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超絶住宅街に、歴史の詰まった… 【餃子屋さん】

2021.04.14

 「餃子食べたくなったから餃子買ってきた」
「うん。どこの餃子?」
「餃子屋さんの」
「だからどこの餃子屋さんの?」
「だから餃子屋さんの餃子屋さんの…」

国分寺市東恋ケ窪6丁目と東戸倉1丁目、すなわち府中街道恋ヶ窪交差点から北東のひし形のエリアはお店や施設がなく住人以外に足を踏み入れないブラックボックスだが、Google Mapsで偶然餃子屋さんを見つけたのが2年ほど前。
それから現地に探しに出向き、5回目くらいでようやく見つかったというくらいわかりにくい場所にある餃子屋さん(住所は小平市)


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目印は未舗装の私道


えーと、「餃子屋さん」という店名の餃子屋さんです (〃 ̄ω ̄〃ゞ


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小窓を開けてベルを鳴らして注文するシステム。


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「注文してから焼いてもらうって感じですか?」
「はい。焼きたてじゃないとおいしくないですから。それか冷凍か」

この方が店主の住田さんに違いない。
誠実&気さくというツボを押さえた接客をなさる方とお見受けする。


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「じゃ焼いてください。しそとあさりとエビ」
「わかりました。では…」と時計を見て、「3時3分には焼き上がりますので」

几帳面に細かく刻んできたのがおかしくて、「3時3分ですね?」と復唱するワタシ。
自分でもおかしかったようで、はにかむ住田さん (* v v)。

待ち時間が15分あるので、住宅街ではちょっと間がもたない。

「自転車でそのへん一周してきます。えーと、3時3分ですね?」
(* v v)。


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受け取りのとき、「しそ1個サービスしときましたから」と。

人のご厚意に、僕はとても喜ぶ ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪

「ザーサイもサービスしときましたから」
わぁいヽ(∇^ヽ)( 〃^∇)ノわぁい♪


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以前は神田(小川町と水道橋と言っていた)でご家族で餃子・ラーメン店を営んでいたそうだ。ご主人を亡くし、この住宅街で餃子店を開いて9年。


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餃子は大きめのサイズで、野菜たっぷりでよく練り込まれた餡がみっしり詰まっている。
エビもアサリも大きめのがゴロッと。コスパがすごくよろしい。


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サービスのザーサイと、エビ餃子断面

自宅型だけにいわゆる家庭料理的なものをイメージするが、お店の味。神田仕込みのプロの味である。
しそ餃子の香りが素晴らしい。香りを飛ばさないように焼き上げるのにも相当な技術が要ると思う。


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神田といえば神保町かいわいは有名餃子専門店の多い街であった。
そんな餃子の街の一翼を担う名店だったのかもしれないなぁ… と、絶品餃子をいただきながら、思いをはせる。


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[DATA]
餃子屋さん
東京都小平市上水本町3-8-13
http://reitougyouza.web.fc2.com/





インスタやってます (。-_-)ノ ヨロシク♪

ランキングも ヾ(_ _。) ペコ…







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玉川上水緑道




ごく普通のタンメンを求め… 【大黒楼】

2019.05.31

 タンメンが食べたいと、このところずっと思っていた。
タンメンは普通のごくありきたりのものでいい。

タンメンとは、まあ炒め野菜ののった塩味のラーメンである。
材料としては、ハクサイまたはキャベツとモヤシを主体に、少量のコマツナ、ニラ、ニンジン、キクラゲが彩りを添え、豚肉が適量。スープはごくあっさり塩味だが、炒め野菜が高エネルギーの油脂をまといコク味が付与されることから、決してライトな印象ではない。炒め油はゴマ油で、青臭さのマスキングと風味づけをも担う。技法としては中華鍋で強火で一気、野菜のアツアツかつシャキシャキ感が身上。
――というのが僕の考える普通のタンメン。


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そういうものが食べたいのであって、そこからの逸脱をあまり望まない。
たとえばチャーシューがのってくることがあるが、それは過剰であり、よけいなことをしてくれた… と。
そういう反応がタンメン熱の典型的症状の一つであろう。


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いかにもごく普通のタンメンが出てきそうな街の中華屋さん「大黒楼」。
西武多摩湖線一橋学園駅北口を出て踏切を渡り、西へ。
この街の東西のメインストリート、学園中央通りに「大黒楼」は面している。


