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祝60周年🎊 イベント開催も! 【ふじみ食堂】

2023.06.10

 地方出身者としては都心の人気店よりむしろ郊外の地域密着型のお店にハードルの高さを感じる。
“地域の皆さまに愛されてウン十年”などとうたわれていると、皆さん顔見知り、親の代からのお客ばっかりに思えて、招かれざる客的シチュエーションを意識せざるを得ない。

いわばネイティブコンプレックスだが、それを和らげてくれるのもネイティブな人々にほかならない。
ローカルな情報をその土地の人にお寄せいただくと、「オヨビデナイ… こともない?」と安堵するし、後ろ盾を得たようで心強くもある。


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立川富士見町の「ふじみ食堂」が創業60周年を迎え、記念イベントが行われるという。
ふじみ食堂は新奥多摩街道沿いの人気店で、4月に記事にしている流れで当ブログに情報が寄せられた。
お寄せくださったのは、立川の地域密着型ウェブマガジン「立川新聞」に掲載されている短編エッセイ『Tachikawa Photo Essay』の執筆者・おおつきみつあきさん。


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非常に気になるが、イベントとなるとさすがに気が引ける。
イベント前日に伺って、せめて情報発信のお役にでも立てればというのがこの記事だ。
(イベントの概要はこちらを参照ください)


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11時15分の入店で、すでにだいぶにぎわっている(10時開店)
通されたのは、たぶん前回と同じ席。


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前回チャーハンセットを食べたので、今回はポークライスセットに。
って、ほぼ一緒や! ゞ( ̄∇ ̄;)


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フロアのおばさま方はしゃきしゃき小気味よく動き回っているが、接客も親身で、常連・非常連の分け隔てなくフレンドリーに接してくれる。
それも地元密着型でありながらためらうことなくリピートできる理由に違いない。


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ポークライスは前回記事でも引用させてもらっているこちらのブログで見て気になっていたメニュー。


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シンプルかつオーソドックスなラーメン


具材はチャーハンのチャーシュー・ナルトを豚肉に替えただけの感じだが、当たり前だがまったく別の食べ物である。
たとえばチャーハンがパラパラなのに対しポークライスはご飯が糊化してネットリな仕上がりで、タレも違うとは思うが調理法一つでこうも変わるものかと驚かされる。


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共通するのが鉄鍋で炒めた香ばしさ。
食が進む進む。


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60周年イベントが行われる明日(6/11)はあいにくの雨予報だが、一応、雨天決行とのこと。

「こないだの台風みたいにジャンジャン降ったらできないと思いますが、パラパラ程度だったらやりますよ!」


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[DATA]
ふじみ食堂
東京都立川市富士見町7-37-22





[Today's recommendation]


1963年といえば… https://youtu.be/x7prHYwxWPY



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ウマノスズクサ / 東京都薬用植物園


国史跡の奇観岩山 【吉見百穴】

2022.09.25

「吉見百穴」は“埼玉県のおすすめ観光スポットBEST30”的なランキングサイトに必ず載っている、埼玉を代表する観光スポット。
前記事にもさりげなく数枚の写真を掲載しているが、崖に無数の穴が開いている異様な光景が駐車場入り口あたりからすでに目に入っている。


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古墳時代末期(6~7世紀ころ)の横穴墓群で、1923(大正12)年に国の史跡に指定されている。


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ところで「吉見百穴」を「よしみひゃくあな」と読むということを今回初めて知った。
相方は子どものころ「よしみひゃっけつ」と教わったそうで、僕もそう覚えており、車の中で「ひゃっけつ」「ひゃっけつ」と話しながらやって来たら、現地案内看板等に「ひゃくあな」とルビが振ってあった。


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現地は一貫して「ひゃくあな」


調べてみると両方の読み方があるらしく、たとえば上記吉見町のサイトでは「ひゃくあな」とふりがなが振ってあるが、文化庁の国指定文化財等データベースには「吉見百穴」「吉見百穴ヒカリゴケ発生地」の2つの登録があり、前者は「ひゃっけつ」、後者は「ひゃくあな」とぶれている。


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入場料300円を払って入場。


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中にも食事処が2つあり、ラーメンの幟などが外から見えていて「昼ごはんどうする?」と一瞬迷ったんだが、前記事のようなことがあって中のお店のラーメン等も食べ尽くされていないとは限らない。
「有料の施設に入ってしまって、売り切れです… だったら悲惨だぜ」ということで、施設外の「松音屋」を選んだわけだ。


