fc2ブログ

貴重な年代物のひな飾り 【ゲストハウス吾野宿 & カフェレストラン】

2023.03.05

 引き続き吾野宿散策中。

ちょうど「飯能ひな飾り展 吾野宿」(3/5~12)の初日にあたり、「高山家(鱗や)」「大河原家(こくや)」と古民家の貴重な年代物のおひな様を拝見し、3軒目の展示会場「大河原家(問屋)」。


20230305 guesthouse-aganojuku-40


古民家が続く吾野宿でも特に目を引く立派な門構えの建物である。
しかし、それ以上に圧倒されるのが、軒先から門の中まで所狭しと並ぶバイク。

こちら「大河原家(問屋)」は「ゲストハウス吾野宿 & カフェレストラン」として営業しており、バイクツーリングの聖地? 的スポットのようなのだ。


20230305 guesthouse-aganojuku-43


おそるおそる遠巻きに様子をうかがっていると、当主とおぼしき男性が門の中から「どうぞお入りください」とにこやかに声をかけてくださった。


20230305 guesthouse-aganojuku-31


埼玉県の景観重要建造物に指定されており、門は明治時代に江戸の武家屋敷の長屋門を移築したものだそうだ。

「山中を大八車で引いてきたそうです」とご主人。
「ご主人は何代目で?」
「23代目に当たります」
「うわっ!! w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!


20230305 guesthouse-aganojuku-34


指定の理由となった外観の特徴は、平入り切妻で日本瓦葺きの屋根、けやき一枚板の門扉、雲形のひさし持ち送りなど。

展示されているひな飾りは3飾り。
年代物の“御殿飾り”“変わり雛”と時代の新しい七段飾りだ。


20230305 guesthouse-aganojuku-32
明治・大正時代に人気を集めていたという御殿飾り。平安時代における京都の寝殿を模しているそう

20230305 guesthouse-aganojuku-28
いまは時事の有名人を模す“変わり雛”だが、昔はおとぎ話などが題材に使われたらしい。舌切り雀や、能の演目として知られる翁、高砂など


20230305 guesthouse-aganojuku-35


「新しいものはプラスチック製で、型をとっているから顔がみな同じ。でも扱いは楽です。塗りが剝がれたりしないから」


20230305 guesthouse-aganojuku-33


もう一式、外に乱雑に積み上げられているものが。

「これは処分しようと思ってるんです」
「処分というと、供養とか?」
「まあ、建て前上は(笑)」
「えー、それはもったいないです!」と相方。


20230305 guesthouse-aganojuku-41


屋内のつるし雛や古道具など一通り拝見し、お暇しようとしたが、処分される人形たちのもとを離れようとしない相方。
ほかの見学者に説明中のご主人がこっちの様子に気づき、「よろしかったら差し上げますよ」と。
「そう言っていただくのを待っていたんです(笑)」


20230305 guesthouse-aganojuku-2920230305 guesthouse-aganojuku-30


一式持って帰りたい衝動に駆られたが、そこは節度を持って旅の思い出に1人1個。
高杯とお椀を頂戴する。

「大河原家(問屋)」のひな飾りは3月12日(日)まで通しで開催されている。

(つづく)


20230305 guesthouse-aganojuku-39


[DATA]
ゲストハウス吾野宿 & カフェレストラン
埼玉県飯能市坂石町分213
https://aganojuku.jimdofree.com/%E3%82%B2%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E5%90%BE%E9%87%8E%E5%AE%BF-%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/dH3GSrCmzC8



wachat230305-22-22.jpg



20230305 guesthouse-aganojuku-27
次号予告


そうだ ○○、行こう。 【浅見茶屋】

2021.10.03

 観光します的な宣言をしてはいるが、仕事は普通にあるわけだし、ちゃんとした観光をするには日程調整をはじめ準備が必要だ。
もう一つ、東京都民的には例のGo Toトラベルの顛末をいまだ根に持っており、次に発動される場合、都民は2倍よけいに恩恵にあずかれる仕組みとなるべきと考えているので、その動向を注視する必要もある。
なので、まずは日帰りで近場の観光地めぐりというのが現実的なところ。

近場の観光地で真っ先に思い浮かぶのが高尾山。
先日の御岳山と違い、高尾山は登山コースがいくつも整備されており、これまで5回ほど行ったがケーブルカーを使ったことはない。いま行ってもたぶん歩いて登ることになると思うが、はたして登れるだろうか…?

