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あの時代の残照 【伊勢屋美原町店】

2024.02.28

 午後ヒマになったので自転車で所沢方面へ。

今年に入って所沢のだんごネタを3本も上げており、ちょっとしたマイブームのようである。
なので自分の知らない、あるいは忘れているだんご屋はないかとキョロキョロしながら自転車こいでる。


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航空記念公園を抜けて新所沢駅方面に向かっている途中、あっちのほうに和菓子屋かなんかがあったような… と、前方にモヤモヤ感。
跨道橋通りを右、「ヤオコー」手前を左に折れると…
ありました! 和菓子屋さん🍡


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この通りは、現役でやっているところはほとんどないが、お店っぽいつくりの建物がかなり残っている。
数少ない現存店舗の一つが本屋さん。
本屋があるということは、けっこうな“街”だったんじゃないだろうか?


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所沢市美原町。
駅でいえば西武新宿線 新所沢駅。
ググッてみると、Wikipediaに項目が立っている。

――かつて1980年代〜1990年代(昭和末期〜平成初期)頃には、特に三丁目付近を中心に「美原町商店街」として栄え、八百屋・魚市場・豆腐屋・酒屋などの小商店が軒を連ねて賑わいを見せていたが、その後一般家屋などに改装された軒も多く、当時から現在も残る商店はまばらに点在するのみとなった。「美原町(所沢市)」Wikipediaより、最終更新 2023年11月30日21:35)


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そのにぎわいの背景事情については記されていないので不明だが、西武グループなどによるこの一帯の開発のピークの時代であったことは確かだと思う。

1970年、所沢ネオポリス入居開始
1972年、新所沢フラワーヒル分譲開始
そして…
1983年、新所沢パルコ開業


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「伊勢屋美原町店」。
「もう品物が残ってなくて」とお店のおかあさんが言うように、午後遅くでショーケースがスカスカなのが絵柄的には残念なところ。


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おはぎ、豆大福、やきだんご2本を買う。


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焼きだんごといえば、しょっぱめのしょうゆを塗りつつ焼き上げる所沢名物でありソウルフードとも称されるが、こちらの“やきだんご”、片栗粉でとろみをつけた甘辛タレを焼いただんごに絡めるというもの。


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まあ、一般的に言うみたらしだんごですね🍡
素朴な甘みがよい。


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くしくも本日、新所沢パルコ閉店。


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――埼玉県所沢市で地域の流行の発信地として40年にわたって親しまれてきた商業施設、「新所沢パルコ」が29日、最後の営業日を迎えました。29日はオープンと同時に多くの人でにぎわい、感謝や閉店を惜しむ声が聞かれました。西武新宿線の新所沢駅前に1983年に開業した「新所沢パルコ」はアーチ形のデザインが連なる特徴的なビルの中に映画館や食品売り場も備える商業施設です。都内に出なくてもおしゃれを楽しめる地域の流行の発信地として多くの人に親しまれてきました。(NHK 首都圏 NEWS WEB 02月29日16時00分「埼玉 新所沢パルコ 29日で閉店 40年にわたり親しまれる」より)


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[DATA]
伊勢屋美原町店
埼玉県所沢市美原町3-2972-2





[Today's recommendation]


PARCOのCMに使われた https://youtu.be/7lXajR5Bdg0?si=i9GtWgzZkJdCxnda



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青春を懐かしがる 【ビフテキ家 あづま】

2021.11.23

 22日朝のニュースでラグビー早慶戦の特集をやっていた。
そういえばワールドカップのあと生観戦したくなったが、まもなくコロナが始まってしまったんだった。見たい気持ちは2年たっても変わっていない。
早明戦は何度か見ているが、早慶戦は見たことがなかった。

「今日、ラグビー見に行こうか」
と翌日の朝食のときに切り出したのである。

ところが、チケットの手配をしようとしたら、チケットぴあは予定枚数終了と。
焦っていろいろ当たってみたが、チケット販売はネットのチケットぴあのみで、当日の早慶戦はともかく約2週間先の早明戦も完売。リセールにもワセダ絡みは引っかかりもしないのだった。
えー、ラグビーってそんな人気なの…!?

