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創業100年の深み 【直久 新宿西口店】

2022.06.18

 今月はいろいろあってあまり能動的に行動できておらず、少し自転車に乗っただけで体がきしみ息が上がる。仕事もいつもよりキツく感じる。
昨日で仕事が全部終わっても、アタマが疲れすぎてぼんやりしたままだが、とりあえずカラダは動かしたほうがいいだろうと、朝から自転車で出かける。
思い付きで玉川上水沿いにひたすら走ってみることにした。


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茜屋橋


新小金井街道を南下し、茜屋橋から玉川上水沿道へ。
ここから小金井橋まで約1kmの区間は緑道が舗装されていて自転車でも通りやすい。
小金井橋は“小金井桜”で知られ、江戸の名勝復活に向けてヤマザクラの植樹活動が行われている。


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茜屋橋の案内板

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五日市街道左岸併走区間(茜屋橋~小金井橋)

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小金井橋付近の“小金井桜”石柱


と、ここまでやって、これはダメだ… と早くも悟らされる。
こんなペースでやっていたら2回や3回の連載で終わるわけがないし、なにより退屈で面白くないし(笑)。
思い付きでやっていいテーマではなく、ちゃんと調べないといけないのだ。
この企画は仕切り直し。


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途中大きく省略して、和泉給水所で旧浄水と分かれる玉川上水新水路跡を埋め立ててつくられた水道道路(角筈和泉町線)を一路新宿へ


ただ、運動不足解消が第一目的であり、ルートとして確かめてもおきたいので、そのまま玉川上水に沿って都心まで。
水路を通すルートだけにアップダウンがほとんどなく、自転車で新宿まで行くコースではいちばんらくらくかも。だいぶ遠回りにはなるが。


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新水路終点の淀橋浄水場跡地である新宿副都心に自転車を止め、地下街へ。
昔よく入ったラーメン店を思い出し、様子を見に行ってみると、たまたま開店直後で先客なし。
「ラッキー♪」とそのまま入店。


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新宿エルタワー地下の「直久 新宿西口店」は1989年オープン。


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「創業大正三年 銀座 直久」とあちこちに掲げられているように、「直久」といえば銀座。
かつての正統的東京ラーメンのメッカ銀座を代表する存在で、数寄屋橋阪急地下のお店は行列が絶えなかった。

学生のころ、阪急百貨店のピンクハウスだかメルローズだかでバイトしていた知り合いに連れていってもらったのが最初で、超濃い色のしょうゆスープに衝撃を受けた。
これぞ東京ラーメン! といわれており、都会の歴史と文化に触れる思いがしたものだ。

そのころから出店戦略が展開されており、昭和の終わりころ仕事の関係で行くことの多かった新橋や青山ツインタワーのお店にもよく入った。


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その後自分は西武新宿線沿線に引っ越し、西新宿の会社の仕事を請け負っていたという経緯から、もっぱらこの「新宿西口店」に入るようになっている。
しかしいまでいうテレワークの導入が早かったこともあって新宿にも行かなくなり、最後に入ったのは20年くらい前だろうか。


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ブログをやっているのには青春時代を懐かしむという目的もあり、「直久」は外せないお店の一つなのである。


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推定20年ぶりということで、まず品書きに戸惑う。
「直久」といえばしょうゆラーメンと思い込んでいたが、品書きは醤油・塩・味噌の三本柱扱い。で、醤油部門の“一番人気”が、こく旨らーめん。
明らかに“いまどき”を意識したメニュー構成になっている。


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かなり真剣に品書きをチェックして、下のほうに“純鶏らーめん”を発見。
“創業当時から受け継ぐ懐かしい味わい”とあり、いちおう店員さんにも「昔のラーメンはこれですか?」と確認のうえ注文。
30kmほど自転車に乗ってハラが減ってるのでセットにしてみた。


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純鶏らーめん+Aセット(餃子5個・半炒飯)来る。
なぜか既視感が…。

なんと、2日前に食べた某店・某セットと、ビジュアル的にまったく同じなのであった ( ̄▽ ̄;)!!


