fc2ブログ

単なるノスタルジアにあらず 【河内屋】

2022.07.31

 前々記事前記事に続き相模湖編第3弾。

かき氷屋さん「迷夢」でひと休みして、時刻はもうすぐ11時。おなかもすいてきた。
前記事冒頭に書いた“いかにも昭和という趣ある店構えの食堂”「河内屋」は、迷夢の4~5軒先にある。
そのわずか30~40mの距離が、時間にして果てしなく遠いものとなるのだった。


20220731 kawachiya-26


…って、店がなかなか開かなかっただけなんだが、最初に店主さんと立ち話をした10時の時点で開いているように見え、その思い込みにとらわれたのがいけなかった。


20220731 kawachiya-12


10時半、11時とキリのいい時刻を回っても“準備中”の札は下がったままで、もうそろそろ開く! と、11時半まで粘ってしまったと。


20220731 kawachiya-13


しかし一期一会と思えば待つしかない状況なわけで、実際、相方が向かいのスワン丸の呼び込みのおっちゃんに聞いてきた情報によれば「河内屋」の開店時間は「いつもは12時ごろ」らしいので、11時半に開いたのはご縁により特別だったのかも。


20220731 kawachiya-1420220731 kawachiya-1520220731 kawachiya-16


外観から思い描いていた印象とはだいぶ異なる店内の雰囲気に戸惑う。
思ったより広く、明るく、きれい。


20220731 kawachiya-17


特にイメージと違うのが床で、思っていたコンクリート打ちっ放しではなく板張りである。あとBGMが微妙に古い洋楽。
どちらかというと、昭和の定食屋というより昭和の喫茶店かなぁ…。


20220731 kawachiya-1920220731 kawachiya-20


注文は、ラーメンは決まりとしてもう1品、カレーと焼きそばで大いに悩む。
店のありようが“街の食堂”と“海の家”の性質を併せ持つだけに、懐古的にはどれも捨てがたい。
結局、焼きそば好きの相方の意向により焼きそばに。


20220731 kawachiya-21


店内のイメージはいわゆるレトロとはちょっと違ったけれども、ラーメンは思ったとおりの見た目と味。
チャーシュー、メンマ、ノリ、ナルト、ネギ…。
オーソドックスな鶏ガラスープはすっきりしていて、風味が意外に上品でもある。


20220731 kawachiya-22


高校のころ駅前の食堂で食べたような、伊豆の堂ヶ島の海の家で食べたような… いろんな光景がよみがえる。


20220731 kawachiya-23


焼きそばも駅前もしくは縁日の屋台かなぁ…。


20220731 kawachiya-24


と思えば、いやいやニンジン、タマネギ、ピーマン、キャベツ、モヤシと野菜たっぷりで、女性らしい気配り。
麺の細さも案外珍しく、見た目より完成度が高いのであった。


20220731 kawachiya-25


「どれくらいやられてるんです?」と聞いてみた。
「この店の創業は昭和24年なんです」と返ってきた。
「えーと、ダムができたのって…?」
「戦後すぐですね」

つまり相模湖ができた直後からこの地で営業している。


20220731 kawachiya-18


「昔はにぎわいました。遊覧船の乗り場に行列ができてましたから。(先の)東京オリンピックをきっかけに盛り上がっていったんです」
知らなかったが、相模湖は1964年東京オリンピックでカヌー競技の会場だったらしい。

そんな過日の繁栄と現下の斜陽を語るのに恨み節にならないのは、お店を愛し、ともにいまを生きているからだと思った。
レトロ要素の“さびれ感”など入り込む余地がないほど、日々手が入れられているのだなぁ… と、そういうものを期待したであろう自分を恥じるのだった。