「ということで、山登りの練習しといたほうがいいと思うんだ」
「じゃあ車で山のほうに行くんだね♪」
いや、まずは八国山くらいで… という言葉をのみ込んで、おもむろにGoogleマップを検索するワタシ。


20211003 asamichaya-11
御岳山を眺めながらのドライブになる


「ここなんかどうだろう?」
と、話が持ち上がって行き先が決まるまでトントンと早いが、そもそも朝起きてひと仕事してからの話だから、出発時点で10時を回っている。
そんなんで日帰り観光なんてできるわけないでしょ ヾ(・ω・o)


20211003 asamichaya-1320211003 asamichaya-14


で、やって来ました飯能市坂石。
11:40到着と、優秀優秀。

西武秩父線吾野駅の先、東郷公園横の参道から子ノ権現をめざすという計画だ。


20211003 asamichaya-12
登り口にあるカフェも気になるが…


ここを選んだ最大の理由が、途中に茶屋があること。
というか、茶屋まで登って余力があれば子ノ権現に向かってみようかと。
それだと茶屋目当てみたいでアレなので、(公表)目的地は茶屋の近くの青葉戸不動滝ということにして… (〃 ̄ω ̄〃ゞ


20211003 asamichaya-19


参道は高麗川の支流の権現川に沿って緩やかに上る舗装道路。
一帯は植林の杉林で下層植生が貧弱だったりするが、渓流の美しさには目をみはるものが。
湿気の多い谷あいに苔むした石や切り株が並ぶ、まるで『もののけ姫」の世界である。


20211003 asamichaya-15

20211003 asamichaya-18

20211003 asamichaya-1620211003 asamichaya-17


「すごいね! すごいね!!」
「京都の某寺で3000円払うのばからしいね!」とは、前日のテレビネタ。

徐々に勾配がきつくなる上り道もさほど苦にならないのは、絶え間なく聞こえるせせらぎがもたらすヒーリング効果によるかも。


20211003 asamichaya-21
青葉戸不動滝


「浅見茶屋」は創業1932(昭和7)年。
子ノ山(子ノ権現)旧表参道の門前の茶屋である。


20211003 asamichaya-2220211003 asamichaya-23

20211003 asamichaya-2420211003 asamichaya-25

20211003 asamichaya-2820211003 asamichaya-29


建物は1855年江戸末期建造の古民家だそう。
山の雰囲気に溶け込んだ趣ある外観は昔の山小屋を彷彿させるものがあり、わずか40分で訪れるまさに別天地。
逆に言うとその40分が大事で、車でここまで来る人も多いようだが、歩いてこそ得られるぜいたく感だと思った。


20211003 asamichaya-27


建物内部も手入れが行き届き、言うことなしの雰囲気。


20211003 asamichaya-3320211003 asamichaya-34

20211003 asamichaya-3120211003 asamichaya-32

20211003 asamichaya-3520211003 asamichaya-36


参道の看板は“うどん甘味処”となっていたが、ほぼうどんのみのメニュー構成。甘味要素は田楽くらいだが、茶屋好きの田楽好きとしてはそれだけでテンション上がる。
肉汁うどん、いなか汁うどん、味噌田楽を注文。


20211003 asamichaya-37

20211003 asamichaya-38


「ビールもいいんじゃない?」
「なに言ってんの。クルマでしょ」
歩いて登ってきた充実感で、麓に車があることを忘れていたという。


20211003 asamichaya-39


うどんは熱いのと冷たいのがあり、どちらもつけ汁ということで、熱いのは釜揚げタイプかと思う。僕らは両方冷たいのに。


20211003 asamichaya-4020211003 asamichaya-41



古い門前の茶屋ということで田舎っぽいうどんが出てくると思ったら、いまふうのスタイリッシュなビジュアル。
ガツンとコシがあって小麦の風味の強い、われわれの地元のものによく似たタイプのうどんである。


20211003 asamichaya-43


多摩地区・埼玉南部のうどんをすべて“武蔵野うどん”とくくる風潮があるが、飯能には“武州うどん”という呼び名のうどんがあるらしいということを、以前「指田屋」のおばちゃんに教わったことを思い出した。


20211003 asamichaya-42


どちらの汁も具だくさん。肉汁は豚肉と油揚げ、タマネギ、いなか汁はナス、ぶなしめじ、油揚げ、こんにゃく。なぜかいなかのほうだけ薬味ネギがあらかじめのってくる。

これだけのクオリティで観光地価格どころか街の物価尺度で測っても決して高くないところは特筆されよう。


20211003 asamichaya-4520211003 asamichaya-46


茶屋を出て“この先車行き止まり”の標識の横に、“子ノ権現45分”の棒杭。
「うん。無理かな(笑)」

ぶらぶらと水音を聞きながら参道を下る。


20211003 asamichaya-20


[DATA]
浅見茶屋
埼玉県飯能市坂石1050
https://www.facebook.com/asamichaya/
https://twitter.com/g55hbO8HMcWdeDm?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor





[Today's recommendation]

wachat211003.jpg




https://youtu.be/OGbx7H49Zp8



20211003 asamichaya-48


惜しみなく与う 【昭和軒】

2021.06.09

 今年初の真夏日となった昨日に続き、東京都心では2日連続の30℃超え。
冷やし中華食べたいね… ということで、ちょっと調べて、なぜか「昭和軒」に行ってみることになった。最近、トレードマーク(?)のレトロチックな看板が外されるという出来事があり、それが引っかかっていたのかもしれない。


