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若手系ラーショ! 【ラーメンショップ 朝霞店】

2023.03.15

 前記事で予言? したとおり東武東上線エリアとなった。
たまたまである。

昨日で今月の仕事は終わっており、朝8時半にメールで請求書を送ってそのままチャリポタ🚵‍♀

行き先が決まっていないのはいつものこと。
最初の角で右に曲がるつもりが車が途切れないので左へ。
運命の分かれ道(笑)。
1時間後に新座のトッパン通りをさまよっていることを誰が想像しただろう。

そういえば川(黒目川)の向こうにラーショがあったな…。
泉水の坂を下り、泉橋を渡って金子坂を上ると、「ラーメンショップ 朝霞店」にドンピシャリ。
まるで土地勘のない場所でもそういう勘は働く。


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ただしまだ開店前で、店先の張り紙では10:30~ となっているのであと30分ほど。
朝霞駅周辺をぶらぶら偵察して、開店時間に戻ってきた。


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スタッフは男性1名・女性2名で、驚くことに皆さん若い。
マスク越しでは全員とまでは断言できないが、麺ゆでから盛り付けまでほぼ1人でこなしている男性は明らかに若い。


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なぜ驚いているかというと、個人的にこれまで入ったラーショおよびラーショ系は、ほぼ例外なく年季が入っている。人も建物も。
だからどんどんなくなっていっているわけで、こういう若手店主の存在は頼もしい限りである。


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注文はラーメン(並) 650円。

例によって、(いちばん少ない)並盛りでも十分多いのがラーショ系。
けっこうあっさりしているがうま味の強いラーショ系。
大ぶりのチャーシューにたっぷりのワカメとノリ3枚、薬味ネギ。


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最初の角を右に曲がっていたら、羽村や小作あたりのラーショに入っていたかもな…。


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[DATA]
ラーメンショップ 朝霞店
埼玉県朝霞市幸町1-3-4





[Today's recommendation]


https://youtu.be/Sv6dMFF_yts



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理化学研究所の加速器リングサイクロトロンで発生させた重イオンビームを照射し突然変異を誘発して作出された新品種「仁科小町」🌸(和光市駅近くの「ニホニウム記念碑」にて)


自粛の中に少しの贅沢を 【ダイヤ寿司】

2020.05.07

 娘が泊まりに来るというので、夜はすしにすることにした。
いま、市内のおすし屋さんの多くがテイクアウト限定商品を売り出しており、それがものすごいお値打ち価格だったりするので、客としては申し訳ない気持ちにもなるが、どれもこれも食べてみたい。
そんな中で今回選んだのが「ダイヤ寿司」。


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優良店の多い市内すし屋の中でも屈指の人気店というのもあるが、いまこのお店ではInstagramでほぼ毎日“お魚クイズ”をやっていて、これが非常におもしろいし勉強にもなる。
正解者にはその魚のにぎり1貫がサービスされるというもので、ちょうど出題中のクイズを当てる自信があったと。


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「松にぎり×3、いなり寿司2コセット×3、お魚クイズの答えは… イサキ?」と、注文内容を相方とLINEで共有。
ちなみに、いちおう連休明けであるので僕は多忙を極め、相方は1カ月ぶりくらいで出勤している。
昼の営業時間11:30~14:00の間に電話で予約して、夕方の開始時刻17:00にとりに行く。大将は握り場で黙々と仕事をされていて、にぎりたてをそのまま持ち帰る感覚だ。


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松にぎりは、マダイは皮霜造りで、エビはボタンエビ? というあたりがぜいたく感いっぱい。
マグロは赤身も中トロもうま味濃厚、極上のおいしさだ。


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いまだけサラダ付きで、茨城のシモタ農芸の野菜とみそドレッシングが評判の海鮮サラダを自宅でいただけるのはうれしい。


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いなりセットはホタテ時雨&五目。
江戸前ずしのお店のいなりというのは、やっぱり気になるだろう。
キホン甘辛味のいなりに甘辛い具であるが、このいなりは揚げがあっさり炊いてあって全然くどくない。具材の味が引き立って、ぜいたくかつ食卓も華やぐおいなりだ。


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漆器に盛り付けてみた


お魚クイズの答え、イサキのにぎりは3貫も付いてきた。3人分の注文だろうからと、そういう言わず語らずのうちに… みたいなサービス精神って素晴らしいと思う。

「このイサキは脂ののりがすごいです」と大将。
イサキの脂はブリ系などより軽い感じで化学的に正しいかわからないが不飽和度が高そうで良質っぽい… と勝手に考えているが、ここまで脂ののったイサキは食べたことがない。
皮目を香ばしくあぶってあって、絶品。これがサービス品とは…!


