ファン歓喜の復活劇! 【ラーメン関口】
2023.06.08
過日、東小金井の商店街で不意にふるさとの方言を目にして、おおっ! となった。
それはラーメン屋の看板で、そういう店名なのかは知らないが、その言葉を聞いた(目にした)のは何十年ぶりだろう… と心に刻まれ、そっち方面に行くときはわざわざ店の前を通ったりしていた。
上野の停車場の石川啄木のごとき心情だったかもしれない。
昨日通ってみると、その看板はなくなっていた。
あ、閉店したのか… と一抹の寂しさを覚えつつ通過する視界の隅に、同物件に新たに入ったらしいラーメン店の名前を一瞬捉えた。
「ラーメン関口」
はじめピンとこなかったが、徐々にモヤモヤ感が募り、50メートルほどで自転車をUターン。あらためて店名を確認した。
あの「ラーメン関口」と、少なくとも用字は同じである。

「ラーメン関口」旧店舗(2023.03.17)
“あの”ラーメン関口とは東八道路沿いにあった人気店で、今年3月に建物老朽化のため惜しまれつつ閉業している。
そのラーメン関口が復活したのかも… と帰ってから調べてみると、まさにそのとおりで、5月12日移転オープン(プレオープン)とのこと。

旧店舗は3月21日閉店で、その4日前にたまたま入って閉店情報などを発信している関係上、復活したとなれば可及的速やかに最新情報を伝えなければなるまい。
ということで、さっそく訪問。

「ラーメン関口」はいわゆるラーショ系のラーメン店。
1枚目の写真からもわかるように昔のロードサイド店そのままなざっくりした雰囲気で、たぶんそれも人気のもと。

新店舗はというと、黒を基調とするいまどきの店舗デザインで、ラーショ色は皆無。
最初見たときピンとこなかった理由はそのへんにあると思う。



店頭の掲示物の“継承”“グランドオープン”といった用語、TwitterやInstagramのQRコード、開店祝いの胡蝶蘭… と、そこかしこに見え隠れするプロデュース感。
店内も、(新規開店だから当たり前だが)非常にきれいで、いろいろ戸惑いを隠せないワタシ ( ̄ω ̄;) ムゥ…
まあ、いろいろ覚悟してかからなければなるまいとは思うが、ともあれオールドウェーブの復活劇はいまどき滅多にお目にかかれないめでたい話。


事前情報ではラーメン類は大・小のみだったが、プレオープン期間でメニューが定まっていなかったためであり、ずいぶん品ぞろえも充実して麺量も大・中・並(小)となっている。
せっかくだからラーメン(中)(ラーメン並600円+中盛100円)をポチッと。


スタッフは若い男性2名と女性1名体制で、店主の姿は(たまたま?)見当たらない。

ラーメン(中)来る。
「で、でか…」と、思わず口を衝いて出る。
「😄」とウケてるおにいさん。

スケール代わりに割り箸を置いてみたが、丼のデカさが伝わるだろうか
ラーメン関口はもともとラーショ系でもマイルドという印象はあった、この1杯はマイルドというよりあっさり?
まだ味が決まっていない感じではあるが、外観に比べて味のほうは大きく変わっていないようで、ひとまず安堵。

量のほうは、先日の「ラーメンショップ YAMANAKA」の余勢を駆って… みたいなところがあったわけだが、まあ器の見た目ほど深刻な状況ではなかったかな。。。

以前に比べ格段に入りやすくなったことは確か。
ただ、「うまいラーメンショップ関口」の赤い庇テントはそのまま、もしくは意匠として、残してほしかったかな… σ( ̄、 ̄=) ンー

[DATA]
ラーメン関口
東京都小金井市東町4-43-5
https://twitter.com/ramensekiguchi
https://www.instagram.com/ramen_sekiguchi/
[Today's recommendation]

https://youtu.be/qhduQhDqtb4



過日、東小金井の商店街で不意にふるさとの方言を目にして、おおっ! となった。
それはラーメン屋の看板で、そういう店名なのかは知らないが、その言葉を聞いた(目にした)のは何十年ぶりだろう… と心に刻まれ、そっち方面に行くときはわざわざ店の前を通ったりしていた。
上野の停車場の石川啄木のごとき心情だったかもしれない。
昨日通ってみると、その看板はなくなっていた。
あ、閉店したのか… と一抹の寂しさを覚えつつ通過する視界の隅に、同物件に新たに入ったらしいラーメン店の名前を一瞬捉えた。
「ラーメン関口」
はじめピンとこなかったが、徐々にモヤモヤ感が募り、50メートルほどで自転車をUターン。あらためて店名を確認した。
あの「ラーメン関口」と、少なくとも用字は同じである。

