一杯のチキンラーメン ――日の出山
2023.07.02
前記事の最後の写真の位置でもう一枚シャッターを押したら、人が写り込んで驚いた。
柿平園地の分岐以降、(ヤマドリ以外の)ヒトなどの生き物にまったく遭遇していなかったからだ。
日の出山というところがチェックポイントらしいということに途中で気づき、標識に沿ってその方面へ進んだのが前記事の行程である。

上りきると突然視界が開け、明るく広く平らな尾根道に出る。

ここまでの陰鬱な杉林とのコントラストに目がくらむ。
ちょっと休んでいる間にも何人か通り過ぎていき、その点も大違いで、どうやらマイナールートからメジャールートに合流したらしい。
見晴らしも抜群によい。

真ん中らへんの白く光っているのは西武ドームかもしれない。その右後方のひょろっとしているのは東京スカイツリーかもしれない

麻生山

キチジョウソウ
実は1枚目の写真👆 の明るく開けた感じから、日の出山頂上…!? と喜んだが、まだ上るらしい。
さらに別ルートからの合流のある要衝ポイントから、いよいよ本格的に上るらしい。

合流点

いよいよ上る

さらに分岐・合流を越え…

まだまだ上る

もっと上る
オオバノトンボソウ、オオバジャノヒゲ

そしてとうとう…

日の出山山頂!
日の出山山頂はきれいに整備されていて驚かされた。
ヘンな表現だが、立派なあずま屋も備える。
人の多さは三頭山山頂に近いものがある。

時刻はちょうど正午を回ったところ。
ルート的にはこのあと武蔵御嶽神社を経由するので門前の茶屋で昼ごはんとも考えていたが、そこまで持ちそうにない。

そんなこともあろうかと、ちゃんと用意してきました c( ̄▽ ̄)
ここまで汗だくで上ってきただけに、シンプルにしょっぱいのがしみじみおいしい。

(2人で)一杯のチキンラーメンで、この先に進む元気が得られたのでありました。
(つづく)

[DATA]
日の出山
東京都西多摩郡日の出町大久野
[Today's recommendation]

日の出 Sonnenaufgang https://youtu.be/h6iHUbk2fkE




次号予告
前記事の最後の写真の位置でもう一枚シャッターを押したら、人が写り込んで驚いた。
柿平園地の分岐以降、(ヤマドリ以外の)ヒトなどの生き物にまったく遭遇していなかったからだ。
日の出山というところがチェックポイントらしいということに途中で気づき、標識に沿ってその方面へ進んだのが前記事の行程である。

上りきると突然視界が開け、明るく広く平らな尾根道に出る。

ここまでの陰鬱な杉林とのコントラストに目がくらむ。
ちょっと休んでいる間にも何人か通り過ぎていき、その点も大違いで、どうやらマイナールートからメジャールートに合流したらしい。
見晴らしも抜群によい。

真ん中らへんの白く光っているのは西武ドームかもしれない。その右後方のひょろっとしているのは東京スカイツリーかもしれない

麻生山

キチジョウソウ
実は1枚目の写真👆 の明るく開けた感じから、日の出山頂上…!? と喜んだが、まだ上るらしい。
さらに別ルートからの合流のある要衝ポイントから、いよいよ本格的に上るらしい。

合流点

いよいよ上る

さらに分岐・合流を越え…

まだまだ上る

もっと上る
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そしてとうとう…

日の出山山頂!
日の出山山頂はきれいに整備されていて驚かされた。
ヘンな表現だが、立派なあずま屋も備える。
人の多さは三頭山山頂に近いものがある。

時刻はちょうど正午を回ったところ。
ルート的にはこのあと武蔵御嶽神社を経由するので門前の茶屋で昼ごはんとも考えていたが、そこまで持ちそうにない。

そんなこともあろうかと、ちゃんと用意してきました c( ̄▽ ̄)
![]() | ![]() |
ここまで汗だくで上ってきただけに、シンプルにしょっぱいのがしみじみおいしい。

