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実はホスピタリティに優れた… 【上海亭】

2020.12.16

 “コロナの功罪”という言葉をよく目にする。
命にも関わる疫病そのものに“功”などあろうはずもなく、これは感染拡大によってもたらされた社会変化の良い面・悪い面を指しているのはもちろんだが、社会科学的アプローチとはだいぶヒエラルキー的にあれだけれど、こんなブログで扱うネタにもコロナの功罪は現れている。
前記事がまさにそうで、郊外へ移転する店舗が増えれば、消費者にはありがたいが地域市場の競争が激化する。物事の二面性というやつ。


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飲食店では昼業態シフトも進んでいる。
これも功罪あろうが、夜に外食をしない人間としては素直にうれしい。居酒屋のランチや弁当は非常に魅力的だ。


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いつも閉まっていてやっているのかやっていないのか…? と思っていたが、たまたま夕方に通りかかったら力いっぱい営業中でモヤモヤさせられた、ということがときどきある。

久米川駅南口の中華料理店「上海亭」が、まさにそんな夜型モヤモヤ型のお店。
通常の営業時間は18:00~ という感じだが、コロナ禍で昼もやるようになっている。これはぜひ入らなければ。


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それからずいぶん日がたってしまったが、いざ入ろうとなると二の足を踏む。
飲み屋でもないのに夜しかやっていない、つまり地域に半分しか扉を開いていないともいえる。かなりクセの強い人のやっているお店なんじゃないの?


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意を決して入ってみれば、それはまったくの杞憂。とてもホスピタリティ精神に優れた店主のお店なのであった。

このお店は和式のいわゆる街中華だとずっと思っていたが、店主はたぶん中国系の方。
店の装飾に中華横幕、ランタン・提灯、吉祥図案、房飾り… といった、急増している台湾系料理店の要素がなければそういう印象になるのが不思議だ。
ご主人は実際、完璧に近い日本語を話し、物腰も気のいい日本のおじさん風。まさに古きよき街中華的なのであった。


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店名に従って、ラーメンと上海餃子のセット(ラーメンはBの豚骨を選択)と、もう1品は上海焼そばに。
ちなみにもう一つ候補に上がった上海そばとは、油そばのような汁なし麺とのこと。
「ただし、背脂を使っていないところが違います」(店長さん)


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手際がよく提供が早いというのは、おいしさのバロメーターかも。
焼きそば、あっという間に来る。


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メニュー表には塩味と書いてあるが、しょうゆ色にしか見えない。
オイルや調味液の色だろうか?


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野菜たっぷりで、肉は塩豚かな、ひと手間かけてある。
焼きそばのこういうエキゾチックな甘い味付けが、大好き。


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豚骨ラーメンは、くどすぎずコク・うま味のバランスの絶妙なスープ。
過剰でないところが、いまどきは貴重かも。


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上海餃子は大ぶりでもちもち系の餃子。
具は野菜主体だが、1個でも食べ応え十分。


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上海餃子と並んで上海春巻が訴求されているが、実はワンタン押しの強いお店のようだ。
豚骨味の上海ワンタンメンがすごく気になる。


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ホテルのドアマンといったらあれだが、接客が洗練されている。
味もよく、もったいないので、収束後もぜひ昼営業を続けていただきたい。


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[DATA]
上海亭
東京都東村山市栄町2-9-5





インスタやってます (。-_-)ノ ヨロシク♪

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謎も多いが魚はうまい! 【俺のめし】

2019.04.23

 えー… 俺の株式会社とは関係ございません。たぶん… σ(^_^; ) ポリポリ


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場所は清瀬市役所の北、柳瀬川の河岸段丘の上を走る柳瀬川通りという道沿い。
写真の案内標識は旭が丘交番前交差点のもので、右に上れば旭が丘団地、左に下れば台田団地。
はっきりいって、辺ぴな土地である。


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この旭が丘通りの坂の途中にいくつか気になるお店があって、たまに様子見にやって来ていて、この「俺のめし」を発見したのが去年。
俺の…? ネタ系? ヾ(^o^; ) ォィォィ
というのが第一印象。誰だってそう感じると思うけど。

北多摩には無人野菜スタンドが多いが、以前、青梅街道小平上宿三叉路あたりに「俺の_直売所」という継ぎはぎの幟が出てたな(笑)。


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あとでちょっと調べたところ魚料理中心のお店らしく、こんな内陸の奥地で…? と、それはそれで意外性があって印象に残っていた。
今日は魚を食べたい気分で、こちらを思い出した次第。