自分の学生時代はラグビーブームの頂点で、1学年上に本城・吉野・津布久の三羽烏を擁した早稲田は人気の面ではラグビー界のトップに君臨した。早慶戦や早明戦はまさにプラチナチケットだった。
あのころの熱気が戻っているとすれば、ラグビーファンでありチョイ経験者としてはうれしいことではあるが…。

「ラグビーが無理ならイチョウでも見に行こうか」と相方。
神宮外苑のイチョウ並木は秩父宮ラグビー場のすぐ近く。そこに行く気になっていただけに、ナイス提案。


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用事があるという半蔵門まで地下鉄で行き、外苑まで歩くという計画。


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半蔵門→紀尾井坂→真田堀→四ツ谷駅→若葉→鉄砲坂→信濃町駅… というコースで、絵画館に12時ちょうど。


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軟式球場を回り込んで神宮球場の外野席入り口あたりまで来ると、突如ものすごい人並みに。

「え… なにこれ!? ラグビー? 日本シリーズ?」

それはイチョウ見物に訪れたおびただしい人の群れなのでした w( ̄▽ ̄;)w


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そそくさとその場を離れ、昼ごはんを食べに「ホープ軒」へ。が、やっぱりというか長蛇の列。「もうこのあたりはダメ。新宿まで歩こう」 となったのである。

前振りと中身に一貫性がないのはそういう経緯によるもので、ご容赦願えればと。


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「新宿でお店の候補は?」
「えーと、天ぷら、じゅうじゅう焼き、とん丼、…」
「じゅうじゅう焼きかな」

ということで、北西から北へと進路を修正しつつ新宿三丁目方面へ。

「新宿末廣亭」横、じゅうじゅう焼きで有名な「ビフテキ家 あづま」は、近くのデパートでアルバイトをしていた学生時代、バイトの帰りによく入った。
前振りとお店に関連があるとすれば、キーワードは学生時代。
今回のテーマは“青春時代を懐かしがる”かな。


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末廣亭の前から外観写真を撮ろうとスマホを構えたら、お店がない。
え、閉店しちゃった? と目を凝らせば、神田松鯉の幟の向こうに小さいながらも看板はたしかにある。
近寄ってみると、看板の下には地下へ下りる階段。


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かつて1階と地下の2フロアだった「あづま」は地下だけになり、1階には別のお店が入居している。
調べてみると2019年4月にリニューアルしたらしい。


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13:20来店で満席、空き待ちとなったが、僕らのすぐあとから順番待ちはどんどん増えていったのでタイミングはよかったみたいだ。


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注文は、昔そればかり食べていたもち豚のじゅうじゅう焼き(昔“もち”は付いてなかったと思うが…)と、もう1品は店名に敬意を表す意味でビフテキに。


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15年前くらいに家族で入ったときは地下へ通され、煙がすごかったことを覚えているが、いまはもちろん全席禁煙。内装や照明も明るくなった印象で、こういう変化は歓迎である。


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まずオニオンコンソメスープ。
塩気の強い昔風の味付けが食欲を増進させる。


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じゅうじゅう焼きは、豚バラ肉とキャベツが鉄板に盛り付けられた状態で提供され、上から特製オニオンソースをかけて食べるというもの。


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ソースが熱々の鉄板に触れ、ジュージューとものすごい湯気を上げる。豚肉には火が通っているがキャベツは生で、それがいい具合に蒸し焼き状態になるという、シンプルながらよく考えられた料理である。


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ソースは昔ながらの甘みを抑えた味付けで、酢の酸味が効いてごはんがススム。


