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懐かし感いっぱい❣ 【ふじみ食堂】

2023.04.06

 立川市歴史民俗資料館をそそくさと立ち去ろうとするワタシに、「もう済んだの?」と声をかける駐車場のお掃除のおばちゃん。
入るとき自転車どこに止めればいいか聞いた流れで、この木(トキワマンサク)には花がつくんだ… とか、昭和記念公園のチューリップがきれいだ… とかとりとめのない会話を交わし、ちょっと印象に残っていたらしい。この施設の利用者にしてはずいぶん滞在時間が短いと思ったのだろう。
実はその時点で想定外に時間に追われる展開になってしまっており、六面石幢の写真を撮っただけでほかの展示を見ていない。


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左前方の緑が、たぶん普済寺


時刻は13時20分。
メシは食べなきゃいけないが迷ってるヒマはなく、知ってる店でちゃちゃっと済ませることに。


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資料館から真っすぐ南下して新奥多摩街道を左折、2つ目の信号の際に位置する「ふじみ食堂」。
初めて入る店だが“知ってる”というのは、最近立て続けにインスタ投稿やブログ記事を目にして知った気になっている。
前記事冒頭に書いている“気になる案件”の一つがこちら。

初めてのお店に入るのに長考を要する優柔不断なワタシだが、そんなヒマはないので、時間に追われる状況というのも悪いことばかりではない。


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広い駐車場を備えたロードサイド店だが、袖看板がなく電飾も使われていないのでまったく目立たない。
広い窓とガラスドアとタバコ売り場の小窓越しに店内の様子がうかがえ、入りやすい雰囲気ではある。
暖簾の“創業55年”の文字は数年前から変わっていないらしく、食べログ情報によれば1962年オープン。


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店内は意外に広く、4人掛けテーブル席が8つほど。
先客は3組5名うち1組2名は店員(まかないタイム)
窓際の席に着くと、外には金魚の池。
うわさどおり、ほのぼのしてる (ミ ̄エ ̄ミ) ボー


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メニューは中華系主体で、チキンライスやオムライスといった洋食系も充実。
事前に調べたところではポークソテーとポークチャップがとてもうまそうだ。しかしラーメンも食べたい。
ポークライスセットと迷った末、チャーハンセット(ミニラーメン付き)に。
迷ったというわりには、いつもおんなじおんなじ ( ̄- ̄;)ンー


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まかないの2人を含め、ホールはおばちゃん3人体制かな。
どういうわけか僕のあとにどんどんお客が入ってきて、ほのぼのムード一転、臨戦態勢に。
それでもおばちゃんたちの接客は余裕しゃくしゃくで、客は大いに安心感を得られるのである。


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チャーハンセットは、半チャンならぬチャーハン半ラーメン。


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チャーハンもラーメンも昔懐かしい味。
懐かしいだけでなくレベルが高い。
ほけーっ… とするくらいおいしい。
このチャーハンとこのラーメンが食べられるお店が1店あれば、ほかに店はなくていいかな(←暴言)。


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ところで、外の看板の出前持ち風キャラクターは若いころの店主がモデルらしく、作者である常連だった漫画家さんによる7コマ漫画『ふじみ食堂物語』が、あちこちの壁に掛かっている。
こちらの名物らしいのでお勘定のときにでも写真を撮らせてもらおうと思っていたら、前述のように後客が多く、漫画の額の掛かる席はすべて埋まってしまった。
なので漫画やほかのもろもろについても、こちらのブログを参照していただければ…。


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帰路は直線距離にして10kmを珍しく全力でこいで、いい運動になった。
やっぱり、あとで思えば、それは悪いことばかりでもない。


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[DATA]
ふじみ食堂
東京都立川市富士見町7-37-22





[Today's recommendation]


https://youtu.be/w0Svc6XH7K8



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Special❣ な盛り付けショー 【佐藤水産】

2020.10.03

 娘が来るというのでフンパツして刺し身の盛り合わせを買いに行った。
その刺盛りというのがこれなんだが↓↓ おいくらぐらいに見えます?


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まあ、インスタにアップ済みなのでご覧いただいている方もいると思うが、この豪華約10点盛り、なんと税込み1620円、つまり本体価格1500円 「( ̄□ ̄;)」シェー!
すっごいですねー…!!


