来たいな。


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記憶を呼び覚ます感覚 【ながしま 磯とり料理】

2017.12.21

 食べ物屋にはそれぞれ独特のにおいがある。そのにおいを嗅いで、「懐かしい」と感じることがある。

ある特定のにおいから過去の記憶が呼び覚まされる心理現象を“プルースト効果”という。文豪マルセル・プルーストの代表作『失われた時を求めて』に、主人公が紅茶とマドレーヌの香りから幼少期の記憶をよみがえらせるという描写があり、そこからこう呼ばれる。


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嗅覚はほかの感覚と違い、記憶と感情をつかさどる大脳辺縁系(海馬・扁桃体)と直接つながっている。つまり、においの情報と記憶や感情を処理する場所が同じなため、信号がつながりやすいということ。


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先日、東久留米の 浜波 に行ったとき、入った瞬間、「懐かしい」と感じた。子どものころの記憶を呼び覚まされるような感覚。
ところがツレはそれを感じなかったという。生まれ育った環境がまったく異なるからではないか、と言う。
彼女は内陸の米どころ、僕は北国の漁村生まれ。
魚料理のにおいが染み付いた日本料理屋に、生家に通じる要素を感じ取ったのではないか、と。


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浜波と共通のにおい成分を醸成しているのが、久米川の日本料理店「ながしま」。
ここは何度も入っているが、来るたび海馬がチクチク刺激される。


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秋口に入ったときに松茸どびんむしの紙が張ってあって、また夜に来ようか… と話しつつも実現しないまま季節は移ろい、張り紙はアンコウ鍋に変わった。
ランチメニューから僕の好きなカツオ刺が消え、食べるものはおのずと決まってくる。


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1時40分で、客はなし。カウンターの右のほうの席に座る。
注文は、やっぱりやきとり重780円。
カツオのない冬場はこればっかり食べてる気がする。まあ、何食べてもおいしいんだけど。


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最近、表にランチの張り紙をするようになったが、昼の客が減ってるとか?
だとしても、ここはあくまでも夜メインで、それがすごいのだ。
いま座っているカウンターにはぎちぎちにいすが8つあるが、それが稼働率100%になっているのを見て驚いた。いまも夜の仕込みに大わらわな感じで、とても客1人のときの厨房の状況には見えない。


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やきとり重は生から焼くので時間がかかる。以前、しょうが焼きの人に抜かされたことがある。
5分ぐらいたってお客さんが入ってきて、注文は揚物定食(カキフライ)。この勝負、ビミョー。
焼き鳥の煙とカキフライの揚げ音が競り合ってて、1人ハラハラしながら見守ってる。
「お重、お願いします」と先に声がかかる。ぎりぎり逃げ切り。
注文から約12分。


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焼鳥重は、腿肉、レバー、つくねの3串に、炒り卵。このシンプルな構成が絶妙。
辛口の秘伝のたれで焼かれた焼鳥は、ワンランク上な感じの洗練された味わい。つくねでさえ上品である。
お新香に、小鉢はメンマ。
濃厚かつおだしのみそ汁がしみじみおいしい。


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2時を過ぎておばちゃんが暖簾を片づける。
それでも大将の仕込みの手は止まらない。
やっぱり、夜に来たくなってしまう。

秋の間、昼にも店の周りに漂っていたマツタケの香りはいつの間にか消えていて、季節は正しく移ろっているようである。


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匂いをおかずに? 【ながしま 磯とり料理】

2017.09.16

 ――吝嗇家はかつてうなぎ屋の隣に住んでおり、飯時になると、うなぎ屋から流れてくるかば焼きを焼く匂いをおかずにして飯を食べていたが、それを知ったうなぎ屋が、月末に「匂いは客寄せに使(つこ)てるさかい、代金を支払え」と言って家に乗り込んできたという。そのとき吝嗇家は財布を出したものの、金を渡さずにうなぎ屋の目の前で落として音を鳴らし、「『嗅ぎ代』やさかい、音だけでよかろ」――(Wikipedia「始末の極意」より)


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この季節、久米川の居酒屋「ながしま」の前を通るとマツタケの匂いがする。ランチの時間も午後の休憩時間でもそうなんだが、そんな時間にマツタケを焼いているとも思えないので、連夜大量にマツタケ料理が出てその匂いが店内に染み付いているんじゃないかとか想像している。
厨房の小窓からは年中いい匂いが漂っていて、秋以外の季節では干物系が多いようだが、あれは夜のクサヤの名残だったりするんだろうか。

この店では十分、匂いが客寄せの役割を果たしていると思う。おかずはさすがに難しいと思うけど。


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1時半すぎと少し遅い時間の昼食。
カウンター席の真ん中らへんに座ると、目の前のネタケースの上に木箱入りのマツタケが。
“秋の香り 松茸どびんむし 900円”と書いてある。


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と、ここまでの展開だと、ついふらふら松茸どびんむしを頼んでしまった、となりそうだが、昼にそのようなことには絶対ならない(笑)。
ただ、これまで飲み屋でマツタケなんて考えたこともなかったが、どびんむし900円って、相場は知らないけど決して手の届かない値段じゃない。

