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あのころ、とんこつラーメン 【江川亭 小金井本店】

2023.09.26

 東八道路の前原一丁目交差点は多磨霊園の石屋通りと府中運転免許試験場の代書屋通りが交差し、昭和カオスな異次元空間であったと想像されるが、そういったシゴトがすでに夢まぼろしのいにしえの…。
付随してニーズも高かったであろう飲食店の名残のごとく最近まで残っていた古くさいお店も同様に。

今年3月、最後のとりで的「ラーメン関口」が閉店(その後、移転復活)
とんかつ「巌窟王」は去年2月に店を閉め、その隣の「江川亭」はというと……
セ、セーフよぼのぼのちゃん! 💦


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「江川亭 小金井本店」は2017年、創業地より90m西の前原交番前交差点に移転・健在である。


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オールドウェーブなとんこつしょうゆラーメンは、いまどきのラーメン店に食指を動かされないオールドラーメンファンにとって貴重な存在といえよう。


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「江川亭」の創業は1979年といわれる。
いわゆる“江川事件”当時。


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店名が野球の江川卓氏に由来するというのは有名な話。
一番をめざすという心意気が込められたもので、少しあとの時代の吉祥寺「ぶぶか」と同様なネーミングセンスである。
いまならさだめし“Shoheiラーメン”といったところ。


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2000年前後にチェーン展開を開始し、東村山にも出店。
同じころ開店した「らあめん花月」とあわせ、当時いまより地位の高かったとんこつラーメンが一挙2店もできたというので東村山の“住みたい街”ランキングがグッと上がったんじゃないの? と大騒ぎになったとかならなかったとか。
まだ若く胃腸も丈夫だった僕らも、深夜に食べに行ったりしたものである😅


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東村山店はなぜかほとんど行かなくなり、実に久しぶりな「江川亭」は、初の本店。
角地の明るくきれいな店内。
移転してキャパも大きくなっているんだろうけど、いまどき珍しく券売機が導入されていない。


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注文は中華麺。
東村山店では昔からそれしか食べたことない。
たぶんこの先も、ずっと…。


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[DATA]
江川亭 小金井本店
東京都小金井市前原町5-9-11
https://www.egawatei.jp/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/h9d2ZeAvBgA?si=E-I0sVaL58yzo4CV



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山ほととぎす… 【ながしま 磯とり料理】

2022.06.11

 前々記事のホタルじゃないが、最近季節感がおかしい。
時の移ろいについていけてない感じがする。
思い返せばいまに始まったことじゃないんじゃないかとブログ記事をさかのぼってみると、GW、青梅の愛宕神社にツツジを見に行ったときすでに違和感があった。
それ以前となると感覚を思い出すことすらできない。
そのようにヒトの認知機能は損なわれていく。


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午前中、昨日の続きの仕事をする。
来週いちばんキツい仕事が来ることがわかっているので、こまごましたものを残しておきたくないからだ。


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昼ごはんに久米川駅北口の「ながしま」へ。


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注文はカツオ刺定食。初ガツオである。
初ガツオの“初”はもちろん“初物”の意味だが、自分的には“今年お初”でもある。
遅くないか…?


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目には青葉 山ほととぎす 初鰹 (山口素堂[1642-1716])

季語の月ごとの分類では、“初鰹”は5月の季語。
やっぱり遅いのだ。
(冒頭に戻る)


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ちなみにこの店では以前も初ガツオを食べており、ブログ記事の日付は5月11日と、今回とちょうどひと月違い。
その記事にも書いているが、カツオ好きは父親譲りであり、これもまた供養。


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ねぎ大葉 山ほど盛って 初鰹


もう1品は焼鳥重。


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カツオ刺と並ぶわしらの定番メニューで、必然的にこの組み合わせの記事が頻出する。
上のリンクの記事がまさにそう (;^_^A


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腿肉、レバー、つくねの3串で、タレは甘すぎない絶妙な甘辛。
上品な炒り玉子との相性も抜群で、ご飯が進むススム!