(2人で)一杯のチキンラーメンで、この先に進む元気が得られたのでありました。
(つづく)

[DATA]
日の出山
東京都西多摩郡日の出町大久野
[Today's recommendation]

日の出 Sonnenaufgang https://youtu.be/h6iHUbk2fkE




次号予告
お供つかまつる ――関東ふれあいの道~杉の木陰のみち
2023.07.02
例によって朝起きてから行き先を決め、バタバタと出発。
本当は山登りでこういうのはよくないが、何度か計画したことがあって天候条件で実現できていない案件で、いろいろシミュレーションはできているので問題ないと思う。
コースは関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)の東京都コース⑥「杉の小道のみち」。
秋川の支流・養沢川から上り、多摩川の御岳渓谷に下る。
同じ関東ふれあいの道の埼玉県コース②「奥武蔵の古刹を訪ねるみち」で体感した分水嶺を越えるダイナミックな感覚にハマりつつあるのかも。
バタバタしたのは電車とバスの時刻調べ。
コース起点はあきる野市の上養沢バス停で、行き先を決めた時点(7:30ころ)で間に合いそうないちばん早い便が武蔵五日市駅9:35発。
逆算すると東村山駅発が、えーと… やばっ!

シロートの僕らは事情に疎く、武蔵五日市駅を降りてのんびり向かったバス停はすでに登山客風の長い列。
バス会社職員が臨時便に誘導したりして僕らの列はだいぶ短くなって、まあ座れないことはないだろうと思っていたが、来たバスがチョー小さい。

結局、31のバス停のうち21番目の「秋川国際マス釣場」まで僕一人、座れずにいたのであった (ーー ;) ウーム



上養沢は終点で、バスを降りれば別天地。
ここ、本当に東京都ですか? 、( ̄▽ ̄)V



しばらく舗装道路を上る形だが、車の通行はほとんどなく、並行して流れる養沢川のせせらぎの音に身を委ねる癒やしのひととき。

地図の目印になっている分岐点のトイレ(柿平園地便所)を使ったあと、周辺の写真を撮っていると、女子トイレのほうから相方の切迫した声が…!

ヘビでも出たか!? と慌てて駆けつけると、相方の足元にでっかい鳥がいる。
はじめキジかと思ったが、近寄ってみるとヤマドリである。

野生のヤマドリを見るのは初めてかも!
興奮冷めやらぬまま分岐先の山道に踏み込み、さっきのヤマドリどうしただろう… と周りを見回すと、なんと目の前にヤマドリ君。

その先ずーっと、僕らの前に後ろに、右に左にと、ヤマドリはお供してくれたのである。
理由は知らないが、イヌとネコ以外にここまで人に慣れている生き物を初めて見た。





だいぶ上って、ヤマドリがいないな… と思って振り返ると、下のほうにうずくまってこっちを見てる。
もう少し上って振り返っても、同じ場所にいる。
サヨナラを言ってる気がした。
その光景が忘れられない。


養沢鍾乳洞(閉鎖中)手前の橋で左に折り返してからはやや上りがきつくなる。




次に右に大きく折り返す石組みの階段は、鬼の城のごとき堅固な要塞を思わせ、下から見上げてけっこう怖い。
ヤマドリ君が先導してくれれば心強かったかも。
――長野県に伝わる「八面大王」という鬼を坂上田村麻呂が退治する物語では、「三十三節あるヤマドリの尾羽で矧いだ矢で無ければ鬼を退治出来ない」という描写がある。(「ヤマドリ」Wikipediaより、最終更新2022年12月8日00:53)
ヤマドリは僕らの目には見えない鬼(災厄)を追い払ってくれていたのかもしれないな…。
今度行くときはきびだんご持っていこう。
…それはキジか💦


さらに少し上って、ようやく上のほうが明るくなってきた。
この間、ヒトには一度も会っていなかった。
(つづく)

