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熱い辛い…💦 【麺 鶴亀屋】

2023.07.20

 今月は仕事の流れが不規則で、いつもならヒマなはずの月下旬にもうひと山まとまったのが来た。
まあ僕にとっては不規則だが、仕事は普通そのように均等なものであり、毎月このペースならむしろありがたい。

連休明けにイレギュラー分の半分が来て、それを今日の昼までにほぼ終了。

昨日までの猛暑は一段落し、東京地方の今日明日の天気は曇りまたは雨、今月下旬の気温は平年並みに推移… という予報に期待して、仕事が片付きさえすれば速攻で自転車で遠出… ともくろんでいたが、いざ出かけてみるとクッソ暑いでやんの ( ̄Д ̄ ; ;

仕事という個人的スケジュールが揺らぐのはしょうがない(というか、どうしようもない)として、天気予報にコロコロ変わられるのは困る。
庭の水まきとか天然の降水に頼った生活を送っている。


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それにしても暑すぎ…!! とヤサグレていたら台湾ラーメンが食べたくなったという話。
そんなとき熱い辛いたべもの、食べたくなりますよね σ( ̄、 ̄=) ンー


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武蔵小金井「鶴亀屋」の台湾ラーメンは好きなラーメン十指に入るかも。
とかいって、2~3回しか食べたことないんだが、ビビッとくるものがあるわけで。


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昔この近くに支店のあった西荻「ひごもんず」の系列である。
その支店に月イチくらいで通っていたためか、2~3回とは思えないくらい「鶴亀屋」にはなじみ感があるというのもあるかも。


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台湾ラーメンが台湾には存在しないというのは有名な話らしい。
スパゲティ・ナポリタンみたいなものだ。

――台湾ラーメンは、台湾料理を起源に持つ日本国発祥の麺料理である。鶏がらベースの醤油風味のスープに細めの麺を入れ、唐辛子とニンニクを絡め炒めた挽き肉、もやしとニラが載る。名古屋発祥の料理であるため、いわゆる「名古屋めし」の一種とされる。「台湾ラーメン」Wikipediaより、最終更新2023年7月14日03:13)


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小ライスのサービスは「ひごもんず」を思い出す。
別皿で付いてきた生キャベツにも、熊本ラーメンのDNAを感じる。
こちらの台湾ラーメンは魚介テイスト? のだしが、なにしろ奥深くうまいんだな。


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熱い辛いラーメンでひと汗かいて表に出れば、暑いことは暑いが日差しが少なく不安定な空模様で、はたしてこれは夏のはじめなのか終わりなのか…。

猛暑日続きで感覚がすっかり鈍麻してしまっているのであった。


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[DATA]
麺 鶴亀屋
東京都小金井市本町5-13-6
https://www.instagram.com/turukameya/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/c3l3mVeyndY



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貴重な近代建築遺構 【旧黒須銀行】

2023.06.24

 前々記事「入間市博物館 ALIT」の入り口に国の登録有形文化財「旧石川組製糸西洋館」のポスターが張ってあり、名義がALITであることから、西洋館の管理・運営も当博物館が行っていることがわかる。

その横にもう一枚“旧”の付く管理物件のポスター。
旧石川組製糸西洋館が強く印象に残っているだけに、こっちも期待が持てる。


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「入間市博物館 ALIT」の入り口に張られていたポスター


その「旧黒須銀行」、まだ整備途中のようで、公開日は今年わずか4回。
パンフレットによれば“入間市指定文化財「旧黒須銀行」復元工事開始までの特別公開”。
その4回のうちの1回がたまたま2日後というけっこう確率の低い偶然で、せっかくの機会なので行ってみることに。

というか、土曜日は最近わりと孤独で、暇つぶしに自転車で出かけるのにちょうどいい距離感(直線距離12kmほど)である。


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――明治42年(1909)5月に黒須銀行本店として建設された土蔵造り二階建で、寄棟造り瓦葺の建物です。建築史的には、明治期の地方銀行に多く見られた洋風土蔵造りであることや、現存する土蔵造り銀行建築が希少であることから、貴重な近代建築遺構とされています。(ALIT HP > 明治時代の銀行建築「旧黒須銀行」より)