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食事処「百穴発掘の家」


中のお店もやっぱり気になることは気になるのだった。


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――横穴墓は丘陵や台地の斜面を掘削して墓としたものであるが、死者が埋葬された主体部の構造は古墳時代後期の横穴式石室とほとんど同じである。百穴が分布する一帯は凝灰質砂岩と呼ばれる比較的掘削に適した岩盤が広がっており、当時の人々は掘削するのに適した場所を探して横穴墓を造ったと考えられる。吉見百穴は明治20年に発掘調査が実施されているが、わずかな写真と出土品を残すのみで詳細な情報はほとんど残っていない。現在確認できる横穴の数は219基である。吉見町HP


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以下、主な見どころを簡単に紹介すると――


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地下軍需工場:太平洋戦争末期、中島飛行機の航空機部品を製造する目的で大規模な地下軍需工場が当地につくられた。現在、調査のため軍需工場跡は立ち入り禁止

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国指定天然記念物ヒカリゴケ自生地:ヒカリゴケは20年前に駒ヶ根の光前寺で見たことがあるが、一般的に中部以北の山地に見られるもので、関東平野に生育していることは植物学上きわめて貴重であるらしい

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丘陵の上の野菜直売所:おしゃれな建物の前に野菜の入ったクーラーボックスが並べられている。もとはカフェとかだったのかな…?


メインは高さ数十メートルの崖を上って下りるだけの簡単なコースだが、横穴墓そのもののほかにも見るべきものは多い。
崖の途中の見晴らし台からの眺めは、標高のわりに雄大である。


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下りてきたところにもう一つの売店。
やっぱり気になるんだが…。

まだまだつづく…?)


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[DATA]
吉見百穴
埼玉県比企郡吉見町大字北吉見324
https://www.town.yoshimi.saitama.jp/soshiki/shogaigakushuk/7/909.html





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/TaSDinL6pC8


https://youtu.be/UPBd8eHQqIw



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次号予告


あのころ、ジョージタウン 【蒼龍唐玉堂 吉祥寺店】

2022.08.18

 夏バテと総称される夏場の体の不調の多くは暑さによる睡眠不足や食欲不振を原因として説明できるが、記録的な暑さの今年、想定を超える負のスパイラルが発動しているもようで、なぜか体重が増えている。

猛暑の影響といえば、いつもの夏より少しビールが増えて、いつもの夏より運動が減って、昼寝が増えて… くらいしか思い浮かばないんだが、なぜか体重が増えているんだが ヾ(・ω・o) ォィォィ

こんなに自転車から遠ざかった夏というのも記憶にないが、おそらく真夏日くらいならなんとかなるが、猛暑日はどうにもならないと。

要するに運動不足なので、当然体力も落ちている。
体重増より体力(心肺持久力)低下のほうがむしろ全死亡リスクに大きく影響するらしい。
なんとか取り戻さないと。


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ようやく猛暑でも雨でもない今日、自転車で行けるところまで行ってみようと、リハビリ感覚で、ふらふらと吉祥寺まで。
最短ルートで約13kmと、ふらふらと行くのにちょうどよい距離感の吉祥寺。
ついでに昼ごはんを食べることに。


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新しいラーメン店に疎いが、ずっと気になっているのが「蒼龍唐玉堂」。
気になるというか、もやもやする。
2005年オープンを新しいというかどうかはおいといて。


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ペニーレーン


ペニーレーンとプチロードが交わる昭和時代の最おしゃれスポットに、かつて「くまもとラーメン 火の国」というお店があった。
たしかここ(または隣の「一風堂」)の物件だったはず。

…と、通りかかるたびに思い出す。


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ビルのテナント用袖看板の下から2番目を、裏から見ると… 👇


2~3回しか入ったことがなくたいして思い入れもないラーメン屋がなぜ思い出されるのか不思議だったが、最近その原因を発見した。👇


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一種のサブリミナル効果だったのだね、これが


と、どうでもいい理由ではあるが、気になったからには入ってみなければ ( ̄- ̄;)ンー


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「蒼龍唐玉堂」は担々麺専門店。


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担々麺だけで9種類もあって迷うが、いちばん基本っぽい黒胡麻担々麺を注文(券売機ではなく口頭注文制)。