20220731 kawachiya-11


[DATA]
河内屋
神奈川県相模原市緑区与瀬385





[Today's recommendation]

wachat220731-33.jpg




https://youtu.be/POWsFzSFLCE


お正月にめでたい海老ずくめ! 【ぼん天】

2020.01.04

 三が日はかなりアクティブに行動しており、けっこうな歩数を歩いてもいる。ただし、僕と違って相方は着物だったので窮屈だったんじゃないかと思って聞いてみた。
「散歩とお参りは違うんです」とのお返事。
礼節がいいかげんな自分は、お参りを街歩き感覚でしか捉えていないなぁ… と反省。


20200104 bonten-11


今日は普段着で歩く、今年初散歩ということになるらしい。
去年7月にさくら通りが野行通り(久米川町1丁目のファミマ横)まで開通したことで、東村山駅と新秋津駅のアクセスが格段によくなり、交通量も飛躍的に増大している。歩く人間にとっても、駅から「餃子の王将」および「ぼん天」まで真っすぐ行けるようになったという意味では、ちょっとは利便性が増したかも。
「ぼん天」が開いていたら入ろうということで、さくら通りをぶらぶら行ってみる。


20200104 bonten-12


「ぼん天」開いてました。
めっちゃ混んでます (o ̄∇ ̄)o !! ガーン


20200104 bonten-15


そりゃまあ、昔はおせちに飽きたらカレーだったけど、いまはラーメンが第1位らしいから…。
それでも「ぼん天」は大きいから待たされることなくすぐ席に案内される。


20200104 bonten-13
タイミング的に家族連れ・団体客がほとんどで、カウンターはむしろすいている


相方は海老中華丼と決めていたもよう。
となったら、お正月だしめでたくエビずくめでいこうということで、もう1品は海老あんかけ焼そばに。


20200104 bonten-14


半年前に比べ、消費増税を挟んでちょうど10%値上げされている(ともに880円+税)


20200104 bonten-19


で、やって来たWエビのコース、なんか既視感がある。
振り返ってみると、2年前にまったく同じ注文をしていた。


20200104 bonten-16


その感覚の特に強く発せられるシグナルが、中華丼のご飯のあたり。
2年前はそのあたりについて次のように記している。


20200104 bonten-17-2


――あとから近くの席に着いた男性2人組の料理が、僕らのより先に出てきた。若いほうの前にものすごいものが置かれる。大皿にご飯が小山のように盛られ、横には肉と野菜の炒め物がどっさり。年かさの同伴者が「おーっ!」と。
あれはムリやろ… と傍観していた自分、ハッとわれに返った。運んできたおばちゃん、「生姜焼丼です」と言ってた。

生姜焼“丼”?
うちのは海老中華“丼”。
慌ててメニュー表を見返す。
「17 海老中華丼」「18 豚肉の生姜焼丼」
おとなりさんかーい…!
まもなくやって来た海老中華丼、やっぱりご飯が小山。――



20200104 bonten-23
小山というか、ダムというか…


あんかけの具は野菜(ハクサイ、青菜、タケノコ、ニンジン)とエビで、塩気は強いがシンプルな味付け。2皿であんは同じ内容なので一緒に作っていると思う。ぷりぷりエビがそれぞれ6~7個。


20200104 bonten-18


焼きそばを8割ほど食べたところでチェンジ。中華丼は7割ほど残っているので、僕が全体の75%を食べた計算になる。
いつものとおり、1人で入るより2人で入ったほうが断然難易度が高まるという。


20200104 bonten-2120200104 bonten-22


会計で、参考までに「お正月はいつから?」と聞いてみる。
「今日からなんです」とお店のおねえさん。
あいててラッキー!

支払いはいつものようにフリーペーパーのクーポンを使って1人100円引き。
お釣りと一緒にクーポン券2種類を2セットとお年賀のネズミのお守りをいただいて、トリプルラッキー!!!


