Emptyな悪循環からの… 【とんかつ太郎】
2022.08.11
いちおう前記事の続きということになるが、夏休みの山間部の昼ごはん事情を甘く見てはいけないという件…?
前記事に書いているように、檜原村に向かう途中、五日市街道睦橋で渋滞に巻き込まれた。秋川流域は川遊びのメッカであり、武蔵五日市駅前はBBQと思われる若者であふれ、夏休みのそのたぐいの人出が多かったものとみられる。それによりモノレール便が遅くなり、小林家住宅総角沢モノレール駅に戻ってきた時点ですでに13時すぎ。悪いことに、来る途中で車のエンプティランプが点灯してしまい、山奥だけに気が気でない。来るとき目星をつけておいた飲食店を通り越し、モノレールの運転手のおっちゃんに教えてもらった最寄りのガソリンスタンドへ直行。この段階で主要道の檜原街道で、その先は再び川遊び等の人出が急増、当然、道々の飲食店も常にない混みよう。
――という悪循環で、ランチ難民化 =( ̄ロ ̄;)⇒
こうなったら何でもいいが、五日市街道を行くより青梅に抜けたほうが見込みがありそうと、武蔵五日市駅前交差点から秋川街道へ。
吉野街道を過ぎ調布橋を渡って青梅街道へと右折する手前にとんかつ店を発見。
時刻はすでに14:30。
いちおう駐車場に車を入れて営業時間を確認すると、ランチタイム ~15:00と。
た、助かった…。

店名は「とんかつ太郎」。
――チェーン店のとんかつ太郎さんとは関係ありません🙇♂️(お店Twitter)

このような店構えのとんかつ店は、経験則から、値が張る可能性がある。
もはやそんなこと言ってる場合じゃないんだが…。

が、品書きに目を通すと、ぜんぜんお高くないのである。
平日でないので頼めないが、ランチメニューは700~800円台。
レギュラーメニューでもロースかつ定食1050円など、いまどきかなりリーズナブルといえよう。
注文は、ロースかつ定食とフライ盛り合わせ定食。
このような店構えのとんかつ店は、経験則から、ご飯の量がお上品な可能性がある。
なのでフライ盛り合わせ定食のご飯は大盛りに。

が、まずやって来たロースかつ定食のご飯、ぜんぜん少なくないのである。
大盛りごはん、どうなるのか…。

キャベツたっぷりで、かつのサイズも大きい。
そしてなにより、肉がおいしい!
SNSによれば人気No.1なのだそう。知らずに頼んだが正解だったわけだ。

フライ盛り合わせ定食は、エビフライ、ヒレ串かつ、イカフライ、とりフライ。
どれも素材のよさが感じられる仕上がり。
問題のご飯も、かなり多くはあったが、おかずがおいしいと楽勝で食べられるものだ。

ランチ難民の危機から一転、いいところに行き着いた。
こういうお店は忘れないと思う。

[DATA]
とんかつ太郎
東京都青梅市千ヶ瀬町5-604-1
https://twitter.com/tonkatsuome
https://www.instagram.com/ome_tonkatsu/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/hSa_hbutFt0
いちおう前記事の続きということになるが、夏休みの山間部の昼ごはん事情を甘く見てはいけないという件…?
前記事に書いているように、檜原村に向かう途中、五日市街道睦橋で渋滞に巻き込まれた。秋川流域は川遊びのメッカであり、武蔵五日市駅前はBBQと思われる若者であふれ、夏休みのそのたぐいの人出が多かったものとみられる。それによりモノレール便が遅くなり、小林家住宅総角沢モノレール駅に戻ってきた時点ですでに13時すぎ。悪いことに、来る途中で車のエンプティランプが点灯してしまい、山奥だけに気が気でない。来るとき目星をつけておいた飲食店を通り越し、モノレールの運転手のおっちゃんに教えてもらった最寄りのガソリンスタンドへ直行。この段階で主要道の檜原街道で、その先は再び川遊び等の人出が急増、当然、道々の飲食店も常にない混みよう。
――という悪循環で、ランチ難民化 =( ̄ロ ̄;)⇒
こうなったら何でもいいが、五日市街道を行くより青梅に抜けたほうが見込みがありそうと、武蔵五日市駅前交差点から秋川街道へ。
吉野街道を過ぎ調布橋を渡って青梅街道へと右折する手前にとんかつ店を発見。
時刻はすでに14:30。
いちおう駐車場に車を入れて営業時間を確認すると、ランチタイム ~15:00と。
た、助かった…。

