タイのおふくろの味は、フトコロにも優しく 【メースィールアン 久米川店】

2019.01.11

 久米川駅近辺での昼ごはん。
あるお店を提案されたが、節約中である旨を伝え、安く食べられるところを数店提示。その中から相方が選んだのがタイ料理店「メースィールアン」。
タイ料理という時点でそもそもボトムラインが低くない印象があるが、このお店は常識外れに安い(と僕は思っている)。


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「MAE SRI RUAN」だった店頭の置き看板が「タイのお母さんの味 メースィールアン」に変わっていた。
開店から8年半、どんどん街に溶け込んでいく感じ。
ちなみに“mae sri ruan”はタイ語で“よい奥さん(お母さん)”だそうだ。


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「パッタイとグリーンカレーかなぁ…」と言いながらお店に向かっていたが、前に入ったときもそうだった気がするし…。
調べてみるとそのとおりで、しかも前回のブログ記事には

――われわれはふた月続けて同じ組み合わせのタイ料理ランチにしたという事実が浮かび上がる。しかもそれと気づかずに …( ̄  ̄;) ムム…

と書いている。
まったく進歩がないと言わざるを得ない。
ということで、食べたことないもの食べる路線に方針を変えました。
タイラーメン550円、チャーハン600円を注文。


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先客はお店のおかあさんの同胞と思われる女性1人だったが、僕らのあとに2組3人。
トータル4組6人だが、お店は1人体制なのでそれでもけっこう大変そうだ。


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実は大変なのは製造工程をじっと見ている僕のような客で、あ、のびる… とか、冷める… とかハラハラするのだが、おかあさんは悠然たるもの。


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タイラーメンはあっさり塩味の、いわゆるセンレック・ナーム。
以前、吉祥寺のタイ料理店やベトナム料理店(ともに閉店)でこういう汁そばを食べたことがあるので、イメージどおり。


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薄味の麺料理を卓上調味料セット“クルワンプルーン”で調整しつつ食べるのが本場スタイルらしい。
ナンプラー、唐辛子入り酢(プリックナムソム)、粗びき唐辛子(プリックボン)、砂糖(ナムターン)のうち、砂糖を除く3種で味を調整。どんどんおいしくなる。


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一方チャーハンは、以前歌舞伎町の「バンタイ」で食べた塩チキンライス風を予想していたら、色も味も濃いめの焼きめし風。
大きいタマネギスライスとカリッと炒められた豚ばらの塊がいいアクセントとなる。


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2人で1150円、タイ料理としては破格だと思いません?
で、割り勘にしてもらって(笑)、僕は550円。
この3日で昼食代1550円と、だいぶフトコロが持ち返してきた感じ。


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[DATA]
メースィールアン 久米川店
東京都東村山市栄町2-23-4



[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2




https://www.youtube.com/watch?v=SSKBNiAdlgg


コスパ最強、素材も味も満足のタイ料理 【メースィールアン 久米川店】

2018.08.29

 タイ料理の相場というものを知らないが、久米川の「メースィールアン」はコストパフォーマンス的に最優良なんじゃないかとみている。


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比較になって申し訳ないが、先月入った同じ久米川のタイ料理店「サワディー」には、20年通っていることに免じて引き合いに出すことをお許しいただくとして、たとえば2人でグリーンカレーとパッタイを食べたとする。


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「サワディー」の場合1550円で、これはこれで都会価格から見れば恐ろしくコスパ良好となるはずだが、「メースィールアン」は1300円。これはタイ料理に限らず、いまどきなかなかない優秀なレベルといえる。


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視点を変えると、われわれはふた月続けて同じ組み合わせのタイ料理ランチにしたという事実が浮かび上がる。しかもそれと気づかずに …( ̄  ̄;) ムム…
大好きなパッタイはいつも頼むとして、もう1品、「たまにはカレーにしようか」なんて発言もあったように思う。行き当たりばったり感は否めない。


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店内はスナックの居抜きのようなムーディなつくりで、エキゾチックな装飾は控えめ。ワイドショーの流れる大型モニターもカラオケスナック的である。


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カウンター席のほか、4人テーブル1卓、2人テーブル3卓。
調理担当のタイ人のおばちゃんと接客係の日本人のおっちゃんの2人体制。


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初めて入ったのが2011年で、タイの大洪水があった年。お店のおばちゃんは被災した故郷にしばらく帰っていたとのことで、浸水したレストランで水と一緒に入り込んだ大蛇が捕獲されたというようなことを話していた。
2011年といえば東日本大震災で故郷の当時両親が住んでいた家は津波に遭い、大蛇どころじゃない大ごとになっていたのだが…。
防災の日が近いからか、タイ料理を食べて災害について考えさせられる。


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自然災害といえば、1993年の記録的冷夏ではタイ米騒動が起きた。
凶作の対策として緊急輸入されたタイ米が不評で、売れ残ったタイ米と日本米をセットで売り出す米屋も出現、タイ米がごみとして出されるという悲しい出来事も。


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その後、エスニック料理が浸透してタイ米(インディカ種)は正しく評価され、むしろこだわりの食材のイメージが確立されていったのは、タイ米好きとしてはうれしい流れ。