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自粛生活が続くと気持ちもしぼみがちになるが、戦時中じゃあるまいし食べることのぜいたくまで慎む必要はまったくないのである。
食を楽しむことは生きることそのものだから。


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[DATA]
ダイヤ寿司
東京都東村山市栄町1-16
https://daiyazushi.jimdo.com/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/m83e8Z14ecw


夢の兄弟コラボ? 順風の始動 【珍来】

2019.07.15

 6月いっぱいで閉店した柳沢の人気ラーメン店「ピリカ」の店主が実は滝山の中華料理店「珍来」店主の弟で、閉店の背景には異例の呼び戻し人事があった… というような情報発信をした手前、ヒマを見てはその後の動向を注視していたが、ピリカ閉店から程なくして珍来の動きが慌ただしくなった。


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7月1日撮影


7月某日。
裏道を通りかかると、勝手口に人の気配が。
ピリカのおやっさん、滝山に現る…!


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おそらくそのへんがお店再開のタイミングで、その後も何度かチャンスはあったが、訳あって入店を思いとどまっていた。


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本店(珍来)と支店(ピリカ)では事業内容(メニュー構成)が大きく異なる。この事業継承計画はいかなる性質のものであるか。
従前の事業そのままに後任に引き渡すのか、店舗と名称だけ残し事業は支店の内容に変更するのか、両者の融合を図るのか。

言い換えると、大好きな珍来の炒飯を食べ続けられるのか、食べ納めと思ったピリカのみそラーメンが再び食べられるのか、いやいや、両方いっぺんに… という根本的な疑問に対し、単身乗り込んでも解決は困難である。
相方の休みの日を待って潜入を決行。


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注文は決まっているが、いざ実行しようとなると躊躇するものがある。
“ピリカのラーメン”といういわば他店の品を頼もうという、まかり間違えば暴挙。
混んでいたりしたら煙たがられるかもしれないし。


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で、お店、めっちゃ混んでました w( ̄△ ̄;)w オオッ…!
これはめんどくさい注文はちょっとムリかも… と諦めかけたが、よく見ると隣のテーブルにすり鉢どんぶりが。まさにピリカのラーメンの器である。

一応、ホール係のおばちゃんに確認。
「ピリカのラーメンって、食べられます?」
「うん、みんな食べてるよ(笑)」


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いやー、驚いた。
そのあとも次々とみそラーメンが運ばれてくる。見える範囲で数えたところ、僕らを含め16人のお客のうち少なくとも11人がすり鉢どんぶり。
ある程度は予想していたが、これほどまでとは。
ピリカ、人気あるなー(笑)。


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まず炒飯。チャーシューの大きな塊がゴロゴロ、ボリューム満点の珍来の炒飯そのものである。
厨房にはピリカのおやっさんの横に引退するというお兄さん“滝山の老師”の姿も。このへんはまだお兄さん担当なのかな。


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続いてみそラーメン。見た目も味もピリカのラーメン。
先月、これが最後と心のうちで手を合わせたラーメンと思わぬ形での再会。胸が熱くなる。


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「どう、同じ味?」とおばちゃん。
「すごくおいしい。これって遠くからも来てる感じですか?」
「そう。あっちのお客さんがね」


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ただし、ピリカそのものではない。
麺がツルッとしたピリカのものより細めで加水も少ないタイプ。あとデフォでコーンがのっている。
品書きをいくら見直してもみそラーメンがないので、昔から書いてあって謎だったサッポロラーメン600円がこれに割り当てられているようだ。ピリカのみそラーメン400円+コーン50円に比べ150円値上げということになるが、ピリカが異常だったのでこれでもまだ安い。