「ラーメン関口」旧店舗(2023.03.17)
“あの”ラーメン関口とは東八道路沿いにあった人気店で、今年3月に建物老朽化のため惜しまれつつ閉業している。
そのラーメン関口が復活したのかも… と帰ってから調べてみると、まさにそのとおりで、5月12日移転オープン(プレオープン)とのこと。

旧店舗は3月21日閉店で、その4日前にたまたま入って閉店情報などを発信している関係上、復活したとなれば可及的速やかに最新情報を伝えなければなるまい。
ということで、さっそく訪問。

「ラーメン関口」はいわゆるラーショ系のラーメン店。
1枚目の写真からもわかるように昔のロードサイド店そのままなざっくりした雰囲気で、たぶんそれも人気のもと。

新店舗はというと、黒を基調とするいまどきの店舗デザインで、ラーショ色は皆無。
最初見たときピンとこなかった理由はそのへんにあると思う。



店頭の掲示物の“継承”“グランドオープン”といった用語、TwitterやInstagramのQRコード、開店祝いの胡蝶蘭… と、そこかしこに見え隠れするプロデュース感。
店内も、(新規開店だから当たり前だが)非常にきれいで、いろいろ戸惑いを隠せないワタシ ( ̄ω ̄;) ムゥ…
まあ、いろいろ覚悟してかからなければなるまいとは思うが、ともあれオールドウェーブの復活劇はいまどき滅多にお目にかかれないめでたい話。


事前情報ではラーメン類は大・小のみだったが、プレオープン期間でメニューが定まっていなかったためであり、ずいぶん品ぞろえも充実して麺量も大・中・並(小)となっている。
せっかくだからラーメン(中)(ラーメン並600円+中盛100円)をポチッと。


スタッフは若い男性2名と女性1名体制で、店主の姿は(たまたま?)見当たらない。

ラーメン(中)来る。
「で、でか…」と、思わず口を衝いて出る。
「😄」とウケてるおにいさん。

スケール代わりに割り箸を置いてみたが、丼のデカさが伝わるだろうか
ラーメン関口はもともとラーショ系でもマイルドという印象はあった、この1杯はマイルドというよりあっさり?
まだ味が決まっていない感じではあるが、外観に比べて味のほうは大きく変わっていないようで、ひとまず安堵。

量のほうは、先日の「ラーメンショップ YAMANAKA」の余勢を駆って… みたいなところがあったわけだが、まあ器の見た目ほど深刻な状況ではなかったかな。。。

以前に比べ格段に入りやすくなったことは確か。
ただ、「うまいラーメン

[DATA]
ラーメン関口
東京都小金井市東町4-43-5


[Today's recommendation]

https://youtu.be/qhduQhDqtb4



MOTTAINAI 【ラーメン関口】
2023.03.17
ラーショ系は人も建物も年季が入り、それゆえどんどんなくなっている… というようなことを前々記事に書いている。
その具体的事例がこちら。
建物老朽化のため閉業との情報が飛び交っている「ラーメン関口」。

たまたま自転車で近くを通りかかり、2月で閉店とどこかで見たような気がするがどうなっただろう… と見に行ったら、普通に営業中だ。

あとでSNSなどで調べてみると、閉店日は(カウントダウンで客が殺到するので)発表されていないらしいが、3月末までには完全退去ということらしい。あくまでもSNS上の話。


営業時間6:00~。
通りかかったのが10時前で、さすがにちょっと… と通り過ぎた。
が、たたんでいるかもしれないと思ったお店がバリバリ営業しているというのは得難い機会なのではないか?
浅間山あたりで引き返した。


券売機で (小) と (中) で迷った末、ラーメン (小) をポチッと。

老朽化のため取り壊しというが…。
30年くらい前、千駄ヶ谷の人気ラーメン店が建て替えたとき、味が変わったとしばらく言われ続けた。
みそ蔵には蔵ごとに固有のコウジ菌がすんでおり、みその味を左右するといわれたりする。
ラーメン店もギトギトの壁や床に固有のラーメン菌がすみ着いており…(笑)。

