待望の移転再開❣ 【すぱいす】
2023.01.30
東村山のソウルフード「すぱいす」のちゃんぽんが復活し、ファンを狂喜させているらしい。
1976年創業のラーメン・ちゃんぽん店「すぱいす」は、西武新宿線東村山駅付近連続立体交差事業に伴い2021年10月、惜しまれつつ店を閉めた。
閉店理由が高架化工事に伴う立ち退きなだけに当初から移転再開のうわさはあったが、昨年11月19日、待望の復活となった。

場所は、旧店舗のあった府中街道の1本東に平行して通る市役所通りで、直線距離にして185mの水平移動。
以前「野口製麺所 本町店」の入っていた物件で、そのあとカレー&モツ料理の「このものがたり」が営業していた。

ファサードに堂々と“東村山本町のソウルフード”と。
つまりこちらのちゃんぽん、「ますや」の肉汁うどんやら「笹本だんご店」の焼きだんごやら「ポールスタア」の黒焼きそばやらと並び称されるたべもの。
ただし、東村山“本町”の… と、打ち出しは控えめ。

客が引けるであろうランチタイムぎりぎりの13:50に入店。
「野口製麺所」にはよく入っていたので店内の様子は想像でき、狭いんじゃないの…? と危惧していたが、実際ゲキセマでカウンター7席のみ。
以前の店は駐車場完備で40席ほどだったので、縮小感は否めない。

ちょうどお会計のお客さんが持ち帰りを頼んだり? と、ちょっとゴタついて席に通されるまで時間がかかったんだが、その間2階から(外階段を)下りてきて「ごちそうさま」とあいさつしていったお客がいる。
2階も使っているようで、ゲキセマには違いないが全体で上記の2倍ほどのキャパはありそう。
注文は、ランチタイムサービスから、すぱいすらーめんセット(醤油)。
さんざん引っ張っておいて、まさかの非ちゃんぽん ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
厨房の様子がうかがえるカウンターの端の席で、それとなく見ていると、ちゃんぽんが2つ完成してトレーに載せられたところで動きが止まった。5秒、10秒……。
どうなってるんだろう… とちょっとドキドキしかけたとき、2階からピーピーを持ったおねえちゃんが下りてきた。
2階はフードコートシステムらしい。なるほど。

すぱいすらーめんは、ロースののったラーメン。
ロースとは豚ロースの唐揚げで、一般的には排骨(パイコー、パーコー)などと呼ばれる「肉の万世」で有名なアレである。

こちらの一番人気の特製ちゃんぽんとは、ちゃんぽんの上にこのロースがのったもの。
僕以外の全員の注文が特製ちゃんぽんだったという。
パーコー麺が食べたい気分だったんだい! ( ̄ヘ ̄; )

すぱいすらーめんは、しっかり甘辛な味が入りニンニクなどで香り付けされたロースと、あっさり懐かし系のラーメンスープとのコントラストが面白い。
セットのぎょうざ2個というのは、小鉢感覚のちょっとした付け合わせのように思えて、実はそうではない。

サイズがデカく具のみっしり詰まったギョーザで、ラーメン・半ライスとちょうどバランスするのが2個… という感じ。
キャベツの歯応えがザクザク残るワイルド系で、にんにくもガッツリ。

お客はほぼ常連さんで、「〇〇さん、いつもの?」みたいな対応。
まるで半世紀近く、この場で営業してきたかのようだ。

[DATA]
すぱいす
東京都東村山市本町4-6-13
[Today's recommendation]

https://youtu.be/xFrGuyw1V8s
「Dancing Queen」は1976年のスマッシュヒットチューン
https://youtu.be/M1Y69hZ1-r0
ABBAは2021年、40年ぶりに復活




東村山のソウルフード「すぱいす」のちゃんぽんが復活し、ファンを狂喜させているらしい。
1976年創業のラーメン・ちゃんぽん店「すぱいす」は、西武新宿線東村山駅付近連続立体交差事業に伴い2021年10月、惜しまれつつ店を閉めた。
閉店理由が高架化工事に伴う立ち退きなだけに当初から移転再開のうわさはあったが、昨年11月19日、待望の復活となった。

場所は、旧店舗のあった府中街道の1本東に平行して通る市役所通りで、直線距離にして185mの水平移動。
以前「野口製麺所 本町店」の入っていた物件で、そのあとカレー&モツ料理の「このものがたり」が営業していた。