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ちなみに一緒に頼んだ餃子は珍来の10個200円という出血価格のままだが、これはピリカの餃子じゃないだろうか? だとすれば、こちらは8個250円から大きな値下げということになる。


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今後の展開は…?
たとえば技能・技術の伝承はどうするか。OJT(On the Job Training)でやっていくとして、みそラーメンの注文がこんなに入っていたらほかを覚える暇はないんじゃないの…? とか。
そういうことを言うのは野暮というものだが。


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なによりおばちゃんが生き生きしてる。
そりゃそうだ。閉店(失業)の危機から一転、後継者が決まり、あまつさえ新しいお客をごっそり連れてきてくれたわけだから。
めったにない明るい話題であるし、客としても手放しに喜んでいいと思う。


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[DATA]
珍来
東京都東久留米市滝山5-12-23





[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/BpnZo9pXV7s


戦後中華そばの歴史を支えた… 【中野大勝軒】

2018.11.27

 日々の行動もブログの記事づくりも行き当たりばったり、思い付きで回しているため、当ブログではやりかけては放置状態という案件がいくつもある。
その一つが“青春探訪シリーズ”とかいう…。

第1回目の記事(1回しかやってないけど… σ( ̄、 ̄=)ンー…)に企画趣旨のようなことを書いているので再掲する。

――懐かし系のたべもの屋をめぐるのが好きで、せっかくだからとこのブログを始めたわけだが、厳密にいうとこれまで取り上げてきたお店のほとんどは自分にとって懐かしくない。
どういうことか。
現在の主な活動エリアである北多摩北部、すなわち西武線沿線に、若いころほとんど縁がなかった。当然、飲食をしたこともない。
なので、お店そのものに思い出があるわけではなく、「こういうお店、懐かしい」なのであって、「このお店、懐かしい」ではない。
せっかくならば、「このお店、懐かしい」もときどき尋ねてみたいと思った。――


ということで、7カ月のインターバルを経て復活のシリーズ2回目は、有名店「中野大勝軒」。


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1951(昭和26)年創業。いまや全国にのれんが広がる「大勝軒」の源流。“ラーメンの神様”故 山岸一雄氏が在籍時に考案したといわれる、つけそば(つけ麺)発祥の店。――それが「中野大勝軒」。


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1980年代後半、僕らは中野に住んでいた。正確には、最寄り駅は地下鉄丸ノ内線・新中野。さらに言うと住所は中野区ではなく杉並区和田だったが、JR中野駅は十分徒歩圏内だった。


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休日にはよく歩いて「大勝軒」に食べに行った。そのまま中野ブロードウェイの古本屋に足を延ばしたりもしたかな… と。中野はいろいろ思い出のある街。
当時、最も多く食べたラーメンがこのお店だった。


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30年ぶり… というわけではなく21世紀に入ってからも2回ほど訪れてはいる。それで学習したのは、若いころよく食べていたつけそばは味が濃くておじさんにはちょっとキビシイということ。
なので、つけそば回避、ただし昔の定番“肉入りつけそば”路線を踏襲して、チャーシューメンを券売機で探す。


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で、驚くことに新発売というみそらーめん以外にも、とんこつとかこってりとか、大勝軒とは思えない文字が踊ってる。
戦後の中華そばの発展を支えた伝統の味一本では立ち行かないということか…?


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そういえばスタッフは中国語? を話す双子のようにそっくりな2人の若者。
変わっていないのは逆L字形カウンター席のみの狭い店内のレイアウトだけ…?


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さて、チャーシューメン780円(意外に安かった)は、チャーシューが3枚。
つけそばだとこれが短冊サイズにカットされる。


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コンビーフのようにほぐれる肩ロースのチャーシューは、やっぱりおいしい。


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うどんのようだと当時言われた、もちもちの太麺も健在。節系のだし。


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雑な僕の記憶中枢の判断によれば、味は昔のまま変わってないんじゃないかな。
懐かしゅうございました。


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調味料セットと、謎の揚げ玉


上記のシリーズ第1回記事のシメに“次回は中野か高田馬場を検討中”と書いている。
そう書いたのは覚えていなかったが、実際こうなっているということはちゃんとビジョンとか組み立てとか、あるのかねぇ…?(←聞くな \( ̄ー ̄;)