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第一印象のままに、やんちゃ系のニーチャンまたはオッチャンがやってるものと思い込んでいた。誰だってそう思うと思うけど。
入ってみると、おばちゃん2人体制。
店内は小ぎれいで、4人掛けテーブルが2卓、小上がりに座卓が2つ、変則のカウンターに4席。
海鮮丼920円を注文。


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立地的には郊外型だが、駐車スペースはほんの数台分しかなさそう。先客・後客ともご近所さんっぽい常連客だ。
何かとお店のイメージがつかみづらいのは、僕自身にこのあたりの土地勘がないから。後背地の人口動態や産業構造がわからなければ出店背景も見えてこない。


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しかし魚のおいしさは確かなものがあった。
海鮮丼はネタ数も多く、覚えているだけでマグロ、白身(タイ?)、サーモン、エビ、赤エビ、サバ、コハダ、イカ、アナゴ、玉子、かんぴょう…。どれも鮮度抜群である。


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これまた意外なことに、この記事を書きながら写真をチェックしていて、ホームページの案内の張り紙を見つけた。で、案内に従って“清瀬市_俺のめし”で検索すると、ちゃんとしたHPなのである。意外だ…。


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HPには「静岡手石港/伊豆高原/千葉銚子港の漁師さんの一本釣りでの契約をしており網取りとは違う味を堪能してください」とある。なるほどなぁ…。
魚のおいしさの理由はわかったが、でもなぜこんな場所で…?


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調理担当のおばちゃんがTVの旅番組を見ながらこう語った。
「でもね、江の島のシラス、おいしいと思ったことないの。あそこのはセグロイワシのシラスだから苦味があるのよ。シラスはマイワシじゃないと」
目利きのスキルを物語っているんじゃないだろうか。


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[DATA]
俺のめし
東京都清瀬市旭ヶ丘1-232-1
https://www.orenomeshi.info/



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惜しみなくRockなホスピタリティ 【Cafe漕人】

2018.07.22

 前回の続きになるが、「手しごとフェスタ2018」の工作が終わったのが11時すぎ。
この清瀬・東久留米・東村山の狭間地帯に飲食店はほとんどない。とりあえず涼んでから考えようと、意外に近い東久留米卸売市場(得得市場)に向かう。


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日曜日の市場は自主営業となっていて開いている店もあるが、鮮魚・鮮魚卸しが閉まっているのでまるで活気がない。ほかにもシャッターが目立つ。


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食堂2店は営業しているが、実はもう1軒、食事ができるお店がある。
今年1月に店名が変わった「Cafe漕人」(こぎと、旧店名「COFFEE市衛門」)。


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一応、営業時間は8:00~14:00らしいが、ここも昼すぎには閉まっていることが多い印象で、まさに市場ノリの喫茶店。
意外に時間が早かったからか、今日は開いてるっぽい。
せっかくの機会だから入ってみることにした。


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Curry and rice ¥400 トッピング 目玉焼き、チーズ、ウインナー all ¥100(左)、Toast set セルフサーブドリンク付き ¥400 open~10:00 モーニングサービス ¥350(中央)、ハッシュドビーフあります ¥500(右)


マスターは年配の方とばかり思っていたが、近くで見るとけっこう若い。僕ら世代じゃないかと思う。
鋭角三角形の店内、壁に面したカウンター5~6席と小さな丸テーブル1つ。
テーブル席に着き、カレーライス400円とハッシュドビーフ500円を注文。


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先客はなく、マスターはまずBGMをかける。環境音楽的な落ち着いた選曲。
店の右隅にはギターが置いてあり、このへんのノリは環境音楽BGMのお店っぽくない。音響機器も楽器用アンプのようななじみの薄いものがメイン。


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赤い筒形の機器に興味を引かれたワタクシ。
最近のオーディオの形状は、われわれの認識を超越するものがあり、こういうスタイリッシュなスピーカーシステムなんか、いかにもありそう。
「それ、かき氷器です」と、厨房からマスター。どたっ (ノ_ _)ノ
「粗く削れるので外で食べるのにいいかなと。こう暑いと、きめ細かい氷だとすぐ融けちゃうんですよ」


