コロナ禍の働き方モデル? 【カレー&サンド マホラマ】
2021.06.02
複数の出店者で店舗をシェアすることにより低資金・低リスクで開業にチャレンジできるシェアキッチンが普及してきているが、これに似たモデルに既存の飲食店の営業時間外など空いている時間帯を借りてお店を開く“間借り”がある。
働き方の多様化が進むなか、新しいビジネスモデルとして発展してきたシェアリングエコノミー。緊急事態宣言に伴う夜間の営業時間短縮要請などを背景にアイドルタイムの有効活用を模索する飲食店と開業をめざす事業者とのマッチングという形で、この間貸し/間借りの注目度が高まっている。
わかりやすく言い換えると――
バーが閉まっている昼の時間を使わせてもらってカレーを出す“間借りカレー”がはやってるらしい。
間借り=カレー。
ずばりそういうことになってるらしい。

半月ほど前、当ブログコメント欄に情報が寄せられた。
――久米川と八坂の間の通りにFOGGYというDJ BARがあり、そこの間借りで欧風カレーとハンバーグサンドの店ができました。
まさに間借りカレー d ( ̄▽ ̄)

地元であっても夜の世界のことに詳しくないが、コロナ禍で夜の店がランチ営業するようになり(特にコロナ初期)見聞が広がった。「Music Salon FOGGY」の存在を認識したのも去年のことで、二毛作の件は「東村山グルメ日記2」のマサさんのFacebook投稿で知り、しょっちゅう通る道なので自分の目でも確かめている。

昼の間借りとはいえ、店構えは夜の顔。ほんの小さな一番星に追われて消え… そうな危うさがあり、入るのがためらわれたが、こんなテキトーブログに情報を寄せてくださった奇特な方の気持ちを無下にしてはいけない。

FOGGYの場所は八坂商店会のスーパー「エコスTAIRAYA」向かいの地下。
間借りのほうの店名は「カレー&サンド マホラマ(MAHORAMA)」。

やはりというか照明を落としぎみの暗い店内。
が、迎えてくれた間借り店主? は屈託なく明るい方なのだった。

地元にまったく人脈がなく人物情報などにもきわめて疎いが、マサさん情報などによると、「マホラマ」のマスターはTORIKABUTOというヒップホップユニットのMCバケラッタという地元出身の方。久米川阿波踊り大会の司会でおなじみで、料理上手でも知られていると。
ご自身のツイートには「以前からやりたかったカレーとサンドのお店を、長年お世話になっているFOGGYの協力のもと…」とある。
オープンは3月10日。

注文は、僕が欧風ビーフカレーライス、相方が外のメニューで見たほうれん草のカレーは…? と尋ねると、それはトッピングらしく、ビーフカレー+ほうれん草ということに。

あとでメニューを見直すとトマトチキンカレーというものもあり、1人はそっちにすればよかった…。
トッピングも豊富で、自家製粗挽きハンバーグ200円って、めちゃめちゃオトクでないの!?
と、いつもながら注文へたくそすぎ (〃 ̄ω ̄〃ゞ
昔ながらの金属のカレーポットで提供。
自家製ピクルスと福神漬。ライスにはフライドオニオン。

カレーはじっくり煮込んで野菜の甘味・うま味が引き出され、とろとろの牛肉が濃うま。辛いことは辛いがスパイスの配合は刺激的というより甘い香り成分が強いように感じられ、苦味もあって深~いオトナの味わい。
ほうれん草が入るとけっこう味が変わって軽い感じになるが、これも好き。
二枚看板のハンバーグサンドも食べてみたいし、夜の世界を垣間見るような未知との遭遇は、いろいろ課題が残ってしまったのであった。

[DATA]
カレー&サンド マホラマ
東京都東村山市栄町3-13-15 B1F
https://www.instagram.com/curry_sand_mahorama/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/JpJHfdyax-A


腐生ランのオニノヤガラ / 東村山市栄町
複数の出店者で店舗をシェアすることにより低資金・低リスクで開業にチャレンジできるシェアキッチンが普及してきているが、これに似たモデルに既存の飲食店の営業時間外など空いている時間帯を借りてお店を開く“間借り”がある。
働き方の多様化が進むなか、新しいビジネスモデルとして発展してきたシェアリングエコノミー。緊急事態宣言に伴う夜間の営業時間短縮要請などを背景にアイドルタイムの有効活用を模索する飲食店と開業をめざす事業者とのマッチングという形で、この間貸し/間借りの注目度が高まっている。
わかりやすく言い換えると――
バーが閉まっている昼の時間を使わせてもらってカレーを出す“間借りカレー”がはやってるらしい。
間借り=カレー。
ずばりそういうことになってるらしい。

半月ほど前、当ブログコメント欄に情報が寄せられた。
――久米川と八坂の間の通りにFOGGYというDJ BARがあり、そこの間借りで欧風カレーとハンバーグサンドの店ができました。
まさに間借りカレー d ( ̄▽ ̄)