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ビフテキも熱々の鉄板にのってやって来た。パッと見、厚みもサイズ感も十分。
付け合わせの具なしナポリタンにテンション上がる。


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ナイフを入れると中はミディアムレア状態で、肉汁が多く軟らかい食感。
味は付いているが、フロアマネージャーに勧められるままにじゅうじゅう焼きのソースをかけてみれば、これまたごはんがススムススム。


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あとから入った隣のテーブルの若いカップルの男子のほうは、じゅうじゅう焼きの肉大盛りと。
昔、バイト仲間のHMは必ず肉大盛りで頼み、「HMは肉食だからなー」とからかわれていたものだ。

彼は大学1年のときの下宿仲間で、テレビのなかった僕はその年のラグビー交流試合をHMの部屋で見たことを覚えている。
それは専修大に敗れ大学選手権に進めなかったという衝撃の結末で、早稲田は人気絶頂でも実力が伴っているわけではなかったのだ。


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この日の早慶戦、勝つには勝ったが、かなりハラハラする展開だったみたいだ。
見たかったような、見なくてよかったような…。


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[DATA]
ビフテキ家 あづま
東京都新宿区新宿3-6-12 藤堂ビルB1F
https://azuma-shinjuku.owst.jp/map





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/dx7vNdAb5e4


https://youtu.be/dO6rCGUt2_A



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そろそろ幸先詣の時期かなと


東村山生まれの銘酒たち 【本多屋酒店】

2021.05.03

 東村山市民の自慢の一つが、日本酒醸造所とビール醸造所の両方が市内にあること。

「豊島屋酒造」は1596(慶長元)年創業の老舗酒造で、近年“屋守(おくのかみ)”ブランドで全国的に知名度が高まっている。

「Distant Shores Brewing(DSB)」は2017年に設立されたクラフトビール工場。
コロナ禍の昨年、ボトリング商品の販売を開始しており、それまで市内では週1~2回開かれるテイスティングルームでしか飲むことができなかっただけにファンを喜ばせた。“コロナの功罪”の功の部分といえる。


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意外なことに東村山市内に屋守やDSBのボトルを扱っている販売店はほとんどない。
DSB商品は工場向かいの「セブンイレブン東村山秋津町3丁目店」と栄町の「本多屋酒店」の2店、屋守特約店は唯一「本多屋酒店」があるのみ。


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本多屋酒店は東村山生まれのお酒を両方とも買える唯一の酒屋さんである。
GWの自宅飲み用に両方まとめて買いに行った。


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いずれも最新入荷品的な、“桜Paw ハードセルツァー”と“屋守 純米中取り 直汲み生”。


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“桜Paw ハードセルツァー”は、DSBや本多屋酒店のインスタ投稿にあって気になっていた。
「ラズベリーとレモンを加えたさわやかな香りと果実感のある酸味が特徴的」とある。


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ハードセルツァーとはフルーツフレーバーの炭酸アルコール飲料のことで、アメリカで大人気なのだそうだ。
スピリッツを割るカクテルや酎ハイとは異なり、サトウキビや大麦を原料とする発酵飲料である。


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一方、屋守の“純米中取り 直汲み生”。


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こちらもピリッとくる微発泡タイプで、ダイレクトに瓶詰めする直汲みならではのお酒。
甘さが残るが、ベタつかない自然な米の甘味にうっとりさせられる。


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酒やビールを地産地消って、得難いぜいたくだと思う。


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[DATA]
本多屋酒店
東京都東村山市栄町3-32-7
https://www.hondaya-saketen.com/
https://www.facebook.com/hondayasaketen
https://twitter.com/yasakanosakaya
https://www.instagram.com/hondayasaketen/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/L9sHfcCwTYA


生き返る 【九州ラーメン いし】

2021.03.25

 コロナで1年損した… と感じている人も多いと思う。自分的にはそういう一側面ばかりでなく得るところ少なくなかったとも考えているが、それでも行きつけのラーメン屋に入ったときタイムスリップ感を覚えたりすれば“失われた1年”という言葉が脳裏をよぎりもしよう。