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この通りの駅の東側はいまもそこそこ商店街っぽいが、西側はくしの歯欠け状態が進行している。そもそものバックグラウンドが一橋大学かどうかは知らないが、いまは商業地の要件は希薄のように感じられる。


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不思議なことに、遠巻きに反対側の歩道から眺めている分にはいかにも恐ろしげな印象だったが、近寄って暖簾をめくってみると案外フツウである。先客が2人もいるのも、この場合は心強い。


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店内は4人掛けテーブル3卓、カウンターは両端が物置き状態で、使用可領域は5~6人分。
奥のテーブルに着き、いちおう壁の品書きをチェックする。


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タンメンは500円と激安。むしろ期待できるんじゃないか?
入店時に入り口際のテーブルにちょうど運ばれてきたのがたぶんモヤシソバで、同じ500円のその品のごくシンプルなルックスが実によかったのである。


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年配のご主人1人体制かな。
注文から4分ほどと、アッという間にタンメンが出てきた。


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野菜はキャベツ、モヤシ、コマツナ、ニラ、ニンジン、キクラゲ… って、上に記した僕の考えるタンメンのお手本そのもの。
見た目は地味だが、僕はこの時点で大喜びしている。
ツルッとしたストレートな中細麺。
あー、うま。


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ちょっと前までごく普通の存在だったこういう中華屋さんは、いまや絶滅危惧種。
ごく普通のなんてことないタンメン、大丈夫か…?


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[DATA]
大黒楼
東京都小平市学園西町2-16-3



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麺飯セットを考察してみる 【台湾風味 満福楼 新小平店】

2019.05.06

 連休最終日。一橋学園駅 学園坂商店街の「アヒルのうたたね」でコーヒー豆を買い、その足で昼ごはんにすることに。
自分がグダグダとなって小平の中央図書館と根古坂のあたりを自転車で行ったり来たりするという泥沼パターンにはまり、「もう自宅方面に向かうしかないね…」ということになる。メンタルに問題があるので、駄目なときは全然ダメなのだ ヾ(><;


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新小平を過ぎたところで、逡巡。
察知した相方が「さっきの中華屋さんでいいんじゃない?」と背中をプッシュ。
駅前ロータリーに引き返す。
あーメンドクサ…。


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「台湾風味 満福楼」は青梅街道を東に600mほど行ったところに同名の店があり、姉妹店と思われるが、ならば内容も同一かというと、同じ新小平駅前の「一品菜」の例もあるので、アチラの方々の商習慣はわれわれの常識では捉えきれないところがあると思っている。


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別々にHPがあり(新小平店青梅街道店)、一応ランチメニューは同じ。
しかしHPに掲載されている値段と実際に食べたものとが違っているという、そういう大ざっぱというか大らかなところも民族性の違いなのだろう。


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担々麺+小ライス880円とラーメン+半炒飯800円を注文(HPではどちらも890円となっている)
実は後者は麻婆丼+半ラーメンを頼もうと思って入って、混乱が生じた。ほんと、駄目なときはダメ(苦笑)。


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やがて出された料理を目の当たりにして、なぜ担々麺のほうは炒飯ではなく白いご飯なんだろう…? という疑問が生じた。


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そこで、麺飯の組み合わせを入れ替えて、担々麺+炒飯というセットをイメージしてみる。
考えるだに過剰な感じ。
一方、ラーメン+半ライスはどうかというと、もの足りない感じがする。
これらのセットは理にかなっているようだ。


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すなわち、担々麺はおかずである。
実際、担々麺が人気の久米川の中華料理店「笑顔(にこ)」では、担々麺と白ご飯の組み合わせを店主自らが推奨しているほど。


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こちらの担々麺は、「笑顔」同様ごまペーストたっぷりで濃厚。
たしかに白ご飯によく合う。


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一方、ラーメンのほうは、昨日と同じようなの食べてるな… と思いつつも、まあ普通においしいからいいか。炒飯は“半”とは思えない量だし…。


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てか、ここって量すごくないですか?
多くは僕に回ってくるシステムになっているので、最後かなりキツい。
白ご飯、なくてもよかったかぁ…(笑)。


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[DATA]
台湾風味 満福楼 新小平店
東京都小平市小川町2-1971
https://manpukuro-shinkodaira.gorp.jp/



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焼きそばにはライスが付くの法則 その2 【一品菜 新小平店】