地元であっても夜の世界のことに詳しくないが、コロナ禍で夜の店がランチ営業するようになり(特にコロナ初期)見聞が広がった。「Music Salon FOGGY」の存在を認識したのも去年のことで、二毛作の件は「東村山グルメ日記2」のマサさんのFacebook投稿で知り、しょっちゅう通る道なので自分の目でも確かめている。

昼の間借りとはいえ、店構えは夜の顔。ほんの小さな一番星に追われて消え… そうな危うさがあり、入るのがためらわれたが、こんなテキトーブログに情報を寄せてくださった奇特な方の気持ちを無下にしてはいけない。

FOGGYの場所は八坂商店会のスーパー「エコスTAIRAYA」向かいの地下。
間借りのほうの店名は「カレー&サンド マホラマ(MAHORAMA)」。

やはりというか照明を落としぎみの暗い店内。
が、迎えてくれた間借り店主? は屈託なく明るい方なのだった。

地元にまったく人脈がなく人物情報などにもきわめて疎いが、マサさん情報などによると、「マホラマ」のマスターはTORIKABUTOというヒップホップユニットのMCバケラッタという地元出身の方。久米川阿波踊り大会の司会でおなじみで、料理上手でも知られていると。
ご自身のツイートには「以前からやりたかったカレーとサンドのお店を、長年お世話になっているFOGGYの協力のもと…」とある。
オープンは3月10日。

注文は、僕が欧風ビーフカレーライス、相方が外のメニューで見たほうれん草のカレーは…? と尋ねると、それはトッピングらしく、ビーフカレー+ほうれん草ということに。

あとでメニューを見直すとトマトチキンカレーというものもあり、1人はそっちにすればよかった…。
トッピングも豊富で、自家製粗挽きハンバーグ200円って、めちゃめちゃオトクでないの!?
と、いつもながら注文へたくそすぎ (〃 ̄ω ̄〃ゞ
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昔ながらの金属のカレーポットで提供。
自家製ピクルスと福神漬。ライスにはフライドオニオン。

![]() | ![]() |
カレーはじっくり煮込んで野菜の甘味・うま味が引き出され、とろとろの牛肉が濃うま。辛いことは辛いがスパイスの配合は刺激的というより甘い香り成分が強いように感じられ、苦味もあって深~いオトナの味わい。
ほうれん草が入るとけっこう味が変わって軽い感じになるが、これも好き。
![]() | ![]() |
二枚看板のハンバーグサンドも食べてみたいし、夜の世界を垣間見るような未知との遭遇は、いろいろ課題が残ってしまったのであった。

[DATA]
カレー&サンド マホラマ
東京都東村山市栄町3-13-15 B1F

[Today's recommendation]



https://youtu.be/JpJHfdyax-A


腐生ランのオニノヤガラ / 東村山市栄町
黄金井カレーとは? 【味倶楽部】
2017.10.05
武蔵小金井~東小金井は人気店がいくつもあるカレーの激戦区で、このあたりを通るとそこかしこに匂いが漂い、かなりの確率でカレーが食べたくなる。
僕は人気店は尻込みしてしまうので、特に1人のときはとてもじゃないが入る勇気は出ない。そこで、どの駅からも遠くちょっと穴場っぽいかも、と狙っていたのがこちら「味倶楽部」。
ネーミングセンスや看板デザインからは、申し訳ないがオシャレな感じはしないので、そのへんも逆に安心感につながる気がする。

ガラスドアを開けると1階はウェイティングコーナー的になっていて、正面に地下に下りる木製の階段。地下の店舗はかなりの広さで、照明を落とし、内装はオシャレな感じ。BGMはアンビエントというかダブというか。例えが古くて恐縮だが、われわれが若いころにはやったカフェバーの雰囲気だ。
お客さんは4~5組10人ほど。客層はまちまちだが、普段接点のないいまどきのファッションセンスの若者グループも。
いろいろ予想と違っていて、思わず身構えてしまう。

しかしよく見ると、本棚の蔵書はマンガ、厨房には提灯と、ところどころオシャレにほころびが認められる。ミスマッチというか、長く続けるうちに蓄積したMetSの原因物質のような、というか。
でもいちばんのミスマッチは店主その人かも。ちょっと小太りで人のよさそうな街の中華屋のおっちゃんタイプ。それでようやく安心してごはんを食べられそうな心持ちがする。

ランチタイムは水、スープ、ドリンク(1杯サービス)がセルフサービスとなっているが、システムやドリンクサーバーの使い方なんかがわかりにくく、店主はそのつど説明していて、セルフによる省力化が達成されているようには見えない。

もう一つわかりにくいのがメニュー構成。
僕はランチサービスを頼むことが多いので、冊子になっているメニュー本体よりも差し込んであるペラのほうから見る。そこには“黄金井カレー”というものの一覧があって、いちばん安いのが黄金井とりカレーと黄金井ぶたカレーの850円。僕はとりカレーを注文したが、あとで知ることになるんだがこの時点で間違いを犯していたようなのだ。