店名は「とんかつ太郎」。
――チェーン店のとんかつ太郎さんとは関係ありません🙇♂️(お店Twitter)

このような店構えのとんかつ店は、経験則から、値が張る可能性がある。
もはやそんなこと言ってる場合じゃないんだが…。

が、品書きに目を通すと、ぜんぜんお高くないのである。
平日でないので頼めないが、ランチメニューは700~800円台。
レギュラーメニューでもロースかつ定食1050円など、いまどきかなりリーズナブルといえよう。
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注文は、ロースかつ定食とフライ盛り合わせ定食。
このような店構えのとんかつ店は、経験則から、ご飯の量がお上品な可能性がある。
なのでフライ盛り合わせ定食のご飯は大盛りに。

が、まずやって来たロースかつ定食のご飯、ぜんぜん少なくないのである。
大盛りごはん、どうなるのか…。

キャベツたっぷりで、かつのサイズも大きい。
そしてなにより、肉がおいしい!
SNSによれば人気No.1なのだそう。知らずに頼んだが正解だったわけだ。

フライ盛り合わせ定食は、エビフライ、ヒレ串かつ、イカフライ、とりフライ。
どれも素材のよさが感じられる仕上がり。
問題のご飯も、かなり多くはあったが、おかずがおいしいと楽勝で食べられるものだ。

ランチ難民の危機から一転、いいところに行き着いた。
こういうお店は忘れないと思う。

[DATA]
とんかつ太郎
東京都青梅市千ヶ瀬町5-604-1


[Today's recommendation]



https://youtu.be/hSa_hbutFt0
門前のサッポロ 【狸小路サッポロラーメン】
2022.04.26
ちょくちょく門前の茶屋というものを取り上げているように、門前町(参道)が好き。
お参りは観光の起源とされ、食事や宿泊から遊興まで手広く参拝客のニーズを満たし発達したのが門前町である。
ハレとケをつなぐ回廊であり、神聖なるものと卑俗なるものをごたまぜにしたカオスな世界。
大宮八幡宮 表参道第一鳥居
Wikipediaの項目「門前町」では“門前町”と“鳥居前町”に分けて主な門前町を例示してあり、その中でいちばん近くにあるのが杉並区の大宮八幡宮。
調べたのは1年ほど前だったと思うが、その時点までその存在を知らなかった。
それだけに気になって、大宮八幡宮には早々に出かけている。
東側に600mを超える表参道 / 正参道を構え、境内も賑わう立派な神社だが、参道周辺に門前町としての歴史的風致は感じられない。
これも一種の衰退商店街なのかもしれないと思った。
表参道入り口にラーメン店を2店見つけたのは収穫だったが。
有名ラーメン店「草むら」右が表参道入り口。左2軒隣に「狸小路」がある
1店は有名店で名前は前々から知っていた。
特筆すべきはもう1店で、絶滅危惧種“サッポロ”である。
上に“いちばん近い”と書いているが、全国レベルで並んでいるものの中では近くとも、自転車で行くとなるとなかなか遠い。
絶滅危惧種といえども行くのに少し覚悟が要り、見つけてからずいぶん時間がたってしまったが、「狸小路サッポロラーメン」へ。