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行きつけの「九州ラーメン いし」へ。
なんかナツカシイ (-_- ) シミジミ


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と書いておいてアレだけど、実はそれほど回数が減っているわけではない。
外食そのものが激減し、その少ない機会にどこへ? と考えると、やはり昔なじみのお店が浮かぶ。それも近場の。
ラーメン屋3~4軒あればいいかぁ… って、スイマセン、暴論でした \(_ _。)


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「大盛り」
「はいよっ!」


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このお店は正面・側面がフロントサッシで、この季節は開け放っているので換気バッチリ。
アド街ベスト20入りの熱気も落ち着いて? 時間を選べば混雑することもない。
ほろ酔い加減の常連さんと大将のよもやま話を聞くともなしに聞きながら、いつものラーメンをすする。
時間がいくらか失われようとも、体が覚え込んでいる味。


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「生き返りました」
「よろしい👍」


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[DATA]
九州ラーメン いし
東京都小平市小川西町3-18-10





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/k9e157Ner90



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センボンヤリ / 浅間山(府中市)


○○カレーがワンコイン…!? 【サティー】

2020.01.20

 府中街道八坂交差点の「ダイエー小平店」(1979年創業)が「イオンフードスタイル小平店」に業態チェンジ。
その一環として、1階フードコート内にインドカレー&ナンの「サティー」が出店した。


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…というのは、いま調べてわかったことで、ダイエー(AEONFOODSTYLE)にカレー屋さんが入っていることに気づいたのは、ついさっきのこと。
リニューアルオープンが2018年10月というから、1年以上も気づかなかったわけで… (-ω- ;) ウーム…
いや、目に入ってはいても記憶に残っていないだけかも…。と思ってしまうほど、インドカレーの出店ラッシュが止まらない。


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今日も横目に見て「ここにもできてたの…?」と通り過ぎようとして、「いや、まてよ…」となった。
八坂のダイエー(AEONFOODSTYLE)内の飲食店といったらフードコートだ。
安いかも… (・・ *).。oO


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このスーパーは生活圏から離れているので詳しくないが、「ドムドムハンバーガー」は前々からあって、「サティー」が営業しているのは以前「らーめん小花村」だった一角じゃないかと思う。

カウンター上の商品写真パネルは“カレーライス500円”“カレー&ナン550円”
読みどおり… というか、期待を超えるワンコインである。


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カウンターで「カレー&ナン」と申告すると、「何カレー?」と聞かれる。激安でも8種類から選べるらしい。
「チキン」と答えると、「辛さは?」と…。
フードコートとはいえ、ほかのインドカレーのお店と変わらずオプションが複雑、つまり選択肢が多い。


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おそろしくピンぼけで恐縮ですが…


ただし、一連の流れで「飲み物は?」とくるので要注意。ここから先は追加料金がかかる。
ソフトドリンク+100円、ミニサラダ+100円、おかわりナン+100円… と上乗せしていくと、結局ほかのお店と同じくらいの値段になるというカラクリである。

逆にいうと、僕はサラダもソフトドリンクも要らない人なので、“要らない”という選択ができるのは非常にありがたいと思った。


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カレー&ナン:チキンカレー・中辛 605円(外税表示だったかぁ… 残念)
量が多いとは言い難いが、いまのインドカレーの流れはボリュームが多すぎる(ナンがデカすぎる)と感じている人もいると思うので、これくらいがむしろ適量と言えなくもない。
チキンの大きいのがゴロッと2塊。中辛は、けっこう辛い…(笑)。


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このテのお店はだいたいネパール人がやっているらしいが、ネパールの方のつくるカレーでおいしくなかったためしがなく、もはや安定・安心レベル。

実は去年1CL(ワンコインランチ)を集中掲載したとき、インドカレーの店も探したが見つけられなかった。
まさに灯台下暗し。次回シーズンには真っ先にこちらを訪問しなければ。