20200104 bonten-20


[DATA]
ぼん天
東京都東村山市久米川町1-37-30





[Today's recommendation]

wachat20200104-1.jpg




https://youtu.be/bMCXx5k01Tg


結界やらループやら… ビミョーにSFな午后3時 【くるまやラーメン 東村山店】

2019.02.13

 10:01 昨日の物理のやり残し分を送信してホッとしたのもつかの間、NP社のTMさんからのメールを受信。僕の送ったメールとちょうど行き違いのタイミングで、そこには仕事の続きのファイルが添付されていた ( T - T ) シクシク…

…と、昨日の記事の使い回しのようで申し訳ない。
が、昨日と違うのは、そのメールに添えてあった次の一文。
「以上で今回お願いさせていただくすべてとなります」

え、終わり? これで?
なんと! 今回! ついに……!?
やったぁー! \(▽ ̄\( ̄▽ ̄)/ ̄▽)/ヤッタァー!!


190213 kurumayaramen-11 (2)
ついに物理約700頁を征服!。左が数学200頁強


いやー、苦しい1カ月半だった。明けない夜はないというけれど、この日が来ることをイメージできなかったし。まあいろいろあったけど、いまとなってはみんないい思い出かなぁ…
って、まだ終わってないし。しみじみするヒマに、とっとと仕事しようよ ヾ( - - ;) ぉぃぉぃ

実際それは最後まで難関だった。
記録によればその最後の添付メールの送信時刻は14:17。


190213 kurumayaramen-13


それから昼ごはんに出ても、場所も店のタイプも限られる… って、昨日と同じパターンかよ、やっぱり。

昨日の「山田うどん」から北西に1km弱。あか抜けないイメージが山田うどんと共通するチェーン系ラーメン店「くるまやラーメン」。
そのあか抜けないところが好きで、けっこう頻繁に利用させてもらっている。


190213 kurumayaramen-14


それにしても、このところこっち方面の記事が多い。直近10記事中4本もある。
すべて所沢街道を越えられないでいる。結界が張られているようだ。


190213 kurumayaramen-21


それも今日までの話。明日からはどこまでも飛んでいける。


190213 kurumayaramen-55190213 kurumayaramen-56


注文はいつも同じ、味噌ラーメンと餃子。
「サービスの半ライス、お付けしますか?」と聞かれ、「お願いします」と答える。
餃子のランチタイムサービスが15時までということを知っていて、ぎりぎり間に合いそうということでここに入ることにした次第。


190213 kurumayaramen-15


餃子は通常価格320円のところランチタイム230円。
前回のブログ記事を見ると、それが¥300→¥200だった。味噌ラーメンも前回の650円から670円に上がっているのでトータルで50円アップの900円と、ちょっと厳しいラインに迫っているかなぁ…。


190213 kurumayaramen-57190213 kurumayaramen-58


ちなみに前回の日付が2018.02.14と、本日と1日違いのほぼ偶然。

食べている最中、店員さんが各テーブルの餃子のメニューを通常価格ものに変えて回っている。
ちょうど15時。ラーメンと餃子。……エンドレスエイト?


190213 kurumayaramen-31


ニンニク、ショウガががっつり効いたいつも通りの味噌ラーメン。
餃子はキャベツの塊がぼりぼりして、なんかいつも以上にワイルド。


190213 kurumayaramen-19


帰宅後すぐ、BB社のONさん、D社のOYさんと、立て続けに仕事のメールが来る。
「長いトンネルをついさっき抜けたところ、というすごいタイミングで驚きました」とOYさんに返信すると、すぐD社のIKH社長から電話。
トンネルの説明をちょっと聞いたIKHさん。「あっそ、ふーん…。あのさ、そんなときに申し訳ないんだけど、さっきのOYの依頼とは別件でお願いしたいんだけどね…」

これも厳しそうだぞ… と、現実に引き戻された感じ。
安息の日はまだ遠い。


190213 kurumayaramen-12


[DATA]
くるまやラーメン 東村山店
東京都東村山市青葉町3-2-4
http://www.kurumayaramen.co.jp/





[Today's recommendation]

wakacha0204-22.jpg




https://youtu.be/63vqob-MljQ


国分寺散歩、目的の“お店”とは?