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14時すぎで先客2組3名はまもなく帰り、客は僕1人に。
ふと見ると、厨房のスタッフが「万豚記」のスタッフTシャツを着てる。
そっち方面(際コーポレーション)の店であったか…。


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それで思い出したが、担々麺を食べるのは小川町交差点にあった「万豚記」と決まっていた時期があった。
これも面白い巡り合わせかも。
いまああいう担々麺が食べたいかというと、ちょっと違うんだが。


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黒胡麻担々麺来る。
見た目はかなり胡麻胡麻というか、ゴテッと濃厚そう。
ああいう担々麺とはだいぶ違って、いまどきっぽい?


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スープをひと口。
あまり辛くない。辛くないが濃い。濃くて甘い。
ああいうのでもこういうのでもなく、ならばどういうのかというと、強いて系統を挙げるとすれば「富士力食堂」のカレー系…? σ( ̄、 ̄=)ンー


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麺は角ばった平打ちで加水が少なくガツンとした食感。
麺量は多くないが、あとで品書きを見直すとライスサービスと書いてある。
ご飯と一緒に食べてちょうどいいくらいの味付けかなぁ… と思いました。


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もやもやは、まあ解消されたかな…。


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[DATA]
蒼龍唐玉堂(ソウリュウトウギョクドウ)吉祥寺店
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-4
https://kiwa-group.co.jp/souryu_kichijoji/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/S-rB0pHI9fU


いまや観光名所な… 【手打ちうどんさわいち&サクラブルワリー】

2022.07.21

 今週は丸々自由なはずだが、いまひとつ調子が上がらないのは、忙しすぎた先週の余韻と、暑かったり雨降りだったりと不安定な空模様と、あともう一つ。
夏場の自転車がキツい (・Θ・;)

まあ単純にそういう話でもないが、最近クルマ移動が多いのは年齢と無関係ではない。
それでも、自転車のような自由度こそないが、あたりまえだが想定移動範囲が大幅に拡大するため、地図を眺める楽しみは増えてはいる。


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角川武蔵野ミュージアム


たぶん一日ヒマだけど、いちおう平日なので… というビミョーな距離感でGoogleマップを探り、「ところざわサクラタウン」というゼツミョーな落としどころ。


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武蔵野坐令和神社


2020年オープンの「ところざわサクラタウン」は、KADOKAWAグループと所沢市の共同プロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の中核であり、国内最大級のポップカルチャーの発信拠点となる複合施設。


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本棟


ビジュアル的に有名な「角川武蔵野ミュージアム」のほか、ホテルや商業施設などがある「本棟」、「武蔵野坐令和神社」の主に3棟からなる。
この暑さにもかかわらず人出は相変わらず多く、観光スポットとして確立された感がある。


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当ブログでは以前、本棟「EJアニメホテル」ロビーの「レストランTiam」を取り上げており、施設概要などはそちらの記事を参照いただきたい。


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今回はずっと気になっている「手打ちうどん さわいち」へ。


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「さわいち」はさいたま市見沼区の人気うどん店だったそうで、紆余曲折を経て? 現在この「サクラタウン」でのみ食べられる。


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店内は、コンクリート造建築に解体された古民家の主要構造材を埋め込んだような独特のつくり。
BGMはジャズ(・アレンジ・ビートルズ)


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注文はタブレットのセルフオーダーシステム。
名物肉汁うどんと、限定20食の豚肉天肉汁うどん。
(いちおう2200円につき駐車料金30分サービスを考慮した注文だったりする)


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うどんは太麺でコシが強く、かみしめるのがたいへん。
それでも、咀嚼しているうちになんとなくうまみと香りが感じられ、やっぱり武蔵野うどんなんだなぁと納得。


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つけ汁はぶつ切りのネギ、細切りのネギ、薬味のネギとネギずくめで、豚バラスライスもたっぷり。
これほど具だくさん(種類じゃなく量が、たくさん)な肉汁うどんは初めてかも。


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豚肉天肉汁うどんが出てきて驚いたのは、豚肉天の肉が大きいこと。
下ごしらえで軟らかく煮てあり、角煮のような味付けもしてある。
ゴロゴロとボリュームたっぷりで、肉汁と合わせ、こっちは豚肉ずくめだ。