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[DATA]
サティー
東京都小平市小川東町2-12-1 イオンフードスタイル小平店1F







[Today's recommendation]

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https://youtu.be/KDHd-vxcMDo



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栄町3丁目の古道具屋


昭和が息づく二枚看板 【いさわ】

2019.11.18

 カツカレーラーメンが食べられる二枚看板のお店「たかはし」の記事でちょっと触れた保谷駅前の「いさわ」。
庇テントに“定食”“和菓子”と併記する、堂々二枚看板のお店である。


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それにしても、“甘味&軽食”はときどき見るが、“和菓子&定食”はちょっと記憶にない。
気になるので調べていると、なんと自前のサイトに行き着いた。自前というか、全国和菓子協会 → 東京和菓子協会会員店紹介&リンク → 練馬区 → いさわ で自己PRのページになる。

――中野本店の味を受け継ぎ、保谷駅前商店街に店を構えお客様の団らんの脇役として35年になります。

中野に本店か… と、なにげなく“中野_いさわ”で検索をかけてみたらけっこうヒットする。適当なページをのぞいてみると、なんと、知っているお店なのだった。
30数年前、中野近くに住んでいたころに買って食べたことがある。東京のいなりはなんて甘いんだ… と感じたことをいまだに覚えている。


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ということで、いよいよ気になる存在となった保谷の「いさわ」。
満を持しての潜入。


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保谷新道の大泉学園9号踏切へ曲がる交差点近く。
店先に“赤飯”と“定食”ののぼり。その後ろに年季の入った和菓子のショーケース。やはりくたびれた感じの引き戸を開けるのに、ちょっと勇気が要る。


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まさに和菓子屋のお休み処という程度の小さいスペースで、テーブル2つくっつけてギチギチに8席並んでいる。
奥から出てきたご主人が意外に若い。免状や感謝状の名義が2人分あるので、2代続いているものと推測される。


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壁の品書きは丼もの、定食、ラーメン類と意外なほど品数が多い。ラーメンも気になるが、それは軽食の店でも出てきそうだし、ここはきっちり定食。
生姜焼定食680円を注文。


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しょうが焼きはシンプルに肉のみ。
味付けもシンプルで、しょうゆの風味すら感じられない。味付けは塩ベース…?


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食べ始めてからお新香が来て、さらにややあって納豆が出てきた


比較的オイリーで、添えられたレモンを搾ると、これが抜群にうまい。ショウガの風味も生きるようだ。
みそ汁は大根。ゆず風味の白菜漬けがおいしい。


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中野の本店はご主人のおじさんがやられていたそうだが、体調を崩して、残念ながら半年ほど前に閉店したと。
いなりのことを話すと、「前はうちも出してたけど、コンビニがどこも売るようになってやめちゃった」そうだ。


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「いさわ」中野本店。去年中野に行ったとき、まだやってるんだ! と思わず撮ったもの(2018/11/14)


この和菓子&定食という形は、ご主人のおじいさんという人が修業した墨田区のお店のスタイルをそのまま継承しているそうだ。中野本店も以前は軽食程度は出しており、パンを焼いていたこともあったらしい。こちらの先代は新宿のデパート(いまの小田急ハルク)に出店し、キャバレー通いのおやじ相手に菓子折りを売り… と、おもしろくなってきたところだが、ここでお客さんが入ってきたので切り上げる。


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つがるリンゴあんを2個購入


ゆるくおおらかな時代が、この小さな空間にいまも息づいている。


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[DATA]
いさわ
東京都練馬区南大泉4-52-17





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/WXR-bCF5dbM


https://youtu.be/Duh8RKT4ZbM


○○450gの破壊力… 【B級食堂 相模屋】

2018.10.10

 自転車の旅は続く。
しかし、こうやってあちこちに足を延ばしてみると、いかに行動範囲が狭くなっているか思い知らされる。
立川駅の南口方面に来てみて、実に久しぶりということに気づいた。ウインズの周りには古本屋があったり中古CDショップ「珍屋」が2店舗あったりで、以前は頻繁に訪れていた。