2018.11.01

 実は食べるものに対しきわめて保守的で、新しいお店に入るのはもちろん、行きつけのお店で食べたことのないものを頼むのにも相当な勇気を要するワタクシ。
それを刺激として楽しめているからこういう生活も続いているわけだが、モチベーションの上がらない日だって、もちろんある。
そういうときはいつものお店でいつものメニューを頼みたい、でもそれだとブログの記事が書きづらい… などという、本末転倒な悩み事を抱えている今日このごろ σ( ̄、 ̄=)ンー…


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なんかモチベーションの上がらない本日、ちょっとズルをすることにした。
初めて入るお店だが、姉妹店には入ったことがあって、そのとき食べたものがおいしかったので同じものを食べるという作戦。
ブログ記事の切り口としては新店開拓という重要な位置づけにもっていけるという魂胆だ。


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無性に焼きそばが食べたくなった。前の記事も焼きそばだが、特に関連はない。
8月に食べた「一品菜 西武小平店」の上海焼きそばがおいしかったことを思い出し、そういえば… と向かったのが「一品菜 新小平店」。
お店はJR武蔵野線新小平駅前の小さいロータリーに面している。


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こういう華人系のお店の特徴の一つは、膨大な品数。
店頭の何種類ものメニューボードを見ただけで、何事も“トリセツ”を読めたためしのない自分は思考停止に陥ってしまう。


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あとで写真を見て、「ん…?」となった。
“全天定食”とある。全天とは、いかなるたべものか?
“大盛全天無料”の文字も。
ググってみました。


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――全天 副詞 日本語訳:全日、日もすがら、終日[シュウジツ]、一日中ずっと(weblio日中辞典・中日辞典)

↑たぶんこれ…?
けっこうわが道を行くお店のもよう。“无料”という漢字も見られるし…。


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2時ちょっと前で4組5人と意外にお客さんが入っている。
席数は、4人テーブル×3、6人テーブル×1、カウンター11。
店内にもいっぱい張ってある品書きを見始めたら絶対決まらなくなるので、ここは何も見ずに「上海焼きそば」と申告。


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で、やって来た上海焼きソバ、思っていたのとなんか違う。
つまり、西武小平店の上海焼きそばと同じたべもののようではなかった(用字も違うし…)。
なんというか、向こうのほうがオイリーで、中国醤油のエキゾチックな香りが強かったような…?


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官能評価はそもそもいいかげんで日にちもたっているのでアレなので、写真と記述、実感で具材を比べてみた。
西武小平店が豚肉、モヤシ、ニラ、チンゲン菜、ニンジン、キクラゲ… なのに対して、こちらは豚肉、キャベツ、モヤシ、ニラ、タマネギ、ニンジン、キクラゲ… という感じ。
たいして違っていないようで、実は味に大きく影響するある違いがあることにお気づきだろうか。
これはまったく別のたべものといってよい。


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たまたま店名が同じまったく無関係のお店なのかも… と、一瞬思っちゃいました。


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右が西武小平店。ロゴは同じである


こういう展開はいまのチェーン店ではありえないけど、昔の暖簾分け制度なら珍しくもなかった。
冒頭に書いた“違うお店で同じものを食べる”という発想は、現在の外食産業のありようを基準に物事を考えることしかできていない証しと、図らずも反省させられた。
おのおの独立した料理人なんだから、わが道を行っていいのである。

ということで、まったく知らないお店に入った体験… をお伝えしました。


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[DATA]
一品菜 新小平店
東京都小平市小川町2-1959-1



[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=EHfx9LXzxpw



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炒麺のドミノ現象 【一品菜 西武小平店】

2018.08.03

 昔、中華屋で食べた焼きそばといえば、白っぽいあんかけタイプをスタンダードとして思い出すのは自分だけだろうか。
白っぽいのは、具のほとんどがモヤシだから。そこに細切り豚肉やピーマンなどが少々、場合によってはナルトも入っていた。絶妙な塩味で、そのまま食べてもいいが、ウスターソースをかける人が多かったように思う。

記憶では中華屋の「焼きそば」イコールそれで、その豪華版が「五目焼きそば」。
五目とはもちろん

ご-もく【五目】①五つの品目。また、種々のものの混合していること。(広辞苑)

の後半の意味で、「上」や「松」と同様に豪華版を表す。
豪華版というからには比べる対象があったわけで、それが質素なモヤシあんかけ焼きそばだったと。


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これに対し、第三勢力としていつの間にか確固たる地位を築いていたのが「上海焼きそば(上海炒麺)」。
昔ながらの上述2種があんかけタイプであるのに対し、こちらは炒めの過程で味付けする、ソース焼きそばと同様の調理法がとられる。
ただし味のベースは中国醤油で、ソース焼きそばというより、そのエキゾチックな風味からパッタイやミーゴレンに近いという印象。