で、こちらのグリーンカレーのご飯はタイ米。軽い食味が、さらりとしたカレーによく合う。


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店内に目をやると、入り口近くの棚にジャスミンライスとプリントされた米袋がある。
タイ米の最高級品だ。


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パッタイの麺の太さを選べる店もあるようだが、こちらのは細麺。
甘めの味付けだからか、あたりが柔らかい感じがいい。


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おっちゃんに調味料を勧められる。
ただし、ナンプラーは、かけすぎるとしょっぱくなる。酢は、けっこう味が変わる。
うーん… それはそうだろうな。

どちらも安定のおいしさでボリュームがあり、なかなか満足。


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お会計をお願いすると、「おなか、いっぱいですか?」と聞いてくるおばちゃん。本当に人がよさそう。
働き者だし、人好きだし… という感じ。
日本もずっと好きでいてくれるといいな、と心から思った。


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[DATA]
メースィールアン 久米川店
東京都東村山市栄町2-23-4



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『Houses of the Holy』

https://www.youtube.com/watch?v=CxEu0QN6nzk



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◆ 猫写真はこちら その1 その2


街の小さなタイ料理店 【メースィールアン 久米川店】

2017.07.19

 タイ料理が食べたくなったので、手近なところで久米川の「メースィールアン」へ。

この店は2010年開店だから丸7年。もっと長くやっているような気もするが、新規店の生き残りの難しい久米川で7年は長いほうだからそう感じるのかもしれない。
研究開発分野で事業化達成への3つの関門(魔の川、死の谷、ダーウィンの海)がよくいわれるが、飲食店が久米川で根づくのにもそういう障壁がありそうだ。麺〇小僧の崖、とか…。

7年という年月はそういう谷や崖をすでに越えたものと見なせるので、先週の「清香屋」同様、街の一員として、古くからある店とも変わりなく接していきたいと思うのである。
もちろん、できたばかりのお店を応援しないという意味ではないんだけど。


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店内は3分の1ほどをカウンターが占め、スナックの居抜き的なつくり。客席はカウンターのほか4人テーブル1卓、2人テーブル3卓。僕は入って左、カウンターのきわのテーブル席に着く。
店員は、ホール係が人のよさそうな日本人男性で、カウンターの中にタイ人と思われるおばちゃん。この方と、カウンター席のやはり外国人女性が、現地語で世間話をしている風。


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5年ぐらい前に入ったことがあるが、こういうおばちゃんだったかなぁ…? と、記憶がつながらない。そのときは女性1人で切り盛りしている様子だった。
で、いま書いていて思い出したんだが、そこでタイの大洪水の話になったんだから2011年だ。女性は実家が大変だからしばらく帰郷していた、とかそんな話。


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僕のあと、ゴスロリっていうのかなぁ、そういうファッションで肌が真っ白の痩せすぎの若い女性が目の前のテーブル席に着く。そのあと、EXILE系っていうのかなぁ、肌が真っ黒のひげを生やした若い男性がすぐ横のカウンター席に着く。
どっちもいまどきの若者像なんだろうけど、あまりにも傾向の違うものが同時に視界に入ってくるので不思議な感覚だ。ゴスロリで汁なしラーメンというミスマッチも、なかなか。


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高低差と座っている角度により厨房内は見えないので、聴覚と嗅覚を頼りに進捗状況を探るしかない。たぶん僕のパッタイだと思うんだが、けっこう炒め時間が長い。その間、数度にわたって劇的に匂いが変わる。
はじめ卵を炒めるような香ばしさ、次にだし系なのか何ともいえない濃厚な匂い、続いてすっぱそうな揮発成分が立ち上り、最後、大量の湯気とともに焦げ臭さが充満する。これにはさすがに不安になった。

タイ焼きそば(パッタイ)600円。焦げてはいない(笑)。っていうか、すごくおいしそう。
続いてスープと4種の調味料(粗びき唐辛子、酢、ナンプラー、砂糖)が出される。タイ料理店に1人で入るのは初めてだが、うまい具合に隅っこの席に収まってすっかりくつろいじゃってるので、この際じっくり味の変化を楽しんでみようという気になる。


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麺は思っていたのと違って細麺(センレック?)。具は卵、鶏肉、モヤシ、ニラに、砕いたピーナツのトッピング。味付けはけっこう甘め。
この甘いということで、調味料の方向性は酢メインということにおのずと決まってくる。酢を何回かかけ、ナンプラーを少々。酢に唐辛子が漬けてあってけっこう辛いので、粉唐辛子は使わない。砂糖ももちろん使わない。
こんな感じで、気づいたらかなり濃い味になってしまっていた。

なんだかんだいって、これはたいへん満足のいくランチだ。味も量も僕には申し分なく、これで600円というのはちょっと驚き。
ランチメニューはほかにもラーメン、カレー、チャーハン… とそろっている。これは案外通っちゃうかもしれないなと、いま思っている。


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[DATA]
メースィールアン 久米川店
東京都東村山市栄町2-23-4



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『Return to Forever』



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