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節分そばを葉わさびせいろで 【ますも庵】

2020.02.03

 去年の節分に“節分そば”という話になった。
節分も年越しだから、年越しそばをたべたい… と。


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旧暦はご存知のように月の満ち欠けで日付を決める太陰暦である。新月が毎月の1日。
ところが月の満ち欠けの周期は約29.5日で、これを12カ月続けると29.5×12=354で、1年365日とは11日もずれが生じる。10年で約110日で、9月中旬には次のお正月が来てしまう計算だ。
それを調節するシステムとして機能しているのが二十四節気。たとえば立春の定義が“太陽黄経が315度”(春分=0度を起点とする)であるように、二十四節気はれっきとした太陽暦である。
すなわち、(具体的調節法は複雑なので省略するが)旧暦は正確には“太陰太陽暦”と呼ばれるハイブリッドカレンダーなのである。

ところで、旧暦では立春に最も近い新月の日を正月1日(元日)と定める。つまり、暦の上での正月は日付上の便宜的なものであり、実質的には立春が新年という考え方。その名残として、立春前日の節分を“年越し”と呼ぶ地方がいまも残っているのである。


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――と、くどーい説明で恐縮だが、節分そば。
実際に“節分そば”なる古い風習が残っている地方があるらしい。それは出雲、戸隠といった有数のそばどころらしい。
ということで、今年も単独行動的に節分そば。


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「ますも庵」はほぼ1年ぶり。
前回食べようとしたが品書きを見つけられず、結局それから1年たってしまった“葉わさびせいろ”。


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実はこのところずっと店頭にでっかい看板が出ていて、せかされているようで気持ち悪かったんだが、さすがに真冬に食べる気にはならず、感覚的にはようやく時機到来かな… というのがもう一つの来店動機であったりする。


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「葉わさびせいろ」と注文すると、「せいろは十割と磯切りがありますが」とお店のおかあさん。
磯切りは海苔を練り込んだ変わりそばとのこと。
十割はいつも食べているので、せっかくだから“10枚限定 葉わさび磯切り升せいろ”に。


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やって来た葉わさびせいろは、漠然と想像していたような盛り付け。
木枠のせいろにそばを盛り、その上に葉わさびを散らしてある。


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葉わさびはしょうゆ漬け。
みりんか酒の甘味で抑えられ刺激が立ちすぎることはないが、それでもときどきツンと鼻に抜ける清冽な香り。
辛味成分アリルイソチオシアネートは、節分の邪気払いにも効果あり? (-ω-ゞ


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磯切りそばは薄っすらと緑がかり、濃緑の葉わさびとのコントラストが美しい。
目を引く色味に比して風味では海苔の存在感は控えめで、ほのかな磯の香はむしろそばの香りを引き立たせるように感じられた。


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薬味におろしワサビも添えられ、Wワサビを楽しむ


早春の息吹が感じられる節分のお食事。
明日は立春。春は来ぬ。


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[DATA]
ますも庵
東京都東村山市本町2-16-30





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定食屋「かぎしっぽ」で話題になった散歩猫(久米川 ウイング通り商店街)




春は来ぬ? 来ず? 【ますも庵】

2019.02.08

 金曜の昼は西武新宿線沿線駅で相方と落ち合って食事にするのがお決まりになっている。先週は久米川の「あぷれん堂」、先々週は田無の「珈樹苑」、その前は小平の「豚たつ」という具合。

仕事のいま抱えている分は連休前に納品してしまいたい、意地でも…
というのがあって、今日は外食しているヒマなどないはずだが、今週前半そういうのが続いたこともあり、ここは慣例どおりお出掛けしたい。意地でも。


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ということで比較的近場、東村山駅近くのそば処「ますも庵」へ。


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以前よく使っていた「ますも庵」に最近めっきり行かなくなり、家族にぶつくさ言われていた。この際、遠出できない状況を逆手にガス抜きしとこうという狙いが一つ。
もう一つ、毎年タイミングが合わずに時期が過ぎてしまっている気になる季節メニューをいただくちょうどいい機会だとも思った。


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「お店に13時すぎ」とLINEが入り、13:05に入店。相方はすでに席に着いており、すぐ横にお店のおばちゃんが控えている。
思えばその様子を見て少し慌ててしまったのが敗因。
急いでお目当ての季節メニューを探す。