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なるほど、隣に手回し式のかき氷器がある。
写真を撮っていると、「ちょっと待って」と、マスターはもう2台かき氷器を並べる。かき氷器コレクターの一面(笑)。
一見、斜に構えたキャラのようで、このマスター、いろいろおもしろい。


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手づくりっぽいピクルスに続いてハッシュドビーフ。
タマネギの甘さが優しく、上からかけたクリームがコクをプラスしていてなかなか本格的。


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「子どもでも食べられるように甘めに作ってますから、お好みで」と、LEA & PERINSのウスターソースが一緒に出てきた。
ヴィネガーの酸味とスパイスの刺激で味に変化がついてさらに楽しめる。


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カレーは具がごろごろの懐かしい昭和な黄色いカレー。午前中の工作教室から、まだまだ夏休みは続いている。
ポークがとろとろで、ゆっくり煮込んだ手づくり感がいい。豚肉たっぷりでこの値段は驚きだ。


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「あとでかき氷、お試しで出しますから、食べ比べてみてください」とマスター。
なんか楽しそうなことになってきた(笑)。

まず先ほどの筒形機器の実演。お試しというわりに、ちゃんと量がある。
「あとは勝手にやって、と、普段はそんな感じで(笑)」とシロップを並べる。言われたとおりセルフで抹茶をかける。これは、ぶっかきまたはかち割りというタイプ。
続いて厨房よりきめの細かい氷が来る。これはもうレギュラーサイズといえるほどの量だ。こっちが手回し式のもので、王道のイチゴミルクに。


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僕はかき氷を食べた記憶が30年以上も空白なのだが、今日2回も食べているという不思議。
練乳の味は、40年も記憶をさかのぼらせる力があるんじゃないか? とか思ってしまう。


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「バンドとかやられてるんですか?」と聞いてみる。
「バンドといえばバンド。メンバー1人だけど(笑)」
「全部の楽器弾けるとか?」
「いや、いまはけっこういろんな音源あるんですよ。たとえば…」
とギターを構えてオーディオを操作。これはギターパーツを抜いた、いわゆる“スーパーロッカラ”という音源?
聞き覚えのあるイントロが流れる。
「あ、Livin' on a Prayer」
「イエー!」
とスイッチオン。


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折あしく男子小学生2人兄弟が来店。ロック魂に火が付いちゃったマスター、これを完全無視(笑)。
観客が2人から4人に増えたが、小さい2人は観客というよりカウンターの片隅で身を寄せ合って嵐が過ぎ去るまでジッと耐え忍んでる感じ。このおっちゃん、ときどきこうなるんだよな… と。
マスターはプロ並みの腕前でボン・ジョヴィメドレーを引きまくる。どれくらいうまいかというと、リッチー・サンボラくらい。
ギター弾きながら、少しずつ音量を上げていく。通路を行き交う人々がおもしろそうにこっちを見てる。これが許されるコミュニティって、いまどきめったにない。
いやー、おもしろかった(笑)。


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演奏を終えたマスターは、真っ先に小さい2人に声をかける。
「お母さん情報では、お兄ちゃんはハッシュドビーフ好きって。食べてみる?」
コクコクとおにいちゃん。
お母さんが市場で働いている家庭の子という感じ。

厨房で調理中のマスターに向かって、おとうと君がか細い声で「…アイスコーヒー2つ」
「何か言ってるよ」と僕。
「アイスコーヒーだって」と相方。
「言ってあげたほうがいいんじゃないの?」
「…アイスコーヒー2つ」
「はいよ」とマスター。
注文、通った。

しかし、ハッシュドビーフと一緒に運ばれてきたのはオレンジジュース。
「アイスコーヒーは却下。野菜不足になるからね」
このマスター、めちゃめちゃいい人じゃん。


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ギター演奏は東大和のライヴハウス「Cafebar COO」で飛び入りで披露することがあると。
「あそこは年齢層が高いから、浮きまくってるんだけどね(笑)」
目下、フォークソングのレパートリーを仕込み中とのこと。フォーク世代はぜひ「Cafe漕人」へ。

これだけ食べて、聴いて、笑って…。
充実感、お得感、はんぱない。


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[DATA]
Cafe漕人(こぎと)
東京都東久留米市下里5-12-12 東久留米卸売市場
http://ibeam.sakura.ne.jp/tokutoku/?page_id=4384



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