ラーショ系は量が多いというのがあって、(小)。
で、提供されたラーメン、全然 (小) じゃない。
(中) にしなくてよかった。
そのへんは店ごとに違うので難しい。

ラーショとしてもマイルドなスープ。
ツルッとのどごしのよい中太ストレート麺。
チャーシュー3枚、ノリ3枚、ワカメたっぷり。

“人も建物も…”と冒頭に書いているが、こちらの店主、動きのキレからしてそれほどトシではないのではないか?
しかしラーメンづくりは年季の入った名人芸だ。
ものづくりの現場では技能継承ということがよくいわれるが、こういう技能はマニュアル化できるものでもないだろうし。
トルコ・シリア地震の被害状況から見ても、建築関連法規が正しく運用されなければならないのは自明のこと。
なのでハード面は致し方ないにしても、ソフト的観点からは、もったいない話だと思う。

[DATA]
ラーメン関口
東京都小金井市前原町4-11-29
[Today's recommendation]

https://youtu.be/1TO48Cnl66w




明日は彼岸の入り(次号予告)
ラーショ系は人も建物も年季が入り、それゆえどんどんなくなっている… というようなことを前々記事に書いている。
その具体的事例がこちら。
建物老朽化のため閉業との情報が飛び交っている「ラーメン関口」。

たまたま自転車で近くを通りかかり、2月で閉店とどこかで見たような気がするがどうなっただろう… と見に行ったら、普通に営業中だ。

あとでSNSなどで調べてみると、閉店日は(カウントダウンで客が殺到するので)発表されていないらしいが、3月末までには完全退去ということらしい。あくまでもSNS上の話。


営業時間6:00~。
通りかかったのが10時前で、さすがにちょっと… と通り過ぎた。
が、たたんでいるかもしれないと思ったお店がバリバリ営業しているというのは得難い機会なのではないか?
浅間山あたりで引き返した。


券売機で (小) と (中) で迷った末、ラーメン (小) をポチッと。

老朽化のため取り壊しというが…。
30年くらい前、千駄ヶ谷の人気ラーメン店が建て替えたとき、味が変わったとしばらく言われ続けた。
みそ蔵には蔵ごとに固有のコウジ菌がすんでおり、みその味を左右するといわれたりする。
ラーメン店もギトギトの壁や床に固有のラーメン菌がすみ着いており…(笑)。

ラーショ系は量が多いというのがあって、(小)。
で、提供されたラーメン、全然 (小) じゃない。
(中) にしなくてよかった。
そのへんは店ごとに違うので難しい。

ラーショとしてもマイルドなスープ。
ツルッとのどごしのよい中太ストレート麺。
チャーシュー3枚、ノリ3枚、ワカメたっぷり。

“人も建物も…”と冒頭に書いているが、こちらの店主、動きのキレからしてそれほどトシではないのではないか?
しかしラーメンづくりは年季の入った名人芸だ。
ものづくりの現場では技能継承ということがよくいわれるが、こういう技能はマニュアル化できるものでもないだろうし。
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トルコ・シリア地震の被害状況から見ても、建築関連法規が正しく運用されなければならないのは自明のこと。
なのでハード面は致し方ないにしても、ソフト的観点からは、もったいない話だと思う。

[DATA]
ラーメン関口
東京都小金井市前原町4-11-29
[Today's recommendation]