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今年、ホトトギスの声を聴いていない。山に行っていないからだ。
山といっても裏山レベルの八国山や鳩峯でもホトトギスの声は聴けるわけで、そんなレベルにも行ってないらしい。
忙しさにかまけていると、アッという間に老け込むぞ。


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[DATA]
ながしま 磯とり料理
東京都東村山市栄町1-11-1





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/IigRv6B763k


ニューノーマルな? 【らーめん しょういん】

2021.10.12

 COVID-19がこのまま収束に向かうのではないかと期待を抱けるのはパンデミック発生後初めてのことだが、感染対策をやめていいと考えているわけではない。
身体に染み付いてしまっている部分もある。マスクはともかく、距離感なんか。

ビジネスシーンにおいてニューノーマルは不可逆的変化といわれる。
テレワーク、拠点分散、シェアリングエコノミー、はんこレス…。

あ… あれもニューノーマル?
夜のみ営業のラーメン店のランチ営業 (・Θ・;)


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間借りや居酒屋新業態を含め、夜の世界から昼に進出してきているラーメン店事例がこちら↓↓↓
「上海亭」「バード軒」「まるいち」「麺屋鶏心」

もちろんお店の都合であり、収束したら元に戻っても仕方ない。
客としては貴重な機会であり、いまのうちに最大限活用したいと。


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身近なところでは、久米川ウイング通りの「らーめん しょういん」。


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入ろうと思った矢先に先の緊急事態宣言で、81日間に及んだ期間中ほぼ休業していたと思う。


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L字カウンターと、奥にテーブル1つ。
夜のみ営業というとちょっと身構えてしまうが、若い男性店主の明るく気さくな対応にたちまち和んだ気分に。


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博多系という情報があり、基本味と思われるとんこつらーめんを注文。
1~2分と提供が速いあたりは博多っぽい。もちろん極細麺。


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スープはポタッとした感じに濃厚、かつ熱々である。麺は硬すぎず、やわすぎず。具はチャーシュー、ノリ、小口ネギ。
とてもワタシ好みのラーメンなのであった。


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途中、大いに迷う。
替え玉である。

たしかに麺量はあっさりめで、替え玉を促しているようにも感じられる。この系統にしてはスープがたっぷりなのも、替え玉するには好ましい。
しかしこのところ食える量ががっくり落ちた気がしてる(特にラーメン)。
ここは年相応にノーマル(替え玉なし)が無難そうだ。


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味の変化は替え玉後にする派だが、なしと決めたからにはここで卓上の高菜漬け(辛くない)、紅ショウガ、おろしニンニクを投入。ゴマはあらかじめ振ってある。


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麺を食べ終え、十分残っているスープを前に申し訳ないような気持ちに。
次は替え玉します… と心に誓うのであった。


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[DATA]
らーめん しょういん
東京都東村山市栄町2-38-1
https://www.facebook.com/%E3%82%89%E3%83%BC%E3%82%81%E3%82%93-%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%84%E3%82%93-384623938301645/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/G6NcMBgiv0Y


https://youtu.be/Jne9t8sHpUc



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本町都営の夕景


いまや貴重な… 【大龍】

2021.10.07

 昔よく通った武蔵境駅北口「九州GTラーメン」は10年近く前に閉店しているが、GT店主はその後、府中市朝日町の自宅前でキッチンカー営業しているというので、一度食べに行った。
そのときいろいろ聞いた中で気になったのが、「はじめは南口で営業していて、当時ラーメン屋はうちと『大龍』さんしかなかった」という話。


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「大龍」というお店は武蔵境駅南口に現存する。
再開発に取り残されたような雑然とした一角ではあるが、そんな古いラーメン店が残っていることを知らなかった。


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調べてみると、1970年創業の古株。
みそラーメンが売りのようで、見るからに昔っぽいタイプのラーメンには心惹かれるものがある。


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以降、ときどき通りすがりに様子をうかがっていた。
カウンターのみの小さいお店で、このご時世、なかなか入りづらい。


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コロナは落ち着いてきてはいるが、やはり慎重を期して客が引けそうな時間に行ってみる。
13:40、先客なし c( ̄▽ ̄)


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注文はみそらーめん。


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客席8席に対しスタッフ2人というアンバランス感。高齢男性2人体制は「どさん子 柳沢店」を思い出させるものがある。
野菜を炒めた上から中華鍋にだしを張る製法も、どさん子スタイル。


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ただし、麺ゆでも野菜ファイヤーも、調理はすべて若めのおじさんがやる。
ずっと座ったままの年かさの御仁。おもむろに腰を上げると、最後の大切な仕事に取りかかった。ネギの盛り付けである。

瞳を描き終えた大龍は空高く舞い上がるのであった。


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炒め野菜はモヤシとタマネギで、細切れの豚肉が入る。シャキシャキ感の残る絶妙の火入れ。
トッピングにネギとコマツナ。麺はツルッとした中細麺。


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スープはごくあっさりした味わいだが、ピリッと舌を刺激するものがある。意外にニンニク(生?)を利かせてあるか、タマネギの辛味成分が効いているか。


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昭和の時代のごく普通のラーメンジャンルである。
いまや探しても見つからない貴重な存在になった。


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[DATA]
大龍
東京都武蔵野市境南町2-1-20





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/D9BUXsa55hg



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画竜点睛… のイメージ?