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小平駅前の公社住宅・コーシャハイム美園町1階商店街の中華料理店「一品菜 西武小平店」。
“西武小平”という普段使わない用語が店名になっているのは、「新小平店」(JR武蔵野線新小平駅前)と峻別するためと思われる。


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多摩湖自転車道のルート上にあり毎日のように横を通過していながら妙に死角的な位置取りなのか、これまで入ったことがなかった。大きな立て看板のランチメニュー(本日の定食)が気になりだしたのはごく最近のこと。


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店内はけっこう広く、4人掛けテーブルが3×3列(真ん中はくっつけて12人掛け)、ゆったり配置されている。カウンターも4~5席。
厨房には若い中国系の男女。


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上記焼きそば事情は、メニューのトレンドの変遷というより運営形態の変化、すなわち街の中華屋さんにおいても、昭和の和式中華は、中国系調理人による本場式に取って代わられようとしていることの表れでもある。
上海焼きそばが食べられるのはこのタイプのお店。


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注文はフカヒレあんかけ炒飯850円(相方)と上海焼きそば800円(自分)。
上海焼きそばは、焼きそば好きの自分としても特に好きな焼きそばであるが、最近ほとんど食べていないのは、中華屋といえば古い和式中華に行くことが圧倒的に多くなっていたから。
先日、久米川の「鴻福」で食べた焼きビーフンの同系統の味に刺激され、「上海焼きそば食べたい」スイッチが入った。


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まずフカヒレあんかけ炒飯。
出てきたときはあせった(と相方)。
屋外は35℃の猛暑日。炒飯は85℃、ふーふーしても70℃まで下がるかどうか。腹は減っていても、とろみたっぷりのアツアツ餡に手が出せないじれったさ。


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レンゲでいじっているとフカヒレがちらほら。なかなか口にしない食材なのでがんばって食べ始める。
ネギ油の風味がアクセントとなって、食べ始めれば食が進む。細切りタケノコとフカヒレの食感の対比がよい。

実はボリューム満点。
焼きそばのセットには小ライスが付いており、それがこのお店の基準値のようで、炒飯は一皿で同程度のカロリーと考えればちょうど計算が合うくらいの量である。


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上海焼きそばは中国醤油の風味が本格的かつエキゾチック。

――上海炒麺とは ~ 具はお店によって違いはあるものの、オリジナルはチンゲンサイに似た野菜「鶏毛菜」と一緒に炒めるのがもっともメジャーなようです。味付けは中国醤油。これは日本の醤油と違い、色は濃いけれど、塩分は薄く、その上、砂糖が既に調合されているので、甘いのが特徴です。中国醤油は2種類。老抽と生抽です。多くの場合、とろりとして深い味わいの老抽を基本に味付けしています。「上海ナビ」より)

こちらの具は豚肉、モヤシ、ニラ、チンゲン菜、ニンジン、キクラゲ。
中国醤油の醤香+甘味という味のベースが、東南アジア系炒麺との共通性である。


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五目(あんかけ)焼きそば、塩焼きそば、上海焼きそば… と、どれもこれも好きで次は迷いそう。
でも、なぜか遠い記憶がよみがえり冒頭に記したモヤシあんかけ焼きそばが頭から離れないという自縄自縛。
ああいう焼きそばはいまも食べられるんだろうか?


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[DATA]
一品菜 西武小平店
東京都小平市美園町1-8-1



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The Escorts Albums
The Escorts
『All We Need Is Another Chance』

https://www.youtube.com/watch?v=IGV23ud4Nxs



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意外な女子力? が光る東京とんこつ 【東京とんこつラーメン龍 小平店】

2018.07.05

 先月、ある仕事のシステムに言及して、こき使われてることをこっそりぼやいてみたが、同じ仕事でもっとモヤモヤするケースがあって、それが今日のパターン。発注元が外部スタッフをコントロールできていない。

いろいろ省略するが、自分の前の工程の外部スタッフが前日2件発注されたものを11:08付で同時に上げてきた。なぜ、ため込まずに上がったものから順次納入しないのか。その2本はそのまま次工程に発注となるわけであるが、その外注さんが僕。

