鍋焼きうどんであったまって… 【山田うどん食堂 市場通店】
2020.01.26
新所沢街道の得得市場(東久留米卸売市場)で買い物をしていると、「寒気がする。胃もムカついて、うどんくらいしか食べられそうにない」という。
そのあとひばりが丘あたりまで出かける予定のところ市場内の「大丸食堂」で食事して帰ろうとなったが、食堂は“準備中”。時刻は12:34。
営業時間を見ると“日祝8:00~12:30”と、ぎりぎりアウトだった。ちなみにこちらは市場食堂らしく撤収が早く、平日でも13:00ラストオーダーである。

この界隈でほかにうどんを食べられるところといったら…?
「そうだ だうどん、行こう。」

「山田うどん食堂 市場通店」は市場から真っすぐ850m南東に位置する。
前回(2018年6月)入ったときは、店名がまだ「山田うどん」だった。翌7月、屋号とシンボルかかしの口元が刷新されている(日経電子版参照)。


この変革では、うどん以外のメニューも充実し、新屋号に“ファミリー食堂”と冠しているように、ファミレス的あるいは昔のドライブイン的という明確な方向性が感じられる。
実際、客層はドライバーや肉体系中心、高齢者も多く… という以前のイメージに対し、日曜ということもあってか子ども連れファミリー客が目立っており、新業態による展開は一定の成果を上げているようだ。

注文は、山田の特製五目鍋焼きうどん750円と、かつカレー720円(ともに税込み)。

まずかつカレー。
約2分という速攻での提供で、カツは揚げ置きのもよう。

そりゃあだって、見ているうちにも駐車場にはどんどん車が入ってくるし、それでもさほど滞ることなくお客を回しているし… と、その回転率こそが最大の武器なんだと思う。
揚げ置きとかそういうことに文句のある人は違うお店に行けばいいわけで。

逆に鍋焼きうどんに時間がかかったのは、うどん屋としての矜持… 的な(笑)。

具は海老天・揚げ餅・長ねぎ・水菜・椎茸・かまぼこ・玉子。
つゆの味はがっつり濃いめ。

店舗運営的に、本部方針としては業務の効率化・合理化が望ましいはずだが、サービス係のおばちゃん2~3人の臨機応変、ときに非合理な対応もいとわず、実に生き生きとお客をさばく姿がたいへん好ましく映る。
なんか、あったまってよかったよ♪ (〃 ̄∇ ̄)ノ

[DATA]
山田うどん食堂 市場通店
東京都東久留米市下里2-7-17
https://www.yamada-udon.co.jp/
[Today's recommendation]


あったまらないニャン…?
◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆


https://youtu.be/sR3oTq2X0BY



市場の名物カフェが…。 ショック

新所沢街道の得得市場(東久留米卸売市場)で買い物をしていると、「寒気がする。胃もムカついて、うどんくらいしか食べられそうにない」という。
そのあとひばりが丘あたりまで出かける予定のところ市場内の「大丸食堂」で食事して帰ろうとなったが、食堂は“準備中”。時刻は12:34。
営業時間を見ると“日祝8:00~12:30”と、ぎりぎりアウトだった。ちなみにこちらは市場食堂らしく撤収が早く、平日でも13:00ラストオーダーである。

この界隈でほかにうどんを食べられるところといったら…?
「そうだ だうどん、行こう。」

「山田うどん食堂 市場通店」は市場から真っすぐ850m南東に位置する。
前回(2018年6月)入ったときは、店名がまだ「山田うどん」だった。翌7月、屋号とシンボルかかしの口元が刷新されている(日経電子版参照)。


この変革では、うどん以外のメニューも充実し、新屋号に“ファミリー食堂”と冠しているように、ファミレス的あるいは昔のドライブイン的という明確な方向性が感じられる。
実際、客層はドライバーや肉体系中心、高齢者も多く… という以前のイメージに対し、日曜ということもあってか子ども連れファミリー客が目立っており、新業態による展開は一定の成果を上げているようだ。

注文は、山田の特製五目鍋焼きうどん750円と、かつカレー720円(ともに税込み)。

まずかつカレー。
約2分という速攻での提供で、カツは揚げ置きのもよう。

そりゃあだって、見ているうちにも駐車場にはどんどん車が入ってくるし、それでもさほど滞ることなくお客を回しているし… と、その回転率こそが最大の武器なんだと思う。
揚げ置きとかそういうことに文句のある人は違うお店に行けばいいわけで。

