ホスピタリティの心 【魚人】
2023.09.24
国立天文台には食堂もあって、大学みたいなものだから学食みたいなものだろうけど、一般も使えるらしいというので実はアテにしていた。
が、土日祝休み。学食だけに。
近くの深大寺までそばを食べに行くという手もあるが、天文台が楽しすぎて時間が遅くなってしまっている。そっちは家とは反対方向だ。
もう何でもいいから最初に目に入ったお店に入ろうということで、帰路の天文台通り。
最初に目に入ったのがうなぎ・天ぷらの看板の老舗然とした店だが、近日オープンの張り紙がしてあり、老舗閉店後の物件に居抜きで入った新店らしい。
そのあとも、すし屋はシャリ切れ、そば屋は臨時休業、街中華は行列… と、間の悪い流れはとどまるところを知らず、気がつけば東小金井駅。

ラーメン屋ならやってるけど、ラーメンじゃなぁ… と思ったら、その隣に“すし処”の暖簾が掛かっている。

おそるおそる暖簾をくぐり、「食事、できます?」

ということで、寿司割烹「魚人(うおんちゅ)」。
入ったのはいいが、店内に品書き的なものがいっさい見当たらない💦
加えて、カウンターのみの店内に常連の昼飲み客1名のみ… という、間が悪いということでは極め付きと言っても過言ではないアウェーな条件なのであった。

常連1名のみがなぜ問題かというと、話し相手がほかにいないから客はずっと店主に話しかけ、自然、店主はそっち専属になってしまう。
う、うーむ ( ̄ω ̄;) ウーム…
…という頃合いで、もう1人常連さんが入店。
常連どうしの会話の場が形成されれば、いちげんさんもずっと居やすくなる。
「にぎりとちらしができますが」と、店主もようやくこっちの仕事に取りかかれる。

注文はにぎり2人前。
「10個くらいにぎりますね」と、意外に若いマスター。「ランチということで、シャリ大きめで」
もしかしたら休日ランチサービスというものはなく特別に対応してくれたのかも。
いま目の前で玉子焼いてるし… w( ̄o ̄)w オォ!
にぎりはこのように見事なもの。
マグロが部位の違う2貫、白身はマダイ、イサキ2貫と、焼霜造りはカマスだそうだ。エビもむき身でなく活きからさばいてある感じ。
写真撮り忘れたがお椀は海老の頭のみそ汁で、だしが濃厚である。


放っておかれているようで、さりげなく好き嫌いを聞いてきたりと、マスターの接客はきめ細か。
きめ細かでありながら、常連とおしゃべりしつつ、肩に力の入っていない自然体。
いつの間にか、いちげんさんもすっかり和んでいるのである。

とはいえ、“品書きのないすし屋”という不安はぬぐえない。
おあいそに席を立つと、そっとメモを渡される。
うーむ。
想定の範囲のいちばん下のラインなのだった c( ̄▽ ̄)
巡り巡って大当たり🎯

[DATA]
魚人(うおんちゅ)
東京都小金井市東町4-43-6
[Today's recommendation]

https://www.youtube.com/watch?v=VQd_eRDnVsA


国立天文台には食堂もあって、大学みたいなものだから学食みたいなものだろうけど、一般も使えるらしいというので実はアテにしていた。
が、土日祝休み。学食だけに。
近くの深大寺までそばを食べに行くという手もあるが、天文台が楽しすぎて時間が遅くなってしまっている。そっちは家とは反対方向だ。
もう何でもいいから最初に目に入ったお店に入ろうということで、帰路の天文台通り。
最初に目に入ったのがうなぎ・天ぷらの看板の老舗然とした店だが、近日オープンの張り紙がしてあり、老舗閉店後の物件に居抜きで入った新店らしい。
そのあとも、すし屋はシャリ切れ、そば屋は臨時休業、街中華は行列… と、間の悪い流れはとどまるところを知らず、気がつけば東小金井駅。