仕上がった順に納入されていれば、自分は最初の1件に朝イチから取りかかり、2件目が納入となる11時すぎには余裕で1件目を終わらせていたはずだ。
それが11時すぎに2件同時に来た。普段仕事を始める7時ごろから11時すぎまで、ボーッと過ごしていたことになる。
その空白の4時間が実にもったいない。
だいいち、そんなハンパな時間にまとめて来られたら、昼めしに出る時間、遅くなるやないか~い!(笑)


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というわけで、2本終わったのが14:30すぎで、昼ごはんの選択肢が狭まる。
超特急の仕事なので、変な時間に食事しているときは実はこういう事情であることが多い。
でもこういうとき、いつもと違ってムカつき要素が加わっていて、いつもと違うテンションで、いつもは入らないようなお店にイキオイで入るという利点? もある。


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「東京とんこつラーメン龍 小平店」は、青梅街道の東伏見交差点付近に本店があって、その支店か暖簾分けかという位置づけだと思うが、10数年前に立て続けにできたと記憶している。
立て続けだけにチェーン店だと思っていたら、その後ほかの店舗を目にしたことがない。


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最初の印象がチェーン店…? だったことと、“東京とんこつ”という標榜科が池袋の某店を思い起こさせるため、自分にはちょっとご縁がないかな… と思ってそのままになっていた。


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本日は上記事情により、中休みがなさそうなイメージのこちらにやって来た(実際は15:00に“準備中”になった)。
店内は思ったより明るくこぎれいで、“とんこつ”の肉体系男子的イメージとはそぐわない要素がどこか支配的である。
POP関係がチマチマしてるとことか。


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L字カウンター10席ほど。
スタッフは、いわゆるダルビッシュ似というカテゴリーのイケメンの人が店長っぽく、もう1人アシスタント的な若い女性。
注文は、初めてのときの自分的鉄則であるお店の基本味、東京とんこつラーメン700円。


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ラーメンは、麺200gがデフォルトでボリューム感がある。
スープは予想外にすっきりしていて(脂というよりうま味が)、自分の好みとしてはしっくりくる。香辛料か香味野菜の独特の風味があって、懐かしいというか、どこかの味に似てるんだがどこだったっけ…? (←E川亭?)
ほろほろのチャーシューが温々。あとで口コミを確認すると、バーナーであぶっているらしい。でも僕の位置からはフライパンで炒ったようにしか見えなかったんだが…。
チャーシューもおいしいが、個人的にはこの店は海苔の質のよさが、とんこつラーメンとしての高得点につながっている。


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おねえさんにお支払いをして、お釣りと一緒にサービス券をもらう。
手書きのチケットを見て、好感度がグンと上がった。
このチマチマした女子ノリ、再訪しないわけにはいかないだろう(笑)。


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[DATA]
東京とんこつラーメン龍 小平店
東京都小平市小川町2-1914



[Today's recommendation]

The Music Getaway
The Music
『Getaway』

https://www.youtube.com/watch?v=S-owwmRd3Wo



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人気ラーメン店の、ちょっといい話 【麺屋 どらいち】

2018.06.18

 僕は行列店が苦手だ。
自分が並ぶのも好きじゃないが、もっと嫌なのが後ろに並ばれること。せかされているようで、ものを食べた気がしない。
特にラーメン屋はカウンターだけというところも多いので、背後に並ばれればますます落ち着かない。


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西武線小川駅西口、職業能力開発総合大学校向かいにある「麺屋 どらいち」。北多摩北部でも特に人気が高く、行列の絶えないラーメン店だ。
お店の前はよく通るが、そんな感じでいつも混んでいるので自分にはハードルが高い。

ところが今日、自転車で前を通ったら店先に行列がない。しかも店内にもお客さんが2人しかいない。
時刻は13:27。
14時台でも行列当たり前という店だから、めったにないというか、大げさでなくこれは初めて見る光景だ。
実はこちら、ブログのお友だちcarmencさんイチオシのお店。推しが強いので一度は食べてみたいと思っていた。千載一遇のチャンスである。


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入り口左手に券売機。
「縦に同じ味になります」と店主が声をかけてくれる。
こういう場合、いちばん左・いちばん安い… が基本形と考えてよいので、どらそば680円をポチットナする。
「席はどこでもいいですよ」とご主人。
カウンター8席のみ。左端と右から2番目に先客がいるので、必然的に真ん中らへんの席に座る。


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提供は意外に早く、約3分。
どらそばは塩豚骨ベースのスープに節粉がかかって、動物系と魚介のダブルうま味というコンセプトのようだ。ニンニクが効いてうま味も濃厚だが過剰なところのない好みの味。
麺はストレートの細麺で、塩豚骨なだけに九州系を思わせる。あぶりチャーシューがトロトロかつ香ばしい。