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店内には若いカップルや小さな子ども連れファミリー、さらには熟年夫婦までと広い年齢層。
あらためてうどんは国民食であると感じた。


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「角川武蔵野ミュージアム」はその都度違う表情を見せ、何度見ても飽きない。


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[DATA]
手打ちうどんさわいち&サクラブルワリー
埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン
http://teuchi-udon-sawaichi.com/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/Y_V6y1ZCg_8


カツカレーから始まる夏💦 【大丸食堂】

2022.07.09

 カツカレーについて一考。
メニュー表的にカレー部門最上位に位置していながら、路線的に高級化するにつれ出現率が低下する、カツカレー。
“路線的に高級”とは、ホテル、欧風、中村屋… みたいな?
そのありようが、なにかと下品でB級と映る、カツカレー。

論旨👉 カツカレーは、ただのカレーより高額であり、ただのカレーより低級である。


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ときに、暑いときに食べたくなる汗かきメニューとしてあんかけ焼きそばを真っ先に取り上げているが、その次くらいにランクされるのがカツカレー。
そのあたりが、下品。


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カツカレーでまず思い浮かぶのが、東久留米卸売市場内にある「大丸食堂」。
そのあたりが、B級 ヾ(・ε・。)


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ということで、「大丸食堂」へ。


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注文は、カツカレーとサバの西京焼定食。


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旧「市場のおばちゃん食堂」から2018年6月に改称・リニューアルオープン。
以降、(コロナ第2波の2020年を除き)毎年この時期に、僕はこの店でカツカレーを食べているということを、あとでこのブログで知ったという(笑)。
2018年なんか日付も今回と同じ7月9日と、ブレないというか、もはや行事食というか。


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夏にカレーが食べたくなる理由が過去記事に書いてあったので、参考までに以下に引用。

――夏にカレーが食べたくなる理由として、生薬でもあるスパイス類の健胃・食欲増進、整腸・消化促進作用や唐辛子カプサイシンによる発汗促進作用などの生理機能を、暑さに疲れた身体が求めるためとされる。
ならば正月にカレーを食べたくなるのはどういうわけか!? こちらは某食品メーカーの昭和時代のTVCMの影響が明白であり、一種のイベント食である。

実は学校行事や夏祭り、海水浴などカレーが強く印象づけられるシーンが多いのが夏休み。
正月同様、夏のカレーも刷り込みにより後天的に獲得された形質であるかもしれない。



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タマネギをじっくり炒めて甘みを出したビーフカレー。
辛さは、ちょっと感じるくらい。


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とんかつは厚みがありながら抵抗なくかみ切れる軟らかさが歯に心地よく、かみしめれば口の中にうま味が広がる。


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サバの西京焼きとあるが、サバ塩焼きとサバみそ煮、サバ西京焼きを足して3で割ったような食べ物なのであった。
初めて対面する料理である。


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脂ののったおいしいサバで、みそに漬け込まない手法? もありかなと思った次第。


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夏への心構え、ととのいました👍


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[DATA]
大丸食堂
東京都東久留米市下里5-12-12 東久留米卸売市場
https://www.tokutoku-ichiba.or.jp/?page_id=885





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/usNsCeOV4GM



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次号予告


木曜日はレディースデイ! 【野口製麺所】

2022.03.03

 多摩湖方面へ自転車で出かけた帰り、野口町の「野口製麺所」で昼ごはんを食べることに。
ブログで確認すると1年半ぶりというので驚いてしまった。
ちょくちょく食べている感覚だったが、(閉店した)「本町店」と合わせて、ちょくちょく… だったみたいだ。


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フォローしているお店Instagramには昨秋くらいから新サービス? 情報がアップされていて気になっていたが、なかなか機会がなかった。
なぜなら僕一人で入ってもしょうがないから。


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そのサービスとは“木曜日はレディースデイ”。
女性に1品サービスというもの。

サービス内容をインスタ投稿から拾ってみると、サーターアンダギー、おしるこ、大学芋… と、最近はデザート系が多いもよう。


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民家の庭に店舗が建てられているので、屋敷の門を通る。
その先に“今日のサービス「手作りあんみつ」”の張り紙。


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その掲示板の後ろがテラス席になっていて、コロナ禍では使い勝手がよさげに映る。
僕らと入れ違いに出ていった人がそこを使っていて、つられるように外の席へ。
さすがにまだちょっと寒かった σ(^_^;)