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そりゃ、だってそう書いてあるんだから、当然そうなる。
何も考えずにのほほんと生きている日本人のなんと多いことか。(←あんただけや ゞ( ̄∇ ̄;))


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まあ、こちらは女性客も多くそれほど量が多くないという読みのもと…。
先日は餃子メイン、今回はラーメンメインという明確な違いもあるわけで…。


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餃子のあんは肉肉してサイズ的にもそこそこ大きく、これで意外に食べでのあるセットになっている。
ラーメンはさすがのおいしさである。
こうすっきりした鶏ガラスープは、いまどきなかなかないんじゃないだろうか。
品書きの隅っこでいいから残り続けてほしい味。


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往路でなまったカラダもだいぶほぐれた感じで、帰りは神田川沿いをゆっくり走った。


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[DATA]
直久 新宿西口店
東京都新宿区西新宿1-6 新宿エルタワーB2F
https://naokyu.com/
https://www.facebook.com/%E9%8A%80%E5%BA%A7-%E7%9B%B4%E4%B9%85-703037856408935/
https://www.instagram.com/naokyu_tokyoramen/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/HivQqTtiHVw



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神田川の起点


地域に根ざし… 【餃子市 東村山店】

2022.01.27

 肘が痛くて自転車がキツい。
ふと思い当たって検索してみると、やっぱりありました、この用語。
――スマホ肘

スマホはLineと撮影くらいにしか使っていなかったが、Instagramを始めて操作時間が増えた。仕事のメールやブログの管理は、不慣れなスマホ入力では怖いので避けてきたが、インスタ投稿はそういうわけにはいかない。なので僕の場合“インスタ肘”が正しい。
肘に負担のかかる自転車乗りは当面控えめにしたほうがいいかも。


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東村山税務署と「デポー東村山」に用事があり、中間の「餃子市 東村山店」で昼ごはん。自転車を使わず徒歩移動。
普段の無軌道なのと比べわかりやすく安心感ある行動といえる。
いつもこのくらいにしとけという神の思し召しかもしれない。


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中華料理店「餃子市 東村山店」は2016年5月オープン。


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オープンから5年以上が経過ししっかり定着したようで、よかったよかった… とみていたが、入ってみると先客はゼロ。
13時10分でそれってどうなのよ… と少し不安になった。


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すぐに1人入ってきてやや安堵する。
と思ったら、それから続々お客が入ってきた。5組も6組も入ってきた。

混むのは嫌だが、ガラガラはもっとイヤ… ということがわかった。気持ち的に。


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注文は、レギュラーランチセットから⑦ホイコーローと、日替わりランチC:マーボー麺+半炒飯。


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ホイコーロー、驚くスピードで出てきた。
スタッフの方たちが働き者で、厨房中外の連携がすばらしいのだと思う。


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この冬の寒さは厳しく毎晩のように鍋料理なので、どうしても食材に偏りが出る。
野菜たっぷりのホイコーローはうれしいもの。


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ところで、中華のこういうセットって、どうなんだろう。
ホイコーローはともかくラーメンがメインの場合、品数が多いのはうれしいが食事のマナーとして食べる順番はどうなんだろう。
サラダが先か、ラーメンが先か…。
せわしない食事になること必定 (; ̄ー ̄)...


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マーボー麺のアタマは本格的。
辛さやしびれというより香りづけとして花椒の効かせ方がうまい。
甘辛すぎないさじ加減がまた絶妙。


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豆腐がたっぷりだったり、普通のせることのないモヤシがのっていたりと、素直にサービス精神なんだと思うが。
麺量も普通の単品より多いかもしれない。

炒飯もいい塩梅。
ほんのちょっとしょっぱいね… くらいが好き。


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マーボー麺も半炒飯も感覚的に量は多めなので、合わせて2人分くらい。
ライス・スープおかわり自由と品書きにあるが…。
どうします?


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お支払いで、レジのところに近所の穴場的ギャラリーのフライヤー。
聞けば「常連さんなんです」とおばさま。
すっかり地域に溶け込んでいるようだ。


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[DATA]
餃子市 東村山店
東京都東村山市久米川町3-1-4





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/_YC3sTbAPcU



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昭和ラビリンスな喫茶店メシ 【ロマン】

2019.10.30

 目白に買い物の用事があり、高田馬場から歩いていくことにして、昼ごはんのお店を馬場周辺で調べた。
稲門ビルに食事のできるレトロな喫茶店があるという。
しかしこれが容易にはたどり着けないのである。