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食べ始めてすぐにお客さんが1人。
「右端の席にお願いします」とご主人。
この店は混んでいる状態が通常なので細かな交通整理が基本オペレーションなのだと、そのとき気づいた。僕の入ったタイミングは珍しくすいていたので、“どこでもいいですよ”というまれなケースだったと。


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しかしすぐに、“どこでもいいわけではなかった”という事態に。
次に入店したのが男子高校生4人組だった。
左端の客はすでに出ているが、それでも空いているのは僕の左3席、右2席。

速やかに右に2つスライドして、5席つづきで空けてあげました。


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店主はたいへん恐縮しているが、僕にとってはごく当たり前の行動。
そして、“情けは人の…”じゃないが、これは自分のための行いでもある。

だって、そのまま動かなかったらどうなるか。4人組が僕の背後に立って席が空くのを待つか、2人ずつに分かれて僕の左右に座るかのどっちかだ。
相手は男子高校生ですよ。落ち着いて食べていられるはずないじゃないですか(笑)。


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というわけで、座り直して心静かに食事を再開したのである。

すぐに、スッと小鉢が差し出された。
「まかないですけど、よろしかったら」とご主人。
小鉢には味玉。
形が崩れてまかない用に回してあったと思われるもの。席を譲ったお礼だという。

今度はこっちが恐縮しきり。でもこういうの、すごくうれしい。
図らずも僕の“どらそば”は一番人気“どらたま”にグレードアップした。


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人気ラーメン店のルポはどうしても味の系統や具材・食材に切り込むような内容になりがちだが、そうではなくてもっと本質的なコミュニケーションというか、ご主人の善意に接する機会を得られ、それをこのような形で報告できる幸運に恵まれたことを感謝したい。


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[DATA]
麺屋 どらいち
東京都小平市小川西町4-23-5



[Today's recommendation]

Claude Debussy - LEnfant Prodigue
Claude Debussy
『L'Enfant Prodigue, etc.』
Jessye Norman、José Carreras、Dietrich Fischer-Dieskau
Gary Bertini(Cond)/ Südfunkchor und Radio-Sinfonieorchester Stuttgart

https://www.youtube.com/watch?v=0ShjToPSsOM



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早くも暑さ対策!? 汗かき料理を求めて 【あQ】

2018.05.05

 今年のGW、関東は天候に恵まれた。恵まれすぎな部分もあった。暑いのである。
気象庁は4月23日、“長期間の高温に関する関東甲信地方気象情報”を発表している。

――関東甲信地方では、3月上旬から気温の高い状態が続いています。この状態は、今後2週間程度は続く見込みです。農作物の管理等に注意してください。


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暑くなるとあんかけ焼きそばが食べたくなる。
これは若いころの経験に基づいて後天的に備わっていった部分もありそうだが、人は暑いときほど汗をかく食べ物を欲するとは、よくいわれること。汗が蒸発するときの気化熱により体内の熱を逃がして体温を下げる、と。
あんかけ焼きそばの特性そのものである餡、すなわち“トロミ”は、発汗を促す3大要素の一つとされる(たぶん)。


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清瀬の「東蓬」に続くGW中2回目のあんかけ焼きそばは、花小金井の本格中国料理店「あQ」で。
注文は、海鮮あんかけ焼きそば+餃子3個セット980円。
もう1品、やはり発汗3大要素の一つ“カラミ”を担う坦々刀削麺980円。


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実は“冷やし中華はじめました”を探していた。汗かきの真逆(笑)。
本当は冒頭部分、“熱くなると冷やし中華が…”のはずだったんだが…。


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「あQ」は2012年オープン。中国出身のご夫婦が経営されている。
僕の関心は主に年季の入った和式の街中華に向かうので、こういうお店は、存在自体は認識していても具体的候補に上がることは少ない。
冷やし中華は味より見た目… ということで、もし始めていたら“映えそうな”こちらに来てみたら、冷し中華はやっていないが刀削麺などの写真がおいしそう… と。


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店内は、入ってすぐがメインのホールで、中央の通路部分を経て奥にテーブル3席のスペース。
けっこうにぎわっていて、奥の席に案内される。


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この“せいぶ通り商店街“は昔はにぎわっていたらしいが、いまは閑散としていてお店もずいぶん減ったようだ。
このお店は人気店の印象があるが、年配客が多いというあたりは和式街中華とそれほど変わらない。一応、嘉悦大学の通学路だと思うので、平日はちょっとは違った雰囲気なんだろうか…。