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さらに社会経済的背景などは上記リンク先を参照されたい。


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1階は銀行窓口で、カウンター奥に人(スタッフ)が多くて写真を撮れなかったが💦 窓口業務ならぬお菓子の販売などが行われていた。


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左手の急階段を上った2階は仕切りのない広いスペースで、奥にステージが設けられている。
蓄音機や実演による“「くろぎん茶屋」で聴く入間の民謡・お茶のうた”の会場らしい。


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ゆがんだガラス窓を通してひずんだ風景が懐かしい


建物裏も“倉庫跡ひろば”と銘打ってイベントが催されており、こちらも食べ物屋さんの屋台が出ている。


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建屋裏面

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建物自体は内外とも崩れたままの壁などアラが目立つが、逆に言うと、よくそのまま残っていたなぁ… と。
特別公開はけっこうにぎわっている印象。
“壊す”から“残す”への発想の転換で大きな財産となす可能性を秘めており、成功することでモデルケースとして他自治体へも波及することを期待するものである。


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[DATA]
旧黒須銀行
埼玉県入間市宮前町5-33
https://www.alit.city.iruma.saitama.jp/irumashiseiyoukan/kyu-kurosubank/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/EJoAMsydt-E



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多摩地域の家系草分け 【吉祥寺 武蔵家】

2023.06.03

 数えてみると吉祥寺の中華・ラーメン屋さんは15店ほど取り上げていて、もう気になるところは残っていないかな… と思っていたが、昔からあるこちらを忘れてました… という「武蔵家」。

昔からあるというのはちょっと大げさだが、創業1999年。
知る限りでは多摩地域で武蔵境「大山家」(1997年創業)の次に古い家系ラーメンで、“昔から”というのはそういうニュアンス。


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駅南口からマルイ横を入って井の頭公園に向かう七井橋通りの1本右の通りに立地。

吉祥寺の最おしゃれスポットにあって誰はばかることなくとんこつ臭を漂わせ、道行くおしゃれ女子に「な、なに!? このニオイ!!」と言わしめるこちら。

以前はJR中央線のガード下(いまの「カフェゼノン」の場所?)で営業しており、隣の古本屋によく入っていた僕は、「な、なに!? このニオイ!!」となっていたのであった。


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そのころ一度入ったことがあるが、いまの場所に移転(2012年)後は初入店。
ちなみにチェーン展開されている「武蔵家」は中野に本店のある別系統らしい。


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ラーメン780円をポチッと。
お好みは“味の濃さ→うすい”。


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周りは“麺の硬さ→硬い”がほとんどなのでどんどん抜かされる。
家系は太麺が多いので、実は麺ゆでに時間がかかる。
きっちり15分かかった。


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家系は必ず味うすめにしてもらうが、食事制限とかそういうことではなく、たいがいの店で、うす味でだし-たれバランスがちょうどよくなるから。
最近はうす味でなお濃いというところも珍しくないが、こちらはちょうどよいうすさ。
タレに邪魔されることなくダシのうま味がじわじわ伝わってくる。


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麺が短いのは同じ吉祥寺の「洞くつ家」と似ている。
もともと同系統だけに?


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20世紀にすでに存在していたお店だけに、食べ進むにつれ初めて家系ラーメンを食べたときの衝撃がよみがえるようだ。


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[DATA]
吉祥寺 武蔵家
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-8-11
https://www.6348musashiya.com/
https://twitter.com/kjj6348?lang=ja
https://www.instagram.com/6348musashiya/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/90RLzVUuXe4



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スタミナ or ヘルシー? 【木曽路】

2022.11.17

 ちゃちゃっと昼ごはんシリーズ。

ちゃちゃっと食べられるものといって外せないのが立ち食いそば。
ちゃちゃっと日本代表。
King of ChaCha-To.


