fc2ブログ

450円の滋味 【寳来屋】

2021.08.17

 美住町の中華料理店「寳来屋」はランチ営業が15時まで(LO 14:45)と遅いので、忙しかったりして昼ごはんを食べ損ないそうになったとき重宝する。


20210817 horaiya-26


今日、13時と珍しく早めに行ったところ、いっぱいで入れなかった。自転車で時間をつぶして13時半に戻ったが、またまた満席。
間が悪い日のようで諦めて自転車を出そうとしていると、食べ終わって出てきた女の人が「入れますよ」と声をかけてくれた。「ありがとうございます」と、なんとか入店。


20210817 horaiya-27


「タンメン」と申告して席に着く。


20210817 horaiya-23


ちょうど店内全体を見渡せる位置だったから気づいたんだが、隣の席の3人(小さい子ども連れの若いお母さん)を除き、すべて単独客である。
テーブル席が全部で6つで、都合8人しか客が入っていない(うち2人は幼児)。


20210817 horaiya-21


1時半で満席というとさも景気よさげに聞こえるが、現実はそんな数字。
相席なんてもってのほかという時代で、テーブルの数と同じ組数しか客を入れられないのだ。
それもコロナ禍における飲食店の苦境の一側面であろう。

とか、ひと事のように書いているが…。


20210817 horaiya-24


タンメン450円。
4人掛けテーブル席で450円なので、席当たり112.5円。おそろしく単価の低い客である。
こちらは申し訳ないレベルに安いお店で、いつもなら餃子を付けるところ、今日はこのあと歯医者なのでニラやニンニクはちょっと…。


20210817 horaiya-22


僕以外の単独客4人中3人までは麺類+チャーハンというオーダーだ。
普段なら「それじゃ食いすぎだろ!」とツッコんでるところ、逆に反省させられてる。


20210817 horaiya-25


熱々で野菜の滋味の染み出たスープが沁みる。

で、本日の教訓。
歯医者の前に「寳来屋」に入ってはいけない。


20210817 horaiya-29


[DATA]
寳来屋
東京都東村山市美住町1-6-31





[Today's recommendation]

wachat210817.jpg




https://youtu.be/HL_WvOly7mY



20210817 hasu-22
庭のハスにみる超撥水性表面


さくら通りが、いまアツい! 【餃子市 東村山店】

2020.02.16

 東村山駅東口のさくら通りを歩いていると、ソースメーカー・ポールスタア直営の甘味・惣菜処「さくら茶屋」のイートインコーナー入り口に暖簾がかかっている。赤地に桜の花をあしらった暖簾には「さくら食堂」の文字。その横には「東村山黒焼そば」の幟。いずれランチメニューの提供を… というのがオープン当初からの「さくら茶屋」のビジョンだったと思うが、ついにステップアップの春到来! ということらしい。
入る気満々で売り場のおにいさんに聞いてみたら、オープンは明後日18日とのこと。「ガクッ」


20200216 sakurashokudo-11-2


でもいろいろお話を聞くことができ、以前ポールスタアで発売していた「東村山黒カリー」の復刻版をメニューに載せるという耳寄り情報も。工場の直売所でソースを買ったらおまけでいただいて食べたことがあるが、本当においしいカレーだった。「さくら食堂」のオープンがますます楽しみ。


20200216 gyozaichi-11


あらためて昼ごはん。
駅のほうに270m引き返したところにある「餃子市」へ。


20200216 gyozaichi-12


なにしろ黒焼きそば食べる気満々だったので、頭の中では焼きそばがぐるぐる。
こちらはたしかセットメニューが充実していたはずで、上海焼きそばなどのセットもあるに違いないと踏んだのだ。


20200216 gyozaichi-3120200216 gyozaichi-3220200216 gyozaichi-33


日替わりランチは5種類。
焼きそばはなし。
ガーン ( ̄▽ ̄;)!! ガーン


20200216 gyozaichi-15


仕方なく… といったらアレだけど、Cの焼き肉キムチ丼+半ラーメンに。
もう1品はAのチキン南蛮。


20200216 gyozaichi-36


注文のあと、品書きを見直していると、日替わりランチの裏にレギュラーランチセットというものが…。
上海焼きそば、ちゃんとありました。
ガビーン Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン

気を取り直して…。


20200216 gyozaichi-35


焼き肉丼のセットは“ガッツリ”とか“スタミナ”とかいう名前で出てきそうなビジュアルの、いかにもな男子メシ。アタマの部分はいわゆる“豚キムチ”ではなく、“焼き肉のキムチのせ”だ。


