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近場で味わう非日常 【貯水池 鳥山】

2022.01.04

 COVID-19の波状攻撃をかいくぐり、去年はむしろアクティブに行動していた。閉塞感の反動ともいえるが、8月上旬に2回目のワクチン接種を終えた時点で意識が変わった。1年半の経験から、基本的感染対策を講じさえすればいろんなことができるという感触が得られたように思う。

コロナ禍のなかマイクロツーリズムが注目されている。世の中のトレンドというものに疎い自分の場合、それはコロナ以前からの志向性の延長線上にある。
要するに“Go To 近場”であるが、ブログ記事を見ても9月以降は青梅市、あきる野市、福生市、飯能市、川越市、長瀞町… と、それまであまり登場していないエリアに行動範囲が広がっている。


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狭山公園と多摩湖堰堤


それでも行きたい近場はまだまだたくさん。
去年中に行きたかったが都合がつかず持ち越しとなったのが、多摩湖外周道路(多摩湖通り)沿いの料理店「貯水池 鳥山」。
飲食店をランチ利用するという話だが、それだけで観光気分を味わえそうという狭山丘陵の名物スポットである。


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多摩湖(村山貯水池)


多摩湖通りは自転車道と同一ルートで、昔は毎日のように店の前を通っており、ずっと気になっていながら入ったことはない。
敷居が高そうだから。


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狭山緑地


比較的リーズナブルな平日ランチを提供していることを知ったのは最近のこと。SNSの効能であろう。
「鳥山」行きがにわかに現実味を帯びたと思ったら、平日で僕らの行けそうな木曜日、なんとお店は定休日なのだった。


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「貯水池 鳥山」入り口


HPで年末年始の営業日を調べたところ、年明けは3日から営業している。
3が日にランチサービスを出すとは思えないが、4日ならどうだろうと年末に電話で問い合わせ、ランチをやっていることを確認。


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正月でおっくうになってポシャりかけたが、考えてみれば僕ら2人の都合がつくめったにない機会であるうえに娘も来ている。この機を逃したら後悔すると、当日電話して、「1時でしたら…」ということで、なんとか予約がとれたと。


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――以上、経緯説明が長くなって恐縮だが、説明はまだ続く ( ̄ω ̄;)

一生に一度かもしれない「鳥山」で、ランチメニューだけではもったいない。
いろり焼きも試したい。
ビール必須。

普通、車で行くようなお店だが、歩きました (〃 ̄ω ̄〃ゞ


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ここが入り口かなぁ…

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と思ったら、こっちが正面でさっきのは勝手口的な?

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受付の建物

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受付では土産物も売られている

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渡り廊下でお部屋へ案内

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しらさぎの間


「貯水池 鳥山」は1964(昭和39)年創業。
全室が離れ個室になっている野鳥・川魚のいろり焼きの料理店である。


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下から見ると、しらさぎはこんな感じ(中央)。持ち家もこのくらいかなぁ (・Θ・;)


受付でチェックイン的な照会のあと、案内されたのは端っこの“しらさぎ”という部屋。
意外といったら失礼だが、手入れの行き届いたきれいな部屋である。


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注文は、平日限定ランチメニュー 麦とろ定食から手羽先×2とわかさぎ、ちょいとお試しいろり焼(いろり焼串物5本)


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単品で、鶏はらみ串、うずら(肉)串、らっきょうを追加。


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仲居さんがオガ炭をいろりに並べてくれる。
それがたいへんな量で、お試しなのにと恐縮してしまう。


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炭持て渡るも、いとつきづきし


狭山丘陵の森の中で炭火を囲むこの雰囲気。
「キャンプしてるみたいだね!」「旅館に来てるみたいだね❢」と、近場で味わえる非日常感に大感激なわれわれ。


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まずビールとらっきょう。


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家から狭山公園まで4km強、そこまで自転車で行った2人と合流して「鳥山」まで3km弱。片道7kmのウォーキングのあとのビールのうまいこと🍺


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続いて焼き物の串の皿、そのあとランチのお膳。


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1月3日にとろろを食べる風習のある地域があるらしい。
偶然ではあるが、ランチメニューは行事食のようでもある。


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室内は焼き物の煙でいぶされるが、個室で窓が多いので簡単に換気ができる。
少し寒風が入り込むのも一興か。


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うずら肉は「ワイルド!」と、長女


途中で入り口の戸が開き、見知らぬ人が…。
「間違えました…」と静かに帰って行かれました(笑)。

…というくらい個室の配置はわかりづらい。
デイキャンプ施設もあり、施設内の探索も楽しいかも。


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炭の燃える様子を見ていると、飽きない。
ずっと居座ってしまいそうなところだが、ご利用は3時間までだそう。