ということで次回予告、高田馬場のピリ辛マーボーメン


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[DATA]
中野大勝軒
東京都中野区中野3-33-13
http://taishoken.net/





[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=Bx51eegLTY8



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◆ 猫写真はこちら その1 その2


意外にフルーツパラダイスな北多摩 【東村山ぶどう園】

2018.09.16

 北多摩は有名な? 小平のブルーベリーや武蔵村山の狭山みかんなど果樹栽培が盛んである。
たとえば東村山市でよく見かけるのがナシ園。「多摩湖梨」のブランドをアピールしている。

東村山市のHPには30以上の果樹園が掲載されており、ナシのほかにブドウ、クリ、リンゴ、カキ、キウイフルーツなどが栽培されているようだ。
今年の夏、相方は農家の直売所や野菜スタンドで果物を求めるようになった。やはり、なるべく地産地消を意識していこうと。


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そういう流れで、敬老の日に田舎の父親に地元産のブドウを送ろうと思い立った。
タイミング的にぎりぎりで、最寄りの果樹園は今年の販売を終了。
先日ナシを買った「東村山ぶどう園」に電話で問い合わせてみると、「巨峰や黒系は粒が小さくなってきたのでもうおしまい。皮ごとタイプはまだ4~5種類採れてます」とのこと。


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「東村山ぶどう園」は、ブドウ狩りができる観光果樹ブドウ園。
HPによると、ブドウの収穫期は例年8~10月中旬ころ。シャインマスカットなど皮ごと食べられるブドウや珍しい品種も多数栽培しているとのこと。


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ベニバラード、赤嶺、マニキュアフィンガー各1房をパックしてもらう。
送料含め4000円ちょうど。


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なお、今年のブドウ狩りは9月18日で終了している。
ちょっとタイミング的に遅い記事になってしまったが、備忘録的に載せておくことに。
ブドウ販売は引き続き利用できますよー ( ̄▽ ̄)ノ"


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[DATA]
東村山ぶどう園
東京都東村山市恩多町1-12-1
https://higashimurayamak.crayonsite.com/





[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=izR4UH2o42Q



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白昼の死角的居酒屋ランチの満足度👍 【酒膳 よさく】

2018.07.25

 東京の日最高気温の前日までの5日間(7月20~24日)の推移を見ると、34.2℃、34.9℃、35.6℃、39.0℃、35.3℃となっており、平均で35.8℃になる。
これは千代田区北の丸公園の「東京」観測地点での数字であり、より自分の生活圏に近い「練馬」「所沢」の2観測地点の平均値を見てみると、練馬37.1℃(35.6、36.3、37.8、39.6、36.2)、所沢37.12℃(34.6、35.8、37.6、39.8、37.8)と、内陸部は都心よりさらに1℃以上も高かった。


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この灼熱地獄もようやく収まる気配が見えた今日25日(最寄りの練馬の最高気温32.9℃)、自転車でも少しは足を延ばすことができるようになった。
特に目的を決めずに田無までやって来たが、実に久々に訪れたような感覚。今月はほとんど近場に立てこもっていたようなものだから、どこの街に行ってもそんな気分になるのかも。


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不思議なもので、久々という感覚でリセットされた部分があるのか、これまで気づかなかった昼ごはん情報を3つも発見した。全部飲み屋のランチ。
その一つが、古そうな居酒屋「酒膳 よさく」。


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「パリス吉祥寺」の2階。階段の上り口に出してあるメインの四面スタンド看板の周りに、置き看板、大型ポスター、デジタルサイネージ、幟2本と、いやでも目(耳)に付く大々的なランチの告知。


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しかもここは、100均、「ブックオフ」、かりんとうの「旭製菓」と並び、頻繁に通る場所。
これまでこの居酒屋の存在すら知らなかったのが不思議でしょうがない。
衝動的に入ってしまいました。


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かなり広い店内にびっくり。お客さんが1人もいないことに、二度ビックリ。
ホール係のおにいさんが、「あちらへどうぞ」と、ざっくり背後を指示する。お好きな席へどうぞ、とニュアンス的に変わらないようなので、お好きな最奥の隅の席へ。
広ーい店内の隅っこにポツンと1人。
お、落ち着く… (^^; )