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忙しいから昼ごはんをちゃちゃっと済ませようというときに入るのが立ち食いそば。
そこには“うまいもんじゃないけど”“仕方なしに”という侮りのニュアンスを含む。

しかし昔から純粋に立ち食いそばが好きなワタクシ。
人間としての社会的評価が蕎麦界における立ち食いそばクラスであることと無関係ではないかもしれない ( ̄- ̄;)ンー


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立ち食いそばは絶滅危惧種で、東村山市には現在2店しかない(推定=以下同)
隣接する小平市は最近まで5店ほどあったが、いまは3店。清瀬市に1店、東久留米市・東大和市に至っては1店も残っていない(市役所等施設内を除く)
さらに言うと、残っているお店のほとんどがチェーン店。

こちら「木曽路」は、多摩六都唯一の独立系立ち食いそば屋という希少種である。


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普段なら「天ぷらに玉子」と安直な注文をする可能性がきわめて高いが、ブログ記事にコメントをいただいたりして気になっていた“秋津スタミナ(そば)”というものを注文してみる。


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あとで気づいたが、“天ぷら・玉子”と“秋津スタミナ”は430円と同価格である。


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スタミナの内容を見ると、“天ぷら・玉子・わかめ”。
わかめ分(50円)、こっちがオトクなわけで、いやー、危なかった(笑)。


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ところでこのスタミナそば、ビジュアル的にどう映るだろう。
スタミナ…? みたいな。


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“スタミナ”は大衆系メニューによく使われる修飾語だが、それには“ヘルシー”という対義語がある。
ヘルシー部門の代表選手が、ワカメ。

このスタミナそば、どっちかというとヘルシー寄りに見えるのは僕だけ? ( ̄ω ̄;)


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もっとも、ネギ抜きにしてもらっているため、スタミナ要素的に迫力を欠くという点で補正をかけて見ていただければとも思うが。


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そばはゆるゆるだが、昔の立ちそばと違ってそば粉の風味がちゃんと感じられる… というか、そのへんのそば屋より香る気がするのが不思議だ。


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[DATA]
木曽路
東京都東村山市秋津町5-13-33





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/nPIHlSjtAis



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青春を懐かしがる 【ビフテキ家 あづま】

2021.11.23

 22日朝のニュースでラグビー早慶戦の特集をやっていた。
そういえばワールドカップのあと生観戦したくなったが、まもなくコロナが始まってしまったんだった。見たい気持ちは2年たっても変わっていない。
早明戦は何度か見ているが、早慶戦は見たことがなかった。

「今日、ラグビー見に行こうか」
と翌日の朝食のときに切り出したのである。

ところが、チケットの手配をしようとしたら、チケットぴあは予定枚数終了と。
焦っていろいろ当たってみたが、チケット販売はネットのチケットぴあのみで、当日の早慶戦はともかく約2週間先の早明戦も完売。リセールにもワセダ絡みは引っかかりもしないのだった。
えー、ラグビーってそんな人気なの…!?

自分の学生時代はラグビーブームの頂点で、1学年上に本城・吉野・津布久の三羽烏を擁した早稲田は人気の面ではラグビー界のトップに君臨した。早慶戦や早明戦はまさにプラチナチケットだった。
あのころの熱気が戻っているとすれば、ラグビーファンでありチョイ経験者としてはうれしいことではあるが…。

「ラグビーが無理ならイチョウでも見に行こうか」と相方。
神宮外苑のイチョウ並木は秩父宮ラグビー場のすぐ近く。そこに行く気になっていただけに、ナイス提案。


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用事があるという半蔵門まで地下鉄で行き、外苑まで歩くという計画。


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半蔵門→紀尾井坂→真田堀→四ツ谷駅→若葉→鉄砲坂→信濃町駅… というコースで、絵画館に12時ちょうど。


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軟式球場を回り込んで神宮球場の外野席入り口あたりまで来ると、突如ものすごい人並みに。

「え… なにこれ!? ラグビー? 日本シリーズ?」

それはイチョウ見物に訪れたおびただしい人の群れなのでした w( ̄▽ ̄;)w


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そそくさとその場を離れ、昼ごはんを食べに「ホープ軒」へ。が、やっぱりというか長蛇の列。「もうこのあたりはダメ。新宿まで歩こう」 となったのである。

前振りと中身に一貫性がないのはそういう経緯によるもので、ご容赦願えればと。


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「新宿でお店の候補は?」
「えーと、天ぷら、じゅうじゅう焼き、とん丼、…」
「じゅうじゅう焼きかな」