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食後のコーヒーで現実に戻る。


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来るときは穏やかに晴れていたが、食事を終えて外に出てみると風が出ている。
冬枯れの森を吹き抜ける風の音をじっくり聞くのは何十年ぶりだろう。


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波立つ多摩湖もまた、をかし。


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[DATA]
貯水池 鳥山
東京都東大和市蔵敷1-391
https://toriyama.owst.jp/
http://toriyama1.web.fc2.com/
https://twitter.com/toriyama_3rd
https://www.instagram.com/chosuichi_toriyama/?igshid=vpjvdign8k2i





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/EcjvvBbZhn4


釜飯というカテゴリーの時代錯誤的コスパの高さ! 【竹馬】

2018.10.27

 前報の「ひがしやまとスイーツウォーキング」の途中に立ち寄ったのが、割烹・釜めしの「竹馬(ちくま)」。
このお店を見つけたのは最近のことで、店構えのわりに昼のメニューはそれほど高くないので入ってみたくてうずうずしていたが、ジャンルがジャンルである。1人ではちょっと…。
このウォーキングイベントなら同行者がいてコースにも近いので、だいぶ前から今回の候補に考えていた。


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釜飯は1人ではちょっと… の理由は、気恥ずかしさだと思う。
釜飯はただ食べるだけでなく、一仕事しなければならない。お釜のふたを開けたのち、炊き上がりをしゃもじで底からひっくり返すように混ぜ、お茶わんによそう。すなわち調理・配膳工程の一部を客が引き受けさせてもらう体験型イベントである。
1人でイベントに参加していることの無意識下の感知が、気恥ずかしさの原因である。


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1人釜飯の気恥ずかしさは、1人焼き肉のそれに通じる。
ほかにもありますよね。軽はずみに1人でイベントやらかしちゃって後悔することって。
流しそうめんとか ヾ(ーωー) アルアル


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店内は、入って左手が調理場とカウンター3席、右が小上がりで4席と6席の掘りごたつおよび2人用座卓2つという構成。
接客係が大女将的な年配の方、それと比較的若い板さんの2人体制。
4人用の掘りごたつに通される。


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大いに迷っているわれわれに、「何でもお好きなものを頼んでいいんですよ(笑)」とおかみさん。
せっかくだから釜飯と定食を1種類ずつ頼もうと思ったが、釜飯は注文が入ってから炊き始めるわけだから、それだと提供時間がずれるのではないかと相方が言う。
「釜飯なら釜飯、定食なら定食と、2つそろえたほうがいいんじゃない?」
聞いてか聞かずか、「定食の白いご飯もこれから炊き始めますので、時間は一緒ですよ」とおかみさん。


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なるほど、そういう調理プロセスだったか。
昔、ブームだったのか、釜飯屋はわりとどこにでもあった。いまはあまり見かけなくなり、利用するのも久しぶりだから、そういうちょっと特殊なサービスシステムも忘れてしまった。
五目釜飯1000円と豚角煮定食1000円を注文。


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待つこと20分強。
入ってすぐに気づいたんだが、何かを行っている途中に食べるたべものじゃないな、釜飯は(笑)。
ウォーキングの完歩賞はムリかな… とこの段階では考えている。


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どちらも予想以上に豪華。
五目釜飯の具は、えび、うずらの卵、鶏肉、鶏そぼろ、錦糸玉子、栗、なると、たけのこ、にんじん、みつば、など。
豚角煮は、豚肉だけじゃなく大根、干ししいたけ、たまねぎ、こんにゃく。
お新香(5種)と小鉢(ぬた)、みそ汁付き。


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豪華すぎないか…? と不安になった。
それに、この量の多さは…。


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品書きの価格は1人前ですが、提供は2人分からとなります、などという釜飯独特のシステムがあったりして…。
そういえばおかみさんは、僕らが迷っていると「釜飯は量が多いですから、2人で召し上がってもいいんですよ」と言っていた。
まさか4人分頼んじゃった??