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メニューブックを開くのがめんどくさいので、ペラ2枚を拝見。
外の看板に出ていたナントカ御膳やナントカ定食は見つからず、天ざる御膳と天丼の部分のみ。どっちにしろ天丼にしようと思っていたので、御膳や定食は深く追求せず。むしろ気になったのが、もう1枚のペラの“お弁当メニュー”というもの。
ともあれ、注文は天丼920円。


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よさく(箸袋は「与作」)といえば馬方か木こり、つまり田舎者のイメージであり、田舎料理というお店の立ち位置そのままの店名とみられる。
火棚・自在鉤がつってある炉端風大テーブル、手提げ竹籠・背負子・津軽凧といったインテリアも、同一コンセプトでまとめてある。


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天丼は、茶わん蒸し付きのそこそこリッチなセットであった。
小鉢は切り干し大根の甘酢あえ、お新香は刻み浅漬け、みそ汁は巻き麩とワカメ。


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天丼のタネは、エビ、キス、シイタケ、マイタケ、ナス、ピーマン、ハス、タマネギ。ご飯の量は意外に多いが、甘めのつゆは多すぎずバランがよい。
具だくさんの茶わん蒸しや、だしの効いたみそ汁に、手抜きのないしっかりした仕事ぶりがうかがえる。


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思ったより暗かったせいか、どうしようもなくピントぶれぶれだったので、思い切って加工してみた(笑)


予備知識ゼロの状態だったので、あとで口コミなどを調べてみたら、こちらは唐揚げが人気らしい。
天丼の味・コスパ両面の満足度の高さを考えると、人気メニューの唐揚げはどうしても気になる。鶏唐揚げ定食950円というものもあるが、もっと気になるのが、唐揚げ中心の先ほどの“お弁当メニュー”。
これはお店で食べられるものなのか? 課題が残ってしまった。


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[DATA]
酒膳 よさく
東京都西東京市田無町4-27-8
https://yosaku439.owst.jp/




[Today's recommendation]

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https://youtu.be/ocLCLMZO6dc



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看板が伝える街そばの魅力 【玉川そば店】

2018.03.03

 昔、どこの商店街にも必ず1軒はあったそば屋がそのまま生き残ったようないわゆる“街そば”は、そば自体にそれほど重きを置いているわけではない、ような気がする。
少なくとも、産地や品種、収穫時期、保存方法、挽き方、水… とこだわる蕎麦職人のごとき“蕎麦道”を追究するような方向性は、絶対ない。

品書きを見ると、そば・うどんにとどまらず、各種定食や丼物、カレー、中華… と展開するのは当たり前。
高度成長期、街のそば屋は大衆食堂という位置づけでファミリー層を主体にさまざまなニーズに多品種・小ロットで対応していた。
いま、この世界は一品追究型がポイント高い傾向にあるが、街そばの多種多様、一見節操のないメニュー構成はそういう存在理由のなごりであり、大いに尊重すべき食堂文化なんだと思う。


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小平市小川西町「戸隠そば」、東久留米市幸町「福幸軒」 、西東京市柳沢「辰巳庵」

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小平市たかの台「新月」、東村山市青葉町「滝乃家」、東村山市萩山町「しなの」


そういう街そば、看板や品書きで非そば・うどんをストレートに訴求する、あっけらかんなケースをときどき見かけ、それはそれで妙に刷り込まれていたりする。
そんななか、看板に「そば」「うどん」と並んで「洋食」と、三本柱のように表示してあるおそば屋さんが、東久留米南沢の「味の玉川」。


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本日はこのもっと先に用事があって12時前に自転車で出たんだが、途中ガス欠(ハラ減った)。
補給ステーション的に「玉川」に立ち寄る。


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このお店はいつも店頭に“本日のおすすめセット”の看板が出ている。それをそのまま書き写すと…

――岩手産とりのてり焼・大根の煮物・かぼちゃの煮物・蒸しどりともやしのピリカラあえ・ライス・みそ汁・おしんこ(出前もいたします)756円(税込)


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ホワイトボードに10行にわたって書き込まれたこれ全部で1セット。
ハラ減らしには入店前にして逆上必至のお出迎えである。