ということで、北西から北へと進路を修正しつつ新宿三丁目方面へ。

「新宿末廣亭」横、じゅうじゅう焼きで有名な「ビフテキ家 あづま」は、近くのデパートでアルバイトをしていた学生時代、バイトの帰りによく入った。
前振りとお店に関連があるとすれば、キーワードは学生時代。
今回のテーマは“青春時代を懐かしがる”かな。


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末廣亭の前から外観写真を撮ろうとスマホを構えたら、お店がない。
え、閉店しちゃった? と目を凝らせば、神田松鯉の幟の向こうに小さいながらも看板はたしかにある。
近寄ってみると、看板の下には地下へ下りる階段。


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かつて1階と地下の2フロアだった「あづま」は地下だけになり、1階には別のお店が入居している。
調べてみると2019年4月にリニューアルしたらしい。


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13:20来店で満席、空き待ちとなったが、僕らのすぐあとから順番待ちはどんどん増えていったのでタイミングはよかったみたいだ。


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注文は、昔そればかり食べていたもち豚のじゅうじゅう焼き(昔“もち”は付いてなかったと思うが…)と、もう1品は店名に敬意を表す意味でビフテキに。


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15年前くらいに家族で入ったときは地下へ通され、煙がすごかったことを覚えているが、いまはもちろん全席禁煙。内装や照明も明るくなった印象で、こういう変化は歓迎である。


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まずオニオンコンソメスープ。
塩気の強い昔風の味付けが食欲を増進させる。


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じゅうじゅう焼きは、豚バラ肉とキャベツが鉄板に盛り付けられた状態で提供され、上から特製オニオンソースをかけて食べるというもの。


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ソースが熱々の鉄板に触れ、ジュージューとものすごい湯気を上げる。豚肉には火が通っているがキャベツは生で、それがいい具合に蒸し焼き状態になるという、シンプルながらよく考えられた料理である。


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ソースは昔ながらの甘みを抑えた味付けで、酢の酸味が効いてごはんがススム。


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ビフテキも熱々の鉄板にのってやって来た。パッと見、厚みもサイズ感も十分。
付け合わせの具なしナポリタンにテンション上がる。


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ナイフを入れると中はミディアムレア状態で、肉汁が多く軟らかい食感。
味は付いているが、フロアマネージャーに勧められるままにじゅうじゅう焼きのソースをかけてみれば、これまたごはんがススムススム。


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あとから入った隣のテーブルの若いカップルの男子のほうは、じゅうじゅう焼きの肉大盛りと。
昔、バイト仲間のHMは必ず肉大盛りで頼み、「HMは肉食だからなー」とからかわれていたものだ。

彼は大学1年のときの下宿仲間で、テレビのなかった僕はその年のラグビー交流試合をHMの部屋で見たことを覚えている。
それは専修大に敗れ大学選手権に進めなかったという衝撃の結末で、早稲田は人気絶頂でも実力が伴っているわけではなかったのだ。


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この日の早慶戦、勝つには勝ったが、かなりハラハラする展開だったみたいだ。
見たかったような、見なくてよかったような…。


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[DATA]
ビフテキ家 あづま
東京都新宿区新宿3-6-12 藤堂ビルB1F
https://azuma-shinjuku.owst.jp/map





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/dx7vNdAb5e4


https://youtu.be/dO6rCGUt2_A



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そろそろ幸先詣の時期かなと


バッセン併設、逸品うどん 【うどん 桂】

2019.03.06

 つかりこさんの「ゆらゆら草」の記事を読んでいたら私的バッティングセンター物語のようなものがいろいろよみがえってきた。
僕はバッティングセンターが好きで、若いころはあちこちに行っている。その中でもいちばん年がいってからの記憶というのが、上の記事に出てくる歌舞伎町のバッセンだ。
当時は2丁目とか歌舞伎町とかというあやしげな街を深夜にうろついていた。アヤシゲな目的があったわけではなく、仕事に行き詰まったとき気分転換に会社の近所を彷徨した、と。


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その歌舞伎町のころから数えて30年ぶりくらいにバッティングセンターに行った。
バッセン30年ぶり、というところからもいかに運動不足か推して知るべしであり、そんなんで大丈夫か? と思われそうだが、ダイジョウブ。
打つは打つでも、たべもののほう \( ̄ー ̄;) ナンデヤネン!
バッティングセンター併設型という変わり種のうどん屋がある。