コロナ禍で居酒屋メニュー 【むらやま 久米川店】

2021.02.27

 夕方、久米川駅南口駅前の居酒屋「むらやま 久米川店」で焼き鳥の店頭販売を行っているのを見かけた。


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店頭にテーブルを出して品を並べるスタイルは前々記事の「鍋香居」と一緒。

文字 < 写真 < 現物 < 現物+売り子さん…

ということで、この光景は購買意欲をかき立てる。売り子がおねえさんだったりするとさらに訴求度が上がったりする。


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近寄ってみると、やきとり以外にいろいろ売られている。
各種煮込み、各種揚げ物…。


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おもしろいのが焼き魚の真空パックで、ろばた(炭火)焼きはやきとりと並ぶ「むらやま」の名物。
ランチでも焼き魚定食は人気メニューだ。


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やきとり1パックと特製もつ煮込みを購入。
煮込みはその場で鍋から熱々のところをよそってくれる。やきとりもまだ温かい。


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1977年開店。「やきとり むらやま」として親しまれているが、そういえば「やきとり むらやま」でやきとりを食べたことがない。
というか、居酒屋なのに夜に入ったことがない。
コロナ禍ゆえに居酒屋メニューにありつくというのも皮肉な展開。


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去年4月から全面禁煙となっているもようで、安い・うまい・煙くないの三拍子そろった(笑)ランチの利用頻度は、コロナでなければ絶対高まっていたはずなんだが…。


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やきとりは5本で、ねぎま、ひな、ボンジリ、皮、砂肝(と推定)。


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やや小ぶりだが、どれも適度に脂がのっておいしい。
歴史を感じさせるこなれた味のタレが肉のうま味を引き立てる。


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もつ煮込みを食べたのはいつ以来だろう…?
大根が煮崩れるほどよく煮込んであり、ほかの根菜にもよく味が染みている。
居酒屋恋しくなっちゃったかも…。


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店頭販売の光景は街に活気をもたらしたりもする。マネー本位でない根源的人間活動というか。
ポストコロナの経済活動の一つの方向性かな…?


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[DATA]
むらやま 久米川店
東京都東村山市栄町2-9-5
http://yakitori-murayama.co.jp/
https://www.facebook.com/yakitorimurayama/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/nndb5z7ZAn4



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フクジュソウ


おうちで、ぼん天クオリティ! 【ぼん天】

2020.05.28

 4月・5月と一度も外食をしていない。テイクアウトはぼちぼち増えてきているが、どうしても麺類の頻度は低くならざるを得ない。
ラーメンを2カ月以上食べていないって、人生初の出来事かも(“お店の”って意味で)


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ラーメンは無理だけど、焼きそばなら問題ない。
祭りやイベントに屋台の焼きそばはつきものだし、普段でもスーパー・コンビニの弁当コーナーにパックの焼きそばは普通に並んでいる。

焼きそばOKとなったら、「ぼん天」のあんかけ焼きそばが無性に食べたくなった。


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定番の五目あんかけ焼きそばと、ご当地名物・東村山黒焼きそばを電話で注文。
「ぼん天」の黒焼きそばは初挑戦となる。


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すでに用意されていた包みを受け取ると、手にずっしりくる。はっきり言っとくが、これは2食分の重量ではない。
重さ量っとけばよかった… と食べたあと気づいたんだが、なにぶん食べ物を目方で考える習慣がないもので。5kgくらいあったかもな… ( ̄ω ̄;) ウム…


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まあ五目あんかけ焼きそばは麺と餡が別包装で、計3パック。それぞれ目いっぱい詰まっているので2食分の重量をかるく超えていて当然ではある。


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包装がていねいで申し訳ないくらい。
五目の餡はアルミホイル/プラ容器/ラップフィルムの三重包装で、保温対策はばっちり。