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高田馬場駅(早稲田通り側)から見た稲門ビル


現場はM2Fとのことで、稲門ビル正面の階段を上って迷路のような通路を行きつ戻りつ。
しかし、お店が見つからないばかりか案内表示などにも店名の気配がなく、これは閉店したに違いないという結論に至り、別の階段から外に出て坂を下ろうとしたところ、さらに別の階段の上り口がある。
これがM2階の入り口なのだった。


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駅前の交差点から神田川に下る坂。左が稲門ビルで、ここの階段がM2Fの入り口になっている

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斜面に立っているビルで、どこが1階でどこが2階やらと、そもそもがわかりにくい構造だが、外から見るとM2Fは高さ調整用の空間で、余分にブロックがはめ込まれているようなつくり。


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不動産屋が1F、眼科が2Fで、その間の窓列がM2Fの「喫茶 ロマン」


普通に行き来している坂道の途中にこんな入り口があるとは夢にも思わなかった… かというと、どうだろう…?


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稲門ビルの喫茶店というものには学生時代に数回入った記憶があるが…。
喫茶店「ロマン」は、1969年の稲門ビル開業当初から入居するというから、ここだったのかも。
そもそも、ビル自体のこの迷宮のラビリンス(←重複表現)な構造もまるで記憶になく、昭和は遠くなりにけり、なのである。


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入ってすぐの席が空いているが○○様と予約席のプレートがあるので奥に進むとタバコを吸うか聞かれ、吸わないと答えると、その予約の席に戻された。
でも喫煙席からいちばん遠いその席でも、めっさ煙いという、形ばかりの分煙 "o(-_-;*) ウーム…


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注文は、カツカレー900円と、日替わり弁当B カレイのなんちゃら(写真撮り忘れました…)850円。


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店名のフォントが昭和感いっぱい。中学校の美術でレタリングってやったなぁ。
店内の一角にガラス張りの四角い空間があって大きさから元は電話ボックスだったことがわかる。
テーブルの塩入れには湿気とりのコーヒー豆が入っていて、これもまたかなり昭和な感じ。


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お店が昭和ならお料理も昭和で、たとえばそれが業務用惣菜を並べただけで成り立っていたりと…。
そんなことが思い出されるお食事かなぁ。
でもそこに提供する人の喜びや愛情のようなものが感じられるのが、(CKと違って)喫茶店メシの不思議なところ。


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[DATA]
ロマン
東京都新宿区高田馬場2-18-11 稲門ビルM2F





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/r1UEfgwiULo


いつもの? 餃子屋へ 【みんみん】

2019.01.06

 今年のように年末年始の休みが長いと、終盤ユウウツなこと…。

 このブログの日付(末尾のアップロードの日付ではなく↖に記してある実際の行動日)と記事内容からそうは思われないかもしれないが、年末は急な仕事(物理の難問)が入って29日まで働いていた。玉突き式に年を越した仕事には4日に取りかかった。
なので、そう長く連続で休んだわけではないが、自分の場合“休み”でも仕事をしていたり“仕事”していても休み気分だったりと玉虫色のカレンダーを生きているので、“休日意識”は便宜上マジョリティと共有させていただいている。
この年末年始、休みが長かった、と。


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こんなときはたいてい街に出かける。西武新宿線の武蔵関駅で降りて、歩いて吉祥寺に向かう。昔はよく通ったルートだが、思い返せば久しぶり。
出足が遅かったので吉祥寺の街なかに入ったころには1時半を回っていた。もう選んでいる時間ではないので、いつもの「みんみん」へ。


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この“いつもの”というのは、昔、武蔵関から歩いて吉祥寺に来て「みんみん」に入るのがお決まりのコースだったころの感覚だが、歩くのもそうだが2人で「みんみん」に入るのも実に久しぶり。漠然たる記憶では、相方は約3年ぶりの「みんみん」。


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ところが、行列は覚悟していたものの予想をはるかに超える列の長さで、10組は下らない。小さい店なので回転はよくない。相方が駅で用事を済ませて戻ってきても僕の位置は全然進んでおらず、あえなく脱落。
だが、ほかにこれといった店が思い浮かばず、うろうろ。


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最中と羊羹の「小ざさ」の前で「最中買ってるからもう1回『みんみん』見てきてよ」と相方。
列を離れて10分もたっていないので状況に変化があるとは思えないが、念のため戻ってみると魔法のように行列が消えており、順番待ちは1組3人のみ。
そのまま後ろに並んで、電話で相方を呼びました。やれやれ…。