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店内は左にテーブル席4卓、右が小上がりで座卓4つ。ちょっと微妙な埋まり方をしているので、いちばん落ち着きそうな右奥の席に上がらせてもらう。


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相方に早々に「おすすめセット」と宣言されてしまい、僕はちょっと迷う。
いや、メニューがものすごく多く、ちょっとどころじゃなく迷う。
迷ったのにはほかにも理由があって、以前ここで2人で定食を食べたとき、あまりのボリュームにギブアップ寸前になった。その教訓を踏まえ、また、そば屋というところに敬意を表し一度はそばを食べておきたい、と2人分のバランスに苦慮する。
で、僕が選んだのが、きのこづくしそば864円。


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こちらは厨房に店主ご夫婦? とホール係のおばちゃんの3人体制。
おばちゃんたちの接客は非常にていねい。客に応じた声かけをしていて、分け隔てのない感じを受ける。プロ意識が高そう。


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おすすめセットは迫力満点。
メインの皿は長径30cmはありそう。


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てり焼きはご飯が進む甘辛味。同じ鶏でもあえ物は酸っぱ辛くさっぱり系。
大根の煮物とは切り干しのことのようだ。かぼちゃで腹が膨れる(笑)。
この店は漬物がおいしい。以前入ったときに付いた自家製千枚漬けは絶品で、お土産に買って帰るお客さんもいたほど。


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きのこづくしは、予想外のあんかけタイプ。
きのこは、干しシイタケ、ナメコ、ヒラタケ、ブナシメジ、エノキの5種。ほかに豆腐がたっぷり入り、ミツバがのる。
そばは白い更科系で、量はかなり多い。
途中、シイタケやナメコの香りが移って、つゆがどんどんおいしくなっていく。


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ちなみに
〇マツタケずくめ ×マツタケづくし
×きのこずくめ 〇きのこづくし
という案件に関しては、こちらの記事がわかりやすい。


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この店は1回や2回来ただけじゃ、真価はわからないと思う。
ビーフシチューセットやハンバーグカレー、クリームコロッケセットと、やはりウリの洋食メニューには引かれるものがある。洋風焼うどんって、うどんナポリタンみたいなものだろうか?
出前用のお品書きをもらってきたので、今度はもっと綿密に作戦を練って挑もうと思う。


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おなかを満たしたところで、本日の目的地・西武柳沢に向かう。 

(つづく)


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[DATA]
玉川そば店
東京都東久留米市南沢5-3-10





[Today's recommendation]


https://youtu.be/SOdO-BqDOe4



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出会いと交流の場 【つむじ市】

2018.02.03

 府中街道久米川辻近くの相羽建設「つむじ」で毎月第一土曜日開催(9:00~15:00)の「つむじ市」に足を運ぶ。

つむじとは…

――「手仕事」と「食」をテーマに地域の人と文化が出会い、豊かな交流が生まれる場。(つむじHP)


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地元農家の新鮮野菜や、野口町のうどん店「野口製麺所」のうどん・天ぷら、青葉町の「大豆工房むさしの庵」のゆば・豆腐といった人気商品のほか、月替わりで地域の工房のパン、焼き菓子などが販売される。
本日は東大和のパン屋「サンサンベーカリー」と立川若葉町の自家焙煎珈琲豆店「一福」が出店との情報。


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午前中用事があるので早い出足となった。
オープン直後の9時すぎではさすがに来場者は少ない。


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いつも庭でコーヒーを入れている相羽建設の社員さん“マスターアタラシ”に一福のことを聞くと、今日は出店予定はないとのこと。
情報が錯綜していたもよう。


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購入品は、「サンサンベーカリー」の角食パン300円と、先日食べておいしかったあんぱん150円を2個。


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新鮮野菜からはワサビ菜120円、ちぢみ菜120円を購入。ニンジンは、相羽建設のアプリ利用者特典でいただいた。


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「サンサンベーカリー」も「一福」も、つむじで知ってお店に行くようになった。
まさに人と文化が出会う場である。


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[DATA]
つむじ
東京都東村山市久米川町4-34-6
http://tsumuji.life/





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 つむじで出会ったお店
2018.01.31 サンサンベーカリー/東京都東大和市南街5-37-1


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角食パン300円、あんぱん150円×2


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