20210609 showaken-11


もともと暖簾を出さないお店だが、看板が目立つからなんとかなっていた。
看板がなくなってみると、何のお店かわからない、お店にすら見えないという。
“御献立”のプレートと“営業中”の札が掛かっていても、事情を知らない人間にはとても入れる雰囲気ではないな…。


showaken31.jpg20210609 showaken-12
左は2017年11月


そのへんの事情は東村山市限定グルメ情報サイト「東村山グルメ日記2」に詳しいので参照されたい。
そういうわけで、僕はマサさんのブログで事情を把握しているので、迷わず入店。

が、入ってみると、わかっているつもりでも戸惑いを覚えざるを得ない。
厨房にはご高齢の店主のおとうさんお一人。考えていた以上にお身体が不自由そうだ。


20210609 showaken-13


小さい2人掛けのテーブル席に着いて、「冷やし中華、やってます?」と尋ねる。
一瞬の躊躇ののち、厨房内に視線をさまよわせるおとうさん。ありもので冷やし中華をやりくりできないものか、算段をつけようとしているもよう。
「あー、いいですいいです!」と慌てて制止。
ラーメンと五目やきそばに注文を変更。


20210609 showaken-14


前回入ったのが3年半前で、そのときには調理担当はおかあさんに替わっていたようだが、おかあさんの気配はないし、おとうさんがいろいろ準備を始めているし、ものによってはおとうさんが作ることもあるのかなぁ…。ドカッとかガチャッとか不慣れそうな物音に不安を募らせているところに、「いらっしゃいませー!」と元気よくおかあさん登場。

あ、ここはこうじゃないの! みたいにぶつくさおとうさんに指導を入れたり、左腕を使うときに痛そうに顔をしかめたりしつつも、てきぱきと料理をするおかあさん。
小言のあとには鼻歌も聞こえてきて、思わず笑っちゃいました ゞ( ̄∇ ̄;)


20210609 showaken-15


料理を運んできたおかあさんに、「こっち(左肩)? 痛そうにしてたね」と聞くと、「こっちは痛いし、こっちは注射だし」と右腕をさする。
「あ、コロナの? 打ててよかったね」
「痛いほうに打ったら悪くなるかもしれないからって右に打ったんだけど、両方痛くなっちゃったわ」


20210609 showaken-18


ラーメンは前回も食べて、かなり変わっているということはわかっていたが、想定を超えるものがある。前回の記事にモヤシソバのようなラーメンと書いているが、今回はモヤシソバのようでもあり、五目ソバのようでもあり…。伊達巻とゆで卵が、五目ソバ的である。
ほかにもいろいろ、薄焼き卵のような変わったものも含め、ものすごい具だくさん。
それで400円!


20210609 showaken-16


五目やきそばも似たような具材の構成だが、かまぼこが加わり、盛り付けの仕方もより五目のニュアンスが強まる。
具の種類に加え、麺のボリュームもかなりのものがある。小ラーメンまで付いてきた(笑)。


20210609 showaken-17


とにかく惜しみないサービス精神が、盛って盛って… に表れているようだ。
これ、2品で1000円ポッキリなのである。


20210609 showaken-19


お会計に立とうとすると、おかあさんがレジ袋に入ったパックを持ってきた。「温かいうちに食べて」と。
えー… と驚いていると、
「食べるとこいくらでもあるのに、わざわざこんなジジババのやってる店に若い人が来てくれて、それがうれしいの」と。
えー… と、なんかジーンときてしまった。若くないけど。


20210609 showaken-21


ずっしり重いお土産パック。
帰って開けてみると、炒飯である。


20210609 showaken-22


おなかいっぱい食べたあとだけに、温かいうちには食べられないが、夕ごはんにいただく。
炒飯をこんなありがたい気持ちでいただくのって、きっと初めて。


20210609 showaken-23


[DATA]
昭和軒
東京都東村山市本町4-2-3





[Today's recommendation]

wachat210609.jpg




https://youtu.be/RXOeD2mZFro


都内きっての桜の名所で 【そば茶屋さくら】

2021.03.07

 小金井公園を自転車で通過中のこと、どんぶりの載ったトレーを持ったじいさんが歩いていた。
向こうから自転車でやって来たじいさんがすれ違いざまに声をかけた。

「よーぉ、どした?」
「そば食いに来た」と、どんぶりじいさん。「小金井のそば、うまいってからさ」

桜木立のベンチテーブルでそばを食べ、食事処にお下げするところだったらしい。
“小金井(公園)のそば、うまい”の文言が心に刻まれた。


210306 sobachayasakura-25210306 sobachayasakura-26


その週末、小金井公園へ。
じいさんを見かけた日、よっぽどそのままそば食べようかと思ったが……
小金井公園は都内でも有数の広さを誇り、人出も多い。だだっ広い公園のベンチで1人そばをすする…。
ぼくにはとてもできない。