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注文は、東村山地粉肉汁うどんと“今月のお薦めうどん”のしっぽくうどん。


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ほかに店内のセルフコーナー(天ぷら、おでん、etc.)から、紅しょうが天、上ちくわ天をピックアップ。


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紅しょうが天は定番。今日は食べなかったがおでんもうまいぞ。


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こちらはゆで時間が長めで少し待つことになるが、それも織り込み済み。
農家の庭先で野鳥のさえずりに耳を傾けつつのんびり待つのもいいものだ。


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ネギ畑


おもむろに店主さんが勝手口から出てきて、僕らの席の横の畑でネギ抜いてる。
香川県かっ…!! ゞ( ̄∇ ̄;)


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しっぽくうどんは、とにかく具だくさん。
れんこん、ごぼう、にんじん、たけのこ、さといも、だいこん、スナップえんどう、水菜、こんにゃく、豆腐、油揚げ、鶏肉と、根菜たっぷり。
あっさりだし汁にほのかにごま油の香る素朴な味わい。
外で食べているからよけいおいしく感じるのかも。


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こちらは基本、讃岐うどんのお店だが、それとは違う武蔵野系メニューが東村山地粉シリーズ。
実はこれがすごい。


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見るからに香ってきそうなふすまの入った麺。実際、よく香る。
肉汁にはだいこんやにんじん、油揚げ。
そしてさっき収穫したと思われるねぎ。


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そこに糧である青菜を入れるところまでは武蔵野スタイルだが、最後、薬味の小口ねぎで、さりげなく讃岐を主張する。


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デザートのあんみつは手作りとのこと。
普通は角切りの寒天が入るところ、これが細切りの寒天すなわちところてんである。
オリジナリティあふれるおいしいあんみつに、ほかのサービス品が気になる。
次のレディースデイは何だろう… と、興味津々。


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[DATA]
野口製麺所
東京都東村山市野口町4-46-1
https://www.facebook.com/%E9%87%8E%E5%8F%A3%E8%A3%BD%E9%BA%BA%E6%89%80-130454557067401/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/uLRiGX3L-kw



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狭山公園


食欲増進の秘密? 【熊本ラーメン ひごもんず 西荻窪店】

2021.11.14

 今日から3日ほどヒマな予定。
気持ちの余裕から、久々に自転車で都心方向に向かってみた。
西武新宿線と池袋線の間を通って練馬方面へ向かうつもりだったが、石神井公園を過ぎると前方に圧迫を感じ方角を転じる。環八は越え難い壁である。
そのままひたすら南下して西荻窪へ。


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時刻は13:02。
腹が、減った……


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日曜ということもあって、すごい人出。
通りすがりにのぞいて入り口横の席が空いていた「ひごもんず」へササッと入店。
注文は、前記事同様ほぼ一択の角煮ラーメン。


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「ひごもんず」は有名な「桂花ラーメン」の流れをくむ熊本ラーメンのお店で、1997年創業。
角煮ラーメンは桂花でいえば太肉(ターロー)麺で、ターローより7%ほど安く、7%ほどうまいといわれているとかいないとか。


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「半ライスお付けしますか?」
「えーと… お願いします」

一瞬の逡巡があったのは、このところ消化機能の衰えを痛感させられる場面が続いているから。
自転車で25kmほど走ってハラがすごく減っているからというか、惰性でいままでどおりにというか…。


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幸いというか、ご飯の量はごくあっさり。
ラーメンの角煮一切れと無料トッピングの高菜漬けをライスにオン。
このミニ角煮丼が激ウマ。


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ニンニククラッシャーは禁忌 ^^;


つい半ライスを頼んでしまったのは、無意識のうちにコレを欲していたからかも c( ̄▽ ̄)


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中太ストレートのボソッとした麺は桂花によく似る。生キャベツのトッピングも。
具はほかに、メンマ、キクラゲ、ノリ、ネギ。


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三鷹店の記事にも書いているが、角煮の量がやっぱりすごい。
半ライス、もう1杯欲しくなる(笑)。


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♪Georgia's always on my mi-mi-mi-mi-mi-mi-mi-mi-… と口ずさんでる。
あ… 食欲増進の秘密は、ビートルズかも。


