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観光モデルコース 【菓匠右門 菓子屋横丁店】

2023.02.05

 川越氷川神社をあとに、そのまま西へ。
県道39号川越坂戸毛呂山線(蔵造りの町並み)を越えると菓子屋横丁…。


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第1位「蔵造りの町並み」


前記事に“今回のテーマは観光”と書いているが、普通に川越観光をしたらどういうことになるか。


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第2位「川越氷川神社」


旅行専門誌『じゃらん』のWebサイト「川越市の観光スポット」によると、人気ランキング1位が「蔵造りの町並み」で、以下「川越氷川神社」、「菓子屋横丁」……。
冒頭に記したひと歩きで、すでにベスト3を網羅しているわけである(2023.02.06時点)


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第3位「菓子屋横丁」


菓子屋横丁は細い路地に30軒ほどの菓子屋などがひしめく川越を代表する観光スポット。
素朴なレトロ感の漂うワクワクするような街角だが、“店内撮影禁止”の張り紙などひと昔前の観光地特有のギスギス感も。
人口密度も高く、長居できる雰囲気ではない。


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観光ともう一つ。
「川越で芋、食べたことないんじゃない?」

川越といえばサツマイモだが、スイーツ等イモ系たべものを食べたことがない。


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横丁の入り口付近。
和菓子屋さんの店頭の蒸し器から盛んに湯気が上がっている。
“いも恋”の暖簾。
11時すぎでちょうど小腹がすいてくるころあい。


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「菓匠右門」は昭和30年代創業。
川越市内に数店舗を展開する、けっこう大きい会社らしい。
こういうスレッカラシな場面においては、接客マニュアルの行き届いていそうなお店のほうが安心感がある。


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――「いも恋」は、さつまいもとつぶ餡を山芋ともち粉の生地でやさしく包み、昔なつかしい風味に仕上げたまんじゅうです。菓匠右門HP


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食べ歩きも、川越観光の醍醐味。
厚切りのさつまいもに少々のつぶ餡。
バランスが絶妙で、おいしいおまんじゅうでした♪

(つづく)


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第7位「時の鐘」


[DATA]
菓匠右門(かしょう うもん)菓子屋横丁店
埼玉県川越市元町2-11-3
https://imokoi.com/

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[Today's recommendation]


https://youtu.be/TmghupWEp5Q



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次号予告


ここにも歴史の生き証人が… 【とき】

2019.10.02

 西武新宿線を使っている方ならご存知かもしれないが、下りで田無駅を出てまもなく、線路沿いに「お食事処 とき」というわりと大きいトタン看板が見えてくる。
僕はこれがすごく気になっていた。


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田無は青梅街道の宿場であり、北口の街道沿いには「坂平」「末広」といった古い料理屋が残っている。
「とき」は入り口が線路沿いの道から目に付きにくく、ひっそりたたずむ風情だが、街道筋の老舗に通じる風格をたたえている。


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台風15号で飛ばされたという袖看板の枠組みだけが残っている


営業は夜だけかな… と思いつつもときどき前を通って様子をうかがっているうちに、昼に暖簾が掛かっていることもある、ということがわかった。とはいえ、それで即入店かというと、これがなかなか…。


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なにしろネット情報がまったく見当たらないので現地に足を運ぶしかなかったわけだが、行ったところで店先にも文字情報は皆無。
わかるのは暖簾すなわち営業中(たぶん平日のみ)ということのみ。


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ということで1人では怖いので、平日に相方の都合がつくときに、とずっと考えていた。
本日、満を持して決行というわけである。


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思ったよりこじんまり… というか間口が狭く、左にカウンター席、正面は小上がりのつくりだが物置きの様相。なので常に使われているのはカウンター5~6席のみ。
カウンターに年配男女が座っており、女性が店主で男性はお客さん。


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食事メニューは床に立て掛けてあるホワイトボード。
「だいたい魚ですけど、こんなのでよかったら」とおかみさん。
いやいや、そんな感じだと思ってたのでぜんぜんオッケーです…! と、おでんとさわら西京を注文。


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おかみさんは話好きな人で、「どちらから?」とかいろいろ聴かれる。
「どうして、うちに来られたんですか?」
「いや、ずっと看板見てまして。電車から」
「あら、でもこないだの台風で看板飛んじゃって…(笑)」
「えー…!?」

先客は以前、青梅街道で電気屋をやられていたという方。
いろいろ田無の昔の話を聞かせていただいた。


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以前、この店は工場景気で繁盛したらしい。
「石川島播磨と三共があって」
と、おかみさん。


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2階が座敷席になっていて宴会需要が多かった。
40年ほど前にご主人を亡くし、板前や仲居を雇って女手一つでがんばったという。


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注文時に「時間あります?」と聞かれ、実際提供までにかなり時間がかかったので、いろいろ作ってくれたんじゃないかと思う。
定食はなかなか豪華なお膳である。

「北の『末広』、南の『とき』かな…」と電気屋さん。


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おかみさんのいまの望みは、夜景のきれいなラウンジに行くこと。
「若いころ、主人に連れていってもらったような」


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[DATA]
とき
東京都西東京市南町6-1-1





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/JFJl_vJdga4


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