ファサードに堂々と“東村山本町のソウルフード”と。
つまりこちらのちゃんぽん、「ますや」の肉汁うどんやら「笹本だんご店」の焼きだんごやら「ポールスタア」の黒焼きそばやらと並び称されるたべもの。
ただし、東村山“本町”の… と、打ち出しは控えめ。

客が引けるであろうランチタイムぎりぎりの13:50に入店。
「野口製麺所」にはよく入っていたので店内の様子は想像でき、狭いんじゃないの…? と危惧していたが、実際ゲキセマでカウンター7席のみ。
以前の店は駐車場完備で40席ほどだったので、縮小感は否めない。

ちょうどお会計のお客さんが持ち帰りを頼んだり? と、ちょっとゴタついて席に通されるまで時間がかかったんだが、その間2階から(外階段を)下りてきて「ごちそうさま」とあいさつしていったお客がいる。
2階も使っているようで、ゲキセマには違いないが全体で上記の2倍ほどのキャパはありそう。
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注文は、ランチタイムサービスから、すぱいすらーめんセット(醤油)。
さんざん引っ張っておいて、まさかの非ちゃんぽん ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
厨房の様子がうかがえるカウンターの端の席で、それとなく見ていると、ちゃんぽんが2つ完成してトレーに載せられたところで動きが止まった。5秒、10秒……。
どうなってるんだろう… とちょっとドキドキしかけたとき、2階からピーピーを持ったおねえちゃんが下りてきた。
2階はフードコートシステムらしい。なるほど。

すぱいすらーめんは、ロースののったラーメン。
ロースとは豚ロースの唐揚げで、一般的には排骨(パイコー、パーコー)などと呼ばれる「肉の万世」で有名なアレである。

こちらの一番人気の特製ちゃんぽんとは、ちゃんぽんの上にこのロースがのったもの。
僕以外の全員の注文が特製ちゃんぽんだったという。
パーコー麺が食べたい気分だったんだい! ( ̄ヘ ̄; )

すぱいすらーめんは、しっかり甘辛な味が入りニンニクなどで香り付けされたロースと、あっさり懐かし系のラーメンスープとのコントラストが面白い。
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セットのぎょうざ2個というのは、小鉢感覚のちょっとした付け合わせのように思えて、実はそうではない。

サイズがデカく具のみっしり詰まったギョーザで、ラーメン・半ライスとちょうどバランスするのが2個… という感じ。
キャベツの歯応えがザクザク残るワイルド系で、にんにくもガッツリ。

お客はほぼ常連さんで、「〇〇さん、いつもの?」みたいな対応。
まるで半世紀近く、この場で営業してきたかのようだ。

[DATA]
すぱいす
東京都東村山市本町4-6-13
[Today's recommendation]

https://youtu.be/xFrGuyw1V8s
「Dancing Queen」は1976年のスマッシュヒットチューン
https://youtu.be/M1Y69hZ1-r0
ABBAは2021年、40年ぶりに復活




冷やし中華にも、のせてみました! 【すぱいす】
2020.07.22
Instagramの自分の投稿を眺めていて重大な事実に気がついた。
ラーメンの写真が1枚もないのだ。
インスタを始めたのが3月29日。
少なくとも4カ月近く、(お店で)ラーメンを食べていないことになる。
最後に店内飲食をしたのがその2日後の3月31日。つまりインスタ開始と前後してステイホームの局面に入っている。
以後、インスタもブログも、掲載しているお店の料理はすべてテイクアウトの品である。ラーメンのテイクアウトは、さすがに考えにくい… と。
ちなみに、焼きそばはこの4カ月で4回投稿している。
焼きそばといえば祭りの屋台の定番であり、持ち帰りにも抵抗がないのだ。
ならば出前の品を考えたらどうか。
焼きそばよりもラーメンに近い(かどうかの議論はおいといて…)、冷やし中華。
冷やし中華といえば出前、出前といえば冷やし中華。子どものころ冷やし中華は出前専門のメニューだと思っていた… のは僕だけ? `s(・'・;) エート…
とにかく冷やし中華なら持ち帰りにさほど抵抗を感じないはず、と思えたのだ。
なお、昭和のころラーメンも出前の定番だったが、あれはあまり思い出したくないシロモノなのでここでは触れない。

冷やし中華といえば、ぜひ食べてみたいものがある。

去年、マサさんのブログ「東村山グルメ日記2」で知った本町のラーメン店「すぱいす」の冷やし中華。
オリジナル豚ロースから揚げ(ロース)入りの個性派である。

ロースとは、一般的には排骨(パーコー;パイコー)と呼ばれるアレ。ラーメン界では「肉の万世」のパーコー麺が有名。
「すぱいす」はパーコー(ロースだって ヾ(・・ )ォィ)が名物で、ラーメンにも看板メニューのちゃんぽんにものせてくる。

