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ある意味、幻の… 【マルケイ肉店】

2021.06.30

 忙しく働いたお疲れ脳のリセットに、夕方に自転車でぶらっと出かけたりする。
日の長い季節は川や水路沿いをゆっくり流すのが好きだ。
ちょうど梅雨時の花が見ごろであろう玉川上水へ、ぶらっと。

喜平橋交差点からあかしあ通りへ入り帰路に就く。警察学校を過ぎ、あかしあ通りの一本西の一中通りへ。
自転車では食べ物屋の動静をチェックするため気になるお店を結ぶようなルートをとったりするが、煎餅屋さんくらいしかないこの一中通りをしばしば通るのはなぜか。それは、とある存在が気になっているから。

いつもシャッターが下りていて閉業したとしか思えない外観ながら、まだやっているという情報が以前寄せられ、その後実際に開いているところを一度だけこの目で見たことがあるそのお店。しかしそのあとやっぱりいつも閉まっていて、あれはマボロシだったんだろうか…? と、ついまた見に行ってしまうという。


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ある意味、幻といえるそのお店が、開いていた。
シャッターが半分だけ上がっていて、横目で見た感じではショーケースに商品も並んでいるようだ。
さすがにハードルが高くそのまま通り過ぎたが、またとない機会にも思え後ろ髪引かれ…。
70m先で引き返しました。


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上記情報源は文筆家でイラストレーターのツキさんで、このあたりの元地元民。

――ほとんどシャッターが閉まっていますが、たまの夕方にレア営業してるんです。ここの唐揚げがオッケーで。たしか、店の名前もオッケーだかカッケーだったような・・

正解は「マルケー」でした (;^_^A


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引き返すとシャッターが全部開いていて、ちょうど開店したところのもよう(時刻は15:45)。
それだけに品薄で、唐揚げはまだ並んでいない。
唐揚げしか頭になかったので呆然と立ち尽くしていると、「揚げ物? できますよ」とお店のおにいさん。気さくそうな人で、一気に緊張がほぐれる。


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揚げ物で唯一できあがっていた手羽先を2本と、鶏からあげを200g揚げてもらう。
ちなみに値札の出ていない手羽先は1本65円と激安。


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「いつも閉まってますよね」と聞いてみたところ、今日はいつもより開けるの早かったからと言ったかな… とにかく夕方開店のお店なんだそうだ。「もっと早く開けたいんだけど、病気しちゃって」
その分、夜10時と遅くまでやっていると(揚げ物は9時半ごろまで)。


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「手羽先ちょっと小さかったから1本サービスしときますね」
人のご厚意に、僕はとても喜ぶ ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪


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しょうゆ味にニンニク、ショウガを利かせたジューシーな唐揚げ。
水あめかな、皮がパリッと揚がって優しい甘さの手羽先。
どちらもオッケーなお味でした c( ̄▽ ̄)


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[DATA]
マルケイ肉店
東京都小平市学園東町2-11-1





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/3z-GwdaKrn8



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ノカンゾウの赤色の強い個体(ベニカンゾウ) / 玉川上水


ドライブインのお品書き 【三喜食堂】

2017.07.17

 所沢街道の下里二丁目交差点付近の緩やかなカーブを描いて小高くなっているあたりに、やや唐突に堂々たる構えの一軒家食堂が出現する。
それが「三喜食堂」だ。


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所沢街道は古く整備されていない路線で、田無の北原交差点から秋津町三丁目交差点まで終始片側1車線道路である。
途中バイパス区間はなく、歩道の確保もままならない狭く曲がりくねったルートに零細町工場や自動車整備工場などが点在し、殺伐と古い情緒の紙一重といった風景が続く。


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三喜食堂の一帯は開発が進んでおらず、現在の都市計画道路とは無関係に細い旧道が畑地を縦横に走り、突然古い敷地内墓地が出現したりする。
畑こそ減っているが、うねる丘陵地帯を上り下りする細道は、『となりのトトロ』の耕運機のシーンを思い起こさせる。


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三喜食堂は、構えこそ純和風で一見結び付かないが、立地、スタンスは典型的な昭和のドライブインである。
多摩地区は各幹線道路にロードサイド店が立ち並ぶが、ほとんどがチェーン店でこういう古い形態は意外に少なく、ほかに立川通りの「けやき台ドライブイン」が残るぐらいだ。


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1時前で客はわれわれを含めて12名。それに対し店員は6名と、どう考えても過剰である。
店員ではないと思うが、厨房に小学生1~2名がちらちら見え隠れしており、それも店側にカウントすれば一大勢力となる。


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そこはまあ、どう見ても家族経営なので、人件費はシビアな問題にはならないのだろう。
後継者難を考えれば、こっちははるかに健全だ。


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ドライブインの要件である品数の多さ、レパートリーの広さはもちろん満たしており、壁のお品書きは、そば・うどん、麺(中華麺)類の部、飯の部、定食の部、一品料理と、部門別に分けられている。
よく見るとこの分類法がユニークで、たとえば飯の部にはチャーハン、カレーライス、天丼と和洋中が同居する。


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われわれのオーダーは、ヒレカツ定食850円+税(私)、メンチカツ定食850円+税(妻)。
この+税は3%で、壁に掲示の消費税5%時代の内税価格に3%をレジで上乗せということらしい。木札の品書きを作り直すのもコストがかかるし、次の増税も迫っているし、という状況での苦肉の策のようだ。


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定食は、小鉢(カボチャの煮物)、お新香(オイキムチ)、みそ汁(ナメコ、豆腐、油揚げ、ワカメ、ネギ)付き。メインのカツの皿にはスパゲティサラダが添えてある。
ご飯は硬めの炊き上がりで量は多め。例によって妻がまず僕のどんぶりにご飯を大量に移し、僕は3割増しぐらいから食べ始める。
ヒレカツは4切れ。軟らかく筋もなく、おいしくいただける。
具だくさんのみそ汁は業務用の気配が感じられず優しい味わい。ほかも同様に家庭の延長のような素朴な味で、質・量ともに満足の定食である。


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メンチ好きの妻はときどきメンチカツを食べたがるが、メンチ嫌いの僕は手伝えない。あとで感想を聞いたら、「おいしかったよ。苦しかったけど」
小食の妻にとって、メンチは毎回、ぎりぎりの勝負のようである。


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隣の客の五目そば+半チャーハンがとてもおいしそうだが、この半チャーハンの客がけっこう多い。もちろん、カレーライス、カツ丼、ざるそば、もやしそば、レモンサワー? と、いろんな注文が飛び交うのはドライブインならではである。
次は中華部門、じゃなくて麺の部でいってみたい。


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[DATA]
三喜食堂
東京都東久留米市下里1-7-2





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/xrCMlSWlDX8


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