黒焼きそばは、さらにボリューミー。プラ容器めいっぱいどころか、ふたでギューッと押し付けてある。


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さっそく盛り付けてみましょう。


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下との対比で量があっさりめに見えるが、9寸(27cm)の深皿である

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こっちは7寸(21cm)の中皿に山盛り


五目あんかけは、麺は表面パリッと、かめば強いコシ。餡は十分あったかい。


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これはお店の味にかなり迫っていると思う。
感動的なまでに、おうちで「ぼん天」。

黒焼きそばは盛り付けるのに目測を誤って、皿いっぱいになってしまったわけで…。


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平打ち縮れの太麺が特徴的。
黒焼きそばはオイリーに仕上げるべし… が持論のポイントその1だが、このものはまさにその路線。ギットギトで、うまうま。
よしくんがつぶやきをやめて普通のゆるキャラに戻ってしまって寂しいでござるよ… と、ちょっとしんみり。


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テイクアウトでも、味も量もベストを尽くそうという方針が明確に伝わってくるところは、さすがに地域屈指の優良店である。


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[DATA]
ぼん天
東京都東村山市久米川町1-37-30





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/vyftaay-pFA


白菜か? キャベツか? 【四つ角飯店】

2020.03.06

 タンメンにおける白菜vsキャベツ論争というものがある。
僕のタンメン選定基準は別のところにあるのでメイン野菜がハクサイでもキャベツでもそれはどっちでもいいんだが、でもじっくり考えてみると、子どものころ田舎の人気ラーメン屋で食べていたものが自分的タンメンの原点であり、それはハクサイ仕様だった。いまでもハクサイのタンメンが出てくると懐かしさがこみ上げる。

なので正しくは、“どっちでも”いいのではなく“キャベツでも”いい。
ハクサイのタンメンを正統と考えるが、キャベツタイプを否定するものではない、と。


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いまの地に居を構えたのち、田舎で食べていたのとよく似たタンメンに出会って感動したのが、立川・昭和記念公園通りの中華店「四つ角飯店」。
前記事に続き、“あのころ食べてたラーメン”シリーズである。


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あのころ「四つ角飯店」は文字どおり四つ角にあった。
「あら井鮨」から斜めに入って西地下道へ続く道と昭和記念公園通りの交わる角地。
創業1927(昭和2)年、もうすぐ100年企業へ! という老舗である。第一デパート→立川タクロスの再開発事業に伴い、100mほど西の現在地に移転した。


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ここも混むので、ピーク時間を外して14:25入店。
注文は“おすすめ”マークのタンメン780円。


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タンメンの具は、豚肉、モヤシ、チンゲン菜、ニンジン、キクラゲに、ハクサイ…。


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さて驚くべきことに、ここまで書いてきて、いちおう確認のため以前のブログ記事を読み返して判明したことだが、前回食べたときハクサイがキャベツに置き換わっていたらしい。
ええー? ほんとにござるかぁ?

ぜんぜん覚えていない…。
さぞかしショックだったことだろう ゞ( ̄∇ ̄;) ヲイヲイ

何度も食べているが、ハクサイの記憶しかなかったが…。
そういうこともあるのか…。わしの記憶スカスカ…。


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まあ、今回はハクサイに戻って? いて、結果オーライ…
かというとそうでもなく、材料構成は同じかもしれないが、昔の「四つ角飯店」のタンメンとはだいぶ印象が異なる。
理由はやはりハクサイで、大きめのカットもあるにはあるが、ハクサイの茎の大部分がピーラーで削いだような薄いスライスになっている。


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ほとんど生の大量のハクサイの茎をシャクシャクやっつけるだけで顎が疲れるという以前のタンメンに比べ、ていねいな感じは受けるし、食べやすいのは確か。
しかし薄いとどうしても火が通り過ぎる。これは好みの問題で、ハクサイの茎はシャクシャクに限るという人間なので。


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味のベースは変わっていないと思う、もちろん。鶏ガラに野菜のうま味の強いスープ。はっきりした強めの塩味。
結局、そのおいしさに満足させられるのだ。
具も麺もかなりの量で、後半やっぱり顎が疲れた(笑)。


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昔ながらの味を守りつつダイナミックな変化もアリ…! という柔軟なスタンスが、100年近く続いてきた秘訣かもしれない。