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奥の赤い看板が「相模屋」


「いなげや」(現ESBI ?)の並びに「ラーメン二郎」ができた、と思ったら閉めちゃった… という案件があって、その方面に向かっていると、閉店からずいぶんたったはずだがまだ看板などはきれいな状態で残っている。不思議に思ってのぞいてみると、なんと「ラーメン二郎 立川店」、営業してる。
あとでネットで調べてみたら、今春、4年ぶりに営業再開したと。そういうケースもあるんだ。その間、家賃払い続けてたのかなぁ…?


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とまあ、それは自分には(たぶん)無縁の世界で、しかも現時点で自転車乗り回してる目的の一つはカロリー消費。二郎などという近寄るだけで体重増えそうな物件は急いで通り過ぎる。
目的地はすぐ裏手。


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「B級食堂 相模屋」。
B級を自称しているあたり、ただ者とは思えない。しかもサービスランチがワンコイン。


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店内は、カウンター10席、小テーブル2卓。
スタッフは、ご夫婦かな、60代くらいの感じのよいおじさんとおばさん。


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定食メニューのいちばん上、味付けが3種類あるバラ定食。
どんな料理か一応ご主人に伺うと、薄切り豚肉を炒めたものとのことで、②のしょうが醤油味を注文。


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何げなくメニュー表を見直していて、どことなく不安な感覚に襲われる。
「定食」の横に(ごはん450グラム)の文字。
ご飯や肉などを目方で考える習慣がないのでいまひとつピンとこないが、ものすごーく不穏な空気が立ち込めてきた感にとらわれる。


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こちらは仕事が素早く、ご主人がフライパンに取りかかったと思ったらもう目の前でおかみさんがご飯をよそってる。

「ごはん多めですけど、大丈夫ですか?」

と言いながら、カウンターの配膳台に、てんこ盛りのどんぶり飯をドンと Σ( ̄ε ̄;| | |・・・


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動転してご飯を斜めのアングルで撮るのを失念。いまひとつ450g感が伝わりませんが…


大丈夫ですかって、もう盛られちゃってるし… ( ̄  ̄;) ウーン…

「大丈夫。が、がんばります…(笑)」

盛られたものを減らしてもらうわけにもいかないし、がんばるしかないわけで。
しかし食べ始めてみると、450gは予想以上に手ごわかった。


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バラは、豚バラにネギ少々とシンプルな構成で、濃いめの味付けでご飯が進む。
進むことは進むが、食べても食べてもご飯が減らない。
いやー、まいった(笑)。


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幸か不幸か肉の量はものすごく多いわけではないので、ご飯とのバランスを考慮しつつ、貴重な戦力のたくあん3切れを後半まで温存し、ひたすらメシを食べ続ける。


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こういうのは、あれですね。半分過ぎると、比較的ラク(笑)。
気持ちの問題だと思う。
たいへんおいしくいただけました ヾ(ー ー ) ォィ…!


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カロリー制限は…?

水泡に帰す:
努力したものが無駄になること。水の泡。
(実用日本語表現辞典)


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[DATA]
B級食堂 相模屋
東京都立川市柴崎町2-10-3





[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=4Fiba80YVyM



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いまや街の顔? の地域密着インドカレー 【ピアーズ 東村山店(本店)】

2018.09.29

 所用のため昼ごはんに出るのが2時半近くになってしまった。その時間に営業しているお店は限られる。
ふと思い付いてインドカレーの「ピアーズ」の営業時間を調べてみると、ランチタイムは15時まで。なんとか間に合いそうなので急いで向かう。