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正面から

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右斜め

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横から。バッティングセンターから和風建築が生えているように見える


ちょうど10年前に開通した新小金井街道清瀬区間の、まだ開発もまばらで畑地の多い沿線にあってよく目立つ構造物が「バッティングセンター アスカ」。
その駐車場に、うどんの幟がはためく。


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僕はこのうどん屋の名前をずっと「アスカ」だと思い込んでいて、事前にメニューをチェックしようと検索したがヒットしない。よくよく調べてみると、「桂」というちゃんとうどん屋らしい名前だったという(笑)。
いや、たしかに変わった名前だけど、お店の背後にでかでかと「アスカ」と書いてあったら、誰でもそう思っちゃうんじゃないかなぁ…。


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ということで珍しく事前に調べたところ、ここは盛りうどんに天ぷらを付けるのが無難な選択に思われた。
それでも店内であれこれ迷いそうになったが、品書きに天ぷら盛り合わせ付きの“天ぷらうどん”750円というものを発見、それに決める。


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地粉のうどんは、かなり灰色。コシ・香りともに強い。


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天ぷらはナス、カボチャ、ちくわ。


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武蔵野系のうどんと相性のよいゴボウやニンジンがないのはちょっと残念だが、うどん自体がおいしいのでそれだけで十分。
実は小鉢のきんぴらが陰でいい仕事をしていたという(笑)。


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かつおだしの効いたつゆがおいしい。武蔵野うどんの人気店はつゆの甘すぎるところが多く、個人的にそれは苦手だが、こちらはだしのうま味はしっかりで砂糖の甘さはない。
麺もつゆもよく、武蔵野うどんでは個人的に最上級にランクされる逸品。


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バッティングセンターのいちばん遠い思い出は、高校のころに通った家の近所のそれ。
この記事の執筆の最中(3/11)、NHK『ニュースウオッチ9』冒頭に映像の流れた“がんばろう! 〇〇”の看板の近くにあったバッティングセンター。自宅ももちろんその街にあった。
震災から8年。その街はさら地のままである。


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[DATA]
うどん 桂
東京都清瀬市中清戸5-186-1





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/AWGqoCNbsvM


お弁当&洋食レストランと2つの顔 【じゃがいも】

2019.03.02

 前記事のつづき――

東村山市役所は東村山駅と久米川駅の中間くらいにある。健康診断のあと、飲食店の多い久米川駅ではなく東村山駅で落ち合ったのは、そっち方向に用事があったため。本日は第1土曜日で、久米川辻近くの「つむじ」に市が立つ日である。

上の説明がわかりづらいのは、「久米川」という名称が2つ出てきて、それらが起点である市役所から見たら正反対に位置するため。東村山市民以外にはニュアンスが伝わらないかも… 人( ̄ω ̄;) ス、スマヌ…

もう一つ用事があって、今日の日中は先々週同様、家族の予定がややこしいので、昼ごはんにお弁当を用意しておきたい。
「つむじ市」には弁当なども出品されるのでそこで調達できれば一石二鳥であるし、近くにはパン屋も2店ある。


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ということで、東村山駅東口から久米川辻に歩いて向かう。
地図上は府中街道を真っすぐだが、土地勘のある元 久米川町民は、そんな歩きづらい道は通らない(←またまた「久米川」)。
もう一つ線路際、駄菓子屋「きりん館」の道。野球場を過ぎて右側の未舗装の道を入り、府中街道のローソンに出る。


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ローソンのすぐ先には洋食&弁当の「じゃがいも」があるが、開店は11時半。あと1時間以上もある。
ところが、お弁当窓口をのぞきに行った相方が「やってるみたいよ」と。


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左のレストランのドアは“準備中”、右のお弁当窓口は“営業中”


なになに…? と近寄ってみると、品書きのポスターに“お食事の営業AM11:30~ お弁当の営業AM10:00~”と書いてあるではないか。


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いやー、知らなかったなー(笑)。
先ほどの「イルソーレ」に続き、こちらも自分的に大幅ユーティリティアップだ。


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窓口でハンバーグ弁当、焼肉弁当、北海弁当を注文し、「15分後にとりに来ます」と告げて「つむじ市」をのぞきに。