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[DATA]
四つ角飯店
東京都立川市曙町1-16-5
http://tachikawa.mypl.net/shop/00000341903/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/MtLhPeLB9bA


https://youtu.be/2GY9GyHxyEo



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Crossroads (or Down On The Corner) now


1CLシリーズ、まとめてみた

2019.09.30

 8月下旬から約1カ月にわたり集中掲載した“1CL(ワンコインランチ)シリーズ”。
消費者アンケート調査の結果などから、今後増税に伴い個人の消費支出に占める食費・外食費の減少が予測されるなか、限られた予算で日々のランチをいかに充実させていくかというヒントを提示できれば、というこの企画。消費税率引き上げを目前に、シリーズ掲載全メニューをここに一括掲載する。
これらの多くは明日(10月1日)には表示価格が改定されていることも予想されるが、激安であることに変わりはなく、これからも食べるの大好き庶民の強い味方であり続けるだろう。(※価格は掲載時点のものです)



①怒涛の 1 Coin Week ――焼き肉定食が、なんと! /2019.08.21 安楽亭 田無店

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牛豚ダブルランチ 463円(税抜き)
安楽亭 田無店/東京都西東京市芝久保4-15-24
https://anrakutei.jp/map/detail




②絶品うどんに天ぷらを付けて… /2019.08.22 手打ちうどん こげら

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ざるうどん中 400円 + ちくわ天 100円(税込み)
手打ちうどん こげら/東京都東村山市富士見町2-6-72
https://www.facebook.com/udonkogera?ref https://twitter.com/oga2414




③洋食屋の○○カレーが、まさかの… /2019.08.23 タニ洋食喫茶

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カツカレー(日替わり500円ランチ) 500円(税込み)
タニ洋食喫茶/東京都東久留米市前沢5-9-3



④えっ? 吉祥寺で半チャン○○が…!? /2019.08.24 中華街 吉祥寺本店

190824 chukagai-18記事
ラーメン・半炒飯セット 500円(税込み)
中華街 吉祥寺本店/東京都武蔵野市吉祥寺本町1-31-13
https://chuukagai.owst.jp/




⑤正統派そば屋のかつ丼が…! /2019.08.26 小川家 立川店

190826 ogawaya-21記事
ランチかつ丼 500円(税込み)
小川家 立川店/東京都立川市幸町6-9-1



⑥選べるワンコインランチ /2019.08.27 風の色

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日替わり(イカフライとコーンコロッケ)定食 500円(税込み)
風の色/東京都小平市小川町2-1290



⑦なんと! ワンコイン丼に焼き鳥○串…!? /2019.08.29 暁やきとり

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やきとり丼 500円(税込み)
暁やきとり/東京都練馬区石神井台5-23-23



⑧激安・デカ盛りすし食堂の海鮮丼が…!? /2019.08.30 仲家

190830 nakaya-21記事
海鮮丼 480円(税抜き)
仲家/東京都練馬区大泉町2-12-2



⑨ダブルメインのがっつり中華定食が…!? /2019.09.01 珍来

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麻婆トーフ定食アゲギョーザ付 500円(税込み)
珍来/東京都東久留米市滝山5-12-23



⑩サイズも味もレベル超えのハンバーグが…! /2019.09.03 パンドラ

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日替定食⑥ハンバーグとイカフライ 500円(税込み)
パンドラ(PANDORA)/東京都東大和市仲原4-19-31



⑪非の打ちどころのないネタ構成の天丼が…!? /2019.09.04 四八天丼

190904 yonpachi-tendon-31記事
四八天丼 530円(税込み)
四八天丼(よんぱちてんどん)/東京都日野市高幡149
http://www.kaiun.jp/yonpachi.html https://twitter.com/yonpachi_t?lang=ja




⑫飽食の時代を見つめる日の… /2019.09.05 じろえもん

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そば定食 500円(+税)
じろえもん/東京都東村山市萩山町2-1-33



⑬あの懐かしの喫茶店ミートスパが…! /2019.09.06 BuFuUu

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ワンコインパスタ(ミートソース) 500円(税込み)
BuFuUu(ぶーふーうー)/東京都小平市学園東町3-2-43



⑭うまい、安い、ガッツリ! /2019.09.10 寳来屋

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ワンタンメン 450円(税込み)
寳来屋/東京都東村山市美住町1-6-31