ラーメン屋ならやってるけど、ラーメンじゃなぁ… と思ったら、その隣に“すし処”の暖簾が掛かっている。

おそるおそる暖簾をくぐり、「食事、できます?」

ということで、寿司割烹「魚人(うおんちゅ)」。
入ったのはいいが、店内に品書き的なものがいっさい見当たらない💦
加えて、カウンターのみの店内に常連の昼飲み客1名のみ… という、間が悪いということでは極め付きと言っても過言ではないアウェーな条件なのであった。

常連1名のみがなぜ問題かというと、話し相手がほかにいないから客はずっと店主に話しかけ、自然、店主はそっち専属になってしまう。
う、うーむ ( ̄ω ̄;) ウーム…
…という頃合いで、もう1人常連さんが入店。
常連どうしの会話の場が形成されれば、いちげんさんもずっと居やすくなる。
「にぎりとちらしができますが」と、店主もようやくこっちの仕事に取りかかれる。

注文はにぎり2人前。
「10個くらいにぎりますね」と、意外に若いマスター。「ランチということで、シャリ大きめで」
もしかしたら休日ランチサービスというものはなく特別に対応してくれたのかも。
いま目の前で玉子焼いてるし… w( ̄o ̄)w オォ!
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にぎりはこのように見事なもの。
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マグロが部位の違う2貫、白身はマダイ、イサキ2貫と、焼霜造りはカマスだそうだ。エビもむき身でなく活きからさばいてある感じ。
写真撮り忘れたがお椀は海老の頭のみそ汁で、だしが濃厚である。


放っておかれているようで、さりげなく好き嫌いを聞いてきたりと、マスターの接客はきめ細か。
きめ細かでありながら、常連とおしゃべりしつつ、肩に力の入っていない自然体。
いつの間にか、いちげんさんもすっかり和んでいるのである。

とはいえ、“品書きのないすし屋”という不安はぬぐえない。
おあいそに席を立つと、そっとメモを渡される。
うーむ。
想定の範囲のいちばん下のラインなのだった c( ̄▽ ̄)
巡り巡って大当たり🎯

[DATA]
魚人(うおんちゅ)
東京都小金井市東町4-43-6
[Today's recommendation]

https://www.youtube.com/watch?v=VQd_eRDnVsA


衰退商店街に光灯す 【あゆみ亭】
2023.08.24
青葉町の商店街に弁当屋さんがオープンしていることに最近気づいた。
戦後急速に宅地開発された東村山青葉町を後背地として発展した青葉商店街は、この10年ほどで急速に衰退し、ほぼほぼシャッター化している。
自分らはもともとの地元民ではないので往時のことはさておき、かすかに記憶に残る10年前、相当さびれているとはいえケーキ屋、おすし屋… となんとか商店街の体をなしていたようにも思うが、コロナ禍を経過し(いや、もっと前からか…)、気がつけば店らしい店はなくなっていた。

そういった流れもあって、ニューオープンというだけでかなり注目度が高そうである。
周りの建造物はシャッター化だけでなく看板の取り外しも進んでおり、物理的にも幟一本でかなり目立つ。

オープンは去年9月とのことで、ほぼ1周年であるが、最近まで気づかなかったのは自分の動線から微妙に外れているため。
青葉商店街はよく通るが、だいたい(元)寒天屋さんの先を左にそれサンドラッグに抜けるルートをとる。
青葉町住民の方にしかニュアンスは伝わらないと思うが、つまりそういうこと。
弁当・惣菜の「あゆみ亭」、とにかく品数の多さに驚かされる。
お店に入った瞬間、衰退商店街ということを忘れるほど😅



特に丼系の豊富さは回転率の高さを表してもいるよう。
惣菜のラインアップは、晩酌のアテにチョー魅力的。
かなーり迷った末、日替わり弁当(大)(白ご飯)と、きのこご飯弁当を買う。

