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ウワサの“具なし?”五目焼きそばをテイクアウト! 【笑顔(にこ)】

2020.06.11

 この2カ月を通して徐々に外出機会は増えていったとしても、関門はあって、たとえば踏切。閉まっちゃうとどんどん人がたまって密接感が高まるので、いまでも回避しがち。
久米川駅周辺なんか、線路南北の行き来は空堀川両岸のアンダーパスをもっぱら使っている。
必然的に川から駅方面に上る途中にある中華料理「笑顔(にこ)」の前を通ることが多くなる。

相変わらず賑わってるなぁ… と目をみはったのが1カ月くらい前のことか。
「笑顔」はとにかくお客さんが普通に入っていて、あ、ここは大丈夫だ… と安心したのだ。
逆に言うと、元どおりすぎて、けっこう踏み込みづらい。


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そういった状況判断もあったかどうか、こちらはテイクアウト等の緊急対応を前面に打ち出していない。
電話で聞いてみる。
ラーメン類は無理だろうけど、頼めばだいたいの料理は対応してくれそうな感触だ。
人気の両面焼きの五目焼きそばと、炒飯、餃子を頼む。


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指定の時間にお店に伺うと、ちょうどパッケージが済んだところ。
品を受け取って出ようとすると、「ちょっと待って」と厨房のご主人に呼び止められた。「アジフライ持ってって」
いままさに揚げている最中のバットからパックに詰めて渡してくれた。
「うんまいんだ、このアジが!」
釣り好きのご主人が前日(定休日)に釣ってきたものだという。うんまいに決まってる。


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うちに帰って開けてみて驚いたことに、アジフライが4個も入ってる。サービス品なのに4個って、ちょっと既成概念を外れるものがあるが、そういうお店である。


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ちなみにアジフライは普通「○枚」と数えると思うが、これは相当型のいいアジで、5枚におろしてある。ふわっと軟らかくまったく臭みのない、本当にうんまいアジフライだ。


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什景炒麺(五目両面焼きそば)は麺と具が別パック。
何も考えずに皿に普通に(具を麺の上に)盛り付けて、あ、これは違うなぁ… とすぐに気づいた。


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このものはお店では、あんかけの具に両面焼きの麺がガバッと覆いかぶさった状態で提供される。
一見、質素に見えるが、その実、ぜいたくな品々が包み隠されているという、中国地方に伝わる“うずめ飯”や“備前ばら寿司”のような料理なのだ。


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ここにあんかけの五目の全容を明らかにするのも無粋なので、一部拡大して掲載した。
なんと、具材は20種近いので、写真は片鱗にすぎないという。


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両面焼きのオイリーな麺と甘辛な餡が口の中で合わさって、サイコーに幸せな瞬間を迎える。


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ご飯がパラパラでしっかり塩味のついた炒飯(たぶん“焼豚の炒飯”という品)、肉率の高い餡がみっしり詰まった餃子も、家では出せない味でうれしくなる。
炒飯なんか、実に3カ月ぶり。体が欲しているようで、ガツガツ一気食いしてしまった。


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それにしても…
お店で食べればもっともっとおいしいのは当然のこと。
このお店も、(自発的)外食禁止令の解除後、いっぱつめに入りたい候補であることは間違いない。


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[DATA]
笑顔(にこ)
東京都東村山市栄町2-10-9
https://www.facebook.com/menhannico/





[Today's recommendation]

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https://www.youtube.com/watch?v=RkuDuq1xJFU



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「のり巻や大和店」(東大和市清水4丁目)の店先に気になるポスターが…(詳しくは インスタ で)


交差点の隠れ家中華 【金龍亭】

2019.08.19

 五日市街道の武蔵野中央交差点に古そうな中華料理屋があることに、ごく最近気づいた。
その名も「金龍亭」。


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住所は武蔵野市で家からそう近いわけでもないが、吉祥寺に行くルートの一つで昔からよく通る場所。
なぜこれまで気づかなかったのか?


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この交差点は、メイン道路の五日市街道に三鷹通り(中央通り)がズレて交わる食い違い交差点で(現在改良(改悪?)中)、そもそも見通しがよくないうえ、今回あらためて検証したところお店の前の植え込みが西・北側からの視線を遮っている。


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加えて、外装デザインが中華屋とは思えないほどシックなこと、入り口が奥まっていることなどが重なり、期せずして隠れ家感を漂わせることとなった。


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近くを通ったので、せっかくだから店先の様子などを眺めておこうと行ってみると、本日のおすすめメニューのホワイトボードが出ている。
――中華ランチ:ラーメン、ギョーザ3ヶ、小ライス、コーヒー付き ¥670
や、安い…!