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海鮮あんかけ焼きそばは、海鮮ごろごろという感じではないが、野菜たっぷりでバランスがよい。
この薄い茶色いものは何だろう…? この値段でアワビってことはないよな…。
中太の揚げ麺は、あんを吸ってモチモチの歯応えになある
餃子はコシのあるタイプの皮で、きめ細かな具は野菜中心、ニンニクも効いてどこか懐かしテイスト。


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坦々刀削麺は白ゴマのクリーミーなスープに、辛みそやラー油。
トッピングはチンゲン菜と白髪ネギ。


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辛さは4段階。
注文のとき辛さを聞かれ「どれくらい辛いですか?」と聞いたら、おねえさん「うーん、けっこう辛い」と。
僕は辛いのは平気なので、普段の行動パターンなら3本を選んでいたと思うが、おねえさんの表情に何とはなしに警戒心が働き、「じゃあ2つで」とオーダーしてあった。
それでもかなーり辛いのだ。


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麺は刀削麺としても太めだろうか。これまで食べた刀削麺の中でも特にしっかりした歯応えで、一方ビロビロ部分はスープとの絡みがよい。
辛うまなスープはあとを引いて、飲み干す勢いであった。
汗、だらだら。


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高そうなイメージがあったが、そうでもなく、メニューのバリエーションも豊富。
青椒肉絲あんかけ焼きそば、麻婆豆腐あんかけ焼きそばと、焼きそば好きにはたまらないラインアップも。
味、雰囲気、接客のいずれもポイントが高い良店だと思う。


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[DATA]
あQ
東京都小平市花小金井南町1-12-12



[Today's recommendation]

Neil Young Freedom
Neil Young
『Freedom』

https://www.youtube.com/watch?v=TnAgc1kgvLc>



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路地裏ラーメンは、実直そのもの 【中華そば まるあ】

2018.04.16

 鷹の台の駅から西に伸びる商店街を「鷹の台駅前商店街」という。
駅の西側なので普通の感覚なら“西口商店街”だが、この駅は東側に小平中央公園が隣接するので“東口”というものが存在しない。東側は、僕の田舎の用語でいうと“駅裏”。
なので、西側の商店街は“駅前”商店街でいいのだ。


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鷹の台は大学が多いので、この商店街はいまも学生街の要素を残す。洋食店や喫茶店、格安中華など。
しかし、いまの大学生はわれわれが学生御用達とイメージする業態を利用しないという情報もある。
たとえば、いまの学生は喫茶店に入る文化がないから客はおばさん世代が主体、という話を、長く大学正門前で営業してきた喫茶店「タンパ」の店主さんに聞いた。


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鷹の台の商店街のそういうお店も、客の多くは昔を懐かしむ中高年世代のような気がしている。
実際、ここでも閉店してそのまま朽ち果てているような物件をちらほら見かける。


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商店街の終点近くに、玉川上水側にコの字形に入り込む路地がある。
その隅っこで営業するラーメン屋「まるあ」。


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並びの古本屋をときどきのぞいていたので存在は知っていたが、「なぜこんなところで…?」というくらいに、まったく目立たない場所である。
それだけに、まったく商売に向かない立地でけっこう続いてるなぁ… と。


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入り口の右に製麺機。こだわりの強そうなお店だ。
店内はカウンターのみ7席。1時半すぎでお客さんはなし。

各席の前には、メニュー表、割り箸立て、楊枝入れ、コショウ入れ、以上。
そのすっきりしたカウンターまわりのほかもよけいなものがない清潔感のある店内で、掲示物もほとんどない。
目に付くのは、ラーメン作りの苦労を記してあるというホームページのお知らせくらい。


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メニューは、中華そば、チャーシューめん、つけめん、辛いつけめんの4品のみ。
中華そば650円を注文。

こちらの店主、髪は白いがけっこう若そう。何というか、まじめそう。
客あしらいは苦手そうだが、ラーメン一筋、その誠実さはビシビシ伝わってくる。


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「私の育った町には、魚介を使ったスープが有名なラーメン屋がありました」という一節で始まるHPの抜粋で、こちらの中華そばを紹介する。


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――スープ作りをはじめる時に、世にはすでに、動物系に魚介系を直前にあわせるWスープがはやっていました。しかし、煮干のダシは、とても淡くて、微妙で、強烈なパワーをもった動物系のダシにまったくかないません。もちろん、この対策のためにWスープという製法ができたのですが、私には、動物ダシを一滴でもいれれば、魚介の味は消し飛んでいくように感じ、到底納得いくものではありませんでした。行き着いた結論は、動物ダシは一切使わない、ということでした。