「この商店街で新しいお店って、久しぶりなのでは?」と聞いてみると、
「でも、カフェなんかもできるみたいです」と、お店のおねえさん。
それはかなり気になる情報だ。
商店街として一時代を画したのには理由があるはずで、ただ衰退するに任せるのは忍びないわけで。
(こういった動きがあります)

日替わり弁当は、揚げサバ・ハムカツ・ささみロールがメイン。
副菜に、肉じゃが・ひじき・きんぴら蓮など。


きのこご飯はしっかりした味付けで、数種のきのこたっぷり。
スパゲティサラダやピーマンとちくわの炒めものが添えてある。

使用食材が多く味付けがシンプルで、コンビニやスーパーとは一線を画す手づくり感いっぱいのお弁当。
立地的に独居高齢者なども想定しているかもしれないが、意外にボリュームもあって若い層にも十分訴えるものがあると思う。
2つ買って1000円札でお釣りが来るというコスパのよさも特筆もの。
青葉商店街の今後の動向に注目。

[DATA]
あゆみ亭
東京都東村山市青葉町 2-1-62
[Today's recommendation]

https://youtu.be/AySBPCkGyyY?si=Q0elxNB9IYKd_ph6




「和國商店」建設中
青葉町の商店街に弁当屋さんがオープンしていることに最近気づいた。
戦後急速に宅地開発された東村山青葉町を後背地として発展した青葉商店街は、この10年ほどで急速に衰退し、ほぼほぼシャッター化している。
自分らはもともとの地元民ではないので往時のことはさておき、かすかに記憶に残る10年前、相当さびれているとはいえケーキ屋、おすし屋… となんとか商店街の体をなしていたようにも思うが、コロナ禍を経過し(いや、もっと前からか…)、気がつけば店らしい店はなくなっていた。

そういった流れもあって、ニューオープンというだけでかなり注目度が高そうである。
周りの建造物はシャッター化だけでなく看板の取り外しも進んでおり、物理的にも幟一本でかなり目立つ。

オープンは去年9月とのことで、ほぼ1周年であるが、最近まで気づかなかったのは自分の動線から微妙に外れているため。
青葉商店街はよく通るが、だいたい(元)寒天屋さんの先を左にそれサンドラッグに抜けるルートをとる。
青葉町住民の方にしかニュアンスは伝わらないと思うが、つまりそういうこと。
![]() | ![]() | ![]() |
弁当・惣菜の「あゆみ亭」、とにかく品数の多さに驚かされる。
お店に入った瞬間、衰退商店街ということを忘れるほど😅



特に丼系の豊富さは回転率の高さを表してもいるよう。
惣菜のラインアップは、晩酌のアテにチョー魅力的。
かなーり迷った末、日替わり弁当(大)(白ご飯)と、きのこご飯弁当を買う。

「この商店街で新しいお店って、久しぶりなのでは?」と聞いてみると、
「でも、カフェなんかもできるみたいです」と、お店のおねえさん。
それはかなり気になる情報だ。
商店街として一時代を画したのには理由があるはずで、ただ衰退するに任せるのは忍びないわけで。
(こういった動きがあります)

日替わり弁当は、揚げサバ・ハムカツ・ささみロールがメイン。
副菜に、肉じゃが・ひじき・きんぴら蓮など。


きのこご飯はしっかりした味付けで、数種のきのこたっぷり。
スパゲティサラダやピーマンとちくわの炒めものが添えてある。

使用食材が多く味付けがシンプルで、コンビニやスーパーとは一線を画す手づくり感いっぱいのお弁当。
立地的に独居高齢者なども想定しているかもしれないが、意外にボリュームもあって若い層にも十分訴えるものがあると思う。
2つ買って1000円札でお釣りが来るというコスパのよさも特筆もの。
青葉商店街の今後の動向に注目。

[DATA]
あゆみ亭
東京都東村山市青葉町 2-1-62
[Today's recommendation]

https://youtu.be/AySBPCkGyyY?si=Q0elxNB9IYKd_ph6




「和國商店」建設中