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久米川駅北口改札口から200m、新青梅街道と恩多街道の交差点にある鮮魚店「佐藤水産」のスペシャル盛り。
ときどき買っているマグロぶつ500円、以前このブログでも取り上げたちらし寿司500円など、このお店のネタのよさとコスパにはいつも驚かされるが、このスペシャル盛りは、サプライズ度もスペシャルだ。


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目の前でマグロブロックから柵取りして刺し身に切り出すので、まるで解体ショーの後半を見ているよう。続いて大ぶりのスルメイカのエンペラと薄皮をむき足とワタを抜いて隠し包丁を入れて… といった具合に進行していき、見飽きることがない。


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そうやって職人技でおろされていく刺し身をいかにも無造作にトレーに盛り付けていく様は、見ていて痛快である。
品書きに“時間がかかることがある”と断ってあるが、待ち時間はショータイムのごとし。マグロ解体ショーならぬ“刺し身盛り付けショー”である。


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僕の順番では4皿同時進行だったが、途中店主のおとうさんから「おーい、アワビ持ってきて」とうれしいコール。
で、奥から出されてきたアワビは中サイズ4個。1皿あたり丸ごと1個の大盤振る舞いである。


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マグロ2~3種、イカ、アワビのほか、赤エビ3尾、ボイルホタテ、あん肝、白身はヒラメ? 青魚はカンパチ? の、ほぼ10種盛り。
もちろんネタは毎回違う。


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家族の誕生日に合わせて帰った長女にもらったお祝いの酒… って、あんたかい ヾ(- -;)


お客満足度的には、確実にモトがとれている。
というか、お店に利益は出るのか心配になってしまうレベルだ。


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ただし、このスペシャル盛りには一つ問題がある。
よそで刺し身が買えなくなってしまうのだ。


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[DATA]
佐藤水産
東京都東村山市栄町1-24-28





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/8OnH0UVz5Rw



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今日の空 うろこ雲


パーコー論争の行方は? 【すぱいす】

2017.08.16

 「すぱいす」は東村山でも屈指の人気ラーメン店である。
どれくらい人気かというと…
今日2時近くに行ってみたら駐車場に5~6台、そしていままさに右折で入ろうとしている車が1台。


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こっちは時間も遅いしガラガラだろうと決めてかかって気が緩みきっているから、この想定外の事態にすっかりひるむ。
だいたい混むのは苦手なので、混みそうな店は時間をずらすようにしているんだが、その見通しがまるで甘かった。
――というくらい、この店は人気らしいのだ。


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そのまま素通りしてあてもなくさまよい、そうなるともうどこも決められないというネガティブスパイラルに陥り、そのうち雨が降りだすという昨日のループが発動して抜け出せなくなる。
1時間後にこの線路際のラーメン屋に戻ってきているのである。


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3時すぎではさすがに客は引けて2人。
右奥のカウンター席に座っていたら、水を持ってきたお店のおばさまが「テーブル、いいですよ」と勧めてくれるので、お言葉に甘える。
注文はすぱいすらーめん(しょうゆ)750円。


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すぱいすらーめんとは豚ロースの竜田揚げがのっている、すなわちパーコー麺である。僕はパーコー麺方面にはちょっと思い入れがあるのだが、特にパーコーがカレー風味であるべきという点では譲れないものがある(「弘華飯店」参照)。


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ときにここのすぱいすらーめんのパーコー(この店では“ロース”と呼ぶ)はカレー風味ではない。そのことは以前食べて知っている。
その点は譲れないという話はどうなったと追及されれば返す言葉もない。
でもまあ、ここはひとつ別枠で、という政治的ご都合主義的対応を求められれば、それを否定するものでもない。別に誰にも求められていないが。


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実際、これは前に食べたときよりもしっかりおいしい。
というか、前回はカレー風味か否かを確かめるというところに目的意識が置かれていたため、その先をあまり覚えていない。
店名に反してスパイシーとはいえないが、甘辛でニンニクなどでしっかり味・香りの付いたロースは、あっさりだけれども別系統のだしの効いたラーメンスープと、最初コントラストを楽しめ、しだいに溶け合っていく。ニラがいい仕事をしている。


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この店はちゃんぽんが人気で、そこにロースをのせるという独創性がうけている。
カレー風味のパーコーとは違う、それぞれの道なんだが、それはそれこれはこれ、でいいんだろうと思う。


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[DATA]
すぱいす
東京都東村山市本町1-4-1(移転





[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=FHsDcG-31PM



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