210306 sobachayasakura-42


その週末… と急いだのには訳がある。
小金井公園は江戸の名勝“小金井桜”(玉川上水のヤマザクラ)をも忍ばせる都内きっての桜の名所。
先の食事処の「そば茶屋さくら」という名称もそれにちなんだもの。


210306 sobachayasakura-40
茶屋の前の桜林

210306 sobachayasakura-41
2018年3月の様子


お店の前の桜林は園内いちばんのお花見スポットであり、だからこそ茶屋も立つ。
次の週末はソメイヨシノの開花も予想され、しばらく混雑は避けられないだろう。


210306 sobachayasakura-27


「そば茶屋さくら」(旧店名:グリーンテラスさくら)は東京都公園協会の行う事業の一つで、主要都立公園にある売店「パークス」の別業態と考えていいと思う。


210306 sobachayasakura-21210306 sobachayasakura-22210306 sobachayasakura-23


イートインコーナー入り口には“売店メニュー(やきそば、ソフトクリーム、缶ビール等)の店内でのご飲食はご遠慮願います”の張り紙。
売店メニューと店内メニューに分かれていて、それぞれ外の窓口と店内の券売機で買うシステムのもよう。
そばを食いに来たわけだが、売店メニューのやきそばも気になる。


210306 sobachayasakura-28210306 sobachayasakura-29


売店窓口のおねえさんに聞いてみると、売店メニューもお店脇のパラソルテーブルで食べるのはOKと。
きつねそばとやきそばを別々の受け渡し口で分担して買う。


210306 sobachayasakura-31


桜の下のテーブルセットにしなかったのは、やっぱり気恥ずかしさが先に立ってしまったから。
窓口左の野点緋毛氈風ベンチでどんぶりを手にそばを召し上がっているご婦人がいらっしゃる。自由な精神性が素晴らしいと思いました。


210306 sobachayasakura-34

210306 sobachayasakura-35


そばもやきそばも、こういう売店にしてはかなりおいしい。
外で食べると3割… いや、5割うまい。


210306 sobachayasakura-43

210306 sobachayasakura-36


桜が咲いたらもっともっとうまいんだろうな…。


210306 sobachayasakura-24
早咲きの“大漁桜”と江戸東京たてもの園の古民家


[DATA]
そば茶屋さくら
東京都小金井市関野町2-6





[Today's recommendation]

wachat210307.jpg




https://youtu.be/frpcCzttedo



210306 sobachayasakura-38210306 sobachayasakura-39
園内梅林


異世界体感型カフェカレー 【くぐつ草】

2019.02.11

 老舗喫茶店に美味なるカレーあり、と誰か言ったかどうか知らないが、東京の有名カレー店は喫茶店をベースとしている店が多い。
インドカレー全盛の昨今、欧風カレーの流れをくむクラシックなカレーは主流の座を追われ、やはり衰退著しいオールドファッションな喫茶店のレシピに辛うじてDNAの継承を認めることができる、といったガラパゴス的構図かもしれない。


190211 kugutsuso-23


カフェカレーの発信地ともいわれる吉祥寺にあって三大カレーと称されるのが、「まめ蔵」「武蔵野文庫」と、この「くぐつ草」。


190211 kugutsuso-21


調べてみると、「くぐつ草」は1979年創業。
ん…? となった。
昔から当たり前のように存在していたので、もっと古いと思っていた。
ということは僕が吉祥寺に住んでいたころはまだ新しいお店だったということになる。「まめ蔵」も1978年オープンと知ったときは同じような戸惑いを感じたが、要するに自分もそっちのガラパゴス側に属するゾウガメのたぐいであると。

1975「サムタイム」、1976「ゆりあぺむぺる」、1977「多奈加亭」、1980「レモンドロップ」、1983「ロゼ」… この時代、吉祥寺のカフェ文化は一気に花開いたようだ。


190211 kugutsuso-20-2


すれ違えないような狭い階段を下り、非力な人間にはびくともしない重い鉄の扉を開けると、別世界が広がる。


190211 kugutsuso-55


トンネルか坑道のごとくアーチ形に掘り抜かれた地下空間。意外な広さに驚かされる。
実は一度入ったことがあるが、それこそ35年も前の話なのでまったく覚えておらず、しっかり驚かされた(笑)。


190211 kugutsuso-56190211 kugutsuso-57


1組順番待ちがあったが、この広さならすぐ空くだろうと後ろに並ぶ。
ところが、ものすごく回転が遅い。
女性客(それも若い人)がほとんどでめいめい会話を楽しんでいらっしゃるので、声がトンネル空間に反響して「ガヤガヤ」と聞こえる。
BGMにジャズが流れているが、「ガヤガヤ」にかき消される。


190211 kugutsuso-12


本を読みながらカレーをものすごいゆっくりペースで食べている若い女性客がいる。この暗さで読書はムリだろ… と一瞬眉をひそめるが、自分も若いころ神保町の「さぼうる」で本読むふりしてたのやらなんやかんや思い出し、頬が緩むおじさんであった。