[DATA]
柿平園地
東京都あきる野市養沢
[Today's recommendation]

https://youtu.be/cDkpf4GgRDg
https://youtu.be/5XoauIbRwzk
https://youtu.be/hwmRQ0PBtXU




次号予告
例によって朝起きてから行き先を決め、バタバタと出発。
本当は山登りでこういうのはよくないが、何度か計画したことがあって天候条件で実現できていない案件で、いろいろシミュレーションはできているので問題ないと思う。
コースは関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)の東京都コース⑥「杉の小道のみち」。
秋川の支流・養沢川から上り、多摩川の御岳渓谷に下る。
同じ関東ふれあいの道の埼玉県コース②「奥武蔵の古刹を訪ねるみち」で体感した分水嶺を越えるダイナミックな感覚にハマりつつあるのかも。
バタバタしたのは電車とバスの時刻調べ。
コース起点はあきる野市の上養沢バス停で、行き先を決めた時点(7:30ころ)で間に合いそうないちばん早い便が武蔵五日市駅9:35発。
逆算すると東村山駅発が、えーと… やばっ!

シロートの僕らは事情に疎く、武蔵五日市駅を降りてのんびり向かったバス停はすでに登山客風の長い列。
バス会社職員が臨時便に誘導したりして僕らの列はだいぶ短くなって、まあ座れないことはないだろうと思っていたが、来たバスがチョー小さい。

結局、31のバス停のうち21番目の「秋川国際マス釣場」まで僕一人、座れずにいたのであった (ーー ;) ウーム



上養沢は終点で、バスを降りれば別天地。
ここ、本当に東京都ですか? 、( ̄▽ ̄)V



しばらく舗装道路を上る形だが、車の通行はほとんどなく、並行して流れる養沢川のせせらぎの音に身を委ねる癒やしのひととき。

地図の目印になっている分岐点のトイレ(柿平園地便所)を使ったあと、周辺の写真を撮っていると、女子トイレのほうから相方の切迫した声が…!

ヘビでも出たか!? と慌てて駆けつけると、相方の足元にでっかい鳥がいる。
はじめキジかと思ったが、近寄ってみるとヤマドリである。

野生のヤマドリを見るのは初めてかも!
興奮冷めやらぬまま分岐先の山道に踏み込み、さっきのヤマドリどうしただろう… と周りを見回すと、なんと目の前にヤマドリ君。

その先ずーっと、僕らの前に後ろに、右に左にと、ヤマドリはお供してくれたのである。
理由は知らないが、イヌとネコ以外にここまで人に慣れている生き物を初めて見た。





だいぶ上って、ヤマドリがいないな… と思って振り返ると、下のほうにうずくまってこっちを見てる。
もう少し上って振り返っても、同じ場所にいる。
サヨナラを言ってる気がした。
その光景が忘れられない。


養沢鍾乳洞(閉鎖中)手前の橋で左に折り返してからはやや上りがきつくなる。




次に右に大きく折り返す石組みの階段は、鬼の城のごとき堅固な要塞を思わせ、下から見上げてけっこう怖い。
ヤマドリ君が先導してくれれば心強かったかも。
――長野県に伝わる「八面大王」という鬼を坂上田村麻呂が退治する物語では、「三十三節あるヤマドリの尾羽で矧いだ矢で無ければ鬼を退治出来ない」という描写がある。(「ヤマドリ」Wikipediaより、最終更新2022年12月8日00:53)
ヤマドリは僕らの目には見えない鬼(災厄)を追い払ってくれていたのかもしれないな…。
今度行くときはきびだんご持っていこう。
…それはキジか💦


さらに少し上って、ようやく上のほうが明るくなってきた。
この間、ヒトには一度も会っていなかった。
(つづく)

[DATA]
柿平園地
東京都あきる野市養沢
[Today's recommendation]

https://youtu.be/cDkpf4GgRDg
https://youtu.be/5XoauIbRwzk
https://youtu.be/hwmRQ0PBtXU




次号予告