逆に鍋焼きうどんに時間がかかったのは、うどん屋としての矜持… 的な(笑)。

具は海老天・揚げ餅・長ねぎ・水菜・椎茸・かまぼこ・玉子。
つゆの味はがっつり濃いめ。

店舗運営的に、本部方針としては業務の効率化・合理化が望ましいはずだが、サービス係のおばちゃん2~3人の臨機応変、ときに非合理な対応もいとわず、実に生き生きとお客をさばく姿がたいへん好ましく映る。
なんか、あったまってよかったよ♪ (〃 ̄∇ ̄)ノ

[DATA]
山田うどん食堂 市場通店
東京都東久留米市下里2-7-17
https://www.yamada-udon.co.jp/
[Today's recommendation]


あったまらないニャン…?
◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆



https://youtu.be/sR3oTq2X0BY




市場の名物カフェが…。 ショック

正統派そば屋のかつ丼が…! ――1CLシリーズ⑤ 【小川家 立川店】
2019.08.26
前記事の玉川上水の散歩では発見があった。
駅周辺になじみがないので昼ごはん情報をググりつつ歩いたわけだが、「何食べたい?」と聞くと、「おそばかな」と相方さん。

通りすがりには気づかないような奥まった場所にそば屋があるのは知っている。…というように、“なじみがない”というのは土地に不案内ということではなく、飲食店の存在はいろいろ知っているが中身までは知らないという意味。

で、その中身をググってみた。
なんと、ワンコインランチをやっている。

お店の名前は「小川家」。
2カ月前、そば屋のセットメニュー探索の旅に出ると宣言して(一向に旅立つ気配を見せないが… (;^_^A アセ…)、近隣のそば屋のメニューを片っ端からリサーチした。
そのときこのお店を思い出さなかったのが不思議だが、このワンコインのテーマのために残しておいてもらったとしか思えない。
オレって持ってるかも… って、500円ネタのために貴重な何かを無駄遣いしてるような気がしないでもないが(笑)。

ランチサービスは平日のみなので、「そば食べたい」という要望をあえてやり過ごし、翌日の月曜日、さっそくやってまいりました。1人で ( ̄▽ ̄)ゞ スマンスマン
ワンコインランチはビーフカレー、かつ丼、豚焼き丼の3種。カレーはつい3日前にカツカレーを食べているのでインパクト的に弱いし、豚焼き丼的なものはほかにもありそうな気がするし。
かつ丼500円って、どうだろう…。

学生時代(40年近く前)、野球の対抗戦の前に学食で“150円カツ丼食べてK大にカツ(勝つ)”みたいな恒例企画があったが、そういうレベルではないか?
ここはかつ丼一択であろう。

「小川家」は、店構えの立派さのわりに店内はこぢんまりしており、小テーブルをくっつけた6人席が2ブロックと、テーブル単独2人席が1つ。

かつ丼は、注文してからカツを揚げる、もちろん。
なので1時半すぎの手がすいた時間帯でも提供までに7~8分かかる。

どんぶりは小さめかな。でも見た目は正しいかつ丼の姿である。
そこが大事。

前記の学食のものは、そもそもどんぶりでなく皿盛り、切り分けられたカツは整列しておらずタマネギ・卵と混然一体となったアタマがぐじゃっとご飯を覆ってる、というシロモノだった。
かつ丼は、丼物の中でも特にスタイリッシュなものだと思う。
このワンコインかつ丼のビジュアルが、まさにそれ。

甘めでやや鈍重なタレがよい。
カツは小ぶりだが、しっかり厚みがある。
自家製のお新香は、いい箸休め。
上のそば屋のセットメニュー探索というのは700円前後のセットをターゲットとしているが、このワンコインランチは150円でそばまたはうどんが付けられる。
なんと、かつ丼+そば(かけorもり?)で650円。
どうですか、みなさん!
ワンコインランチ(1CL)シリーズは、(消費増税前の)9月いっぱいくらい断続的にやっていこうかなと思ってます グッ!! ( ̄ε ̄〃)b

[DATA]
小川家 立川店
東京都立川市幸町6-9-1
[Today's recommendation]

◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆


https://youtu.be/-0kcet4aPpQ


前記事の玉川上水の散歩では発見があった。
駅周辺になじみがないので昼ごはん情報をググりつつ歩いたわけだが、「何食べたい?」と聞くと、「おそばかな」と相方さん。

通りすがりには気づかないような奥まった場所にそば屋があるのは知っている。…というように、“なじみがない”というのは土地に不案内ということではなく、飲食店の存在はいろいろ知っているが中身までは知らないという意味。

で、その中身をググってみた。
なんと、ワンコインランチをやっている。

お店の名前は「小川家」。
2カ月前、そば屋のセットメニュー探索の旅に出ると宣言して(一向に旅立つ気配を見せないが… (;^_^A アセ…)、近隣のそば屋のメニューを片っ端からリサーチした。
そのときこのお店を思い出さなかったのが不思議だが、このワンコインのテーマのために残しておいてもらったとしか思えない。
オレって持ってるかも… って、500円ネタのために貴重な何かを無駄遣いしてるような気がしないでもないが(笑)。

ランチサービスは平日のみなので、「そば食べたい」という要望をあえてやり過ごし、翌日の月曜日、さっそくやってまいりました。1人で ( ̄▽ ̄)ゞ スマンスマン
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ワンコインランチはビーフカレー、かつ丼、豚焼き丼の3種。カレーはつい3日前にカツカレーを食べているのでインパクト的に弱いし、豚焼き丼的なものはほかにもありそうな気がするし。
かつ丼500円って、どうだろう…。

学生時代(40年近く前)、野球の対抗戦の前に学食で“150円カツ丼食べてK大にカツ(勝つ)”みたいな恒例企画があったが、そういうレベルではないか?
ここはかつ丼一択であろう。

「小川家」は、店構えの立派さのわりに店内はこぢんまりしており、小テーブルをくっつけた6人席が2ブロックと、テーブル単独2人席が1つ。

かつ丼は、注文してからカツを揚げる、もちろん。
なので1時半すぎの手がすいた時間帯でも提供までに7~8分かかる。

どんぶりは小さめかな。でも見た目は正しいかつ丼の姿である。
そこが大事。

前記の学食のものは、そもそもどんぶりでなく皿盛り、切り分けられたカツは整列しておらずタマネギ・卵と混然一体となったアタマがぐじゃっとご飯を覆ってる、というシロモノだった。
かつ丼は、丼物の中でも特にスタイリッシュなものだと思う。
このワンコインかつ丼のビジュアルが、まさにそれ。

甘めでやや鈍重なタレがよい。
カツは小ぶりだが、しっかり厚みがある。
自家製のお新香は、いい箸休め。
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上のそば屋のセットメニュー探索というのは700円前後のセットをターゲットとしているが、このワンコインランチは150円でそばまたはうどんが付けられる。
なんと、かつ丼+そば(かけorもり?)で650円。
どうですか、みなさん!
ワンコインランチ(1CL)シリーズは、(消費増税前の)9月いっぱいくらい断続的にやっていこうかなと思ってます グッ!! ( ̄ε ̄〃)b

[DATA]
小川家 立川店
東京都立川市幸町6-9-1
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https://youtu.be/-0kcet4aPpQ



今年を象徴する一杯になるかも… 【ラーメン専門店 和】
2018.01.05
朝っぱらから、というか昨夜23:15の1本を含め、3本の仕事が入った。いやおうなしに通常運転に引き戻される。
なんか正月明け一発目の仕事に取りかかるモチベーションの上げ方、毎年うまくいかない。
気温が関係していると思う。エンジンのかかりが悪い。
仕事始めはだいたい寒の入りと一致する。ここから1カ月、寒がりはひたすら耐える。

昼ごはんは久米川駅前のラーメン店「和」に。
ここは昔から気持ちに余裕がないときによく使わせてもらっている。
気軽に入れる小さいお店。ラーメン、すぐ出る。――みたいな屋台感覚(=ファストフード感覚)で使えるということかな。
なにより安いし、量も多くないから早く済ませられるし。