190211 kugutsuso-13


注文はくぐつ草カレー1150円×2(1つオムカレーにしようと思ったが売り切れだった)。


190211 kugutsuso-58


カレーはよく煮込んでタマネギの糖分を凝縮させたような甘さが特徴的。スパイスも効いていて、ホールのままのものがけっこう口にさわり、かむといろんな香りがする。やや辛い。


190211 kugutsuso-26


肉はポークでごろごろと塊が入っているほか、煮崩れた繊維質の含有量も多い。
このように意外にワイルドなカレーである。


190211 kugutsuso-59


吉祥寺のど真ん中にこんな地下空間が存在すること自体が驚き。
まさにパラレルワールドであり、狭い階段、重い扉は次元のひずみを体感させる仕掛け。うさぎ穴、衣装だんす、あかがね色の表紙の本… ファンタジー小説の導入部によく使われる手法だ。
再び扉をくぐり、地上に出たら、違う世界に迷い込んじゃってるかもよ。


190211 kugutsuso-27


[DATA]
くぐつ草
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-7-7 島田ビルB1F
http://www.kugutsusou.info/
https://twitter.com/kugutsuso





[Today's recommendation]

wacha1190211-22.jpg




https://youtu.be/bSXRvgFea-0


とら○ぐコース 4800円! 【葉月】

2018.12.14

 ささやかな忘年会を催した。
タイトルからすでにお察しのとおりで、ささやかってこたぁねーんじゃねーですかい、だんな! という親分さんのお怒りもごもっともでしょうが、人数の話でした。2人でささやかに催した、と。


181214 hazuki-11-2


フグは前のシーズンに企画が持ち上がり、いろいろリサーチも行ったが実現しなかった。
2年越しの大事業ということで大目に見ていただきたい。


181214 hazuki-56


秋に「ながしま」の松茸土瓶蒸しの時機を逸したことを根に持っている人がいて、日本料理店「葉月」の秋冬特別コースのチラシをもらってきてとっとと予約を入れてしまった。

この素早い行動には、マツタケが食べられなかったこと以外にも理由がある。
去年リサーチをした際に第一候補に挙がっていた東久留米の「浜波」の様子がおかしいことに一月ほど前に気づき、先日あたりを散策したときに立ち寄ったら、さら地になっていた。かなりショッキングな光景で、角のパナピットのおじさんに事情を伺ったほど。
そんなこともあって、食べられるうちに食べておかないと… となったらしい。


181214 hazuki-14


「葉月」のとらふぐコースは1人前通常7000円のところ、4800円! よくよく考えてみると、候補に挙がったお店の中で、これはダントツで安い。
実は1月に下見というかお試しでこの店に入っているが、お目当てのトラフグ刺し身は終わっちゃっていた。なので、今回はしっかりコースの予約を入れて、というところもある。


181214 hazuki-13


7時半に入店。
忘年会シーズンの金曜日にもかかわらず、お客さんは1組3人のみ。調理場横のカレンダーを見るとほかの日は予約でびっしり埋まっているので、ものすごく運がよかったもよう。


181214 hazuki-55181214 hazuki-57


酒はまず緑川の純米酒。
前菜3種。サザエのつぼ焼きにテンション上がる。


181214 hazuki-15


口を開けば嫌味にしか聞こえないだろう。
以下、沈黙。


181214 hazuki-65
ふぐ刺身


181214 hazuki-28
煮凍り


181214 hazuki-60181214 hazuki-61
ひれ酒(緑川正宗) ※コースには含まれません


181214 hazuki-23
ふぐ唐揚げ


181214 hazuki-24

181214 hazuki-64
ふぐちり鍋


181214 hazuki-62-63
雑炊


以上、秋冬特別コース とらふぐコース。
これで4800円… o( ̄ー ̄;)ゞ ウーム…
調子に乗って、次はすっぽん鍋コースか? とか言ってるやつら。


181214 hazuki-58-59


[DATA]
葉月
東京都東村山市本町2-24-4





[Today's recommendation]

wachat181214-2-22.jpg
◆ 猫写真はこちら その1 その2




https://www.youtube.com/watch?v=dH3GSrCmzC8


名店で名残りのカキフライを… 【ひの食堂】

2018.04.10

 今シーズン「ひの食堂」でまだカキフライ食べてなかったな… と思って入ったんだけど、去年のいまごろ同じようなことを書いているのだった。


180410 hino-11


ひの食堂で、というか、外でカキフライを食べた覚えがない。
調べてみると、東久留米市内の「たみ家」「浜波」、それから上野の「とんかつ武蔵野」で食べてるのか…。そういや、どこもおいしかったなぁ…。
と、記憶力がスカスカである。日中、基本的にシラフだけど、スカスカ。