ちなみにこの黄金井カレーがこちらの売り。
説明によると、日本一辛いとされる“黄金一味”唐辛子と、小金井市内の名水“六地蔵のめぐみ”を使い、黄金と小金井をかけて名づけられた。

店頭にご当地カレーののぼりが立っていて、どこのカレーだろうと思っていたが、地元小金井名物というニュアンスのようだ。
野菜も地場産とのこと。

ランチサービスでご飯の量とカレーの辛さを選べるが、どちらも普通と申告。
僕がこの昼の一連の流れの最後の客だったこともあって、提供はけっこう早い。ご飯の量はけっこう多い。辛さは、けっこう辛い。
とりは手羽元2本で、ほかに具は入っておらず、ソースそのものを味わう欧風カレーのスタイル。甘味と辛さのバランスのとれたおいしいカレーだと思う。

支払いのとき750円と言われ、「?」となる。
あとで調べてみると、黄金井の付かない“とりカレー”というものがあるようなのだ。僕は“黄金井とりカレー”のつもりでただの“とりカレー”を食べていた。

ほかにもタイカレーや伊勢うどんなど、興味深いメニューがいろいろある。
こういう店は事前に調べて行かないとダメだな、と反省。

[DATA]
味倶楽部
東京都小金井市緑町5-17-20
[Today's recommendation]

https://youtu.be/wL9_d3PTkds


武蔵小金井~東小金井は人気店がいくつもあるカレーの激戦区で、このあたりを通るとそこかしこに匂いが漂い、かなりの確率でカレーが食べたくなる。
僕は人気店は尻込みしてしまうので、特に1人のときはとてもじゃないが入る勇気は出ない。そこで、どの駅からも遠くちょっと穴場っぽいかも、と狙っていたのがこちら「味倶楽部」。
ネーミングセンスや看板デザインからは、申し訳ないがオシャレな感じはしないので、そのへんも逆に安心感につながる気がする。

ガラスドアを開けると1階はウェイティングコーナー的になっていて、正面に地下に下りる木製の階段。地下の店舗はかなりの広さで、照明を落とし、内装はオシャレな感じ。BGMはアンビエントというかダブというか。例えが古くて恐縮だが、われわれが若いころにはやったカフェバーの雰囲気だ。
お客さんは4~5組10人ほど。客層はまちまちだが、普段接点のないいまどきのファッションセンスの若者グループも。
いろいろ予想と違っていて、思わず身構えてしまう。

しかしよく見ると、本棚の蔵書はマンガ、厨房には提灯と、ところどころオシャレにほころびが認められる。ミスマッチというか、長く続けるうちに蓄積したMetSの原因物質のような、というか。
でもいちばんのミスマッチは店主その人かも。ちょっと小太りで人のよさそうな街の中華屋のおっちゃんタイプ。それでようやく安心してごはんを食べられそうな心持ちがする。

ランチタイムは水、スープ、ドリンク(1杯サービス)がセルフサービスとなっているが、システムやドリンクサーバーの使い方なんかがわかりにくく、店主はそのつど説明していて、セルフによる省力化が達成されているようには見えない。

もう一つわかりにくいのがメニュー構成。
僕はランチサービスを頼むことが多いので、冊子になっているメニュー本体よりも差し込んであるペラのほうから見る。そこには“黄金井カレー”というものの一覧があって、いちばん安いのが黄金井とりカレーと黄金井ぶたカレーの850円。僕はとりカレーを注文したが、あとで知ることになるんだがこの時点で間違いを犯していたようなのだ。

ちなみにこの黄金井カレーがこちらの売り。
説明によると、日本一辛いとされる“黄金一味”唐辛子と、小金井市内の名水“六地蔵のめぐみ”を使い、黄金と小金井をかけて名づけられた。

店頭にご当地カレーののぼりが立っていて、どこのカレーだろうと思っていたが、地元小金井名物というニュアンスのようだ。
野菜も地場産とのこと。

ランチサービスでご飯の量とカレーの辛さを選べるが、どちらも普通と申告。
僕がこの昼の一連の流れの最後の客だったこともあって、提供はけっこう早い。ご飯の量はけっこう多い。辛さは、けっこう辛い。
とりは手羽元2本で、ほかに具は入っておらず、ソースそのものを味わう欧風カレーのスタイル。甘味と辛さのバランスのとれたおいしいカレーだと思う。

支払いのとき750円と言われ、「?」となる。
あとで調べてみると、黄金井の付かない“とりカレー”というものがあるようなのだ。僕は“黄金井とりカレー”のつもりでただの“とりカレー”を食べていた。

ほかにもタイカレーや伊勢うどんなど、興味深いメニューがいろいろある。
こういう店は事前に調べて行かないとダメだな、と反省。

[DATA]
味倶楽部
東京都小金井市緑町5-17-20
[Today's recommendation]

https://youtu.be/wL9_d3PTkds