しかしそこからがウソのように速い。


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カウンターの右端に通され、みそラーメン750円、餃子470円×2皿、小ライス190円を注文。
奥の壁に備え付けの荷物置きのラックに上着とバッグを置いて席に戻る途中に、もう餃子が出てきた。
客が座るより早い(笑)。


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ここは餃子を見込みで焼いているので(出なければ持ち帰り用に回せるので)、タイミングがよければこのように速い。待たされるときは待たされる。


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これは後半、みそラーメンだけモソモソ食べることになるなぁ… と思っていると、みそラーメンも来た。
餃子から2分! ((= ̄□ ̄=;)) ナ、ナント!!
が、調理場のおっちゃんCがボソッと「そこじゃないだろ…!」


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ですよねー。いくらなんでも速すぎる。
どうやら左隣のグループの注文分を僕の前に置いちゃったみたいなのだ。
当方の極限の空腹状態を見抜いたかのような中国? のおばちゃんのナイスな間違いっぷり。
いちおう「食べていいですか?」と断って食べ始める。隣の人も一度ほかの席に置かれたものを持ってこられても困るだろうし。
そのあとのおっちゃんCのリカバリーの速かったこと。


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餃子+小ライスという注文は以前、相方がよくやっていたが、スープとザーサイが付いていないことに途中で気づく。

メニュー表を見ると餃子ライス(スープ・ザーサイ付き)は760円だが、餃子は470円、ライスは240円なので、(スープ・ザーサイ付き)で50円アップになっているもよう。
昔は品書きに餃子ライス(小ライス)の項目があったように思うんだが、どうだろう?
“餃子ライス”のライスを小ライスで、と注文しなきゃいけなかったんじゃないの…? という結論に。


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餃子は縁起のいいたべものとされ、日本人がおせちや雑煮を食べるように、中国では正月(旧正月)に餃子を食するという。
今年、早くも3回目の餃子だが、さすがに専門店だけあって、ひと味もふた味も違うのである。


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[DATA]
みんみん
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-9





[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2




https://www.youtube.com/watch?v=NEl6BBLwSa0


Red Listな飲食業態 【けやき台ドライブイン】

2018.02.20

 40代以上の人は、“ドライブイン”と聞いてどういうものを思い浮かべるだろう。
というか、それより下の人は、そういう言葉を聞いたこともなかったりするんだろうか。

かつて郊外の幹線道路沿いにドライブインと呼ばれる飲食施設があった。
主にトラック運転手や旅行客が食事や休憩のために利用した。


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――街道筋(特に有名観光地に通じるような道路)の食堂、みやげ物店などが店舗ごとに駐車場を用意し、ドライブインを名乗っていた。(Wikipedia)
――都市部からはずれた地域で幹線道路に面して立地している休憩所。 ~ 昭和40年代から道路網の整備と自家用車の普及が進んだことを背景に、全国各地で開業が進んだ。(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)

この引用にもあるように、長距離輸送路や観光道路に多くあった印象がある。
平成に入り、トラック輸送の高速道路への移行、道の駅の設置やファミレスの進出などに伴い激減。いまでは廃墟を見る機会のほうが多くなった。


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懐かしのドライブインそのままの姿で営業している店がある。
その名もずばり「けやき台ドライブイン」。

立川通り沿い、すずかけ通りとの交差点の南。
敷地が広く、店舗両脇のかなりのスペースを駐車場に割いている。駐車台数よりも大型車対応とみられる。


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初めて見たのは20年以上前のことだが、そのときすでに「このものは廃墟ではなく現役であるのか?」というような建物だった。
物理的老朽化というよりデザインや業態そのものの時代的ギャップがそう思わせた。オープンは1969年。


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1時すぎで単独客が2人、僕のあとに2人組が来店。いずれも仕事で移動中といった様子の工務職風。
入り口正面にレジがあって、“食券をお求めください”というプレートが下がっている。前金制。


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食事は和洋定食、そば・うどん、丼もの、中華… と何でもそろう。
レジ右のサンプルケースとお品書きを見つつ、「ミックスフライ」と申告。
850円お支払い。ちなみに食券が発行されることはない。


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レコードプレーヤーコンポ、雪印牛乳ドリンク冷蔵庫といった懐かしアイテムが目を楽しませる。
この店のすごさは、つくり込みがいっさいなく、ただ流れのままにこの状態に至っているという点。