20200216 gyozaichi-18


焼き肉部は豚肉とタマネギというシンプルな材料構成でタレは甘辛味。キムチも含め全体に甘めの味付けのご飯がススムシリーズ。


20200216 gyozaichi-19


半ラーメンは鶏ガラベースのやさしい味わいのスープで、普通においしい。


20200216 gyozaichi-34


チキン南蛮とは鶏の唐揚げのタルタルソースがけであった。


20200216 gyozaichi-21


鶏の仕込みにポイントがあるらしく、非常に軟らかくジューシーに揚がった唐揚げ。マヨネーズを主体にゆで卵とピクルス少々というタルタルソースがたっぷり。こちらもなかなかのハイカロリーごはんだ。


20200216 gyozaichi-22


ところで、以前入ったときより客入りがいいように感じる。
去年7月にさくら通りが野行通りまで開通して車や人の流れができたことも好影響を及ぼしているかもしれない。
冒頭の「さくら茶屋」の展開や新店の開店(予定)も相次いでおり、相乗効果で一気に活性化しそうな予感も漂う市内要注目エリアである。


20200216 gyozaichi-13


[DATA]
餃子市 東村山店
東京都東村山市久米川町3-1-4





[Today's recommendation]

wachat20200216-22.jpg




https://youtu.be/kemivUKb4f4



20200216 kitchen neco-11
さくら通りを折れて東村山高校へ向かう途中。Googleマップ、早いなぁ(上の地図で「餃子市」の120m東)


豚肉メインの“まるで洋食屋”な居酒屋 【豚たつ】

2019.01.18

 小平駅で待ち合わせて昼ごはんに。
北口の名物的存在だった“う丼”「丸徳」閉店後に居抜きで入った北京家庭料理「味店」に行ってみたら、シャッターが下りている。休み…? というか、正面外装に看板代わりに貼られていた“水餃子”や“ラーメン”の形板が外されている。気配的には、閉店…?


190118 tontatsu-30 190118 tontatsu-31
12月29日をもって20年の歴史を閉じた「味処 しみず」(左)、形板が外された「味店」(袖看板・屋号は「丸徳」のまま)

190118 tontatsu-32 190118 tontatsu-33
東大和中央交差点の「bistoria」が場所を変えて営業再開(左)、「ごはん処ぶら~り」跡地には「やなぎ寿司」の看板がかかった


この先、多摩済生病院に向かう途中の和食店「味処 しみず」が12月で閉店した。南口の食堂「ごはん処ぶら~り」がいつの間にかすし屋に変わっている。ルネセブンのイタリアン「Tamago」が閉店し、東大和にあったビストロ&デリカテッセンの「bistoria」が入店した。
飲食店が多いわけではない小平だけに、激震とまではいわないが、これらは少なからず人心に不安を与える動向に違いない。


190118 tontatsu-12


去る者あれば来る者あり。
たとえば「bistoria」への近隣住民の期待感は大きいんじゃないだろうか。


190118 tontatsu-13 190118 tontatsu-14


そして、その裏手。
揚げ焼きパンチェーン「象の耳」(2017年6月閉店)のあとに入った居酒屋「豚たつ」。


190118 tontatsu-18


ランチ営業を始めてからは日中も“八幡平ポーク”の幟が目を引くようになったが、居酒屋を標榜しているので、自然“和”のテイストをイメージする。
ところが入ってみると、こじゃれた(でもどこか1980’s風な)内装デザインに加え、厨房には白のコックスーツをビシッと身にまとったマスターシェフの姿。どう見ても“洋”の要素が卓越しているのである。


190118 tontatsu-17
190118 tontatsu-15 190118 tontatsu-16


というように意表を突かれ、オーダーも店頭の品書きで決めたところを再検討して、豚てき定食850円、とんかつ定食750円ということに。

テーブル席10席、カウンター3席とこぢんまりしたお店。
マスターのほかに女性店員が2人いるが、やりとりがすべて丁寧語なので関係性の判別がつかない。


190118 tontatsu-20


料理のきれいな盛り付けもやはり洋食風。


190118 tontatsu-19-2


とんかつは薄い衣でさっくりした仕上がり。カツレツのように油で炒め焼きにする調理法かもしれない。
豚てきは小麦粉を薄くまぶしてソテーされ、香ばしさが際立つ。


190118 tontatsu-21


豚肉・脂の軽やかでクセのないコク・甘味が引き立ち、どちらの料理もとてもおいしい。
洋食シェフとしての経験値がよほど高くないと、こうはいかないんじゃないだろうか。


190118 tontatsu-22


小鉢はめかぶ。
みそ汁の具がワカメととろろ昆布で、海藻3種のヘルシー献立だ。


190118 tontatsu-23


八幡平ポークは、秋田県鹿角市八幡平などの農場で育てられている四元交配のハイポー豚(八幡平ポークHP参照)。
肉質のよさはもちろんだが、このブランド豚にこだわるのは、秋田出身というマスターの郷土愛の表れでもある。