⑮満を持して、○○丼登場!! /2019.09.12 宇奈とと 調布店

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うな丼 500円(税込み)
宇奈とと 調布店/東京都調布市小島町1-11-7
http://www.unatoto.com/




⑯物価も盛りも、あの時代のままな…! /2019.09.13 ジュノン

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カツライス 500円(税込み)
ジュノン/東京都小平市たかの台38-3



⑰○○フライ定食もワンコイン…!? /2019.09.17 まるけん食堂

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カキフライ定食 500円(税込み)
まるけん食堂/東京都武蔵野市吉祥寺東町1-6-14



⑱○○丼のワンコインは、高いのか安いのか…? /2019.09.18 カフェレストラン イルソーレ

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牛丼 510円(税込み)
カフェレストラン イルソーレ/東京都東村山市野口町1-46 ワンズプラザ3F



ついに登場! ワンコイン○○ /2019.09.19 すし三崎丸 新宿紀伊國屋ビル店

20190919 misakimaru-22記事
江戸前(A) 463円(+税)
すし三崎丸 新宿紀伊國屋ビル店/東京都新宿区新宿3-17-7 紀伊國屋ビルB1F
https://www.kyotaru.co.jp/shopsearch/shop/17760.html




⑳○○そばが、驚きの…! /2019.09.19 嵯峨谷 小滝橋通り店

20190919 sagatani-32記事
ちくわ天そば(冷やし) 430円(税込み)
嵯峨谷(さがたに) 小滝橋通り店/東京都新宿区西新宿7-5-6



※当ブログでは増税後も引き続きハイコストパフォーマンスなメニューの探索を続けてまいります。


[Today's recommendation]

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https://www.youtube.com/watch?v=y8OgkjcW0g4


https://youtu.be/DrUB0g8Vjgg


心地よいSlowな時間 【翁寿司】

2018.04.13

 東村山市内には意外にすし屋が多いということを以前書いた
ランチサービスを提供しているところに限っても14軒ある。


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大ざっぱな数字、盛ってんじゃないの? と思われそうなのでランチのお店を列挙すると、「東鮨」「魚がし寿司」「翁寿司」「亀八鮨」「しげ老鮨」「鮨孝」「すしたつ(光琳亭)」「ダイヤ寿司」「玉乃鮨」「富寿司」「瀞寿し」「丸長鮨」「義 東村山店」「よし乃寿し」である(50音順)。
ほかに、ランチは(たぶん)やっていないが、昼も営業していて値段もリーズナブルな印象のお店として「吾妻寿司」「たまこ寿司」がある。


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このうち11軒まで入ったことがある。
ここまできたら、ランチの14軒は制覇しておきたい。


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八坂駅近くの「翁寿司」。
いつも通っていながら入りにくい印象が薄れることのないこのお店に、まず入ってみることにする。


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ランチの札が2枚あり、入り口から遠い窓の小さい札は1日中掛かっていて紛らわしいのだ。
ランチ時間は11時から14時までです、念のため。たぶん日曜日もランチあり。


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本日の入店は13時12分。
先客はなく、おかみさんらしき人に「ランチおつくりしますか?」と聞かれる。
入って左がカウンターと握り場で、目隠しの仕切りを隔てて右にテーブル1卓と小上がりに2卓。


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握り場には本物の翁が…。
翁の大将の威光にびびり、おろおろ。
「お好きな席へどうぞ」との親切そうなおかみさんのお言葉に甘え、テーブル席へ。
注文はランチのにぎり寿司870円×2。


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場所は、久米川駅から見たら街外れである。そして路地裏。
地元民でも知らない人がいるかもしれないという隠れ家要素の強いお店である。

僕の位置から右を向くと、大将の仕事ぶりが目に入る。手は休まることはないが、非常にゆったり。
そのゆったりした動きを見ていると、強風にがたがた音を立てる格子戸の向こうの日常的空間とは違うペースで流れる、この小さな空間の時間速度に誘い込まれるようだ。その時間の流れはたいへん心地よい。


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おすしの提供までに、われわれの時間の尺度でいうと20分。
にぎりは6貫、巻き物6個。アサリのお吸い物付き。
しゃりが程よく大きくてボリュームがある。ネタに突出したところはないが、タコやエビには出所の確かさのような安心感がある。旬のトリガイがランチで付くのはうれしい。