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意外なことに全面禁煙のステッカーが張ってある。口コミから判断すればそう古い話ではないと思われるが、客層を考えると大改革だったに違いない。
予想より客入りが少ないのはそのせいじゃないかとよけいな心配をしてしまう。それで家族連れや女性客が増えればいいが…。


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ミックスフライは、エビ、イカ、アジのフライと、ピーマンはなぜか天ぷら。
切り干し大根とキャベツの浅漬けの小鉢が付く。みそ汁は油揚げとワカメ。


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フライはクリスピーというかガリボリという食感で、下手すると口の中を切るレベル。しかしネタに火が通りすぎているわけではなく、エビもイカもプリプリ。アジフライは鮮度がいいのか、まったく臭みがない。
ピーマン天をしょうゆで食べると口がさっぱりして、この組み合わせ、なんか正解(笑)。


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この店にはレトロな雰囲気を楽しむというイベント性を求める、悪く言えばネタづくり的な動機で訪れる客が(自分を含め)一定数いると思うが、たとえばミックスフライ定食は普通においしい。付け合わせや副菜が充実していてボリュームも十分。
昭和レトロを満喫しつつ食事もおいしい、実は高付加価値な食堂なのである。


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[DATA]
けやき台ドライブイン
東京都立川市若葉町1-1-1





[Today's recommendation]


https://youtu.be/iHO0prgzVZo



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街角の本場テイスト 【中華料理 清香屋】

2017.07.14

 東村山市内の中華屋・ラーメン屋ほぼ制覇とかエラそうなことをときどき書いているが、たとえば久米川駅前の「清香屋」には入ったことがない。ほかにもいくつも経歴詐称の疑いが浮上するんだが、そこは一応“古い”中華屋・ラーメン屋と断っておりますので、と言い逃れを図る。

で、清香屋であるが、この物件は鬼門で、中華屋、ラーメン屋と立て続けに撤退したあと2009年に入ったのが当店である。そういう経緯もあって、はじめは腫れ物というかやや冷ややかな目で見ていたのは事実だ。
思えばそれからずいぶんたつし、街の風景にもすっかりなじんでいる。鬼門でこれだけ長く続いているのは優良店の証しのようにも思える。
ずっと気になる存在ではあったので、満を持して入ってみることにする。


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このタイプ、すなわち中華横幕、ランタン・提灯、吉祥飾り、房飾り… といった“赤と金で福を呼ぶ”的な色濃い彩りの修飾を施してある中国料理店は、市内には少ない。
そしてこういう外観の店は十中八九、中国系の人が経営・運用している。


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この「清香屋」もそういう情報は得ていたが、そんな事前チェックなんか吹っ飛ぶくらい、入った瞬間China全開であった。
年齢にして若・中・高と3人の女性がいるんだが、会話が中国語(たぶん)である。
ここまでのアウェイ感は久しぶりで、身近な生活圏で軽い気持ちで入っただけに、そのギャップに入り口で固まってしまった。


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実は焼きそばが食べたかったからこの店を選んだのである。上海焼きそばとか五目あんかけ焼きそばとか、そのへんはまず間違いなさそうなイメージだ。
ところが、座った正面の壁にラーメンセットの張り紙がある。こういうものを頼まなければいけないのではないだろうか? とアウェイでビビってるおじさんは思い込んでしまう。


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これはA類(ラーメン9種)、B類(ご飯もの、餃子)から組み合わせ自由で850円。
悩んだ末、台湾麺と焼き餃子の組み合わせに。


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いろいろ店内が落ち着いてくると、客は僕以外に隣のテーブルの男女のみ。中国系中年女性と日系初老男性で、同じくらい飲んでいるがおっさんだけ一方的に酔っぱらってる感じ。
この男性が、「台湾麺ってどういうんだろう? 辛いのかな?」とツレに聞いている。女性が後ろを向いて、その位置のテーブルで餃子を仕込んでいるお店の若い女性と何事か話している。「ひき肉がちょっと辛いって。大丈夫だから食べてみなよ」
そんな感じで中年女性の通訳を介して台湾麺の情報が行き交っている。
男性はとにかく辛さが気になるらしく、いろいろしつこく聞いている。「あなた方にはちょっとでも、オレにはものすごーく辛いってこともあるの」
まもなく僕の台湾麺が出てきたから、感想を聞かせたくなるぐらい。でも僕は辛いの苦手じゃないから、「そんな辛くないですよ」と伝えたとして、はたしておっさんにとって適切な情報であるかは疑わしい。