ただし、ここは人気店で混んでいることが多い。普段ならば開店すぐか、でなかったら遅い時間しか入ろうという気にならない。
おそらくお店も仕事始めぐらいの日程で、もしかしたらすいてるかも、とのぞいてみた。12:35でお客さんは1人。
ということで、横の西友駐輪場に自転車を止めて入店した次第。

僕はいつも決まって、ラーメン。
券売機を見ると、660円と。そんなにしたかなぁ…。
あとで去年の記事を見てみると650円とある。値上げしてることはしてるけど…。
僕の感覚のギャップは10円どころじゃない。
よく利用していたのは5年前ぐらいまでで、まだ580円だったと思う。その前は550円。じわじわと上がってきているのだ。

それで思い出したのが昨日のNHKのニュース。
「ことしは小麦粉やビールなど暮らしに身近な食品の値上げが相次ぐ予定です」
アベノミクス→円安→原材料費高騰→ラーメン値上げ、という2013年の苦境がよみがえる。
おそらく、あそことあそことあそこと… 値上げせざるを得ないだろうなぁ。
今日の「和」のラーメンじゃないけど、10年前を思い出したら同じたべものとは思えない価格になってしまいそうだ。

こちらのラーメンの味わい、値段と反比例するようにチープ度が進んでいる気がする。
まあラーメンに関してチープはネガティブな表現とは思っていないけど、マイルドさが増してる、とかと言い換えたほうがいいのかも(笑)。

東京とんこつラーメンではたぶん珍しい細縮れ麺も、クセになりそうな気がしてきた。
寒いので風邪予防に普段使うことのないおろしニンニクを投入。ジャンキー度が増す。
最後はやっぱりトウガラシ粉で締める。
今後どうなるかわからないけど、安いと思っていたここのラーメンも700円に迫っている。
屋台感覚とは程遠くなってしまってるんだなぁ…。

[DATA]
ラーメン専門店 和
東京都東村山市栄町2-21-23
[Today's recommendation]

https://youtu.be/Kjgwjh4H7wg


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朝っぱらから、というか昨夜23:15の1本を含め、3本の仕事が入った。いやおうなしに通常運転に引き戻される。
なんか正月明け一発目の仕事に取りかかるモチベーションの上げ方、毎年うまくいかない。
気温が関係していると思う。エンジンのかかりが悪い。
仕事始めはだいたい寒の入りと一致する。ここから1カ月、寒がりはひたすら耐える。

昼ごはんは久米川駅前のラーメン店「和」に。
ここは昔から気持ちに余裕がないときによく使わせてもらっている。
気軽に入れる小さいお店。ラーメン、すぐ出る。――みたいな屋台感覚(=ファストフード感覚)で使えるということかな。
なにより安いし、量も多くないから早く済ませられるし。

ただし、ここは人気店で混んでいることが多い。普段ならば開店すぐか、でなかったら遅い時間しか入ろうという気にならない。
おそらくお店も仕事始めぐらいの日程で、もしかしたらすいてるかも、とのぞいてみた。12:35でお客さんは1人。
ということで、横の西友駐輪場に自転車を止めて入店した次第。

僕はいつも決まって、ラーメン。
券売機を見ると、660円と。そんなにしたかなぁ…。
あとで去年の記事を見てみると650円とある。値上げしてることはしてるけど…。
僕の感覚のギャップは10円どころじゃない。
よく利用していたのは5年前ぐらいまでで、まだ580円だったと思う。その前は550円。じわじわと上がってきているのだ。

それで思い出したのが昨日のNHKのニュース。
「ことしは小麦粉やビールなど暮らしに身近な食品の値上げが相次ぐ予定です」
アベノミクス→円安→原材料費高騰→ラーメン値上げ、という2013年の苦境がよみがえる。
おそらく、あそことあそことあそこと… 値上げせざるを得ないだろうなぁ。
今日の「和」のラーメンじゃないけど、10年前を思い出したら同じたべものとは思えない価格になってしまいそうだ。

こちらのラーメンの味わい、値段と反比例するようにチープ度が進んでいる気がする。
まあラーメンに関してチープはネガティブな表現とは思っていないけど、マイルドさが増してる、とかと言い換えたほうがいいのかも(笑)。