180410 hino-12


もうこれでカキの時期も終わりだから、シーズン通して4回というのはカキ好きとしてはあまりに少ない。でも好きすぎて、外で出てくる一皿… あまりに少ない。
僕はカキフライは量を欲する。
というのは夜ごはんの話だけど、そういう志向は昼ごはんの選択行動にも当然影響を及ぼすわけである。
にもかかわらず、あえて頼むカキフライというのは、そういうのを超える何かがあるということじゃないかなと思うのだ。


180410 hino-15


1時50分でお客さんは1人。ほぼ食べ終わっているので、実質僕1人。
お店のほうも昼の部はほぼ終わっていたようで、おやじさんなんかぐったりしてる。
さすがに気がひける。
悪いなー… とは思いつつ、どうしても食べたいモードに入っちゃってた「カキフライ焼肉」と申告。
なぜ気がひけるかというと、〇〇フライ+焼肉という人気シリーズは当然、火口を2つ使うから。
手間も2倍である。
いまは炒め関係はだいぶおかみさんに移行して、おやじさんの負担を軽減させる方向のようなので、頼むほうも少しは気が楽。


180410 hino-14


あと、調理場の奥に長身の若者。この人は誰なんだろう。
初めて見たのは去年の2月のこと。いっとき見かけなくなっていたので、いてくれて安心。
こういうとき、おばちゃん客が1人居合わせると、ずけずけと踏み込んでくれるんだが、この店は意外にそういうシステムになっていない。
なので、モヤモヤしつつも1年以上謎のままである。


180410 hino-17


カキフライというか、ひの食堂の揚げ物の特徴は香ばしさ。昔の街の洋食屋の香りがする。
とんかつ専門店とも和食系のカキフライとも違う。甘い香りとでもいうのか。

焼肉は甘めのタレで炒めてあって、香ばしいフライと絶妙の組み合わせ。
これでご飯が大いに進む。
付け合わせ野菜のドレッシングも、揚げ物の脇役にぴったりのテイスト。


180410 hino-22


名残りのカキフライにはちょうどよいお店だったのかな。


180410 hino-13


[DATA]
ひの食堂
東京都東村山市本町3-18-2





[Today's recommendation]


https://youtu.be/CuzZ8mV9Zh8



chat180410-2-22.jpg


新春の華やぎのランチずし 【旭鮨】

2018.01.08

 秋津周辺を歩くことに。
前回の秋津散歩は、淵の森へ下って所沢市の上安松あたりをぶらぶらした。今回は、行政区画でいうと清瀬市。
秋津周辺は、埼玉県所沢市、東京都清瀬市・東村山市が入り組んでいる。


akitsu-kiyose1801008-31.jpgakitsu-kiyose1801008-32.jpg


秋津駅北口から「いなげや 秋津駅前店」の前を通ってその先の分かれ道を直進。
空堀川を渡り、円福寺、野塩八幡神社にお参り。


akitsu-kiyose1801008-33.jpgakitsu-kiyose1801008-34.jpgakitsu-kiyose1801008-35.jpg


その先は通ったことのない道なのでうまく説明できないが、目に留まったものを挙げると、清瀬第四中学校、上組稲荷神社、そして志木街道のラーメン「一元」の交差点に出た。


akitsu-kiyose1801008-19.jpg


こうも端折るとどこをどう歩いたか、地元の人でもわからないだろうな(笑)。


akitsu-kiyose1801008-36.jpgakitsu-kiyose1801008-37.jpg


ここまで来たら、そのまま清瀬の街に入って昼ごはんの店を探すことにする。

清瀬駅周辺、特に南口商店街には、気になるが入れていないお店がまだたくさんある。
一方、「みゆき食堂」や「キッチンスズキ」など、何度でも入りたいというお店も多い。
どうしようかとなると、やはりこういう機会には新規開拓のほうに傾いてしまう。というか、みゆき食堂もキッチンスズキも休みだったんだが。


akitsu-kiyose1801008-38.jpg


数年前に謎の都市計画道路によって乱暴に分断された南口ふれあい通り商店街。
その南側区画に入ってすぐ右にある「旭鮨」。


akitsu-kiyose1801008-39.jpg


店頭のにぎり・ちらしとも780円という格安ランチの看板が目に留まる。
落ち着いた外観だが、入り口横にはサンプルケース付きのテイクアウト用小窓があって、ぐっとハードルを下げている。


akitsu-kiyose1801008-40.jpg


右手にカウンター5席と握り場、左手にテーブル2卓。さらに中央の衝立の向こうに2卓。
お客さんはカウンターに1人。


asahizushi14.jpg


店主と2代目とみられる職人さん2人体制。
2人ともとても感じがよい。


akitsu-kiyose1801008-42.jpg



「お好きな席へどうぞ」と言われ、衝立の先の5人掛けテーブルに。
壁には旭鮨のれん会的額縁が掛かっていて、こちらは下高井戸「旭鮨総本店」ののれん分けと思われる。


akitsu-kiyose1801008-41.jpg


注文は、ちらし780円(ツレ)、にぎり大盛り1100円(僕)。


akitsu-kiyose1801008-46.jpgakitsu-kiyose1801008-45.jpg


清潔そのものの店内は、松が生けられ、しめ飾りが掛かっていたりと、華やいだ雰囲気。
かと思うとポップな作風の絵画なんかも。
BGMのライトなジャズピアノが晴れやかな気分を高める。