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この店はメニュー帳が10ページほどもあり、ほかにも壁に木札や短冊がびっしりで、言ってみれば品ぞろえは混とんとしている。
慌てているとき、探しているものが絶対に見つからないパターンだ。
「お決まりですか」と進み出るおばちゃんに2度までお下がり願い、探し続けるも見つからず。
とうとう諦めました (-_- ; ウーム……


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注文は、いつものざるそばセットを、いつものミニいか天丼で。こればっか…(笑)。
相方は、ランチメニューのもつ煮うどんセットをミニ穴子天丼で。


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そうは言っても、そばはいつもどおりおいしい。
細切りの香りのよいそば。冷水で締めた凛としたたたずまいがなんともそそられる。
都心の名店といわれる店と遜色ないと思うのだが、それがこの値段で食べられるのはうれしい。


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セットで付くいか天丼はげ、ぞとえんぺらの天ぷら。
夜は飲み屋として繁盛する店だから、いかの胴部分は刺し身で供されるのだろうか。


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うどんは埼玉の地粉を使った武蔵野うどん。温かいつゆで香りが立ち、優しいかみ心地で麺のおいしさを十分に味わう。そば屋だけれど、うどんもお勧め。


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もつ煮うどんは“創業以来30数年作り続けたヒットメニュー”だそうだ。


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食べようと思っていた季節メニューとは、ワサビ葉を使った冷たいそば。毎年この時期店頭に品書きが張り出される。さっき入る前に表の張り紙を探したが、季節限定は山菜そば方面しか見当たらない。お店のおばちゃんに聞くにも品書きを最後に見たのが1年前のことだから記憶があいまいで、うまく説明できそうにない。


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――というようなことを食べながら話しつつふとテーブルの隅に目をやると、七味唐辛子の向こうに小さいメニュースタンドが…
“葉わさびせいろ880円”
「そうそう、これ。これを探してたの(苦笑)」
今年も、春は来ず…?


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ますも庵
東京都東村山市本町2-16-30





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たぬきにあらず! な絶品たぬきうどん 【ますも庵】

2017.12.24

 秋に庭が大変なことになって、復旧させる気力も出ないので放置してあったが、さすがにそのまま年を越すのは気持ちが悪い。午前中いっぱいかけて徹底的に庭掃除をした。表向き、だいぶきれいになった。
年末モード突入、といった感じ。

久しぶりに体を使ったので、喉は渇くし腹は減るし。
「お昼、何食べる?」と聞くと、
「ますも庵のたぬきうどん」と即答するツレ。
「うどんかぁ。うどん屋とすると…」


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「ただのうどんじゃなくて、ますも庵のたぬきうどん食べたいの」と、一歩も引かない構え。「だいたいさぁ、私、ますも庵にずいぶん行ってないんだよね!」
しまいには怒りだした。


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そうなのだ。
おもしろそうなとこ見つけた、とか、あそこ1人で入るの怖いから、とかいって、ツレが休みの週末は新規開拓に使うことが多い。そのあおりで昔なじみのお店でご無沙汰しちゃってるところがずいぶん出てきてしまってる。

「申し訳ありませんでした…!」
とツレとますも庵に平身低頭わびを入れつつお店に向かう。
でもあとで調べたら僕個人としてはますも庵は今年4回目。店にわびることもなかったな。


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東村山駅前の「ますも庵」は、店頭に立つのぼりが物語るように、十割そばと地粉うどんの両方が売り。
そばの名店にして、うどんのレベルも聖地・東村山トップクラス。
そういえば、ツレは昔、よくここのたぬきうどんを食べていた。

それにはちゃんと理由がある。


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注文は、たぬきうどん780円と、午前中の奉仕のご褒美で僕が鉄鍋うどん1150円。


ご存じのとおり、“たぬき”は“種抜き”の転訛とされる。
天ぷらのタネ抜きであるところの天かす(揚げ玉)を入れるうどん・そば料理である。


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だとすると、ますも庵のたぬきは、たぬきとはいえない。
タネ入りなのである。ネギがたっぷり。
ネギ天そば・うどんといってもおかしくないくらい、ネギたっぷりである。