東京とんこつラーメンではたぶん珍しい細縮れ麺も、クセになりそうな気がしてきた。
寒いので風邪予防に普段使うことのないおろしニンニクを投入。ジャンキー度が増す。
最後はやっぱりトウガラシ粉で締める。
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今後どうなるかわからないけど、安いと思っていたここのラーメンも700円に迫っている。
屋台感覚とは程遠くなってしまってるんだなぁ…。

[DATA]
ラーメン専門店 和
東京都東村山市栄町2-21-23
[Today's recommendation]

https://youtu.be/Kjgwjh4H7wg


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高級焼き肉弁当を食す 【焼肉レストラン 八坂あら川】
2017.10.27
仕事の流れ的に月の下旬はヒマというのがここ数年のパターンになっているが、今月はイレギュラーや新規のレギュラー案件が入って、いつもとは様子が違っている。
前々日の夕方、D社のIKH社長から電話が入って、2件仕事を頼まれた。
最初1本だけ打診される。
「わかりました」
と答えると、
「いま忙しいの?」
「いや、全然」
「あそっ。そりゃよかった」
と電話を切る。
30分ぐらいしてまた電話が来て、「別件なんだけどさ…」と、より厳しい案件を切り出すという、この人はいつもこのパターンである。非常に気を使う人で、最初の電話はさぐりを入れる狙いもあるものと思われる。
そのキビシイ仕事がどういうものかというと、守秘義務の観点上詳しいことは書けないが、ざっと表現すると“アブレーションの専門家とPCIの専門家が焼き肉をつつきながら情報交換をする”といったようなことと関係する。

昼ごはんを食べようと出るには出たが、その件が気になってお店が決まらない。どんなところに入っても落ち着いて食事ができそうに思えないのだ。
それで思い出したのが、焼き肉つながりで「あら川」の弁当というわけである。
八坂駅に近い「焼肉レストラン あら川」は、エリアNo.1の人気焼き肉店。
レストランに入ったことはないので様子はわからないが、経営母体の精肉店「肉の荒川」はいつも買い物客でいっぱいだ。焼き肉店に入ってみたいが、高級イメージで敷居が高そう。

最近、専用駐車場にフードトラックを止めて弁当販売をしていることに気づいた。これなら気軽に人気店の焼き肉が味わえる。
しかし、焼肉弁当は1個1000円と、やはり高級路線なのであった。
弁当1000円といったら、ラーメンならごく普通のしょうゆラーメンに1000円払うというのと同じぐらい、通常の金銭感覚とはかけ離れている。
しかし今日のワタクシは、医者がワインなんか飲みながら焼き肉つついてるイメージが脳裏に焼き付いているから、判断基準が庶民感覚と大きく乖離している。1000円ぐらい何でもないのである。

トラックに近づくと、中に若い女性。
1000円札を出して「お願いします」と注文。
「これから焼きますからお待ちくださいね」と言う。
あ、そうなんだ、と思った。さすが1000円、ちゃんと手間をかける。
女性は炊飯ジャーから弁当容器にご飯をよそい、副菜を盛り付け、横の鉄板で肉を焼き始める。それでも切り落としの薄い肉だから時間はかからず、3分ほどで焼き上がる。ご飯の上に肉をのせ、ふたをして掛け紙でくるみ、名前入りの特製持ち帰り用ビニール袋に入れて完成。
ふたをするとき、おねえさんは「いっぱい盛り付けちゃったからギューギューになっちゃいました」と、うれしいことを言ってくれる。
「あさって29日は“にくの日”なので、この弁当のほかにタンシチューとかも出ます」
はい、わかりました。でも、にくの日で安くなるのかと思ったら、そうじゃないのね。

うちに帰って掛け紙を外すと、たしかに肉がふたでギューギューに押し付けられている。ほかほかで食欲をそそるいい匂い。
ご飯の上に焼き肉と炒り玉子がのる。副菜は、白菜キムチとモヤシのナムル、ブロッコリー。

焼き肉はさすがに普段食べるオージーとはモノが違っていて、宣伝文句ふうに言うと、お口に入れた瞬間に広がるうま味と肉汁は雌牛黒毛和牛ならでは。甘めのたれで香ばしく焼かれ、ご飯が進む。肉の量がたっぷりで、最後ご飯が足りなくなった。
たまにはこういうのもいいが、どこかで帳尻を合わせないと来月きつくなるな…
と、エンゲル係数の上昇が止まらない庶民はふとわれに返るのであった。