この冷やし中華、ほかの具材はクラゲ、錦糸卵、キュウリ、ワカメ、紅ショウガと標準的である。

つまり普通の冷やし中華のハムがパーコーに変わっただけ(ロースだってば ヾ(・ε・。) ォィォィ)と、サラッと流してみたが、どうでしょう。ハムとこのものでは、その差は歴然たるものがある。

780円という価格は冷やし中華としてやはり標準的なだけに、なおさら格差が際立つ。
写真ではわからないが、麺量は相当多いということを申し添えておきたい。

冷やし中華の甘酸っぱいタレとカラッと揚がったロースの相性は悪くない。
あくまでもB級なたべものである冷やし中華の展開として、かなり秀逸なものを感じた。

[DATA]
すぱいす
東京都東村山市本町1-4-1(移転)
[Today's recommendation]



https://www.youtube.com/watch?v=pvh-ieuM8yg


立川の某ホテルへ、のっぴきならない用事で
Instagramの自分の投稿を眺めていて重大な事実に気がついた。
ラーメンの写真が1枚もないのだ。
インスタを始めたのが3月29日。
少なくとも4カ月近く、(お店で)ラーメンを食べていないことになる。
最後に店内飲食をしたのがその2日後の3月31日。つまりインスタ開始と前後してステイホームの局面に入っている。
以後、インスタもブログも、掲載しているお店の料理はすべてテイクアウトの品である。ラーメンのテイクアウトは、さすがに考えにくい… と。
ちなみに、焼きそばはこの4カ月で4回投稿している。
焼きそばといえば祭りの屋台の定番であり、持ち帰りにも抵抗がないのだ。
ならば出前の品を考えたらどうか。
焼きそばよりもラーメンに近い(かどうかの議論はおいといて…)、冷やし中華。
冷やし中華といえば出前、出前といえば冷やし中華。子どものころ冷やし中華は出前専門のメニューだと思っていた… のは僕だけ? `s(・'・;) エート…
とにかく冷やし中華なら持ち帰りにさほど抵抗を感じないはず、と思えたのだ。
なお、昭和のころラーメンも出前の定番だったが、あれはあまり思い出したくないシロモノなのでここでは触れない。

冷やし中華といえば、ぜひ食べてみたいものがある。

去年、マサさんのブログ「東村山グルメ日記2」で知った本町のラーメン店「すぱいす」の冷やし中華。
オリジナル豚ロースから揚げ(ロース)入りの個性派である。

ロースとは、一般的には排骨(パーコー;パイコー)と呼ばれるアレ。ラーメン界では「肉の万世」のパーコー麺が有名。
「すぱいす」はパーコー(ロースだって ヾ(・・ )ォィ)が名物で、ラーメンにも看板メニューのちゃんぽんにものせてくる。

この冷やし中華、ほかの具材はクラゲ、錦糸卵、キュウリ、ワカメ、紅ショウガと標準的である。

つまり普通の冷やし中華のハムがパーコーに変わっただけ(ロースだってば ヾ(・ε・。) ォィォィ)と、サラッと流してみたが、どうでしょう。ハムとこのものでは、その差は歴然たるものがある。

780円という価格は冷やし中華としてやはり標準的なだけに、なおさら格差が際立つ。
写真ではわからないが、麺量は相当多いということを申し添えておきたい。

冷やし中華の甘酸っぱいタレとカラッと揚がったロースの相性は悪くない。
あくまでもB級なたべものである冷やし中華の展開として、かなり秀逸なものを感じた。

[DATA]
すぱいす
東京都東村山市本町1-4-1(移転)
[Today's recommendation]



https://www.youtube.com/watch?v=pvh-ieuM8yg


立川の某ホテルへ、のっぴきならない用事で
パーコー論争の行方は? 【すぱいす】
2017.08.16
「すぱいす」は東村山でも屈指の人気ラーメン店である。
どれくらい人気かというと…
今日2時近くに行ってみたら駐車場に5~6台、そしていままさに右折で入ろうとしている車が1台。

こっちは時間も遅いしガラガラだろうと決めてかかって気が緩みきっているから、この想定外の事態にすっかりひるむ。
だいたい混むのは苦手なので、混みそうな店は時間をずらすようにしているんだが、その見通しがまるで甘かった。
――というくらい、この店は人気らしいのだ。