味の方向性としてはかき揚げそば・うどんとほぼ同じ。それがたぬき価格で食べられるお得メニューということ。


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熱々の“たぬき”が油膜を張って、最後までアツアツ。
地粉の香る武蔵野うどんとかき揚げは相性バツグンなので、このたぬきうどんがおいしくないわけがないのだ


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鉄鍋うどんの具は、海老天、かまぼこ、卵、干し椎茸の甘辛煮、ブナシメジ、ネギ、ニンジン、カイワレ、そして揚げ餅。
鉄鍋で煮込んであるのに、うどんはしっかりした歯応えを残す。いろんな具に負けず麺そのものの存在感がきっぱりしていて、普通の鍋焼きうどんとはレベルが違う感じだ。
プリプリ海老を堪能しつつも、うどんをモソモソすすっている瞬間がいちばんシアワセ。


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ちなみにほかのお客さんは、昼飲み率80%(4人/5人)。
こっちも年末モード突入か?


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[DATA]
ますも庵
東京都東村山市本町2-16-30





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THE BEATLES HELP!
The Beatles
『Help!』(Original Motion Picture Soundtrack)




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霜にマンリョウ



 赤ずきん/東京都東村山市栄町1-10-24

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フランボワーズ330円、クレーム・オ・マロン330円、チェリータルト310円


気軽に入れる本格そばの店 【ますも庵】

2017.10.25

 東村山駅前のそばの名店「ますも庵」は、酒席にも使い勝手がよく、家族で祝い事に使ったり、知人の接待に使ったりもしている。親しいNWK氏とかと入っても接待とはいわないが、仕事先のC社のMHさんがなぜかうちに視察に? 来たときに昼食に使ったのは、いわゆる会食というケースだ。


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気取ったつくりではないので気軽に入れるが、そのわりにちゃんとした料理が出て、最後おいしいそばでしめるというのは、人をもてなすのにちょうどいい流れだと思う。末広がりな感じがする。
20時閉店という早さも尺としてちょうどよく、粋な感じがする。まあ、僕の場合は粋という概念はあまり関係ないので、閉店時間が早いからめんどくさいことにならずに済む、と言ったほうが当たってるんだが。


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10年くらい前、仙台の友人KE氏がうちに泊まりに来たときにもますも庵に入った。テレビではなぜかアメリカの指揮者レナード・スラットキンの来日公演の情報が流れていた。
なぜそれを覚えているかというと、たまたまその日、スラットキン指揮のラフマニノフ管弦楽曲全集を購入して持ち歩いていたから。そのCDを見ながら「奇遇だなあ」という話になったのだ。
なぜそんなものを買ったかというと、CD 3枚組が250円というブックオフの意味不明な値付けによる。ほとんど聴かないだろうな… と思いつつもあまりの安さについ買ってしまったんだが、実はけっこう聴いている。


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この店はそばだけでなくうどんもおいしいことで知られる。数年前からはランチサービスでうどんのセットを出すようになっている。
これはAランチ(ワカメうどんセット)とBランチ(もつ煮うどんセット)の2種類で、ミニ丼・サラダ・お新香付きで880円。

もつ煮うどんは“創業以来33年間作り続けたヒットメニュー”と書いてあり、もつ煮好きの家族に言わせると「絶品」だそうだ。


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ミニ丼は、もつ煮、穴子、イカ天、なっとう、かきあげ、ネギトロ、イクラ、カツオ、イカ刺し、シメサバの10種類から選ぶ。
「穴子と納豆で値段が変わらないのは納得いかない!」と家族。


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1時59分に入ってAランチを注文。お店のお母さんはそのままランチの看板をしまいに行ったから、本当にぎりぎりだった。
冷温選べるうどんは温かいほうに。ミニ丼はイカ天。


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武蔵野系のうどんは温かい汁うどんにするとパツパツと切れやすくなるところもあるが、ここの麺はしっかりしているから最後まで締まった食感が残る。ただし武蔵野特有のよじれのせいですすると汁が飛び散るから、やっぱり食べ方はモソモソとなる。


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ミニイカ丼は量少なめ。でも、ほんのおまけですから、という見た目のわりに天ぷらはちゃんと揚げたて。でもでも、非常に食べづらいから、ゲソとエンペラの下処理をもう少しなんとかしてほしい。それでもおいしいからいいんだけど。