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と、一瞬本気で不安になったが、お盆はどう見ても1人サイズである。
それほどボリュームがあり、一方で仕事も細やか。
たとえば、ぬたのキュウリは芯の部分だけ拍子木切りにしてある。ランチの付け合わせとは思えない。


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釜飯は上品な薄味で素材の味が引き立つ。
釜飯のクォリティはもちろんのこと、白いご飯のおいしさが際立つ。じか火炊きたてを食べる機会はそうあるものではない。
注文を受けてから火にかけるという釜飯スタイルのぜいたくさ、いまはなかなか味わえなくなった。
このお店は味も雰囲気もいいし、コスパは最強クラスといえる。


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ただし、このあとウォーキングを再開するわけである。
残り10km近く歩かなければいけない。そして、スイーツ6個…。

釜飯は、何かを行っている途中に食べるものではないし、それが運動系と食欲系をミックスしたイベントだったりしたら、なおよろしくない、と思いました。


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[DATA]
竹馬(ちくま)
東京都東大和市上北台3-359-3



[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=JmcA9LIIXWw



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◆ 猫写真はこちら その1 その2


衰退商店街の隠れ家食堂 【麦】

2017.06.20

 いわゆる団地商店街にもいろいろなタイプがあると思うが、たとえば商業棟の1階部分に商店が入居する団地内蔵型、それから隣接する路地に個人商店が集中する外付け銀座型、このあたりに特に魅力を感じる。もっとも、どちらのタイプもいまや絶滅危惧種で、代表的な衰退商店街でもある。
細い路地のさびついたシャッターの軒並みが途切れ、ふと横を向くと暖簾を掲げた小さな食堂。そんなシチュエーションを求めて衰退商店街を巡り歩いている。


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「光商店街」は東京街道団地の南東に隣接する路地裏商店街だ。往時を知らなくとも、すっかりさびれてしまったという状況は明らか。昼に営業している飲食店は2軒しか残っていない。
ただ、飲食店が全滅しているところも珍しくないので、ここはまだいいほうかもしれない。現に団地跡地を挟んで北東の一画、洋品店「ふじや」の向かいの路地裏は、ほぼ壊滅の様相を呈している。


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こちら「麦」は中華系が充実した定食屋・居酒屋。
この商店街自体相当ディープなこともあって、この店を見つけたときはゾクゾクしたが、よく見るとこぎれいな外観である。軒先テントはけっこう新しそうだし、食品サンプルの値札も日焼けしていない。植物の手入れも行き届いている感じ。
年季は入っているがメンテナンスを欠いていないという印象だ。


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店に入ると意外に混んでいる。っていうか、小さな店なので先客5人でも少々圧迫感がある。
入って右手のテーブルに初老男性3人組、正面奥の小上がりに初老男女。ほかに1卓テーブルが空いているが、カウンター席があるのでそちらに座る。先客はどう見ても地元常連なので、こういうときにカウンターがあると助かる。


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店内もメンテが行き届き、天板はピカピカ、掲示物がきれいに整列している。
お冷やを持ってきてくれた店主とおぼしきおじいさんに、焼肉定食750円を注文。


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3人組は真後ろなので見えないが、工務店、電気屋、ご隠居と勝手に推定。ずっとキュウリの芽かき法について意見を戦わせている。
奥の2人のちゃぶ台には澤乃井生酒300ml。女の人はすぐに真っ赤なナントカサワー的なものを追加。


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厨房には、年齢的に娘さんかな? というおばちゃんと、もう1人、そのダンナ? 息子? という年齢不詳な男性。さっきのおじいさんはフロア担当のようだ。



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焼肉定食は、大きめの豚肉3枚、お新香、味付け海苔、アサリのみそ汁という構成。
焼肉の味付けは、みそベースと思われる濃厚甘辛タレで、油っこさが食欲をそそる。横に添えられたポテトサラダはリンゴ入り。こういうのあったなと、味付け海苔ともども懐かしさがこみ上げる。みそ汁もアサリのうま味を生かした素朴な味わい。
全体に大味なところがなく丁寧に調理されている感じ。こういうお店は何を食べてもおいしいんじゃないかと思う。これで750円は非常にお得だ。ラーメン類も食べてみたい。


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1時を過ぎて、3人組が席を立つ。意外に打ち止めが早い。
支払いは、みそラーメン、冷し中華、冷し中華。「ん?」と思って振り向くと、テーブルにはお冷やグラス3個のみ。ビール瓶もジョッキもない。グダグダな会話だからてっきり飲んでいるものと思っていた。失礼。
小上がりでは生酒を追加しているが。


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支払いを済ませて外に出ると、おじいさんが一服していた。
「ありがとうございました」と丁寧にお辞儀してくるから、「ごちそうさまでした」とお辞儀を返す。自分で言うのもなんだが、ほのぼのしてるな… と。


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[DATA]

東京都東大和市新堀1-1432-33





[Today's recommendation]


https://youtu.be/QJqH1uZIZMw

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