そのまま素通りしてあてもなくさまよい、そうなるともうどこも決められないというネガティブスパイラルに陥り、そのうち雨が降りだすという昨日のループが発動して抜け出せなくなる。
1時間後にこの線路際のラーメン屋に戻ってきているのである。

3時すぎではさすがに客は引けて2人。
右奥のカウンター席に座っていたら、水を持ってきたお店のおばさまが「テーブル、いいですよ」と勧めてくれるので、お言葉に甘える。
注文はすぱいすらーめん(しょうゆ)750円。
すぱいすらーめんとは豚ロースの竜田揚げがのっている、すなわちパーコー麺である。僕はパーコー麺方面にはちょっと思い入れがあるのだが、特にパーコーがカレー風味であるべきという点では譲れないものがある(「弘華飯店」参照)。
ときにここのすぱいすらーめんのパーコー(この店では“ロース”と呼ぶ)はカレー風味ではない。そのことは以前食べて知っている。
その点は譲れないという話はどうなったと追及されれば返す言葉もない。
でもまあ、ここはひとつ別枠で、という政治的ご都合主義的対応を求められれば、それを否定するものでもない。別に誰にも求められていないが。

実際、これは前に食べたときよりもしっかりおいしい。
というか、前回はカレー風味か否かを確かめるというところに目的意識が置かれていたため、その先をあまり覚えていない。
店名に反してスパイシーとはいえないが、甘辛でニンニクなどでしっかり味・香りの付いたロースは、あっさりだけれども別系統のだしの効いたラーメンスープと、最初コントラストを楽しめ、しだいに溶け合っていく。ニラがいい仕事をしている。

この店はちゃんぽんが人気で、そこにロースをのせるという独創性がうけている。
カレー風味のパーコーとは違う、それぞれの道なんだが、それはそれこれはこれ、でいいんだろうと思う。

[DATA]
すぱいす
東京都東村山市本町1-4-1(移転)
[Today's recommendation]

https://www.youtube.com/watch?v=FHsDcG-31PM


「すぱいす」は東村山でも屈指の人気ラーメン店である。
どれくらい人気かというと…
今日2時近くに行ってみたら駐車場に5~6台、そしていままさに右折で入ろうとしている車が1台。

こっちは時間も遅いしガラガラだろうと決めてかかって気が緩みきっているから、この想定外の事態にすっかりひるむ。
だいたい混むのは苦手なので、混みそうな店は時間をずらすようにしているんだが、その見通しがまるで甘かった。
――というくらい、この店は人気らしいのだ。

そのまま素通りしてあてもなくさまよい、そうなるともうどこも決められないというネガティブスパイラルに陥り、そのうち雨が降りだすという昨日のループが発動して抜け出せなくなる。
1時間後にこの線路際のラーメン屋に戻ってきているのである。

3時すぎではさすがに客は引けて2人。
右奥のカウンター席に座っていたら、水を持ってきたお店のおばさまが「テーブル、いいですよ」と勧めてくれるので、お言葉に甘える。
注文はすぱいすらーめん(しょうゆ)750円。
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すぱいすらーめんとは豚ロースの竜田揚げがのっている、すなわちパーコー麺である。僕はパーコー麺方面にはちょっと思い入れがあるのだが、特にパーコーがカレー風味であるべきという点では譲れないものがある(「弘華飯店」参照)。
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ときにここのすぱいすらーめんのパーコー(この店では“ロース”と呼ぶ)はカレー風味ではない。そのことは以前食べて知っている。
その点は譲れないという話はどうなったと追及されれば返す言葉もない。
でもまあ、ここはひとつ別枠で、という政治的ご都合主義的対応を求められれば、それを否定するものでもない。別に誰にも求められていないが。

実際、これは前に食べたときよりもしっかりおいしい。
というか、前回はカレー風味か否かを確かめるというところに目的意識が置かれていたため、その先をあまり覚えていない。
店名に反してスパイシーとはいえないが、甘辛でニンニクなどでしっかり味・香りの付いたロースは、あっさりだけれども別系統のだしの効いたラーメンスープと、最初コントラストを楽しめ、しだいに溶け合っていく。ニラがいい仕事をしている。

この店はちゃんぽんが人気で、そこにロースをのせるという独創性がうけている。
カレー風味のパーコーとは違う、それぞれの道なんだが、それはそれこれはこれ、でいいんだろうと思う。

[DATA]
すぱいす
東京都東村山市本町1-4-1(移転)
[Today's recommendation]

https://www.youtube.com/watch?v=FHsDcG-31PM