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[DATA]
熊本ラーメン ひごもんず 西荻窪店
東京都杉並区西荻北3-19-13
http://higomonzu.com/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/nS5_EQgbuLc



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巡り巡って 【ゆで太郎 入間宮寺店】

2021.06.22

 間が悪い日というやつで、立ち寄るお店がことごとく休み。
それでもなぜかどんどん先へ進み、どんどん田舎になっていくからお店もどんどんなくなっていくという。
時刻は2時半を回り、これは昼めし抜きかな… と諦めかけたとき、救世主現る。


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県道8号川越入間線の昭和レトロな定食屋「みのり食堂」に暖簾が出ている。
こちらはこの外観ともう一つの理由から特別な存在とみなしており、軽々に踏み込めるものではないが、この流れには運命の導きを感じる。
まあ、記事タイトルを見れば「導きではないな…」とおわかりかと思うが(笑)、とにかく暖簾をくぐりましたと。

食堂にひと気はなく、厨房の奥に「こんにちはー」と声をかける。
「はーい」と出てきた店主のおとうさんに「まだ大丈夫ですか?」と聞くと、「ごめんなさい、終わっちゃいました」
がーん ( ̄▽ ̄;)!! ガーン


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いつもなら3時ごろまでやっているが今日は用事がある、と。
まったく間が悪いのであった。

でも少しお話ができ、とても感じのいいご主人で、ちょっとしたネタも仕入れることができた。ここは勇気ある撤退ということで(ちょっと違うか σ( ̄、 ̄=) ンー

ということで、すぐ近くの「ゆで太郎」へ。


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25年ぶり2回目くらいの「ゆで太郎」。
戸惑うことばかりで、まず2時半を回っているにもかかわらず先客・後客ともに多い。
あと、そんな安くもないのね…。というか単品のバリエーションが少なくセットに誘導されてる感があり、セットとしては安いのかもしれないが、セットだけにそこそこはすると。


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外のメニュー看板の前で長考。
入店後、券売機の前で長考。
長考に次ぐ長考(笑)。


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気がつけばミニのり弁セットという謎的メニューをポチッとな… していたワタシ (〃 ̄ω ̄〃ゞ


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箸をとり忘れるし、フライにソースかけ忘れるし、おひやの場所結局わからなかったし…。


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お手軽なはずの立ち食いそばは、ちまちま段取りの連続で、慣れない人間にとってバリアフルなシステムにいつしか変わっていたのである。


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のり弁セットはいい選択だったと思う。


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ほか弁界の名脇役・のり弁。
このものはご飯の上におかかを敷き、のりをかぶせ、魚フライとちくわ天をのせて… と、どんぶりの小宇宙にのり弁を忠実に再現してみせた。ありそうでなさそうなグッドアイデア。


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そばも昔の立ち食いそばとは比べ物にならないくらいちゃんとしてるのだ。
ソースかけ忘れた魚フライ、途中でOn the Soba c( ̄▽ ̄)


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ドタバタして悔しいのでシステムをしっかり研究して出直そうと、決意を新たにしたのであった。


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[DATA]
ゆで太郎 入間宮寺店
埼玉県入間市宮寺3056-1
https://yudetaro.jp/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/AjStytdhgdw



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オカトラノオ / 野山北六道山公園


夕方、歩けば… 【さくら茶屋】

2021.05.07

 毎年のことだが、連休明けの忙しさ… o((>ω<o))
昨日は煩雑な案件に縛られて外出できず、今日も朝から五月雨式に…。

夕方、ようやく一段落して、パラパラ降っているが気分転換に少し歩くことにした。
この“夕方に少し歩く”が、本日のポイント。

イトーヨーカドーで筆記用具を買ったあと、駅前ロータリーを抜けてさくら通りへ。
傘を差しているからディスタンスが確保できる。1年前に言われていたこと。
いまや生活様式の変化についての呼び掛けもなされなくなった。自粛疲れで感情が鈍麻している。


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だいじょぶだァー饅頭の「餅萬」の交差点まで行って引き返そうか。
その向かいはソースメーカー「ポールスタア」。
アド街6位と11位。


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ポールスタアの前にはたくさんの幟。
直営カフェ「さくら茶屋」、この時間でまだやってるんだろうか?