190118 tontatsu-18-2


ランチ営業を始めて5カ月とのこと。当初は居酒屋営業のみだったわけで、それではなんとももったいないと感じる料理である。
夜も居酒屋にディナーにと、いろいろなシーンに活用できそうだ。


190118 tontatsu-11


[DATA]
豚たつ
東京都小平市美園町1-3-10



[Today's recommendation]

wachat190118.jpg
◆ 猫写真はこちら その1 その2




https://www.youtube.com/watch?v=PQHPYelqr0E


煮干し香る安心の一杯 【黒潮屋】

2018.02.08

 新青梅街道の山崎製パン武蔵野工場西のT字路(柳窪交差点)を下里方面に北上する新山通りは、団地の間を突っ切るようなルートだから基本的に古くさく活気がない。
入居者の高齢化が進む団地周辺は飲食店にとって好立地とは思えないが、ここに評判のラーメン屋さんがある。


kuroshioya11.jpg


久留米西団地の真ん前の「黒潮屋」は2004年開店。
そういうタイミングのラーメンブームでの出店で、同時期、このように立地条件に恵まれずフェイドアウトしていったお店が少なくないなか、この店は長く頑張っている。
何か秘訣があるに違いない、と潜入してみる。

というか、本当を言えばシゴト忙しくてもういっぱいいっぱい。近場で済まそうと…。


kuroshioya12.jpg


ここは開店当初に入ったことがある。味やなんか、まったく覚えていない。
でもそのころはまだ新進気鋭のラーメン屋に関心があったという証拠物件である。
味は覚えていないけど、お店そのものに悪いイメージはない。


20180208 kuroshioya-2420180208 kuroshioya-25


カウンターのみの店内。


20180208 kuroshioya-2720180208 kuroshioya-21


こちらはつけ麺が人気だが、僕はつけ麺はほとんど食べない。
10年くらい前、元祖つけ麺的存在の「中野大勝軒」でつけ麺を食べた。若いころ中野近くに住んでいてよく食べていたのだが、そのときはまったくダメで、以後つけ麺というものを食べなくなった。
年齢的なものだと思うが、濃すぎるつゆをまとった麺を受け付けないのである。

ということで、本日の注文はラーメン680円。


kuroshioya13.jpg


店内のいろんな掲示物を見ていたら、「当店は前金制となっております」とある。失礼しました、とお支払い。
1時半すぎでお客さんが2人。僕のあとにも単独客が2人。この立地でそれはすごいことだと思う。
自分以外のお客は常連とみられ、店主は注文と同時に支払いを求めている。
僕のようなほぼ一見客への気配りは細やかとみた。


kuroshioya17.jpg


店名から連想されるようにラーメンスープは魚介系。といっても、強烈に匂うのではなく、ほのかな煮干しの風味があとからくる感じ。
チャーシューが特徴的で、しっかり歯応えがありそうな見た目だが、ほろっと崩れる。
味玉、メンマ、ノリ、薬味のネギ、カイワレというのもいいバランスだと思う。


20180208 kuroshioya-23


とはいえ、特別主張が強いわけでもなく、特徴がないといえなくもない。
これで長く安定的に営業してきたというのは不思議といえば不思議。
たぶん、ラーメン1杯食べただけではその秘訣はわからない。
あとで調べたら、ここは塩ラーメンが人気のようだ。それに、やはりつけ麺という自分と無縁の要素が絡む。


20180208 kuroshioya-26


店主のキャラクターがよい。いわば友だちキャラの安心感。
人のよさがにじみ出ているようで、しっかり者っぽい奥さんともども接客がソフト&フレンドリー。
誰もが応援したくなるに違いない。


20180208 kuroshioya-28


[DATA]
黒潮屋
東京都東久留米市下里3-17-12





[Today's recommendation]


https://youtu.be/RsG37JcEQNw



chat180208-22.jpg


Latest Articles
小だぬき発見! 【シャトー洋菓子店】 Jan 17, 2022
愛は惜しみなく 【忠豊】 Jan 16, 2022
年末年始のしわ寄せ 【正来】 Jan 16, 2022
小麦香るもちもちうどん 【東村山肉汁うどん メリケン】 Jan 12, 2022
分散初詣からの… 【芝大門 更科布屋】 Jan 10, 2022
古きよき時代の… 【ながしま 磯とり料理】 Jan 08, 2022
近場で味わう非日常 【貯水池 鳥山】 Jan 06, 2022
意外に書き入れ時な、正月の… 【シャモア洋菓子店 久米川店】 Jan 05, 2022
開いててよかった♪ 【横浜家系 大幸家】 Jan 03, 2022
ファストうどん高率な三が日 【うまげな 西武所沢SC店】 Jan 02, 2022
とある元日風景 Jan 01, 2022
常と変わらぬ… 【ますも庵】 Dec 31, 2021
Ranking
          
          
Category
Category-2