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巻き物にはよい海苔を使っていると思った。
僕は海苔にはちょっとうるさい。どれくらいうるさいかというと、生産者くらい。子どものころ、厳冬の磯で岩ノリ摘みを手伝わされた。生産者は大げさか(笑)。
それにうるさいのと味がわかるのがイコールとは限らないし。


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お勘定のとき「このあたり、よくいらっしゃいます?」とおかみさん。
自転車でよく通ると答えると、商店街の抽選券をくれた。
お店の外に抽選会のポスターが張ってある。それを見た相方、「いらない…(笑)」と。景品が昭和時代なのである。
でも、せっかくだしおもしろそうなので抽選やってみようかな。


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あとで思ったんだが、いまでこそ立派な好々爺な大将、はじめから翁だったわけではないだろう。たぶん。
次に入るときは店名の由来を聞かなければ。


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[DATA]
翁寿司
東京都東村山市栄町3-16-52





[Today's recommendation]


https://youtu.be/uqELgVWeVGM



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ニホンヤモリ



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Musako スタンドカレー 【ごはん処 しなの】

2017.08.17

 武蔵小金井駅北口、西友の裏の通り。この通りは何て名前だ? と入り口のアーチを見ると、“Musako 1番街”というらしい。
ここは北口で一番の繁華街で飲食店も多いが、並みいるチェーン店の傍ら、というか同じ土俵で真っ向勝負を挑んでいるのが「ごはん処 しなの」。ムサコではちょっと知られたお店のようだ。
カウンター席のみというスタイル、丼ものを中心としたメニュー構成などは、まさに牛丼チェーンのようである。


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店頭のメニュー看板をチェック。
メニュートップに、人気1位ガーリックスタミナ丼、2位ニラスタミナ丼、3位しなの豚生姜焼定食とある。もう完全にガッツリ系ということをうかがわせる。女子ウケはこれっぽっちも考えていない。


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ご飯ものの種類は、各種スタミナ丼、その他各種オリジナル丼、各種カレー丼、各種定食となっている。
価格は丼もの並盛りが450~550円程度、定食が650~680円と、かなりの低価格帯設定。最安はカレー丼並盛390円。

入ってすぐの券売機で食券を求める。券売機を使うのは2カ月ぶりくらいかな。しなのエッグカレー丼並盛450円をポチッとする。


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先客は男性3人、店員は女性2人。
食券を渡しオーダーが通ると、鉄板に近いほうにいた店員がただちに卵を割り落としカバーをかぶせる。もう1人がどんぶりにご飯をよそいカレーをかけ、みそ汁をつぐ。
以上で段取りは終了で、あとは卵が焼けるのを待つ。って、もうカバー開けて目玉焼きをどんぶりにのっけてる。いくらなんでも早すぎじゃないの?


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エッグカレー丼は、カレー、目玉焼き、福神漬けの3色盛り。
カレーは具がほとんど煮崩れていて、ときどき肉の破片に当たる。スパイシーでもなく辛くもなく、甘みの強い、昔のカレースタンドのカレーのような味。


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ご飯の量は、並盛でこれなら十分納得。卵はやっぱりゆるく、ほとんど生。もう数分焼いてくれてもいいんじゃないかな…。
道を挟んで向かいに「すき家」があり、どこが違うといわれれば実際それほど違わないかもしれない。でもまあ、工場で作っているか否かの違いは相当大きいんだが。


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こちらは個人経営ではないとみられるので帰って調べてみたら、一帯で3店展開している。
「ごはん処 しなの」のほかに、「ハンバーグレストラン 葦」と「うどん・そば 白樺」。
「葦」という店は知らなかったが、立ち食いそばの「白樺」はなんか気になってた。今日も食べ終わってお店を出て、「白樺」の前を通り、次はここか…? なんて冗談半分に考えたほど。その偶然にちょっと驚き、妙に納得した。


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そしてこれらの経営母体が吉祥寺の居酒屋だという。
なになに? と見てみると、「大鵬」とある。
ん…? あ、知ってるわ。えーと… 「ファンキー」の隣の奥まった。ああ、はいはい。そうだ! 入ったことあるわ、大昔。

なんだか意外な展開で、そんなとっくに忘れていた話を思い出すことになるとは思いもよらなかった。これも何かの縁なので、ムサコで次はやっぱり「白樺」かなぁ。


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[DATA]
ごはん処 しなの
東京都小金井市本町5-11-14
http://tai-ho.jp/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/h9d2ZeAvBgA



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