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行ってみると“営業中”の看板。
そういえば、晩ごはんのおかず買えたら買っといて…と言われていた。


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「唐揚げ、まだ大丈夫です?」
「はい。あります」と店員さん。「半額になってます」
お、なんかラッキーかも❤

「100gで4個くらいになります」
「じゃ200でお願いします」


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奥の厨房のほうから唐揚げを出してきてワタワタと詰めているところに、遠慮がちに…
「あの、コロッケは?」
「はい、大丈夫です。えーと、ササミカツもありますけど?」
「お願いします」とピースサイン(2個ずつという意味)。
「はい。全部半額で対応させていただきます」


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つまり閉店間際のタイムサービスに運よく当たったと。
あとで写真を見てみると、営業時間は17時まで。来店時間は16時58分であった。


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チキンから揚げ200g、十勝コロッケ2個、ササミチーズカツ2枚。
これだけ買って550円。


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夕方、少し歩けば棒に当たる。


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でも、調子に乗って買いすぎ、食いすぎ…


日替わり魚弁当など、「さくら茶屋」は来るたびに品ぞろえが充実している。
目下、オリジナルコーラお試し価格280円… がいちばん気になるところ。


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うちの常備のソースはポールスタア


[DATA]
さくら茶屋
東京都東村山市久米川町3-28-2
http://sauce.pole-star.co.jp/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/Yjyj8qnqkYI



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西の空、うろこ雲


作りたてのあったか弁当♥ 【じろえもん】

2020.05.15

 前記事の冒頭で触れた4月後半の消費動向で、感染拡大前と比べ全体で30%以上、外食産業は70%以上の大幅減という数字の調査には反対の側面も表れていて、いわゆる“巣ごもり消費”が伸びている。増加率はネット通販24.2%、コンテンツ配信23.7%、スーパーマーケット22.8%、酒屋14.3%…(ナウキャスト/JCB)

飲食店経営の指標にFD比率というものがあり、これは売上高に占めるFoodとDrinkの比のことで、一般的なレストランでのFood:Drinkは8:2、居酒屋では6:4、カフェ・バー1.5:8.5とされている。
緊急事態宣言後、東京都など多くの自治体が飲食店に対し午後7時以降の酒類提供の自粛を要請しており、Drink比率の高い業態ほど打撃が大きいのは明らかであり、上記調査の“酒屋14.3%アップ”という数字はその裏返しでもある。


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――ということをあらためて考えさせられたのが萩山駅前の定食屋「じろえもん」のご主人の言葉で、「自粛要請で、ここにきて夜のお客さんがさっぱり」と嘆いておられた。


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たまにしか来ない身としては心苦しい限りだが、いま弁当がなんとか売れ始めているそうで、インスタやブログの発信で1人でもテイクアウトのお客が増えればと願うばかりである。


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店頭に出してある弁当の品書きは前もって撮影してあったので注文しようと思っても電話番号の調べがつかず、結局直接伺う。
ミックス弁当650円と焼肉弁当650円を注文(税込み)


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やはり15分ほど待つが、注文から作るので当然なのである。


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「電話番号わかりませんでした」と言ったらくれたカード。電話注文はこちらから


弁当はこちらの定食の基本構成である一汁三菜+αをそのままお弁当パックに収めたような内容である。


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人気No.1のミックス弁当は鶏唐揚げとでっかいコロッケがメイン。
評判の唐揚げはしっかり下味が付いていてジューシーな仕上がり。ビールが欲しくなる。


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焼き肉は甘めのしょうゆ味で、ご飯が進む進む。


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付け合わせは共通で、ポテトサラダやぬか漬けは手作り感いっぱい、お店の雰囲気そのものの温かみを感じるものだ。


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ボリュームたっぷりなので食べきれない心配がある方向けに、同じミックス弁当でもご飯少なめでおかずの内容も違った550円のお弁当もある。
また、ふんわり厚手のお手拭きが付いてきたりと、こちらのご主人はなかなかの気遣い上手なお方とみた。


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いまは近所のお客さんが中心とのことで、そこにも助け合いの精神を感じるが、近所といわず自転車圏の方など「#東村山エール飯」の候補としてぜひリストアップしていただきたい。
作りたてのお弁当、ほっこりします。


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[DATA]
じろえもん
東京都東村山市萩山町2-1-33





[Today's recommendation]

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https://www.youtube.com/watch?v=KQetemT1sWc


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