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高級っぽい手打ちそばの店ではジャズが流れていることが多いが、例外的にクラシックというところもあるにはある(武蔵野やぶそば)。ますも庵は音楽ではなく、テレビがBGMというあたりも気取りがなく、気楽な感じでいいと思う。

いま、テレビではフジのワイドショー。昔クラシック情報が流れていたのはたぶんEテレだと思われ、なぜそうだったのかは謎であるが。


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ますも庵
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Rachmaninoff Orchestral Music Leonard Slatkin
Sergei Rachmaninoff
『Orchestral Music』
Leonard Slatkin(Cond)/ Saint Louis Symphony Orchestra & Chorus




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香りよい十割そば 【ますも庵】

2017.06.05

 前回「ますも庵」で食べたときは12時台なのにほかに客がいなくて驚いた。今日は1時半すぎでけっこう混んでいるが、それは普通のことなので驚かない。ただ、僕の前と横は若い男性2人組が2組。ちょっと意外な感じ。

ほかにも意外なことがあって、今日、僕は初めてここのご主人を見た。
いつも若い料理人しか見ないから代替わりした店だと思い込んでいたのだが、そば打ち場で初老の男性が打ち粉を振っている。不審げな顔してこっち見てる。僕は驚いてマヌケなリアクションでもしてしまったんだろうか?


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中央の長テーブルの端のおっさんのところに料理が出された。何げなく目をやると、もつ煮である。「ん? なんだなんだ?」と思ってよく見ると、その人の前には焼酎ボトルに氷入れ。飲み終わった空のビールジョッキまである。
普通の真面目そうな、言い換えると、しょぼくれた、うだつの上がらないタイプの初老男性なのだが、当たり前のような顔で1人、昼飲みを決め込んでいる。
ビールはよく見るが、焼酎ロックにもつ煮というのはちょっと…。本気すぎでしょう(笑)。


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注文はセイロそば780円。
ここの十割そばは引き締まった食感で、切り口がざらついているからつゆをよく持ち上げる。
まずつゆにつけずにそのまま食べてみる。とても香りがよい。この季節なのにいつもより香る気がする。かつおだしの効いた濃いめのつゆにつけていただいても、そばはしっかり香り、なんだか幸せな気分だ。


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忙しいからさっと食べてとっとと出る。だらだら食べてる若者を尻目に、そば屋の粋なたしなみのお手本のようである。
と思ったらレジに誰も出てきてくれず、やっぱりグズグズなおじさんなのだった。


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十割そばと武蔵野うどん 【ますも庵】

2017.03.01

 わが家ではほぼ夜に外食をしない。この2~3年で行ったのは、「鮨孝」、「笑顔」、去年惜しくも閉店した鰻の名店「はや幸」、そしてこの「ますも庵」の4店だけ。いちばん頻度が高いのがますも庵だ。家族のちょっとした祝い事なんかで使っている。
料理がおいしく、そば味噌、そばコロッケ、揚そば、鴨ねぎ串焼、もつ煮は必ず食べる。欲をいえば“本日のおすすめ”的旬菜旬魚がほしいところ。


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東村山や小平あたりは最近、名店といわれるそば屋が増えたが、昔から通っているこの店には思い入れもあり、義理堅い妻などは「玄治」に行っても「佳蕎庵」に行っても「吟」に行っても、「おいしいけど、でもやっぱりますも庵が一番」とそこは譲らない。


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ここの十割そばのパツンパツンと締まった食感が私は好きだ。昼はミニ丼セット(ざるそばとのセット、980円)のことが多い。ミニ丼の種類は、いくら、いか天、ねぎとろ、穴子天、鰹、〆鯖、納豆、もつ煮。
穴子天と納豆が同じ値段なのは納得いかない! とかーちゃん(笑)。


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ピンぼけ失礼…


ここはうどんもおいしく、武蔵野うどんとして上位にランクされると思う。うどん専門店と違って料理人の店だから、うどんといえども奥行きが深い。鉄鍋うどんなどは高級感も漂う。

自分以外の家族は煮込みが好きで夜に来ると1人につき1鉢くらいの勢いでもつ煮を食べるのだが、それをうどんにぶっかけた「もつ煮うどん」は絶品という。
これはランチメニューになっていて、ミニ丼とセットで880円。煮込み好きにお勧めだ。


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