https://youtu.be/1TO48Cnl66w




明日は彼岸の入り(次号予告)
フツーに朝ラーな光景 【ラーメン関口】
2022.04.23
前記事の続きで昼ごはん編。
このあたりで入ったことのあるお店はとんかつ「巌窟王」(閉店)と「くるま屋台GT」くらいだが、ブログ記事ではどちらとも浅間山公園のムサシノキスゲの写真が張ってあり、今回同様、花のついでに昼ごはん… みたいな流れになっている。
前記事に書いたように、行動パターンは変わっていないのだ。
東八道路の前原交番前交差点の東側はかつて試験場城下町の様相を呈していて、そのなごりか、いまも古くさい物件が多い。
テナントにしても、やっているんだか、いないんだか。
こちらのラーショも開いているのを見たことなかったが、ちゃんとやっているらしい。
ラーショというか、「ラーメン関口」という店らしい。
営業時間6:00~14:00らしい。
“ショップ”を消して“関口”と加えてあるテント
ということで、前記事とは時系列が前後するが、午前9時50分に入店。
久々の“朝ラー”である。
ちなみに僕の場合、朝ラーとは早めの昼ごはんであって、朝ごはんではない。
朝ごはんは規則正しく家で7時前に食べるので。
驚くことに、10時前でほぼ満席。
僕の後ろは順番待ちとなった。
ラーショ系では早朝営業の店も珍しくないが、客にとってもそれが当たり前として定着している様子。
ラーメン類は小・中・大の3段階。
“並”ならともかく“小”といわれるとさすがに心もとないが、そこはラーショ系。“中”は危険である。
ラーメン小をポチッとな。
スタッフはおっちゃん1人体制。
4人くらいの注文分の麺をいっぺんに鍋に投入、テボでなく平ザルで湯切りし配分しているが、雑なように見えて、これが名人芸なんだろうな。盛り付けも、雑なように見えてちゃんと整ってるし。

ラーショっぽいマイルドなとんこつしょうゆのスープ。
ツルッとのどごしのよい中太ストレート麺。
具はチャーシュー、ワカメ、ノリ、ネギ。

麺の量は、ものすごく多い。
これが名人芸で大・中・小と各どんぶりに正しく配分されているのか、勢い次第で僕の小がすごく多くなっちゃったのかは、不明。
いずれにしろ、このボリュームで、厚みのあるチャーシューが3枚ものって500円。
10時に昼ごはん食べて夕方まで空腹を感じなかったという腹持ちを含め、コスパ(経済性)超優良といえよう。
[DATA]
ラーメン関口
東京都小金井市前原町4-11-29
[Today's recommendation]



https://youtu.be/7OvW8Z7kiws
前記事の続きで昼ごはん編。
このあたりで入ったことのあるお店はとんかつ「巌窟王」(閉店)と「くるま屋台GT」くらいだが、ブログ記事ではどちらとも浅間山公園のムサシノキスゲの写真が張ってあり、今回同様、花のついでに昼ごはん… みたいな流れになっている。
前記事に書いたように、行動パターンは変わっていないのだ。
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東八道路の前原交番前交差点の東側はかつて試験場城下町の様相を呈していて、そのなごりか、いまも古くさい物件が多い。
テナントにしても、やっているんだか、いないんだか。
こちらのラーショも開いているのを見たことなかったが、ちゃんとやっているらしい。
ラーショというか、「ラーメン関口」という店らしい。
営業時間6:00~14:00らしい。
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ということで、前記事とは時系列が前後するが、午前9時50分に入店。
久々の“朝ラー”である。
ちなみに僕の場合、朝ラーとは早めの昼ごはんであって、朝ごはんではない。
朝ごはんは規則正しく家で7時前に食べるので。
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驚くことに、10時前でほぼ満席。
僕の後ろは順番待ちとなった。
ラーショ系では早朝営業の店も珍しくないが、客にとってもそれが当たり前として定着している様子。
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ラーメン類は小・中・大の3段階。
“並”ならともかく“小”といわれるとさすがに心もとないが、そこはラーショ系。“中”は危険である。
ラーメン小をポチッとな。
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スタッフはおっちゃん1人体制。
4人くらいの注文分の麺をいっぺんに鍋に投入、テボでなく平ザルで湯切りし配分しているが、雑なように見えて、これが名人芸なんだろうな。盛り付けも、雑なように見えてちゃんと整ってるし。

ラーショっぽいマイルドなとんこつしょうゆのスープ。
ツルッとのどごしのよい中太ストレート麺。
具はチャーシュー、ワカメ、ノリ、ネギ。

麺の量は、ものすごく多い。
これが名人芸で大・中・小と各どんぶりに正しく配分されているのか、勢い次第で僕の小がすごく多くなっちゃったのかは、不明。
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いずれにしろ、このボリュームで、厚みのあるチャーシューが3枚ものって500円。
10時に昼ごはん食べて夕方まで空腹を感じなかったという腹持ちを含め、コスパ(経済性)超優良といえよう。
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[DATA]
ラーメン関口
東京都小金井市前原町4-11-29
[Today's recommendation]



https://youtu.be/7OvW8Z7kiws