外の品書きの横に飾ってある“アイヌの大酋長”的なイラストに、正統的サッポロDNAが感じられる。

なお“サッポロ”については過去記事(蝦夷・えぞ・えぞ・えぞ菊・えぞふじ・狩勝・コタン・ニューコタン・元祖札幌や・どさん子・どさん子・どさん娘・ピリカ・ピリカ)をご参照いただきたい。
ゆるく弧を描くカウンターのみ5~6席という小さいお店。
注文はみそらぁめん。

注文を受けた店主は、麺の投入からモヤシの炒めまで手際よく進め、小休止。ここからけっこう(麺のゆで時間が)長いのは、「えぞ菊」のリズム感を思わせる。
コーンと刻みネギと肉みそ様のものをトッピングして完成。
ドロッと粘性の高いスープは“サッポロ”としてはかなり濃厚。

ショウガが効いているのとほかの要素とで、覚えのある味なんだが…? と思いながら食べていると、かみつぶした粒が花椒。
担々麺を思わせるみそラーメンなのであった。

門前は懐が深い。
サッポロであろうがタヌキであろうが、門前にあるものは何でも茶屋なのである。
[DATA]
狸小路サッポロラーメン
東京都杉並区大宮1-1-2
[Today's recommendation]



https://youtu.be/Pmd3UiNfNkA


ちょくちょく門前の茶屋というものを取り上げているように、門前町(参道)が好き。
お参りは観光の起源とされ、食事や宿泊から遊興まで手広く参拝客のニーズを満たし発達したのが門前町である。
ハレとケをつなぐ回廊であり、神聖なるものと卑俗なるものをごたまぜにしたカオスな世界。
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Wikipediaの項目「門前町」では“門前町”と“鳥居前町”に分けて主な門前町を例示してあり、その中でいちばん近くにあるのが杉並区の大宮八幡宮。
調べたのは1年ほど前だったと思うが、その時点までその存在を知らなかった。
それだけに気になって、大宮八幡宮には早々に出かけている。
東側に600mを超える表参道 / 正参道を構え、境内も賑わう立派な神社だが、参道周辺に門前町としての歴史的風致は感じられない。
これも一種の衰退商店街なのかもしれないと思った。
表参道入り口にラーメン店を2店見つけたのは収穫だったが。
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1店は有名店で名前は前々から知っていた。
特筆すべきはもう1店で、絶滅危惧種“サッポロ”である。
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上に“いちばん近い”と書いているが、全国レベルで並んでいるものの中では近くとも、自転車で行くとなるとなかなか遠い。
絶滅危惧種といえども行くのに少し覚悟が要り、見つけてからずいぶん時間がたってしまったが、「狸小路サッポロラーメン」へ。

外の品書きの横に飾ってある“アイヌの大酋長”的なイラストに、正統的サッポロDNAが感じられる。

なお“サッポロ”については過去記事(蝦夷・えぞ・えぞ・えぞ菊・えぞふじ・狩勝・コタン・ニューコタン・元祖札幌や・どさん子・どさん子・どさん娘・ピリカ・ピリカ)をご参照いただきたい。
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ゆるく弧を描くカウンターのみ5~6席という小さいお店。
注文はみそらぁめん。

注文を受けた店主は、麺の投入からモヤシの炒めまで手際よく進め、小休止。ここからけっこう(麺のゆで時間が)長いのは、「えぞ菊」のリズム感を思わせる。
コーンと刻みネギと肉みそ様のものをトッピングして完成。
![]() | ![]() |
ドロッと粘性の高いスープは“サッポロ”としてはかなり濃厚。

ショウガが効いているのとほかの要素とで、覚えのある味なんだが…? と思いながら食べていると、かみつぶした粒が花椒。
担々麺を思わせるみそラーメンなのであった。

門前は懐が深い。
サッポロであろうがタヌキであろうが、門前にあるものは何でも茶屋なのである。
![]() | ![]() |
[DATA]
狸小路サッポロラーメン
東京都杉並区大宮1-1-2
[Today's recommendation]



https://youtu.be/Pmd3UiNfNkA

