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自然に街に溶け込む超老舗 【巴屋 本店】

2020.03.15

 このところ“多摩地区を代表する”とか“多摩地区最高峰”とか大仰とも受け取られかねない評価を乱発していて、言葉の重み的に問題あるなぁ… と反省してるんだが…。
その舌の根の乾かぬうちに、こちら“多摩地区きっての”老舗そば店「巴屋」。


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創業1830(天保元)年。大仰でもなんでもない老舗中の老舗。のれん分けして関東に55店舗(2018年)という「巴屋」(巴屋同盟会)の総本山である。

――当店は天保元年(1830年)に麹町で創業。その後、戦争により疎開して 久米川に移転し、現在は5代目と6代目で頑張って営業して、この地では70年以上営業してまいりました。(お店HPより)


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空堀川沿いを散歩中、「うどんが食べたい」という人がいて、近いところで「巴屋」に。


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自分的には、そばのセットを開拓したいお店だったので、店頭にセッティングされているメニュー帳をめくり、天重合わせ1200円かな… と入ってテーブルの品書きを見直すと、ミニ天丼セット1050円というものがある。


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天ぷらは、えび・なす・まいたけ。何ら不満のないラインアップで、躊躇なくそちらに変更。
うどんの人は、けんちんうどん800円。


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こちらは映画『あん』に実名で登場するお店でもあり、そのへんはこちらのサイトを参照していただければと思う。


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けんちんうどんのうどんは丸く、スーパーで売られるゆでうどんのように見えるが、食べてみるとかみ応えがあり、しっかり小麦の香りが感じられる一品。


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具のバリエーションが豊かで、大根や里芋などの根菜をはじめしいたけ、さつま揚げ、油揚げ、豚肉にインゲンで彩りがよくまとめられている。


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まずミニ天丼の量の多さに驚かされる。
もり or かけから、そばはもりを選んでおり、それも普通の量があるからセットとしては相当な量になる。
はっきり言ってこのセット、超オトク。


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こちらでつけそばを食べるのは実は初めてかも。
これまで食べた天ぷらそばやおかめそばや冷やしたぬきそばなどで必ず引っ掛かったのがつゆの甘さだが、もりそばでは気にならないのが不思議。
そのあたりが創業200年…?


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そばもおいしく接客も気持ちいい6代目である。


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[DATA]
巴屋 本店
東京都東村山市栄町2-21-29
https://tomoeya.jimdofree.com/





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1830年初演『幻想交響曲』
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カワセミの営巣行動(空堀川 / 栄町1丁目)。つがいで河床から飛び立って土手に穴を掘る(中央の青く光る点)。スマホでは精いっぱいのズームで、カワセミだから辛うじて確認できるが、これがカワガラスだったらどうにもならないという(笑)




江戸の老舗のおかめそば 【巴屋 本店】

2017.04.06

 知る人ぞ知る東村山市内屈指の老舗そば屋「巴屋」。
市内どころか都内でも十分勝負できるくらいに歴史が古い。
何しろ江戸時代創業、「巴屋」の暖簾を掲げるそば屋の総本山である。

お店のホームページには、「天保元年(1830年)に麹町で創業」「戦争により疎開して久米川に移転」「この地では70年以上」「現在は5代目と6代目で頑張って営業」とある。


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そんなすごい店なのに全然すごく見えないところがすごい。街の大衆そば屋にしか見えない。実際、品ぞろえも味もまったく普通の街そばである。
ひけらかさず自然体なのは好ましいが、でももうちょっと偉ぶってもいいのではないかとも思う。なんかもったいない。


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おかめそばというものはたまに食べてみたくなって、まあ、たまにといっても15年に1回くらいだから(笑)生まれて2~3回しか食べたことはないのだが、なぜか本日そのターンがやって来た。
老舗にふさわしい粋な感じがするからか。


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このものの登場もやはり江戸時代である。

――幕末に江戸の下谷七軒町に存在した太田庵が発祥で、松茸や湯葉、かまぼこ等の具がおかめの顔に見立てて配置されている。現在ではかまぼこ以外の具は省略されるか別の食材に置き換えられることが多い。(Wikipedia)


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おかめそば700円は、なかなか味わい深い造形をなす。たれ目、ほお高、ししっぱな。それ以上にいい仕事をしているのが竹の子と椎茸。絶妙な口元の表情。
おかめはお多福ともいい、福が多く縁起がよい。

こうやってあらためておかめの表情を見ていると、不思議と歳月の積み重ねのようなものがにじみ出て、味わいを増すようだ。
老舗たるゆえんか。


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決して高級ではないが、庶民に寄り添い長く愛されてきた。偉ぶる必要などない。
そんなおかめそばのような老舗があってもいい。


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[DATA]
巴屋 本店
東京都東村山市栄町2-21-29
https://tomoeya.jimdofree.com/




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