akitsu-kiyose1801008-51.jpgakitsu-kiyose1801008-52.jpg


にぎり大盛りは10貫と巻き物3個。普通盛りは7貫なので、+3。


akitsu-kiyose1801008-47.jpg


中トロ、アジ、穴子とランチとは思えないネタが並ぶが、なかでも驚きはカスゴ(チダイ)の酢締め。
ここにも新春の華やぎの演出が。
穴子、カスゴ、タコ、玉子と、仕事してあるネタはどれもよい。甘くないシャリがシゴトを生かしていると思う。


akitsu-kiyose1801008-50.jpg


ちらしは基本、にぎりと同じネタだが、マグロは1切れで、タコの代わりにイカ。


akitsu-kiyose1801008-48.jpg


ここで注意したいのが、ほぼ同じという点。にぎりが普通盛りだったらネタが7種なわけだから、それ以上の分はサービスなんじゃないかな?
しかもちらしはほかに椎茸、酢ばす、カニカマがのる。


akitsu-kiyose1801008-53.jpg


つまり、穴子、アジ、カスゴ等を含む12種のネタで780円。
このちらしはめちゃめちゃお得だ。


akitsu-kiyose1801008-43.jpg


ネタも仕事も確かで、雰囲気・接客抜群という、こんなところにこんないいお店が。
都会の死角的事例である。


asahizushi24.jpg


[DATA]
旭鮨
東京都清瀬市松山1-16





[Today's recommendation]


https://youtu.be/YKizNOQjhT8



chat180108-22.jpg


穴場的郊外店のがっつり海老ソバ 【さんらいず亭】

2017.09.11

 所沢街道沿い、志木街道との交差点(秋津町三丁目)を少し南に行ったところにある中華レストラン「さんらいず亭」。
この店の位置づけはちょっと独特だ。住所は東村山市久米川町だが、東村山市民の認知度は高くない気がする。
それはたぶん、この店が地域密着型というよりロードサイド店として機能しているから。地元民にとっては、特に用事もなく、しかも混雑するルートという印象がある。だからこのあたりは意識からすっぽり抜け落ちている空白地帯なのかもしれない。


sunrise2-16.jpg


本日は2時近くに通りかかる。もし休憩時間でなければ入ろう、という感じ。駐車場にタクシーが止まっているあたりが、いかにも穴場ロードサイド店的だ。そのタクシーの運転手さんと入れ替わるように店に入る。
入ってすぐのレジのところに“しばらく3時までの営業”という紙が張ってある。ずいぶん前にもこれを見た気がするが、当面夜の営業はお休みということのようだ。


sunrise2-17.jpg


この店はメニューが豊富で、特に定食が充実している。
もちろん麺やご飯、それと一品料理を組み合わせたセットメニューも各種取りそろえてある。


sunrise2-31.jpgsunrise2-32.jpg


ちょっと話がそれるが、そのことで気になっているのが食べログの扱いだ。これだけメニューがそろっているにもかかわらず、この店のジャンルは“焼きそば”。だから食べログ内で“東村山×中華料理”で検索しても引っかかりもしないのである。いまどき、地元の店に入るにも食べログの影響力は大きい。その点、この店は大いに不利益をこうむっていると言わざるを得ないし、認知度の低さとも無関係ではないように感じられるのである。
まあ、この店の黒焼きそばはたしかにおいしいんだけど(ナルトも黒いご当地焼きそば 参照)。


sunrise2-11.jpg


麺類のトップに載っている海老ソバ780円を注文。ほかにチャンポンメン、五目うま煮そば、味噌ラーメン、タンメン、モヤシソバと、麺類は炒め具だくさん系が主体だ。定食やセットメニューにも気になるものがいろいろある。


sunrise2-34.jpg


海老ソバも具だくさん、とろみがついたアツアツ麺だ。エビが8匹ものってる。野菜はハクサイが主体で、ほかに青菜とニンジン。
ナルトとカニカマが入っているところが面白い。だからというわけじゃないが、スープの味はけっこうジャンキー寄りかな。昔よく食べたカネボウのカップ麺のチャンポンを思い出した(失礼)。


sunrise2-35.jpg


この店は一度入ってみればけっこう使い勝手がいいことがわかる。僕は自転車を使うので、裏道を行くと案外駅前から近かったりする。ジャンル分けさえ正しければ、このあたりでは「ぼん天」に並ぶ実力派中華と評されているはずだ。


sunrise2-33.jpg


[DATA]
さんらいず亭
東京都東村山市久米川町1-57-8





[Today's recommendation]


https://youtu.be/dH3GSrCmzC8



chat170911-333.jpg



susuki11-22.jpg
秋の七草・尾花;ススキ(多摩北部医療センター)