[DATA]
焼肉レストラン 八坂あら川
東京都東村山市栄町3-11-31
[Today's recommendation]

https://youtu.be/deU_uwlNpOo


◆ 猫写真はこちら ◆
仕事の流れ的に月の下旬はヒマというのがここ数年のパターンになっているが、今月はイレギュラーや新規のレギュラー案件が入って、いつもとは様子が違っている。
前々日の夕方、D社のIKH社長から電話が入って、2件仕事を頼まれた。
最初1本だけ打診される。
「わかりました」
と答えると、
「いま忙しいの?」
「いや、全然」
「あそっ。そりゃよかった」
と電話を切る。
30分ぐらいしてまた電話が来て、「別件なんだけどさ…」と、より厳しい案件を切り出すという、この人はいつもこのパターンである。非常に気を使う人で、最初の電話はさぐりを入れる狙いもあるものと思われる。
そのキビシイ仕事がどういうものかというと、守秘義務の観点上詳しいことは書けないが、ざっと表現すると“アブレーションの専門家とPCIの専門家が焼き肉をつつきながら情報交換をする”といったようなことと関係する。

昼ごはんを食べようと出るには出たが、その件が気になってお店が決まらない。どんなところに入っても落ち着いて食事ができそうに思えないのだ。
それで思い出したのが、焼き肉つながりで「あら川」の弁当というわけである。
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八坂駅に近い「焼肉レストラン あら川」は、エリアNo.1の人気焼き肉店。
レストランに入ったことはないので様子はわからないが、経営母体の精肉店「肉の荒川」はいつも買い物客でいっぱいだ。焼き肉店に入ってみたいが、高級イメージで敷居が高そう。

最近、専用駐車場にフードトラックを止めて弁当販売をしていることに気づいた。これなら気軽に人気店の焼き肉が味わえる。
しかし、焼肉弁当は1個1000円と、やはり高級路線なのであった。
![]() | ![]() |
弁当1000円といったら、ラーメンならごく普通のしょうゆラーメンに1000円払うというのと同じぐらい、通常の金銭感覚とはかけ離れている。
しかし今日のワタクシは、医者がワインなんか飲みながら焼き肉つついてるイメージが脳裏に焼き付いているから、判断基準が庶民感覚と大きく乖離している。1000円ぐらい何でもないのである。

トラックに近づくと、中に若い女性。
1000円札を出して「お願いします」と注文。
「これから焼きますからお待ちくださいね」と言う。
あ、そうなんだ、と思った。さすが1000円、ちゃんと手間をかける。
女性は炊飯ジャーから弁当容器にご飯をよそい、副菜を盛り付け、横の鉄板で肉を焼き始める。それでも切り落としの薄い肉だから時間はかからず、3分ほどで焼き上がる。ご飯の上に肉をのせ、ふたをして掛け紙でくるみ、名前入りの特製持ち帰り用ビニール袋に入れて完成。
![]() | ![]() |
ふたをするとき、おねえさんは「いっぱい盛り付けちゃったからギューギューになっちゃいました」と、うれしいことを言ってくれる。
「あさって29日は“にくの日”なので、この弁当のほかにタンシチューとかも出ます」
はい、わかりました。でも、にくの日で安くなるのかと思ったら、そうじゃないのね。

うちに帰って掛け紙を外すと、たしかに肉がふたでギューギューに押し付けられている。ほかほかで食欲をそそるいい匂い。
ご飯の上に焼き肉と炒り玉子がのる。副菜は、白菜キムチとモヤシのナムル、ブロッコリー。

焼き肉はさすがに普段食べるオージーとはモノが違っていて、宣伝文句ふうに言うと、お口に入れた瞬間に広がるうま味と肉汁は雌牛黒毛和牛ならでは。甘めのたれで香ばしく焼かれ、ご飯が進む。肉の量がたっぷりで、最後ご飯が足りなくなった。
たまにはこういうのもいいが、どこかで帳尻を合わせないと来月きつくなるな…
と、エンゲル係数の上昇が止まらない庶民はふとわれに返るのであった。

[DATA]
焼肉レストラン 八坂あら川
東京都東村山市栄町3-11-31
[Today's recommendation]

https://youtu.be/deU_uwlNpOo


◆ 猫写真はこちら ◆