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ハンバーグ弁当590円

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焼肉弁当590円

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北海弁当690円


北海弁当の内容:
“北海”ぽいのは、シャケ、肉じゃが(肉なし)、カニかま、および弁当全般に付くポテトサラダ。
バランスはよいが揚げ物が2個とも同じかぼちゃコロッケというのがちょっと残念。個人的には、肉じゃが的じゃがいもはなくてもよいのでコロッケ1個をカニクリームコロッケにしていただくなどすれば、北海満喫感がちょっとは増すかな…。

(さらにつづく


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[DATA]
じゃがいも
東京都東村山市久米川町4-39-26





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/Yfwlj0gba_k


天むすならぬカツむすとの遭遇 【だんごの美好 滝山団地店】

2018.12.20

 10月に掲載した「B級食堂 相模屋」の記事に寄せられたコメントが気になっていた。

「表の江戸街道に店を構える持ち帰り専門のお店でカツの太巻きを買ったら…」
いつも貴重な情報をお寄せいただいているツキさんのコメントで、それを見てカツの太巻きって…? となったのである。

以下はそれに続くやりとり――
「カツの太巻きというたべものは初めて聞きました。のり巻きですよね…? ニュアンスとしては、天むす的な…?」
「カツの太巻きですが、細長いトンカツとレタスを太巻きの具にした食べ物です」


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※イメージ写真


これはますます気になる。そのものを見てみたい、食してみたい。
ということで、先月立川に行ったときにお店を探したが見つからなかった。そのやりとりで言及されている「だんごの三好」も念のためのぞいてみたが、それっぽい商品は置いていない。

一方、同時期、東久留米滝山の商店街にて――
カツの太巻きの件で「だんごの三好」というワードがインプリンティングされていたのか、「滝山団地店」の前を通るとき、いつもは素通りするところ自転車を止めて商品棚をじっくり眺めていた。
すると、だんごを中心とした和菓子屋のイメージにとどまらない幅広い商品構成にも驚かされるが、和菓子と並ぶ中心カテゴリーといえる米飯ラインアップに、フライを具にしたおにぎりがあるではないか。


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上のコメントのやりとりで僕が「天むす的な…?」と書いているように、カツの太巻きと聞いて真っ先にイメージしたのが、巻き物というよりこのビジュアルだった。
まさに運命の出会い… と言ったらだいぶ大げさだが(笑)。


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そして本日12月20日――
僕を除く家族はそれぞれ職場の忘年会。夜ごはんはおとうさん1人。
これはそういうときのための持ちネタである。

夕方、滝山に向かった。


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「だんごの三好」は東京多摩地区や埼玉ではよく見かける系統のお店。チェーンというわけではなく元の本部がなくなって各店独自に運営しているらしい… 等々、ネット上ではいろんな情報が飛び交っているが真偽不明。ちなみに上記の立川のお店は「だんごのミヨシ」と表記する。


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フライ入りおにぎりは、めんちカツ、エビフライ、野菜いかミンチ、ささみカツの4種(いつもそうかは不明)。
エビフライ110円、ささみカツ110円を購入。


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ほかに太巻きや焼きそばなども気になるが、今日は別の店で唐揚げを購入済みなので、ここはおにぎり2個のみにとどめた。


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実食――
原材料表示を見ると、それぞれ「米、のり、エビ、酢」「米、のり、鶏、酢」といたってシンプル。
そんなわけないだろ、コロモはどうした――というクレームはおいといて、味であるが、マヨネーズなどを想像するが塩むすびのようなシンプルな塩味(原材料に食塩追加 (;^_^ A アセ…)。


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それだけに食べ始めは油けがきつく感じられるが、ご飯と合わさることでうまく中和される。特にささみカツがおいしい。
エビフライのほうが期待が高かったが、フライだと油分が強すぎてエビ自体の存在感が薄れる感じ。個人的には天むすのほうがおいしいと思う。


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こういうサバイバー系だんご屋は意外に面白そうな気がしている。
小川の「丸一」や久米川の「いずみ屋」といった同じにおいがするお店にも探りを入れていきたい。


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[DATA]
だんごの美好 滝山団地店
東京都東久留米市滝山5-1-13





[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2




https://www.youtube.com/watch?v=SYKU7DfEJT4


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