夏の新蕎麦の香り 【佳蕎庵】

2017.07.27

 小平市役所に近い青梅街道沿いのこぢんまりした外観のそば屋「佳蕎庵」。
うどんどころ小平にあってその名を知られたそばの名店である。


kakyoan35.jpg


こういう普段あまり縁のない本格的そば店に入ろうと思ったのは、少し気持ちに余裕がなかったことが原因といえなくもない。
最近ちょっと忙しくて、昼に外出してもあまり食事に時間をかける気になれない。
そばなら早いだろう、という単純発想だ。


kakyoan38.jpg


名店を立ち食いそばと同列に扱いやがって、とあちこちからお叱りを受けそうだが、これが「増田屋」とか「豊年屋」ではそうはならないから不思議だ。
江戸の屋台文化の代表格、すし、天ぷら、そば、うなぎはファストフードの原型といわれるが、そういう文脈においては中庸より高級・立ち食いの両極の業態がしっくりくるのかもしれない。


kakyoan41.jpg


お店のホームページに「日本各地の厳選した蕎麦の実を自家製粉し、打つたびに違う蕎麦の風味を楽しんでください」とあるように、その日使用しているそばの産地・銘柄が店内に張り出されている。
本日の産地は、生粉(きこ)打ち(十割)が千葉/北早生種、粗挽きが群馬高山村/夏新蕎麦、二八以下が北海道/北早生種と栃木/日光在来種。


kakyoan33.jpg


注文は実はずっと前から決まっていて、味くらべ1030円。
これは生粉打ち、粗挽き、並そばから2種類選ぶというもの。


kakyoan31.jpgkakyoan32.jpg


前に一度入ったことがあって、そのときも同じ注文だったのだが、ほかより量が多いということに引かれ並そばを選び、頼んですぐ後悔した。わざわざ普段来ないような店に来てまで質より量を求めるというのはあまりにあさましいのではないか、と。多いといったってたかが知れてるだろうに、と。
ということで、再訪の機会があれば生粉打ち・粗挽きでリベンジ、というかリセットと決めていた。


kakyoan40.jpgkakyoan39.jpg


当方の単純な思考回路を察知してくれたわけでもないだろうが、提供が早い。
5分とかかっていない。


kakyoan34.jpg


まず千葉産の生粉打ち。そばは細打ち、緑がかった灰色。
つゆにつけずに食べてみると、若草の干し草の香りとでもいうのか、よく香る。
汁は鰹節の風味がよくだしが効いているが、かえしはみりんが強くやや甘め。あとでホームページをみると、もり汁は「生粉打ちに合わせた江戸汁(辛口)」と、「普通の汁(どっぷりつけても辛くない程度?)」の2種類とある。指定がなければ普通の汁とのこと。また課題が残った。


kakyoan36.jpg


続いて粗挽き。
こちらはいわゆる挽きぐるみに近いイメージで太め。黄色味がかっていて、生粉打ちよりも甘みが強い気がする。新そばの味わいということか。
こちらも香りがよいが、違いは…、違うとは思うがそれを言葉で表すことは僕にはとてもできない(笑)。


kakyoan37.jpg


所要時間約15分。ファストフードとまではいかないが、こういう店ではかなり短いほうだろう。
自分はただのせっかちであり、江戸の粋を解すべくもないが、これが自分のペースではある。
もったいない、とは言われる。たしかに気持ちに余裕があるときに来たほうがいいとは思う。


kakyoan42.jpg


[DATA]
佳蕎庵
東京都小平市小川町2-1362
http://bishu-kakyou.com/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/ODbDk3AC_H4



chat170727-22.jpg


Latest Articles
どこか遠くへ 【たから家 本店】 Oct 01, 2023
ホスピタリティの心 【魚人】 Sep 30, 2023
見どころいっぱい 【国立天文台―その2】 Sep 29, 2023
日本の天文学研究の中心 【国立天文台】 Sep 28, 2023
王道! 大衆食堂 【三喜食堂】 Sep 27, 2023
見て、触れて、体感できる広報施設 【陸上自衛隊広報センター りっくんランド】 Sep 26, 2023
古河名物といえば 【田村屋 西口店】 Sep 24, 2023
手淹れコーヒーと地元野菜のプレートランチ 【Sane cafe & gallery】 Sep 23, 2023
古河城遺構の観光拠点 【お休み処 坂長】 Sep 22, 2023
古河藩重臣のための屋敷 【鷹見泉石記念館】 Sep 22, 2023
ハーバルライフ提案型施設 【生活の木 薬香草園】 Sep 21, 2023
わらじタンタンとは? 【中国味界 海燕】 Sep 19, 2023
Ranking
          
          
Category
Category-2