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こうして魚だしを引き立てるタレの探求が始まる。
そして麺、チャーシューのこだわりと、HPからは並々ならぬラーメン愛が伝わってくるのである。


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個人的には、東村山久米川町の府中街道沿い、閉店した「まる紀」を思い出した。
過剰なところがなく奥ゆかしい煮干し系。
作り手の性質をそのまま表す実直なラーメンだと思う。


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[DATA]
中華そば まるあ
東京都小平市たかの台36-4
http://marua.dotera.net/



[Today's recommendation]

Norah Jones Come Away With Me
Norah Jones
『Come Away With Me』

https://www.youtube.com/watch?v=tO4dxvguQDk



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人気ラーメン店 突撃レポート!! 【天神】

2017.12.25

 年末モードはいつもと違って、明日から“仕事が”ものすごく忙しくなる予告が入っている。
例年は、仕事はぼちぼち納めにかかり、“家のことが”忙しくなるタイミング。
こういうの慣れてないから、お尻のあたりが落ち着かないのなんの。
今日も、いまのうちにやれる分は片づけておかなければ、とソワソワ。

でも、週末から三が日にかけて、絶対休んでやる!

ということでソワソワしたまま多摩湖自転車道を走っていて、お昼ごはんに迷ったらアウトっぽいので、チラッと思い浮かんだ人気ラーメン店に突入。


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青梅街道沿いの「天神」。
店名の字ヅラから博多ラーメンを思い浮かべるかもしれないが、まったく無関係。住所が“天神町”なのである。
赤い看板のでっかい文字にピンとくる人もいると思うが、こちらはラーメンチェーン「満北亭」からの独立組だ。なので博多ではなくサッポロ寄り。


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1時半で、店内は予想どおり混んでいる。…いや、そんなに混んでないか(笑)。
50%も埋まっていないが、店が大きいので人数は多い。僕の基準で、こういうのは混んでるほう。
入り口の左手にカウンター、右はテーブル席になっているもよう。
大昔に一度入ったことがあって、右奥で食べた記憶がある。つまり広く殺風景な厨房を囲むL字カウンター(そのへんも満北亭的)だったと思うんだが、だいぶ様子が変わってちょっとファミレスチックなつくりになったかな。
実際、ファミリー客がちらほら。


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カウンター席に座って、目の前のお兄さんに「しょうゆラーメン」と申告。麺の太さを聞かれ、太麺に。
これは前回と同じチョイス。こういう系統はみそラーメンといきたいところだが、満北亭のみそは好みではないので念のため回避、そのときのしょうゆラーメンが好印象だった。今回、それを確認しようと。
名物ジャンボ餃子は…、コスパ的に今回はパス。


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店員さんが6人もいる。見ていると、役割分担が決まっているふうでもなく、皆さん動き回っていて、たまたま通りかかったから麺をグルグルしてみました、みたいな不思議なオペレーションだ。僕の麺も責任者不在のまま一瞬忘れ去られそうになったぞ。


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しょうゆラーメン600円(+税)。
透き通ったスープではなく、濁って濃厚そうである。
スープをひと口。甘めだ。というか、うま味が強い。砂糖の甘みは論外だが、ラーメンなんてこんなもんだと割り切って食べていた人工的うま味過多の味付けが、割り切りつつも最近キツくなってきた。
これは途中で酢を足し入れたくなる味だ。と思っていると、途中からスープ自体、酸味がやって来る。ん…? ちょうどいい味になった(笑)。なんか不思議。


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こういうモチモチの太麺は好き。濃いめのスープとよく合う。
適度な歯応えを残した昔っぽい味わいのチャーシューもおいしい。ボリューミーだが厚すぎず、口いっぱいに2口で、というのにちょうどよい大きさ。

思ったよりも量はあっさりめなので、やっぱり餃子は必須かも。
個人的には、ランチタイムサービスのBセット:半餃子(3ヶ)+小ライス280円をラーメン類に組み合わせてちょうどいいかもしれないな。
次はそうしよう。


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[DATA]
天神
東京都小平市天神町4-8-3



[Today's recommendation]

The Allman Brothers Band Brothers And Sisters
The Allman Brothers Band
『Brothers And Sisters』

https://www.youtube.com/watch?v=yRDivUb5EeA



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