2018.10.21

 国分寺南部の元町通り(東元町1・2丁目)あたりには興味深い物件が散在しているので、一度歩いてみようと思っていた。


181021 bellevue-11


国分寺駅南口。
殿ヶ谷戸庭園の横を下る。


181021 bellevue-01-55181021 bellevue-01-56


まずは国分寺街道の交差点の先のこれまで通ったことのない小高いエリアに入ってみる。


181021 bellevue-01-57181021 bellevue-01-58


南町2丁目の国分寺街道より南東側の一帯は、周囲を急斜面に囲まれ、中心部は意外なほど平らで広さもある台地になっている。


181021 bellevue-01-59181021 bellevue-01-60


駅から程近いとは思えない閑静な住宅街。
いや、近いからこそ商業の発達する必要性もなく、アクセスがすべて急坂や階段ということで人の行き来も限られ、隠れ里のような雰囲気も漂う。


181021 bellevue-20


南東端の階段を下り、野川へ。


181021 bellevue-01-61181021 bellevue-01-62


平安橋を渡って東元町の住宅街を歩く。


181021 bellevue-01-63181021 bellevue-01-64


元町通りの「そば処 武田家」「スナック常連」の変則交差点は市境で、スナックの隣の建物は府中市新町になる。
府中側に新町商店街という気になるエリアもあるが、今回は元町通りを西に向かう。


181021 bellevue-24
最近オープンしたこのスナックはランチメニューが魅力的だが、外にまで郷ひろみ的熱唱がだだ漏れというKARAOKE SNACKであった

181021 bellevue-01-65181021 bellevue-01-66
「酒・食事処だいもん」の品書き(左)、家庭料理「知里」(右)

181021 bellevue-25
手づくり軽食の店「ミニハウス レモン」。こちらはエビピラフ、ハムエッグ定食を提供

181021 bellevue-01-67181021 bellevue-01-68
共同農産物直売所「本村七重塔」(左)、「コロッケの丸愛」(右)


元町通りで飲食店が残るのは、主に東側の東元町1丁目のエリアであった。
2丁目側は農地も多く、武蔵野の面影を残す。
国分寺の新しいランドマーク「シティタワー国分寺 ザ・ツイン」と町並みの対比が際立つ。


181021 bellevue-27-2


国分寺街道までが本日の散策コース。


181021 bellevue-30


さて、お昼ごはん。
いくつか気になるお店を見てきたが、目的地はそのどれでもない。
おっ、めざす“お店”が見えてきた。

(つづく)


181021 bellevue-31


[DATA]
東京都国分寺市南町2丁目~東元町1・2丁目





[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=POWsFzSFLCE



wachat181021-22.jpg


Latest Articles
王道を行く 【武蔵村山大勝軒】 Dec 01, 2022
アケボノとか… 【大金】 Nov 30, 2022
26の寺院が軒を連ねる ――烏山寺町 Nov 29, 2022
滝山の土曜の午后1時 【珍来】 Nov 27, 2022
こんなコミュニティ、いいね! 【喫茶庵 うたたね】 Nov 26, 2022
チャチャッと 【IKEA立川 ビストロ&スウェーデンフードマーケット】 Nov 26, 2022
かつおの追憶 ――発酵で旅する東京の森 Nov 24, 2022
洋食の追憶 【ホテルオークラレストラン ゆりの木】 Nov 23, 2022
150年後というか、50年前との邂逅 【東京国立博物館 表慶館】 Nov 21, 2022
一日楽しめる巨大ミュージアム 【東京国立博物館】 Nov 20, 2022
いざ総本山へ! 【永福町大勝軒】 Nov 19, 2022
物見遊山気分で 【永福寺】 Nov 18, 2022
Ranking
          
          
Category
Category-2