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以前、同じような感じで久米川の「サンガム3号店」に入ったのを思い出したので調べてみたわけだが、ならばほかはどうだろうと東村山市内のインド・ネパール料理店(テイクアウト専門の「ネパール」を除く10店)を調べてみたら、ほぼ例外なく営業時間11:00~15:00・17:00~23:00であった(「BIHANI」のみ中休みなしで11:00~23:00)
カルテルでも結んでるんだろうか? 東村山印尼咖組合連合会とかって(笑)。


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驚くのは東村山市内にインドカレー店が11店も存在すること。
かつてインドカレーはおしゃれな存在だった。1990年代後半のグルメ本に掲載された首都圏のエスニック料理店をまとめたサイトによれば、インドカテゴリーは17店あり、住所を見ると千代田区二番町、中央区銀座、港区赤坂・六本木・西麻布・南青山、目黒区目黒、渋谷区道玄坂・宇田川町、新宿区西新宿・新宿、杉並区高円寺北、横浜市中区… と、それなりの街が並ぶ。
まさか北多摩の外れの市に10店以上の時代が来るとは、20世紀には思いもよらなかっただろう。


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6月17日オープンの「ピアーズ 新小平店」


いまはむしろ、何もないような場所にポツンと1軒飲食店があると思ったらインドカレー、ということも珍しくない。
この夏、小平市の鷹の街道の閉店したそば・うどんのお店で内装工事をしている、と思っていたら、インドカレー店がオープンした。それはまさに東村山に本店を置く「ピアーズ」の4店舗目となる支店なのだった。


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14:37で先客は1人。
広い店内にテーブル席がゆったりと配置。右奥の席に着く。


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オーダーは、日替わりのなすとチキンのカレー850円(相方)、シーフードカレー980円(長女)、ほうれん草チキンカレー880円(私)。
ホウレンソウ系にしたのは、前回食べておいしかったから。


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辛さは“甘甘”から“超大辛”まで7段階。
前回1の“普通”では全然辛くなかったので、3の“大辛”にしてみる。ほかの2人は“普通”に。
ドリンクは僕と長女がラッシー、相方がホットチャイ。


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まずサラダとスープ。
サラダはサウザンアイランドやオーロラソースに似たインドカレー屋独特の甘いニンジン? のドレッシング。
トマトスープも甘めの味付け。


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こちらはナンが大きいので有名。
皿がほとんど用をなしていないほど。


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ほうれん草チキンカレーの大辛、“大”というほど辛さは感じない。
主観的には中辛くらいの感覚で、ちょうどよい辛さだ。


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なすとチキンのカレーとシーフードカレーは色合いとかよく似ているが、味はだいぶ違う。当たり前か(笑)。
なすとチキンは、まあ王道な感じ。なすの実がしまっていて秋を感じる。


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シーフードカレーはエビ、イカ、アサリという具だけじゃなく、魚介系の“だし”がとられているふうで、ショウガを強めに効かせてある。これ、かなりおいしい。


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女子2人はナンを大量に余す。っていうか、しっぽの部分しか食べてないし ┐( ̄  ̄; )┌ ヤレヤレ……


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でもこちらはナンもカレーも持ち帰りOK。お願いすると、ナンをアルミホイルに包んでくれ、カレーの容器も持ってきてくれる。
これは素晴らしいサービスで、ナンがでかいことを知っていても安心して頼める。女性客が多いのもうなずける。


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僕らのあとに2人お客さんが入ってきたが、どちらもテイクアウト利用。
テイクアウトの電話注文も入っている。


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市内のインドカレー店では最古参の2008年のオープン。10年ですっかり街に溶け込んでいるようだ。
昭和時代の街の料理店三大業種といえば、すし・そば・中華だが、いまや人々の生活といちばん距離感が近いのはインドカレーかもしれないな… とふと思った。


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[DATA]
ピアーズ 東村山店(本店)
東京都東村山市本町3-8-23
http://indian-curry.piaaz.jp/





[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=9QZOHzWLF9w



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