初夏に“島ずし”を主目的に夜に訪れ、何を食べてもおいしくて感動した(「念願の島ずし」参照)。いま、秋の味覚を求めてまた夜に行ってみたいという気持ちが湧き上がってきた、という話。
マツタケをいただくというなら急を要するわけだが。


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僕の場合、ここの昼定食の注文は、かつお刺定食かやきとり重とほぼ決まっている。しかし今日は生活クラブ「デポー」に戻りがつおが入荷する日なので夜はおそらくかつお刺、やきとり重は生から焼くのでこんな遅い時間には頼みづらい。
で、ときどき家族が食べるのを横からいただいたことぐらいしかなかったマグロづけ丼に。

大将はカウンターの中ですごく忙しそうだ。いま、1人出て客は僕だけで、ランチの営業時間も終了しようとしている。この店は週末の夜、非常ににぎわうので、その仕込みが大変なのである。


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マグロづけ丼は読みどおり提供が早い。
メインのどんぶりにはたっぷりのマグロ。手前の中トロから奥の赤身へと、色味のグラデーションが美しい。ランチサービスでも本ワサビ使用である。
小鉢はツナサラダ、香の物はぬか漬けと、名残の夏野菜の競演。みそ汁は大根、豆腐、油揚げ。

ほかにサービスのイカの塩辛が各席に備えてあるが、これだけおいしい塩辛はいまの時代、まず食べられない。スルメイカの不漁で今年は無理かもと思っていたが、こうして食べられて幸せである。


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お代はマグロづけ丼880円と、マツタケの嗅ぎ代、チャリンチャリン。


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[DATA]
ながしま 磯とり料理
東京都東村山市栄町1-11-1





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2017.09.16 HARU HANAhttp://haru-hana.ocnk.net/

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プレーン(S)130円、雑穀(S)220円。不定期で「喫茶 にじのまど」ほかで販売。出店情報はHP、Facebook(http://www.facebook.com/jikaseicobo.haruhana/)で


夏のカツオの味わい 【ながしま 磯とり料理】

2017.07.21

 東京は17日連続真夏日ということで、その間どさくさに紛れて梅雨明け宣言も出ちゃってるし、この先いろいろ大変そうだ。
そんな天候のもと、いちばん暑い昼どきにランチのお店を求めてフラフラするのも無理が出始めているようで、昨日は食事から帰ったあと謎の睡魔に襲われて仕事に支障を来した。これはいわゆる熱中症というものなんでは? と少し心配になった。

ということで、本日は慎重な行動を心がけ、遠出ははじめから考えないことにする。まあやっぱりいい年してそんなんで倒れてたらカッコ悪いし。食い意地が原因だったんかーい! って、誰も同情してくれないし。

とはいっても“近場で済ます”という片づけ方はしたくないので、何を食べるか、慎重に自分のいまの欲求を探ると同時に、想定されるエリア内のお店のメニューを思い出し、その合致するポイントを求めるのである。
で、はじき出されたのが久米川駅北口の「ながしま」のカツオ刺定食。


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ここは昼に来るのは3カ月ぶりと、けっこう空いてしまっていた。
名物“島ずし”の布の看板は外されている。春場の提供は6月いっぱいで、秋のスタートはカツオの脂の乗りしだいといったところ。


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僕の直前に入ったお客さんがカウンターの中央、僕が右端。もう1人、カウンターの左端に座っている人は、けっこうできあがりぎみで、テーブル席でひと休みしている大将と歓談している。
この人は見るからに常連。中央の人も、おばちゃんが定食を運んできたときに「今日は飲んでないのね」とからかってるから、まあかなりの常連。
僕はそういう会話をにやにやしながら聞いている。


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カツオ刺定食800円。
小鉢は水菜のおひたし、みそ汁は豆腐と油揚げとワカメ、香の物はキュウリとダイコンのぬか漬け。
カツオは鮮度抜群。脂が乗っておらず、おいしい。ここが大事。
背が5切れ、腹が2切れ。腹身でもさっぱりしている。
夏のカツオはさっぱりしていてこそ。脂の乗りは秋の戻りガツオを待てばいいのだ。
僕はどっちも好きで、季節ごとにいい状態のものを味わいたいと思っている。


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途中で入ってきた人は初めてだったらしく、おばちゃんにいろいろ聞いている。ここでは常連も一見も、当たり前のように大将やおばちゃんと言葉を交わしている。
「この店はくさや焼いてくれるの?」
「はい」
「いつでも焼いてくれるの?」
「はい」
「ムロ?」
「それとトビウオ」
「あしたばの天ぷらとかもあるの?」
「天ぷらは夜ね」と向こうから大将。

それを聞いていたらまた夜に行きたくなった。この間の夜(6月3日)、あしたばの天ぷらを食べなかったことが若干の心残りになっている。


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[DATA]
ながしま 磯とり料理
東京都東村山市栄町1-11-1





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https://youtu.be/b6K9Bzq0VDk



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