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今週、実はピンチである。
給料日(=小遣い支給日;一般の給料日と日付を合わせてもらってる)まで残り3000円という。
そのまま入店しました σ( ̄、 ̄=) ンー…


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店内も外観同様、落ち着いた民芸調のつくりで、ほぼそば屋のよう。


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いろんないきさつが考えられるが、たとえば“本日のおすすめ”メニューの一角にある“どんぶりセット:かつをたたき&まぐろ丼…”のあたりに来歴のヒントがあるかも。少なくとも品書きにそば・うどん要素は見当たらない。


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テーブル席4×3、小上がり4×4という席数。


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スタッフは、ホール係の女性と、厨房には男性2名の姿が見え隠れ。男性の一方はかなりのご年配とお見受けする。
ホールのおばさまは配膳口の前に背筋を伸ばして待機、客の動きに目を光らせている。昔の食堂の三角巾のおばちゃん、もしくはレストランのウェイトレスさんの姿が思い出される。


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運ばれてきた中華ランチをひと目見て、「お…!」と声が漏れる。


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透明に近いラーメンスープの色。こういうの、昔、あったよなぁ…。
具体的にどことは思い出せないが、見た目も味も懐かしいのである。


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ギョーザは細かくミンチされた野菜の甘味が強い餡がみっしり。
サイズ感もあって、3個で十分満足できる。


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実は入る前、「この店構えは絶対チャーハンだろ…」というのがあったが、前述の事情によりそっち方面は断念。
僕のあとに入った若いお客の注文がチャーハンで、遠目に拝見したそのヴィジュアル、「昔の大衆食堂のチャーハンって、あんなんじゃなかったか…?」
満足感と、次への課題が残る回となった。


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[DATA]
金龍亭
東京都武蔵野市吉祥寺北町4-13-4





[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/4CK-f-Hhij4


吉祥寺で、サッポロ 【ピリカ(吉祥寺)】

2017.08.11

 久しぶりのサッポロラーメンの店。
ここでいうサッポロラーメンとは、現在の、あるいはおそらく過去においても札幌のラーメンシーンとは何の由縁も関連性も見いだされないままに、そう名乗り展開していた一連のグループのこと。つまり1970年代に全国を席巻した某チェーン店の傍流の生き残りの話(蝦夷えぞふじピリカ 参照)。


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僕はこの手のラーメンが好きで一定ペースで食べているが、お気に入りだった花小金井の「えぞふじ」が5月いっぱいで閉店してしまい、そのショックを引きずってか、ずいぶん間が空いてしまった。
でもそれを言ったらどちらも危ういことに変わりはないのだから、むしろ立ち止まってはいられないのである。


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吉祥寺の「ピリカ」は、吉祥寺にあって異質な存在である。異質な存在というか、存在感がない。ないわけではないのだが、ひた隠している。気配を消して、生き馬の目を抜く吉祥寺の飲食業界を40数年にわたって生き延びてきた。
これは、なかなか面的な開発が進まない街の南東側という立地も幸いしている。同じ井ノ頭通り沿いでも三鷹寄りだったらこうはいかなかったと思う。


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店内はカウンターのみ11席。女性客1人、僕と入れ替わりに出る。で、僕1人。
お店のおかあさんは頭に黒い頭巾をちょこんと載せ、なんかかわいらしい。ラーメンの領域内を見渡しても洗練とは特に隔たりの大きいタイプの店で、たぶん60代のおかあさんが、ややおしゃれに映るという、吉祥寺マジック。


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注文はサッポロラーメンの鉄則、みそラーメン(600円)。
中華鍋でひき肉と野菜を炒め、スープを注いで合わせみそを溶く。野菜はモヤシ、ニラ、ニンジンで、量は多め。


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以前食べたときやわめに感じた麺は、今日はちょうどよいゆで加減。でも全体になぜか短め。
ちょっとクセのあるだしのにおいが店に漂っているが、スープのみそ味はこの系統にしてはかなりマイルド。でもニンニクがひそかに効いている。
一口めにあっさりすぎに感じて途中からしっかり味が来るのは、僕にはちょうどよいバランスだ。


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この店は“きたな”というキーワードでちょっと有名になったが、僕の尺度でいうと、全然。たとえば冒頭の3店を思い浮かべてみても、うん、ここがいちばんきれい(笑)。
おかあさんは僕のラーメンをつくったあと洗い物に移り、引き続き水切り籠の食器を一つずつ布巾で拭いている。ラーメン屋ではあまりお目にかからない光景だと思う。


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平行する末広通りがどんどん開けていくのに対し、井ノ頭通りはあまり変化がない。2つの通りの間の狭い区画のビル群が防波堤となって開発の波を押しとどめているようにも映る。その表裏のコントラストが面白い。
向こうの通りには、はやりのラーメン店。

吉祥寺にこういう店が残っているのは奇跡的であり、うれしいことである。


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[DATA]
ピリカ
東京都武蔵野市吉祥寺南町2-20-9





[Today's recommendation]


https://youtu.be/fVY2kI3ys2g



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