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いわゆる台湾ラーメンとしてオーソドックスなスタイルだと思うが、彩りでは青みが少ないように思う。多めのモヤシに、青みはニラとネギ。
たっぷりひき肉の辛みは、たしかに苦手な人には辛いかも。あとからじわじわ来る。しかしよく見ると揚げ唐辛子が5~6片浮いているから、辛みの主体はこっちだと思う。
スープはすっきりしていていい味だ。薬膳にも通じる香味が日本のラーメンとは一線を画す。


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餃子のあんはひき肉主体。皮に力がなく見た目へなってるが、中身がぎっしりで食べでがある。こちらも香辛料が独特で、ニンニク、ニラも意外に効いていそう。
男性は僕の注文につられたのか、台湾麺に続いて餃子にも興味を示し、ツレの女性はめんどくさくなったとみえて、つべこべ言う前に注文しちゃってる。で、この餃子は男性のお口に合ったようで、「ぜんぜん違うねー」とか言ってる。


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あとで冷静に考えたら、このラーメンセットはバリエーションも豊富で、たいへん魅力的だ。
この台湾麺から推し量ると、たとえばマーボー麺やニラレバ麺は、(個人的に)ブレークの可能性すら秘めている。


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[DATA]
中華料理 清香屋
東京都東村山市栄町2-4-14





[Today's recommendation]


https://youtu.be/_YC3sTbAPcU


野菜たっぷり正統派タンメン 【大興】

2017.06.07

 明日にも梅雨入りの可能性があるというが、その前触れのように空は雲に覆われ空気が肌寒い。
しかしおじさんという生き物は柔軟な対応ができないから、前日と同じく半袖姿で繰り出してすっかり冷えてしまってる。これはタンメンがちょうどよさそうだ。


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東大和高校のすぐ南にある年季の入った中華料理屋「大興」。年季は入っているが勢いを感じる。店頭にはのぼりがはためき、メニュー看板のデザイン、フォント?が生き生きしている。
店内のメニュー短冊やホワイトボードの書き込みも同様に元気がよく、多くはマンガのイラスト付きだ。著作権的にどうなのかは、この際おいといて。
こちらは家族経営のようで、調理担当のおとうさんのほか、娘さんと思われる若い女性が接客や下ごしらえを受け持つ。
店内POPの作成はこのおねえさんによるものか。この人の接客は、折り目正しくかつフレンドリーで、とても感じがよい。


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カウンター席の真ん中らへんに座ってタンメン700円を注文。
カウンターは席ごとに目の前に禁煙の張り紙がしてある。このあたりの配慮も女性目線というのか、たいへん好ましい。
ただし、前に来たときは煙っていたので全席禁煙ではない。この規模・設備で分煙というのも無理はあるが、しかし取り組む姿勢だけで僕には十分納得がいく。


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かなりの早さでタンメン到着。
まさしく正統派タンメンのビジュアル。ひと口スープをすすって、ああ懐かしい… という優しい味わい。
たっぷり野菜は、白菜、キャベツ、モヤシ、ニンジン、ニラ。それに豚肉とキクラゲ。麺もやや多めで食べでがある。


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途中、おかあさんが加わり3人体制に。
厨房の会話の中に「市役所」という用語が聞き取れる。そういえばここは東大和市役所に近い。いま作っている料理の出前先ということだろう。この立地はそういう点で安定感がありそうだ。


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タンメンはやはりボリュームがあって、最後は汗だくになってしまった。
たしかに僕は汗かきなんだが、それにしてもジャンパー着たまま平気な顔して五目そばを食べてる隣の席のじいさんの体質って、いったい?


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調理を終えたお父さんは岡持ち提げてさっそうと出動。
店を出て帰り道に市役所の構内を通ったら、玄関先に着けた軽ワゴン車から出前持ちが降りてきた。さっきのお父さんかもと思ったが、親子丼のようなどんぶり一つ手に持ったおそば屋さんだった。
なるほど役所のそばは出前商売にとって立地条件はよさそうだ。ただし、「一つからでもお届けします」という、つらい立場にあるようだ。


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[DATA]
大興
東京都東大和市中央4-958-10





[Today's recommendation]

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